JPH10206277A - 加振装置 - Google Patents

加振装置

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JPH10206277A
JPH10206277A JP9010288A JP1028897A JPH10206277A JP H10206277 A JPH10206277 A JP H10206277A JP 9010288 A JP9010288 A JP 9010288A JP 1028897 A JP1028897 A JP 1028897A JP H10206277 A JPH10206277 A JP H10206277A
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JP
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vibration
tables
vibrating
excitation
vibration table
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JP9010288A
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Toru Yamashita
透 山下
Tsutomu Samejima
勉 鮫島
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の加振台が故障により誤動作や不動作に
なった場合には、第2の加振台はそのまま動作を続ける
ので、第1と第2の加振台間に相対変位が発生すると、
両加振台に固定されている構造物に過大な力が作用する
ので、構造物や加振装置に損傷が発生する。 【解決手段】 両加振台6、9のいずれか一方に固着さ
れた第1の加振テーブル7と、他方の加振台上に乗置さ
れ第2の加振テーブル10と、他方の加振台上に配置さ
れ第2の加振テーブル10を加振台上に所定の力で押圧
する押圧手段11と、第1および第2の加振テーブル
7、10を連結する連結手段19、20を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の加振台を
1組にして構造物を載置するとともに協調して加振し、
各加振台間に相対変位が生じても、加振台および構造物
に過大な力が作用するのを防止するようにした加振装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の加振台を使用して、大形ま
たは重量の大きい構造物を振動させる加振装置として
は、図8に示すものが特公昭63−25292号公報に
開示されている。図8において、1は第1の加振台、2
は第1の加振台1を駆動するアクチュエータ、3は第1
の加振台1とそれぞれ移動方向が水平かつ一直線となる
ように配置された第2の加振台、4は第2の加振台3を
駆動するアクチュエータ、5はサーブポンプや変位計な
どで構成され各アクチュエータを制御する制御装置であ
る。
【0003】次に動作について説明する。このような加
振装置は、第1と第2の加振台1、3に跨って図示しな
い構造物を載置し、構造物を各加振台1、3上に固定し
た状態で、各アクチュエータ2、4を駆動し、各加振台
1、3の変位を制御装置5にフィードバックすることに
より、制御装置5によって各アクチュエータ2、4の出
力を調整し、各加振台1、3を協調運転するようにされ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の加振装置は以上
のように構成されているので、第1の加振台1が故障に
より誤動作や不動作となった場合には、第2の加振台3
はそのまま動作を続けるので、第1と第2の両加振台
1、3間に相対変位が発生すると、両加振台1、3に固
定されている構造物に過大な力が作用するので、構造物
や加振装置に損傷が発生するという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、同期制御される複数の加振台の
一方が故障して誤動作や不動作となり、両加振台間に相
対変位が発生しても、加振台および構造物が損傷するの
を防止することが可能な加振装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる加振装置は、移動方向が水平かつ一直線となるよう
に配置された一対の加振台を移動方向に協調運転して両
加振台に跨って載置された構造物を加振する加振装置に
おいて、加振台のいずれか一方に固着された第1の加振
テーブルと、他方の加振台上に載置された第2の加振テ
ーブルと、他方の加振台上に配置され第2の加振テーブ
ルを加振台上に所定の力で押圧する押圧手段と、第1お
よび第2の加振テーブルを連結する連結手段とを備えた
ものである。
【0007】また、この発明の請求項2に係わる加振装
置は、移動方向が水平かつ平行となるように配置された
一対の加振台を移動方向に協調運転して両加振台に跨っ
て載置された構造物を加振する加振装置において、両加
振台上に立設された所定の径を有する第1および第2の
軸と、第1の軸と篏合して加振台の一方に回動可能に載
置された第1の加振テーブルと、他方の加振台上に第2
の軸と移動方向と直角方向に移動かつ回動可能に嵌合し
て載置された第2の加振テーブルと、両加振台上にそれ
ぞれ配置され第1および第2の加振テーブルを加振台上
に所定の力で押圧する押圧手段と、第1および第2の加
振テーブルを連結する連結手段とを備えたものである。
【0008】また、この発明の請求項3に係わる加振装
置は、移動方向が水平かつ平行となるように配置された
一対の加振台を移動方向に協調運転して両加振台に跨っ
て載置された構造物を加振する加振装置において、両加
振台上に加振台の中心から所定の半径の円周上に所定の
間隔をあけてそれぞれ立設された複数の案内軸と、両加
振台上にそれぞれ載置され案内軸と対応する位置に案内
軸の内側と接触する複数の円弧部を介して回動可能に配
設される一対の加振テーブルと、各加振台上に配置され
各加振テーブルを各加振台上に所定の力で押圧する押圧
手段と、各加振テーブルを連結する連結手段とを備えた
ものである。
【0009】また、この発明の請求項4に係わる加振装
置は、請求項1〜3のいずれかにおいて、押圧手段はば
ねの付勢力で加振テーブルを押圧するようにしたもので
ある。
【0010】また、この発明の請求項5に係わる加振装
置は、請求項1〜3のいずれかにおいて、液圧で加振テ
ーブルを押圧するようにしたものである。
【0011】また、この発明の請求項6に係わる加振装
置は、請求項4または5のいずれかにおいて、押圧手段
は円弧部で加振テーブルを押圧する圧接子を備えたもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図につ
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態1による加
振装置の構成を示す上面図、図2は図1の加振装置の正
面図、図3は図1及び図2中の押圧装置の構成を示す断
面図である。各図において、6は第1の加振台、7は第
1の加振台6上に配置された第1の加振テーブル、8は
第1の加振テーブル7を加振台6に固着するボルトであ
る。
【0013】9は第2の加振台、10は第2の加振台9
上に配置された第2の加振テーブル、11は第2の加振
テーブル10を第2の加振台9に所定の力で押圧する複
数の押圧装置である。この押圧装置11は図3に示すよ
うに構成されている。すなわち図3において、12は一
端が加振台9と接触し他端に加振テーブル10を被う段
差部13が形成された腕金、14は段差部13に形成さ
れた所定の径と深さを有する穴、15は一端側に形成さ
れたボルト穴、
【0014】16は穴14に収納されたばね部材で、例
えば皿ばねである。17は一端がばね部材16を押圧し
他端が加振テーブル10を押圧するように穴14に収容
された圧接子、18は腕金12を加振台9に図1に示す
ように固着する複数のボルトである。また、図1および
図2において、19、20は第1および第2の加振テー
ブル7、10を連結した連結棒よりなる連結部材であ
る。
【0015】次に動作について説明する。図1および図
2に示す状態で、第1と第2の加振台6、9上の第1と
第2の加振テーブル7、10に跨って、図示しない構造
物が載置され各加振テーブル7、10に固定され、図示
しない制御装置によって制御されるそれぞれのアクチュ
エータにより、図1に矢印で示すように直線状に加振さ
れる。そして、第1と第2の各加振台6、9が同期して
加振されている間は、連結部材19、20および構造物
に作用する力は加振による慣性力のみである。
【0016】ここで、第1と第2の加振台6と9のうち
いずれか一方が、故障などにより誤動作や不動作等にな
ると、第1と第2の加振台6、9間に相対変位が発生す
る。そして、この加振台6、9の変位により第1と第2
の加振テーブル7、10も相対的に変位しようとする
が、連結部材19、20によってその変位は拘束され
る。
【0017】すなわち、連結部材19、20から第2の
加振テーブル10に作用する力が、第2の加振テーブル
10と加振台9との摩擦力と、第2の加振テーブル10
と押圧装置11との摩擦力の合計の力よりも大きくなる
と、第2の加振テーブル10は加振台9上を摺動する。
そして、第1と第2の加振テーブル7、10の相対位置
は保たれることにより、連結部材19、20および構造
物に過大な力が作用するのが防止される。
【0018】以上のように実施の形態1によれば、一対
の加振台のいずれか一方に固着された第1の加振テーブ
ルと、他方の加振台上に載置された第2の加振テーブル
と、他方の加振台上に配置され第2の加振テーブルを加
振台上に所定の力で押圧する押圧手段と、第1および第
2の加振テーブルを連結する連結手段とを備えた構成と
したので、第1と第2の加振台間に相対変位が発生して
も、押圧装置で押圧された第2の加振テーブルの摺動に
よって変位が吸収されるので、加振台および構造物に過
大な力が作用することがなく、第1と第2の加振テーブ
ル間の相対位置が保たれ、加振台および構造物に損傷が
発生するのを防止することが可能となる。
【0019】実施の形態2.図4はこの発明の実施の形
態2による加振装置の構成を示す図である。図におい
て、11は実施の形態1による加振装置中の図3のもの
と同様のため説明を省略する。21は第1の加振台、2
2は第1の加振台21の中心部に立設された軸、23は
中心部に軸22が挿入される穴24が形成され、第1の
加振台21上に載置された第1の加振テーブルである。
そして、第1の加振テーブル23は一端が第1の加振台
21に固着された複数の押圧装置11によって押圧され
ている。
【0020】25は第1の加振台21と移動方向が水平
かつ平行となるように配置された第2の加振台、26は
第2の加振台25の中心部に立設された軸、27は中心
部に軸26が挿入され移動方向と直角方向に所定の長さ
延在した長穴28が形成され、第2の加振台25上に載
置された第2の加振テーブルである。そして、第2の加
振テーブル27は一端が第2の加振台25に固着された
複数の押圧装置11によって押圧されている。29は第
1と第2の加振テーブル23、27を連結した板状の連
結部材である。
【0021】次に動作について説明する。図4に示す状
態で、第1と第2の加振台21、25上の第1と第2の
加振テーブル23、27に跨って、図示しない構造物が
載置され各加振テーブル23、27に固定される。そし
て、図示しない制御装置によって制御されるそれぞれの
アクチュエータにより、図4に矢印で示すようにそれぞ
れ平行に協調して加振され、第1と第2の各加振台2
1、25が同期して動作している間は、連結部材29お
よび構造物に作用する力は加振による慣性力のみであ
る。
【0022】ここで、第1と第2の加振台21と25の
うちいずれか一方が、故障などにより誤動作や不動作等
になると、第1と第2の加振台21、25間に相対変位
が発生する。そして、この相対変位により第1と第2の
加振テーブル23、27も相対的に変位しようとする
が、相互に連結された第1と第2の加振テーブル23、
27は、第1の加振テーブル23は軸22を中心として
変位量に応じて回動し、第2の加振テーブル27は軸2
6が嵌挿された長穴28によって変位量に応じて回動お
よび摺動することにより、第1と第2の加振テーブル2
3、27はその相対位置が確保される。
【0023】すなわち、第1と第2の加振台21、25
に相対変位が発生すると、連結部材29を介して第1と
第2の加振テーブル23、27にはそれぞれ軸22、2
6回りのモーメントと引張力が作用するが、モーメント
は上記のように各加振テーブル23、27の回動によっ
て吸収され、引張力については、第2の加振台25と第
2の加振テーブル27の摩擦力と、第2の加振テーブル
27と押圧装置11の摩擦力の合計の力よりも大きくな
ると、第2の加振テーブル27は第2の加振台25上を
摺動する。そして、第1と第2の加振テーブル23、2
7の相対位置は保たれることにより、連結部材29およ
び構造物に過大な力が作用するのが防止される。
【0024】以上のように実施の形態2によれば、第1
と第2の加振台を一直線上に配置し各加振台を平行方向
に協調して加振する加振装置において、第1と第2の加
振台上にそれぞれ加振テーブルを軸を中心に回動可能か
つ摺動可能に配置し、一端が各加振台と固着され他端で
各加振テーブルを押圧する複数の押圧装置を備えた構成
としたので、第1と第2の加振台間に相対変位が発生し
ても、各加振テーブルの摺動によって変位が吸収される
ので、加振台および構造物に過大な力が作用することが
なく、第1と第2の加振テーブル間の相対位置が保た
れ、加振台および構造物に損傷が発生するのを防止する
ことが可能となる。
【0025】実施の形態3.図5はこの発明の実施の形
態3による加振装置の構成を示す上面図である。図にお
いて、11は実施の形態1による加振装置中の図3のも
のと同様のため説明を省略する。30は第1の加振台、
31は第1の加振台30の平面上の中心部、32は中心
部31から所定の半径の円周上に90°の間隔をあけて
立設された複数の案内軸、33は第1の加振台30上に
摺動可能に載置された第1の加振テーブル、34は中心
部31から所定の半径の円周上で側面に形成され案内軸
32の外周と接触する複数の円弧部で、第1の加振台3
0に対して所定の角度回動可能な長さを備えている。そ
して、第1の加振テーブル33は一端が第1の加振台3
0に固着された複数の押圧装置11で所定の力で押圧さ
れている。
【0026】35は移動方向が第1の加振台30と水平
かつ平行となるように配置された第2の加振台、36は
第2の加振台30の平面上の中心部、37は中心部36
から所定の半径の円周上に90°の間隔をあけて立設さ
れた複数の案内軸、38は第2の加振台35上に摺動可
能に載置された第2の加振テーブル、39は中心部36
から所定の半径の円周上で側面に形成され案内軸37の
外周と接触する複数の円弧部で、第2の加振台35に対
して所定の角度回動可能な長さを備えている。そして、
第2の加振テーブル38は一端が第2の加振台35に固
着された複数の押圧装置11で所定の力で押圧されてい
る。40は第1および第2の加振テーブル33、38を
連結した板状の連結部材である。
【0027】次に動作について説明する。図5に示す状
態で、第1と第2の加振テーブル33、38上に跨って
図示しない構造物が載置固定され、図示しない制御装置
によって制御されるそれぞれのアクチュエータにより、
図に矢印で示すように平行に同期して加振される。第1
と第2の加振台30、35が同期して加振されている間
は、連結部材40および構造物に作用する力は振動によ
る慣性力のみである。
【0028】ここで、第1と第2の加振台30、35の
うち、いずれか一方が故障などにより誤動作や不動作な
どが発生すると、第1と第2の加振台30、35間に相
対変位が発生する。この相対変位により第1と第2の加
振テーブル33、38も相対的に変位しようとするが、
連結部材40により各加振テーブル33、38は各中心
部31、36の回りに回動し、各加振テーブル33、3
8間の距離は拘束される。すなわち、連結部材40を介
して各加振テーブル33、38にはそれぞれ中心部3
1、36回りのモーメントと引張力が作用するが、モー
メントは各加振テーブル33、38の回動によって吸収
される。
【0029】また、引張力については、第1と第2の加
振テーブル33、38のどちらか一方の摩擦力の小さい
方の加振テーブルと加振台との摩擦力と、加振テーブル
と押圧装置11の摩擦力との合計の力よりも大きくなる
と、どちらか一方の加振テーブルは加振台上を摺動する
ことにより、相対変位が吸収され第1と第2の加振テー
ブル33、38の相対位置は保たれるので、連結部材4
0および構造物に過大な力が作用するのが防止される。
【0030】以上のように実施の形態3によれば、第1
と第2の加振台上にそれぞれの加振台の中心から所定の
半径の円周上に所定の間隔をあけてそれぞれ立設された
複数の案内軸と、各加振台上にそれぞれ載置され案内軸
と回動可能に接触する複数の円弧部を有する加振テーブ
ルと、各加振台上に配置され各加振テーブルを各加振台
上に所定の力で押圧する押圧手段と、各加振テーブルを
連結する連結手段とを備えた構成としたので、各加振台
に相対変位が発生しても各加振台が回動し、摩擦力の小
さい側の加振テーブルが加振台上を摺動することによ
り、各加振台および構造物に過大な力が作用することが
なく、各加振テーブル間の相対位置が保たれ、加振台お
よび構造物が損傷するのを防止することが可能となる。
【0031】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4による加振テーブル押圧装置の構成を示す断面図で
ある。図において、9、10は実施の形態1による押圧
装置を示す図3のものと同様である。41は一端が加振
台9上に配置されるとともにボルト穴42が形成された
腕金で、他端側には加振テーブル10を被う段差部43
が形成されている。44は段差部43に形成された所定
の径と深さを有する穴、45は穴44と同心に貫通して
形成されたピストン穴、46はピストン穴45に挿入さ
れたピストン軸、47はピストン軸46が進退可能に連
結されたシリンダ、
【0032】48はシリンダ47と接続され図示しない
液体供給装置と接続された液体供給管、49はシリンダ
47内の液体を排出する液体排出管である。そして、上
記46〜49で液圧装置50が形成される。51は穴4
4内に収容された圧接子で、ピストン46の端部と連結
されている。そして、上記41〜51で加振テーブル1
0を押圧する押圧装置52が形成される。この押圧装置
52はボルト53によって加振台9に固着される。
【0033】次に動作について説明する。このように構
成された押圧装置52は、例えば図1に示すように複数
個が用いられ、一端を加振台9に固定し他端で加振テー
ブル10を押圧するように取付けられる。そして、液体
排出管49を締め切った状態で液体供給管48から所定
の圧力の液体を供給することにより、ピストン46を伸
張させて圧接子51を加振テーブル10に押圧するの
で、液圧装置50の供給液体の圧力を変化させることに
より、加振テーブル10を押圧する押圧力を自在に設定
することができる。
【0034】以上のように実施の形態4によれば、実施
の形態1〜3のいずれかにおいて、押圧装置は加振テー
ブルを押圧する圧接子を液圧装置で駆動する構成とした
ので、液圧を制御することにより加振テーブルの押圧力
を制御することが可能となる。
【0035】実施の形態5.図7はこの発明の実施の形
態5による加振テーブル押圧装置の構成を示す断面図で
ある。図において、12〜14、15、16は実施の形
態1による加振テーブル押圧装置を示す図3のものと同
様であり、圧接子54のみ異なる。穴14に挿入された
圧接子54は加振テーブル10との接触部が円弧状に形
成されている。そして、上記12〜14、16、54で
押圧装置55が形成される。
【0036】次に動作について説明する。このように構
成された押圧装置55は、例えば図1に示すように複数
個が用いられ、一端を加振台9にボルト18で固定し他
端で加振テーブル10を押圧するように取付けられる。
そして、各加振台6、9間に相対変位が発生した場合に
は、加振テーブル10が摺動する。このとき圧接子54
は円孤状の先端部のみが加振テーブル10と接触し摺動
するので、圧接子54が傾いても接触状態は変化せず、
安定した摩擦力を得ることができる。
【0037】以上のように実施の形態5によれば、図3
および図6に示す押圧装置のいずれかにおいて、押圧装
置は加振テーブルを円弧部で押圧する圧接子を備えた構
成としたので、圧接子が傾いても加振テーブルとの接触
状態が変化することなく、安定した摩擦力を得ることが
可能である。
【0038】実施の形態6.上記実施の形態1において
は、加振テーブル間を連結する連結部材を棒状とし、ま
た、実施の形態4、5においては連結部材を板状の部材
としたが、連結部材はいずれの形状の部材でもよく、相
対変位で加振台上を加振テーブルが摺動するまで耐えら
れる強度であれば、上記各実施の形態と同様の効果を得
ることが可能である。
【0039】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、移動方向が水平かつ一直線となるように配置された
一対の加振台を移動方向に協調運転して両加振台に跨っ
て載置された構造物を加振する加振装置において、加振
台のいずれか一方に固着された第1の加振テーブルと、
他方の加振台上に載置された第2の加振テーブルと、他
方の加振台上に配置され第2の加振テーブルを加振台上
に所定の力で押圧する押圧手段と、第1および第2の加
振テーブルを連結する連結手段とを備えた構成としたの
で、同期制御される複数の加振台の一方が故障して誤動
作や不動作となり、両加振台間に相対変位が発生して
も、加振台および構造物が損傷するのを防止することが
可能な加振装置を提供することができる。
【0040】また、この発明の請求項2によれば、移動
方向が水平かつ平行となるように配置された一対の加振
台を移動方向に協調運転して両加振台に跨って載置され
た構造物を加振する加振装置において、両加振台上に立
設された所定の径を有する第1および第2の軸と、第1
の軸と篏合して加振台の一方に回動可能に載置された第
1の加振テーブルと、他方の加振台上に第2の軸と移動
方向と直角方向に移動かつ回動可能に嵌合して載置され
た第2の加振テーブルと、両加振台上にそれぞれ配置さ
れ第1および第2の加振テーブルを加振台上に所定の力
で押圧する押圧手段と、第1および第2の加振テーブル
を連結する連結手段とを備えた構成としたので、同期制
御される複数の加振台の一方が故障して誤動作や不動作
となり、両加振台間に相対変位が発生しても、加振台お
よび構造物が損傷するのを防止することが可能な加振装
置を提供することができる。
【0041】また、この発明の請求項3によれば、移動
方向が水平かつ平行となるように配置された一対の加振
台を移動方向に協調運転して両加振台に跨って載置され
た構造物を加振する加振装置において、両加振台上に加
振台の中心から所定の半径の円周に内接し所定の間隔を
あけてそれぞれ立設された複数の案内軸と、両加振台上
にそれぞれ載置され案内軸と対応する位置に案内軸の外
周と接触する複数の円弧部を介して回動可能に配設され
る一対の加振テーブルと、各加振台上に配置され各加振
テーブルを各加振台上に所定の力で押圧する押圧手段
と、各加振テーブルを連結する連結手段とを備えた構成
としたので、同期制御される複数の加振台の一方が故障
して誤動作や不動作となり、両加振台間に相対変位が発
生しても、加振台および構造物が損傷するのを防止する
ことが可能な加振装置を提供することができる。
【0042】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1〜3のいずれかにおいて、押圧手段はばねの付勢力
で加振テーブルを押圧する構成としたので、安定した押
圧力によって、加振台と加振テーブル間の摩擦力を得る
ことが可能な加振装置を提供することができる。
【0043】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1〜3のいずれかにおいて、押圧手段は液圧で加振テ
ーブルを押圧する構成としたので、押圧力を調整するこ
とによって、加振台と加振テーブル間の摩擦力を調整す
ることが可能な加振装置を提供することができる。
【0044】また、この発明の請求項6によれば、請求
項4または5のいずれかにおいて、押圧手段は円弧部で
加振テーブルを押圧する圧接子を備えた構成としたの
で、圧接子が傾いても安定した摩擦力で加振テーブルを
押圧することが可能な押圧装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による加振装置の構
成を示す上面図である。
【図2】 図1の加振装置の構成を示す正面図である。
【図3】 図1および図2中の押圧装置の構成を示す断
面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による加振装置の構
成を示す上面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3による加振装置の構
成を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による加振装置にお
ける押圧装置の構成を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態5による加振装置にお
ける押圧装置の構成を示す断面図である。
【図8】 従来の加振装置の構成を示す上面図である。
【符号の説明】
6 第1の加振台(加振台)、7 第1の加振テーブ
ル、9 第2の加振台(加振台)、11 押圧装置(押
圧手段)、19,20 連結部材(連結手段)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動方向が水平かつ一直線となるように
    配置された一対の加振台を上記移動方向に協調運転して
    上記両加振台に跨って載置された構造物を加振する加振
    装置において、上記加振台のいずれか一方に固着された
    第1の加振テーブルと、上記他方の加振台上に載置され
    た第2の加振テーブルと、上記他方の加振台上に配置さ
    れ上記第2の加振テーブルを上記加振台上に所定の力で
    押圧する押圧手段と、上記第1および第2の加振テーブ
    ルを連結する連結手段とを備えたことを特徴とする加振
    装置。
  2. 【請求項2】 移動方向が水平かつ平行となるように配
    置された一対の加振台を上記移動方向に協調運転して上
    記両加振台に跨って載置された構造物を加振する加振装
    置において、上記両加振台上に立設された所定の径を有
    する第1および第2の軸と、上記第1の軸と篏合して上
    記加振台の一方に回動可能に載置された第1の加振テー
    ブルと、上記他方の加振台上に上記第2の軸と上記移動
    方向と直角方向に移動かつ回動可能に嵌合して載置され
    た第2の加振テーブルと、上記両加振台上にそれぞれ配
    置され上記第1および第2の加振テーブルを上記加振台
    上に所定の力で押圧する押圧手段と、上記第1および第
    2の加振テーブルを連結する連結手段とを備えたことを
    特徴とする加振装置。
  3. 【請求項3】 移動方向が水平かつ平行となるように配
    置された一対の加振台を上記移動方向に協調運転して上
    記両加振台に跨って載置された構造物を加振する加振装
    置において、上記両加振台上に上記両加振台の中心から
    所定の半径の円周上に所定の間隔をあけて立設された複
    数の案内軸と、上記両加振台上にそれぞれ載置され上記
    案内軸と対応する位置に上記案内軸の内側と接触する複
    数の円弧部を介して回動可能に配置される一対の加振テ
    ーブルと、上記各加振台上に配置され上記各加振テーブ
    ルを上記各加振台上に所定の力で押圧する押圧手段と、
    上記各加振テーブルを連結する連結手段とを備えたこと
    を特徴とする加振装置。
  4. 【請求項4】 押圧手段はばねの付勢力で加振テーブル
    を押圧することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の加振装置。
  5. 【請求項5】 押圧手段は液圧で加振テーブルを押圧す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加
    振装置。
  6. 【請求項6】 押圧手段は円弧部で加振テーブルを押圧
    する圧接子を備えていることを特徴とする請求項4また
    は5のいずれかに記載の加振装置。
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