JPH10206037A - 粉体用冷却装置 - Google Patents

粉体用冷却装置

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JPH10206037A
JPH10206037A JP9005899A JP589997A JPH10206037A JP H10206037 A JPH10206037 A JP H10206037A JP 9005899 A JP9005899 A JP 9005899A JP 589997 A JP589997 A JP 589997A JP H10206037 A JPH10206037 A JP H10206037A
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JP
Japan
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powder
cooling
water chamber
pipe
container body
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Withdrawn
Application number
JP9005899A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukito Io
幸人 井生
Yukimasa Tanaka
幸政 田中
Yoshio Egawa
善雄 江川
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Nippon Steel Corp
Nippon Steel Plant Designing Corp
Original Assignee
Nittetsu Plant Designing Corp
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、各種炉から発生する粉体製品及び
ダスト等の粉体を冷却する冷却器の構造を提供する。 【解決手段】 本発明は、円筒容器本体内の中心に、先
端を円錐型とした粉体分散用筒体を設け、該分散用円筒
体の周囲に、内外管からなる二重式の冷却管を多数配設
し、一方、円筒容器本体の上部には、それぞれ上下の位
置関係にある入口水室蓋及び出口水室蓋からなる二重の
水室蓋を設け、該入口水室蓋と前記冷却管の内管を、該
出口水室蓋と前記冷却管の外管とをそれぞれ連通せしめ
ると共に、円筒容器本体の下部には、伸縮継手を介し振
動コーンを設け、且つ、円筒容器本体下部の排出口には
振動スクリューフィーダを設けることで、粉体を均一に
流下させながら冷却し定量的に切出しする如くなし、効
率的な冷却処理と耐久性に富んだコンパクトな粉体冷却
器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種炉から発生す
る粉状還元鉄等の粉体製品及びダスト等の粉体を連続的
且つ均一に冷却処理する冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粉体の冷却は、一般に水冷スクリ
ューコンベヤで行われている。図2を用いて従来の実施
例を説明すると、No1〜No5のスクリューコンベヤ
の軸13及びケーシング14は水冷されている。粉体
は、最上段のNo1コンベヤに約600℃で投入され、
各コンベヤのスクリュー15の回転によって順次No2
→No3→No4→No5コンベヤと移送され、粉体は
軸13及びケーシング14との接触で熱交換しながら約
70℃に冷却され、排出される。一方、冷却水は、各コ
ンベヤの軸13の片側及びケーシング14の下部から常
温の水が給水され、粉体との熱交換で約50℃に昇温さ
れ、各コンベヤの軸13の片側及びケーシング14の上
部から排水される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のような方式では
次のような課題を抱えている。第1に、水冷スクリュー
コンベヤは単位長さ当たりの伝熱面積が小さく、多量の
粉体を冷却するには装置が大型化し、装置の設置面積が
大きくなる。第2に、実施例の如く、装置が大型化する
とコンベヤを数段に連結する必要がでてきて、運転動力
費が高くなる。本発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、少ない設置面積でコンパクトに構成し、粉
体の冷却効率を向上させて、しかも低運転コストで処理
を行うことのできる粉体用冷却器を提供することを目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】その発明の要旨とすると
ころは、 (1)容器本体内の中心部に位置する粉体分散筒と、該
粉体分散筒の周囲に多数配設された冷却管と、前記容器
本体下部に伸縮継手を介して接続されている振動コーン
とからなることを特徴とする粉体用冷却装置。 (2)容器本体の上部に、それぞれ上下の位置関係にあ
る入口水室蓋及び出口水室蓋からなる二重の水室蓋を設
け、該入口水室蓋と冷却管の内管を、該出口水室蓋と前
記冷却管の外管とをそれぞれ連通せしめると共に、前記
冷却管を前記粉体分散筒の周囲に垂直に多数配設したこ
とを特徴とする前記(1)記載の粉体用冷却装置。 (3)容器本体下部の排出口に、定量切出し用の振動ス
クリューフィーダを設けたことを特徴とする前記(1)
または(2)記載の粉体用冷却装置にある。
【0005】本発明にあっては、二重管式冷却管2を円
筒容器本体1内に多数配設するため、冷却装置としてコ
ンパクトに構成できるようになしている。また、二重管
式冷却管2を粉体流下方向と同一の垂直に配設し、粉体
を流下し易くしているため、運転動力は振動モータ9の
動力源のみで、振動コーン6の振動作用により、熱交換
部での粉体のブリッジ、偏析をなくし、常に均一な流下
を維持できるようになしている。
【0006】
【発明の実施の形態】図1を基にして、本発明の第1の
実施例について説明する。図1にあって、符号1は冷却
器の円筒容器本体で、該円筒容器本体の中心には、先端
を円錐型とした粉体分散用円筒体10が設けられてい
る。該粉体分散用円筒体10の周囲には、内外管(2−
1),(2−2)からなる二重式の冷却管2が一定の間
隔で多数配設され、粉体冷却用の空間が形成されてい
る。この冷却管の配設間隔、数は冷却せんとする粉体の
径等によって決定される。また、上記した粉体分散用円
筒体10の円筒容器内の配設位置は、円筒内の上端から
1/3程度の深さの所に設け、この粉体分散用円筒体の
円錐型頂部と前記冷却管とにより一定の空間部4が形成
されている。この空間部は装入された粉体を一旦受け止
め、各冷却管2間に分散充填せんとするものである。
【0007】次に、円筒容器本体1の上部には、冷却管
2の取りまとめ室である水室蓋3が形成されている。該
水室蓋3は上下の位置関係にある入口水室蓋(3−1)
と出口水室蓋(3−2)との2段重ねになっており、入
口水室蓋(3−1)は冷却管の内管(2−1)と、出口
水室蓋(3−2)は冷却管の外管(2−2)とそれぞれ
連通する如くなしている。次に、円筒容器本体1の下部
には、振動コーン6が伸縮継手(7−1)を介しピン構
造の連結棒8で吊り下げられている。符号9は振動コー
ンに設けられている振動モータである。振動コーン6の
中央部には冷却された粉体の排出口11が形成されてい
る。
【0008】以上のような構成になる本発明の第1の操
作例を説明すると、まず、あらかじめ、円筒容器本体1
内に常温の粉体を、粉体分散用円筒体10のレベルまで
充填しておき、次に、冷却せんとする例えば600℃の
粉体を初期充填された粉体の上に投入する。投入された
粉体は、粉体分散用円筒体10より放射上に分散され充
填される。充填された粉体は、冷却器1の下部に設けた
振動コーン6の振動作用により流下し易い状態から流下
を始め、二重管式冷却管2との接触で冷却水と熱交換
し、約70℃に冷却され、排出される。一方、冷却水は
常温の水を入口水室蓋(3−1)に給水し、該入口水室
蓋から二重管式冷却管2の内管を下降し最下部で反転
し、該二重管式冷却管の外管を上昇しながら粉体と熱交
換し、約80℃に昇温され、出口水室蓋(3−2)に集
合し排水される。
【0009】続いて、本発明の第2の実施例について説
明する。前記振動コーン6の排出口11に、伸縮継手
(7−2)を介し、振動スクリューフィーダ5が接続さ
れている。このような構成になる本発明の第2の操作例
を説明すると、まず、あらかじめ、円筒容器本体1内に
常温の粉体を、粉体分散用円筒体10のレベルまで充填
しておき、次に、冷却せんとする例えば600℃の粉体
を初期充填された粉体の上に投入する。投入された粉体
は、粉体分散用円筒体10より放射上に分散され充填さ
れる。充填された粉体は、冷却器1の下部に設けた振動
コーン6の振動作用により流下し易い状態となり、振動
スクリューフィーダ5の運転と同時に均一な流下を始
め、二重管式冷却管2との接触で冷却水と熱交換し、約
70℃に冷却され、振動スクリューフィーダ5により定
量的に排出される。一方、冷却水は常温の水を入口水室
蓋(3−1)に給水し、該入口水室蓋から二重管式冷却
管2の内管を下降し最下部で反転し、該二重管式冷却管
の外管を上昇しながら粉体と熱交換し、約80℃に昇温
され、出口水室蓋(3−2)に集合し排水される。
【00010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
の如き効果を発揮する。 (1)冷却装置としてコンパクトになる。 (2)運転動力は、振動源のみであり小さい。 (3)振動コーンの作用で、熱交換部で粉体が偏析する
ことなく均一な層高となり、各冷却管での熱交換が均一
となる。 (4)冷却管は粉体流下方向と同一の垂直管であり、水
冷パネルより粉体流下に対する阻害が少なく、詰まるこ
とはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉体冷却器の例を示す図、
【図2】従来の粉体冷却器の例を示す図である。
【符号の説明】
1 冷却器 2 二重管式冷却管 2−1 二重管式冷却管の内管 2−2 二重管式冷却管の外管 3 水室蓋 3−1 入口水室蓋 3−2 出口水室蓋 4 空間部 5 振動スクリューフィーダ 6 振動コーン 7 伸縮継手 8 連結棒 9 振動モータ 10 粉体分散用円筒体 11 排出口 12 水冷スクリューコンベヤ 13 軸 14 ケーシング 15 スクリュー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 江川 善雄 福岡県北九州市戸畑区大字中原46番地の59 日鐡プラント設計株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体内の中心部に位置する粉体分散
    筒と、該粉体分散筒の周囲に多数配設された冷却管と、
    前記容器本体下部に伸縮継手を介して接続されている振
    動コーンとからなることを特徴とする粉体用冷却装置。
  2. 【請求項2】 容器本体の上部に、それぞれ上下の位置
    関係にある入口水室蓋及び出口水室蓋からなる二重の水
    室蓋を設け、該入口水室蓋と冷却管の内管を、該出口水
    室蓋と前記冷却管の外管とをそれぞれ連通せしめると共
    に、前記冷却管を前記粉体分散筒の周囲に垂直に多数配
    設したことを特徴とする請求項1記載の粉体用冷却装
    置。
  3. 【請求項3】 容器本体下部の排出口に、定量切出し用
    の振動スクリューフィーダを設けたことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の粉体用冷却装置。
JP9005899A 1997-01-17 1997-01-17 粉体用冷却装置 Withdrawn JPH10206037A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102147195A (zh) * 2011-05-17 2011-08-10 苏州钻石金属粉有限公司 粉末冷却器
CN103743264A (zh) * 2013-12-19 2014-04-23 南京中联水泥有限公司 一种水泥快速冷却器
CN103836982A (zh) * 2012-11-28 2014-06-04 沈阳铝镁设计研究院有限公司 冷却水套
CN106839819A (zh) * 2017-03-29 2017-06-13 无锡市利宝德工业设备制造有限公司 振动式换热器
CN107764062A (zh) * 2016-08-22 2018-03-06 中国二十冶集团有限公司 加热炉炉衬耐火可塑料的快速切修方法
CN109323271A (zh) * 2018-12-04 2019-02-12 深圳市中粤华远科技有限公司 多孔式水冷自适应密封出料装置及其出料方法

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Effective date: 20040406