JPH0336516Y2 - - Google Patents

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JPH0336516Y2
JPH0336516Y2 JP1984017760U JP1776084U JPH0336516Y2 JP H0336516 Y2 JPH0336516 Y2 JP H0336516Y2 JP 1984017760 U JP1984017760 U JP 1984017760U JP 1776084 U JP1776084 U JP 1776084U JP H0336516 Y2 JPH0336516 Y2 JP H0336516Y2
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water
cooling water
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water pipes
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  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、転炉排ガス処理装置のスカートに関
するものである。
(従来の技術) 第1図に示す如く転炉排ガス処理装置のスカー
ト1は、転炉2と排ガス吸引フード3との間に設
けられている。
即ち、転炉2内に酸素を吹き込んで精錬してい
る所謂吹錬中は、転炉2と排ガス吸引フード3と
の間をスカート1にてシールして、転炉2から出
るガスを外部に洩れないようにし、或いは外部の
空気が内部に侵入しないようにしている。
また非吹錬中は、転炉2を傾動させて中の溶鋼
を取り出す為にスカート1は上方に持ち上げられ
る。
このようにスカート1は、転炉2の炉口部に位
置し、且つ上下動可能になされて、転炉2と排ガ
ス吸引フード3との間をシールしている。また吹
錬中スカート1の内周面には転炉2から発生する
高温ガスからの輻射熱を受ける外に、しばしば溶
融したスラグが付着して苛酷な条件下に置かれ
る。尚、図中4は排ガス冷却器、5,5′は集塵
器、6は誘引送風機であつて、転炉2からの排ガ
スは冷却除塵された後、吹錬初期と終期のCO濃
度の低い排ガスは放散煙突7を通して頂部で燃焼
の上大気中に放散され、吹錬最盛期のCO濃度の
高い排ガスは有価ガスとしてガスホルダ8に回収
される。
従来前記スカート1は、第2図に示す構造であ
つた。即ち、排ガスフード3の外側に位置するよ
うに水管1aを真円に巻き複数段重ねて円筒状の
水管壁とし、転炉2の炉口部2aと接する所は前
記水管壁の水管1aよりも大径の水管1bにて炉
口部2aの形状に合わせて作られていて、冷却水
は冷却水入口管9,10より水管1a,1bに供
給され、冷却水出口管11,12から排出するよ
うになつている。尚、13はスカート1を昇降す
るシリンダー、14はスカート1と一体的にその
外周側に設けられている環状のシールジヤケツト
で、このシールジヤケツト14内にはシール用の
水が入つており、その中にスカート1を上昇した
際仕切筒15が嵌入されるようになつている。
このように構成された従来のスカートでは、円
筒状の水管壁の水管1aを流れる冷却水は、第3
図に示す如く最下段の水管1aのある個所に設け
られた冷却水入口管9から入り、矢印の如く水管
1aを1周して第4図に示す如く仕切板16の近
接の連絡管17を矢印の如く出て、次の水管1a
へ入つていき、同様に水管1aを1周して仕切板
16の近接の連絡管17を出ていく。こうして全
ての水管1a内を流れた冷却水は仕切板16に近
接して設けられた冷却水出口管11から矢印の如
く出ていく。尚炉口部2aと接する水管1bを流
れる冷却水も同様に流れる。
現状に於いては、冷却水の流れは冷却器の吸収
熱量に合つた経済的な冷却水となつており、冷却
効果の面では何ら問題は無い。
しかし上記のようなスカート1の構造では、水
管1a,1bが水平方向に巻いてあるということ
から、製鋼精錬用の排ガス冷却器としては、次の
ような問題点がある。
(1) 製鋼精錬時に、転炉からダスト、地金等が飛
散し、これが上下方向に凹凸のあるスカート1
の水管壁面に付着するので、ダスト、地金等は
自重によりスムーズに降下しない。その為、ス
カート1の水管壁面に多量のダスト、地金等を
付着堆積したまま操業を行うこととなり、その
結果スカート1の上昇時及び下降時に、付着堆
積したダスト、地金等が排ガス吸引フード3の
U字管部の外側をこすり、排ガス吸引フード3
の水管が早い時期に減肉され、水管の手直しの
工数が多くなる。
(2) 水管の寿命がダスト、地金等による摩耗の為
短くならざるを得ない。
(3) ダスト、地金等による水管の摩耗を低減する
為に、ダスト、地金等の水管からの除去作業を
頻繁に行わなければならず、除去の為の工数が
多くかかると共に除去と水冷管の手直しの為の
転炉の操業停止時間が長くなり、移動効率を低
下させる要因となる。
上記のような問題点を解消するものとし、吹錬
中にダスト、地金等の付着が起らないようにした
転炉排ガス処理装置のスカートが実公昭58−
42429号公報(実開昭55−164351号広報)で提案
され、使用に供されている。
この転炉排ガス処理装置のスカートは、排ガス
吸引フードの廻りに円環状の出口管寄を設け、外
出口管寄の下方に出口管寄よりも円環径を大きく
した入口管寄を設け、該入口管寄、と前記出口管
寄を多数の垂直水管で接続して円筒状の水管壁を
形成し、該水管壁の外側に固定して環状溝形のシ
ールジヤケツトを設けたものであるから、製鋼精
錬時に転炉からダスト、地金等が飛散し、円筒状
の水管壁に付着しても上下方向に凹凸が無いの
で、ダスト、地金等は自重によりスムースに降下
し、水管に付着、堆積しないものである。
(考案が解決しようとする課題) ところが、この転炉排ガス処理装置のスカート
は、下側の管寄から冷却水を供給し、水管壁内で
冷却水を蒸発させ、上部管寄から気水混合物を排
出するものである為、体積膨張を考慮して一定の
流速を確保しなければならない。この為抵抗を少
なくする必要から出口管寄の管径を大きくしなけ
ればならず、その結果コスト高となるばかりでは
なく、スカートのレイアウトの自由度が制限され
るという問題があつた。また水管壁の各水管を一
斉に冷却水が流れるので、冷却水量が膨大であ
り、この為ポンプ容量が大きくなり、ランニング
コストが高いものである。しかも配管が大となる
為、流速を確保するには必要以上に冷却水を流さ
なければならないので、冷却水量はさらに膨大な
ものとなり、冷却率が著しく低下するという問題
があつた。
(考案の目的) 本考案は上記の課題を解決すべくなされたもの
で、出口管寄を大きくよることなく必要な流速を
確保でき、また冷却水量を数分の1に減少するこ
とのできる転炉排ガス処理装置のスカートを提供
することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本考案の転炉排ガス
処理装置のスカートは、水管を縦向きに円周方向
に配列して円筒状の水管壁となした転炉排ガス処
理装置のスカートに於いて、前記水管壁を複数の
水管を1ブロツクとして多数のブロツクに分け、
その多数のブロツクをシリーズに上下端で順次連
通して、水管に冷却水を給水するようにすると共
に、冷却水が下降流となつて流れるブロツクの水
管の本数を、冷却水が上昇流となつて流れるブロ
ツクの水管の本数よりも一定本数少なくし、各ブ
ロツクの水管の入口側にオリフイスを設けたこと
を特徴とするものである。
(作用) 本考案の転炉排ガス処理装置のスカートは、上
述の如く冷却水が下降流となつて流れるブロツク
の水管の本数を、冷却水が上昇流となつて流れる
ブロツクの水管の本数よりも一定の比率で少なく
しているので、冷却水が下降流となつて流れるブ
ロツクの水管内の流速と上昇流となつて流れるブ
ロツクの水管内の流速のバランスが保たれる。従
つて下降管内に気泡が発生せず、水管の局部的な
過熱が防止される。また各ブロツクの水管の入口
側にオリフイスを設けているので、各水管に冷却
水が均一に流入する。さらに冷却水は水管壁を上
昇、下降を繰返して流れるので、冷却水量が数分
の1に減少し、従つて冷却効率が大幅に向上す
る。
(実施例) 以下本考案の一実施例を第5図及び第6図によ
つて説明する。第5図中第2図と同一符号は同一
物を示すので、その説明を省略する。
20は本考案のスカートで、該スカート20は
水管21を縦向きに円周方向に配列して円筒状の
水管壁22となされていて、該水管壁22の上下
端には同じ管径のヘツダー23,24が設けられ
て各水管21が連通されている。そして上側のヘ
ツダー23は複数本の水管21毎に途中に仕切板
25が設けられて区画され、また下側のヘツダー
24は上側のヘツダー23の仕切板25にて区画
された各複数本の水管21を適宜分割する位置で
途中に仕切板26が設けられている。従つて、水
管壁22は複数本の水管21を1ブロツクとして
多数のブロツクに分けられ、その多数のブロツク
がシリーズに上下のヘツダー23,24で順次連
通された構成となつている。そして第7図に示す
如く冷却水が下降流となつて流れるブロツクの水
管21の本数を、冷却水が上昇流となつて流れる
ブロツクの水管21の本数よりも一定の本数比で
少なくしている。下側へヘツダー24の或る1カ
所には冷却水入口管27が接続され、この冷却水
入口管27と反対側の位置には冷却水出口管28
が接続されている。尚、図示せぬが各ブロツクの
水管21の入口側にはオリフイスを設けてある。
以上の如く構成された実施例のスカート20で
は、冷却水は冷却水入口管27から下側のヘツダ
ー24に第6図の矢印の如く入り、ここから仕切
板26により区画された部分に連通された本数の
多いブロツクの水管21を第7図の矢印の如く上
昇して流れ、上端より上側のヘツダー23内の仕
切板25にて区画された部分に矢印の如く流入す
る。次に冷却水はこの上側のヘツダー23から先
に冷却水が上昇してきた水管21の左右両側方の
本数の少ないブロツクの水管21を夫々第7図の
矢印の如く下降して流れ、下端より夫々下側のヘ
ツダー24内に矢印の如く流入する。次いで夫々
この下側のヘツダー24から先に冷却水が下降し
てきた水管21の左右両側方の本数の多いブロツ
クの水管21を夫々矢印の如く上昇して流れ、上
端より夫々上側のヘツダー23内に矢印の如く流
入する。以後前記と同様に冷却水は水管壁22の
周方向に二手に分かれ各ブロツクの水管21毎に
上昇流、下降流を繰返して流れていき、水管壁2
2を夫々180度周方向に流れた冷却水は転炉排ガ
スの冷却にたずさわつて温水となり、第6図に示
す冷却水出口管28の設けられた部分の下側のヘ
ツダー24に流入集合し、ここから矢印の如く冷
却水出口管28を通つて排出される。
このように本考案のスカート20では、水管壁
22の多数の水管21に各個に冷却水を供給する
ことなく、複数本の水管21を1ブロツクとする
多数のブロツクをシリーズにして冷却水を供給す
るので、冷却水の供給量を数分の1に減少するこ
とができ、従つて冷却効率を大幅に向上できる。
また冷却水が下降するブロツクの水管21つまり
下降管21の本数を、冷却水が上昇するブロツク
の水管21つまり上昇管21の本数よりも一定の
比率で少なくしているので、下降管21内を流れ
る冷却水の流速と上昇管21内を流れる冷却水の
流速とにアンバランスが生ぜず、従つて下降管2
1内に気泡が生ぜす、局部的な過熱が防止され
る。さらに各ブロツクの水管21、即ち上昇管2
1、下降管21の全ての入口側にオリフイスを設
けてあるので、冷却水は各ブロツクの上昇管2
1、下降管21に均一に流入する。
(考案の効果) 以上の説明で判るように本考案の転炉処理装置
のスカートは、水管を縦向きに円周方向に配列し
て円筒上の水管壁となすと共に該水管壁を複数本
の水管を1ブロツクとして多数のブロツクに分
け、その多数のブロツクをシリーズに上下端を順
次連通して、水管に冷却水を供給するようにする
と共に、冷却水が下降流となつて流れるブロツク
の水管の本数を、冷却水が上昇流となつて流れる
ブロツクの水管の本数よりも一定本数少なくし、
各ブロツクの水管の入口側にオリフイスを設けた
ものであるから、冷却水の供給量は数分の1に減
少することができ、従つて冷却効率を大幅に向上
できる。また冷却水が上昇する水管、下降する水
管に冷却水が均一に流入するので各ブロツクの水
管内を流れる冷却水量は均一となる。さらに、冷
却水が上昇する水管内と下降する水管内の冷却水
の流速にアンバランスが生じないので、冷却水が
下降する水管内に気泡が生ぜず、従つて局部過熱
等のトラブルが発生することがない。
又本考案の転炉排ガス処理装置のスカートは温
水ボイラとしているので、体積膨張を考慮する必
要がなく、抵抗を少なくする必要がないので、出
口管寄の管径は入口管寄の管径と同径で良い。従
つてコストを低減できるばかりではなく、スカー
トのレイアウトの自由度が向上する。さらに前述
の如く冷却水量が数分の1に減少できるので、ラ
ンニングコストを低下することができ、且つ配管
を縮小できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は転炉排ガス処理装置の概略図、第2図
は転炉排ガス処理装置の従来のスカートを示す縦
断面図、第3図はそのスカートの水管壁に於ける
冷却水の流れを示す概略図、第4図は第3図のA
部拡大横断面図、第5図は本考案のスカートの一
実施例を示す縦断面図、第6図はそのスカートの
水管壁に於ける冷却水の流れを示す概略図、第7
図は第6図のスカートの概略展開図である。 20…スカート、21…水管、22…水管壁、
23,24…ヘツダー、25,26…仕切板、2
7…冷却水入口管、28…冷却水出口管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水管を縦向きに円周方向に配列して円筒状の水
    管壁となした転炉排ガス処理装置のスカートに於
    いて、前記水管壁を複数本の水管を1ブロツクと
    して多数のブロツクに分け、その多数のブロツク
    をシリーズに上下端で順次連通して、水管に冷却
    水を給水するようにすると共に、冷却水が下降流
    となつて流れるブロツクの水管の本数を、冷却水
    が上昇流となつて流れるブロツクの水管の本数よ
    りも一定本数少なくし、各ブロツクの水管の入口
    側にオリフイスを設けたこと特徴とする転炉排ガ
    ス処理装置のスカート。
JP1776084U 1984-02-10 1984-02-10 転炉排ガス処理装置のスカ−ト Granted JPS60132446U (ja)

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JPS60132446U JPS60132446U (ja) 1985-09-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5425365Y2 (ja) * 1974-10-12 1979-08-24
JPS5842429Y2 (ja) * 1979-05-10 1983-09-26 川崎重工業株式会社 転炉排ガス処理装置のスカ−ト

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