JPH10205422A - スタータの遊星減速機構 - Google Patents

スタータの遊星減速機構

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JPH10205422A
JPH10205422A JP714997A JP714997A JPH10205422A JP H10205422 A JPH10205422 A JP H10205422A JP 714997 A JP714997 A JP 714997A JP 714997 A JP714997 A JP 714997A JP H10205422 A JPH10205422 A JP H10205422A
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JP
Japan
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gear
planetary gear
planetary
starter
reduction mechanism
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JP714997A
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English (en)
Inventor
Mikio Saito
幹男 齋藤
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遊星ギヤの製造費用の増大を回避しつつその耐
衝撃疲労特性の向上を実現したスタータの遊星減速機構
を提供する。 【解決手段】遊星ギヤ42の一部又は全部を断面が略コ
字状をなす金属製のコ字状断面体で構成する。このよう
にすると、インターナルギヤ41やサンギヤ40から遊
星ギヤ42内へ伝播する衝撃応力波Wの反射、回折の回
数が増大し、形成される定在波の振幅すなわち応力を抑
圧することができるので、遊星ギヤ42の耐衝撃疲労特
性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スタータの遊星減
速機構に関する。
【0002】
【従来技術】従来よりスタータの小型軽量化が強く要求
されており、この観点から比較的小型形状で大減速比が
得られる遊星減速機構を用いた遊星減速機構型スタータ
が広く実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スター
タにおいてはピニオンとリングギヤとの噛合時に大きな
衝撃(以下、噛合衝撃ともいう)が発生する。例えば、
遊星ギヤが減速出力軸を通じてピニオンを駆動する遊星
減速機構を例に取れば、噛合衝撃発生時に、遊星ギヤの
歯面がインターナルギヤの歯面を叩く反作用としてイン
ターナルギヤは微視的には遊星ギヤとの噛合面部分にお
いて接触中に衝撃応力が繰り返し入力され、その結果と
して衝撃応力波がインターナルギヤと遊星ギヤとの噛合
面部分から遊星ギヤ内部へ波状に伝播し、それが遊星ギ
ヤの境界面各部で反射しつつ遊星ギヤ内部に定在波を形
成する。
【0004】同様に、衝撃発生時に、遊星ギヤの歯面が
サンギヤの歯面を叩く反作用としてサンギヤは微視的に
は遊星ギヤとの噛合面部分において応力が接触中に往復
して大きくなって重畳する状態となり、その結果として
衝撃応力波(以下、衝撃波ともいう)がサンギヤと遊星
ギヤとの噛合面部分から遊星ギヤ内部へ波状に伝播し、
それが遊星ギヤの境界面(表面)各部で反射しつつ遊星
ギヤ内部に定在波を形成する。図13にこの状態を示
す。これらの結果として、遊星ギヤ内部には、上記両噛
合面部分をそれぞれ波源とする2つの定在波を重畳した
重畳応力波が形成される。この二つの定在波は波長がほ
ぼ等しいのでこの重畳応力波の振幅は遊星ギヤ内部の多
数の部位において両定在波の約2倍の振幅となってしま
う。
【0005】このために従来は遊星ギヤに特別の熱処理
などを施すとともに特別の材料組成を選択してじん性や
引っ張り強度の向上を図り、その耐衝撃疲労特性を向上
させていた。しかしながらこのような解決手段による遊
星ギヤの耐衝撃疲労特性の向上はその製造費用を著しく
増大するという問題があった。またこのような解決手段
の採用では遊星ギヤから発する衝撃騒音の低減が困難で
あった。
【0006】更に、スタ−タの小型軽量化を図るために
遊星減速機構を縮径しようとすると遊星ギヤの小型化に
より遊星ギヤ内部の衝撃波が一層増大してしまうために
遊星ギヤの耐衝撃疲労特性の一層の向上のためにその製
造費用の更なる増大を招いた。本発明は上記問題点に鑑
みなされたものであり、遊星ギヤの製造費用の増大を回
避しつつその耐衝撃疲労特性の向上を実現したスタータ
の遊星減速機構を提供することを、その解決すべき課題
としている。また、本発明は、遊星ギヤの耐衝撃疲労特
性の劣化を回避しつつその小型化が可能なスタータの遊
星減速機構を提供することを、他の解決すべき課題とし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の手段によれば、遊星ギヤの一
部又は全部を断面が略コ字状をなす金属製のコ字状断面
体で構成するので、中実金属製の従来の遊星ギヤに比べ
て、実施例にて説明するようにコストアップを招く材料
や製造方法を採用することなく優れた耐衝撃疲労特性を
実現することができる他、遊星ギヤの縮径による遊星減
速機構の小型軽量化も実現することができる。
【0008】請求項2記載の手段によれば、請求項1記
載の手段において更に、インターナルギヤを樹脂を主素
材として形成し、サンギヤを金属で形成するので、実施
例にて説明するように遊星ギヤ内部の重畳応力波の振幅
を低減してその耐衝撃疲労特性を向上することができ
る。上記課題を解決するためになされた請求項3記載の
手段によれば、金属薄板からなる複数枚の歯車をピッチ
を合わせて軸方向に積層して遊星ギヤを形成するので、
中実金属製の従来の遊星ギヤに比べて、実施例にて説明
するようにコストアップを招く材料や製造方法を採用す
ることなく優れた耐衝撃疲労特性を実現することができ
る他、遊星ギヤの縮径による遊星減速機構の小型軽量化
も実現することができる。
【0009】請求項4記載の手段によれば、請求項3記
載の手段において更に、インターナルギヤを樹脂を主素
材として形成し、サンギヤを金属で形成するので、実施
例にて説明するように遊星ギヤ内部の重畳応力波の振幅
を低減してその耐衝撃疲労特性を向上することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の好適な態様を以下の実施
例に基づいて説明する。 (実施例1)以下、本発明の減速型スタータの一例を、
図1を参照して説明する。この減速型スタータは、モー
タ部(モータ)1と、スタータ機構部2と、マグネット
スイッチ部3とからなる。
【0011】モータ部1は、アーマチャ10を有して回
転自在に前方に突出するアーマチャ軸11を有してい
る。12はヨーク、13はエンドブラケット、14はセ
ンターブラケットであり、それらはスルーボルトでスタ
ータハウジング20の後端下部に締結されている。スタ
ータ機構部2は、センターブラケット14内に収容され
た遊星減速機構4及びトルクリミッタ21と、スタータ
ハウジング20及びセンターブラケット14に軸受けを
介して回転自在に支持される減速出力軸22と、減速出
力軸22にヘリカルスプライン嵌着されるピニオン23
とを有し、ピニオン23は前進して図示しないリングギ
ヤに噛合するピニオンギヤ230及びオーバーランニン
グクラッチ231を有している。
【0012】アーマチャ軸11の前端は減速出力軸22
に相対回転自在に支持され、その後端はエンドブラケッ
ト13に回転自在に支持されている。遊星減速機構4
は、アーマチャ軸11の前端に固定されたサンギヤ40
と、センターブラケット14の内面にトルクリミッタ2
1を通じて摩擦結合するインターナルギヤ41と、サン
ギヤ40及びインターナルギヤ41に噛合する遊星ギヤ
42とを備え、遊星ギヤ42はブッシュ43を介してピ
ン44に回転自在に嵌着され、ピン44は減速出力軸2
2の径大後端部220の孔に圧入されている。
【0013】マグネットスイッチ3は、直動式の電磁石
であって、スタータハウジング20の後端上部に締結さ
れている。マグネットスイッチ3からスタータハウジン
グ20内に突出するプランジャ30はレバー32を通じ
てピニオン23を前進させる機能をもつ。キースイッチ
(図示せず)を回動させてマグネットスイッチ3に通電
すると、ピニオン23が前進して図示しないリングギヤ
に噛合するとともに、モータ部1に通電され、アーマチ
ャ10が回転する。アーマチャ10の回転は、アーマチ
ャ軸11からサンギヤ40、遊星ギヤ42、減速出力軸
22、ピニオン23を通じてリングギヤに伝達され、エ
ンジンが始動される。
【0014】以上のスタータの構造及びその動作自体は
周知であり、かつ本実施例の要部ではないので、これ以
上の説明は省略する。次に、本実施例の要部である遊星
ギヤ42について図2を参照して説明する。図2(a)
は遊星ギヤ42周辺の軸方向断面を示し、図2(b)は
遊星ギヤ42を正面から見た図である。
【0015】遊星ギヤ42は、鋼板を絞り加工して形成
されたコ字状断面体であって、歯部420を有する外側
円筒部421と、ブッシュ(軸受け)43が圧入される
内側円筒部422と、両円筒部421、422を連結す
る輪板(連結板部)423と、一端開口の中空空間42
4とを有する。以下、この遊星ギヤ42の内部における
衝撃波の分布状況を図11を参照して説明する。
【0016】ピニオンギヤ230とリングギヤとの噛合
時に発生する噛合衝撃は、上述したようにインターナル
ギヤ41及びサンギヤ40から遊星ギヤ42の内部へ伝
播される。この結果、噛合衝撃が生じている期間中、イ
ンターナルギヤ41の歯41aやサンギヤ40の歯面に
噛合する遊星ギヤ42において応力が接触中に往復して
大きくなって重畳する状態となり、衝撃は、所定周期の
衝撃応力波Wとしてインターナルギヤ41及びサンギヤ
40と遊星ギヤ42との噛合部から遊星ギヤ40の内部
へ波状に伝播し、これらの衝撃応力波Wが遊星ギヤ42
の境界面(表面)各部で反射、回折しつつ遊星ギヤ42
内部にそれぞれ定在波を形成する。そして、サンギヤ4
0に起因する定在波とインターナルギヤ41に起因する
定在波が遊星ギヤ42の内部であるいは打ち消しあい、
あるいは重畳して重畳定在波を形成する。図11におけ
る衝撃応力波Wはインターナルギヤ41に起因する衝撃
応力波の一例を示し、W1は反射波の一つを示す。
【0017】本実施例の特徴は、遊星ギヤ42が、コ字
状の複雑な三次元断面形状を有するので、遊星ギヤ42
の表面各部において従来の中実形状の遊星ギヤに比べて
反射、回折の回数が格段に増加するので、最終的に形成
される定在波及び重畳定在波の振幅が著しく減少する点
にある。すなわち、従来の中実形状の遊星ギヤに比べて
本実施例の遊星ギヤ42では、衝撃応力波Wの伝播経路
が長くかつ伝播経路の屈折が大きく、更に特に連結板部
423における伝播経路と直角な伝播断面積が小さいた
めに最終的に形成される定在波の振幅が減少する。
【0018】これらの結果として、本実施例では、遊星
ギヤ42の内部の衝撃応力波Wが減少し、その寿命延長
及び騒音低減が実現する。また、遊星ギヤ42の加工が
簡素となり、製造費用も格段に低減できる。更に、遊星
ギヤ42内部の衝撃応力波Wを抑圧できるために遊星ギ
ヤ42の小型化が可能となり、遊星減速機構全体の小型
軽量化も可能となる。
【0019】次に、この遊星ギヤ42の製造工程を図3
を参照して説明する。まず、中心孔90を有する鋼鉄製
の輪板9を準備し、その径方向中央部91を押さえつ
つ、径方向内側部分92及び径方向外側部分93を同方
向へある程度まで折り曲げ、その後、径方向外側部分9
3の所定部分930を絞り加工により周期的に縮径して
外側円筒部421を形成し、径方向外側部分93の所定
部分930以外の部分931を径外方向へ突出させて歯
部420とする。当然、径方向中央部91は輪板(連結
板部)423となり、径方向内側部分92は内側円筒部
422となる。
【0020】(実施例2)その他の実施例を図8〜図9
を参照して説明する。この実施例は、実施例1(図1参
照)のスタ−タにおいて、遊星ギヤ42を遊星ギヤ49
に変更したものである。この遊星ギヤ49は、図9に示
すように、通常のプレス加工により金属薄板を打ち抜い
て形成した輪板形状の歯車板(本発明でいう金属薄板で
形成された歯車)490を軸方向に5枚重ねてブッシュ
43に嵌着したものである。各歯車板490の歯部49
0は基部491の外周に形成されており、基部491に
は、それぞれ8個の孔492が周方向等間隔に形成され
ている。そして、その内の一個には各歯車板490を貫
通する位置決めピン493が嵌められて、周方向の歯部
490の位相合わせ(ピッチ合わせ)が行われている。
【0021】本実施例によれば、歯車板490の積層枚
数を変更するだけで面圧を変化させることなく最大伝達
トルクを簡単に変更可能な歯車を実現することができ
る。以下、この遊星ギヤ49の内部における衝撃波の分
布状況を図12を参照して説明する。ピニオンギヤ23
0とリングギヤとの噛合時に発生する衝撃は、上述した
ようにインターナルギヤ41及びサンギヤ40から遊星
ギヤ49の内部へ伝播される。この結果、噛合衝撃が生
じている期間中、インターナルギヤ41の歯41aやサ
ンギヤ40において応力が接触中に往復して大きくなっ
て重畳する状態となり、衝撃は、所定周期の衝撃応力波
W’としてインターナルギヤ41及びサンギヤ40と遊
星ギヤ49との噛合部から遊星ギヤ40の内部へ波状に
伝播し、これらの衝撃応力波Wが遊星ギヤ42の境界面
(表面)各部で反射、回折しつつ遊星ギヤ49内部にそ
れぞれ定在波を形成する。そして、サンギヤ40に起因
する定在波とインターナルギヤ41に起因する定在波が
遊星ギヤ49の内部であるいは打ち消しあい、あるいは
重畳して重畳定在波を形成する。図12における衝撃応
力波W’はインターナルギヤ41に起因する衝撃応力波
の一例を示し、W2、W3は反射波の一部を示す。
【0022】本実施例の特徴は、遊星ギヤ49が、薄板
状の歯車板490を積層した形状をもつので、衝撃応力
波W’は各歯車板490それぞれの表面各部において従
来の中実形状の遊星ギヤに比べて反射、回折の回数が格
段に増加するので、最終的に形成される定在波及び重畳
定在波の振幅が著しく減少する点にある。すなわち、従
来の中実形状の遊星ギヤに比べて本実施例の各歯車板4
90では、衝撃応力波W’の伝播経路が長くかつ伝播経
路と直角な伝播断面積が小さいために最終的に形成され
る定在波及び重畳定在波の振幅が減少する。
【0023】これらの結果として、本実施例では、遊星
ギヤ49の内部の衝撃応力波W’が減少し、その寿命延
長及び騒音低減が実現する。また、遊星ギヤ49の加工
が極めて簡素となり、製造費用も格段に低減できる。更
に、遊星ギヤ49内部の衝撃応力波W’を抑圧できるた
めに遊星ギヤ49の小型化が可能となり、遊星減速機構
全体の小型軽量化も可能となる。
【0024】次に、上記実施例1、2において、サンギ
ヤ40が金属(鋼)製、インターナルギヤ41が樹脂製
とされているので、インターナルギヤ41から遊星ギヤ
42、49へ伝播する衝撃応力波はサンギヤ40から遊
星ギヤ42、49へ伝播する衝撃応力波より低周波数と
なるので、遊星ギヤ42から発生する騒音のうち、耳障
りな高周波成分が減衰する他、上記したようにインター
ナルギヤ41及びサンギヤ40から遊星ギヤ42、49
へ伝播する衝撃応力波のうち、その高周波成分はこれら
遊星ギヤ42、49の複雑な形状により低周波成分より
一層減衰するので、騒音、特にその耳障りな高周波成分
の低減において、遊星ギヤ42、49の形状は特に有効
である。
【0025】(変形態様)以下に、遊星ギヤ42の変形
構造を示す。これらの態様によれば歯部の周方向の撓み
のばらつきを減らすことができる。図4では、実施例1
の遊星ギヤ42と同形の歯車板42aの開口側に通常の
プレス加工により形成された輪板形状の歯車板42bを
歯部420a、420bのピッチを合わせて重ね合わせ
たものである。なお、この実施例では、歯車板42bに
は歯車板420aの中空空間424aに圧入可能な突部
423bを形成して、中空空間424a内にオイルを密
封して、衝撃トルク吸収能力を向上させている。
【0026】図5では、実施例1の遊星ギヤ42と同形
の歯車板42cの中空空間424cにゴムリング425
cを圧入して、衝撃トルク吸収能力を向上させている。
図6では、実施例1の遊星ギヤ42と同形の歯車板42
d及びそれと鏡面対称形状の歯車板42eを中空空間4
24d,424eを密閉するように重ね合わせたもので
ある。
【0027】図7では、図6の1の一対の歯車板42
d、42eと略同形の歯車板42f、42gの間に、図
4の歯車板42bと略同形の歯車板42hを挟んだもの
である。なお、この態様では、歯車板42fの外側円筒
部421f、内側円筒部422fと連結板部423fと
の間に斜めテーパを設けたコーン部427f、428f
を設けることにより、絞り加工を容易化している。
【0028】図10は、図9の孔492にゴム499を
嵌め込んだものであり、衝撃トルク吸収能力を向上した
ものである。なお、歯車板490のプレス成形時に各歯
車板490の表面に略放射方向の溝を同時に形成するこ
とができる。このようにすれば、この溝を通じてオイル
や冷却空気流れを遠心力により歯部420に供給するこ
とができ、潤滑性や冷却性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動車用スタータの一実施例を示す軸
方向半断面図である。
【図2】(a)は図1の遊星ギヤ42の拡大軸方向断面
図である。(b)は図1の遊星ギヤ42の正面図であ
る。
【図3】図2の遊星ギヤ42の製造工程を示す図であ
り、(a)は絞り加工前の状態を示す図であり、(b)
は絞り加工初期の状態を示す図であり、(c)は絞り加
工後期の状態を示す図である。
【図4】図2の遊星ギヤ42の変形態様を示す部分断面
図である。
【図5】図2の遊星ギヤ42の変形態様を示す部分断面
図である。
【図6】図2の遊星ギヤ42の変形態様を示す部分断面
図である。
【図7】図2の遊星ギヤ42の変形態様を示す部分断面
図である。
【図8】本発明の自動車用スタータの他実施例を示す軸
方向半断面図である。
【図9】(a)は図8の遊星ギヤ49の拡大軸方向断面
図である。(b)は図8の遊星ギヤ49の正面図であ
る。
【図10】図8の遊星ギヤ49の変形態様を示す断面図
である。
【図11】実施例1の遊星ギヤ42内部の衝撃応力波の
伝播状況を示す説明図である。
【図12】実施例2の遊星ギヤ49内部の衝撃応力波の
伝播状況を示す説明図である。
【図13】従来の遊星ギヤ内部の衝撃応力波の伝播状況
を示す説明図である。
【符号の説明】
42、49は遊星ギヤ、420は歯部、421は外側円
筒部、422は内側円筒部、423は連結板部、424
は中空空間、490は歯車板。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サンギヤ及びインターナルギヤと噛合する
    遊星ギヤを有してアーマチャ軸の回転を減速して内燃機
    関に伝達するスタータの遊星減速機構において、 前記遊星ギヤは、歯部を有する外側円筒部と、軸に支承
    される内側円筒部と、前記両円筒部を連結する連結板部
    とを有し、前記外側円筒部と前記内側円筒部との間に中
    空空間を設けるとともに、金属を素材として断面が略コ
    字状に形成されることを特徴とするスタータの遊星減速
    機構。
  2. 【請求項2】前記インターナルギヤは樹脂を主素材とし
    て形成され、前記サンギヤは金属からなる請求項1記載
    のスタータの遊星減速機構
  3. 【請求項3】サンギヤ及びインターナルギヤと噛合する
    遊星ギヤを有してアーマチャ軸の始動動力を減速してク
    ランク軸に伝達するスタータの遊星減速機構において、 前記遊星ギヤは、金属薄板で形成された複数枚の歯車を
    ピッチを合わせて軸方向に積層して形成されることを特
    徴とするスタータの遊星減速機構。
  4. 【請求項4】前記インターナルギヤは樹脂を主素材とし
    て形成され、前記サンギヤは金属からなる請求項3記載
    のスタータの遊星減速機構
JP714997A 1997-01-20 1997-01-20 スタータの遊星減速機構 Pending JPH10205422A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010144554A (ja) * 2008-12-17 2010-07-01 Denso Corp スタータ
US8421562B2 (en) 2008-08-07 2013-04-16 Denso Corporation Starting device for engines

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