JPH10205060A - パネルと、そのパネルの製造方法 - Google Patents

パネルと、そのパネルの製造方法

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JPH10205060A
JPH10205060A JP875897A JP875897A JPH10205060A JP H10205060 A JPH10205060 A JP H10205060A JP 875897 A JP875897 A JP 875897A JP 875897 A JP875897 A JP 875897A JP H10205060 A JPH10205060 A JP H10205060A
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JP
Japan
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surface plate
edge
panel
projection
edge material
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JP875897A
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Kyoichi Uchiyama
協一 内山
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Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易で、しかも耐久力や水密性に優れ
たパネルと、そのパネルの製造方法を提供することにあ
る。 【解決手段】 表面板5の外周部に突起材6を溶接し、
エッジ材3の表面板5側に向けて開口する溝4に突起材
6を嵌め込み、表面板5の外周部に沿ってエッジ材3を
設けるか、表側となる表面板5、及び裏側となる表面板
15の外周部に突起材6,16を溶接し、一方の表面板
5の突起材6に、エッジ材3の一方の突起材6に向けて
開口する溝4を嵌め込み、エッジ材3,13同士の突き
合せコーナーに緩衝材7を挟み、エッジ材3の内周側に
芯材2を収めた後、他方の表面板15の突起材16を、
各エッジ材3の他方の突起材16に向けて開口する溝1
4に嵌め込み、エッジ材3と芯材2とを表面板5,15
に接着する。表面板5,15の接着に接着シート19を
用いることも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主に建築物に用
いるパネルと、そのパネルの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来パネルの内、エッ
ジ材を用いるパネルは、エッジ材を枠状に組み立て、枠
体の片面、又は両面に表面板(フェースプレート)を直
接接着するか、枠体の内周側に芯材(コア)を入れ、枠
体と芯材に表面板を接着しているが、エッジ材の組み立
てが困難で熟練を要する問題点があった。パネルのコア
としてアルミハニカムを用いる場合、このアルミハニカ
ムについて、接着と併用した機械的な力の伝達機構を付
加するよう求められており、機械的な伝達方法としてエ
ッジ材と表面板をねじ止めやスポット溶接で止める方法
が考えられていた。そこでこの発明は、従来技術の有す
るこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その
目的とする所は、製造が容易で、しかも耐久力や水密性
に優れたパネルと、そのパネルの製造方法を提供するこ
とにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のパネルは、請求項1として、表面板とエッ
ジ材とから成り、表面板は外周部に突起材を取付け、エ
ッジ材は表面板側に向けて開口する溝を備え、突起材を
溝に嵌め込む構成とし、請求項2として、エッジ材が2
枚の表面板に挟まれている構成とし、請求項3として、
突起材がスタッドボルトで表面板に溶接され、表面板と
エッジ材とが接着されている構成とし、請求項4とし
て、エッジ材同士が所定の角度を有して突き合さるコー
ナーにシール効果を有する緩衝材を挟み、エッジ材の外
周側に、緩衝材に連続し表面板と密接するシールを備え
る構成とし、請求項5として、エッジ材の内周側に芯材
を備え、芯材と表面板とが接着されている構成とし、請
求項6として、表面板がアルミニウム合金製板材であ
り、エッジ材がアルミニウム合金製押出型材であり、芯
材がアルミハニカムである構成としたものである。そし
て本発明のパネル製造方法は、請求項7として、表面板
の外周部に突起材を溶接し、エッジ材の表面板側に向け
て開口する溝に突起材を嵌め込み、表面板の外周部に沿
ってエッジ材を設け、エッジ材同士の突き合せコーナー
に緩衝材を挟む方法とし、請求項8として、表側となる
表面板、及び裏側となる表面板の外周部に突起材を溶接
し、一方の表面板の突起材に、エッジ材の一方の突起材
に向けて開口する溝を嵌め込み、エッジ材同士の突き合
せコーナーに緩衝材を挟み、エッジ材の内周側に芯材を
収めた後、他方の表面板の突起材を、各エッジ材の他方
の突起材に向けて開口する溝に嵌め込み、エッジ材と芯
材とを表面板に接着する方法とし、請求項9として、表
面板のエッジ材側に接着シートを備え、表面板を加熱加
圧し、接着シートを溶融して接着する方法としたもので
ある。
【0004】
【発明の実施の形態】先ず本発明によるパネルの構造を
実施形態の図面に基づいて以下に説明する。請求項1の
パネルは、エッジ材3と表面板5とから成り、エッジ材
3は表面板5側に向けて開口する溝4を備え、即ち、エ
ッジ材3の内部より一側面3aに向けて開口する溝4を
備え、表面板5は外周部のエッジ材3側に突起材6を適
宜間隔で取付け、即ち、表面板5の外周部よりエッジ材
側面3aの溝4に向けて突起材6を突出し、表面板5の
突起材6列毎にエッジ材3の溝4に嵌め込み、表面板5
の外周部に沿ってエッジ材3を取付ける。請求項2のパ
ネルは、エッジ材3を2枚の表面板5,15で挟むもの
で、エッジ材3の両側面3a,3bに、内部より表面板
5,15に向けて開口する溝4,14を備え、表面板
5,15は外周部に突起材6,16を夫々取付け、一方
の表面板5の突起材6をエッジ材側面3aの溝4に、他
方の表面板15の突起材16をエッジ材側面3bの溝1
4に嵌め込む。請求項3のパネルは、突起材6,16が
スタッドボルトで、その基端を表面板5,15の外周部
に溶接し、表面板5,15とエッジ材3とを接着剤9に
て接着する。エッジ材3は略角柱状を成す胴部30に、
胴部30の内部より一側面3aに向けて開口する溝4、
又は胴部30の内部より両側面3a,3bに向けて開口
する溝4,14を、エッジ材3の長手方向に平行して設
け、即ち両側面3a,3bより内部に食い込む溝4,1
4を備える。表面板5は外周部のエッジ材3側に突起材
6を適宜間隔で溶接し、即ち、外周部に沿って突起材6
を突出するもので、例えば矩形状の表面板5にあって
は、上下外周部に沿って突起材6を溶接すると共に、左
右外周部に沿って突起材6を溶接するものである。表面
板15は表面板5と同様であるから、説明を省略する。
突起材6,16として主にスタットボルトを用いるが、
スタットボルト以外の棒体や短冊体等を用いることも可
能である。接着剤9はエッジ材3と表面板5、及びエッ
ジ材3と表面板15とを接着するもので、主にエッジ材
3の側面3a,3bに塗布する。接着剤9の代わりに、
表面板5,15とエッジ材3の間に接着シート19を入
れ、接着シート19の熱溶着にてエッジ材3を接着する
ことも可能である。
【0005】請求項4のパネルは、エッジ材3,13同
士が所定の角度を有して突き合さるコーナーにシール効
果を有する緩衝材7を挟み、且つ各エッジ材3の外周側
に緩衝材7に連続し表面板5,15と密接するシール8
を備える。エッジ材3,13同士を所定の角度で突き合
せる場合、エッジ材3,13同士の突き合せ端面を、突
き合せ角度に応じて傾斜切断するもので、例えばエッジ
材3,13同士を直角に突き合せる場合、両エッジ材
3,13の突き合せ端面を45度に傾斜切断し、エッジ
材3,13同士を80度に突き合せる場合、両エッジ材
3,13の突き合せ端面を40度に傾斜切断する。エッ
ジ材3の胴部30を、一側壁31と他側壁32、及び内
周壁33と外周壁34とから形成し、胴部30の内部に
空部Aを設け、両側壁31,32に内部より表面板5,
15に向けて開口する溝4,14を夫々設けると共に、
外周壁34の外周側で表面板5,15側寄りに突出部3
7,38を設ける。緩衝材7は少なくとも弾力性と水密
性を有する適宜厚さの素材、例えばゴムやスポンジ等か
ら切取り、エッジ材3の傾斜端面に当接し、エッジ材
3,13同士の突き合せ部に挟む。シール8はエッジ材
3に表面板5,15を取付けた後、エッジ材3の突出部
37と表面板5との間、及び突出部38と表面板15の
間に詰め込む。請求項5のパネルは、エッジ材3の内周
側に芯材2を備え、表面板5,15と芯材2とを接着剤
9にて接着する。接着剤9の代わりに、表面板5,15
と芯材2との間に接着シート19を入れ、接着シート1
9の熱溶着にて芯材2を接着することも可能である。接
着シート19を用いる場合、接着シート19を表面板
5,15と同等の大きさに切取り、表面板5,15の突
起材6側に配置する。この接着シート19は常温で接着
力を発揮することが少なく、突起材6,16の嵌め込み
時に破断し、加熱により溶けて接着力を発揮する。請求
項6のパネルは、エッジ材3がアルミニウム合金製押出
型材であり、即ちアルミニュウム合金より長尺のエッジ
型材を押出し成形し、長尺エッジ型材よりパネル寸法に
応じた長さに切取り、表面板5の突起材6列毎に取付け
るものであり、表面板5,15がアルミニウム合金製板
材であり、即ちアルミニウム合金製板材からパネル寸法
に応じて切取るものであり、且つ芯材2がアルミハニカ
ムコアである。アルミハニカムコアの芯材2は、軽量で
耐久力に優れた一定厚さTのアルミハニカムから、パネ
ル形状(矩形状、台形状、多角形状等を成す)の略相似
形に切取ったものであるが、アルミハニカムコアと略同
等の耐久力があって、しかも軽量であれば、アルミハニ
カムコアに限定されるものではない。
【0006】次に本発明によるパネルの製造方法を図面
に基づいて以下に説明する。請求項7のパネルの製造方
法は、表面板5の外周部に突起材6を溶接し、エッジ材
3の表面板5側に向けて開口する溝4に突起材6を嵌め
込み、表面板5の外周部に沿ってエッジ材3を設け、エ
ッジ材3,13同士の突き合せコーナーに緩衝材7を挟
む。即ち、エッジ材3の一側面3aに、内部より表面板
5に向けて開口する溝4をエッジ材3の長手方向に平行
して形成しておく一方、表面板5の外周部のエッジ材3
側に、エッジ材3の溝4に向けて突出する突起材6を適
宜間隔で溶接しておき、先ず表面板5の突起材6側に接
着剤9を塗布し、表面板5の突起材6列にエッジ材3の
溝4を向け、突起材6列毎にエッジ材3を嵌め込み、エ
ッジ材3,13同士の突き合せコーナーに緩衝材7を挟
み、次に表面板5を加圧し、溝4に対する突起材6の嵌
め込みを深くすると共に、表面板5とエッジ材3との接
着を強くする。エッジ材3と表面板5との接着手順、及
び緩衝材7の挟み込み手順は、上記例に限定されるもの
ではなく、例えば、エッジ材3の溝4側に接着剤9を塗
布しても同様の目的を達成するし、緩衝材7をエッジ材
3の端面に重ね、溝4を突起材6列に嵌め込むことも、
またエッジ材3の嵌め込み後、エッジ材3,13同士の
突き合せコーナーに挟み込むことも可能である。請求項
8のパネル製造方法は、表側となる表面板5、及び裏側
となる表面板15の外周部のエッジ材3側に突起材6,
16を夫々溶接しておく一方、エッジ材3の両側面3
a,3bに、内部より表面板5,15に向けて開口する
溝4,14を、エッジ材3の長手方向に平行して形成し
ておき、先ず一方の表面板5の突起材6側に接着剤9を
塗布し、突起材6列にエッジ材3の一方の溝4を向けて
嵌め込み、突起材6列毎にエッジ材3を設け、エッジ材
3,13同士の突き合せコーナーに緩衝材7を挟み、エ
ッジ材3の内周側に芯材2を収め、次に他方の表面板1
5の突起材16側に接着剤9を塗布し、突起材16を各
エッジ材3の他方の溝14に夫々嵌め込んだ後、表面板
5,15を両側から加圧し、溝4,14に対する突起材
6,16の嵌め込みを深くすると共に、エッジ材3と表
面板5,15との接着、及び芯材2と表面板5,15と
の接着を強くする。芯材2の接着手順、及びエッジ材3
の接着手順は、上記例に限定されるものではなく、例え
ば、エッジ材3の一側面3aに接着剤9を塗布し、接着
剤9の塗布側の溝4を表側となる表面板5の突起材6列
に嵌め込み、芯材2の一側面2aに接着剤9を塗布し、
接着剤9の塗布側を表面板5の突起材6側に重ね、芯材
2とエッジ材3の他側面2b,3bに接着剤9を塗布
し、裏側となる表面板15の突起材16をエッジ材3の
他側面3bの溝14に嵌め込んでも同様の目的を達成す
る。請求項9のパネル製造方法は、表面板5とエッジ材
3との間に接着シート19を入れ、表面板5を加熱しな
がら加圧し、接着シート19の接着剤9を溶融して接着
するか、表面板5,15とエッジ材3との間に、表面板
5,15と同等広さの接着シート19を入れ、表面板
5,15を加熱しながら加圧し、接着シート19の接着
剤9を溶融して、表面板5,15とエッジ材3、及び表
面板5,15と芯材2とを接着する。
【0007】尚、エッジ材3の溝4,14の入口側に広
口部4aを設けると、溝4,14に対する突起材6,1
6の嵌め込みが容易になる。エッジ材3の内周壁33と
外周壁34の間に支持壁35を設けると、エッジ材3の
耐久力が向上するし、支持壁35を内周壁33より外周
側に延長し、その先部に連結部36を設けると、連結部
36と隣接パネル11の連結部36とに連結具Bを跨が
って取付け、パネル1と隣接パネル11を0〜5度の範
囲で連結することができる。更にエッジ材3の突出部3
6を、突出部37より外周側に延長し、表面板5を突出
部36の延長部まで設け、突出部36と表面板5の間に
シール8を備え、且つシール8の外周側に連結口39を
形成すれば、連結口39と隣接パネル11の連結口39
に連結材Cの端部を係合し、パネル1と隣接パネル11
を水密状態に連結することができる。また表面板5に対
する突起材6の溶接間隔と、表面板15に対する突起材
16の溶接間隔が異なっても同様の目的を達成するし、
表面板5,15として、アルミニウム合金製板材以外
の、例えば亜鉛引鉄板や鋼板等の金属板を用いることも
可能である。更に緩衝材7はエッジ材3,13同士が突
き合さる端面の全面に挟むことなく、外周側にのみ挟む
ことも可能である。
【0008】
【発明の効果】本発明のパネルは上記のとおりであるか
ら、次に記載する効果を奏する。請求項1のパネルは、
表面板とエッジ材とから成り、表面板は外周部のエッジ
材側に突起材を取付け、エッジ材は表面板側に向けて開
口する溝を備え、突起材を溝に嵌め込むので、エッジ材
を切断するのみで、従来のように枠組みする必要なく簡
単に取付け得る。しかも表面材の突起材がエッジ材の溝
に嵌り込むため、表面材は溝方向以外にずれないように
なるばかりか、パネルに力が作用しても、力は表面材か
らエッジ材に、或いはエッジ材から表面材に伝達され、
分散される利点がある。請求項2のパネルは、エッジ材
を2枚の表面板で挟むので、即ち、2枚の表面板の外周
部側方に突起材を夫々取付け、エッジ材の表面板側に溝
を備え、表面板で挟むので、パネルの耐久力が向上す
る。しかも表面板の突起材は同様に取付けてあるので、
エッジ材と表面板とを取付ける際、表面板の選択が不要
で、エッジ材の溝側の区別も不要であるばかりか、パネ
ルを取付ける差異、表裏の区別なく取付け得る。請求項
3のパネルは、突起材がスタッドボルトで表面板に溶接
するので、突起材の取付けが強力になるし、例え突起材
の溶接位置に誤差が生じても、突起材をエッジ材の溝に
嵌め込み得る。また表面板とエッジ材とが接着剤にて接
着するので、溝に嵌り込む突起材と相伴い、表面板のず
れを防ぐ。
【0009】請求項4のパネルは、エッジ材同士が所定
の角度を有して突き合さるコーナーにシール効果を有す
る緩衝材を挟むので、突起材列に沿って嵌め込むエッジ
材の位置決めとなる。即ち、エッジ材を位置決めするこ
となく突起材列に嵌め込むことができる。しかもエッジ
材同士の突き合せ部に例え誤差があっても、エッジ材を
水密に突き合せることもできる。またエッジ材の外周側
に、緩衝材に連続し表面板と密接するシールを備えるの
で、エッジ材の外周部の水密性が向上し、同じ構造のパ
ネルの連結を可能にする。請求項5のパネルは、エッジ
材の内周側に芯材を備えるので、パネルの強度が一段と
向上するし、断熱効果や遮音効果も向上する。また芯材
と表面板とを接着するので、表面板の取付け強度も一段
と向上する。請求項6のパネルは、表面板がアルミニウ
ム合金製板材であり、エッジ材がアルミニウム合金製押
出型材であり、芯材がアルミハニカムコアであるから、
パネルの耐久力を維持したまま軽量化することができ
る。しかも外観がよくて、錆の発生もない。その結果、
本発明のパネルを用いてドーム状の屋根を構築すれば、
美観の向上、施工の簡略化、コスト低減に効果を発揮す
る。
【0010】本発明によるパネルの製造方法は上記のと
おりであるから、次に記載する効果を奏する。請求項7
のパネル製造方法は、表面板の外周部に突起材を溶接
し、エッジ材の表面板側に向けて開口する溝に突起材を
嵌め込み、表面板の外周部に沿ってエッジ材を設けるの
で、即ち、エッジ材を枠状に組立てる必要がないので、
その分、作業能率が向上するし、枠組みの熟練も要しな
い。しかもエッジ材同士の突き合せコーナーに緩衝材を
挟むので、エッジ材を位置決めすることなく突起材列に
嵌め込み得る。請求項8のパネル製造方法は、表側とな
る表面板、及び裏側となる表面板の外周部に突起材を溶
接しているので、一方の表面板の突起材に、エッジ材の
一方の突起材に向けて開口する溝を嵌め込み、他方の表
面板の突起材を、各エッジ材の他方の突起材に向けて開
口する溝に嵌め込み得る。即ち、エッジ材と表面板との
取付時に、表面板を選択することなく、またエッジ材の
溝側を区別することなく取付け得る。しかもエッジ材の
内周側に芯材を収め、エッジ材と芯材を2枚の表面板で
挟むので、パネルの強度が増大するばかりか、断熱効果
や遮音効果も向上する。更に表面板をエッジ材と芯材と
に接着するので、表面板の取付けが一段としっかりす
る。請求項9のパネル製造方法は、表面板のエッジ材側
に接着シートを備え、表面板を加熱加圧し、接着シート
を溶融して接着するので、即ち、表面板と突起材列毎に
嵌め込んだ各エッジ材を一度に接着し得るし、また芯材
と各エッジ材を、2枚の表面板と一度に接着し得るの
で、部材を個々に接着するパネルより、パネルの製造が
容易になり、製造能率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)(B)本発明によるパネルの要部構造を
示す断面図と一部切欠平面図である。
【図2】本発明によるパネルの製造方法を示す要部断面
図である。
【図3】パネルの構造例を示す要部断面図である。
【図4】(A)(B)エッジ材の正面図と側面図であ
る。
【図5】(A)(B)(C)パネルの要部構造を示す断
面図と、パネルの連結例を示す要部断面図である。
【図6】(A)(B)(C)パネルの使用例を示す斜視
図と側面図である。
【符号の説明】
1,11 パネル 2,12 芯材 3,13 エッジ材、30 胴部 4,14 溝、4a 広口部 5,15 表面材 6,16 突起材 7 緩衝材 8 シール 9 接着剤、19 接着シート A 空部 B 連結具、C 連結材 T 芯材厚さ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面板とエッジ材とから成り、表面板は
    外周部に突起材を取付け、エッジ材は表面板側に向けて
    開口する溝を備え、突起材を溝に嵌め込むことを特徴と
    するパネル。
  2. 【請求項2】 エッジ材が2枚の表面板に挟まれている
    ことを特徴とする請求項1記載のパネル。
  3. 【請求項3】 突起材がスタッドボルトで表面板に溶接
    され、表面板とエッジ材とが接着されていることを特徴
    とする請求項1又は2記載のパネル。
  4. 【請求項4】 エッジ材同士が所定の角度を有して突き
    合さるコーナーにシール効果を有する緩衝材を挟み、エ
    ッジ材の外周側に、緩衝材に連続し表面板と密接するシ
    ールを備えることを特徴とする請求項1、2又は3記載
    のパネル。
  5. 【請求項5】 エッジ材の内周側に芯材を備え、芯材と
    表面板とが接着されていることを特徴とする請求項1、
    2、3又は4記載のパネル。
  6. 【請求項6】 表面板がアルミニウム合金製板材であ
    り、エッジ材がアルミニウム合金製押出型材であり、芯
    材がアルミハニカムであることを特徴とする請求項5記
    載のパネル。
  7. 【請求項7】 表面板の外周部に突起材を溶接し、エッ
    ジ材の表面板側に向けて開口する溝に突起材を嵌め込
    み、表面板の外周部に沿ってエッジ材を設け、エッジ材
    同士の突き合せコーナーに緩衝材を挟むことを特徴とす
    るパネルの製造方法。
  8. 【請求項8】 表側となる表面板、及び裏側となる表面
    板の外周部に突起材を溶接し、一方の表面板の突起材
    に、エッジ材の一方の突起材に向けて開口する溝を嵌め
    込み、エッジ材同士の突き合せコーナーに緩衝材を挟
    み、エッジ材の内周側に芯材を収めた後、他方の表面板
    の突起材を、各エッジ材の他方の突起材に向けて開口す
    る溝に嵌め込み、エッジ材と芯材とを表面板に接着する
    ことを特徴とするパネルの製造方法。
  9. 【請求項9】 表面板のエッジ材側に接着シートを備
    え、表面板を加熱加圧し、接着シートを溶融して接着す
    ることを特徴とする請求項7又は8記載のパネルの製造
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101369514B1 (ko) * 2013-05-31 2014-03-06 우정특수기업 주식회사 건축구조물의 코너 엣지 마감용 보강아트패널

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101369514B1 (ko) * 2013-05-31 2014-03-06 우정특수기업 주식회사 건축구조물의 코너 엣지 마감용 보강아트패널

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