JPH10205012A - 吸放湿性の有する板材とその製造方法 - Google Patents
吸放湿性の有する板材とその製造方法Info
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- JPH10205012A JPH10205012A JP2973297A JP2973297A JPH10205012A JP H10205012 A JPH10205012 A JP H10205012A JP 2973297 A JP2973297 A JP 2973297A JP 2973297 A JP2973297 A JP 2973297A JP H10205012 A JPH10205012 A JP H10205012A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸放湿機能の優れた無機質の板材、とりわけ
内装壁面材料や天井材料として用いられる調湿性の板材
を提供する。 【解決手段】 吸放湿性のポ−ラスな無機粉粒体で構成
され、表面および裏面から内部にかけて徐々に密度およ
び平均粒径が変化し、上記表面および裏面は密度が高く
緻密で無機粉粒体の平均粒径が小さく、上記内部は密度
が低くポ−ラスで無機粉粒体の平均粒径が大きい吸放湿
性の板材を提供する。
内装壁面材料や天井材料として用いられる調湿性の板材
を提供する。 【解決手段】 吸放湿性のポ−ラスな無機粉粒体で構成
され、表面および裏面から内部にかけて徐々に密度およ
び平均粒径が変化し、上記表面および裏面は密度が高く
緻密で無機粉粒体の平均粒径が小さく、上記内部は密度
が低くポ−ラスで無機粉粒体の平均粒径が大きい吸放湿
性の板材を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用材とりわけ
内装壁材や天井材等に用いられる吸放湿性の有する板材
とその製造方法に係る。
内装壁材や天井材等に用いられる吸放湿性の有する板材
とその製造方法に係る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】高気密、高断熱性の有
する住宅内装材については、今日需要の高まりを見せて
いるが、室内の結露の問題が発生している。従来からの
室内換気システムの併用で上記問題は一応解決するが、
内装材として吸放湿する材料が開発されればより一層室
内結露防止が期待できると思われる。吸放湿性のある材
料で表面硬度が高く、かつ表面平滑性の優れた材料であ
れば内装材として使用可能と思われる。本発明は、吸放
湿性の有する板材料を内装材とすることによって、高湿
度雰囲気では内装材が湿気を吸収し、また乾燥雰囲気中
では内装材が湿気を放出し、室内を比較的一定の湿度に
保持する目的でなされたものであり、住宅内装材として
吸放湿性の有する板状の傾斜材料(密度分布が表面およ
び裏面から内部まで徐々に変化している材料)を提供す
ることを目的としている。
する住宅内装材については、今日需要の高まりを見せて
いるが、室内の結露の問題が発生している。従来からの
室内換気システムの併用で上記問題は一応解決するが、
内装材として吸放湿する材料が開発されればより一層室
内結露防止が期待できると思われる。吸放湿性のある材
料で表面硬度が高く、かつ表面平滑性の優れた材料であ
れば内装材として使用可能と思われる。本発明は、吸放
湿性の有する板材料を内装材とすることによって、高湿
度雰囲気では内装材が湿気を吸収し、また乾燥雰囲気中
では内装材が湿気を放出し、室内を比較的一定の湿度に
保持する目的でなされたものであり、住宅内装材として
吸放湿性の有する板状の傾斜材料(密度分布が表面およ
び裏面から内部まで徐々に変化している材料)を提供す
ることを目的としている。
【0003】
【上記課題を解決するための手段】請求項1に記載の発
明として、吸放湿性のポ−ラスな無機物質で構成され、
板材の表面および裏面から内部にかけて徐々に密度が変
化し、上記表面および裏面は密度が高く緻密で上記無機
物質の平均粒径が小さく、上記内部は密度が低くポ−ラ
スで上記無機物質の平均粒径が大きいことを特徴とする
吸放湿性の有する板状の傾斜材料を提供する。図1は上
記本発明に係る吸放湿性の有する板材(板状の傾斜材
料)1を説明するための模式図である。図1の如く板材
の表面および裏面と内部の密度は大きく異なり、表面お
よび裏面の無機物質11はその平均粒径が小さく内部気
泡12を有したポ−ラスで、密度が高く緻密となってい
る。内部の無機物質11はその平均粒径が大きく内部気
泡12を有したポ−ラスで、密度が低くポ−ラスな状態
となっている。上記板材には各々無機物質を結合させる
ために接着剤(バインダ−)が用いられている。このよ
うに板材の表面および裏面から内部にかけて上記無機物
質11以外の部分は空間となって、湿気の通路を形成し
ている。22はプラスチックフィルムであり、本発明に
係る板材の別態様として後記で述べている如く、裏面に
湿気の移動を遮断するための防湿フィルムである。
明として、吸放湿性のポ−ラスな無機物質で構成され、
板材の表面および裏面から内部にかけて徐々に密度が変
化し、上記表面および裏面は密度が高く緻密で上記無機
物質の平均粒径が小さく、上記内部は密度が低くポ−ラ
スで上記無機物質の平均粒径が大きいことを特徴とする
吸放湿性の有する板状の傾斜材料を提供する。図1は上
記本発明に係る吸放湿性の有する板材(板状の傾斜材
料)1を説明するための模式図である。図1の如く板材
の表面および裏面と内部の密度は大きく異なり、表面お
よび裏面の無機物質11はその平均粒径が小さく内部気
泡12を有したポ−ラスで、密度が高く緻密となってい
る。内部の無機物質11はその平均粒径が大きく内部気
泡12を有したポ−ラスで、密度が低くポ−ラスな状態
となっている。上記板材には各々無機物質を結合させる
ために接着剤(バインダ−)が用いられている。このよ
うに板材の表面および裏面から内部にかけて上記無機物
質11以外の部分は空間となって、湿気の通路を形成し
ている。22はプラスチックフィルムであり、本発明に
係る板材の別態様として後記で述べている如く、裏面に
湿気の移動を遮断するための防湿フィルムである。
【0004】請求項2に記載の発明としては、請求項1
の発明の中で上記無機物質として、吸放湿性の有するポ
−ラスな無機粉粒体が集結して平均粒径の異なるポ−ラ
スな顆粒状物に形成されたものが、表面および裏面から
内部にかけて徐々に密度および粒径が変化していること
を特徴とする吸放湿性の有する板状の傾斜材料を提供す
る。
の発明の中で上記無機物質として、吸放湿性の有するポ
−ラスな無機粉粒体が集結して平均粒径の異なるポ−ラ
スな顆粒状物に形成されたものが、表面および裏面から
内部にかけて徐々に密度および粒径が変化していること
を特徴とする吸放湿性の有する板状の傾斜材料を提供す
る。
【0005】請求項3に記載の発明としては、請求項1
の発明の中で上記無機物質が、吸放湿性の有するポ−ラ
スな無機発泡体を含んでいることを特徴とする吸放湿性
の有する板状の傾斜材料を提供する。上記無機発泡体と
しては、独立気泡や連続気泡のものが考えられるが、連
続気泡の方が吸放湿機能がはたらきやすい。
の発明の中で上記無機物質が、吸放湿性の有するポ−ラ
スな無機発泡体を含んでいることを特徴とする吸放湿性
の有する板状の傾斜材料を提供する。上記無機発泡体と
しては、独立気泡や連続気泡のものが考えられるが、連
続気泡の方が吸放湿機能がはたらきやすい。
【0006】請求項4に記載の発明としては、請求項1
ないし3の発明の中で上記吸放湿性の板材の裏面側に防
湿フィルムを貼り合わせ、表面側からのみ吸放湿機能を
有することを特徴とする吸放湿性の有する板状の傾斜材
料を提供する。
ないし3の発明の中で上記吸放湿性の板材の裏面側に防
湿フィルムを貼り合わせ、表面側からのみ吸放湿機能を
有することを特徴とする吸放湿性の有する板状の傾斜材
料を提供する。
【0007】請求項5に記載の発明としては、請求項1
ないし4の発明の中で上記吸放湿性の板材の表面に吸放
湿性の化粧層を設けたことを特徴とする吸放湿性を有す
る板状の傾斜材料を提供する。
ないし4の発明の中で上記吸放湿性の板材の表面に吸放
湿性の化粧層を設けたことを特徴とする吸放湿性を有す
る板状の傾斜材料を提供する。
【0008】請求項6に記載の発明としては、吸放湿性
のポ−ラスな無機物質を、板材の表面および裏面から内
部にかけて徐々に密度が変化して上記表面および裏面は
密度が高く緻密で平均粒径が小さく上記内部は密度が低
くポ−ラスで平均粒径が大きくなるように積層し、熱圧
成形して所定の厚みの板材を製造することを特徴とする
吸放湿性の有する板状の傾斜材料の製造方法を提供す
る。
のポ−ラスな無機物質を、板材の表面および裏面から内
部にかけて徐々に密度が変化して上記表面および裏面は
密度が高く緻密で平均粒径が小さく上記内部は密度が低
くポ−ラスで平均粒径が大きくなるように積層し、熱圧
成形して所定の厚みの板材を製造することを特徴とする
吸放湿性の有する板状の傾斜材料の製造方法を提供す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明を発明の実施の形態に基づ
いてさらに詳細に説明する。本発明に係る吸放湿性の有
する板材(板状の傾斜材料)は、吸放湿性の有する無機
物質すなわち無機粉粒体で構成されている。上記板材の
表面および裏面と内部との密度は大きく異なり、表面お
よび裏面は密度が高く無機粉粒体の平均粒径が小さく緻
密であり、内部は密度が低く無機粉粒体の平均粒径が大
きくポ−ラスである。しかも上記密度は表面および裏面
から内部にかけて徐々に変化している。上記無機粉粒体
の形態としては主として発泡体、顆粒体あるいは板状体
などあげられ、これらの無機粉粒体の平均粒径の大きさ
の差異や緻密の程度(ポ−ラスの程度)によって上記本
発明の板材の密度分布が決定される。吸放湿性の有する
無機粉粒体の種類としては、モンモリロン石、モンモリ
ロン群鉱、ベントナイト、ゼオライトあるいは珪藻土、
その他無機体質顔料として用いられている炭酸カルシウ
ム、タルク、カオリンあるいはクレ−等も使用できる。
いてさらに詳細に説明する。本発明に係る吸放湿性の有
する板材(板状の傾斜材料)は、吸放湿性の有する無機
物質すなわち無機粉粒体で構成されている。上記板材の
表面および裏面と内部との密度は大きく異なり、表面お
よび裏面は密度が高く無機粉粒体の平均粒径が小さく緻
密であり、内部は密度が低く無機粉粒体の平均粒径が大
きくポ−ラスである。しかも上記密度は表面および裏面
から内部にかけて徐々に変化している。上記無機粉粒体
の形態としては主として発泡体、顆粒体あるいは板状体
などあげられ、これらの無機粉粒体の平均粒径の大きさ
の差異や緻密の程度(ポ−ラスの程度)によって上記本
発明の板材の密度分布が決定される。吸放湿性の有する
無機粉粒体の種類としては、モンモリロン石、モンモリ
ロン群鉱、ベントナイト、ゼオライトあるいは珪藻土、
その他無機体質顔料として用いられている炭酸カルシウ
ム、タルク、カオリンあるいはクレ−等も使用できる。
【0010】無機粉粒体(無機物質)は、焼結等の方法
によってさらに平均粒径の大きな顆粒状物にするか、あ
るいは無機粉粒体を任意の発泡倍率で発泡させて使用す
ることで軽量でよりいっそうの吸放湿効果が期待でき
る。
によってさらに平均粒径の大きな顆粒状物にするか、あ
るいは無機粉粒体を任意の発泡倍率で発泡させて使用す
ることで軽量でよりいっそうの吸放湿効果が期待でき
る。
【0011】無機粉粒体は、上記発泡や焼結によって任
意に密度を変化させることもできる。密度としては0.
06〜3.2が好ましい。密度が0.06未満では板材
の強度が弱いために本発明の板材を製造し難い。また密
度が3.2超過では本発明の板材の空間が少なくなり吸
放湿性機能が低下する恐れがある。無機粉粒体の粒径に
ついては3〜5μ以上の任意の粒径が可能であるが、前
述したごとく本発明の板材の表面には粒径が3〜5μの
吸放湿性の有する無機粉粒体を層状に形成させることに
よって外観の優れた、表面性状の良好な板状の傾斜材料
を得ることができる。
意に密度を変化させることもできる。密度としては0.
06〜3.2が好ましい。密度が0.06未満では板材
の強度が弱いために本発明の板材を製造し難い。また密
度が3.2超過では本発明の板材の空間が少なくなり吸
放湿性機能が低下する恐れがある。無機粉粒体の粒径に
ついては3〜5μ以上の任意の粒径が可能であるが、前
述したごとく本発明の板材の表面には粒径が3〜5μの
吸放湿性の有する無機粉粒体を層状に形成させることに
よって外観の優れた、表面性状の良好な板状の傾斜材料
を得ることができる。
【0012】上記無機粉粒体(焼結、発泡した粉粒体を
含む)相互を結合させる無機系バインダ−は、水ガラス
系接着剤としてスミセラム(住友化学)、アロンセラミ
ック(東亜合成)、ベタック(坂井化学)等が挙げられ
る。リン酸アルミニウム系接着剤として第一リン酸アル
ミニウム、オルソリン酸アルミニウム、メタリン酸アル
ミニウム、トリポリリン酸アルミニウム等が挙げられ
る。また、同様に有機系バインダ−としてポリビニルア
ルコ−ル、CMC、アクリル酸ナトリウムの如く親水性
ポリマ−がある。
含む)相互を結合させる無機系バインダ−は、水ガラス
系接着剤としてスミセラム(住友化学)、アロンセラミ
ック(東亜合成)、ベタック(坂井化学)等が挙げられ
る。リン酸アルミニウム系接着剤として第一リン酸アル
ミニウム、オルソリン酸アルミニウム、メタリン酸アル
ミニウム、トリポリリン酸アルミニウム等が挙げられ
る。また、同様に有機系バインダ−としてポリビニルア
ルコ−ル、CMC、アクリル酸ナトリウムの如く親水性
ポリマ−がある。
【0013】(変形例)本発明の吸放湿性の有する板材
(板状の傾斜材料)の裏面に防水、防湿のためポリエチ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチ
レンテレフタレ−ト等のプラスチックフィルムを貼り合
わせて上記板材の裏面を通る水分、湿気の移動を抑制す
る態様も考えられる。
(板状の傾斜材料)の裏面に防水、防湿のためポリエチ
レン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチ
レンテレフタレ−ト等のプラスチックフィルムを貼り合
わせて上記板材の裏面を通る水分、湿気の移動を抑制す
る態様も考えられる。
【0014】また、本発明に係る吸放湿性の有する板材
の表面には吸放湿性の有するインクや塗料でベタ印刷、
適宜模様印刷や塗料を施して吸放湿性の有する化粧層を
設ける実施態様も考えられる。この場合、吸放湿性の有
するインクとしてビヒクル吸放湿ウレタン樹脂があり、
吸放湿性の有する塗料としてビヒクル吸放湿ウレタン樹
脂がある。さらに、上記化粧層に任意のエンボス加工が
施され、凹凸模様を付すことも実施態様として挙げられ
る。
の表面には吸放湿性の有するインクや塗料でベタ印刷、
適宜模様印刷や塗料を施して吸放湿性の有する化粧層を
設ける実施態様も考えられる。この場合、吸放湿性の有
するインクとしてビヒクル吸放湿ウレタン樹脂があり、
吸放湿性の有する塗料としてビヒクル吸放湿ウレタン樹
脂がある。さらに、上記化粧層に任意のエンボス加工が
施され、凹凸模様を付すことも実施態様として挙げられ
る。
【0015】本発明に係る吸放湿性の有する板材を製造
する方法として、湿式法や乾式法がある。湿式法では水
に無機物質(無機粉粒体)を分解溶解させてスラリ−に
した後、上記無機粉粒体の沈降速度の差を利用して徐々
に密度の異なる層を形成させる。乾式法ではパ−ティク
ルボ−ドやMDFの木質板製造時のマット形成にて用い
られるスプレッダ−ロ−ル(またはスパイクロ−ル)で
無機粉粒体を分散、分級して徐々に密度の異なる層を形
成させる。
する方法として、湿式法や乾式法がある。湿式法では水
に無機物質(無機粉粒体)を分解溶解させてスラリ−に
した後、上記無機粉粒体の沈降速度の差を利用して徐々
に密度の異なる層を形成させる。乾式法ではパ−ティク
ルボ−ドやMDFの木質板製造時のマット形成にて用い
られるスプレッダ−ロ−ル(またはスパイクロ−ル)で
無機粉粒体を分散、分級して徐々に密度の異なる層を形
成させる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例をさらに詳細に説明する。
【0017】(実施例1)タルクの微粉末を木質繊維板
のフォ−ミング装置と同様のスプレッダ−ロ−ルを使用
してPETフィルム上に約0.5mmの層になるように
均一に散布した。タルク層の上に平均粒径約0.5mm
のパ−ライト3重量部、平均粒径約1.0mmのパ−ラ
イト1重量部、平均粒径約1.5mmのパ−ライト0.
5重量部の混合物をスプレッダ−ロ−ルを使用して約
1.5mmの層になるように分散した。この層の上に平
均粒径約1.5mmのパ−ライト3重量部、平均粒径約
2.0mmのパ−ライト1重量部、平均粒径約2.5m
mのパ−ライト0.5重量部の混合物をスプレッダ−ロ
−ルを使用して約2mmの層になるように分散した。更
に、平均粒径約3.0mmのパ−ライト3重量部、平均
粒径約3.5mmのパ−ライト2重量部、平均粒径約
4.0mmのパ−ライト1重量部の混合物をスプレッダ
−ロ−ルを使用して約5mmの層になるように分散し
た。更に平均粒径約1.5mmのパ−ライト3重量部、
平均粒径約2.2mmのパ−ライト1重量部、平均粒径
約2.5mmのパ−ライト0.5重量部の混合物をスプ
レッダ−ロ−ルを使用して約2mmの層になるように分
散した。この層の上に平均粒径約0.5mmのパ−ライ
ト3重量部平均粒径約1.0mmのパ−ライト1重量
部、平均粒径約1.5mmのパ−ライト0.5重量部の
混合物をスプレッダ−ロ−ルを使用して約1.5mmの
層になるように分散した。更にタルクの微粉末を木質繊
維板のフォ−ミング装置と同様のスプレッダ−ロ−ルを
使用して約0.5mmの層になるように散布した。タル
ク層の上にPETフィルムを積層した。このように、無
段階の層状に積層したものを12mmのディスタンスバ
−を用いて150℃で5分間5kg/cm2で熱圧して
板状の無機傾斜材料を作った。タルク、パ−ライトには
接着剤として平均重合度約1700の完全懸化ポリビニ
ルアルコ−ルの5%水溶液を使用した。
のフォ−ミング装置と同様のスプレッダ−ロ−ルを使用
してPETフィルム上に約0.5mmの層になるように
均一に散布した。タルク層の上に平均粒径約0.5mm
のパ−ライト3重量部、平均粒径約1.0mmのパ−ラ
イト1重量部、平均粒径約1.5mmのパ−ライト0.
5重量部の混合物をスプレッダ−ロ−ルを使用して約
1.5mmの層になるように分散した。この層の上に平
均粒径約1.5mmのパ−ライト3重量部、平均粒径約
2.0mmのパ−ライト1重量部、平均粒径約2.5m
mのパ−ライト0.5重量部の混合物をスプレッダ−ロ
−ルを使用して約2mmの層になるように分散した。更
に、平均粒径約3.0mmのパ−ライト3重量部、平均
粒径約3.5mmのパ−ライト2重量部、平均粒径約
4.0mmのパ−ライト1重量部の混合物をスプレッダ
−ロ−ルを使用して約5mmの層になるように分散し
た。更に平均粒径約1.5mmのパ−ライト3重量部、
平均粒径約2.2mmのパ−ライト1重量部、平均粒径
約2.5mmのパ−ライト0.5重量部の混合物をスプ
レッダ−ロ−ルを使用して約2mmの層になるように分
散した。この層の上に平均粒径約0.5mmのパ−ライ
ト3重量部平均粒径約1.0mmのパ−ライト1重量
部、平均粒径約1.5mmのパ−ライト0.5重量部の
混合物をスプレッダ−ロ−ルを使用して約1.5mmの
層になるように分散した。更にタルクの微粉末を木質繊
維板のフォ−ミング装置と同様のスプレッダ−ロ−ルを
使用して約0.5mmの層になるように散布した。タル
ク層の上にPETフィルムを積層した。このように、無
段階の層状に積層したものを12mmのディスタンスバ
−を用いて150℃で5分間5kg/cm2で熱圧して
板状の無機傾斜材料を作った。タルク、パ−ライトには
接着剤として平均重合度約1700の完全懸化ポリビニ
ルアルコ−ルの5%水溶液を使用した。
【0018】(実施例2)ゼオライトを多孔質の平均径
約0.5mm〜5.0mmの粒状物に焼結した物を用い
て板状の無機傾斜材料を下記の方法で作った。ゼオライ
トの微粉末を木質繊維板のフォ−ミング装置と同様のス
プレッダ−ロ−ル(スパイクロ−ル)を使用してPET
フィルム上に約0.5mmの層になるように均一に散布
した。ゼオライト層の上に平均粒径約0.5mmの焼結
ゼオライト3重量部、平均粒径約1.0mmの焼結ゼオ
ライト2重量部、平均粒径約1.5mmの焼結ゼオライ
ト1重量部の混合物をスプレッダ−ロ−ルを使用して約
1.5mmの層になるように分散した。この層の上に平
均粒径約1.5mmの焼結ゼオライト3重量部、平均粒
径約2.0mmの焼結ゼオライト2重量部、平均粒径約
2.5mmの焼結ゼオライト1重量部の混合物をスプレ
ッダ−ロ−ルを使用して約2.5mmの層になるように
分散した。この層の上に平均粒径3.0mmの焼結ゼオ
ライト3重量部、平均粒径3.5mmの焼結ゼオライト
2重量部、平均粒径4.0mmの焼結ゼオライト2重量
部の平均粒径1.5mmの焼結ゼオライト3重量部、平
均粒径2.0mmの焼結ゼオライト3重量部、平均粒径
2.5mmの焼結ゼオライト1重量部、平均粒径3.0
mmの焼結ゼオライト4重量部、平均粒径3.5mmの
焼結ゼオライト3重量部、平均粒径4.0mmの焼結ゼ
オライト3重量部の混合物を水に分散溶解し15%の分
散水溶液を作った。混合物をスプレッダ−ロ−ルを使用
して約4mmの層になるように分散した。更に平均粒径
約1.5mmの焼結ゼオライト3重量部、平均粒径約
2.0mmの焼結ゼオライト2重量部、平均粒径約2.
5mmの焼結ゼオライト1重量部の混合物をスプレッダ
−ロ−ルを使用して約2.5mmの層になるように分散
した。この層の上に平均粒径0.5mmの焼結ゼオライ
ト3重量部、平均粒径1.0mmの焼結ゼオライト2重
量部、平均粒径1.5mmの焼結ゼオライト1重量部の
混合物をスプレッダ−ロ−ルを使用して約1.5mmの
層になるように分散した。この層の上にゼオライトの微
粉末を木質繊維板のフォ−ミング装置と同様のスプレッ
ダ−ロ−ルを使用して約0.5mmの層になるように均
一に散布したゼオライト層の上にPETフィルムを積層
した。このように、無段階の層状に積層したものを12
mmのディスタンスバ−を用いて150℃で5分間5k
g/cm2で熱圧して無機傾斜材料を作った。ゼオライ
ト、焼結ゼオライトには接着剤として平均重合度約17
00の完全懸化ポリビニルアルコ−ルの5%水溶液を使
用した。得られた板状の無機傾斜材料の裏面(平均粒径
約4.0mmの焼結ゼオライト面)にポリエチレンフィ
ルムを防湿のため貼着した。
約0.5mm〜5.0mmの粒状物に焼結した物を用い
て板状の無機傾斜材料を下記の方法で作った。ゼオライ
トの微粉末を木質繊維板のフォ−ミング装置と同様のス
プレッダ−ロ−ル(スパイクロ−ル)を使用してPET
フィルム上に約0.5mmの層になるように均一に散布
した。ゼオライト層の上に平均粒径約0.5mmの焼結
ゼオライト3重量部、平均粒径約1.0mmの焼結ゼオ
ライト2重量部、平均粒径約1.5mmの焼結ゼオライ
ト1重量部の混合物をスプレッダ−ロ−ルを使用して約
1.5mmの層になるように分散した。この層の上に平
均粒径約1.5mmの焼結ゼオライト3重量部、平均粒
径約2.0mmの焼結ゼオライト2重量部、平均粒径約
2.5mmの焼結ゼオライト1重量部の混合物をスプレ
ッダ−ロ−ルを使用して約2.5mmの層になるように
分散した。この層の上に平均粒径3.0mmの焼結ゼオ
ライト3重量部、平均粒径3.5mmの焼結ゼオライト
2重量部、平均粒径4.0mmの焼結ゼオライト2重量
部の平均粒径1.5mmの焼結ゼオライト3重量部、平
均粒径2.0mmの焼結ゼオライト3重量部、平均粒径
2.5mmの焼結ゼオライト1重量部、平均粒径3.0
mmの焼結ゼオライト4重量部、平均粒径3.5mmの
焼結ゼオライト3重量部、平均粒径4.0mmの焼結ゼ
オライト3重量部の混合物を水に分散溶解し15%の分
散水溶液を作った。混合物をスプレッダ−ロ−ルを使用
して約4mmの層になるように分散した。更に平均粒径
約1.5mmの焼結ゼオライト3重量部、平均粒径約
2.0mmの焼結ゼオライト2重量部、平均粒径約2.
5mmの焼結ゼオライト1重量部の混合物をスプレッダ
−ロ−ルを使用して約2.5mmの層になるように分散
した。この層の上に平均粒径0.5mmの焼結ゼオライ
ト3重量部、平均粒径1.0mmの焼結ゼオライト2重
量部、平均粒径1.5mmの焼結ゼオライト1重量部の
混合物をスプレッダ−ロ−ルを使用して約1.5mmの
層になるように分散した。この層の上にゼオライトの微
粉末を木質繊維板のフォ−ミング装置と同様のスプレッ
ダ−ロ−ルを使用して約0.5mmの層になるように均
一に散布したゼオライト層の上にPETフィルムを積層
した。このように、無段階の層状に積層したものを12
mmのディスタンスバ−を用いて150℃で5分間5k
g/cm2で熱圧して無機傾斜材料を作った。ゼオライ
ト、焼結ゼオライトには接着剤として平均重合度約17
00の完全懸化ポリビニルアルコ−ルの5%水溶液を使
用した。得られた板状の無機傾斜材料の裏面(平均粒径
約4.0mmの焼結ゼオライト面)にポリエチレンフィ
ルムを防湿のため貼着した。
【0019】(実施例3)珪藻土を多孔質の平均径約
0.5mm〜5.0mmの粒状物に焼結した物を用いて
板状の無機傾斜材料を下記の方法で作った。珪藻土の微
粉末を木質繊維板のフォ−ミング装置と同様のスプレッ
ダ−ロ−ル(スパイクロ−ル)を使用してPETフィル
ム上に約0.8mmの層になるように均一に散布した。
珪藻土層の上に平均粒径約0.5mmの焼結珪藻土3重
量部、平均粒径約1.0mmの焼結珪藻土2重量部、平
均粒径約1.5mmの焼結珪藻土1重量部の混合物をス
プレッダ−ロ−ルを使用して約2.2mmの層になるよ
うに分散した。この層の上に平均粒径約1.5mmの焼
結珪藻土3重量部、平均粒径約2.0mmの焼結珪藻土
2重量部、平均粒径約2.5mmの焼結珪藻土1重量部
をスプレッダ−ロ−ルを使用して約3.5mmの層にな
るように分散した。更に、平均粒径約3.0mmの焼結
珪藻土3重量部、平均粒径約3.5mmの焼結珪藻土2
重量部、平均粒径約4.0mmの焼結珪藻土2重量部の
混合物をスプレッダ−ロ−ルを使用して約5mmの層に
なるように分散した。更に平均粒径約1.5mmの焼結
珪藻土3重量部、平均粒径約2.0mmの焼結珪藻土2
重量部、平均粒径約2.5mmの焼結珪藻土1重量部の
混合物をスプレッダ−ロ−ルを使用して約3mmの層に
なるように分散した。この層の上に平均粒径約0.5m
mの焼結珪藻土3重量部、平均粒径約1.0mmの焼結
珪藻土2重量部、平均粒径約1.5mmの焼結珪藻土1
重量部をスプレッダ−ロ−ルを使用して約2.2mmの
層になるように分散した。 この層の上に珪藻土の微粉
末を木質繊維板のフォ−ミング装置と同様のスプレッダ
−ロ−ルを使用して約0.8mmの層になるように均一
に散布した。珪藻土層の上にPETフィルムを積層し
た。このように、無段階の層状に積層したものを15m
mのディスタンスバ−を用いて150℃で5分間5kg
/cm2で熱圧した後、この無機傾斜材料を約900〜
1100℃で焼結して板状の無機傾斜材料を作った。珪
藻土、焼結珪藻土には接着剤として平均重合度約170
0の完全懸化ポリビニルアルコ−ルの5%水溶液を使用
した。得られた板状の無機傾斜材料の裏面(平均粒径
4.0mmの焼結ゼオライト面)にポリ塩化ビニリデン
フィルムを防湿のため貼着した。
0.5mm〜5.0mmの粒状物に焼結した物を用いて
板状の無機傾斜材料を下記の方法で作った。珪藻土の微
粉末を木質繊維板のフォ−ミング装置と同様のスプレッ
ダ−ロ−ル(スパイクロ−ル)を使用してPETフィル
ム上に約0.8mmの層になるように均一に散布した。
珪藻土層の上に平均粒径約0.5mmの焼結珪藻土3重
量部、平均粒径約1.0mmの焼結珪藻土2重量部、平
均粒径約1.5mmの焼結珪藻土1重量部の混合物をス
プレッダ−ロ−ルを使用して約2.2mmの層になるよ
うに分散した。この層の上に平均粒径約1.5mmの焼
結珪藻土3重量部、平均粒径約2.0mmの焼結珪藻土
2重量部、平均粒径約2.5mmの焼結珪藻土1重量部
をスプレッダ−ロ−ルを使用して約3.5mmの層にな
るように分散した。更に、平均粒径約3.0mmの焼結
珪藻土3重量部、平均粒径約3.5mmの焼結珪藻土2
重量部、平均粒径約4.0mmの焼結珪藻土2重量部の
混合物をスプレッダ−ロ−ルを使用して約5mmの層に
なるように分散した。更に平均粒径約1.5mmの焼結
珪藻土3重量部、平均粒径約2.0mmの焼結珪藻土2
重量部、平均粒径約2.5mmの焼結珪藻土1重量部の
混合物をスプレッダ−ロ−ルを使用して約3mmの層に
なるように分散した。この層の上に平均粒径約0.5m
mの焼結珪藻土3重量部、平均粒径約1.0mmの焼結
珪藻土2重量部、平均粒径約1.5mmの焼結珪藻土1
重量部をスプレッダ−ロ−ルを使用して約2.2mmの
層になるように分散した。 この層の上に珪藻土の微粉
末を木質繊維板のフォ−ミング装置と同様のスプレッダ
−ロ−ルを使用して約0.8mmの層になるように均一
に散布した。珪藻土層の上にPETフィルムを積層し
た。このように、無段階の層状に積層したものを15m
mのディスタンスバ−を用いて150℃で5分間5kg
/cm2で熱圧した後、この無機傾斜材料を約900〜
1100℃で焼結して板状の無機傾斜材料を作った。珪
藻土、焼結珪藻土には接着剤として平均重合度約170
0の完全懸化ポリビニルアルコ−ルの5%水溶液を使用
した。得られた板状の無機傾斜材料の裏面(平均粒径
4.0mmの焼結ゼオライト面)にポリ塩化ビニリデン
フィルムを防湿のため貼着した。
【0020】
【発明の効果】請求項1ないし3の発明によれば、ポ−
ラスで平均粒径の異なる吸放湿性の有する無機物質が徐
々にその平均粒径および密度が変化するように積層され
ているので、表面層および裏面層から内部層へ連続的に
空間が多くなる。しかも、ポ−ラスな無機物質は同じ容
積の無機吸放湿材料と比べてもポ−ラスであることによ
って内部に多分の空間ができ、その空間に接する無機物
質の表面は吸放湿性があるので、優れた吸放湿能を発揮
することができる。また、表面層および裏面層から内部
の層にかけてポ−ラスな無機物質の結合空間容積が徐々
に増加するので水分移動が容易になり、表面層または裏
面層から吸収された水分は短時間で内部へ拡散される。
また、表面層が乾燥雰囲気中にさらされ表面層から水分
が放出される場合でも、表面層は吸放湿性の有する細か
い粒度のポ−ラスな無機物質が緻密に積層されているの
で、板材の水分の保持量も多く容易に水分を放出するこ
とができる。この場合も徐々に密度が変化しているので
短時間に調湿機能を発揮することができる。
ラスで平均粒径の異なる吸放湿性の有する無機物質が徐
々にその平均粒径および密度が変化するように積層され
ているので、表面層および裏面層から内部層へ連続的に
空間が多くなる。しかも、ポ−ラスな無機物質は同じ容
積の無機吸放湿材料と比べてもポ−ラスであることによ
って内部に多分の空間ができ、その空間に接する無機物
質の表面は吸放湿性があるので、優れた吸放湿能を発揮
することができる。また、表面層および裏面層から内部
の層にかけてポ−ラスな無機物質の結合空間容積が徐々
に増加するので水分移動が容易になり、表面層または裏
面層から吸収された水分は短時間で内部へ拡散される。
また、表面層が乾燥雰囲気中にさらされ表面層から水分
が放出される場合でも、表面層は吸放湿性の有する細か
い粒度のポ−ラスな無機物質が緻密に積層されているの
で、板材の水分の保持量も多く容易に水分を放出するこ
とができる。この場合も徐々に密度が変化しているので
短時間に調湿機能を発揮することができる。
【0021】請求項1ないし3の発明によれば、表面お
よび裏面が緻密な層で形成されているので外観がきれい
である。また、緻密で比較的強度の高い高密度の表面層
および裏面層から徐々に低密度の内部層へ変化している
ので、強度のある表面層および裏面層が内部層を保護し
全体として強度のある比較的低密度の板材が得られ、取
り扱いが容易である。しかも、密度分布が内部層を境に
ほぼ表裏対称に変化しているので反り、狂いなど変形が
起きにくい。
よび裏面が緻密な層で形成されているので外観がきれい
である。また、緻密で比較的強度の高い高密度の表面層
および裏面層から徐々に低密度の内部層へ変化している
ので、強度のある表面層および裏面層が内部層を保護し
全体として強度のある比較的低密度の板材が得られ、取
り扱いが容易である。しかも、密度分布が内部層を境に
ほぼ表裏対称に変化しているので反り、狂いなど変形が
起きにくい。
【0022】請求項4の発明によれば、吸放湿性の板材
(板状の傾斜材料)の裏面に防湿性フィルムを貼着して
いるので、たとえば壁面用材料として使用した場合、胴
縁、壁空間へ水分が移動しないため、壁空間の結露、く
され等の問題が発生することがない。
(板状の傾斜材料)の裏面に防湿性フィルムを貼着して
いるので、たとえば壁面用材料として使用した場合、胴
縁、壁空間へ水分が移動しないため、壁空間の結露、く
され等の問題が発生することがない。
【0023】請求項5の発明によれば、板材の表面に吸
放湿性の有する化粧層を形成しているので、上記した如
き本発明に係る板材の調湿機能を保持しながら表面化粧
が可能となる。
放湿性の有する化粧層を形成しているので、上記した如
き本発明に係る板材の調湿機能を保持しながら表面化粧
が可能となる。
【0024】請求項6の発明によれば、本発明に係る吸
放湿性の有する板状の傾斜材料を、従来の木質材料の製
造方法を用いて製造できるので、特別な装置を必要とせ
ず、効率よく安価に製造できる。
放湿性の有する板状の傾斜材料を、従来の木質材料の製
造方法を用いて製造できるので、特別な装置を必要とせ
ず、効率よく安価に製造できる。
【図1】本発明に係る吸放湿性の有する板材を示す模式
図である。
図である。
1 吸放湿性の有する板材(板状の傾斜材料) 11 無機物質
Claims (6)
- 【請求項1】 吸放湿性のポ−ラスな無機物質で構成さ
れ、表面および裏面から内部にかけて徐々に密度が変化
し、上記表面および裏面は密度が高く緻密で平均径が小
さく、上記内部は密度が低くポ−ラスで平均径が大きい
ことを特徴とする吸放湿性の有する板材。 - 【請求項2】 上記無機物質として吸放湿性のポ−ラス
な無機粉粒体が集結して平均径の異なるポ−ラスな顆粒
状に形成されたもので構成され、表面および裏面から内
部にかけて徐々に密度および平均径が変化していること
を特徴とする請求項1記載の吸放湿性の有する板材。 - 【請求項3】 上記無機物質が吸放湿性の有するポ−ラ
スな無機発泡体を含んでいることを特徴とする請求項1
記載の吸放湿性の有する板材。 - 【請求項4】 吸放湿性の有する板材の裏面に防湿フィ
ルムを貼り合わせ、表面側からのみ吸放湿機能を有する
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つ記載
の吸放湿性の有する板材。 - 【請求項5】 上記吸放湿性の板材の表面に吸放湿性の
化粧層を設けたことを特徴とする請求項1ないし4のい
ずれか1つ記載の吸放湿性の有する板材。 - 【請求項6】 吸放湿性のポ−ラスな無機物質を、表面
および裏面から内部にかけて徐々に密度が変化し、上記
表面および裏面は密度が高く緻密で平均径が小さく上記
内部は密度が低くポ−ラスで平均径が大きくなるように
積層し、熱圧成形して所定厚みの板材を製造することを
特徴とする吸放湿性の有する板材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2973297A JPH10205012A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 吸放湿性の有する板材とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2973297A JPH10205012A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 吸放湿性の有する板材とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10205012A true JPH10205012A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=12284289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2973297A Withdrawn JPH10205012A (ja) | 1997-01-28 | 1997-01-28 | 吸放湿性の有する板材とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10205012A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000219041A (ja) * | 1999-01-29 | 2000-08-08 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | 貨物車の扉板 |
JP2003307011A (ja) * | 2002-04-18 | 2003-10-31 | Hokkaido Technology Licence Office Co Ltd | 建築物の内装材及びその製造方法 |
JP2010058982A (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-18 | Sanwa Seisakusho:Kk | 気泡粒板及び気泡粒板の製造方法 |
US10668710B2 (en) | 2017-07-28 | 2020-06-02 | General Electric Company | Components including structures having decoupled structural stiffness and mass density |
-
1997
- 1997-01-28 JP JP2973297A patent/JPH10205012A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000219041A (ja) * | 1999-01-29 | 2000-08-08 | Daiken Trade & Ind Co Ltd | 貨物車の扉板 |
JP2003307011A (ja) * | 2002-04-18 | 2003-10-31 | Hokkaido Technology Licence Office Co Ltd | 建築物の内装材及びその製造方法 |
JP2010058982A (ja) * | 2008-09-01 | 2010-03-18 | Sanwa Seisakusho:Kk | 気泡粒板及び気泡粒板の製造方法 |
US10668710B2 (en) | 2017-07-28 | 2020-06-02 | General Electric Company | Components including structures having decoupled structural stiffness and mass density |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040406 |