JPH10204751A - ジェットルームにおける緯糸張力付与装置 - Google Patents

ジェットルームにおける緯糸張力付与装置

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JPH10204751A
JPH10204751A JP473097A JP473097A JPH10204751A JP H10204751 A JPH10204751 A JP H10204751A JP 473097 A JP473097 A JP 473097A JP 473097 A JP473097 A JP 473097A JP H10204751 A JPH10204751 A JP H10204751A
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信悟 織田
Katsumi Hakamata
克實 袴田
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    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/28Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed
    • D03D47/30Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms wherein the weft itself is projected into the shed by gas jet
    • D03D47/3066Control or handling of the weft at or after arrival
    • D03D47/308Stretching or holding the weft

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  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】効果的な張力付与作用をもたらす緯糸張力付与
装置を提供する。 【解決手段】緯糸捕捉パイプ17の導入端部171とス
トレッチノズル16とは対向している。ストレッチノズ
ル16からの噴射エアは導入端部171に向けて噴射す
る。緯糸導入凹部151の上部側から緯糸導入凹部15
1内へ突出する導入端部171は、筒先を切り欠いて形
成されている。導入端部171は緯糸導入凹部151の
横断面の一部となる上部側を遮蔽している。緯糸導入凹
部151に到達した緯糸Yの先端部は、ストレッチノズ
ル16からのエア流によって緯糸捕捉パイプ17内へ吹
き入れられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、緯糸捕捉パイプ内
へストレッチノズルからエアを吹き込んで緯糸を捕捉す
るジェットルームにおける緯糸張力付与装置にに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】品質の良い織布を製織するためには、筬
打ち時に緯入れされた緯糸に適度な張力を付与すること
が必要である。筬打ち時の緯糸に張力を付与するため、
例えば実開昭51−88664号公報、実開平1−11
4686号公報等では、織機のスレイ上の緯入れ末端側
に緯糸張力付与装置が設けられている。
【0003】実開昭51−88664号公報の装置で
は、数個の通気孔を有するリフレクターが緯糸案内通路
上に設定されており、緯糸捕捉用の吸引パイプが緯糸案
内通路に対して直交するように配設されている。通気孔
はリフレクターの誘導曲面上に形成されている。リフレ
クターの誘導曲面は緯糸案内通路を流れてきたエアを吸
引パイプ内へ誘導し、緯入れされた緯糸の先端部が吸引
パイプ内へ案内される。
【0004】実開平1−114686号公報の装置で
は、遮蔽板が緯糸案内通路を横断するように配置されて
おり、緯糸捕捉用の誘導管が緯糸案内通路に対して直交
するように配設されている。遮蔽板は緯糸案内通路を流
れてきたエアを誘導管内へ誘導し、緯入れされた緯糸の
先端部が誘導管内へ案内される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】実開平1−11468
6号公報の装置では、遮蔽板が緯糸案内通路の横断面全
体を遮るため、緯糸案内通路を流れてきたエアが遮蔽板
の遮蔽作用によって緯糸案内通路の開放部側へ流れ出や
すい。そのため、緯糸案内通路を飛走してきた緯糸の先
端部が誘導管内に円滑に入って行かないという欠点があ
る。
【0006】実開昭51−88664号公報の装置で
は、数個の通気孔がリフレクターの遮蔽作用による乱流
発生を抑制するが、緯糸の先端が通気孔に入って行かな
いように、かつ良好な乱流発生抑制作用を得るように通
気孔の径を設定することは大層難しい。
【0007】本発明は、効果的な張力付与作用をもたら
す緯糸張力付与装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、緯
入れ用ノズルのエア噴射作用によって緯糸を緯糸案内通
路に沿って緯入れし、緯糸捕捉通路内へストレッチノズ
ルからエアを吹き込んで前記緯糸を捕捉する緯糸張力付
与装置を対象とし、請求項1の発明では、前記ストレッ
チノズルからのエア噴射流を前記緯糸案内通路と交差さ
せ、前記エア噴射流よりも緯入れ末端側で前記緯糸案内
通路の横断面の一部を遮るように誘導体を設け、前記緯
糸案内通路を流れる前記緯入れ用ノズルからの噴射エア
の一部を前記誘導体によって前記緯糸捕捉通路へ誘導す
るようにした。
【0009】緯糸案内通路を流れてくるエアの一部は誘
導体によって遮られない緯糸案内通路の一部から漏洩
し、緯糸案内通路を流れてくるエアの一部は誘導体の誘
導作用及びストレッチノズルのエア噴射作用によって緯
糸捕捉通路内へ誘導される。従って、緯糸先端部が緯糸
案内通路内へ円滑に導入される。
【0010】請求項2の発明では、前記緯糸捕捉通路を
緯糸捕捉パイプによって形成し、この緯糸捕捉パイプの
導入端部を前記緯糸案内通路内へ突出させ、前記導入端
部を前記誘導体とした。
【0011】誘導体となる導入端部が緯糸捕捉通路に滑
らかに連なっているため、緯糸案内通路を流れてくるエ
アの一部を緯糸捕捉通路内へ誘導する誘導体の誘導効率
が高く、しかも簡素な構成となる。
【0012】請求項3の発明では、請求項3の誘導体の
内壁面が緯入れ始端側を向くように前記誘導体を形成し
た。緯糸案内通路を流れてくるエアが前記内壁面に沿っ
て緯糸捕捉通路側へ誘導される。
【0013】請求項4の発明では、前記緯糸案内通路に
対する前記誘導体の突出位置を変更する突出位置変更手
段を設けた。誘導体による緯糸案内通路の横断面の遮蔽
割合が前記突出位置の変更によって変わる。前記横断面
の遮蔽割合は、緯糸種類、緯入れ用ノズルの噴射圧力に
応じて適正調整される。
【0014】請求項5の発明では、前記ストレッチノズ
ルを緯糸捕捉ブロックに形成し、前記緯糸捕捉パイプを
前記緯糸捕捉ブロックにスライド可能に挿通する挿通構
造と、前記緯糸捕捉パイプを前記緯糸捕捉ブロックに締
め付け固定するねじとからなる前記突出位置変更手段を
構成した。
【0015】緯糸捕捉ブロックに対する捕捉パイプの挿
通位置は、ねじを緩めた状態で変更できる。緯糸捕捉ブ
ロックに対する捕捉パイプの挿通位置を変更すれば、誘
導体となる導入端部による緯糸案内通路の横断面の遮蔽
割合が変わる。
【0016】請求項6の発明では、前記ストレッチノズ
ルを緯糸捕捉ブロックに形成し、前記誘導体を前記緯糸
捕捉ブロックに形成した。緯糸捕捉ブロックに誘導体を
形成する構成は、装置構成の簡素化をもたらす。
【0017】請求項7の発明では、前記緯糸案内通路の
上部側から緯糸案内通路内に前記誘導体を延出した。前
記誘導体の延出位置は、緯入れ用ノズルである緯入れ用
補助ノズルのエア噴射の方向性に対応して好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1の
実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
【0019】図1に示すようにスレイ11上には変形筬
12及び補助変形筬13が立設固定されている。変形筬
12は織布Wの形成用であり、補助変形筬13は捨耳W
eの形成用である。図示しない緯入れ用メインノズルか
ら射出された緯糸Yは、緯入れ用補助ノズル10の噴射
作用によって変形筬12前面の緯糸案内通路121内を
飛走する。変形筬12と補助変形筬13との間には緯糸
検出器14が立設固定されている。緯糸検出器14は緯
糸Yの到達有無を検出する。
【0020】補助変形筬13の隣には緯糸捕捉ブロック
15が立設されている。緯糸捕捉ブロック15の前面に
は緯糸導入凹部151が形成されている。緯糸導入凹部
151は緯糸案内通路121の延長線上にあり、緯糸導
入凹部151は緯糸案内通路の一部となる。図2に示す
ように緯糸捕捉ブロック15内にはストレッチノズル1
6が緯糸導入凹部151の下壁面に開口するように形成
されている。ストレッチノズル16は図示しない圧縮エ
ア供給源に接続されている。
【0021】緯糸捕捉ブロック15には緯糸捕捉パイプ
17が緯糸案内通路121と直交する方向にスライド可
能に挿通されている。緯糸捕捉パイプ17の導入端部1
71は緯糸導入凹部151の上壁面を貫通して開口して
いる。緯糸捕捉パイプ17は緯糸捕捉ブロック15に螺
合されたねじ18によって緯糸捕捉ブロック15に締め
付け固定される。緯糸捕捉パイプ17は変形筬12の立
設方向に延びてから緯糸案内通路121の方向へ折曲す
る形状にしてあり、緯糸捕捉パイプ17の末端開口が緯
糸案内通路121の方向、即ち変形筬12の筬打ち運動
方向と直交する方向に開放している。
【0022】図2及び図3に示すように、導入端部17
1とストレッチノズル16とは対向している。ストレッ
チノズル16からの噴射エアは緯糸捕捉パイプ17の導
入端部171に向けて噴射する。ストレッチノズル16
の噴射は、緯糸Yの先端部が緯糸導入凹部151に到達
する前に開始され、筬打ち直前に停止する。緯糸Yの先
端部が緯糸導入凹部151に到達するのは、変形筬12
の筬打ち前進の開始後であり、変形筬12と一体的に動
くストレッチノズル16の噴射作用は、ストレッチノズ
ル16の前進動作中のほぼ全体にわたって行われる。
【0023】緯糸導入凹部151の上部側から緯糸導入
凹部151内へ突出する緯糸捕捉パイプ17の導入端部
171は、筒先を切り欠いて形成されている。導入端部
171は全て緯糸導入凹部151内へ入り込んでいる。
導入端部171は緯糸導入凹部151の横断面の一部と
なる上部側を遮蔽しており、導入端部171の内壁面1
72及び緯糸捕捉パイプ17の外周面の一部は緯入れ始
端側から見える。図4に示すように、導入端部171の
円弧角度θは180°にしてある。
【0024】緯糸導入凹部151に到達した緯糸Yの先
端部は、ストレッチノズル16からのエア流によって緯
糸捕捉パイプ17内へ吹き入れられる。緯糸捕捉パイプ
17内へ吹き入れられた緯糸Yは、ストレッチノズル1
6からのエア流の引き取り作用によって張力を付与され
る。
【0025】第1の実施の形態では以下の効果が得られ
る。 (1-1)誘導体となる導入端部171は緯糸案内通路の
一部となる緯糸導入凹部151の横断面に一部を遮蔽す
る。緯糸案内通路121を流れてくるエアの一部は、導
入端部171によって遮られない緯糸導入凹部151の
横断面の一部から漏洩する。又、緯糸案内通路121を
流れてくるエアの一部は、導入端部171の内壁面17
2に沿った誘導作用及びストレッチノズル16のエア噴
射作用によって緯糸捕捉通路となる緯糸捕捉パイプ17
内へ誘導される。従って、緯糸Yの先端部が緯糸捕捉パ
イプ17内へ円滑に導入される。 (1-2)誘導体となる導入端部171は緯糸捕捉パイプ
17の一部であり、導入端部171の内壁面172は緯
糸捕捉通路となる緯糸捕捉パイプ17の内部に滑らかに
連なっている。従って、緯糸案内通路121を流れてく
るエアの一部を緯糸捕捉パイプ17内へ誘導する導入端
部171の誘導効率は高く、しかも簡素な構成となる。 (1-3)導入端部171の内壁面172は緯入れ始端側
を向き、緯糸案内通路121を流れてくるエアが内壁面
172に沿って緯糸捕捉パイプ17内へ誘導される。内
壁面172は円弧周面であり、内壁面172の円弧周面
形状は緯糸導入凹部151の開放部側(捨耳We側)へ
のエア漏洩を抑制する。従って、緯入れ始端側から見え
るように内壁面172を配置した構成は、緯糸案内通路
121を流れてくるエアの一部を緯糸捕捉パイプ17内
へ誘導する誘導効率の向上に寄与する。 (1-4)緯糸案内通路の一部となる緯糸導入凹部151
に対する緯糸捕捉パイプ17の突出位置の変更は、突出
位置変更手段を構成するねじ18を緩めて行われる。導
入端部171による緯糸導入凹部151の横断面の遮蔽
割合が導入端部171の突出位置の変更によって変わ
る。前記横断面の適正な遮蔽割合は緯糸種類、緯入れ用
補助ノズル10の噴射圧力に応じて変わる。緯糸種類、
緯入れ用補助ノズル10の噴射圧力に応じて前記横断面
の遮蔽割合を調整すれば、緯糸捕捉パイプ17内への緯
糸先端部の確実な挿入が保障される。 (1-5)緯糸捕捉パイプ17を緯糸捕捉ブロックにスラ
イド可能に挿通する挿通構造及びねじ18からなる突出
位置変更手段は、簡素な構成である。 (1-6)導入端部171は緯糸導入凹部151の上部側
から緯糸導入凹部151内に延出しており、緯糸導入凹
部151の横断面の上部側が導入端部171によって遮
蔽されている。緯入れ用補助ノズル10の噴射方向は緯
糸案内通路121の奥側かつ上部側を指向しており、緯
糸Yは緯糸案内通路121の奥側かつ上部側を飛走す
る。導入端部171は緯糸Yの飛走経路と交差してお
り、このような交差構成は緯糸Yを緯糸捕捉パイプ17
内へ誘導する効果を高める。即ち、導入端部171の延
出位置は、緯入れ用補助ノズル10のエア噴射の方向性
に対応して好ましい。 (1-7)緯糸捕捉パイプ17の外周面の一部が緯入れ始
端側から見え、緯糸捕捉パイプ17内に導入された緯糸
Yが前記外周面の端縁175に接触して屈曲する。この
ような緯糸Yの屈曲状態は緯糸Yに良好な張力付与作用
をもたらす。
【0026】第1の実施の形態では、導入端部171の
円弧角度θを180°としたが、図5の第2の実施の形
態のように円弧半径を180°よりも大きくしたり、図
6の第3の実施の形態のように円弧半径を180°より
も小さくしてもよい。あるいは図7の第4の実施の形態
のように、緯糸案内通路121の方向を表す線Lから計
った角度θ1,θ2がθ1>θ2となるようにしてもよ
い。第4の実施の形態では緯糸導入凹部151の開放部
側(捨耳We側)へのエア漏洩の抑制効果が高くなる。
【0027】次に、図8の第5の実施の形態を説明す
る。第1の実施の形態と同じ構成部には同じ符号が付し
てある。この実施の形態では、緯糸捕捉パイプ17の末
端側が徐々に拡径する形状となっている。このような拡
径形状は緯糸捕捉パイプ17内の管路抵抗を低減し、緯
糸捕捉パイプ17内へのエア流入が円滑になる。緯糸捕
捉パイプ17内へのエア流入の円滑性は、緯糸捕捉パイ
プ17内への緯糸の導入容易性の向上に寄与する。
【0028】次に、図9(a),(b)の第6の実施の
形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には同
じ符号が付してある。この実施の形態では、緯糸捕捉パ
イプ17の導入端部173の筒方向の長さが第1の実施
の形態の導入端部171よりも長くしてあり、導入端部
173の内壁面174の一部が緯糸導入凹部151の上
壁面から退避している。内壁面174が緯糸導入凹部1
51の横断面を遮蔽する割合は、第1の実施の形態の内
壁面172が緯糸導入凹部151の横断面を遮蔽する割
合よりも大きくなり、緯糸Yを緯糸捕捉パイプ17内へ
誘導する効率が高くなる。
【0029】次に、図10(a),(b)の第7の実施
の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には
同じ符号が付してある。この実施の形態では、緯糸捕捉
パイプ17の導入端部171に多数の通気孔176が形
成されている。通気孔176は内壁面172の前方にお
ける乱流発生を抑制する。この乱流発生の抑制は緯糸捕
捉パイプ17内への緯糸導入の円滑化に寄与する。
【0030】次に、図11(a),(b)の第8の実施
の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部には
同じ符号が付してある。この実施の形態では、導入端部
177が緯糸捕捉パイプ17の先端部を斜めに切断する
ことによって形成されている。導入端部177による緯
糸捕捉パイプ17内への緯糸の誘導作用は第1の実施の
形態の場合と同様であり、第1の実施の形態と同じ効果
が得られる。
【0031】次に、図12(a),(b)の第9の実施
の形態を説明する。第8の実施の形態と同じ構成部には
同じ符号が付してある。この実施の形態では、ストレッ
チノズル16の上流側で緯糸導入凹部151の下壁面に
誘導突部152が形成されている。誘導突部152は緯
糸案内通路121を流れてくるエアを導入端部177の
入口へ誘導する。誘導突部152の誘導作用は緯糸捕捉
パイプ17内への緯糸導入の円滑化に寄与する。
【0032】次に、図13(a),(b)の第10の実
施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部に
は同じ符号が付してある。この実施の形態では、緯糸捕
捉パイプ17の導入端部178の端縁が緯入れ末端側へ
延出している。
【0033】次に、図14(a),(b)の第11の実
施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部に
は同じ符号が付してある。この実施の形態では、緯糸捕
捉パイプ17の導入端部179の先端が緯糸導入凹部1
51の下壁面に当接しており、導入端部179の大部分
が緯糸導入凹部151の開放部側(捨耳We側)に来る
ように配置されている。このような導入端部179の配
置は、緯糸導入凹部151の開放部側へのエア漏洩の抑
制効果を高める。
【0034】次に、図15(a),(b)の第12の実
施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部に
は同じ符号が付してある。この実施の形態では、緯糸捕
捉パイプ19が緯糸捕捉ブロック15に貫通止着されて
おり、緯糸導入凹部151の上壁面にはアングル形状の
誘導体20がねじ21によって締め付け固定されてい
る。誘導体20はストレッチノズル16よりも下流側に
ある。ねじ21は長孔201を通って緯糸導入凹部15
1の上壁面に螺着されており、誘導体20は緯糸案内通
路121の通路方向に取り付け位置調整可能である。誘
導体20の誘導片202は緯糸導入凹部151の横断面
の一部を遮蔽し、緯糸案内通路121を流れてきたエア
が誘導片202によって緯糸捕捉パイプ19内へ誘導さ
れる。
【0035】第12の実施の形態では第1の実施の形態
における(1-1)項の効果と同じ効果が得られる。又、
緯糸案内通路121の通路方向における誘導体20の取
り付け位置は、緯糸案内通路121を流れてきたエアを
緯糸捕捉パイプ19内へ誘導する具合に影響を与える。
従って、緯糸案内通路121の通路方向に誘導体20を
取り付け位置調整可能な構成は、緯糸案内通路121を
流れてきたエアを緯糸捕捉パイプ19内へ適正誘導する
ための調整を可能にする。
【0036】図16(a),(b)の第13の実施の形
態のように、円弧面形状の誘導片203を用いたり、図
17(a),(b)の第14の実施の形態のように、網
目形状の誘導片204を用いてもよい。誘導片203は
第1の実施の形態の導入端部171と同様の誘導機能を
有し、誘導片204は第7の実施の形態の導入端部17
1と同様の誘導機能を有する。
【0037】次に、図18(a),(b)の第15の実
施の形態を説明する。第12の実施の形態と同じ構成部
には同じ符号が付してある。この実施の形態では、緯糸
捕捉ブロック15の緯入れ末端側の端面に誘導体となる
誘導板22がねじ23によって締め付け固定されてい
る。ねじ23は長孔221を通って緯糸捕捉ブロック1
5に螺着されており、誘導板22は上下方向に取り付け
位置調整可能である。誘導板22は緯糸導入凹部151
の横断面の一部を遮蔽し、この遮蔽割合は誘導板22の
上下方向の取り付け位置を変更することによって変えら
れる。
【0038】第15の実施の形態では第1の実施の形態
における(1-1)項及び(1-4)項と同じ効果が得られ
る。次に、図19(a),(b)の第16の実施の形態
を説明する。第12の実施の形態と同じ構成部には同じ
符号が付してある。
【0039】この実施の形態では、緯糸捕捉ブロック1
5の上面に緯糸捕捉孔153が貫設されており、緯糸捕
捉パイプ24が緯糸捕捉孔153に連なるように緯糸捕
捉ブロック15に止着されている。緯糸導入凹部151
の下流部は絞り通路154となっている。絞り通路15
4は緯糸導入凹部151の横断面の下部側にあり、緯糸
導入凹部151の横断面の上部が遮蔽されている。緯糸
案内通路121から緯糸導入凹部151へ流れてきたエ
アの一部は絞り通路154から漏洩する。
【0040】第16の実施の形態では第1の実施の形態
における(1-1)項と同じ効果が得られる。なお、図2
0(a),(b)の第17の実施の形態のように、絞り
通路154を緯糸導入凹部151の横断面の中央部に連
なるように形成してもよい。
【0041】次に、図21(a),(b)の第18の実
施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ構成部に
は同じ符号が付してある。この実施の形態では、緯糸捕
捉パイプ17を備えた緯糸捕捉ブロック片25がストレ
ッチノズル16を備えた緯糸捕捉ブロック片26に対し
て緯糸案内通路121の通路方向へスライド可能に組み
付けられている。緯糸捕捉ブロック片25はねじ27の
締め付けによって緯糸捕捉ブロック片26に締め付け固
定される。
【0042】この実施の形態では、緯糸捕捉ブロック片
26に対する緯糸捕捉ブロック片25の緯糸案内通路1
21の通路方向への組み付け位置を調整することによっ
てストレッチノズル16からのエア噴射流の中心軸線C
1を緯糸案内通路121の通路方向へ配置変更できる。
中心軸線C1と導入端部171の中心C2との適正なず
れは緯糸種類、緯入れ用補助ノズル10の噴射圧力に応
じて変わる。緯糸種類、緯入れ用補助ノズル10の噴射
圧力に応じて前記ずれを調整すれば、緯糸捕捉パイプ1
7内への緯糸先端部の確実な挿入が保障される。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、緯糸案
内通路と交差するストレッチノズルのエア噴射流よりも
緯入れ末端側で前記緯糸案内通路の横断面の一部を遮る
ように誘導体を設け、前記緯糸案内通路を流れるエア流
の一部を前記誘導体によって前記緯糸捕捉通路へ誘導す
るようにしたので、緯糸の先端部を緯糸捕捉通路内へ確
実に導入して緯糸に対する効果的な張力付与作用をもた
らし得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態を示す斜視図。
【図2】要部側断面図。
【図3】一部破断正面図。
【図4】図3のA−A線断面図。
【図5】第2の実施の形態を示す要部拡大平断面図。
【図6】第3の実施の形態を示す要部拡大平断面図。
【図7】第4の実施の形態を示す要部拡大平断面図。
【図8】第5の実施の形態を示す一部破断正面図。
【図9】第6の実施の形態を示し、(a)は要部拡大正
断面図。(b)は(a)のB−B線断面図。
【図10】第7の実施の形態を示し、(a)は要部拡大
正断面図。(b)は(a)のC−C線断面図。
【図11】第8の実施の形態を示し、(a)は要部拡大
正断面図。(b)は(a)のD−D線断面図。
【図12】第9の実施の形態を示し、(a)は要部拡大
正断面図。(b)は(a)のE−E線断面図。
【図13】第10の実施の形態を示し、(a)は要部拡
大正断面図。(b)は(a)のF−F線断面図。
【図14】第11の実施の形態を示し、(a)は要部拡
大正断面図。(b)は(a)のG−G線断面図。
【図15】第12の実施の形態を示し、(a)は要部拡
大正断面図。(b)は(a)のH−H線断面図。
【図16】第13の実施の形態を示し、(a)は要部拡
大正断面図。(b)は(a)のI−I線断面図。
【図17】第14の実施の形態を示し、(a)は要部拡
大正断面図。(b)は(a)のJ−J線断面図。
【図18】第15の実施の形態を示し、(a)は要部拡
大正断面図。(b)は要部側面図。
【図19】第16の実施の形態を示し、(a)は要部拡
大正断面図。(b)は(a)のK−K線断面図。
【図20】第17の実施の形態を示し、(a)は要部拡
大正断面図。(b)は(a)のM−M線断面図。
【図21】第18の実施の形態を示し、(a)は要部斜
視図。(b)は要部平断面図。
【符号の説明】
10…緯入れノズルとなる緯入れ用補助ノズル、121
…緯糸案内通路、15…緯糸捕捉ブロック、151…緯
糸案内通路の一部となる緯糸導入凹部、16…ストレッ
チノズル、17,19,24…緯糸捕捉通路を形成する
緯糸捕捉パイプ、171,173,174,177,1
78,179…誘導体となる導入端部、172…内壁
面、18…突出位置変更手段を構成するねじ、20…誘
導体、22…誘導体となる誘導板、23…突出位置変更
手段を構成するねじ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯入れ用ノズルのエア噴射作用によって緯
    糸を緯糸案内通路に沿って緯入れし、緯糸捕捉通路内へ
    ストレッチノズルからエアを吹き込んで前記緯糸を捕捉
    するジェットルームにおける緯糸張力付与装置におい
    て、 前記ストレッチノズルからのエア噴射流を前記緯糸案内
    通路と交差させ、前記エア噴射流よりも緯入れ末端側で
    前記緯糸案内通路の横断面の一部を遮るように誘導体を
    設け、前記緯糸案内通路を流れる前記緯入れ用ノズルか
    らの噴射エアの一部を前記誘導体によって前記緯糸捕捉
    通路へ誘導するようにしたジェットルームにおける緯糸
    張力付与装置。
  2. 【請求項2】前記緯糸捕捉通路は緯糸捕捉パイプからな
    り、この緯糸捕捉パイプの導入端部が前記緯糸案内通路
    内へ突出しており、前記導入端部が前記誘導体となって
    いる請求項1に記載のジェットルームにおける緯糸張力
    付与装置。
  3. 【請求項3】請求項2の誘導体は、その内壁面が緯入れ
    始端側を向くように形成されているジェットルームにお
    ける緯糸張力付与装置。
  4. 【請求項4】前記緯糸案内通路に対する前記誘導体の突
    出位置を変更する突出位置変更手段を備えている請求項
    1乃至請求項3のいずれか1項に記載のジェットルーム
    における緯糸張力付与装置。
  5. 【請求項5】前記ストレッチノズルは緯糸捕捉ブロック
    に形成されており、前記突出位置変更手段は、前記緯糸
    捕捉パイプを前記緯糸捕捉ブロックにスライド可能に挿
    通する挿通構造と、前記緯糸捕捉パイプを前記緯糸捕捉
    ブロックに締め付け固定するねじとを備えている請求項
    4に記載のジェットルームにおける緯糸張力付与装置。
  6. 【請求項6】前記ストレッチノズルは緯糸捕捉ブロック
    に形成されており、前記誘導体は前記緯糸捕捉ブロック
    に形成されている請求項1に記載のジェットルームにお
    ける緯糸張力付与装置。
  7. 【請求項7】前記誘導体は前記緯糸案内通路の上部側か
    ら緯糸案内通路内に延出されている請求項1乃至請求項
    6のいずれか1項に記載のジェットルームにおける緯糸
    張力付与装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104213316A (zh) * 2013-05-29 2014-12-17 株式会社丰田自动织机 喷气织机中的纬纱张力施加设备

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