JPH10203937A - 毛髪用処理剤 - Google Patents

毛髪用処理剤

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JPH10203937A
JPH10203937A JP9026158A JP2615897A JPH10203937A JP H10203937 A JPH10203937 A JP H10203937A JP 9026158 A JP9026158 A JP 9026158A JP 2615897 A JP2615897 A JP 2615897A JP H10203937 A JPH10203937 A JP H10203937A
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篤志 太田
Masaya Tomioka
正哉 冨岡
Tatsuhito Kou
樹人 高
Hideji Miura
秀司 三浦
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Sanyo Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の毛髪処理剤に比べ、毛髪に使用した際
に、高温高湿度下でセットが崩れない、自然感を損なわ
ない、毛髪上からの洗浄除去性が良い、水溶液、水分散
液の状態で安定である、樹脂被膜のゴム弾性によるセッ
ト回復力、維持力を有している樹脂を提供する。 【解決手段】 活性水素含有化合物(A)とイソシアネ
ート化合物(B)から誘導されてなるポリウレタンまた
はポリウレアからなり、(A)の少なくとも一部とし
て、スルホン酸(塩)基、硫酸エステル(塩)基、又は
リン酸エステル(塩)基を含有する活性水素化合物
(a)を用いることを特徴とする毛髪処理剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、毛髪処理剤に関す
る。
【従来の技術】 従来毛髪用処理剤としては、カルボキ
シル官能基を含有するポリウレタン樹脂などが知られて
いる。(たとえば、特開平6−321741号公報)
【0002】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の毛髪処理
剤では、カルボキシル官能基を使用しているため、水溶
液または水分散液の状態にした場合、安定性が悪い問題
点があった。また、実際に毛髪に使用した際に、髪の毛
が硬くなり、不自然な感じを与えたり、高温高湿度下で
セットが崩れる、洗髪しても髪の毛に樹脂が残るなどの
問題点もあった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
を解決すべく、鋭意検討した結果、特定のポリウレタン
またはポリウレアを、毛髪処理剤として用いることによ
り、水溶液または水分散液の状態において安定性がよ
く、さらに毛髪に使用した際に硬くならず、自然な感じ
を与え、高温高湿度下でもセット保持力が良く、洗髪で
髪の毛上から樹脂を除去できることを見いだし本発明に
至った。
【0004】すなわち本発明は、活性水素含有化合物
(A)とイソシアネート化合物(B)から誘導されてな
るポリウレタンまたはポリウレアからなり、(A)の少
なくとも一部として、スルホン酸(塩)基、硫酸エステ
ル(塩)基又はリン酸エステル(塩)基を含有する活性
水素含有化合物(a)を用いることを特徴とする毛髪処
理剤である。
【0005】本発明において、スルホン酸(塩)基、硫
酸エステル(塩)基又はリン酸エステル(塩)基を含有
する活性水素含有化合物(a)において、活性水素基と
しては、水酸基、アミノ基又はメルカプト基があげられ
る。本発明において、スルホン酸(塩)基を含有する活
性水素含有化合物(a)としては、特には限定されない
が、スルファミン酸、アミノエチルスルホン酸、下記一
般式(1)で表わされる化合物、前記化合物のアルキレ
ンオキサイド付加物又はそれらの塩などがあげられる。 一般式 {式中、R1,R3,R4は、水素原子、炭素数1〜24
の炭化水素基、モノもしくはジヒドロキシ置換炭化水素
基、モノもしくはジアミノ置換炭化水素基又はモノもし
くはジメルカプト置換炭化水素基、R2は炭素数1〜2
4の炭化水素基であり、R1,R3,R4のうち少なくと
も1つはモノもしくはジヒドロキシアルキル基、モノも
しくはジアミノ置換炭化水素基又はモノもしくはジメル
カプト置換炭化水素基、である。nは0又は1であ
る。}
【0006】一般式(1)中のR1,R2,R3,R4の炭
素数1〜24の炭化水素基としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基、アミル基、ヘキシル基、ヘ
プチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ドデシル
基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル
基、ドコシル基、2−エチルヘキシル基、2−ヘキシル
デシル基、2−オクチルウンデシル基、2−デシルテト
ラデシル基、2−ウンデシルヘキサデシル基、エチレン
基、プロピレン基、ブチレン基、ペンテン基、ヘキセン
基、ヘプテン基、オクテン基、ノネン基、デセニル基、
ドデセニル基、テトラデセニル基、ヘキサデセニル基、
オクタデセニル基、シクロヘキシル基、シクロオクチル
基、シクロデシル基等があげられる。
【0007】R1,R3,R4の炭素数1〜24のモノも
しくはジヒドロキシ置換炭化水素基としては、上記炭化
水素基の1つ又は2つの水素原子をヒドロキシル基に置
換したものがあげられる。モノヒドロキシ置換炭化水素
基の具体例としては、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシ
エチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブチル
基、ヒドロキシアミル基、ヒドロキシヘキシル基、ヒド
ロキシヘプチル基、ヒドロキシオクチル基、ヒドロキシ
ノニル基、ヒドロキシデシル基、ヒドロキシドデシル
基、ヒドロキシテトラデシル基、ヒドロキシヘキサデシ
ル基、ヒドロキシオクタデシル基、ヒドロキシドコシル
基、2−ヒドロキシエチルヘキシル基等があげられる。
ジヒドロキシ置換炭化水素基の具体例としてはジヒドロ
キシメチル基、1,1−ジヒドロキシエチル基、1,2
−ジヒドロキシエチル基、1,1−ジヒドロキシプロピ
ル基、2,3−ジヒドロキシプロピル基、1,3−ジヒ
ドロキシプロピル基、1,2−ジヒドロキシブチル基、
1,4−ジヒドロキシブチル基、1,1−ジヒドロキシ
アミル基、1,3−ヒドロキシヘキシル基、1,4−ヒ
ドロキシヘキシル基、1,5−ヒドロキシヘキシル基な
どがあげられ、好ましくは2つのヒドロキシル基が同一
炭素又は隣接炭素に置換した炭化水素である。
【0008】R1,R3,R4の炭素数1〜24のモノも
しくはジアミノ置換炭化水素基としては、上記炭化水素
基の1つ又は2つの水素原子をアミノ基に置換したもの
があげられる。モノアミノ置換炭化水素基の具体例とし
ては、アミノメチル基、アミノエチル基、アミノプロピ
ル基、アミノブチル基、アミノアミル基、アミノヘキシ
ル基、アミノヘプチル基、アミノオクチル基、アミノノ
ニル基、アミノデシル基、アミノドデシル基、アミノテ
トラデシル基、アミノヘキサデシル基、アミノオクタデ
シル基、アミノドコシル基、2−アミノエチルヘキシル
基などが挙げられる。ジアミノ置換炭化水素基の具体例
としては、ジアミノメチル基、1,1−ジアミノエチル
基、1,2−ジアミノエチル基、1,1−ジアミノプロ
ピル基、2,3−ジアミノプロピル基、1,3−ジアミ
ノプロピル基、1,2−ジアミノブチル基、1,4−ジ
アミノブチル基、1,1−ジアミノアミル基、1,3−
アミノヘキシル基、3,4−アミノヘキシル基、2,5
−アミノヘキシル基などが挙げられ、好ましくは2つの
アミノ基が同じ炭素又は隣接した炭素に置換した炭化水
素基である。
【0009】R1,R3,R4の炭素数1〜24のモノも
しくはジメルカプト置換炭化水素基としては、上記炭化
水素基の1つ又は2つの水素原子をメルカプト基に置換
したものがあげられる。モノメルカプト置換炭化水素基
の具体例としては、メルカプトメチル基、メルカプトエ
チル基、メルカプトプロピル基、メルカプトブチル基、
メルカプトアミル基、メルカプトヘキシル基、メルカプ
トヘプチル基、メルカプトオクチル基、メルカプトノニ
ル基、メルカプトデシル基、メルカプトドデシル基、メ
ルカプトテトラデシル基、メルカプトヘキサデシル基、
メルカプトオクタデシル基、メルカプトドコシル基、2
−メルカプトエチルヘキシル基などが挙げられる。ジメ
ルカプト置換炭化水素基の具体例としては、ジメルカプ
トメチル基、1,1−ジメルカプトエチル基、1,2−
ジメルカプトエチル基、1,1−ジメルカプトプロピル
基、2,3−ジメルカプトプロピル基、1,3−ジメル
カプトプロピル基、1,2−ジメルカプトブチル基、
1,4−ジメルカプトブチル基、1,1−ジメルカプト
アミル基、1,3−メルカプトヘキシル基、3,4−メ
ルカプトヘキシル基、2,5−メルカプトヘキシル基な
どが挙げられ、好ましくは2つのメルカプト基が同じ炭
素又は隣接した炭素に置換した炭化水素基である。
【0010】スルホン酸(塩)基を含有し、かつヒドロ
キシル基を有する化合物の具体例としては、2−ヒドロ
キシエタンスルホン酸、フェノールスルホン酸、1,1
−ジ(ヒドロキシメチル)エタンスルホン酸、1,1−
ジ(ヒドロキシエチル)エタンスルホン酸、1,1−ジ
(ヒドロキシメチル)プロパンスルホン酸、1,1−ジ
(ヒドロキシメチル)メタンスルホン酸、1,1−ジヒ
ドロキシプロピルエタンスルホン酸、1,1−ジヒドロ
キシオクチルエタンスルホン酸、3−(2,3−ジヒド
ロキシプロポキシ)−1−プロパンスルホン酸、3−
(2,2−ビス(ヒドロキシメチル)ブトキシ)−2−
メチル−1−プロパンスルホン酸などがあげられる。ス
ルホン酸(塩)基を含有し、かつアミノ基を有する化合
物の具体例としては、スルファミン酸、アミノエチルス
ルホン酸、アミノメチルスルホン酸、アミノプロピルス
ルホン酸、アミノブチルスルホン酸、アミノアミルスル
ホン酸、アミノヘキシルスルホン酸、1,1−ジ(アミ
ノエチル)エタンスルホン酸、1,1−ジアミノメタン
スルホン酸、1,1−ジアミノプロパンスルホン酸、
1,2−ジアミノプロパンスルホン酸、ヒドラジンジス
ルホン酸、N−フェニルアミノメタンスルホン酸などが
挙げられる。スルホン酸(塩)基を含有し、かつメルカ
プト基を有する化合物の具体例としては、メルカプトメ
チルスルホン酸、メルカプトエチルスルホン酸、メルカ
プトプロピルスルホン酸、メルカプトブチルスルホン
酸、メルカプトアミルスルホン酸、メルカプトヘキシル
スルホン酸、1,1−ジ(メルカプトエチル)エタンス
ルホン酸、1,1−ジメルカプトメタンスルホン酸、
1,1−ジメルカプトプロパンスルホン酸、1,2−ジ
メルカプトヘキサンスルホン酸などが挙げられる。スル
ホン酸(塩)基を含有し、かつヒドロキシル基とアミノ
基を有する化合物の具体例としては1−アミノ−1−ヒ
ドロキシメチルエタンスルホン酸、1−アミノ−1−ヒ
ドロキシエチルエタンスルホン酸、1−アミノ−1−ヒ
ドロキシメチルプロパンスルホン酸、1−アミノ−1−
ヒドロキシメチルメタンスルホン酸、1−アミノ−1−
ヒドロキシプロピルエタンスルホン酸、2−アミノ−1
−ヒドロキシプロピルエタンスルホン酸、1−アミノ−
1−ヒドロキシオクチルエタンスルホン酸などが挙げら
れる。スルホン酸(塩)基を含有し、かつヒドロキシル
基とメルカプト基を有する化合物の具体例としては、1
−ヒドロキシメチル−1−メルカプトエタンスルホン
酸、1−ヒドロキシエチル−2−メルカプトエチルエタ
ンスルホン酸、1−ヒドロキシメチル−1−メルカプト
プロパンスルホン酸、1−ヒドロキシプロピル−1−メ
ルカプトメタンスルホン酸、1−ヒドロキシプロピル−
1−メルカプトエタンスルホン酸、2−ヒドロキシエチ
ル−1−メルカプトメチルエタンスルホン酸、1−ヒド
ロキシブチル−1−メルカプトオクチルエタンスルホン
酸などが挙げられる。スルホン酸(塩)基を含有し、か
つアミノ基とメルカプト基を有する化合物の具体例とし
ては、1−アミノ−1−メルカプトメチルエタンスルホ
ン酸、1−アミノ−1−メルカプトエチルエタンスルホ
ン酸、1−アミノ−1−メルカプトメチルプロパンスル
ホン酸、1−アミノ−1−メルカプトメチルメタンスル
ホン酸、1−アミノ−1−メルカプトプロピルエタンス
ルホン酸、2−アミノ−1−メルカプトプロピルエタン
スルホン酸、1−アミノ−1−メルカプトオクチルエタ
ンスルホン酸等が挙げられる。
【0011】本発明において、硫酸エステル(塩)基を
含有する活性水素含有化合物(a)としては、特には限
定されないが、多価アルコール類の硫酸半エステルがあ
げられる。多価アルコール類の具体例としては、エチレ
ングリコール,プロピレングリコール,1,3−ブチレ
ングリコール,1,4−ブタンジオール,1,6−ヘキ
サンジオール,ジエチレングリコール,ネオペンチルグ
リコール,ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサン,
ビス(ヒドロキシエチル)ベンゼンなどの2価アルコー
ル;グリセリン,トリメチロールプロパン,ペンタエリ
スリトール,ジグリセリン,α−メチルグルコシド,ソ
ルビトール,キシリット,マンニット,ジペンタエリス
リトール,グルコース,フルクトース,ショ糖などの3
〜8価の多価アルコールなどが挙げられる。硫酸エステ
ル(塩)基を含有し、かつヒドロキシル基を有する化合
物の具体例としては、ヒドロキシメチル硫酸、ヒドロキ
シエチル硫酸、ヒドロキシプロピル硫酸、ヒドロキシブ
チル硫酸、ジヒドロキシメチル硫酸、ジヒドロキシエチ
ル硫酸、ジヒドロキシプロピル硫酸などが挙げられる。
硫酸エステル(塩)基を含有し、かつアミノ基を有する
化合物の具体例としては、アミノメチル硫酸、アミノエ
チル硫酸、アミノプロピル硫酸、アミノブチル硫酸、ジ
アミノメチル硫酸、ジアミノエチル硫酸、ジアミノプロ
ピル硫酸などが挙げられる。硫酸エステル(塩)基を含
有し、かつメルカプト基を有する化合物の具体例として
は、メルカプトメチル硫酸、メルカプトエチル硫酸、メ
ルカプトプロピル硫酸、メルカプトブチル硫酸、ジメル
カプトメチル硫酸、ジメルカプトエチル硫酸、ジメルカ
プトプロピル硫酸などが挙げられる。硫酸(塩)基を含
有し、かつヒドロキシル基とアミノ基を有する化合物の
具体例としては、1−アミノ−1−ヒドロキシメチルエ
チル硫酸、1−アミノ−1−(ヒドロキシエチル)エチ
ル硫酸、1−アミノ−1−(ヒドロキシメチル)プロピ
ル硫酸、1−アミノ−1−(ヒドロキシメチル)メチル
硫酸、1−アミノ−1−(ヒドロキシプロピル)エチル
硫酸、2−アミノ−1−(ヒドロキシプロピル)エチル
硫酸、1−アミノ−1−(ヒドロキシオクチル)エチル
硫酸などが挙げられる。硫酸(塩)基を含有し、かつヒ
ドロキシル基とメルカプト基を有する化合物の具体例と
しては、1−ヒドロキシメチル−1−メルカプトエチル
硫酸、1−ヒドロキシエチル−2−(メルカプトエチ
ル)エチル硫酸、1−ヒドロキシメチル−1−メルカプ
トプロピル硫酸、1−ヒドロキシプロピル−1−メルカ
プトメチル硫酸、1−ヒドロキシプロピル−1−(メル
カプトブチル)エチル硫酸、2−ヒドロキシエチル−1
−(メルカプトメチル)エチル硫酸、1−ヒドロキシブ
チル−1−(メルカプトオクチル)エチル硫酸などが挙
げられる。硫酸(塩)基を含有し、かつアミノ基とメル
カプト基を有する化合物の具体例としては、1−アミノ
−1−(メルカプトメチル)エチル硫酸、1−アミノ−
1−(メルカプトエチル)ブチル硫酸、1−アミノ−1
−メルカプトプロピル硫酸、1−アミノ−1−(メルカ
プトメチル)エチル硫酸、1−アミノ−1−(メルカプ
トプロピル)エチル硫酸、2−アミノ−1−(メルカプ
トプロピル)エチル硫酸、1−アミノ−1−(メルカプ
トオクチル)ブチル硫酸等が挙げられる。
【0012】本発明において、リン酸エステル(塩)基
を含有する活性水素含有化合物(a)としては、特には
限定されないが、多価アルコール類のリン酸エステルが
あげられる。多価アルコール類の具体例は、前記あげた
ものと同じである。リン酸エステル(塩)基を含有し、
かつヒドロキシル基を有する化合物の具体例としては、
ヒドロキシメチルリン酸、ヒドロキシエチルリン酸、ヒ
ドロキシプロピルリン酸、ヒドロキシブチルリン酸、ジ
ヒドロキシメチルリン酸、ジヒドロキシエチルリン酸、
ジヒドロキシプロピルリン酸などが挙げられる。リン酸
エステル(塩)基を含有し、かつアミノ基を有する化合
物の具体例としては、アミノメチルリン酸、アミノエチ
ルリン酸、アミノプロピルリン酸、アミノブチルリン
酸、ジアミノメチルリン酸、ジアミノエチルリン酸、ジ
アミノプロピルリン酸などが挙げられる。リン酸エステ
ル(塩)基を含有し、かつメルカプト基を有する化合物
の具体例としては、メルカプトメチルリン酸、メルカプ
トエチルリン酸、メルカプトプロピルリン酸、メルカプ
トブチルリン酸、ジメルカプトメチルリン酸、ジメルカ
プトエチルリン酸、ジメルカプトプロピルリン酸などが
挙げられる。リン酸(塩)基を含有し、かつヒドロキシ
ル基とアミノ基を有する化合物の具体例としては、1−
アミノ−1−ヒドロキシメチルエチルリン酸、1−アミ
ノ−1−(ヒドロキシエチル)エチルリン酸、1−アミ
ノ−1−(ヒドロキシメチル)プロピルリン酸、1−ア
ミノ−1−(ヒドロキシメチル)メチルリン酸、1−ア
ミノ−1−(ヒドロキシプロピル)エチルリン酸、2−
アミノ−1−(ヒドロキシプロピル)エチルリン酸、1
−アミノ−1−(ヒドロキシオクチル)エチルリン酸な
どが挙げられる。リン酸(塩)基を含有し、かつヒドロ
キシル基とメルカプト基を有する化合物の具体例として
は、1−ヒドロキシメチル−1−メルカプトエチルリン
酸、1−ヒドロキシエチル−2−(メルカプトエチル)
エチルリン酸、1−ヒドロキシメチル−1−メルカプト
プロピルリン酸、1−ヒドロキシプロピル−1−メルカ
プトメチルリン酸、1−ヒドロキシプロピル−1−(メ
ルカプトブチル)エチルリン酸、2−ヒドロキシエチル
−1−(メルカプトメチル)エチルリン酸、1−ヒドロ
キシブチル−1−(メルカプトオクチル)エチルリン酸
などが挙げられる。リン酸(塩)基を含有し、かつアミ
ノ基とメルカプト基を有する化合物の具体例としては、
1−アミノ−1−(メルカプトメチル)エチルリン酸、
1−アミノ−1−(メルカプトエチル)ブチルリン酸、
1−アミノ−1−メルカプトプロピルリン酸、1−アミ
ノ−1−(メルカプトメチル)エチルリン酸、1−アミ
ノ−1−(メルカプトプロピル)エチルリン酸、2−ア
ミノ−1−(メルカプトプロピル)エチルリン酸、1−
アミノ−1−(メルカプトオクチル)ブチルリン酸等が
挙げられる。
【0013】一般式(1)の塩としては通常、アルカリ
金属塩、アルカリ土類金属塩、アミン塩、アンモニウム
塩が使用される。アルカリ金属塩としては、リチウム
塩、ナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられる。アルカ
リ土類金属塩類としては、マグネシウム塩、カルシウム
塩などが挙げられる。アミン塩としては、トリメチルア
ミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ジメ
チルオクチルアミン、ジメチルラウリルアミン、ジメチ
ルステアリルアミン、ジメチルベヘニルアミン、ジメチ
ルアミノエタノール、アミノメチルプロパノール、ピリ
ジン、エチレンジアミン等が挙げられる。
【0014】また、「化粧品種別許可基準1994」,
厚生省薬務局審査課監修,1994(薬事日報社)記載
の無機塩基、有機塩基の塩であれば、どれでも使用する
ことができる。
【0015】一般式(1)で示される化合物のアルキレ
ンオキサイド付加物は該化合物のヒドロキシ基にアルキ
レンオキサイドが付加されたヒドロキシ基含有化合物で
ある。アルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサ
イド(EO)、プロピレンオキサイド(PO)、1,2
−、2,3−もしくは1,3−ブチレンオキサイド、テ
トラヒドロフラン(THF)、エピクロルヒドリンなど
が挙げられる。アルキレンオキサイドは単独でも2種以
上併用してもよく、後者の場合はブロック付加でもラン
ダム付加でも両者の混合系でも良い。アルキレンオキサ
イドの付加モル数は通常1〜100であり、好ましくは
5〜50である。
【0016】また、特公昭43−9076号公報、特公
平6−72176号公報、特開平8−176267号公
報記載のスルホン酸(塩)基、硫酸エステル(塩)基お
よびリン酸エステル(塩)基含有する活性水素化合物で
あれば全て使用することができる。
【0017】本発明において、ポリウレタンもしくはポ
リウレア中のスルホン酸(塩)基の含量は、フイルム耐
水性と髪への親和性の観点から、ポリウレタンもしくは
ポリウレアあたり0.01〜3meq/gであり、好まし
くは0.02〜2.5meq/gである。
【0018】本発明において、上記化合物(a)以外の
活性水素基を有する化合物(A)としては、特に限定は
されないが、例えば高分子ポリオール、ポリアミン、低
分子の活性水素化合物などが挙げられる。高分子ポリオ
ールとしては、ポリエーテルポリオール、ポリエステル
ポリオール、シリコーンポリオールなどが挙げられる。
ポリエーテルポリオールとしては、活性水素基含有多官
能化合物にアルキレンオキサイドが付加した構造の化合
物およびこれら2種以上の混合物が挙げられる。
【0019】活性水素基含有多官能化合物としては、多
価アルコール類、多価フェノール類、アミン類、ポリカ
ルボン酸類などが挙げられる。多価アルコール類の具体
例としては、エチレングリコール,プロピレングリコー
ル,1,3−ブチレングリコール,1,4−ブタンジオ
ール,1,6−ヘキサンジオール,ジエチレングリコー
ル,ネオペンチルグリコール,ビス(ヒドロキシメチ
ル)シクロヘキサン,ビス(ヒドロキシエチル)ベンゼ
ンなどの2価アルコール;グリセリン,トリメチロール
プロパン,ペンタエリスリトール,ジグリセリン,α−
メチルグルコシド,ソルビトール,キシリット,マンニ
ット,ジペンタエリスリトール,グルコース,フルクト
ース,ショ糖などの3〜8価の多価アルコールなどが挙
げられる。
【0020】多価フェノール類の具体例としては、ピロ
ガロール,カテコール,ヒドロキノンなどの多価フェノ
ールのほかビスフェノールA,ビスフェノールF,ビス
フェノールSなどのビスフェノール類などが挙げられ
る。
【0021】アミン類の具体例としては、アンモニア,
炭素数1〜20のアルキルアミン類(ブチルアミンな
ど),アニリンなどのモノアミン類;エチレンジアミ
ン,トリメチレンジアミン,ヘキサメチレンジアミン,
ジエチレントリアミンなどの脂肪族ポリアミン;ピペラ
ジン,N−アミノエチルピペラジンおよびその他特公昭
55−21044号公報記載の複素環式ポリアミン類;
ジシクロヘキシルメタンジアミン,イソホロンジアミン
などの脂環式ポリアミン;フェニレンジアミン,トリレ
ンジアミン,ジエチルトリレンジアミン,キシリレンジ
アミン,ジフェニルメタンジアミン,ジフェニルエーテ
ルジアミン,ポリフェニルメタンポリアミンなどの芳香
族ポリアミン;およびモノエタノールアミン,ジエタノ
ールアミン,トリエタノールアミン,トリイソプロパノ
ールアミンなどのアルカノールアミン類などが挙げられ
る。
【0022】またポリカルボン酸の具体例としてはコハ
ク酸,アジピン酸などの脂肪族ポリカルボン酸、フタル
酸,テレフタル酸,トリメリット酸などの芳香族ポリカ
ルボン酸が挙げられる。
【0023】上記の活性水素基含有多官能化合物は2種
以上使用することもできる。
【0024】活性水素基含有多官能化合物に付加するア
ルキレンオキサイドとしては、前記したものと同一のも
のが挙げられる。
【0025】アルキレンオキサイドは単独でも2種以上
併用してもよく、後者の場合はブロック付加(チップ
型、バランス型、活性セカンダリー型など)でもランダ
ム付加でも両者の混合系でもよい。これらのうちで好ま
しいものはEO単独,PO単独,THF単独,POおよ
びEOの併用,POおよび/またはEOとTHFの併用
(併用の場合、ランダム,ブロックおよび両者の混合
系)である。
【0026】活性水素基含有多官能化合物へのアルキレ
ンオキサイドの付加は、通常の方法で行うことができ、
無触媒でまたは触媒(アルカリ触媒,アミン系触媒,酸
性触媒)の存在下(とくにアルキレンオキサイド付加の
後半の段階で)に常圧または加圧下に1段階または多段
階で行なわれる。
【0027】また、ポリエーテルポリオールは、少割合
のポリイソシアネート(後掲のもの)と反応させて更に
高分子量化したものでもよい(ポリアルキレンエーテル
ポリオール/ポリイソシアネートの当量比:たとえば通
常1.2〜10/1、好ましくは1.5〜2/1 )。
【0028】ポリエーテルポリオールの当量(水酸基当
りの分子量)は、通常100〜10,000、好ましく
は250〜5,000、更に好ましくは500〜1,5
00である。また、該ポリエーテルポリオールの官能価
は、通常2〜8、好ましくは2〜3、とくに好ましくは
2である。
【0029】これらポリエーテルポリオール類の内、好
ましくは多価アルコール類のアルキレンオキサイド付加
物であり、さらに好ましくはポリプロピレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコールである。
【0030】ポリエステルポリオールとしては、低分子
ジオールおよび/または上記ポリエーテルジオールとジ
カルボン酸とを反応させて得られる縮合ポリエステルジ
オール、ラクトンの開環重合により得られるポリラクト
ンジオール、低分子ジオールと低級アルコール(メタノ
ールなど)の炭酸ジエステルとを反応させて得られるポ
リカーボネートジオールなどが挙げられる。
【0031】上記低分子ジオールとしては、エチレング
リコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、1,4−、1,3−ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサ
ンジオール;環状基を有する低分子ジオール類[たとえ
ば特公昭45−1474号公報記載のもの:ビス(ヒド
ロキシメチル)シクロヘキサン、ビス(ヒドロキシエチ
ル)ベンゼン、ビスフェノールAのエチレンオキサイド
付加物等]、およびこれらの2種以上の混合物が挙げら
れる。ポリエーテルジオールとしては、上記の化合物が
あげられ、1種または2種以上の混合物が挙げられる。
【0032】また、ジカルボン酸としては脂肪族ジカル
ボン酸(コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバチ
ン酸など)、芳香族ジカルボン酸(テレフタル酸、イソ
フタル酸、フタル酸など)、およびこれらの2種以上の
混合物があげられ;ラクトンとしてはε−カプロラクト
ン、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、および
これらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0033】ポリエステル化は、通常の方法、たとえば
低分子ジオールおよび/またはポリエーテルジオール
を、ジカルボン酸もしくはそのエステル形成性誘導体
[たとえば無水物(無水マレイン酸、無水フタル酸な
ど)、低級エステル(アジピン酸ジメチル,テレフタル
酸ジメチルなど)、ハライド等]と、またはその無水物
およびアルキレンオキサイド(たとえばエチレンオキサ
イドおよび/またはプロピレンオキサイド)とを反応
(縮合)させる、あるいは開始剤(低分子ジオールおよ
び/またはポリエーテルジオール)にラクトンを付加さ
せることにより製造することができる。
【0034】これらのポリエステルポリオールの具体例
としては、ポリエチレンアジペートジオール、ポリブチ
レンアジペートジオール、ポリヘキサメチレンアジペー
トジオール、ポリネオペンチルアジペートジオール、ポ
リエチレンプロピレンアジペートジオール、ポリエチレ
ンブチレンアジペートジオール、ポリブチレンヘキサメ
チレンアジペートジオール、ポリジエチレンアジペート
ジオール、ポリ(ポリテトラメチレンエーテル)アジペ
ートジオール、ポリエチレンアゼレートジオール、ポリ
エチレンセバケートジオール、ポリブチレンアゼレート
ジオール、ポリブチレンセバケートジオール、ポリカプ
ロラクトンジオールまたはトリオール、ポリヘキサメチ
レンカーボネートジオールなどが挙げられる。
【0035】シリコンポリオールとしては、特には限定
されないが、下記一般式(2)で表されるものが挙げら
れる。 一般式 (式中R5、R6、R8はそれぞれ、水素原子、水酸基、
炭素数1〜24の直鎖又は分岐のアルキル基、R7は炭
素数1〜24の直鎖又は分岐のアルキル基、Aは炭素数
2〜10の直鎖又は分岐のアルキレン基、p,q,rは
それぞれ1〜100の整数をしめす。)
【0036】ポリアミンとしては脂肪族ポリアミン類
(具体的にはエチレンジアミン、ジエチレントリアミ
ン、ヘキサメチレンジアミンなど)芳香族ポリアミン類
(フェニレンジアミン、ジアミノトルエン、キシレンジ
アミン、メチレンジアミン、ジフェニルエーテルな
ど)、脂環式ポリアミン類(イソホロンジアミンおよび
その他の脂環式ポリアミン類など)、複素環式ポリアミ
ン類(ピペラジンおよびその他特公昭55−21044
号公報に記載の複素環式ポリアミン類など)などが挙げ
られる。これらポリアミンの内、好ましくは脂肪族ポリ
アミンである。
【0037】低分子の活性水素含有化合物としては通常
架橋剤、鎖伸長剤と称せられている物で少なくとも2
個、このましくは2〜5個の活性水素当量が200未満
の化合物が使用できる。その具体例としては、2〜3価
アルコール類(エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブタンジ
オール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、トリ
メチロールプロパンなど)、アミノアルコール類(ジエ
タノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロ
パノールアミン)および上記2〜3価のアルコール類、
4〜8価のアルコール類(ペンタエリスリトール、メチ
ルグルコシド、ソルビトール、サッカロースなど)、多
価フェノール類(ビスフェノールA、ハイドロキノンな
ど)、上記アミン類、その他のアミン類(アミノエチル
ピペラジン、アニリン)などに少量のエチレンオキシド
および/またはプロピレンオキシドなどのアルキレンオ
キシドを付加した当量200未満のポリヒドロキシ化合
物および水などをあげることができる。これらの内好ま
しいのはグリコール類、ジアミン類、水などである。
【0038】また、低分子の活性水素含有化合物として
通常末端封止材と称されるもので、モノアルコール類
(ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシプロピル
アクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒド
ロキシプロピルメタクリレート、トリメチロールプロパ
ンジアリルエーテルなど);アミン類(プチルアミン、
ジアリルアミンなど)をあげることができる。これらの
内好ましいのはヒドロキシエチルアクリレートおよびヒ
ドロキシプロピルアクリレートである。
【0039】上記活性水素含有化合物は単独または2種
以上の混合で用いることができる。
【0040】本発明において、イソシアネート化合物
(B)は従来ポリウレタン製造に使用されているものが
使用できる。このようなイソシアネート化合物として
は、特には限定されないが、炭素数6〜20の芳香族イ
ソシアネート(たとえば、2,4−および/または2,
6−トリレンジイソシアネート(TDI)、粗製TDI、2,
4’−および/または4,4’−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート(MDI)、粗製MDI〔粗製ジアミノフェニルメ
タン{ホルムアルデヒドと芳香族アミン(アニリン)ま
たはその混合物との縮合生成物:ジアミノフェニルメタ
ンと少量(たとえば5〜20重量%)の3官能以上のポ
リアミンとの混合物}のホスゲン化物:ポリアリルポリ
イソシアネート(PAPI)〕など〕:炭素数2〜18の脂肪
族イソシアネート(たとえばヘキサメチレンジイソシア
ネート、リジンジイソシアネートなど):炭素数4〜1
5の脂環式イソシアネート(たとえばイソホロンジイソ
シアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート
など):炭素数8〜15の芳香脂肪族イソシアネート
(たとえばキシレンジイソシアネートなど):およびこ
れらのイソシアネートの変性物(ウレタン基、カルボジ
イミド基、アロファネート基、ウレア基、ビューレット
基、ウレトジオン基、ウレトンイミン基、イソシアヌレ
ート基、オキサゾリドン基含有変性物など):およびこ
れらの2種以上の混合物が挙げられる。
【0041】本発明の樹脂を製造するに当たり、化合物
(A)の活性水素含有化合物と、化合物(B)のイソシ
アネート化合物の割合は種々変えることができるが、イ
ソシアネート基と活性水素基との当量比は通常(0.5
〜2):1好ましくは(1.05〜1.5):1であ
る。
【0042】本発明の樹脂の製造法は、公知のポリウレ
タンの製造の方法で行うことができる。たとえば、化合
物(A)、(B)を分割して多段反応させる方法(プレ
ポリマー法)、および化合物(A)、(B)を一括して
反応させる方法(ワンショット法)などがあげられる
が、好ましくはプレポリマー法である。プレポリマー法
の例としては、化合物(A)、(B)をあらかじめ反応
させ、低分子ジアミンまたは水などで反応を完結する方
法が挙げられる。
【0043】本発明では、イソシアネート基に対して不
活性な溶媒を用いて反応を行うことできる。溶媒として
は、アミド系溶媒(N−メチルピロリドン、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミドなど):ケトン系溶
媒(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノンなど)芳香族炭化水素系溶剤
(トルエン、キシレンなど):エーテル系溶媒(ジオキ
サン、テトラヒドロフランなど):スルホキシド系溶媒
(ジメチルスルホキシドなど)およびこれらは、2種類
以上の混合溶媒が考えられる。溶媒の量はポリウレタン
の量に対して通常0〜400%である。反応温度は通常
おだやかな条件、たとえば20〜150℃好ましくは2
0〜100℃である。また反応時間は通常3〜20時間
である。反応圧力も通常常圧下で行われるが、加圧下で
行ってもよい。また反応を促進させるために、通常使用
されている触媒たとえばアミン系触媒(トリエチルレン
ジアミン、N−メチルモルホリン、トリエチルアミンな
ど)錫系触媒(ジブチルチンジラウレートなど)、鉛系
触媒(オクチル酸鉛など)などをもちいてもよい。
【0044】本発明において、ポリウレタンまたはポリ
ウレアの分子量は重量平均分子量で1000以上を示
し、好ましくは、5000〜200万、更に好ましくは
1万〜100万である
【0045】本発明で得られたポリウレタンまたはポリ
ウレアは通常の方法(たとえば特公昭42−24192
号公報記載の方法)で分散体にすることができる。たと
えば、本発明で得られたポリウレタンまたはポリウレア
のアセトン溶媒(濃度約60%)に撹拌可に水を加え
て、次いで加熱下にアセトンを留去する事により水分散
体(濃度約45%)を得ることができる。
【0046】本発明の毛髪処理剤の使用形態は、通常、
泡状、液体状、ぺースト状、固体状、粉末状など特に限
定されないが、泡状、液体状及びぺースト状が使いやす
い。また、本発明の毛髪処理剤の用途も特に限定されな
いが、ムース、ミスト、ジェルなどのセット剤、シャン
プー、リンス、トリートメント、コンディショニング効
果付与剤、染毛剤等に有効である。また、この毛髪処理
剤の優れた性質を生かし、従来から使用されている毛髪
処理剤の用途にはすべて適用可能である。
【0047】本発明の毛髪処理剤をムース、ミスト、ジ
ェルなどのセット剤用途として使用する場合、処理剤中
のポリウレタンまたはポリウレアの含量は通常、0.0
1〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%であ
る。本発明の毛髪処理剤をシャンプー用途として使用す
る場合、処理剤中のポリウレタンまたはポリウレアの含
量は通常、0.01〜20重量%、好ましくは0.1〜
10重量%である。本発明の毛髪処理剤をリンス用途と
して使用する場合、処理剤中のポリウレタンまたはポリ
ウレアの含量は通常、0.01〜20重量%、好ましく
は0.1〜10重量%である。本発明の毛髪処理剤をト
リートメント用途として使用する場合、処理剤中のポリ
ウレタンまたはポリウレアの含量は通常、0.01〜2
0重量%、好ましくは0.1〜10重量%である。本発
明の毛髪処理剤をコンディショニング効果付与剤用途と
して使用する場合、処理剤中のポリウレタンまたはポリ
ウレアの含量は通常、0.01〜20重量%、好ましく
は0.1〜10重量%である。本発明の毛髪処理剤を染
毛材用途として使用する場合、処理剤中のポリウレタン
またはポリウレアの含量は通常、0.01〜20重量
%、好ましくは0.1〜10重量%である。本発明の毛
髪用処理剤には、本発明の効果を妨げない量のアニオン
活性剤、非イオン活性剤、カチオン活性剤、両性活性剤
を併用してもよい。アニオン活性剤としては、ラウリル
硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリル硫酸ナト
リウム、ポリオキシエチレンラウリル硫酸トリエタノー
ルアミン、ポリオキシエチレンラウリルエーテル酢酸ナ
トリウム、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノ
ールアミド硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリ
ルスルホコハク酸2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオ
キシエチレンラウロイルエタノールアミド2ナトリウ
ム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂
肪酸サルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシント
リエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グ
ルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸ア
シル−L−グルタミン酸ナトリウム、ラウロイルメチル
−β−アラニンナトリウム、ラウリルリン酸ナトリウム
等が挙げられる。
【0048】両性界面活性剤としては、ヤシ油脂肪酸ア
ミドプロピイルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリル
ジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カル
ボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウム
ベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウロ
イルアミドエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルベ
タインヒドロキシプロピルリン酸ナトリウム、β−ラウ
リルアミノプロピオン酸ナトリウム等が挙げられる。非
イオン界面活性剤としては、1:1型ヤシ油脂肪酸ジエ
タノールアミド、ラウリルジメチルアミンオキシド、モ
ノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸エチレン
グリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコー
ル、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、モノラウ
リン酸ソルビタン、モノラウリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン、ポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグ
ルコシド、ポリオキシエチレン牛脂アルキルヒドロキシ
ミリスチレンエーテル、モノステアリン酸エチレングリ
コール等が挙げられる。カチオン界面活性剤としては、
塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニル
トリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルア
ンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピル
エチルジメチルアンモニウム、ステアリン酸ジエチルア
ミノエチルアミドの乳酸塩などが挙げられる。
【0049】また本発明の毛髪処理剤には、乳化安定
剤、保湿剤、高分子化合物、シリコン、キレート剤、低
級アルコール、香料、着色剤、防腐剤、紫外線吸収剤及
び水なども併用することができる。乳化安定剤として、
セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルア
ルコール等の高級アルコールが挙げられ、保湿剤として
グリセリン、ピロリドンカルボン酸ナトリウム等が挙げ
られ、高分子化合物として、カチオン化セルロース、カ
チオン化グアーガム、ポリエチレングリコール、ポリア
クリル酸ナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、タ
ンパク誘導体等が挙げられ、シリコンとしてジメチルポ
リシロキサン、ジメチルポリシロキサンのメチル基の一
部に各種の有機基を導入した変性シリコン、環状ジメチ
ルシロキサン等が挙げられ、キレート剤として、エチレ
ンジアミン四酢酸ナトリウム、1−ヒドロキシエタン−
1,1−ジホスホン酸ナトリウム等が挙げられ、低級ア
ルコールとして、エタノール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコールなどが挙げられる。
【0050】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されない。以下において、部及
び%はそれぞれ重量部及び重量%を示す。なお試験法は
次の通りである。
【0051】フレーキング:重合物を、有効成分に換算
して、5重量%の水希釈液を畜圧式スプレー器に充填す
る。つぎに、長さ25cmの毛髪2gにスプレー溶液を
10秒間吹きかけ、乾燥後市販の櫛を用いて、毛髪をと
いたとき脱落した樹脂の量を下記の判定基準で評価す
る。 判定基準 樹脂の脱落無し : ○ 樹脂の脱落少量有り : △ 樹脂の脱落多量にあり : × 洗 浄 性 :前記の条件で処理した髪の毛を、市販の
シャンプーの1%溶液で洗浄し、つぎに水で洗浄後乾燥
し、髪の毛上の樹脂の洗浄度を見て下 記の判定
基準で評価する。 判定基準 樹脂の残留無し : ○ 樹脂の残留少量あり : △ 樹脂の残留多量にあり : ×
【0052】官能評価:パネラー10人が前記のスプレ
ー溶液を実使用試験して、ゴアツキ感、ベトツキ感、ブ
ロッキング感、セット力について下記の判定基準で評価
する。 判定基準 ゴアツキ感 7人以上がゴアツキ感が無いと判断 : ○ 3人以上6人以下がゴアツキ感が無いと判断 : △ 7人以上がゴアツキ感があると判断 : × ベトツキ感 7人以上がベトツキ感が無いと判断 : ○ 3人以上6人以下がベトツキ感が無いと判断 : △ 7人以上がベトツキ感があると判断 : × ブロッキング感 7人以上がブロッキング感が無い判断 : ○ 3人以上6人以下がブロッキング感が無い判断 : △ 7人以上がブロッキング感があると判断 : × セット力 7人以上がセット力があると判断 : ○ 3人以上6人以下がセット力があると判断 : △ 7人以上がセット力が無いと判断 : ×
【0053】実施例1 温度計及び撹拌機を付けた密閉反応器に、分子量約20
00の1,4−ブタンジオールとアジピン酸からなるポ
リエステルジオール230.0部、1,4−ブタンジオ
ール6.3部、3−(2,3−ジヒドロキシプロポキ
シ)−1−プロパンスルホン酸ナトリウム塩5.0部、
イソホロンジイソシアネート60.0部及びアセトン1
22部を仕込み反応系を窒素ガスで置換した後、撹拌下
80℃で5時間反応した。得られたアセトン溶液を30
℃に冷却して水700部を加えて、減圧下50〜60℃
でアセトンを留去し、固形分30%、粘度350cps
のウレタン樹脂水分散溶液を1000部を得た。得られ
た樹脂のスルホン酸塩含量は0.07meq/gであっ
た。
【0054】実施例2 温度計及び撹拌機を付けた密閉反応器に、分子量約20
00のポリテトラメチレングリコール230.0部、
1,4−ブタンジオール6.3部、3−(2,3−ジヒ
ドロキシプロポキシ)−1−プロパンスルホン酸ナトリ
ウム塩5.0部、4,4’−ジフェニルメタンジイソシ
アネート58.0部及びアセトン122部を仕込み反応
系を窒素ガスで置換した後、撹拌下80℃で5時間反応
した。得られたアセトン溶液を30℃に冷却して、水7
00部を加えて、減圧下50〜60℃でアセトンを留去
し、固形分30%、粘度450cpsのウレタン樹脂水
分散溶液を1000部を得た。得られた樹脂のスルホン
酸塩含量は0.07meq/gであった。
【0055】実施例3 温度計及び撹拌機を付けた密閉反応器に、3−(2,3
−ジヒドロキシプロポキシ)−1−プロパンスルホン酸
ナトリウム塩155.0部、ヘキサメチレンジイソシア
ネート140.0部、1,4−ブタンジオール5.0部
及びアセトン122部を仕込み反応系を窒素ガスで置換
した後、撹拌下80℃で5時間反応した。得られたアセ
トン溶液を30℃に冷却して水700部を加えて、減圧
下50〜60℃でアセトンを留去し、固形分30%、粘
度1500cpsのウレタン樹脂水分散溶液を1000
部を得た。得られた樹脂のスルホン酸塩含量は2.19
meq/gであった。
【0056】実施例4 温度計及び撹拌機を付けた密閉反応器に、分子量約20
00のポリプロピレングリコール106.0部、分子量
約2000の1,4−ブタンジオールとアジピン酸から
なるポリエステルジオール110.0部、1,4−ブタ
ンジオール10.0部、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト60.0部、3−(2,3−ジヒドロキシプロポキ
シ)−1−プロパンスルホン酸10.0部及びアセトン
122部を仕込み反応系を窒素ガスで置換した後、撹拌
下80℃で5時間反応した。得られたアセトン溶液に無
水エタノールを30.0部を加え、さらに4時間50℃
で反応を行った。得られたアセトン溶液に、ジメチルア
ミノエタノールを4.2部加え、45〜55℃で中和し
た。得られた中和物を30℃に冷却して水700部を加
えて、減圧下50〜60℃でアセトンを留去し、固形分
30%、粘度180cpsのウレタン樹脂水分散溶液を
1000部を得た。得られた樹脂のスルホン酸塩含量は
0.16meq/gであった。
【0057】実施例5 温度計及び撹拌機を付けた密閉反応器に、分子量約20
00のポリテトラメチレングリコール230.0部、3
−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−1−プロパン
スルホン酸ジメチルステアリルアミン5.0部、イソホ
ロンジイソシアネート58.0部及びアセトン122部
を仕込み反応系を窒素ガスで置換した後、撹拌下80℃
で5時間反応した。得られたアセトン溶液を30℃に冷
却して水700部を加えて、減圧下50〜60℃でアセ
トンを留去し、固形分31%、粘度250cpsのウレ
タン樹脂水分散溶液を1000部を得た。得られた樹脂
のスルホン酸塩含量は0.03meq/gであった。
【0058】比較例1 実施例1の3−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−
1−プロパンスルホン酸ナトリウム塩の代わりにジメチ
ロールプロピオン酸ナトリウム塩3.5部を用いる他は
実施例1と同様に操作した。この分散体の固形分は40
%粘度260psであった。
【0059】比較例2 実施例2の3−(2,3−ジヒドロキシプロポキシ)−
1−プロパンスルホン酸ナトリウム塩の代わりにジメチ
ロールプロピオン酸ナトリウム塩3.5部を用いる他は
実施例2と同様に操作した。このポリウレタン溶液は固
形分30%粘度370psであった。
【0060】実施例1〜5及び比較例1〜2の評価につ
いて表1にまとめる。
【0061】
【表1】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− フレーキンク゛ セット力 フ゛ロッキンク゛感 ヘ゛タツキ感 コ゛アツキ感 洗浄性 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 ○ ○ ○ ○ ○ ○ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例2 ○ ○ ○ ○ ○ ○ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例3 ○ ○ ○ ○ ○ ○ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例4 ○ ○ ○ ○ ○ ○ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例5 ○ ○ ○ ○ ○ ○ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例1 △ △ × △ × △ −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例2 △ △ △ △ × × −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0062】実施例1〜5及び比較例1〜2の酸価の経
日変化について表2にまとめる。
【0063】
【表2】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 製造直後 1週間後 2週間後 1ヶ月後 2ヶ月後 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例1 1.0 1.1 1.1 1.2 1.5 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例2 0.8 0.8 0.9 1.0 1.1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例3 0.5 0.6 0.7 0.7 0.9 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例4 0.5 0.8 0.8 0.9 1.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 実施例5 0.1 0.5 0.6 0.8 1.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例1 6.8 7.5 8.2 9.8 13.1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 比較例2 2.1 2.5 2.9 3.8 5.0 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0064】表1の結果から、本発明の実施例1〜4で
得られた毛髪処理剤は、いずれもセット力、ブロッキン
グ感、ベタツキ感、ゴアツキ感、洗浄性および耐フレー
キングに優れていることがわかる。また、従来用いられ
ているカルボキシル官能基含有化合物と比べて、溶液安
定性、使用感などで優れていることがわかる。表2よ
り、実施例1〜4で得られた毛髪処理剤は、比較例1〜
2に比べて酸価の変化が少ないことがわかる。これは、
水溶液または水分散系で、本発明品が安定性に優れてい
ることを示している。
【0065】
【発明の効果】本発明は、従来用いられているカルボキ
シル官能基するポリウレタン樹脂に比べ、水溶液または
水分散液の状態にした場合、安定性がよい特長を持つ。
さらに本発明で得られた毛髪処理剤は毛髪に使用した際
に、高温高湿度下でセットが崩れない、自然感を損なわ
ない、髪の毛上からの洗浄除去性がよい、樹脂被膜が持
つゴム弾性によるセット回復力、維持力に優れるなどの
特長も兼ね備えている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 秀司 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三洋 化成工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 活性水素含有化合物(A)とイソシアネ
    ート化合物(B)から誘導されてなるポリウレタンまた
    はポリウレアからなり、(A)の少なくとも一部とし
    て、スルホン酸(塩)基、硫酸エステル(塩)基又はリ
    ン酸エステル(塩)基を含有する活性水素含有化合物
    (a)を用いることを特徴とする毛髪処理剤。
  2. 【請求項2】 ポリウレタンまたはポリウレア中のスル
    ホン酸(塩)基、硫酸エステル(塩)基又はリン酸エス
    テル(塩)基の含量が0.01〜3meq/gである請
    求項1記載の毛髪処理剤。
  3. 【請求項3】 (a)がスルファミン酸、アミノエチル
    スルホン酸、下記一般式(1)で表される化合物、前記
    化合物のアルキレンオキサイド付加物又はそれらの塩で
    ある請求項1または2記載の毛髪処理剤。 一般式 {式中、R1,R3,R4は、水素原子、炭素数1〜24
    の炭化水素基、モノもしくはジヒドロキシ置換炭化水素
    基、モノもしくはジアミノ置換炭化水素基又はモノもし
    くはジメルカプト置換炭化水素基、R2は炭素数1〜2
    4の炭化水素基であり、R1,R3,R4のうち少なくと
    も1つはモノもしくはジヒドロキシアルキル基、モノも
    しくはジアミノ置換炭化水素基又はモノもしくはジメル
    カプト置換炭化水素基、である。nは0又は1であ
    る。}
  4. 【請求項4】 (a)が、3−(2,3−ジヒドロキシ
    プロポキシ)−1−プロパンスルホン酸もしくはその塩
    である請求項1〜3のいずれか記載の毛髪処理剤。
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