JPH10203608A - ワーク供給装置 - Google Patents
ワーク供給装置Info
- Publication number
- JPH10203608A JPH10203608A JP939297A JP939297A JPH10203608A JP H10203608 A JPH10203608 A JP H10203608A JP 939297 A JP939297 A JP 939297A JP 939297 A JP939297 A JP 939297A JP H10203608 A JPH10203608 A JP H10203608A
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- JP
- Japan
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- work
- workpiece
- conveyor
- traveling
- picking
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動倉庫から板材加工機等へのワーク供給
を、多品種少量生産の場合にも能率良く行え、工作機械
の稼働率を向上させることができるようにする。 【解決手段】 自動倉庫1内に、種類の異なるワークW
が載せられたパレット8を各々載置する複数のピッキン
グステーション9を設ける。それらのピッキングステー
ション9のうち、任意のピッキングステーション9から
ワークWを取り出して所定のワーク搬出位置7へ搬送す
るワーク選択取出手段50を設ける。この手段50は、
ピッキングローダ10と走行コンベヤ13とでなる。前
記ワーク搬出位置7から所定のワーク待機位置Qへワー
クWを搬出するワーク搬出手段16を設ける。そのワー
ク待機位置17のワークWを工作機械15へ供給するワ
ーク供給手段18を設ける。前記手段50,16,18
でワーク処理手段100が構成される。
を、多品種少量生産の場合にも能率良く行え、工作機械
の稼働率を向上させることができるようにする。 【解決手段】 自動倉庫1内に、種類の異なるワークW
が載せられたパレット8を各々載置する複数のピッキン
グステーション9を設ける。それらのピッキングステー
ション9のうち、任意のピッキングステーション9から
ワークWを取り出して所定のワーク搬出位置7へ搬送す
るワーク選択取出手段50を設ける。この手段50は、
ピッキングローダ10と走行コンベヤ13とでなる。前
記ワーク搬出位置7から所定のワーク待機位置Qへワー
クWを搬出するワーク搬出手段16を設ける。そのワー
ク待機位置17のワークWを工作機械15へ供給するワ
ーク供給手段18を設ける。前記手段50,16,18
でワーク処理手段100が構成される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多品種少量のワ
ークを自動倉庫から板材加工機等の工作機械へ供給する
ワーク供給装置に関する。
ークを自動倉庫から板材加工機等の工作機械へ供給する
ワーク供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチプレス等の板材加工機に板
材ワークを供給する装置として、各種のワークを載置し
たパレットを自動倉庫に格納しておき、希望のワークの
載置されたパレットを板材加工機の近傍に出庫し、パレ
ット上からローダで一枚ずつワークを分離して供給する
ものが一般に使用されている。
材ワークを供給する装置として、各種のワークを載置し
たパレットを自動倉庫に格納しておき、希望のワークの
載置されたパレットを板材加工機の近傍に出庫し、パレ
ット上からローダで一枚ずつワークを分離して供給する
ものが一般に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなワ
ーク供給装置では、ワーク種類の変更毎にパレットの入
出庫が必要であり、その間、板材加工機は待機すること
になる。そのため、多品種少量生産の場合、例えば1パ
レットにつき2,3枚のワークをパンチ加工するような
場合、パレットの入出庫が頻繁に行われることになり、
その都度、板材加工機に待機時間が生じ、板材加工機の
稼働率が低くなるという課題がある。
ーク供給装置では、ワーク種類の変更毎にパレットの入
出庫が必要であり、その間、板材加工機は待機すること
になる。そのため、多品種少量生産の場合、例えば1パ
レットにつき2,3枚のワークをパンチ加工するような
場合、パレットの入出庫が頻繁に行われることになり、
その都度、板材加工機に待機時間が生じ、板材加工機の
稼働率が低くなるという課題がある。
【0004】この発明は、このような課題を解消し、工
作機械へ多種類少量のワークを供給する場合でも、ワー
ク供給能率を高めることができ、工作機械の稼働率を向
上させることのでるワーク供給装置を提供することを目
的とする。
作機械へ多種類少量のワークを供給する場合でも、ワー
ク供給能率を高めることができ、工作機械の稼働率を向
上させることのでるワーク供給装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のワーク供給装
置は、種類の異なるワークが載せられたパレットを各々
載置する複数のピッキングステーションを設け、任意の
ピッキングステーションからワークを選択的に取り出
し、工作機械に搬送するワーク処理手段を設けたもので
ある。この構成によれば、ワーク処理手段が任意のピッ
キングステーションからワークを選択的に取り出し、工
作機械に搬送する。そのため、工作機械で加工するワー
ク種類を変えるときにも、パレットの入庫および出庫等
の動作を行うことが不要となる。そのため、ワーク種類
の交換が頻繁に必要となる極度の多品種少量生産の場合
であっても、ワークを能率よく工作機械に供給でき、工
作機械の稼働率を向上させることができる。したがって
ワーク加工のサイクルタイムが短縮される。
置は、種類の異なるワークが載せられたパレットを各々
載置する複数のピッキングステーションを設け、任意の
ピッキングステーションからワークを選択的に取り出
し、工作機械に搬送するワーク処理手段を設けたもので
ある。この構成によれば、ワーク処理手段が任意のピッ
キングステーションからワークを選択的に取り出し、工
作機械に搬送する。そのため、工作機械で加工するワー
ク種類を変えるときにも、パレットの入庫および出庫等
の動作を行うことが不要となる。そのため、ワーク種類
の交換が頻繁に必要となる極度の多品種少量生産の場合
であっても、ワークを能率よく工作機械に供給でき、工
作機械の稼働率を向上させることができる。したがって
ワーク加工のサイクルタイムが短縮される。
【0006】前記構成のワーク供給装置において、前記
ピッキングステーションは、パレット搬送手段を有し、
前記複数のパレットを収納可能な複数連,複数段のラッ
クを有する自動倉庫において所定段に連なって配置さ
れ、前記パレット搬送手段は、ピッキングステーション
とその他のラックとの間でパレット搬送を行うものとし
ても良い。このようにワークの格納に複数連,複数段の
ラックを有する自動倉庫を用いることにより、多品種の
多量のワークを工作機械へ供給可能に格納しておくこと
ができる。自動倉庫内でのパレットの入れ替え、例えば
ピッキングステーションと他の棚とのパレットの入れ替
え等は、工作機械の加工時にスタッカクレーン等のパレ
ット搬送手段で行うことができる。そのため、所望のパ
レットを直ぐに準備することができる。また、前記ワー
ク処理手段は、前記ラック内の前記複数のピッキングス
テーション上を走行可能な走行体で構成されるワーク選
択取出手段を有し、前記走行体はワークを把持するワー
ク把持手段を有するものとしても良い。このようにワー
ク把持手段を有する走行体でピッキングステーションか
らのワークの取り出しを行うようにすることにより、簡
単な構成で任意ピッキングステーションからのワークの
選択取り出しを行うことができる。
ピッキングステーションは、パレット搬送手段を有し、
前記複数のパレットを収納可能な複数連,複数段のラッ
クを有する自動倉庫において所定段に連なって配置さ
れ、前記パレット搬送手段は、ピッキングステーション
とその他のラックとの間でパレット搬送を行うものとし
ても良い。このようにワークの格納に複数連,複数段の
ラックを有する自動倉庫を用いることにより、多品種の
多量のワークを工作機械へ供給可能に格納しておくこと
ができる。自動倉庫内でのパレットの入れ替え、例えば
ピッキングステーションと他の棚とのパレットの入れ替
え等は、工作機械の加工時にスタッカクレーン等のパレ
ット搬送手段で行うことができる。そのため、所望のパ
レットを直ぐに準備することができる。また、前記ワー
ク処理手段は、前記ラック内の前記複数のピッキングス
テーション上を走行可能な走行体で構成されるワーク選
択取出手段を有し、前記走行体はワークを把持するワー
ク把持手段を有するものとしても良い。このようにワー
ク把持手段を有する走行体でピッキングステーションか
らのワークの取り出しを行うようにすることにより、簡
単な構成で任意ピッキングステーションからのワークの
選択取り出しを行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図7と共に説明する。図1(A)は、この実施形態に
係るワーク供給装置を装備した板材加工ラインにおける
自動倉庫の概略正面図であり、図1(B)は同板材加工
ラインの概略平面図である。ワークストック装置である
自動倉庫1は、並設した2列のラック2A,2Bと、両
ラック2A,2B間を走行可能なスタッカクレーン3と
を備える。各ラック2A,2Bは、上下複数段のパレッ
ト載置棚4を有する単連ラック部5を、スタッカクレー
ン3の走行方向(X方向)に複数連ねて構成される。ス
タッカクレーン3はパレット搬送手段となるものであ
り、ラック2A,2Bの任意のパレット載置棚4と他の
任意のパレット載置棚4との間、または任意のパレット
載置棚4と後述するパレット入出庫ステーション6との
間でパレット8の搬送を行う。各パレット8には種類の
異なるワークW、例えば寸法や形状が種々異なる板材が
それぞれ積層状態に載せられる。
し図7と共に説明する。図1(A)は、この実施形態に
係るワーク供給装置を装備した板材加工ラインにおける
自動倉庫の概略正面図であり、図1(B)は同板材加工
ラインの概略平面図である。ワークストック装置である
自動倉庫1は、並設した2列のラック2A,2Bと、両
ラック2A,2B間を走行可能なスタッカクレーン3と
を備える。各ラック2A,2Bは、上下複数段のパレッ
ト載置棚4を有する単連ラック部5を、スタッカクレー
ン3の走行方向(X方向)に複数連ねて構成される。ス
タッカクレーン3はパレット搬送手段となるものであ
り、ラック2A,2Bの任意のパレット載置棚4と他の
任意のパレット載置棚4との間、または任意のパレット
載置棚4と後述するパレット入出庫ステーション6との
間でパレット8の搬送を行う。各パレット8には種類の
異なるワークW、例えば寸法や形状が種々異なる板材が
それぞれ積層状態に載せられる。
【0008】一方のラック2Aを構成する複数の単連ラ
ック部5は、所定段のパレット載置棚4がピッキングス
テーション9とされている。この例では、ラック2Aに
おける1つの単連ラック部5が、ワーク搬出位置である
出庫ステーション7に当てられ、残り全ての単連ラック
部5にピッキングステーション9が設けられている。こ
れらピッキングステーション9の上方には、その一つ上
の段のパレット載置棚4との間に、ピッキングローダ1
0および走行コンベヤ13をピッキングステーション並
び方向に走行可能とする走行空間14が設けてある。
ック部5は、所定段のパレット載置棚4がピッキングス
テーション9とされている。この例では、ラック2Aに
おける1つの単連ラック部5が、ワーク搬出位置である
出庫ステーション7に当てられ、残り全ての単連ラック
部5にピッキングステーション9が設けられている。こ
れらピッキングステーション9の上方には、その一つ上
の段のパレット載置棚4との間に、ピッキングローダ1
0および走行コンベヤ13をピッキングステーション並
び方向に走行可能とする走行空間14が設けてある。
【0009】前記ピッキングローダ10および走行コン
ベヤ13により、任意のピッキングステーション9から
ワークWを取り出してワーク搬出位置である出庫ステー
ション7へ搬送するワーク選択取出手段50が構成され
る。このワーク選択取出手段50と、後述の搬出コンベ
ヤ16からなるワーク搬出手段と、後述のローダ18か
らなるワーク供給手段とにより、ワーク処理手段100
が構成される。ピッキングローダ10は、任意のピッキ
ングステーション9のパレット8上からワークWを持ち
上げて走行コンベヤ13上に移載する装置であり、ワー
ク選択手段となる。このピッキングローダ10は、各ピ
ッキングステーション9の上方を走行可能な走行体11
と、ワークWを把持するワーク把持手段である複数の吸
着パッド12とを有する。走行コンベヤ13は、ピッキ
ングローダ10から移載されたワークWを走行によって
出庫ステーション7まで搬送し、この位置で、走行方向
(X方向)と直交する水平方向(Y方向)にワークWを
搬出するコンベヤである。すなわち、走行コンベヤ13
は、ピッキングローダ10から移載されたワークWを所
定位置に搬送するワーク選択搬送手段となる。
ベヤ13により、任意のピッキングステーション9から
ワークWを取り出してワーク搬出位置である出庫ステー
ション7へ搬送するワーク選択取出手段50が構成され
る。このワーク選択取出手段50と、後述の搬出コンベ
ヤ16からなるワーク搬出手段と、後述のローダ18か
らなるワーク供給手段とにより、ワーク処理手段100
が構成される。ピッキングローダ10は、任意のピッキ
ングステーション9のパレット8上からワークWを持ち
上げて走行コンベヤ13上に移載する装置であり、ワー
ク選択手段となる。このピッキングローダ10は、各ピ
ッキングステーション9の上方を走行可能な走行体11
と、ワークWを把持するワーク把持手段である複数の吸
着パッド12とを有する。走行コンベヤ13は、ピッキ
ングローダ10から移載されたワークWを走行によって
出庫ステーション7まで搬送し、この位置で、走行方向
(X方向)と直交する水平方向(Y方向)にワークWを
搬出するコンベヤである。すなわち、走行コンベヤ13
は、ピッキングローダ10から移載されたワークWを所
定位置に搬送するワーク選択搬送手段となる。
【0010】自動倉庫1の正面側となるラック2A側の
床面には、工作機械であるパンチプレス等の板材加工機
15が配置される。また、ラック2Aの出庫ステーショ
ン7に続いて搬出コンベヤ16が配置される。この搬出
コンベヤ16は、走行コンベヤ13から送り出されるワ
ークWを板材加工機15の一側方のワーク待機位置Qに
搬出するワーク搬出手段である。ワーク待機位置Qは、
搬出コンベヤ16によって搬出されてきたワークWを位
置決めする位置決めコンベヤ17の上面からなる。位置
決めコンベヤ17上に位置決めされたワークWは、ワー
ク供給手段であるローダ18によって板材加工機15に
供給される。ローダ18は、位置決めコンベヤ17上か
ら板材加工機15上にわたって延設された走行レール1
9に沿ってX方向に走行自在に設けられる走行体20
と、ワークWを吸着して持ち上げる複数の吸着パッド2
1とを有し、位置決めコンベヤ17上からワークWを持
ち上げて板材加工機15上に移載する。
床面には、工作機械であるパンチプレス等の板材加工機
15が配置される。また、ラック2Aの出庫ステーショ
ン7に続いて搬出コンベヤ16が配置される。この搬出
コンベヤ16は、走行コンベヤ13から送り出されるワ
ークWを板材加工機15の一側方のワーク待機位置Qに
搬出するワーク搬出手段である。ワーク待機位置Qは、
搬出コンベヤ16によって搬出されてきたワークWを位
置決めする位置決めコンベヤ17の上面からなる。位置
決めコンベヤ17上に位置決めされたワークWは、ワー
ク供給手段であるローダ18によって板材加工機15に
供給される。ローダ18は、位置決めコンベヤ17上か
ら板材加工機15上にわたって延設された走行レール1
9に沿ってX方向に走行自在に設けられる走行体20
と、ワークWを吸着して持ち上げる複数の吸着パッド2
1とを有し、位置決めコンベヤ17上からワークWを持
ち上げて板材加工機15上に移載する。
【0011】図2は、自動倉庫1を含む板材加工ライン
の実際の構成の概略平面図を示す。パレット入出庫ステ
ーション6は、ワークWを載せたパレット8を自動倉庫
1に対して入出庫するパレット搬入・搬出位置であっ
て、ラック2Aにおける他の1つの単連ラック部5の所
定段のパレット載置棚4に相当する空間がこれに割り当
てられる。このパレット入出庫ステーション6と対向す
る位置には、入出庫台車22が配置され、出庫されたパ
レット8および入庫するパレット8がこの入出庫台車2
2に載せられる。板材加工機15の後段には、加工済み
ワークの種類等に応じて板材加工機15からワーク(製
品)を搬出する2経路のアンローダ52,53と、両ア
ンローダ52,53に続く集合経路となるコンベヤ54
とで、加工済ワーク搬出経路55が構成されている。ま
た、前記位置決めコンベヤ17に隣接して、位置決めコ
ンベヤ17上のワークWを搬入し、それを反転して位置
決めコンベヤ17上に返す反転装置56が設置されてい
る。
の実際の構成の概略平面図を示す。パレット入出庫ステ
ーション6は、ワークWを載せたパレット8を自動倉庫
1に対して入出庫するパレット搬入・搬出位置であっ
て、ラック2Aにおける他の1つの単連ラック部5の所
定段のパレット載置棚4に相当する空間がこれに割り当
てられる。このパレット入出庫ステーション6と対向す
る位置には、入出庫台車22が配置され、出庫されたパ
レット8および入庫するパレット8がこの入出庫台車2
2に載せられる。板材加工機15の後段には、加工済み
ワークの種類等に応じて板材加工機15からワーク(製
品)を搬出する2経路のアンローダ52,53と、両ア
ンローダ52,53に続く集合経路となるコンベヤ54
とで、加工済ワーク搬出経路55が構成されている。ま
た、前記位置決めコンベヤ17に隣接して、位置決めコ
ンベヤ17上のワークWを搬入し、それを反転して位置
決めコンベヤ17上に返す反転装置56が設置されてい
る。
【0012】図3(A)は自動倉庫1の破断側面図を示
し、同図における走行空間14の拡大図を図3(B)に
示す。走行コンベヤ13は、ラック2Aのフレーム23
に設けられた走行レール24に沿ってX方向に走行する
走行体25を備えている。走行空間14におけるピッキ
ングローダ10および走行コンベヤ13の走行において
は、左側への走行時にピッキングローダ10が走行コン
ベヤ13を超えないように、また右側への走行時に走行
コンベヤ13がピッキングローダ10を超えないよう
に、走行制御手段61によって走行動作が制御される。
これにより、ピッキングローダ10と走行コンベヤ13
との干渉が回避される。詳しくは、走行制御手段61
は、ピッキングローダ10と走行コンベヤ13との走行
の制御を数値制御等で行うNC装置またはプログラマブ
ルコントローラ等からなる制御装置であり、走行コンベ
ヤ13に対しては、可能な限りの最大速度で運転し、ピ
ッキングローダ10は、最大走行速度を走行コンベヤ1
3の最大速度よりも低くしてある。このように走行制御
手段61を構成することにより、ピッキングローダ10
が走行コンベヤ13に衝突することが防止でき、また干
渉回避の制御も簡単な制御で済む。
し、同図における走行空間14の拡大図を図3(B)に
示す。走行コンベヤ13は、ラック2Aのフレーム23
に設けられた走行レール24に沿ってX方向に走行する
走行体25を備えている。走行空間14におけるピッキ
ングローダ10および走行コンベヤ13の走行において
は、左側への走行時にピッキングローダ10が走行コン
ベヤ13を超えないように、また右側への走行時に走行
コンベヤ13がピッキングローダ10を超えないよう
に、走行制御手段61によって走行動作が制御される。
これにより、ピッキングローダ10と走行コンベヤ13
との干渉が回避される。詳しくは、走行制御手段61
は、ピッキングローダ10と走行コンベヤ13との走行
の制御を数値制御等で行うNC装置またはプログラマブ
ルコントローラ等からなる制御装置であり、走行コンベ
ヤ13に対しては、可能な限りの最大速度で運転し、ピ
ッキングローダ10は、最大走行速度を走行コンベヤ1
3の最大速度よりも低くしてある。このように走行制御
手段61を構成することにより、ピッキングローダ10
が走行コンベヤ13に衝突することが防止でき、また干
渉回避の制御も簡単な制御で済む。
【0013】図4(A),(B)は、ピッキングローダ
10の平面図および正面図を示す。ピッキングローダ1
0の走行体11上には、走行体11の走行駆動源である
モータ26と、吸着パッド12の昇降駆動源であるシリ
ンダ27と、ラック2Aのフレーム23に設けられた走
行レール28に係架される走行ローラ29とが設けられ
る。走行体11の下部にはリンク機構30A,30Bを
介して昇降フレーム31が支持され、複数の吸着パッド
12を分散配置したパッド支持フレーム32が位置調整
機構33を介して昇降フレーム31の下部に設けられて
いる。昇降フレーム31に連結されるチェーン34をシ
リンダ27で巻取り・巻戻しすることにより昇降フレー
ム31が昇降駆動される。リンク機構30A,30B
は、X方向に向けて配置した2組30AとY方向に向け
て配置した2組30Bとからなり、これにより昇降フレ
ーム31の支持強度が十分に確保されている。また、位
置調整機構33を介してパッド支持フレーム32が昇降
フレーム31に設けられているので、パッド支持フレー
ム32に無理な外力が加わった場合でも、位置調整機構
33の延長方向にパッド支持フレーム32を逃がすこと
ができる。
10の平面図および正面図を示す。ピッキングローダ1
0の走行体11上には、走行体11の走行駆動源である
モータ26と、吸着パッド12の昇降駆動源であるシリ
ンダ27と、ラック2Aのフレーム23に設けられた走
行レール28に係架される走行ローラ29とが設けられ
る。走行体11の下部にはリンク機構30A,30Bを
介して昇降フレーム31が支持され、複数の吸着パッド
12を分散配置したパッド支持フレーム32が位置調整
機構33を介して昇降フレーム31の下部に設けられて
いる。昇降フレーム31に連結されるチェーン34をシ
リンダ27で巻取り・巻戻しすることにより昇降フレー
ム31が昇降駆動される。リンク機構30A,30B
は、X方向に向けて配置した2組30AとY方向に向け
て配置した2組30Bとからなり、これにより昇降フレ
ーム31の支持強度が十分に確保されている。また、位
置調整機構33を介してパッド支持フレーム32が昇降
フレーム31に設けられているので、パッド支持フレー
ム32に無理な外力が加わった場合でも、位置調整機構
33の延長方向にパッド支持フレーム32を逃がすこと
ができる。
【0014】図5(A),(B)は走行コンベヤ13の
平面図および正面図を示す。走行コンベヤ13は、図3
(B)と共に前述したように、レール24に設置されて
走行する走行体25を有し、この走行体25に、走行方
向と直交する方向に回動するベルトまたはチェーン等の
無端の回動搬送体57が多数平行に設けられている。こ
れら回動搬送体57は、前後のプーリ58,58間に掛
装されている。走行体25は、四隅に立設した吊腕25
aの上端のローラで前記レール24に支持されている。
また、走行体25は、走行方向一端の上部に走行駆動ロ
ーラ59を有しており、両側部の一対の走行駆動ローラ
59は駆動軸60で一体に連結されている。前記レール
24およびピッキングローダ用のレール28は、いずれ
もラック2Aに支持されており、これにより専用のレー
ル支持手段を設けることが不要となり、部品点数を減ら
すことができる。
平面図および正面図を示す。走行コンベヤ13は、図3
(B)と共に前述したように、レール24に設置されて
走行する走行体25を有し、この走行体25に、走行方
向と直交する方向に回動するベルトまたはチェーン等の
無端の回動搬送体57が多数平行に設けられている。こ
れら回動搬送体57は、前後のプーリ58,58間に掛
装されている。走行体25は、四隅に立設した吊腕25
aの上端のローラで前記レール24に支持されている。
また、走行体25は、走行方向一端の上部に走行駆動ロ
ーラ59を有しており、両側部の一対の走行駆動ローラ
59は駆動軸60で一体に連結されている。前記レール
24およびピッキングローダ用のレール28は、いずれ
もラック2Aに支持されており、これにより専用のレー
ル支持手段を設けることが不要となり、部品点数を減ら
すことができる。
【0015】図6は搬出コンベヤ16の側面図を示す。
搬出コンベヤ16は駆動式のローラコンベヤからなり、
そのコンベヤフレームは、支持フレーム35上に平行リ
ンク機構36を介して支持され、平行リンク機構36を
構成する1つのリンク36aの先端と支持フレーム35
との間に連結したシリンダ37により、水平姿勢のまま
昇降できるように構成されている。この実施形態では、
出庫ステーション7からワークWを搬出する走行コンベ
ヤ13の高さレベルに対して、搬出コンベヤ16から搬
出されるワークWを受け取る位置決めコンベヤ17の高
さレベルを低く設定してあるので、走行コンベヤ13か
ら搬出コンベヤ16にワークWを搬送する場合には、走
行コンベヤ13と同じ高さレベルまで搬出コンベヤ16
を持ち上げ、搬出コンベヤ16から位置決めコンベヤ1
7にワークWを搬送する場合には、位置決めコンベヤ1
7と同じ高さレベルまで搬出コンベヤ16を下げる。
搬出コンベヤ16は駆動式のローラコンベヤからなり、
そのコンベヤフレームは、支持フレーム35上に平行リ
ンク機構36を介して支持され、平行リンク機構36を
構成する1つのリンク36aの先端と支持フレーム35
との間に連結したシリンダ37により、水平姿勢のまま
昇降できるように構成されている。この実施形態では、
出庫ステーション7からワークWを搬出する走行コンベ
ヤ13の高さレベルに対して、搬出コンベヤ16から搬
出されるワークWを受け取る位置決めコンベヤ17の高
さレベルを低く設定してあるので、走行コンベヤ13か
ら搬出コンベヤ16にワークWを搬送する場合には、走
行コンベヤ13と同じ高さレベルまで搬出コンベヤ16
を持ち上げ、搬出コンベヤ16から位置決めコンベヤ1
7にワークWを搬送する場合には、位置決めコンベヤ1
7と同じ高さレベルまで搬出コンベヤ16を下げる。
【0016】図7は位置決めコンベヤ17の正面断面図
を示す。この位置決めコンベヤ17は、搬出コンベヤ1
6から搬送されてきたワークWをX方向に送るローラコ
ンベヤ38と、ワークWをY方向に搬送するベルトコン
ベヤ39とからなる。ベルトコンベヤ39は、ローラコ
ンベヤ38の各ローラ38a間に各々配置される多数の
細いコンベヤベルト39aを有し、各コンベヤベルト3
9aはフレーム40で一体に連結される。これらのコン
ベヤベルト39aは、ローラコンベヤ38のフレーム4
1とベルトコンベヤ39のフレーム40との間に連結さ
れたシリンダ42により、ローラコンベヤ38の下方に
退避する傾斜姿勢と、ローラコンベヤ38の搬送面より
若干浮き出た高さレベルとなる水平姿勢とに切り換えら
れる。
を示す。この位置決めコンベヤ17は、搬出コンベヤ1
6から搬送されてきたワークWをX方向に送るローラコ
ンベヤ38と、ワークWをY方向に搬送するベルトコン
ベヤ39とからなる。ベルトコンベヤ39は、ローラコ
ンベヤ38の各ローラ38a間に各々配置される多数の
細いコンベヤベルト39aを有し、各コンベヤベルト3
9aはフレーム40で一体に連結される。これらのコン
ベヤベルト39aは、ローラコンベヤ38のフレーム4
1とベルトコンベヤ39のフレーム40との間に連結さ
れたシリンダ42により、ローラコンベヤ38の下方に
退避する傾斜姿勢と、ローラコンベヤ38の搬送面より
若干浮き出た高さレベルとなる水平姿勢とに切り換えら
れる。
【0017】上記構成の動作を説明する。先ず、所望の
種類のワークWを載せたパレット8が載置されているピ
ッキングステーション9上までピッキングローダ10が
走行してきて、その吸着パッド12によりパレット8上
のワークWを1枚持ち上げる。次に、走行コンベヤ13
がピッキングローダ10の下位置まで移動し、ピッキン
グローダ10が吸着を解除してワークWを落とす。これ
によって、ワークWが走行コンベヤ13上に載置され
る。
種類のワークWを載せたパレット8が載置されているピ
ッキングステーション9上までピッキングローダ10が
走行してきて、その吸着パッド12によりパレット8上
のワークWを1枚持ち上げる。次に、走行コンベヤ13
がピッキングローダ10の下位置まで移動し、ピッキン
グローダ10が吸着を解除してワークWを落とす。これ
によって、ワークWが走行コンベヤ13上に載置され
る。
【0018】次に、走行コンベヤ13は出庫ステーショ
ン7まで走行する。この間、ピッキングローダ10は、
次に選択するワークWを載せたパレット8が載置されて
いるピッキングステーション9上まで走行して、そのワ
ークWを持ち上げる動作を行う。これにより、ワーク供
給サイクルの効率アップを図ることができる。
ン7まで走行する。この間、ピッキングローダ10は、
次に選択するワークWを載せたパレット8が載置されて
いるピッキングステーション9上まで走行して、そのワ
ークWを持ち上げる動作を行う。これにより、ワーク供
給サイクルの効率アップを図ることができる。
【0019】出庫ステーション7に到着した走行コンベ
ヤ13は、ワークWを搬出コンベヤ16上に搬送する。
このとき、搬出コンベヤ16は、シリンダ37の進出駆
動により図6に鎖線で示すように、走行コンベヤ13と
同じ高さレベルまで持ち上げられる。走行コンベヤ13
から搬出コンベヤ16へワークWが移載されると、搬出
コンベヤ16は、シリンダ37の後退駆動により図6に
実線で示すように、位置決めコンベヤ17と同じ高さレ
ベルまで下げられる。このとき位置決めコンベヤ17
は、そのベルトコンベヤ39がローラコンベヤ38の搬
送面より若干浮き出た水平姿勢で待機した状態とされ
る。この状態で、搬出コンベヤ16から位置決めコンベ
ヤ17に搬送されて来たワークWはベルトコンベヤ39
により取り込まれ、これにより位置決めコンベヤ17で
のワークWのY方向の位置決めが行われる。次に、ベル
トコンベヤ39はローラコンベヤ38の下方に傾斜姿勢
で退避する状態とされる。これにより、ワークWはロー
ラコンベヤ38上に載せられ、ローラコンベヤ38の駆
動により、位置決めコンベヤ17でのワークWのX方向
の位置決めが行われる。
ヤ13は、ワークWを搬出コンベヤ16上に搬送する。
このとき、搬出コンベヤ16は、シリンダ37の進出駆
動により図6に鎖線で示すように、走行コンベヤ13と
同じ高さレベルまで持ち上げられる。走行コンベヤ13
から搬出コンベヤ16へワークWが移載されると、搬出
コンベヤ16は、シリンダ37の後退駆動により図6に
実線で示すように、位置決めコンベヤ17と同じ高さレ
ベルまで下げられる。このとき位置決めコンベヤ17
は、そのベルトコンベヤ39がローラコンベヤ38の搬
送面より若干浮き出た水平姿勢で待機した状態とされ
る。この状態で、搬出コンベヤ16から位置決めコンベ
ヤ17に搬送されて来たワークWはベルトコンベヤ39
により取り込まれ、これにより位置決めコンベヤ17で
のワークWのY方向の位置決めが行われる。次に、ベル
トコンベヤ39はローラコンベヤ38の下方に傾斜姿勢
で退避する状態とされる。これにより、ワークWはロー
ラコンベヤ38上に載せられ、ローラコンベヤ38の駆
動により、位置決めコンベヤ17でのワークWのX方向
の位置決めが行われる。
【0020】位置決めコンベヤ17でワークWの位置決
めが完了すると、位置決めコンベヤ17上に来たローダ
18によってワークWが持ち上げられる。次いで、ロー
ダ18はX方向に板材加工機15上まで走行し、ワーク
Wを板材加工機15のテーブル15a上に落とす。この
ようにして、自動倉庫1において選択され出庫された所
望の種類のワークWが板材加工機15で加工される。以
下、同様にして、所望の種類のワークWが順次、自動倉
庫1から板材加工機15に供給されて加工が行われる。
めが完了すると、位置決めコンベヤ17上に来たローダ
18によってワークWが持ち上げられる。次いで、ロー
ダ18はX方向に板材加工機15上まで走行し、ワーク
Wを板材加工機15のテーブル15a上に落とす。この
ようにして、自動倉庫1において選択され出庫された所
望の種類のワークWが板材加工機15で加工される。以
下、同様にして、所望の種類のワークWが順次、自動倉
庫1から板材加工機15に供給されて加工が行われる。
【0021】なお、この発明のワーク供給装置は、種類
の異なるワークが載せられたパレットを各々載置する複
数のピッキングステーションと、任意のピッキングステ
ーションからワークを選択的に取り出し、工作機械に搬
送するワーク処理手段とを備えたものであるが、前記ワ
ーク処理手段は、ワーク選択取出手段、ワーク搬出手
段、およびワーク供給手段で構成されるものとしても良
い。すなわち、このワーク供給装置は、種類の異なるワ
ークが載せられたパレットを各々載置する複数のピッキ
ングステーションと、任意のピッキングステーションか
らワークを取り出して所定のワーク搬出位置へ搬送する
ワーク選択取出手段と、前記ワーク搬出位置から所定の
ワーク待機位置へワークを搬出するワーク搬出手段と、
前記ワーク待機位置のワークを工作機械へ供給するワー
ク供給手段とを備えたものとしても良い。この構成の場
合、次のようにワーク供給が行われる。ワーク選択取出
手段により所望のピッキングステーションのパレットか
らワークを取り出し、ワーク搬出位置へ搬送する。この
ワーク搬出位置のワークをワーク搬出手段でワーク待機
位置へ搬出し、ここで待機させる。工作機械でワークの
搬入が必要になると、ワーク待機位置のワークをワーク
供給手段で工作機械へ供給する。工作機械で加工された
ワークは、次工程あるいは格納場所等へ適宜の手段で搬
出される。ピッキングステーションのパレットは、工作
機械で加工中に自由に入れ替えることができる。この構
成の場合、このようにワーク処理手段はそれぞれの手段
により分業されているため、さらにワーク搬出時間を短
縮できる。また、ワーク待機位置が設けられるため、工
作機械における加工時間が長い場合に、ワークを待機さ
せることができ、時間調節可能であり、加工が終了する
と直ちにワーク供給手段によりワークを搬送することが
できる。すなわち、複数のピッキングステーションのパ
レット上のワークを、工作機械の近傍のワーク待機位置
まで1枚ずつ取り出し、ここで待機させるようにしたた
め、工作機械で加工するワーク種類を変えるときにも、
パレットの入庫および出庫等の動作を行うことが不要と
なる。そのため、ワーク種類の交換が頻繁に必要となる
極度の多品種少量生産の場合であっても、ワークを能率
よく工作機械に供給でき、工作機械の稼働率を向上させ
ることができる。
の異なるワークが載せられたパレットを各々載置する複
数のピッキングステーションと、任意のピッキングステ
ーションからワークを選択的に取り出し、工作機械に搬
送するワーク処理手段とを備えたものであるが、前記ワ
ーク処理手段は、ワーク選択取出手段、ワーク搬出手
段、およびワーク供給手段で構成されるものとしても良
い。すなわち、このワーク供給装置は、種類の異なるワ
ークが載せられたパレットを各々載置する複数のピッキ
ングステーションと、任意のピッキングステーションか
らワークを取り出して所定のワーク搬出位置へ搬送する
ワーク選択取出手段と、前記ワーク搬出位置から所定の
ワーク待機位置へワークを搬出するワーク搬出手段と、
前記ワーク待機位置のワークを工作機械へ供給するワー
ク供給手段とを備えたものとしても良い。この構成の場
合、次のようにワーク供給が行われる。ワーク選択取出
手段により所望のピッキングステーションのパレットか
らワークを取り出し、ワーク搬出位置へ搬送する。この
ワーク搬出位置のワークをワーク搬出手段でワーク待機
位置へ搬出し、ここで待機させる。工作機械でワークの
搬入が必要になると、ワーク待機位置のワークをワーク
供給手段で工作機械へ供給する。工作機械で加工された
ワークは、次工程あるいは格納場所等へ適宜の手段で搬
出される。ピッキングステーションのパレットは、工作
機械で加工中に自由に入れ替えることができる。この構
成の場合、このようにワーク処理手段はそれぞれの手段
により分業されているため、さらにワーク搬出時間を短
縮できる。また、ワーク待機位置が設けられるため、工
作機械における加工時間が長い場合に、ワークを待機さ
せることができ、時間調節可能であり、加工が終了する
と直ちにワーク供給手段によりワークを搬送することが
できる。すなわち、複数のピッキングステーションのパ
レット上のワークを、工作機械の近傍のワーク待機位置
まで1枚ずつ取り出し、ここで待機させるようにしたた
め、工作機械で加工するワーク種類を変えるときにも、
パレットの入庫および出庫等の動作を行うことが不要と
なる。そのため、ワーク種類の交換が頻繁に必要となる
極度の多品種少量生産の場合であっても、ワークを能率
よく工作機械に供給でき、工作機械の稼働率を向上させ
ることができる。
【0022】
【発明の効果】この発明のワーク供給装置は、種類の異
なるワークが載せられたパレットを各々載置する複数の
ピッキングステーションと、任意のピッキングステーシ
ョンからワークを選択的に取り出し、工作機械に搬送す
るワーク処理手段とを備えたものであるため、多品種少
量のワークを能率よく工作機械に供給でき、工作機械の
稼働率を向上させることができる。前記ピッキングステ
ーションは、パレット搬送手段を有し、前記複数のパレ
ットを収納可能な複数連,複数段のラックを有する自動
倉庫において所定段に連なって配置されたものとし、か
つ前記パレット搬送手段は、ピッキングステーションと
その他のラックとの間でパレット搬送を行うものとした
場合は、ピッキングステーションを少ない部品点数によ
り簡単に構成できる。また、所望のパレットを直ぐに準
備することができる。前記ワーク処理手段は、前記ラッ
ク内の前記複数のピッキングステーション上を走行可能
な走行体で構成されるワーク選択取出手段を有し、前記
走行体はワークを把持するワーク把持手段を有している
ものとした場合は、ラックの部材を走行体の案内レール
の支持手段あるいは案内部材とすることができ、構成を
より簡単にできる。
なるワークが載せられたパレットを各々載置する複数の
ピッキングステーションと、任意のピッキングステーシ
ョンからワークを選択的に取り出し、工作機械に搬送す
るワーク処理手段とを備えたものであるため、多品種少
量のワークを能率よく工作機械に供給でき、工作機械の
稼働率を向上させることができる。前記ピッキングステ
ーションは、パレット搬送手段を有し、前記複数のパレ
ットを収納可能な複数連,複数段のラックを有する自動
倉庫において所定段に連なって配置されたものとし、か
つ前記パレット搬送手段は、ピッキングステーションと
その他のラックとの間でパレット搬送を行うものとした
場合は、ピッキングステーションを少ない部品点数によ
り簡単に構成できる。また、所望のパレットを直ぐに準
備することができる。前記ワーク処理手段は、前記ラッ
ク内の前記複数のピッキングステーション上を走行可能
な走行体で構成されるワーク選択取出手段を有し、前記
走行体はワークを把持するワーク把持手段を有している
ものとした場合は、ラックの部材を走行体の案内レール
の支持手段あるいは案内部材とすることができ、構成を
より簡単にできる。
【図1】(A)はこの発明の一実施形態に係るワーク供
給装置を装備した加工ラインにおける自動倉庫の概略正
面図、(B)は同加工ラインの概略平面図である。
給装置を装備した加工ラインにおける自動倉庫の概略正
面図、(B)は同加工ラインの概略平面図である。
【図2】同加工ラインの実際の構成を示す平面図であ
る。
る。
【図3】(A)は前記自動倉庫の側面図、(B)は同自
動倉庫の走行空間における構造の拡大図である。
動倉庫の走行空間における構造の拡大図である。
【図4】(A)は前記ワーク供給装置におけるピッキン
グローダの平面図、(B)は同正面図である。
グローダの平面図、(B)は同正面図である。
【図5】(A)は走行コンベヤの平面図、(B)は同正
面図である。
面図である。
【図6】同ワーク供給装置における搬出コンベヤの正面
図である。
図である。
【図7】同ワーク供給装置における位置決めコンベヤの
側面断面図である。
側面断面図である。
1…自動倉庫 2A,2B…ラック 3…スタッカクレーン(パレット搬送手段) 4…パレット載置棚 5…単連ラック部 7…出庫ステーション(ワーク搬出位置) 8…パレット 9…ピッキングステーション 10…ピッキングローダ(ワーク選択手段) 11…走行体 12…吸着パッド(ワーク把持手段) 13…走行コンベヤ(ワーク選択搬送手段) 15…板材加工機(工作機械) 16…搬出コンベヤ(ワーク搬出手段) 17…位置決めコンベヤ(ワーク待機位置) 18…ローダ(ワーク供給手段) 50…ワーク選択取出手段 100…ワーク処理手段 Q…ワーク待機位置
Claims (3)
- 【請求項1】 種類の異なるワークが載せられたパレッ
トを各々載置する複数のピッキングステーションと、任
意のピッキングステーションからワークを選択的に取り
出し、工作機械に搬送するワーク処理手段とを備えたワ
ーク供給装置。 - 【請求項2】 前記ピッキングステーションは、パレッ
ト搬送手段を有し、前記複数のパレットを収納可能な複
数連,複数段のラックを有する自動倉庫において所定段
に連なって配置され、前記パレット搬送手段は、ピッキ
ングステーションとその他のラックとの間でパレット搬
送を行う請求項1記載のワーク供給装置。 - 【請求項3】 前記ワーク処理手段は、前記ラック内の
前記複数のピッキングステーション上を走行可能な走行
体で構成されるワーク選択取出手段を有し、前記走行体
はワークを把持するワーク把持手段を有している請求項
2記載のワーク供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP939297A JPH10203608A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | ワーク供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP939297A JPH10203608A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | ワーク供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10203608A true JPH10203608A (ja) | 1998-08-04 |
Family
ID=11719171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP939297A Pending JPH10203608A (ja) | 1997-01-22 | 1997-01-22 | ワーク供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10203608A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6964470B2 (en) * | 2002-09-18 | 2005-11-15 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Ink-jet recording unit, ink-jet recording method and recording head cleaning method for ink-jet recording unit |
JP2008303006A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Murata Mach Ltd | 板材加工システム |
-
1997
- 1997-01-22 JP JP939297A patent/JPH10203608A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6964470B2 (en) * | 2002-09-18 | 2005-11-15 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Ink-jet recording unit, ink-jet recording method and recording head cleaning method for ink-jet recording unit |
JP2008303006A (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-18 | Murata Mach Ltd | 板材加工システム |
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