JPH10202364A - 片面ガスシールドアーク溶接方法 - Google Patents

片面ガスシールドアーク溶接方法

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JPH10202364A
JPH10202364A JP1047197A JP1047197A JPH10202364A JP H10202364 A JPH10202364 A JP H10202364A JP 1047197 A JP1047197 A JP 1047197A JP 1047197 A JP1047197 A JP 1047197A JP H10202364 A JPH10202364 A JP H10202364A
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JP
Japan
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welding
wire
groove
less
torch
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Application number
JP1047197A
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English (en)
Inventor
Kazuo Nagatomo
友 和 男 長
Hirobumi Sano
野 博 文 佐
Kozo Yamashita
下 礦 三 山
Tsukasa Yoshimura
村 司 吉
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Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短尺から長尺の曲面状溶接構造物の片面溶接
の、溶接作業性,耐割れ性の向上,裏ビードの好適化,
健全かつ高靱性の溶接部の形成。板継ぎ作業能率を安易
に高くする。 【解決手段】 開先角度30〜65°のYまたはV形状の曲
面状の被溶接材の開先内面を仮付けした開先裏面に裏当
材を当接し突合せ片面溶接するに当たって、開先内に鋼
粒または鉄粉を板厚の1/4〜2/3の高さまで散布し、溶接
ト−チに40〜150回/分の揺動回数を与え、溶接電流密
度をワイヤ単位断面積当り200A/mm2以上で溶接する片
面ガスシールドアーク溶接方法。ワイヤ全重量に対し
て、重量%で、C:≦0.10%,Si:0.50〜1.00%,M
n:1.50〜2.50%,Mo:0.10〜1.50%,Ti:0.10〜0.5
0%,B:0.0030〜0.0100%で残部が実質的にFeおよび
不可避不純物よりなる鋼ワイヤを使用する。ワイヤ直下
の溶融金属を二重シールドする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、曲面状の被溶接材
により形成された開先の片面ガスシールドアーク溶接方
法に関し、特に、耐割れ性及びビード外観が良好で溶接
時のスパッタ発生量が少なく、かつ、高靱性の溶接部を
高能率に溶接することが可能な片面ガスシールドアーク
溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種溶接構造物の建造において、
溶接コスト低減及び高能率化が図れることから、ガスシ
ールドアーク溶接方法の適用が各分野において急速に増
大している。中でも突合せ溶接の比率が高い造船や橋梁
等の分野での適用が著しい。しかし、溶接のトータルコ
スト低減の観点から短尺から長尺の片面溶接の高速化が
大きな課題となっている。
【0003】片面溶接方法としては、従来よりサブマー
ジアーク溶接方法が造船の板継溶接として盛んに研究さ
れている。例えば特公昭60-59072号公報に提案されてい
る。この方法は、特に電極揺動に伴う溶接ビード溶込み
深さの減少及びビード外観形状の劣化を防止し、初層ビ
ードにおける割れ防止をも、併せて実現しようとするも
のである。しかし、このサブマージアーク溶接法は、設
備が大がかりとなり、短尺溶接では煩雑で適用できない
等の問題がある。
【0004】特公昭61-49027号公報には、フラックス入
りワイヤを用いた高電流密度条件のガスシールド下向溶
接法が提案されている。この溶接法は、細径複合ワイヤ
を使用し、ワイヤ突出し長さを大とした上、大電流の高
溶接速度で下向溶接を高能率に行い溶接コストを低減し
ている。しかし、ワイヤ突出し長が35〜70mmと長いの
で、シールド不良やワイヤ曲りぐせによる狙い位置のず
れ、更には片面溶接時の初層ビード割れ等の問題があ
る。
【0005】また特公昭50-7543号公報には、裏当材を
当接した開先内に鋼粒または鉄粉を適量に充填し、ワイ
ヤにウィービングモーションを行わせながら細径ワイヤ
によって溶接することが開示されている。しかし、この
方法は開先間隙を設けなければ良好な溶接ができず、開
先角度も大きいことから開先横断面積(開先内空間)が
大きく能率面に問題がある。
【0006】また、いずれの方法も、曲面状の被溶接材
により形成された開先の自動化および実用化に至ってい
ない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、曲面
状の被溶接材により形成された開先の片面ガスシ−ルド
ア−ク溶接において、耐割れ性および裏ビード外観を良
好にし、溶接時のスパッタ発生量は少なくすることを第
1の目的とし、建全かつ高靱性の溶接部を得ることを第
2の目的とし、安易に高能率な曲面材溶接を実現するこ
とを第3の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)曲面状の被溶接材の、開先角度30°〜65°のYま
たはV形状の、内面を仮付けした開先に裏当材を当接し
突合せ片面溶接するに当たって、開先内に鋼粒または鉄
粉を板厚の1/4以上2/3以下の高さまで散布し、溶接トー
チから開先内に溶接ワイヤを給送しかつ該溶接ワイヤを
開先の長手方向yを横切る方向に40回/分以上150回/
分以下で往復揺動駆動し、ワイヤ単位断面積当り200A
/mm2以上の溶接電流で溶接することを特徴とする片面
ガスシールドアーク溶接方法。
【0009】
【発明の実施の形態】
(2)前記溶接ワイヤは、重量%で、C:0.10%以下,
Si:0.50%以上 1.00%以下,Mn:1.50%以上 2.50
%以下,Mo:0.10%以上 1.50%以下,Ti:0.10%
以上 0.50%以下,B:0.0030%以上 0.0100%以下、そ
して残部が実質的にFeおよび不可避不純物よりなる鋼
ワイヤである。
【0010】(3)溶接ト−チから、開先に送給する溶
接ワイヤの周りに第1シ−ルドガスを吹き出し、該溶接
ト−チから更に、第1シ−ルドガスの外側に第2シ−ル
ドガスを吹き出して溶接ワイヤ周りを二重シ−ルドす
る。
【0011】図1,図2および図3を参照して、本発明
の実施に用いた片面ガスシールドアーク溶接装置の概要
を説明する。これらの図面に示した溶接装置は、特願平
8−298439号にて本出願人が特許出願した2電極
開先倣い溶接装置を、1電極のものにしたものである。
図1〜図3において、Z矢印方向が上方向であり、X矢
印およびY矢印方向は水平方向である。以下の説明で
は、Y矢印方向を前方向と、X矢印方向を右方向と表現
する。図1は、溶接装置1を斜め上方から見下した斜視
図相当の、機構概要を表す簡略図である。ワーク(被溶
接材)W1,W2は、図5および図6の(a)に示すよ
うに、互いに向いあう縁を突き当てた状態で、作業床面
F上に設置された図示しない複数の油圧ジャッキにより
下支持され、各ジャッキの支持高の調整により所望の曲
面形状となっている。すなわち3次元的に曲がってい
る。ワ−クW1,W2の突き当てられた縁と縁の間にで
きた開先bは、ワークW1,W2が所要の角度で3次元
的に曲げられているので、図示例においては、ワ−クは
左前方が高い登り傾斜になっている。このような曲面形
状を維持するために、開先内面は仮付溶接により仮付け
されている。
【0012】図1において、床面F上には、水平X方向
に延びるX方向レールX1が敷設されており、該レール
X1よりも前方上方に(床面Fより離れて)、レールX
1と平行なX方向レールX2が、図示しない支持柱によ
り支持されている。2本のレールX1とX2をXレール
対RXとする。レールX1にX走行台Y1が、レ−ルX
2にX走行台Y2が載っており、これらのX走行台Y1
とY2が支持柱YzおよびY方向レ−ルRYを支持して
いる。支持柱YzおよびY方向レ−ルRYは直交し一体
連続である。X走行台Y1の駆動車輪は、X走行台Y1
に搭載されたモータM1により図示しない減速機構を介
して回転駆動される。モータM1が通電され、X走行台
Y1の駆動車輪が回転駆動されてX走行台Y1がレール
X1上を走行すると、支持柱YzおよびY方向レ−ルR
YがレールX1,X2に沿ってY軸に平行な状態でX方
向左または右に移動する。
【0013】Y方向レ−ルRYに溶接装置1の走行台車
(Y走行台)4の車輪4a〜dが載せられている。走行
台車4の車輪4a〜dの回転軸には、図示しないスプロ
ケットホイールが一体固着されており、該スプロケット
ホイールに、レールRYに沿って配設された輪状の図示
しないチェーンベルトが噛み合う。チェーンベルトは、
走行台車4に載置されたモータM2により回転駆動さ
れ、それに伴い走行台車4がレールRY上をY方向に移
動する。
【0014】図2に、溶接装置1を図1に示した一点鎖
線矢印2A方向より見た図を示し、図3には、溶接装置
1を図1に示した一点鎖線矢印3A方向より見た図を示
す。走行台車4の中央部には、上下に貫通する穴が開い
ており、該穴を中空で柱状の昇降管12がZ方向に昇降
自在に貫通している。昇降管12の外面には、それぞれ
Z方向に延びるレール13a〜cが装着されており、そ
れらは、それと対向する走行台車4の穴の内面に設けら
れたスライダに、Z方向に昇降自在にはまっている。昇
降管12の下部の外壁には、z方向に延びるネジ棒M4
sを回転駆動する昇降モータM4が固着支持されてい
る。走行台車4には、台車部をZ方向に貫通するねじ穴
があり、該ねじ穴とネジ棒M4sがねじ結合している。
ここで、走行台車4は、Yレ−ルRYで下支持されてい
るので、昇降モータM4がネジ棒M4sを回転駆動する
と、走行台車4に対して昇降管12が、Z方向に昇降す
る。昇降管12の軸心を、Z方向に延びる中空の旋回軸
10が水平回転自在に貫通する。走行台車4の上面から
突出する昇降管12の上開口近くの外壁に、回転モータ
M3が固着支持されている。回転モータM3の回転軸に
は平歯車が固着されており、水平方向に回転する。旋回
軸10の上開口の縁には平ギアが一体になっており、該
ギアに回転モータM3の平歯車が噛み合う。回転モータ
M3が通電されると、その回転軸に一体の平歯車が回転
し、ギアを介して旋回軸10が昇降管12に対して回転
中心線Oを中心として回転する。
【0015】旋回軸10の下端部には、センサベース2
が支持されている。旋回軸10の回転に伴いセンサベー
ス2が水平方向に回転する。回転モータM3の回転軸に
は、ポテンショメータP1の回転軸が連結されており、
ポテンショメータP1は、旋回軸10の旋回角θを示す
電気信号を発生する。
【0016】センサベース2の下部の、回転中心線Oの
位置には、該中心線Oと直交する水平方向(図2では紙
面と垂直な方向,図3ではx方向)とZ方向に移動自在
の第1の開先倣いロ−ラがあり、この第1の開先倣いロ
−ラに2軸型のポテンショメ−タP3が結合されてい
る。ポテンショメ−タP3は、第1の開先倣いロ−ラを
回転自在に支持する支持杆の水平方向位置を検出するポ
テンショメ−タと、該支持杆のZ位置を検出するポテン
ショメ−タを有し、回転中心線Oの位置での、センサベ
−ス2に対する開先の水平方向位置およびZ位置を表わ
す電気信号を発生する(図2)。
【0017】センサベース2の下部の、回転中心線Oか
ら所定距離離れた位置には、水平方向(図2では紙面と
垂直な方向,図3ではx方向)とZ方向に移動自在の第
2の開先倣いロ−ラがあり、この第2の開先倣いロ−ラ
に2軸型のポテンショメ−タP2が結合されている。ポ
テンショメ−タP2も、第2の開先倣いロ−ラを回転自
在に支持する支持杆の水平方向位置を検出するポテンシ
ョメ−タと、該支持杆のZ位置を検出するポテンショメ
−タを有し、回転中心線Oから所定距離離れた位置で
の、センサベ−ス2に対する開先の水平方向位置および
Z位置を表わす電気信号を発生する(図2)。
【0018】ポテンショメ−タP3とP2が検出した水
平方向位置の差は、センサベース2(の水平な基準線)
に対する開先の水平方向の曲り(斜め角)に対応し、ポ
テンショメ−タP3とP2が検出したZ位置の差は、水
平面に対する開先線の傾斜角(前後角)α(図2)に対
応する。
【0019】センサベース2の下部の、第1および第2
の開先倣いロ−ラ(P3,P2)を結ぶ縦線と直交し、
回転中心線Oから所定距離離れた位置に、第1のワ−ク
倣いロ−ラがあり、このロ−ラを回転自在に支持する支
持杆のZ位置を、ポテンショメ−タP5が検出し、該Z
位置を表わす電気信号を発生する(図3)。また、セン
サベース2の下部の、前記縦線と直交し、回転中心線O
から所定距離離れかつ回転中心線Oに関して第1のワ−
ク倣いロ−ラと対向する位置に、第2のワ−ク倣いロ−
ラがあり、このロ−ラを回転自在に支持する支持杆のZ
位置を、ポテンショメ−タP4が検出し、該Z位置を表
わす電気信号を発生する(図3)。ポテンショメ−タP
5とP4が検出したZ位置の差は、水平面に対するワ−
クの傾斜角(左右)β(図3)に対応する。
【0020】第1のワ−ク倣いロ−ラ(P5)には、ロ
−タリエンコ−ダP6が結合されており、該ロ−ラ(P
5)の所定小角度の回転につき1パルスの電気信号を発
生する。このパルスをカウントすることにより、センサ
ベース2の、開先に沿った移動量が分かり、所定時間の
間のカウントアップ値は、センサベース2の、開先に沿
った移動の速度V(溶接速度)を表わす。
【0021】図2を参照すると、第1および第2のワ−
ク倣いロ−ラ(P5,P4)の配列方向(図2の紙面に
垂直な方向)に延びる回転軸31aが、センサベース2
の略中央を回転自在に貫通している。センサベース2に
はモータM7があり、その出力軸は減速機構を介して、
回転軸31aに連結され、モータM7に通電があると、
モータM7の回転軸の回転は減速機構により減速されて
回転軸31aに伝えられる。回転軸31aには、ト−チ
支持フレ−ム3が固着されている。回転軸31aの回転
に伴いト−チ支持フレ−ム3が回転軸31aを中心とし
て回動し、フレ−ム3で支持された溶接トーチ30の、
ワ−クに対する前後角γが変わる。回転軸31aの回転
角度を表わす電気信号をポテンショメ−タP7が発生す
る。
【0022】溶接トーチ30は、トーチの突き出し,引
き込み(接離)駆動を行うモータM8を含む接離機構、
ならびに、溶接トーチ30を開先の幅方向にオシレ−ト
(揺動)駆動するオシレートモータM9を含むオシレ−
ト機構を介して、ト−チ支持フレ−ム3で、開先の深さ
方向に昇降(接離)可および開先の幅方向にオシレ−ト
可に支持されている。
【0023】センサベース2にはさらに、ワイヤ供給装
置5がある。ワイヤ供給装置5は、ワイヤフィーダとそ
れを駆動するモータM6からなる。溶接ワイヤwaは、
走行台車4の上部に載置されているワイヤパックwpよ
り、旋回軸10内軸心部をZ方向に貫通する管14内を
通り、管14の排出口14aよりワイヤ供給装置5に供
給され、その中のワイヤフィーダを通り、溶接トーチ3
0に供給される。
【0024】溶接が開始されると、モータM6がワイヤ
フィーダを駆動し、ワイヤwaをワイヤパックwpから
溶接トーチ30に供給する。溶接トーチ30のモータM
8は、溶接トーチ30の突出長(開先bとの距離)を所
定値(図示しない制御回路からの通電指令に基づく)に
調整し、モータM9が溶接速度Vに応じた速さで、溶接
トーチ30をオシレート駆動する。
【0025】溶接ト−チ30の先端には、本発明の実施
のために二重シールド(20)が装着されている。図4
に、二重シールド20の縦断面を拡大して示す。溶接ト
−チ30はその先端の溶接チップ6から溶接ワイヤwa
を開先内に給送しかつシ−ルドガスを吹出すものであ
る。この溶接ト−チ30に二重シ−ルド20が装着され
ている。二重シ−ルド20は、溶接ト−チ30に固着さ
れたアタッチメント21,このアタッチメント21に固
着されている内ノズル22および外ノズル23を含む。
内ノズル22は溶接チップ6を包囲し溶接ト−チ30か
ら吹き出されるシ−ルドガス(第1シ−ルドガス)をチ
ップ6に沿って下方に案内する。この第1シ−ルドガス
は、内ノズル22の下端開口から、チップ6の外方に露
出する溶接ワイヤwaの周辺に吹き出す。外ノズル23
は下半分が円錐筒状に拡がったものであり、この外ノズ
ル23に溶接ト−チ30の外部から第2シ−ルドガスG
が供給され、これが内ノズル23の外周面に沿って下端
開口から、第1シ−ルドガスの外側に吹き出される。溶
接ワイヤwa直下の溶融部は、第1シ−ルドガスと第2
シ−ルドガスで二重にシールドされる。以下において、
第1シ−ルドガスに加えて第2シ−ルドガスをも吹き出
す態様を「二重シ−ルド」と称し、第1シ−ルドガスの
みを吹き出す態様を「二重シ−ルドなし」、又は「単一
シ−ルド」と称す。 次に、連続的に溶接線方向(Y方
向)およびそれと直交する直角方向(X方向)に傾斜
(以下スロープという)を有し、及び溶接線直角方向
(X方向)の傾斜(以下ローテーションという)を有し
た曲面状のワ−クW1とW2の、上述の溶接装置1を用
いた片面溶接を説明する。なお、溶接線方向(Y方向)
のワ−クの傾斜をスロープと称し、直角方向(X方向)
のワ−クの傾斜をローテーションという。
【0026】ワ−クW1,W2(被溶接材)が形成する
開先は、図6に示すように開先角度30〜65°のV
(図6の(a))またはY(図6の(b))形状とし、
溶接中に開先ずれを起こさないように、開先内面を仮付
け溶接により仮付けする。開先の裏面には裏当材BPを
当て、開先内に鋼粒または鉄粉を板厚の1/4以上2/3以下
の高さに散布し、溶接電極ワイヤwa(ト−チ30)に
40回/分以上150回/分以下の揺動を与える。この揺動
の一単位すなわち一回は、一往復動である。溶接電極ワ
イヤwaの溶接電流密度をワイヤ断面積当り200A/m
2以上として片面ガスシールドアーク溶接を行うこと
により、アークが安定し耐割れ性および良好な表,裏ビ
ードが得られるとともに高能率な溶接ができる。
【0027】図7に、数種の板厚の片面ガスシールドア
ーク溶接における鋼粒散布高さと裏ビードの形状の関係
を示す。その時の溶接諸条件を表1に示す。なお、表1
上の「ル−トギャップ」は、開先横断面での、相対向ワ
−クWR,WL間の最短距離を意味する。図6の(b)
にル−トギャップを明示した。
【0028】
【表1】
【0029】実験にあたっては、各板厚に応じて電流,
電圧,ト−チ揺動幅(ウィ−ビング幅),ト−チの繰返
し往復駆動の速度(回/分)を変化させた。図7上の丸
記号,三角記号および×記号は測定点を示し、丸記号は
裏ビート形状良好を意味し、三角記号は裏ビード形状不
良を意味し、×記号は裏ビード形状が悪いあるいは溶け
落ちが発生したことを意味する。
【0030】図7より、各板厚の開先内に鋼粒を1/4以
上2/3以下の高さ散布して溶接することにより裏ビード
形状が良好になることが分かる。散布高さが板厚の2/3
を超えると裏ビードが形状が悪いか、裏ビードが形成さ
れない。また1/4未満では溶け落ちが発生した。
【0031】なお、鋼粒または鉄粉の粒度分布は、粒径
1.5mm以下であることがアークの安定性および裏ビード
の形状を良好にすることから好ましい。また、鋼粒また
は鉄の成分は、主にFeからなるが、耐割れ性からCは
0.10%以下、SおよびPは0.020%以下が好ましく、他
の成分は溶接金属の強度靱性を考慮してSi,Mn,M
oその他の脱酸剤や合金剤を含有させることができる。
以上の粒度と成分を満足すれば、各種サイズの鋼ワイヤ
をカットした粒状体でも良い。
【0032】開先角度が30°未満では、裏ビードの均一
性が悪くなり、開先角度が65°を超えると開先断面積が
大きくなるので溶接能率が低下する。
【0033】開先内面に予め仮付け溶接を施すことによ
り、溶接中のギャップ変動が少なくなり、ギャップ変動
による溶接条件の乱れが少く、溶接品質がより安定す
る。開先内面への仮付けは溶接長全線または部分的でも
良い。また、仮付けビードの高さは裏ビードを安定に出
すために7mm以下で、かつ、仮付けを完全にするため
に2mm以上とすることが好ましい。
【0034】裏当材BPとしてセラミック固形裏当材を
使用した場合は、被溶接材裏面に裏当材BPを接合させ
るだけの弱い支持力で、被溶接材に対して裏当材BPを
支持すれば良く、マグネットや拘束用治具を用いる必要
がなくなる。したがって、労力の低減が図れる。裏当材
BPとして、セラミック固形裏当材の他に、ガラステー
プ併用の銅板裏当材またはフラックス銅裏当材のいずれ
を用いても同様の効果が得られる。
【0035】ルートギャップは5mm以下、Y開先でのル
ートフェイスは3mm以下であることが仮付け溶接の安易
さおよび裏ビードが安定して出るので好ましい。図6の
(b)にはルートギャップおよびルートフェイスを明示
した。ルートギャップが5mmを超えると開先断面積が広
くなるので溶接能率が低下する。
【0036】ワイヤ単位断面積当りの溶接電流密度が20
0A/mm2未満では、安定した裏ビードが得られない。特
に仮付け部での未溶融部が発生する。なお、溶接ワイヤ
waの直径は、ワイヤ単位断面積当りの溶接電流密度が
高いことから、溶接作業性および裏ビード形状を良好と
するために1.4mm以上〜2.0mm以下であることが好まし
い。
【0037】溶接ワイヤwa(溶接ト−チ30)の繰返
し往復動すなわち揺動(オシレ−ション)は、裏ビード
形状を良好にするためであり、一往復動を1回とする
と、40回/分未満の繰返し速度ではビード波形が粗くな
り良好な裏ビード形状が得られない。150回/分超の繰
返し速度ではアークが不安定となり均一で良好な裏ビー
ド形状が得られない。
【0038】溶接ワイヤwa(溶接ト−チ30)のオシ
レ−ト幅(揺動幅)については、ビード表面を綺麗にす
る目的で、板幅に応じて段階的に変化させる。板厚10mm
程度では4mm、板厚25mm程度では10mmとするのが好まし
い。なお、電極ワイヤwaの揺動は、溶接線と直角方向
かつ被溶接材板面と平行または溶接線と直角方向かつ水
平面と平行のいずれとしても同様の効果が得られる。
【0039】溶接速度は溶接作業性および裏ビ−ド外観
を良好にする観点から15〜45cm/minであることが好まし
い。2層目以降の溶接方法は特に限定しないが、2層目
以降は、ソリッドワイヤまたはフラックス入りワイヤを
用いたガスシールドアーク溶接法で行えば良い。
【0040】次に本発明における溶接ワイヤwaの成分
限定根拠を記述する。 C:0.10%以下 Cは割れ感受性を高める成分であり、片面溶接では特に
影響が高いため0.10%以下とした。 Si:0.50%以上1.00%以下 Siは主に脱酸剤として添加するが、そのほかビード形
状を改善する作用がある。しかし、0.50%未満ではそれ
らの効果が得られず、また1.00%超ではスラグ発生量が
増加し、次の(第2層以下の)溶接前にスラグを除去す
る必要が生じて板継ぎ作業能率が低下するため、その範
囲を0.50%以上1.00%以下とした。 Mn:1.50%以上2.50%以下 MnはSiと同様に脱酸剤として作用するほか、ビード
形状および耐割れ性改善を目的に添加する。しかし、1.
50%未満ではビード形状及び耐割れ性の改善効果が得ら
れない。また2.50%超では、溶接金属の硬化が著しくな
るためその範囲を1.50%以上2.50%以下とした。 Mo:0.10%以上1.50%以下 Moは比較的入熱量の高い溶接における溶接金属の軟化
抵抗を増加して強度低下を軽減する目的で添加する。し
かし、0.10%未満ではこの効果は得られず、1.50%超で
はMoの炭化物が生成して、溶接金属の著しい硬化と靱
性劣化を生ずるためにその範囲を0.10%以上1.50%以下
とした。 Ti:0.10%以上0.50%以下 Tiは強脱酸元素であり、溶接金属のミクロ組織の微細
化により靱性を向上させる作用がある。しかし、比較的
入熱量の高い溶接において、0.10%未満では靱性改善効
果が期待できず、0.50%超では炭化物を生成して著しく
靱性を損なうためその範囲を0.10%以上0.50%以下とし
た。 B:0.0030%以上0.0100%以下 Bは微量の添加で焼入れ性を高めミクロ組織を微細化
し、靱性の向上に効果がある。過剰になると溶接金属が
著しく硬化し延性低下を招き耐割れ性が劣化する。この
ためその添加量について十分な注意が必要である。溶接
ワイヤ3中の含有量が0.0030%以上0.0100%以下であれ
ば溶接金属の著しい硬化を招くことなく、靱性を向上で
きる。
【0041】本発明は開先内に鋼粒または鉄粉を散布す
るためフラックス入りワイヤに比べ溶け込みの深い鋼ワ
イヤを用いるが、ワイヤ単位断面積当りの電流密度を高
くし、さらには溶接ワイヤwa(溶接ト−チ30)を揺
動するためスパッタの発生量が多い。したがって、シー
ルド効果が高く、スパッタ発生量が少なくなる2重シー
ルドとした。表2にスパッタ発生量調査時の溶接諸条件
を、図8に溶接電流とスパッタ発生量の関係を示す。従
来法でのスパッタ発生量は、電流を高めるにつれて増加
するが2.0〜5.0 g/min程度であるので、それ以下の発
生量を良好と評価した。二重シールドとした場合は、従
来法に比べ電流の変化に関係なくスパッタ発生量は2.0
g/min以下であった。
【0042】
【表2】
【0043】なお、溶接速度は溶接作業性および裏ビー
ド形成性から15〜45 cm/minであることが好ましい。以
下に、本発明の実施例と比較例を説明する。
【0044】
【実施例】表3に示す鋼材と表4に示すワイヤとを組合
せ、表5および表6に示す開先形状,鋼粒または鉄粉お
よび溶接条件で、初層のみ溶接長1500mmの片面ガスシー
ルドアーク溶接を行った。なお、開先内面の仮付けは、
被覆アーク溶接棒を用い300mmおきに30mm長さで6カ所
行った。溶接後に表,裏ビード外観、割れの有無および
溶接後の試験体の裏面2mmからJIS Z 2202 4号の衝撃試
験片を採取して衝撃値を調査した。なお、割れの有無は
浸透深傷試験およびマクロ断面でした。それらの結果も
表5,表6に示す。表5と表6とは、本来1つの表を示
すものであるが、A4サイズに収まらないので、該表を
2分割したものであり、表6のNo.1〜21のそれぞ
れの行を表5のNo.1〜21のそれぞれの行に継ぐこ
とにより、1つの表が現われる。
【0045】
【表3】
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】
【0048】
【表6】
【0049】表5,表6中No.1〜8が、本発明によ
る溶接方法の実施例、No.9〜21は比較例である。
本発明の実施例No.1〜8は、開先形状,鋼粒または
鉄粉の散布高さ,溶接ワイヤの往復動の繰返し速度(回
/分),溶接電流密度および溶接ワイヤの化学成分が適
正で、溶接ワイヤwa(W1〜W4)の、溶接チップ2
からの突出部およびその直下の溶融金属を、二重シ−ル
ド20が吹出す第1および第2シ−ルドガスで覆うの
で、表,裏ビード外観とも良好であり、高温割れ等の欠
陥もなく衝撃値も極めて良好なものになった。
【0050】比較例中No.9は、開先角度が狭過ぎ、
また溶接ワイヤwa(W6)のSiが低いので、裏ビー
ドが出なかった。No.10は、開先角度が広過ぎ、溶
接による盛り上がりが少なく、また裏ビードが出過ぎ
た。またワイヤwa(W7)のSiが高いのでスラグ発
生量が多かった。No.11は、鋼粒の散布量が少いの
で溶融金属の溶け落ちが発生した。No.12は、鋼粒
の散布量が多いので、裏ビードが出なかった。またワイ
ヤwa(W11)のTiが低いので、衝撃値が低くなっ
た。
【0051】比較例中のNo.13は、ワイヤwa(W
5)のCが高いので、高温割れが発生した。No.14
は、ワイヤwa(W8)のMnが低いので、表のビード
外観がやや不揃いとなった。また高温割れも発生した。
No.15は、ワイヤwa(W9)のMoが低いので、
別途実施した引張試験で480N/mm2と鋼材(被溶接材)
より強度が低くなった。No.16は、ワイヤwa(W
10)のMoが高いので衝撃値が低下した。No.17
は、溶接電流密度が低いので、裏ビードが出なかった。
またワイヤwa(W12)のTiが高いので、衝撃値が
低下した。No.18は、ワイヤwaの往復動の繰返し
速度(回/分)が低いので、裏ビードが不揃になった。
またワイヤwa(W13)のBが低いので、衝撃値が低
下した。No.19は、ワイヤwa(W14)のBが高
いので、高温割れが発生した。No.20は、ワイヤw
aの往復動の繰返し速度(回/分)が高いので、アーク
が不安定となり裏ビードが不揃になった。No.21
は、二重シールドなしであるのですなわち単一シ−ルド
であるので、スパッタ発生量が多かった。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、短
尺から長尺の曲面状の溶接構造物の片面溶接において、
溶接作業性,耐割れ性および裏ビードが良好で、健全か
つ高靱性の溶接部が得られるとともに、開先断面積を小
さくでき、溶接中に複雑な操作を必要としないため安易
に曲面板継ぎ作業能率を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施に使用した溶接装置の概要を示
す斜視図である。
【図2】 図1の2A−2A線拡大断面図である。
【図3】 図1の2A−2A線に直交する、矢印3Aの
方向で見た拡大断面図である。
【図4】 図1,図2に示す溶接ト−チ30に装備した
二重シ−ルド20の拡大縦断面図である。
【図5】 図2に示すワ−クW1,W2(被溶接材)の
斜視図である。
【図6】 (a)は、図1に示すワ−クW1,W2間の
V開先を示す拡大正面図、(b)はワ−クW1,W2が
Y開先の場合の、該開先を示す拡大正面図である。
【図7】 明細書上の表1に示す溶接条件で、数種の板
厚の被溶接材の開先を溶接したときの、板厚と鋼粒散布
高さとの組合せの分布を示すグラフであり、組合せ点
に、裏ビード形状の良否を示す記号を付した。
【図8】 溶接電流値とスパッタ発生量との関係を示す
グラフである。
【符号の説明】
1:溶接装置 2:センサ
ベース 3:ト−チ支持フレ−ム 4:Y走行
台車 4a〜d:車輪 5:ワイヤ
供給装置 6:溶接チップ 8:制御回
路 9:ペンダント 10:旋回
軸 12:昇降管 13a〜
c:レール 14:管 14a:排
出口 20:二重シ−ルド 21:アタ
ッチメント 22:内ノズル 23:外ノ
ズル 30:溶接トーチ 31a:回
転軸 b:開先 F:水平床
面 M1〜M11:モータ M4s:ネ
ジ棒 X1,X2:X方向レール RX:Xレ
ール対 Y1,Y2:X走行台 Yz:支持
柱 RY:Y方向レ−ル O:回転中
心線 P1〜P5,P7:ポテンショメータ P6:ロー
タリエンコーダ W1,W2:ワーク(被溶接材) wa:溶接
電極ワイヤ wp:ワイヤパック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B23K 33/00 B23K 33/00 Z 35/30 320 35/30 320A C22C 38/00 301 C22C 38/00 301Y 38/14 38/14 // B23K 9/00 501 B23K 9/00 501A 501B 9/32 9/32 E (72)発明者 吉 村 司 東京都中央区築地三丁目5番4号 日鐵溶 接工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲面状の被溶接材の、開先角度30°〜65°
    のYまたはV形状の、内面を仮付けした開先に裏当材を
    当接し突合せ片面溶接するに当たって、開先内に鋼粒ま
    たは鉄粉を板厚の1/4以上2/3以下の高さまで散布し、溶
    接トーチから開先内に溶接ワイヤを給送しかつ該溶接ワ
    イヤを開先の長手方向yを横切る方向に40回/分以上15
    0回/分以下で往復揺動駆動し、ワイヤ単位断面積当り2
    00A/mm2以上の溶接電流で溶接することを特徴とする
    片面ガスシールドアーク溶接方法。
  2. 【請求項2】前記溶接ワイヤは、重量%で、 C:0.10%以下,Si:0.50%以上 1.00%以下,M
    n:1.50%以上 2.50%以下,Mo:0.10%以上 1.50%
    以下,Ti:0.10%以上 0.50%以下,B:0.0030%以
    上 0.0100%以下、そして残部が実質的にFeおよび不
    可避不純物よりなる鋼ワイヤである、請求項1記載の片
    面ガスシールドアーク溶接方法。
  3. 【請求項3】溶接ト−チから、開先に送給する溶接ワイ
    ヤの周りに第1シ−ルドガスを吹き出し、該溶接ト−チ
    から更に、第1シ−ルドガスの外側に第2シ−ルドガス
    を吹き出して溶接ワイヤ周りを二重シ−ルドする、請求
    項1又は請求項2記載の片面ガスシールドアーク溶接方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113977060A (zh) * 2021-11-19 2022-01-28 中国科学院合肥物质科学研究院 一种聚变堆真空室窗口变截面结构的电子束焊接工艺方法

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