JPH1020228A - レ−ザビ−ム走査装置 - Google Patents

レ−ザビ−ム走査装置

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JPH1020228A
JPH1020228A JP8187045A JP18704596A JPH1020228A JP H1020228 A JPH1020228 A JP H1020228A JP 8187045 A JP8187045 A JP 8187045A JP 18704596 A JP18704596 A JP 18704596A JP H1020228 A JPH1020228 A JP H1020228A
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JP
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polygon
laser beam
motor
color
mirror
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JP8187045A
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English (en)
Inventor
Takehisa Maeda
雄久 前田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のポリゴンミラ−で光走査をするときの色
ずれを簡単な構成で精度良く補正することは困難であっ
た。 【解決手段】カラ−画像形成装置の4個のポリゴンモ−
タのうち、基準となるポリゴンモ−タ12aには回転位
置検出用の1個のホ−ル素子16aを設け、他のポリゴ
ンモ−タ12bには5個のホ−ル素子16b1〜16b
5を位置をずらして設けておく。ポリゴンモ−タ12
a,12bをPLL制御して回転速度を一定にして画像
の書込したときに、形成された画像に色ずれが生じた
ら、ポリゴンモ−タ12bのホ−ル素子16b1〜16
b5を切り換えてポリゴンモ−タ12bから出力する比
較周波数の位相を切り換えてPLL制御し、回転してい
る各ポリゴンミラ−のミラ−面を一致させて色ずれを補
正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラ−画像形成
装置等に使用するレ−ザビ−ム走査装置、特に読み取っ
た画像の色ずれの防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カラ−画像形成装置は、例えば図1に示
すように、イエロ−、マゼンタ、シアン、ブラックの各
色毎に独立して書き込む4色分のレ−ザビ−ム走査装置
1a〜1dを有する。各レ−ザビ−ム走査装置1a〜1
dはレ−ザ光源2からのレ−ザ−ビ−ムは色分解された
画像情報に基づいてそれぞれオン,オフを繰り返しなが
らポリゴンミラ−3により偏向されて、レンズ群4を通
って感光体5に照射される。感光体5の回りには、帯電
チャ−ジャ6や現像ユニット7,転写チャ−ジャ8を有
し、転写ベルト9で搬送される記録紙10に通常の電子
写真プロセスによりに画像を形成する。すなわち記録紙
10が搬送モ−タ11で矢印方向に駆動している転写ベ
ルト9で搬送されながら、1色目の画像が記録紙上に形
成され、次に2色目、3色目、4色目の順に画像が形成
され、4色の画像が重ね合わさってカラ−画像が形成さ
れる。
【0003】このようにカラ−画像を形成するときに
は、イエロ−、マゼンタ、シアン、ブラックの各色毎に
独立して作成した画像を記録紙10上の正確な位置に重
ね合あわせる必要がある。各色の画像を記録紙上の正確
な位置に重ね合わせるためには、レ−ザビ−ム走査装置
1a〜1dによる感光体5上の各色の画像の主走査方向
と副走査方向の記録開始位置が正確に調整されていなけ
ればならない。主走査方向の調整については、レ−ザ−
走査開始位置を常に検出して、記録デ−タの書込タイミ
ングを各色で調整することにより、レ−ザビ−ム書込部
と感光体5の位置が、各色で完全に一致していなくて
も、各色の画像を重ね合わせた場合に色ずれが生じない
ようにしている。また、副走査方向の調整については、
各感光体5の間隔Lを走査ピッチの整数倍に保ち、レ−
ザ−走査開始位置を常に検出して、記録デ−タの書込タ
イミングを制御することにより、同一の走査周波数で記
録を行い、各色の画像を重ね合わせた場合に、色ずれを
起こさないようにしている。
【0004】しかし、この方法では同一位相の走査周波
数で記録しているので、1走査ピッチ、例えば書込密度
が300dpiであれば84.67μm以下の色ずれの補正は不可
能であった。そこで1走査ピッチ以下の色ずれの補正方
法として、例えば特開昭62−242909号公報に示されてい
るように、ポリゴンミラ−3を回転させるモ−タの回転
位相を制御する方法がある。この制御方法は各ポリゴン
ミラ−3の回転を制御するそれぞれのPLL制御部に共
通の周波数を入力し、モ−タのロ−タ近傍に設けたホ−
ル素子からフィ−ドバックされる周波数信号と比較して
モ−タの回転を制御することにより、それぞれのポリゴ
ンミラ−3の回転ムラを除き、各ポリゴンミラ−の面位
相を一致させようとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように各ポリゴ
ンミラ−3の回転ムラを除き、面位相を一致させようと
しても、各ポリゴンミラ−面に対するロ−タのS極.N
極の位置がそれぞれ一致していないと不可能と考えら
れ、その位置を各ポリゴンモ−タ間で合わせようとして
もかなりのコストがかかってしまう。
【0006】例えば図10,図11に従来の位相制御前
と制御後における回転基準周波数PCLKとレ−ザビ−
ム走査装置1aの回転位置を検出するホ−ル素子から出
力される周波数H1CLK,ロ−タの極,ポリゴンミラ
−面,ディテクタパルス信号(レ−ザ走査開始位置信
号)DP1と、レ−ザビ−ム走査装置1bのホ−ル素子
から出力される周波数H2CLK,ロ−タの極,ポリゴ
ンミラ−面,ディテクタパルス信号DP2の関係を示
す。図10に示すように、PLL制御に共通の周波数で
ある回転基準周波数PCLKを入力し、モ−タを回転さ
せると、ロ−タのS極.N極により各ホ−ル素子から
は、周波数H1CLK,H2CLKが出力され、その出
力される周波数に対するポリゴンミラ−の面は、ミラ−
を取り外したり、ロ−タのS極.N極の位置を変えない
限り変わらない一定の状態になっている。そして各レ−
ザビ−ム走査装置のPLL制御において回転基準周波数
PCLKとホ−ル素子からの周波数H1CLK,H2C
LKとでPLL制御が行なわれ、図11に示すように、
回転基準周波数PCLKとホ−ル素子からの周波数H1
CLK,H2CLKの位相を一致させて安定した回転に
なるようにしている。しかしながら、図11に示すよう
に、レ−ザビ−ム走査装置1a,1bのミラ−面の向き
が同じになっていなく、このためディテクタパルス信号
も一致していない。これは、レ−ザビ−ム走査装置1
a,1bでポリゴンミラ−面に対するロ−タのS極.N
極の位置がずれていることによるものである。そして、
この分だけ色ずれが生じてしまう。
【0007】この発明はかかる短所を改善するためにな
されたものであり、複数のポリゴンモ−タ間でロ−ラの
S極.N極の位置がずれていても簡単な構成で複数のポ
リゴンミラ−のミラ−の面の向きをできるだけ一致さ
せ、色ずれ量を少なくすることができるレ−ザビ−ム走
査装置を得ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレ−ザビ
−ム走査装置は、複数のレ−ザビ−ム発生手段から出射
された複数のレ−ザビ−ムを独立して偏向走査する複数
のポリゴンミラ−をそれぞれ等速度回転させる複数のポ
リゴンモ−タをPLL制御して複数のポリゴンミラ−間
の回転位相を制御するレ−ザビ−ム走査装置において、
基準とするポリゴンミラ−を回転するポリゴンモ−タに
は回転位置を検出する位置センサを1個設け、その他の
ポリゴンミラ−を回転するポリゴンモ−タには回転位置
を検出する位置センサをそれぞれ複数個位置をずらして
設け、複数の位置センサのなかから1個の位置センサを
選択し、基準とするポリゴンミラ−の位置センサとその
他のポリゴンミラ−の選択された位置センサの出力信号
を用いて複数のポリゴンミラ−間の回転位相を制御する
ことを特徴とする。
【0009】この発明に係る第2のレ−ザビ−ム走査装
置は、複数のレ−ザビ−ム発生手段から出射された複数
のレ−ザビ−ムを独立して偏向走査する複数のポリゴン
ミラ−をそれぞれ等速度回転させる複数のポリゴンモ−
タをPLL制御して複数のポリゴンミラ−間の回転位相
を制御するレ−ザビ−ム走査装置において、各ポリゴン
ミラ−を回転するポリゴンモ−タには回転位置を検出す
る位置センサをそれぞれ複数個位置をずらして設け、各
ポリゴンモ−タ毎に複数の位置センサのなかから1個の
位置センサを選択し、選択された位置センサの出力信号
を用いて複数のポリゴンミラ−間の回転位相を制御する
ことを特徴とする。
【0010】上記複数の位置センサをそれぞれ有する複
数のポリゴンミラ−のなかから基準とするポリゴンミラ
−を外部入力装置により任意に選出すると良い。
【0011】さらに、上記各ポリゴンモ−タ毎に複数の
位置センサのなかから選択された1個の位置センサを画
像のずれ量に応じて切り換えることが望ましい。
【0012】また、上記回転位相の制御を画像書込待機
時にも一定周期で行うと良い。そして回転位相の制御中
は画像書込は行わず画像書込禁止状態にすると良い。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明においては、イエロ−、
マゼンタ、シアン、ブラックの各色毎に独立して書き込
む4色分のレ−ザビ−ム走査装置を有するカラ−画像形
成装置の4個のポリゴンモ−タのうち、基準となるポリ
ゴンモ−タにはロ−タの近傍に回転位置検出用の1個の
ホ−ル素子を設け、その他のポリゴンモ−タには回転位
置検出用の複数のホ−ル素子を位置をずらして設けてお
く。そして各ポリゴンモ−タをPLL制御して回転速度
を一定にして画像の書込をしたときに、形成された画像
に色ずれが生じたときは、色ずれが生じたユニットのポ
リゴンモ−タのホ−ル素子を切り換えてポリゴンモ−タ
から出力する比較周波数の位相を切り換えてPLL制御
し、回転している各ポリゴンミラ−のミラ−面を一致さ
せて色ずれを補正する。
【0014】また、基準となるポリゴンモ−タにも複数
のホ−ル素子を設け、電源をオンにして各ポリゴンモ−
タをPLL制御するときに、色ずれ補正のときの基準と
なるポリゴンモ−タを任意に選択できるようにすると、
複数のポリゴンモ−タを共通にすることができる。この
場合、各ポリゴンモ−タ毎に複数のホ−ル素子のなかか
ら適当なホ−ル素子を選択して色ずれ量を補正すること
により、補正の精度をより向上させることができる。
【0015】また、各ポリゴンモ−タをPLL制御して
から色ずれを確認し、色ずれがないとき、あるいは色ず
れを補正してから、待機状態になりプリント可能状態に
なってからも、あらかじめ定められた一定周期毎にテス
トプリントをして色ずれが発生したかどうかを確認する
ようにすると、色ずれのない画像を安定して得ることが
できる。そして色ずれの確認や補正をしているときに画
像書込禁止状態にしてその旨を表示することにより、画
像の乱れを防ぎ安定した確認処理や補正処理を行うこと
ができる。
【0016】
【実施例】図2,図3は、図1に示したイエロ−、マゼ
ンタ、シアン、ブラックの各色毎に独立して書き込む4
色分のレ−ザビ−ム走査装置1a〜1dを有するカラ−
画像形成装置のレ−ザビ−ム走査装置1a,1bの構成
を示す。なお、わかりやすくするために4ユニットのレ
−ザビ−ム走査装置1a〜1dのうち2ユニットのレ−
ザビ−ム走査装置1a,1bについて説明するが、レ−
ザビ−ム走査装置1c,1dの構成もレ−ザビ−ム走査
装置1bの構成とまったく同じである。
【0017】各レ−ザビ−ム走査装置1はポリゴンミラ
−3がポリゴンモ−タ12によって回転し、レ−ザ光源
2からのレ−ザビ−ムがポリゴンミラ−12によって偏
向されて感光体5を走査する。レ−ザ走査範囲の端部に
はビ−ムディテクタミラ−13が設けてあり、ビ−ムデ
ィテクタミラ−13で反射されたレ−ザビ−ムがビ−ム
検知器14で検知され、ディテクタパルス信号DPとな
って出力される。レ−ザビ−ム走査装置1aのポリゴン
モ−タ12aのロ−タ15aの近傍には回転位置検出用
の1個のホ−ル素子16aが設けてあり、基準となるレ
−ザビ−ム走査装置1bのポリゴンモ−タ12bのロ−
タ15bの近傍には回転位置検出用の複数、例えば5個
のホ−ル素子16b1〜16b5が位置をずらして設け
てあり、回転するロ−タ15a,15bのN極とS極に
より回転位置検出用の周波数が出力される。
【0018】このレ−ザビ−ム走査装置1a,1bのポ
リゴンモ−タ12a,12bの位相制御部には、図4の
ブロック図に示すように、コントロ−ラ21と操作パネ
ル22と回転基準周波数発生部23とモ−タ駆動制御部
24a,24b及び切換部25を有する。コントロ−ラ
21はホ−ル素子16a,ホ−ル素子16b1〜16b
5が出力する周波数H1CLK1,H2CLK1〜H2
CLK5とビ−ム検知器14a,14bが出力するディ
テクタパルス信号DP1,DP2を入力しポリゴンモ−
タ12a,12bのオン,オフ制御や等速回転の確認や
回転数の設定を行う。回転基準周波数発生部23は各ポ
リゴンモ−タ12a,12bの回転速度を決める基準周
波数PCLKを発生する。モ−タ駆動制御部24a,2
4bはポリゴンモ−タ12a,12bの位相制御を行い
等速回転させる。切換部25は操作パネル22からの選
択信号によりホ−ル素子16b1〜16b5が出力する
周波数H2CLK1〜H2CLK5のいずれか1つを選
択してコントロ−ラ21に送る。
【0019】上記のように構成された位相制御部の動作
を図5のフロ−チャ−トと図6、図7のタイムチャ−ト
を参照して説明する。電源がオンになると回転基準周波
数発生部23から回転速度に応じた基準周波数PCLK
をモ−タ駆動制御部24a,24bに出力し、コントロ
−ラ21からモ−タオン信号がモ−タ駆動制御部24
a,24bに出力され、ポリゴンモ−タ12a,12b
が回転する(ステップS1)。ポリゴンモ−タ12a,
12bが回転するとポリゴンモ−タ12aに設けたホ−
ル素子16aから周波数H1CLK1をコントロ−ラ2
1に出力し、ポリゴンモ−タ12bのホ−ル素子16b
1〜16b5から周波数H2CLK1〜H2CLK5を
切換部25に出力する(ステップS2)。操作パネル2
2には初期設定のときにホ−ル素子16b1〜16b5
の中心となるホ−ル素子16b3が選択されおり、この
選択信号により切換部25は入力された周波数H2CL
K1〜H2CLK5のなかから周波数H2CLK3を選
択してコントロ−ラ21に出力する(ステップS3)。
コントロ−ラ23は入力された周波数H1CLK1をモ
−タ駆動制御部24aに送り、周波数H2CLK3をモ
−タ駆動制御部24bに送る。モ−タ制御部24aは基
準周波数PCLKと周波数H1CLK1でポリゴンモ−
タ12aをPLL制御し、モ−タ制御部24bは基準周
波数PCLKと周波数H2CLK3でポリゴンモ−タ1
2bをPLL制御し、各ポリゴンモ−タ12a,12b
を等速回転する(ステップS4)。このPLL制御によ
りポリゴンモ−タ12a,12bの回転が安定してモ−
タロック信号が検出されるとテストプリントに入る(ス
テップS5,S6)。テストプリントに入ると、レ−ザ
光源2a,2bが点灯し、ビ−ム検知器14a,14b
からディテクタパルス信号DP1,DP2が出力されテ
ストプリントが開始され、画像の書込と現像動作によっ
て画像が記録紙10に形成されてテストプリントを終了
する(ステップS7,S8)。そしてテストプリントさ
れた画像から色ずれがあるかどうか確認し、色ずれがな
ければ待機状態になりプリント可能状態になる(ステッ
プS9)。このテストプリントをする画像は色ずれがよ
く分かる主走査方向の1ライン画像をプリントすると良
い。
【0020】このPLL制御後にテストプリントしてい
るときの各信号のタイミングとロ−タの極とミラ−面の
関係を図6のタイムチャ−トに示す。この場合、ポリゴ
ンミラ3a、3bとしては6面のミラ−を使用している
ので、6面のミラ−面を示し、ロ−タはN極とS極の2
極なので、ホ−ル素子16a,16b3から出力される
周波数H1CLK1,H2CLK3の1周期分がポリゴ
ンモ−タ12a,12bの1回転に相当する。また、ホ
−ル素子16b1〜16b5から出力する周波数をH2
CLK1〜H2CLK5は、中心となる周波数H2CL
K3に対して周波数H2CLK1は時間T2、周波数H
2CLK2は時間T1だけ遅れており、周波数H2CL
K4は時間T1、周波数H2CLK5は時間T2だけ進
んでいる。この時間差T1,T2は、ホ−ル素子16b
1〜16b5の取付位置と、ポリゴンモ−タ12bが等
速回転しているときの回転速度で定まる。
【0021】そしてテストプリント結果、例えば図6に
示すように、レ−ザビ−ム走査装置1aのディテクタパ
ルス信号DP1に対してレ−ザビ−ム走査装置1bのデ
ィテクタパルス信号DP1が時間Aだけ遅れて、テスト
プリントした画像のレ−ザビ−ム走査装置1aで形成し
た色に対してレ−ザビ−ム走査装置1bで形成した色が
その時間差A分だけ記録紙10の下流側(プリント方
向)にずれているとすると、色ずれ量と色ずれの方向を
確認して、操作パネル22で周波数H2CLK3より色
ずれ量Aに相当する時間差T2だけ遅れた周波数H2C
LK1のホ−ル素子16b1を選択する。切換部25は
選択されたホ−ル素子16b1が出力する周波数H2C
LK1をコントロ−ラ21に送る(ステップS10)。
コントロ−ラ21はモ−タ駆動制御部24bに周波数H
2CLK1を出力する(ステップS11)。モ−タ駆動
制御部24bは送られた周波数H2CLK1でポリゴン
モ−タ12bをPLL制御する(ステップS4)。この
周波数H2CLK1に切り換えてポリゴンモ−タ12b
をPLL制御したときの、各信号のタイミングとロ−タ
の極とミラ−面の関係を図7のタイムチャ−トに示す。
図7に示すように、色ずれ量に応じて周波数H2CLK
3を周波数H2CLK1に切り換えてポリゴンモ−タ1
2bをPLL制御した結果、レ−ザビ−ム走査装置1a
のディテクタパルス信号DP1とレ−ザビ−ム走査装置
1bのディテクタパルス信号DP1の時間差をなくすこ
とができる。
【0022】なお、上記実施例では、2つのユニットの
みで説明したが、4つのユニットがあった場合は、色ず
れがあったユニットのみホ−ル素子の選択を行えば良
い。
【0023】また、上記実施例はレ−ザビ−ム走査装置
1aのポリゴンモ−タ12aに1個のホ−ル素子16a
を設けて、ポリゴンモ−タ12aを基準にして色ずれ量
を補正した場合について説明したが、図8のブロック図
に示すように、ポリゴンモ−タ12aにも複数、例えば
5個のホ−ル素子16a1〜16a5を設け、電源がオ
ンしたときに、操作パネル22で基準となるポリゴンモ
−タとホ−ル素子を選択し、その選択信号を切換部25
a,25bに送るようにしても良い。このようにするこ
とにより、複数のポリゴンモ−タを共通にすることがで
きる。また色ずれ量に応じて基準となるポリゴンモ−タ
を切り換えて色ずれ量の補正をすることができ、補正の
精度をより向上させることができる。
【0024】また、上記実施例はポリゴンモ−タ12
a,12bをPLL制御してからテストプリントして色
ずれを確認し、色ずれがないとき、あるいは色ずれを補
正してから、待機状態になりプリント可能状態になった
場合について説明したが、待機状態になってからも、あ
らかじめ定められた一定周期毎にテストプリントをして
色ずれが発生したかどうかを確認するようにしても良
い。
【0025】この場合は図9のフロ−チャ−トに示すよ
うに、テストプリント後に色ずれがないことを確認した
ら待機状態になる(ステップS29,S32)。この待
機状態のときに画像の書込を開始すると書込処理を実行
し、書込処理が終了したら再び待機状態になる(ステッ
プS33,S34,S32)。この待機状態のときに画
像の書込が開始しないで所定時間経過したら再びテスト
プリントを開始して色ずれが生じているか否を確認する
(ステップS35,S26〜,S29)。この確認の結
果、色ずれが生じているときは上記と同様にして色ずれ
補正をしてから再び待機状態になる。この処理を電源を
オフにするまで繰り返す(ステップS36)。なお、こ
のテストプリントの繰返しは自動処理だけではなく、操
作パネル22の操作によっても行うようにすると、色ず
れが生じたときに迅速に色ずれ補正を行うことができ
る。
【0026】また、このようにテストプリントを繰返し
ているときや色ずれ補正をしているときに、コントロ−
ラ21は、そのこと明確にするため操作パネル22にテ
ストプリントや色ずれ補正の実行中であることを表示
し、かつプリント不可状態にすると良い。このようにし
て画像書込を行うことによる画像の乱れを防ぐことがで
きる。
【0027】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、4色の
画像を形成するための4個のポリゴンモ−タのうち、基
準となるポリゴンモ−タにはロ−タの近傍に回転位置検
出用の1個の位置センサを設け、その他のポリゴンモ−
タには回転位置検出用の複数の位置センサを位置をずら
して設け、各ポリゴンモ−タをPLL制御して回転速度
を一定にして画像の書込をするときに、形成された画像
に色ずれが生じたときは、色ずれが生じたユニットのポ
リゴンモ−タの位置センサ素子を切り換えてPLL制御
において基準周波数と比較する周波数の位相を切り換
え、回転している各ポリゴンミラ−のミラ−面を一致さ
せるようにしたから、色ずれを簡単な構成で精度良く補
正することができる。
【0028】また、基準となるポリゴンモ−タにも複数
の位置センサを設け、電源をオンにして各ポリゴンモ−
タをPLL制御するときに、色ずれ補正のときの基準と
なるポリゴンモ−タを任意に選択できるようにすると、
複数のポリゴンモ−タを共通にすることができる。さら
に、各ポリゴンモ−タ毎に複数の位置センサのなかから
適当な位置センサを選択して色ずれ量を補正することに
より、色ずれ量の補正精度をより向上させることができ
る。
【0029】また、各ポリゴンモ−タをPLL制御して
から色ずれを確認し、色ずれがないとき、あるいは色ず
れを補正してから、待機状態になりプリント可能状態に
なってからも、あらかじめ定められた一定周期毎にテス
トプリントをして色ずれが発生したかどうかを確認する
ようにすると、色ずれのない画像を安定して得ることが
できる。そして色ずれの確認や補正をしているときに画
像書込禁止状態にしてその旨を表示することにより、画
像の乱れを防ぎ安定した確認処理や補正処理を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラ−画像形成装置の構成を示す斜視図であ
る。
【図2】基準となるレ−ザビ−ム走査装置の構成図であ
る。
【図3】他のレ−ザビ−ム走査装置の構成図である。
【図4】ポリゴンモ−タの位相制御部の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】上記実施例の色ずれ補正動作を示すフロ−チャ
−トである。
【図6】上記実施例の色ずれ補正前の各種信号を示すタ
イムチャ−トである。
【図7】上記実施例の色ずれ補正後の各種信号を示すタ
イムチャ−トである。
【図8】他の実施例の位相制御部の一部の構成を示すブ
ロック図である。
【図9】他のの色ずれ補正動作を示すフロ−チャ−トで
ある。
【図10】従来例の色ずれ補正前の各種信号を示すタイ
ムチャ−トである。
【図11】従来例の色ずれ補正後の各種信号を示すタイ
ムチャ−トである。
【符号の説明】
3 ポリゴンミラ− 12 ポリゴンモ−タ 14 ビ−ム検知器 16 ホ−ル素子 21 コントロ−ラ 22 操作パネル 23 回転基準周波数発生部 24 モ−タ駆動制御部 25 切換部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレ−ザビ−ム発生手段から出射さ
    れた複数のレ−ザビ−ムを独立して偏向走査する複数の
    ポリゴンミラ−をそれぞれ等速度回転させる複数のポリ
    ゴンモ−タをPLL制御して複数のポリゴンミラ−間の
    回転位相を制御するレ−ザビ−ム走査装置において、 基準とするポリゴンミラ−を回転するポリゴンモ−タに
    は回転位置を検出する位置センサを1個設け、その他の
    ポリゴンミラ−を回転するポリゴンモ−タには回転位置
    を検出する位置センサをそれぞれ複数個位置をずらして
    設け、複数の位置センサのなかから1個の位置センサを
    選択し、基準とするポリゴンミラ−の位置センサとその
    他のポリゴンミラ−の選択された位置センサの出力信号
    を用いて複数のポリゴンミラ−間の回転位相を制御する
    ことを特徴とするレ−ザビ−ム走査装置。
  2. 【請求項2】 複数のレ−ザビ−ム発生手段から出射さ
    れた複数のレ−ザビ−ムを独立して偏向走査する複数の
    ポリゴンミラ−をそれぞれ等速度回転させる複数のポリ
    ゴンモ−タをPLL制御して複数のポリゴンミラ−間の
    回転位相を制御するレ−ザビ−ム走査装置において、 各ポリゴンミラ−を回転するポリゴンモ−タには回転位
    置を検出する位置センサをそれぞれ複数個位置をずらし
    て設け、各ポリゴンモ−タ毎に複数の位置センサのなか
    から1個の位置センサを選択し、選択された位置センサ
    の出力信号を用いて複数のポリゴンミラ−間の回転位相
    を制御することを特徴とするレ−ザビ−ム走査装置。
  3. 【請求項3】 上記複数のポリゴンミラ−のなかから基
    準とするポリゴンミラ−を外部入力装置により任意に選
    出する請求項2記載のレ−ザ−ビ−ム走査装置。
  4. 【請求項4】 上記各ポリゴンモ−タ毎に複数の位置セ
    ンサのなかから選択された1個の位置センサを画像のず
    れ量に応じて切り換える請求項1,2又は3記載のレ−
    ザビ−ム走査装置。
  5. 【請求項5】 上記回転位相の制御を画像書込待機時に
    も一定周期で行う請求項1,2又は3記載のレ−ザビ−
    ム走査装置。
  6. 【請求項6】 上記回転位相の制御中は画像書込は行わ
    ず画像書込禁止状態とする請求項5記載のレ−ザビ−ム
    走査装置。
JP8187045A 1996-06-28 1996-06-28 レ−ザビ−ム走査装置 Pending JPH1020228A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008134451A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Brother Ind Ltd 画像形成装置

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JP2008134451A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Brother Ind Ltd 画像形成装置

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