JPH10201997A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JPH10201997A
JPH10201997A JP9008726A JP872697A JPH10201997A JP H10201997 A JPH10201997 A JP H10201997A JP 9008726 A JP9008726 A JP 9008726A JP 872697 A JP872697 A JP 872697A JP H10201997 A JPH10201997 A JP H10201997A
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reed switch
motor
thermistor
drum
microcomputer
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Koichi Hasegawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転センサ及びサーミスタを備えるものにあ
って、回路構成の簡単化を図り、しかも対ノイズ安定性
を向上させる。 【解決手段】 ドラム内の温度検出用のサーミスタと、
モータの回転検出用の回転センサのリードスイッチ26
bとを並列接続し、その並列接続回路と分圧抵抗35と
を直列接続した回路を、直流電源回路34の両ライン3
4a,34b間に接続する。接続点Pをマイクロコンピ
ュータ25のA/D入力ポートIに接続し、その接続点
Pの電圧Viがマイクロコンピュータ25に入力される
回路構成とする。マイクロコンピュータ25は、入力電
圧Viをしきい値a(1.25V)と比較し、電圧Vi
がしきい値a以下であればリードスイッチ26bがオン
しており、しきい値aを越えていればリードスイッチ2
6bがオフしていると判断すると共に、そのオフ期間の
電圧Viの大きさを温度データとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラムを回転駆動
するモータの回転速度を検出するための回転センサを備
える衣類乾燥機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の衣類乾燥機に
おいては、ドラムを回転駆動するモータの回転速度を検
出するために、マグネット及びリードスイッチから構成
される回転センサを設け、この回転センサの検出信号
(パルス信号)をマイコンに入力する構成とされてい
る。そして、マイコンは、その回転センサの検出に基づ
いて、モータひいてはドラムの回転を制御するようにな
っている。この場合、前記リードスイッチは、ダイオー
ドクランプ回路やコンデンサ等と共に回転数検出回路を
構成し、その回転数検出回路からの信号がマイコンの1
個の入力ポートに与えられるものとなっていた。
【0003】また、衣類乾燥機においては、ドラム内
(送風経路内)の温度を検出するためのサーミスタを設
け、そのサーミスタの検出に基づいて、マイコンがヒー
タ等を制御するようになっている。この場合も、前記サ
ーミスタは、ダイオードクランプ回路やコンデンサ等と
共に温度検出回路を構成し、その温度検出回路からの信
号がマイコンの別の入力ポートに与えられるものとなっ
ていた。
【0004】ところが、上記従来の構成では、回転数検
出回路及び温度検出回路の夫々にダイオードクランプ回
路やコンデンサ等が必要となり、またマイコンの入力ポ
ートも夫々に必要となるので、回路構成が複雑となって
部品数が多くなり、比較的高価なものとなる不具合があ
った。
【0005】そこで、本出願人は、モータの回転数を検
出する回転センサ(ロータリエンコーダ)からのパルス
信号と、温度検出用のサーミスタからの電圧信号とを重
畳させた合成信号をマイコンに与えるように構成した衣
類乾燥機を開発し、先に出願している(特願平6−23
4771号)。これにより、回路構成の簡単化を図るこ
とができてコストダウンを図ることができたのである。
【0006】しかしながら、その後の本発明者の研究に
よれば、上記先願発明にあっても次のような点で改善の
余地が残されていたのである。即ち、上記先願発明の構
成においては、合成信号の電圧がグランドレベルである
ことをもって回転センサのオン信号と判断し、合成信号
の電圧がそれ以外のハイレベルであればそのレベルをサ
ーミスタの検出した温度データとしている。ところが、
検出回路を構成するリード線等にノイズが乗ったり、リ
ードスイッチにチャタリングが発生するといった事情が
あり、上記構成では、微小なノイズによっても誤検知し
てしまう虞があり、対ノイズ安定性の面で十分とはいえ
なかったのである。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、回転センサ及びサーミスタを備えるも
のにあって、回路構成の簡単化を図ることができて安価
に済ませ得、しかも対ノイズ安定性に優れる衣類乾燥機
を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の衣類乾燥機は、
モータの回転を検出する回転センサのリードスイッチを
ドラム内の温度検出用のサーミスタに並列接続し、その
接続点の電圧を制御手段に入力するように構成すると共
に、前記制御手段を、前記入力電圧の大きさが所定のし
きい値を境界として一方側にあるときに前記リードスイ
ッチのオン期間と判断し、他方側にあるときに前記リー
ドスイッチのオフ期間と判断し且つその入力電圧を温度
データとするように構成したところに特徴を有する(請
求項1の発明)。
【0009】これによれば、リードスイッチとサーミス
タとが並列接続されているので、リードスイッチのオン
時には、サーミスタ側にはほとんど電流が流れず、逆
に、リードスイッチのオフ時には、サーミスタにはその
抵抗値に応じた電流が流れることになる。従って、接続
点の電圧に基づいて、リードスイッチのオン,オフが検
出できると共に、リードスイッチのオフ時の電圧をサー
ミスタの検知した温度データとすることができ、この結
果、回路構成の簡単化を図ることができるのである。そ
して、制御手段は、入力電圧の大きさが所定のしきい値
を境界として一方側にあるか他方側にあるかによって、
リードスイッチのオン期間,オフ期間を判断するので、
多少のノイズがあっても、十分な確かさでリードスイッ
チのオン,オフを判断することができるのである。
【0010】このとき、上記制御手段を、1回のリード
スイッチのオフ期間において温度データのサンプリング
を所定回数実行できたときにのみ、それらサンプリング
値に基づいて温度データの真値を判定するように構成す
ることができる(請求項2の発明)。これによれば、複
数のサンプリング値から温度データの真値を判定するの
で、正確性が増し、しかも1回のリードスイッチのオフ
期間において温度データのサンプリングを所定回数実行
できたことを条件としているので、リードスイッチのチ
ャタリングによる悪影響を排除することができる。
【0011】さらに、この場合、制御手段を、温度デー
タの真値が、しきい値より更に他方側に設定される所定
値を越えているときに、サーミスタのオープン異常と判
定するように構成しても良い(請求項3の発明)。これ
によれば、サーミスタのオープン異常を正確に検出する
ことができるようになる。
【0012】そして、モータが、その駆動停止時にリー
ドスイッチがオフ状態となる位置にて停止されるような
構成とすることもできる(請求項4の発明)。これによ
れば、モータの停止時においても、サーミスタによる温
度検出を行うことができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例(請求項
1ないし4に対応)について、図面を参照しながら説明
する。まず、図3は、本実施例に係る衣類乾燥機1の全
体構成を概略的に示しており、ここで、衣類乾燥機1の
外箱2は、全体として矩形箱状をなし、その前面部(図
で左側)の中央部に円形の衣類出入口3を有して構成さ
れている。また、外箱2の前面部には、前記衣類出入口
3を開閉するための扉4が設けられている。さらに、前
記外箱2の背面側の開口部は、背板5により塞がれるよ
うになっている。
【0014】前記外箱2内には、衣類が収容される円筒
状のドラム6が配設される。このドラム6は、その背面
の中心部から後方に向けて突出する軸7が、前記外箱2
内の背面側部分に設けられた支持板8に回転自在に支持
されると共に、前面側の径大な円形開口部のフランジ部
6aが、該外箱2内の前面側に設けられたリング状のド
ラム支え9に軸受兼用のシール部材10により摺動可能
に支持されることにより、前後方向に延びる軸を中心に
回転可能に設けられている。
【0015】そして、外箱2内の上部には、両軸形のモ
ータ11が設けられ、このモータ11の駆動により、ベ
ルト伝達機構12を介して前記ドラム6が回転されるよ
うになっている。前記ベルト伝達機構12は、前記モー
タ11の回転軸11aの一方側に取付けられたプーリ1
3とドラム6の外周部との間にベルト12aを掛渡して
構成されると共に、そのベルト12aに所定のテンショ
ンを付与するためのテンションプーリ14を備えて構成
されている。尚、前記モータ11は、モータ取付板15
を介して外箱2内に取付けられている。
【0016】さらに、前記外箱2内には、前記ドラム6
内に温風を供給するための機構つまり温風供給手段が次
のようにして設けられる。即ち、前記ドラム6の背板に
は、多数の小孔からなる通気口6bが形成され、該ドラ
ム6の背面側にそれら通気口6bと連通されたファンケ
ーシング16が設けられている。このファンケーシング
16内には、その内部を前後に仕切るようにして除湿器
兼用の両翼形のファン17が設けられている。そして、
外箱2内の底部には、ファンケーシング16の前面側下
端部と連通し前方に延びるダクト18が設けられ、その
ダクト18の先端部が、前記ドラム支え9の下部側部位
に形成された多数の小孔からなる温風吹出口9aに連通
されている。
【0017】前記ダクト18内には、前方側(温風吹出
口9aの近傍)に位置して例えばPCTヒータからなる
2個のヒータ19(図3では1個のみ図示)が配設され
ている。そして、前記ファン17は、ベルト伝達機構2
0を介して前記モータ11により回転駆動されるように
なっている。前記ベルト伝達機構20は、前記モータ1
1の回転軸11aの他方側に取付けられたプーリ21
と、前記ファン17に取付けられたプーリ17aとの間
にベルト20aを掛渡して構成されている。
【0018】また、前記外箱2の背面部に設けられた背
板5には、多数の小孔からなる外気取入口5aが設けら
れると共に、下部に位置して排気口5bが設けられてい
る。尚、前記ダクト18の最低部には、ドレン口18a
が形成されている。また、前記ドラム6の背板の内面側
には、前記通気口6bを覆うようにしてフィルタ22が
取付けられている。さらには、前記ドラム支え9には、
ドラム6内に臨むようにして、衣類の乾燥率検知用の一
対の電極23が設けられている。
【0019】これにて、前記モータ11が回転駆動され
ると、ベルト伝達機構12を介してドラム6が回転され
ると共に、ベルト伝達機構20を介してファン17が回
転される。このファン17の回転により、図3に矢印A
で示すように、ドラム6内の空気が通気口6aを通して
ファンケーシング16内に吸込まれ、さらにダクト18
を送られ、ヒータ19により加熱されて温風吹出口9a
からドラム6内に供給される循環が行われ、もってドラ
ム6内の衣類が乾燥されるのである。
【0020】また、これと同時に、ファン17の後面部
側の送風作用により、図3に矢印Bで示すように、比較
的低温の外気が外気取入口5aから吸込まれて排気口5
bから排出される風の流れが形成され、それによりファ
ン17の前面側に沿って流れる循環温風が冷却されて除
湿されるようになっているのである。
【0021】さて、前記ファンケーシング16部分に
は、上記循環温風の温度つまりドラム6内の温度を検出
するためのサーミスタ24が設けられている。このサー
ミスタ24は、周知のように温度に応じて抵抗値が変化
するものであり、その検出信号は、後述するようにして
制御手段たるマイクロコンピュータ25に与えられるよ
うになっている。
【0022】そして、前記モータ11部分には、該モー
タ11の回転速度を検出するための回転センサ26が設
けられている。この回転センサ26は、前記プーリ21
に取付けられたマグネット26aと、このマグネット2
6aの回転軌跡の一部に対向して前記モータ支持板15
に取付けられたリードスイッチ26bとから構成されて
いる。これにて、モータ11の回転に連動してマグネッ
ト26aが回転し、そのマグネット26aの回転変位に
応じてリードスイッチ26bがオン,オフされるように
なっている。この回転センサ26の信号(リードスイッ
チ26bのオン,オフ信号)も、後述するようにして前
記マイクロコンピュータ25に与えられるようになって
いる。
【0023】図4は、前記マイクロコンピュータ25を
中心とした電気的構成を概略的に示している。ここで、
このマイクロコンピュータ25には、クロックパルス発
生回路27からクロックパルス信号が与えられるように
なっている。また、このマイクロコンピュータ25に
は、前記電極23から抵抗値つまり衣類の乾燥率を示す
信号が、検知回路28を介して与えられるようになって
いると共に、図示しない操作パネルに設けられたスター
トスイッチ等の各種操作スイッチ29からの操作信号及
び、前記扉4の開閉を検知するドアスイッチ30からの
信号が与えられるようになっている。さらに、上述した
ように、サーミスタ24及び回転センサ26からの信号
も与えられるようになっている。
【0024】そして、このマイクロコンピュータ25
は、駆動回路31を介して、前記各ヒータ19,19及
びモータ11、並びに、報知用のブザー32を制御する
ようになっている。また、マイクロコンピュータ25
は、前記操作パネルの表示部33の表示も制御するよう
になっている。このとき、このマイクロコンピュータ2
5は、予め記憶された制御プログラムに従って、上記し
た各種の入力に基づいて、前記各ヒータ19,19及び
モータ11等を制御し、もって乾燥運転を自動的に実行
させるようになっている。
【0025】さて、上記したサーミスタ24及び回転セ
ンサ26(リードスイッチ26b)は、図1に概略的に
示すような回路構成により、前記マイクロコンピュータ
25に接続されている。即ち、マイクロコンピュータ2
5には、直流電源回路34から例えば5Vの駆動電源が
供給されるようになっている。前記サーミスタ24及び
リードスイッチ26bは並列接続され、その並列接続回
路と分圧抵抗35とを直列接続した回路が、前記直流電
源回路34の一方(+5V)の電源ライン34aと他方
(0V)の電源ライン(グランド)34bとの間に接続
されている。そして、サーミスタ24及びリードスイッ
チ26bの接続点Pが、マイクロコンピュータ25のA
/D入力ポートIに接続され、その接続点Pの電圧Vi
がマイクロコンピュータ25に入力されるようになって
いる。
【0026】これにて、接続点Pの電圧Viの値つまり
マイクロコンピュータ25の入力ポートIに入力される
入力電圧Viの大きさは、図2に示すように、前記リー
ドスイッチ26bがオンしているときには、サーミスタ
24側に電流がほとんど流れなくなるため、ほぼ0Vと
なる。一方、前記リードスイッチ26bがオフしている
ときには、サーミスタ24の抵抗値に応じた大きさの入
力電圧Vi(0Vと5Vとの間の値)がマイクロコンピ
ュータ25に入力されるのである。
【0027】そして、前記マイクロコンピュータ25
は、入力電圧Viを、所定のしきい値a(例えば1.2
5V)と比較し、入力電圧Viがしきい値a以下であれ
ば、リードスイッチ26bがオンしており、しきい値a
を越えていれば、リードスイッチ26bがオフしている
と判断し、もってそれらからモータ11の回転速度を検
知するようになっている。これと共に、リードスイッチ
26bがオフしている期間つまり入力電圧Viがしきい
値aを越えているときの電圧Viの大きさを、サーミス
タ24により検出された温度データとし、もってドラム
6内の温度を検知するようになっている。
【0028】また、特に本実施例では、マイクロコンピ
ュータ25は、後の作用説明にて述べるように、リード
スイッチ26bの1回のオフ期間において、温度データ
のサンプリングを所定回数実行できたときにのみ、それ
らサンプリング値に基づいて温度データの真値を判定す
る、より具体的にはサンプリング値の平均値を新地とす
るように構成されている(図5参照)。これと共に、温
度データの真値が、前記しきい値aよりも高く設定され
る所定値b(例えば4.80V)を越えているときに、
サーミスタ24のオープン異常と判定し、この場合には
乾燥運転を停止すると共にブザー32や表示部33によ
り異常報知を行うように構成されている(図6参照)。
【0029】さらに、本実施例では、マイクロコンピュ
ータ25は、前記モータ11の駆動を停止させる際に、
リードスイッチ26bがオフ状態となる位置にて停止さ
れるように該モータ11の通電を制御するように構成さ
れている(図7参照)。尚、本実施例では、マイクロコ
ンピュータ25は、モータ11の駆動中に、リードスイ
ッチ26bの1回のオフ期間が所定時間T(例えば1
秒)以上継続したときには、リードスイッチ26bのオ
ープン異常あるいはモータ11の異常と判定し、この場
合にも乾燥運転を停止すると共にブザー32や表示部3
3により異常報知を行うように構成されている(図8参
照)。
【0030】次に、上記構成の作用について述べる。上
述のように、マイクロコンピュータ25は、回転センサ
26の検出に基づいてモータ11を目標回転速度に維持
するように該モータ11への通電を制御すると共に、サ
ーミスタ24の検出温度に基づいてドラム6内の温度を
目標温度に維持するようにヒータ19への通電を制御
し、もって乾燥運転を制御するようになっている。
【0031】このとき、本実施例では、図1に示すよう
に、サーミスタ24と回転センサ26のリードスイッチ
26bとが並列接続され、その接続点Pの電圧Viがマ
イクロコンピュータ25に入力される回路構成とされて
いる。そこで、マイクロコンピュータ25は、図2に示
すように、入力電圧Viを、所定のしきい値a(この場
合1.25V)と比較し、入力電圧Viがしきい値a以
下であれば、リードスイッチ26bがオンしており、し
きい値aを越えていれば、リードスイッチ26bがオフ
していると判断することにより、リードスイッチ26b
のオン,オフ周期つまりモータ11の回転速度を判定す
るようになっている。そして、マイクロコンピュータ2
5は、上記したリードスイッチ26bのオフ期間におけ
る、電圧Viの大きさを温度データとするようになって
いる。
【0032】より具体的には、マイクロコンピュータ2
5は、図5に示すように、所定時間間隔で電圧Viの値
を読込む(サンプリングする)のであるが、リードスイ
ッチ26bがオフ期間(電圧Viがしきい値aより大)
となったときから、温度データXn のサンプリングを行
い、1回のリードスイッチ26bのオフ期間において、
そのサンプリングを所定のN回(例えば32回)連続し
て実行できたときにのみ、それらサンプリング値の平均
xを求めてそれを温度データの真値とするようになって
いる。
【0033】一方、リードスイッチ26bにチャタリン
グが発生する虞があり、リードスイッチ26bのオフ期
間であるときにそのようなチャタリングが発生すると、
図5に符号Cで示すように、一瞬ではあるが入力電圧V
iがしきい値a以下となってしまう。このようなチャタ
リングが発生したときには、サンプリングの回数がN回
に満たない時点でリードスイッチ26bがオン期間に変
化することになるので、その回の温度データのサンプリ
ング値が無効とされ、もってリードスイッチ26bのチ
ャタリングの発生による悪影響を排除することができる
のである。
【0034】また、本実施例では、上述のように、温度
データの真値xが所定値b(例えば4.80V)より大
きくなったときには、サーミスタ24のオープン異常と
判定し、乾燥運転を停止すると共に異常報知を行うよう
になっている。即ち、サーミスタ24のオープン異常が
発生したときには、図6に符号Dで示すように、リード
スイッチ26bのオフ期間において、入力電圧Viがほ
ぼ5Vとなる筈であり、温度データの真値xが所定値b
より大きくなれば、確実にサーミスタ24のオープン異
常と判定することができるのである。
【0035】これに対し、例えばノイズ等が発生する
と、図6に符号Eで示すように、入力電圧Viが瞬間的
に所定値bを越えることが考えられる。ところが、この
ような瞬間的なノイズの場合には、温度データの真値x
(32個のサンプリング値の平均値)が所定値bを越え
ることはほとんど考えられないので、ノイズによって乾
燥運転が停止されることはないのである。
【0036】さらに、本実施例では、マイクロコンピュ
ータ25は、図8に示すように、電圧Viがしきい値a
より大であるリードスイッチ26bのオフ期間において
は、その継続時間を常時監視し、その時間がT秒(例え
ば1秒)以上継続したときには、リードスイッチ26b
のオープン異常あるいはモータ11の異常と判定し、こ
の場合にも乾燥運転を停止すると共にブザー32や表示
部33により異常報知を行うようになっている。
【0037】以上のような乾燥運転の実行により、ドラ
ム6内の衣類が乾燥されていき、マイクロコンピュータ
25は、所定時間の経過、あるいは電極23,23間の
抵抗値の検出に基づいて衣類の乾燥度合いを判定するこ
とにより、乾燥運転を終了させるようになっている。
【0038】ところで、乾燥運転終了後に、ドラム6内
から衣類が取出されずに、ドラム6内の温度が低下した
状態で長時間が経過してしまうと、その衣類にしわがつ
く虞がある。そこで、本実施例では、乾燥運転終了後
も、衣類が取出されるまで例えば最大2時間は、いわゆ
るソフトキープ運転が実行されるようになっている。こ
のソフトキープ運転は、ヒータ19を制御してドラム6
内の所定の温度を維持させながら、間欠的に(例えば5
分間に10秒)ドラム6及びファン17を回転させると
いうものである。
【0039】このソフトキープ運転を実行するにあたっ
ては、モータ11の停止状態で、サーミスタ24による
温度検出を行う必要がある。そこで、本実施例では、マ
イクロコンピュータ25は、そのソフトウエア構成によ
り、前記モータ11の駆動を停止させる際に、リードス
イッチ26bがオフ状態となる位置にて停止されるよう
に該モータ11の通電を制御するように構成されている
のである。
【0040】即ち、図7のフローチャートに示すよう
に、例えば乾燥運転が停止すると、モータ11への通電
を所定時間T1(例えば1秒間)停止する(ステップS
1)。1秒間経過後つまりモータ11が完全に停止した
状態で、リードスイッチ26bがオン状態かどうかを判
断する(ステップS2)。この判断は、上記と同様に入
力電圧Viの値をしきい値aと比較することにより行わ
れる。そして、リードスイッチ26bがオフ状態であれ
ば(ステップS2にてNo)、そのまま次の行程(例え
ばソフトキープ運転)に進む。
【0041】一方、リードスイッチ26bがオン状態で
あるときには(ステップS2にてYes)、所定の短時
間T2(例えば0.2秒間)だけモータ11に通電し
(ステップS3)、1秒間経過後(ステップS1)、再
びリードスイッチ26bがオン状態かどうかを判断する
(ステップS2)ことを繰返す。これにより、リードス
イッチ26bがオフ状態となったところで、モータ11
の駆動が停止され、その後は、モータ11が停止してい
る状態でも、サーミスタ24による温度検出を行うこと
ができるようになるのである。
【0042】このように本実施例によれば、回転センサ
26のリードスイッチ26bとサーミスタ24とを並列
接続して接続点Pをマイクロコンピュータ25の入力ポ
ートIに接続する構成としたので、回路構成の簡単化を
図ることができて安価に済ませることができる。しか
も、マイクロコンピュータ25は、入力電圧Viの大き
さが所定のしきい値aと比較することにより、リードス
イッチ26Bのオン期間,オフ期間を判断するので、多
少のノイズやリードスイッチ26bのチャタリングがあ
っても、十分な確かさでリードスイッチ26bのオン,
オフを判断することができるのである。
【0043】そして、特に本実施例では、1回のリード
スイッチ26bのオフ期間における所定回数以上のサン
プリングに基づいて温度データの真値を判定するように
構成したので、温度データの真値の判定に正確性が増す
と共に、リードスイッチ26bのチャタリング等による
悪影響を排除できて温度データの誤検出を未然に防止す
ることができる。
【0044】さらに、本実施例では、サーミスタ24の
オープン異常や、リードスイッチ26bのオープン異常
あるいはモータ11の異常を確実に検出することがで
き、そのような場合には運転が停止されるので、それら
の異常に起因して例えばドラム6内が異常高温となると
いった不具合を未然に防止することができるのである。
また、本実施例では、モータ11は、リードスイッチ2
6bがオフ状態となる位置にて停止される構成とされて
いるので、モータ11の停止時においても、サーミスタ
24による温度検出を行うことができ、しかも、ソフト
ウエア構成のみでそれを実現できるので、回路の複雑化
などを招くことなく安価に済ませることができるもので
ある。
【0045】尚、本発明は、上記した実施例に限定され
るものではなく、例えば回転センサをドラム部分に設け
るなど間接的にモータの回転を検出する構成としても良
く、サーミスタについても、送風経路内のいずれかの位
置に設けるようにすれば良い。また、回路構成について
も、5Vと0Vとのラインを入替えるようにしても良
く、この場合、リードスイッチのオン,オフの判断等に
関して上下逆になることはいうまでもない。その他、し
きい値aや所定値b,所定回数N等の各具体的数値とし
ては、実施するに際して適切な値に設定すれば良いな
ど、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る
ものである。
【0046】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の衣類乾燥機によれば、回転センサ及びサーミスタを備
えるものにあって、回転センサのリードスイッチをサー
ミスタに並列接続し、その接続点の電圧を制御手段に入
力するように構成すると共に、制御手段を、前記入力電
圧の大きさが所定のしきい値を境界として一方側にある
ときに前記リードスイッチのオン期間と判断し、他方側
にあるときに前記リードスイッチのオフ期間と判断し且
つその入力電圧を温度データとするように構成したの
で、回路構成の簡単化を図ることができて安価に済ませ
得、しかも対ノイズ安定性に優れるという優れた実用的
効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、要部の電気回
路構成を示す図
【図2】入力電圧の波形の例を示す図
【図3】衣類乾燥機の構成を示す縦断側面図
【図4】電気的構成を示すブロック図
【図5】サンプリングの様子を説明するための電圧波形
の例を示す図
【図6】サーミスタのオープン異常の判定の様子を説明
するための電圧波形の例を示す図
【図7】モータの駆動停止時の制御手順を示すフローチ
ャート
【図8】リードスイッチのオープン異常の判定の様子を
説明するための電圧波形の例を示す図
【符号の説明】
図面中、1は衣類乾燥機、2は外箱、6はドラム、11
はモータ、17はファン、19はヒータ、24はサーミ
スタ、25がマイクロコンピュータ(制御手段)、26
は回転センサ、26aはマグネット、26bはリードス
イッチl、32はブザー、33は表示部、34は直流電
源回路、35は分圧抵抗、aはしきい値、bは所定値、
Pは接続点、Iは入力ポートを示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類が収容されるドラムと、このドラム
    内に温風を供給する温風供給手段と、前記ドラムを回転
    させるモータと、前記ドラム内の温度を検出するための
    サーミスタと、前記モータに連動するマグネット及びそ
    のマグネットの変位によりオン,オフされるリードスイ
    ッチを備え該モータの回転を検出する回転センサと、前
    記サーミスタ及び回転センサの検出に基づいて乾燥運転
    を制御する制御手段とを備え、 前記回転センサのリードスイッチは前記サーミスタに並
    列接続され、その接続点の電圧が前記制御手段に入力さ
    れるようになっていると共に、 前記制御手段は、前記入力電圧の大きさが所定のしきい
    値を境界として一方側にあるときに前記リードスイッチ
    のオン期間と判断し、他方側にあるときに前記リードス
    イッチのオフ期間と判断し且つその入力電圧を温度デー
    タとするように構成されていることを特徴とする衣類乾
    燥機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、1回のリードスイッチのオ
    フ期間において温度データのサンプリングを所定回数実
    行できたときにのみ、それらサンプリング値に基づいて
    温度データの真値を判定するように構成されていること
    を特徴とする請求項1記載の衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、温度データの真値が、しき
    い値より更に他方側に設定される所定値を越えていると
    きに、サーミスタのオープン異常と判定することを特徴
    とする請求項2記載の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 モータは、その駆動停止時にリードスイ
    ッチがオフ状態となる位置にて停止されるように構成さ
    れていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の衣類乾燥機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007121074A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Yaskawa Electric Corp 温度検出回路および温度検出方法
JP2011092416A (ja) * 2009-10-29 2011-05-12 Sharp Corp 洗濯機
CN109306612A (zh) * 2017-07-28 2019-02-05 青岛海尔洗衣机有限公司 一种滚筒转速检测装置、检测方法及干衣机

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