JPH06154488A - 乾燥機 - Google Patents

乾燥機

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JPH06154488A
JPH06154488A JP43A JP31232692A JPH06154488A JP H06154488 A JPH06154488 A JP H06154488A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 31232692 A JP31232692 A JP 31232692A JP H06154488 A JPH06154488 A JP H06154488A
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JP
Japan
Prior art keywords
drum
drying
temperature
clothes
dry air
Prior art date
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JP43A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Kakumoto
佳隆 角本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乾燥時間を短縮し良好な乾燥衣類を得る乾燥
機を提供する。 【構成】 電源投入後、ドラム通過後の乾燥風温度の上
昇幅が、5分間で5℃未満であるか否か判別する(S
5)。ドラム通過後の乾燥風温度の上昇幅が、5分間で
5℃以上であれば、乾燥行程が恒率期まで進行していな
いと判別し、ドラムモータの回転数を1800rpm前
後に維持する。一方、ドラム通過後の乾燥風温度上昇幅
が、5分間で5℃未満であれば、乾燥行程が恒率期まで
進行したと判別し、ドラムモータの回転数が1600r
pm前後となるように、ドラムモータを位相制御する
(S6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドラムを一方向のみに
回転させ、かつ乾燥風をドラム内を通過させることによ
って、ドラム内に収容されている被乾燥物を乾燥させる
乾燥機に関し、特にドラムの回転数の制御に係る。
【0002】
【従来の技術】従来より、被乾燥物(以下、「衣類」と
いう)を収容する回転ドラムを有する乾燥機は、回転ド
ラムが、一方向にのみ回転させるものと、間欠的に逆転
させるものとがあった。例えば、実開平1−16829
7号公報にて開示されているように、回転ドラム内の衣
類の乾燥状態が、衣類が水分を多く含んでいる乾燥初期
から衣類に含浸した水分が蒸発する時期(以下、「恒率
期」という)に至ると、自動的に回転ドラムを一方回転
から、間欠的に反転動作に切り換える乾燥機が提案され
ている。この乾燥機は、衣類の乾燥むらをなくすため
に、回転ドラムの回転方向を切り換えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の乾燥機にあっては、乾燥行程が恒率期にまで進行す
ると、ドラムを間欠的に反転動作させるので、ドラムの
回転方向を切り換える前にドラム回転のOFF時間が生
じている。そのため、当該OFF時間には、衣類と乾燥
風との熱交換時間が行われず、良好な乾燥衣類を得るに
は乾燥時間をドラム回転のOFF時間分だけ長くしなけ
らばならず、乾燥時間の短縮化にはあまり貢献できない
でいた。すなわち、衣類の乾燥むらはなくなるかもしれ
ないが、ドラムが一方回転するものに比べて、乾燥時間
が長くかかる。それゆえ、結果的には、ドラムが一方回
転するものの方が衣類を完全に乾燥(つまり、むらのな
い完全乾燥)するのに要する時間が短くて済む。
【0004】本発明は、上記に鑑み、一方向にドラムを
回転させるもので、乾燥時間をより短縮した乾燥機の提
供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、被乾燥物を収容するドラム、上記ドラムを一方向
に回転駆動させる駆動手段、上記被乾燥物の乾燥に供さ
れる乾燥風を生成する生成手段、上記生成手段で生成さ
れた乾燥風を、ドラム内を通過させるべく誘導する誘導
手段、上記ドラム内を通過した後の乾燥風の温度を検知
する温度検知手段、上記温度検知手段で検知された乾燥
風の温度の上昇率を検出し、乾燥風の温度の上昇率が予
め定める割合未満になったときには、切換信号を出力す
る切換信号出力手段、および運転開始時よりドラム回転
数が予め定める高い回転数になるように上記駆動手段を
制御し、上記切換信号出力手段からの切換信号に応答し
てドラム回転数が予め定める低い回転数になるように上
記駆動手段を制御する駆動制御手段を含むものである。
【0006】
【作用】上記課題解決手段において、乾燥運転が開始さ
れると、駆動手段はドラムを一方向に回転駆動させ、生
成手段は被乾燥物の乾燥に供される乾燥風を生成する。
そして、誘導手段により、乾燥風はドラム内を通過する
ように誘導される。このとき、駆動制御手段は、ドラム
回転数が予め定める高い回転数になるように駆動手段を
制御する。
【0007】そして、切換信号出力手段は、温度検知手
段で検知された乾燥風の温度の上昇率を検出する。乾燥
風の温度の上昇率が予め定める割合以上では、乾燥行程
が被乾燥物に含浸した水分が蒸発する恒率期まで進行し
ていない。この状態を検出すると、切換信号出力手段か
ら切換信号が出力される。そうすると、駆動制御手段
は、切換信号に応答してドラム回転数が予め定める低い
回転数になるように駆動手段を制御する。
【0008】そのため、いずれの乾燥行程においても連
続的に被乾燥物をドラムの内壁から落下させて、被乾燥
物と乾燥風との熱交換を行うことができ、しかも乾燥行
程の進行に関係なく常に被乾燥物の落下距離をほぼ一定
に保つことができるから、被乾燥物の乾燥効率を向上さ
せ得る。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例を添付図面に基づき詳述す
る。図1は本発明の一実施例に係る業務用ガス乾燥機の
内部構成を示しており、同図(a)は正面図、同図
(b)は側面図である。図1を参照しつつ、本実施例の
ガス乾燥機の内部構成について説明する。
【0010】図において、10はガス乾燥機本体であっ
て、乾燥機本体10の前面中央部には、衣類投入用の開
口を塞ぐ扉11が開閉可能に取り付けられている。そし
て、乾燥機本体10は、3室に仕切られいて、上側には
乾燥風生成室20が、中央部には乾燥室30が、下側に
は排気室40がそれぞれ設けられている。乾燥風生成室
20は、衣類の乾燥に供される乾燥風を生成するガス燃
焼装置21が備えられており、外部より導入した外気を
ガス燃焼装置21で加熱し、生成した乾燥風を乾燥室3
0に供給するように設けらている。
【0011】乾燥室30には、衣類を収容するドラム3
1が一方向に回転自在に内装されている。ドラム31の
前面には、衣類を収容するための開口31aが形成され
ており、胴部周面には、乾燥風をドラム31内に導入
し、ドラム31外へ排気するための多数の通気孔31b
が形成されている。そして、ドラム31は、乾燥室30
の後壁を貫通した回転軸32に回転自在に支持されてお
り、所定のドラム回転数変換機構を介して、乾燥室30
外部で回転軸32の上方に配置されたドラムモータ33
に連結されている。ドラム回転数変換機構は、回転軸3
2の先端に嵌合されたプーリ32aと、回転軸32の下
方で乾燥室30後壁に支持されたプーリ軸34と、プー
リ軸34の先端に回転可能に嵌合された小プーリ34a
と、プーリ32aと小プーリ34aとに掛巻された無端
状のプーリベルト35と、小プーリ34aと同軸に回転
可能に嵌合された大プーリ34bと、ドラムモータ33
のモータ軸に嵌合されたモータプーリ33aと、大プー
リ34bとモータプーリ33aとに掛巻された無端状の
プーリベルト36とを備えており、モータプーリ33a
の近傍には、ドラムモータ33の回転数を検知するモー
タ回転数検知素子37が配置されている。モータ回転数
検知素子37は、例えばロータリエンコーダ等が使用さ
れている。
【0012】排気室40には、外気を吸い込み、ガス燃
焼装置21で生成された乾燥風をドラム31内を通過さ
せて外部に排気するファン41と、衣類から発生するリ
ントを吸着除去するリントフィルタ42とが備えられて
いる。ファン41は、排気室40の後方に配置されてお
り、排気室40の外部に設けられたファンモータ43の
モータ軸に回転自在に支持されている。リントフィルタ
42は、ファン41の上流側に着脱自在に装着されてい
る。また、排気室40には、ドラム31内の衣類の乾燥
に供された乾燥風を外部に排気すべく、排気パイプ44
が連通接続されている。
【0013】さらに、乾燥風生成室20と乾燥室30と
の境界部には、ドラム31内に導入される前の乾燥風の
温度を検知する第1の温度検出素子51が配置されてお
り、乾燥室30と排気室40との境界部には、ドラム3
1内を通過した後の乾燥風の温度を検知する第2の温度
検出素子52が配置されている。両温度検知素子51,
52は、例えばサーミスタ等が使用されている。
【0014】上記ガス乾燥機においては、乾燥風生成室
20で生成された乾燥風は、乾燥室30内のドラム31
の開口31aおよに通気孔31aからドラム31内に導
入される。そして、乾燥風は、ドラム31内の衣類の乾
燥に供された後、ドラム31の胴部の通気孔31aから
排出される。このドラム31外へ排出された乾燥風は、
排気室40内のリントフィルタ42を通過して、排気パ
イプ44から排気される。
【0015】図2はガス乾燥機の制御回路の電気的構成
を示すブロック図である。図2を参照しつつ、上記ガス
乾燥機の制御回路の電気的構成について説明する。上記
ガス乾燥機の制御回路には、マイクロコンピュータ60
が備えられている。マイクロコンピュータ60は、CP
U、データRAM、プログラムROMおよびタイマ等を
含んでおり、予めROMに記憶されているプログラムに
従って所定の制御を行う。
【0016】そして、マイクロコンピュータ60の入力
端子には、第1の温度検知素子51の検知信号に基づ
き、ドラム31内に導入される前の乾燥風の温度を検出
する第1の温度検出回路61からの検出信号、第2の温
度検知素子52の検知信号に基づき、ドラム31内を通
過した後の乾燥風の温度を検出する第2の温度検出回路
62からの検出信号、モータ回転数検知素子37の検知
信号に基づき、ドラム31の回転数を検出するドラム回
転検出回路63からの検出信号、100円玉検出回路6
4からの検出信号および商用電源65のゼロクロスを検
出する商用電源ゼロクロス検出回路66からの検出信号
が与えられている。
【0017】また、マイクロコンピュータ60の出力端
子には、各種の情報を表示する表示部67の他、ドラム
モータ制御用トライアック68を介してドラムモータ3
3が、ガス燃焼装置制御用トライアック69を介してガ
ス燃焼装置21が、ファンモータ制御用トライアック7
0を介してファンモータ43がそれぞれ接続されてい
る。
【0018】図3はガス乾燥機の乾燥動作の流れを示す
フローチャートである。主に、図3を参照しつつ、上記
ガス乾燥機の乾燥動作の流れについて説明する。図3を
参照して、電源投入後、100円玉検出回路64が10
0円玉の投入を検出すると、これに基づき、マイクロコ
ンピュータ60は、ファンモータ制御用トライアック7
0をONしてファンモータ43を駆動させる(ステップ
S1、S2)。つづいて、ドラムモータ制御用トライア
ック68をONとしてドラムモータ33へ全通電し、1
800rpm前後で高速回転させるとともに、ガス燃焼
装置制御用トライアック69をONしてガス燃焼装置2
1を駆動させる(ステップS3、S4)。
【0019】そして、第2の温度検出回路62からの信
号に基づき、ドラム31通過後の乾燥風温度の上昇幅
が、5分間で5℃未満であるか否か判別する(ステップ
S5)。ここで、ドラム31通過後の乾燥風温度の上昇
幅が、5分間で5℃以上であれば、マイクロコンピュー
タ60は、乾燥行程が被乾燥物に含浸した水分が蒸発す
る恒率期まで進行していないと判別し、ドラムモータ制
御用トライアック68のゲート電圧波形を図4(a)に
示すパターンに制御し、ドラムモータ33の回転数を1
800rpm前後に維持する。一方、ドラム31通過後
の乾燥風温度上昇幅が、5分間で5℃未満であれば、マ
イクロコンピュータ60は、乾燥行程が恒率期まで進行
したと判別し、図4(b)に示す、通電時間を短くした
ゲート電圧波形をドラムモータ制御用トライアック68
へ送り、図5(b)に示すように、ドラムモータ33の
回転数が1600rpm前後となるよう、ドラムモータ
33を位相制御する。
【0020】ここで、図5(a)を参照しつつ、ドラム
31通過後の乾燥風温度の上昇幅を検出することで、乾
燥行程の進行度合い、すなわち恒率期が判別できる理由
について説明する。図5(a)で一点鎖線Aで示すよう
に、第1の温度検出回路61で検出されるドラム31内
に導入される前の乾燥風の温度は、電源投入によりガス
燃焼装置21(図1参照)で外気の加熱が開始されるか
ら急激に上昇し、その後は運転時間に関係なく、ガスの
火力に応じたた一定の設定温度となっている。一方、実
線Bで示すように、第2の温度検出回路62で検出され
るドラム31通過後の乾燥風の温度は、衣類が水分を多
く含んでいる乾燥初期にあっては、衣類に含まれた水分
の温度上昇と共に上昇し、運転時間が進み、衣類に含浸
した水分が蒸発する恒率期に入ると、設定温度よりも低
い温度で一定となる。そして、衣類に含浸した水分がほ
ぼ蒸発しきった乾燥後期に入ると、ドラム31内で乾燥
風と衣類との熱交換があまり行われないので、ドラム3
1通過後の乾燥風の温度はほぼ設定温度まで上昇してゆ
く。このように、ドラム31通過後の乾燥風の温度は、
恒率期に入ると一定となるので、ドラム31通過後の乾
燥風の温度変化、例えば所定の運転時間td 内の温度上
昇幅をみれば、恒率期に入ったか否かがわかるのであ
る。
【0021】また、図6を参照しつつ、乾燥行程が恒率
期に至るまでドラムモータ33の回転数を乾燥初期時の
高速回転数に維持させる理由について説明する。図6は
乾燥行程の進行度合いに関係なくドラムを同一回転数で
回転させた場合の衣類の落下状態を示す図であり、同図
(a)は乾燥初期時の衣類の落下距離を、同図(a)は
乾燥完了間近の衣類の落下距離をそれぞれ示している。
【0022】図6(a)(b)に示すように、同一のド
ラム回転数でドラム31を回転しても、衣類Sが水分を
多く含んでいる乾燥初期と、衣類Sに含浸した水分がほ
ぼ蒸発しきった乾燥完了間近とでは、ドラム31の内壁
から衣類Sの落下するタイミングに多少の差が生じる。
すなわち、乾燥完了間近の方が、乾燥初期よりも衣類が
落下するタイミングが遅く、落下距離が長くなってい
る。一般に、衣類がドラム31の内壁より落下するタイ
ミングが遅い、すなわち衣類の落下距離が長い程、乾燥
効率が良いとされている。したがって、乾燥効率を良く
するためには、乾燥初期と乾燥完了間近との衣類の落下
距離を等しくする必要があり、落下距離を等しくするに
は、衣類が水分を多く含でいる乾燥初期のドラム回転数
を、乾燥完了間近のドラム回転数よりも高くしなければ
ならないからである。このように、乾燥初期のドラム回
転数を高くすることで、遠心力が強くなり、衣類がドラ
ム31の内壁に付着している時間が長くなり、衣類の落
下距離を長くできる。
【0023】再び図3を参照して、ドラム回転数の位相
設定が終了すると、マイクロコンピュータ60は、ドラ
ム回転検出回路63からの信号に基づき、ドラムモータ
33の回転数を検出し、ドラムモータ33の回転数が1
650〜1550rpmの範囲内におさまるように、ド
ラムモータ制御用トライアック68の位相調整を行う
(ステップS7〜S13)。すなわち、ステップS8に
おいて、ドラムモータ33の回転数が1650rpm以
上であると判別されると、ステップS9において、ドラ
ムモータ33の回転数を低下させるべく、トライアック
68の位相調整を行う。一方、ステップS10におい
て、ドラムモータ33の回転数が1550rpm以下で
あると判別されると、ステップS11において、ドラム
モータ33の回転数を上昇させるべく、トライアック6
8の位相調整を行う。そして、ステップS8、S10
で、ドラムモータ33の回転数が1650〜1550r
pmの範囲内におさまっておれば、ステップS12にお
いて、乾燥運転終了か否か判別する。100玉投入によ
り定められた乾燥運転時間に達していなければ、ステッ
プS7にリターンし、乾燥運転時間に達しておれば、ス
テップS13で全停止して終了する。
【0024】このように、ドラム31を一方向にのみ回
転させ、乾燥行程が恒率期まで進行していないと判別さ
れたとき、ドラム回転数を予め定める高い回転数に維持
し、乾燥行程が恒率期まで進行したと判別されたとき、
ドラム回転数を恒率期に至るまでの回転数よりも低い予
め定める回転数に変化させるので、いずれの乾燥行程に
おいても連続的に衣類をドラム31の内壁から落下させ
て、衣類と乾燥風との熱交換を行うことができ、しかも
乾燥行程の進行に関係なく常に衣類の落下距離をほぼ一
定に保つことができ、衣類の乾燥効率を向上させ得る。
よって、乾燥時間を短縮して良好な状態で衣類を乾燥す
ることが可能となる。
【0025】因みに、図7に、同一負荷量にて、ドラム
を間欠的に反転させた場合(図中X)、乾燥終了までド
ラムを同一回転数(1800rpm)で一方向に回転さ
せた場合(図中Y)、本実施例に係るドラムの回転制御
による場合(図中Z)におけるそれぞれの乾燥時間と衣
類の乾燥効率の関係を示す。図から明らかなように、本
実施例に係るドラムの回転制御による場合の方が、ドラ
ムを間欠的に反転させた場合、および乾燥終了までドラ
ムを同一回転数で一方向に回転させた場合よりも、乾燥
時間および乾燥効率のいずれにおいても優れていること
が明白である。
【0026】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の範囲内で多くの修正および変更を
加え得ることは勿論である。例えば、上記実施例におい
ては恒久期を第2の温度検知素子に出力で検出したが、
第1の温度検知素子の出力と第2の温度検知素子の出力
で恒久期を検出してもよい。例えば、ドラム通過前の乾
燥風温度とドラム通過後の乾燥風温度との差がほぼ一定
となったときに恒久期を検出するよう構成してもよい。
【0027】また、乾燥完了状態では、ドラム通過前の
乾燥風温度とドラム通過後の乾燥風温度とはほぼ等しく
なることから、この状態を検出したときには、運転時間
内でも乾燥が完了していると判別して、乾燥を終了する
構成としてもよい。さらに、ガス燃焼装置を用いた乾燥
機について記載したが、本発明を、電気ヒータ、スチー
ムヒータ等を備えた乾燥機、また硬貨の投入を必要とし
ない家庭用の乾燥機に適用しても同様な効果を得る。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、いずれの乾燥行程においても連続的に被乾燥物
をドラムの内壁から落下させて、被乾燥物と乾燥風との
熱交換を行うことができ、しかも乾燥行程の進行に関係
なく常に被乾燥物の落下距離をほぼ一定に保つことがで
きるから、被乾燥物の乾燥効率を向上させ得る。
【0029】そのため、乾燥時間を短縮して良好な状態
で衣類を乾燥することが可能となるといった優れた効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る業務用ガス乾燥機の内
部構成を示しており、同図(a)は正面図、同図(b)
は側面図である。
【図2】ガス乾燥機の制御回路の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図3】ガス乾燥機の乾燥動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図4】ドラムモータ制御用トライアックのアゲート波
形およびドラムモータの電圧波形を示す図である。
【図5】ドラム通過後の乾燥風温度とドラム回転数との
関係を示す図である。
【図6】乾燥行程の進行度合いに関係なくドラムを同一
回転数で回転させた場合の衣類の落下状態を示す図であ
り、同図(a)は乾燥初期時の衣類の落下距離を、同図
(a)は乾燥完了間近の衣類の落下距離をそれぞれ示し
ている。
【図7】同一負荷量にて、ドラムを間欠的に反転させた
場合、乾燥終了までドラムを同一回転数で一方向に回転
させた場合、本実施例に係るドラムの回転制御による場
合におけるそれぞれの乾燥時間と衣類の乾燥効率の関係
を示す図である。
【符号の説明】
21 ガス燃焼装置 31 ドラム 33 ドラムモータ 37 モータ回転数検知素子 52 温度検知素子 60 マイクロコンピュータ 62 温度検出回路 63 モータ回転数検出回路 68 ドラムモータ制御用トライアック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被乾燥物を収容するドラム、 上記ドラムを一方向に回転駆動させる駆動手段、 上記被乾燥物の乾燥に供される乾燥風を生成する生成手
    段、 上記生成手段で生成された乾燥風を、ドラム内を通過さ
    せるべく誘導する誘導手段、 上記ドラム内を通過した後の乾燥風の温度を検知する温
    度検知手段、 上記温度検知手段で検知された乾燥風の温度の上昇率を
    検出し、乾燥風の温度の上昇率が予め定める割合未満に
    なったときには、切換信号を出力する切換信号出力手
    段、および運転開始時よりドラム回転数が予め定める高
    い回転数になるように上記駆動手段を制御し、上記切換
    信号出力手段からの切換信号に応答してドラム回転数が
    予め定める低い回転数になるように上記駆動手段を制御
    する駆動制御手段を含むことを特徴とする乾燥機。
JP43A 1992-11-20 1992-11-20 乾燥機 Pending JPH06154488A (ja)

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JP43A JPH06154488A (ja) 1992-11-20 1992-11-20 乾燥機

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6779279B2 (en) * 2002-07-09 2004-08-24 Lg Electronics Inc. Dryer having a filter sensing system
WO2008119475A1 (en) * 2007-03-30 2008-10-09 Electrolux Home Products Corporation N.V. Improvement in a clothes drying machine and related clothes drying method
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WO2022118511A1 (ja) * 2020-12-01 2022-06-09 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 衣類処理装置

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