JPH10151300A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JPH10151300A
JPH10151300A JP8311978A JP31197896A JPH10151300A JP H10151300 A JPH10151300 A JP H10151300A JP 8311978 A JP8311978 A JP 8311978A JP 31197896 A JP31197896 A JP 31197896A JP H10151300 A JPH10151300 A JP H10151300A
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JP
Japan
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drum
rotation speed
humidity
speed control
temperature
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JP8311978A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Ogasawara
均 小笠原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】衣類の撹拌及び衣類と熱風との接触が適切にな
るドラムの回転速度を設定し、乾燥性能を向上させて、
乾燥時間を短縮する衣類乾燥機を提供する。 【解決手段】衣類乾燥機を、ドラム2を回転させるドラ
ム回転速度制御手段であって、ドラムを少なくとも2種
類の回転速度で、短時間毎に変化させて、回転させるド
ラム回転速度制御手段と、ドラム2後面の空気出口に設
けられ、各回転速度における前記空気の排気温度を測定
する温度センサ11と、測定された各排気温度の中の最
低温度に対応する最低温度回転速度を選択し、最低温度
回転速度でドラム2を回転させるようにドラム回転速度
制御手段及び温度センサ11を制御する主制御手段で構
成することにより、乾燥性能を向上させ、乾燥時間を短
縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドラムを回転させ
ながら、そのドラム内に熱風を送風して被乾燥衣類を乾
燥させる衣類乾燥機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の衣類乾燥機は、ドラムを一定の回
転速度で回転させて衣類を乾燥させるものがほとんどで
あった。
【0003】また、特開平3−170199号公報に記
載されているように、衣類の乾燥度に応じてドラムの回
転速度を変化させる衣類乾燥機も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の衣類乾燥機のように、ドラムの回転速度が一定の場
合は、被乾燥物である衣類量の変化に応じたドラムの回
転速度が得られず、ドラム内での衣類の撹拌および衣類
と熱風との接触が適切でなくなり、このため乾燥性能が
低下して、乾燥時間が長くなってしまうという問題があ
った。
【0005】また、上記特開平3−170199号公報
に記載されている方法は、乾燥度に応じてドラム回転速
度が設定される方法であり、衣類量が変わった場合、必
ずしも衣類量に適した回転速度にはならないので、ドラ
ム内での衣類の撹拌及び衣類と熱風との接触が適切でな
くなり、このため乾燥性能が低下して、乾燥時間が長く
なってしまうという問題があった。
【0006】本発明の目的は、ドラム内での衣類の撹拌
及び衣類と熱風との接触が適切になるドラムの回転速度
を設定し、乾燥性能を向上させて、乾燥時間を短縮する
衣類乾燥機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、外枠内に被乾燥物を収納するドラムを回
転自在に支持し、ヒータで加熱された温かい空気をファ
ンで循環路を介して前記ドラムに供給し、前記被乾燥物
を乾燥する衣類乾燥機において、前記ドラムを回転させ
るドラム回転速度制御手段であって、前記ドラムを少な
くとも2種類の回転速度で短時間毎に変化させて回転さ
せるドラム回転速度制御手段と、前記ドラム後面の空気
出口に設けられ、前記各回転速度毎に前記空気の排気温
度を測定する温度センサと、前記測定された各排気温度
の中の最低温度に対応する最低温度回転速度を選択し、
前記最低温度回転速度で前記ドラムを回転させるように
前記ドラム回転速度制御手段及び前記温度センサを制御
する主制御手段を有することを特徴とする。
【0008】また、本発明の他の特徴は、外枠内に被乾
燥物を収納するドラムを回転自在に支持し、ヒータで加
熱された温かい空気をファンで循環路を介して前記ドラ
ムに供給し、前記被乾燥物を乾燥する衣類乾燥機におい
て、前記ドラムを回転させるドラム回転速度制御手段で
あって、前記ドラムを少なくとも2種類の回転速度で短
時間毎に変化させて回転させるドラム回転速度制御手段
と、前記ドラム後面の空気出口に設けられ、前記各回転
速度毎に前記空気の排気温度を測定する温度センサと、
前記測定された各排気温度の中の最低温度に対応する最
低温度回転速度を選択し、以後、一定時間、前記最低温
度回転速度で前記ドラムを回転させるように前記ドラム
回転速度制御手段及び前記温度センサを制御する主制御
手段を有することにある。
【0009】また、本発明の他の特徴は、外枠内に被乾
燥物を収納するドラムを回転自在に支持し、ヒータで加
熱された温かい空気をファンで循環路を介して前記ドラ
ムに供給し、前記被乾燥物を乾燥する衣類乾燥機におい
て、前記ドラムを回転させるドラム回転速度制御手段で
あって、前記ドラムを少なくとも2種類の回転速度で数
秒から数十秒の短時間毎に変化させて回転させるドラム
回転速度制御手段と、前記ドラム後面の空気出口に設け
られ、前記各回転速度毎に前記空気の排気温度を測定す
る温度センサと、前記測定された各排気温度の中の最低
温度に対応する最低温度回転速度を選択し、以後、数分
から十数分の一定時間、前記最低温度回転速度で前記ド
ラムを回転させるように前記ドラム回転速度制御手段及
び前記温度センサを制御する主制御手段を有することに
ある。
【0010】また、本発明の他の特徴は、外枠内に被乾
燥物を収納するドラムを回転自在に支持し、ヒータで加
熱された温かい空気をファンで循環路を介して前記ドラ
ムに供給し、前記被乾燥物を乾燥する衣類乾燥機におい
て、前記ドラムを回転させるドラム回転速度制御手段で
あって、前記ドラムを少なくとも2種類の回転速度で短
時間毎に変化させて回転させるドラム回転速度制御手段
と、前記ドラム後面の空気出口に設けられ、前期各回転
速度毎に前記空気の排気湿度を測定する湿度センサと、
前記測定された各排気湿度の中の最高湿度に対応する最
高湿度回転速度を選択し、前記最高湿度回転速度で前記
ドラムを回転させるように前記ドラム回転速度制御手段
及び前記湿度センサを制御する主制御手段を有すること
にある。
【0011】また、本発明の他の特徴は、外枠内に被乾
燥物を収納するドラムを回転自在に支持し、ヒータで加
熱された温かい空気をファンで循環路を介して前記ドラ
ムに供給し、前記被乾燥物を乾燥する衣類乾燥機におい
て、前記ドラムを回転させるドラム回転速度制御手段で
あって、前記ドラムを少なくとも2種類の回転速度で短
時間毎に変化させて回転させるドラム回転速度制御手段
と、前記ドラム後面の空気出口に設けられ、前記各回転
速度毎に前記空気の排気湿度を測定する湿度センサと、
前記測定された各排気湿度の中の最高湿度に対応する最
高湿度回転速度を選択し、前記最高湿度回転速度で前記
ドラムを回転させるように前記ドラム回転速度制御手段
及び前記湿度センサを制御する主制御手段を有すること
にある。
【0012】また、本発明の他の特徴は、外枠内に被乾
燥物を収納するドラムを回転自在に支持し、ヒータで加
熱された温かい空気をファンで循環路を介して前記ドラ
ムに供給し、前記被乾燥物を乾燥する衣類乾燥機におい
て、前記ドラムを回転させるドラム回転速度制御手段で
あって、前記ドラムを少なくとも2種類の回転速度で数
秒から数十秒の短時間毎に変化させて回転させるドラム
回転速度制御手段と、前記ドラム後面の空気出口に設け
られ、前記各回転速度毎に前記空気の排気湿度を測定す
る湿度センサと、前記測定された各排気湿度の中の最高
湿度に対応する最高湿度回転速度を選択し、以後、数分
から十数分の一定時間、前記最高湿度回転速度で前記ド
ラムを回転させるように前記ドラム回転速度制御手段及
び前記湿度センサを制御する主制御手段を有することに
ある。
【0013】本発明によれば、ドラム回転速度制御手段
は、被乾燥物を収納するドラムを回転させる手段であっ
て、ドラムを少なくとも2種類の回転速度で、短時間毎
に変化させて、回転させる。温度センサは、ドラム後面
の空気出口に設けられ、各回転速度における空気の排気
温度を測定する。主制御手段は、測定された各排気温度
の中の最低温度に対応する最低温度回転速度を選択し、
最低温度回転速度でドラムを回転させるようにドラム回
転速度制御手段及び温度センサを制御する。
【0014】また、湿度センサは、ドラム後面の空気出
口に設けられ、各回転速度における空気の排気湿度を測
定する。主制御手段は、測定された各排気湿度の中の最
高湿度に対応する最高湿度回転速度を選択し、最高湿度
回転速度でドラムを回転させるようにドラム回転速度制
御手段及び湿度センサを制御する。
【0015】これにより、ドラム内での衣類の撹拌およ
び衣類と熱風の接触を最適にするドラム回転速度を設定
でき、乾燥性能が向上して、乾燥時間を短縮することが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例に係る衣
類乾燥機を、図を用いて説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施例に係る衣類乾燥
機の縦断面で、右側から見た図を示す。図1に示すよう
に、1は衣類乾燥機の外枠、2は外枠1の内部に回転可
能に収納されたドラム、3は外枠1に固定された循環フ
ァンケーシング、4は循環ファンケーシング3に固定さ
れたドラム軸、5はドラム2の奥側円板2pに固定され
ドラム軸4に挿入されたドラム軸受である。
【0018】6はプラスチックで成形され、片面に循環
ファン6aと他面に冷却ファン6bとを表裏一体に成形
された熱交換ファンである。6cは熱交換ファン6に一
体に設けられたファンプーリである。
【0019】7はドラム2内のドラム奥側円板に取り付
けられたリントフィルタ、8はリントフィルタ7を囲む
フィルタカバー、9はドラム2内のドラム奥側円板2p
に設けた多数小穴のドラム排気孔、10は循環ファンケ
ーシング3に設けた多数小穴のケーシング吸入孔、11
は循環ファンケーシング3に設けドラム排気の温度を測
定するための温度センサである。
【0020】13は熱交換ファン6を回転させるための
ファンモータである。14はドラム2の円周面に複数個
設けたリフタである。15は外枠1に固定し冷却ファン
6bを囲む冷却ファンケーシング、16は外枠1の裏側
に設けた外枠裏板、16aは外枠裏板16に設けた多数
小穴の冷却空気吸気孔、16bは外枠裏板16に設けた
冷却空気排気孔である。
【0021】17は循環ファンケーシング3からヒータ
ダクト18に乾燥空気を循環する循環ダクト、18はヒ
ータダクト、19はヒータダクト18内に設けたヒータ
である。20はドラム2の前面部に設けたドラム支持
板、20aはドラム支持板20に設けた多数小孔の熱風
送風孔である。
【0022】21は循環ダクト17の底に設けた除湿水
排水口である。22はドラム2を回転駆動するドラムモ
ータ、23はドラムモータ22のモータ軸22aに取り
付けたドラムプーリ、24はドラムプーリ23とドラム
2の円周面との間に掛けられたドラムベルト、25はド
ラムベルト24に張力を与えるテンションプーリであ
る。
【0023】26はファンモータ13のモータ軸に取り
付けたプーリ、27はプーリ26と前記ファンプーリ6
cとの間に掛けられたファンベルトである。28はドラ
ム支持板20の内径部に設けた衣類投入口、29は外枠
1の前面部に設け衣類投入口28を密閉するドアであ
る。30はドラム2内に投入された被乾燥物の衣類であ
る。
【0024】図2は、図1の衣類乾燥機の縦断面で、衣
類乾燥機を正面から見た図を示す。図2の符号は図1の
符号と対応している。図2に示すように、1は前記衣類
乾燥機の外枠、2は外枠1の内部に回転可能に収納され
た前記ドラム、7はドラム2内のドラム奥側円板に取り
付けられたリントフィルタ、11は循環ファンケーシン
グ3に設けドラム排気温度を測定するための前記温度セ
ンサである。
【0025】14a,14b,14cはドラム2の円周
面に複数個設けた衣類を撹拌するためのリフタである。
17は外枠1とドラム2との間に設け、循環ファンケー
シング3からヒータダクト18へ空気を循環する前記循
環ダクトである。
【0026】19はヒータダクト18a内に複数個設け
たヒータで、このヒータ19は正抵抗温度特性素子で形
成された通風発熱ヒータである。
【0027】22はドラム2を回転駆動する前記ドラム
モータ、23はドラムモータ22に取り付けたドラムプ
ーリ、24はドラムプーリ23とドラム2の円周面との
間に掛けられたドラムベルト、25はドラムベルト24
に張力を与えるテンションプーリである。30はドラム
2内に投入された衣類である。31はドラム2の回転方
向を示す矢印である。
【0028】図3は、図1の衣類乾燥機の衣類乾燥制御
回路部の構成を示す。図3に示すように、11はドラム
排気温度を測定するための前記温度センサ、13は熱交
換ファン6を回転させる前記ファンモータである。19
はドラム2に送風する熱風を生成するための前記ヒー
タ、22はドラム2を回転駆動するための前記ドラムモ
ータ、32は演算素子のCPUとインターフェースとで
構成されているメイン制御回路、33はメイン制御回路
32に接続している電源回路、34は電源回路33に接
続した電源スイッチである。
【0029】35は温度センサ11と接続し、ドラム排
気温度を測定するための温度測定回路、36は温度セン
サ11で測定した温度データを記憶しておくための記憶
メモリである。
【0030】37はドラムモータ22を回転駆動させる
ドラムモータ駆動回路である。38はインバータ回路等
で構成し、ドラムモータ22の回転速度を変化させ、ド
ラム2の回転速度を制御するドラム回転速度制御回路で
ある。39はヒータ19に接続されたヒータ制御回路、
40はファンモータ13に接続されたファンモータ駆動
回路である。
【0031】次に、図1の衣類乾燥機の動作を説明す
る。まず、衣類の乾燥運転動作について説明する。始め
に、図1に示すドア29を開いて被乾燥衣類30をドラ
ム2内に投入する。次に、図3に示すメイン制御回路3
2によってヒータ制御回路39とファンモータ駆動回路
40とドラムモータ駆動回路37とを作動させて、ヒー
タ19とファンモータ13とドラムモータ22とに通電
する。
【0032】通電により、ドラムモータ22が回転する
と、ドラムベルト24を介してドラム2が回転する。ド
ラム2が回転すると、図2に示すように、衣類30はド
ラム2内でリフタ14a,14b,14cにより撹拌され
る。
【0033】また、ファンモータ13が回転すると、フ
ァンベルト27を介してファンプーリ6c及び熱交換フ
ァン6が高速で回転する。熱交換ファン6が回転すると
循環ファン6aも回転する。その循環ファン6aから送
り出された乾燥空気は、循環ダクト17を通り、ヒータ
ダクト18に送風される。
【0034】その空気は、ヒータダクト18内でヒータ
19で加熱されて高温の乾燥熱風になる。この乾燥熱風
は、図1の矢印で示すように、ドラム支持板20に設け
た熱風送風孔20aよりドラム2内に送風される。乾燥
熱風は、ドラム2内で撹拌されている衣類30と接触
し、衣類から水分を蒸発させて吸収し、湿気を含んだ多
湿の熱風になる。
【0035】この多湿の乾燥熱風は、リントフィルタ7
を通過して、ドラム排気孔9を通ってドラム2から排気
される。ドラム2から排気された多湿の乾燥熱風は、ケ
ーシング吸入孔10から循環ファンケーシング3内に流
入して、熱交換ファン6の循環ファン6aに送風され
る。
【0036】熱交換ファン6には、循環ファン6aの背
面に冷却ファン6bが形成されている。熱交換ファン6
が回転すると、冷却ファン6bも回転する。この冷却フ
ァン6bの回転により、点線の矢印で示すように、外気
が外枠裏板16の冷却空気吸気孔16aから流入し、冷
却ファン6bを通過し、冷却ファンケーシング15に出
た後、外枠裏板の排気口16bから機外に排出される。
【0037】ドラム2から排気された多湿の乾燥熱風
は、循環ファン6aに沿って流れる間に冷却ファン6b
に沿って流れる外気により冷却され、熱風中の水分が凝
縮して除湿される。
【0038】冷却除湿された乾燥空気は、循環ファン6
aにより循環ファンケーシング3から出て、循環ダクト
17とヒータダクト18へと循環送風される。ヒータダ
クト18内で、乾燥空気は、再びヒータ19で加熱され
高温の熱風になり、ドラム2へ送風される。
【0039】熱交換ファン6で除湿された除湿水は、循
環ダクト17の底に設けられた排水口21より機外に排
水される。
【0040】以上のように、衣類の乾燥は、ドラム2内
での水分蒸発と熱交換ファン6での冷却除湿の繰り返し
で行われる。
【0041】次に、本実施例のドラム回転速度制御につ
いて説明する。ドラム回転速度制御は、図3のメイン制
御回路32の指示によって行われる。図4は、図1の衣
類乾燥機のドラム回転速度制御のフローチャートを示
す。図4に示すように、ドラムモータ22とファンモー
タ13及びヒータ19に通電して乾燥運転を開始する。
続いて、ステップ101で、ドラム回転速度制御回路3
8を作動させて、ドラム2を複数種類(n種類)の回転
速度で、数秒から十数秒の極短時間ごとに変化させる回
転駆動を行う。
【0042】次に、上記の複数種類のドラム回転速度に
おけるドラム排気の温度ta,tb,tc(n個)を、温度
センサ11と温度測定回路35で測定する(102)。
その測定されたドラム排気温度データは記憶メモリ36
に記憶される。
【0043】次に、測定されたドラム排気温度ta,t
b,tc(n個)の中で最低温度になるドラム回転速度ω
xを選択して、この回転速度を、以後のドラム回転速度
に設定する(103)。
【0044】次に、ドラム2を設定した回転速度ωxで
回転させる(104)。その回転速度を継続する時間
は、T分間とする。時間のT分間が経過すれば(10
5)、再びステップ101に戻って、ドラム排気温度の
測定と、ドラム排気温度が最低温度になるドラム回転速
度の選択と設定を行う動作を繰り返す。
【0045】そして、ドラム排気温度が、予め設定した
所定の温度に達したら、乾燥を終了させ(106)、運
転を停止する。
【0046】以下、ドラム排気温度測定での複数種類の
ドラム回転速度は、説明の都合で3種類の回転速度で説
明する。
【0047】図5は、図4に対応したドラム回転速度制
御のタイムチャートを示す。図5に示すように、Tはド
ラム回転速度制御の周期であり、Sはドラム排気温度の
測定期間である。周期Tは、数分から十数分の時間に
し、温度測定期間Sは、数十秒の短時間にする。
【0048】乾燥運転を開始すると、ドラム2を複数種
類の回転速度(角速度)ωa1,ωb1,ωc1で数秒から数
十秒の短時間Sa,Sb,Scごとに順に回転させる。その
時のドラム排気温度(図4のta,tb,tc)を測定す
る。温度測定期間Sは、各時間Sa,Sb,Scの合計時間
である 続いて、測定されたドラム排気温度ta,tb,tcの中
で、最低温度になるドラム回転速度をωa1,ωb1,ωc1
の中から選択し、その回転速度をωx1に設定する。以
後、ドラム2を周期Tの期間、設定した回転速度ωx1
回転させる。そして、以上のドラム回転速度の制御を、
図5で示すように周期Tで繰り返す。
【0049】次に、ドラム2の回転速度を、ドラム排気
温度が最低温度になる場合の回転速度に設定する理由に
ついて説明する。図6は、ドラムの断面を示し、ドラム
を複数種類の回転速度で回転させた場合の、ドラム内で
の衣類の撹拌状況を示す。図6の(a)は、ドラムを低
速度ωaで回転させた場合である。また(b)は、ドラ
ムを中速度ωbで回転させた場合、(c)は、ドラムを
高速度ωcで回転させた場合である。2a,2b,2c
は、ドラムの円周面であり、14a〜14iはドラムの
円周面に設けた衣類を撹拌するためのリフタであり、3
0a,30b,30cは衣類である。
【0050】次に、ドラム内での衣類の撹拌状況と熱風
について説明する。図6で、(a)の場合は、ドラムの
回転速度が遅いために、衣類30aがドラムの下方部に
かたまり、図1のヒータ19から送風される熱風と衣類
との接触が不十分になる。さらに(a)では、ドラム内
の上部に隙間41ができるために、熱風がその隙間41
を素通りして衣類の乾燥に奇与しなくなる。
【0051】(b)の場合は、衣類30bがドラム内で
十分に広がった状態で撹拌され、ヒータ19から送風さ
れる熱風と衣類との接触が良好になる。さらに(b)で
は、ドラム内に熱風が素通りする隙間も小さくなるの
で、熱風が衣類の乾燥に十分に活用される。
【0052】(c)の場合は、ドラムの回転速度が速す
ぎるために、衣類30cがドラムの円周面に沿ってドー
ナツ状にへばりつき、ヒータ19から送風される熱風と
衣類との接触が不十分になる。さらに(c)では、ドラ
ム内の中央部に隙間42ができるために、熱風がその隙
間42を素通りして衣類の乾燥に奇与しなくなる。
【0053】次に、図6の(a),(b),(c)でのド
ラム排気温度及び乾燥性能を比較する。図7は、図6の
(a),(b),(c)でのドラム排気の状態を、湿り空
気線図に表した図である。図7に示すように、湿り空気
線図は、横軸に温度t(℃),縦軸に絶対湿度x(kg
/kg:dry air),斜め軸にエンタルピi(W
h/kg:dryair)を表している。(s)点は、
ヒータ19からドラム内へ送風される熱風の状態を示
す。
【0054】図7に示す(a),(b),(c)点と
(s)点は、ドラム面からの放熱の無い場合、等エンタ
ルピ線上にある。この湿り空気線図で乾燥性能を示す毎
分当たりの乾燥速度W(kg/min)は、W=G・Δ
xで表せる。 ここで、Gは熱風風量(kg:dry
air/min)であり、Δxは絶対湿度xの変化量で
ある。
【0055】図7の(a)の場合は、図6の(a)で述
べたように、ドラムの回転速度が遅いために、衣類30
aがドラムの下方部にかたまり、ヒータ19から送風さ
れる熱風と衣類との接触が不十分になる。さらに、ドラ
ム内の上部に隙間41ができるために、熱風がその隙間
41を素通りして衣類の乾燥に奇与しなくなる。
【0056】従って、ドラム排気温度taは(b),
(c)の場合より高く、そして乾燥速度WaはWa=G・
Δxaで表せ、絶対湿度の変化量Δxaが(b),(c)
より小さいので、乾燥速度Waも(b),(c)より小さ
い。
【0057】図7の(b)の場合は、図6の(b)で述
べたように、衣類30bがドラム内で十分に広がった状
態で撹拌され、ヒータ19から送風される熱風と衣類と
の接触が良好になる。さらに、ドラム内に熱風が素通り
する隙間も小さくなるので、熱風が衣類の乾燥に十分に
活用される。
【0058】従って、ドラム排気温度tbは(a),
(c)の場合より低く、そして乾燥速度WbはWb=G・
Δxbで表せ、絶対湿度の変化量Δxbが(a),(c)
の場合より大きいので、乾燥速度Wbも(a),(c)
の場合より大きい。
【0059】図7の(c)の場合は、図6の(c)で述
べたように、ドラムの回転速度が速すぎるために、衣類
30cがドラムの円周面に沿ってドーナツ状にへばりつ
き、ヒータ19から送風される熱風と衣類との接触が不
十分になる。さらに、ドラム内の中央部に隙間42がで
きるために、熱風がその隙間42を素通りして衣類の乾
燥に奇与しなくなる。
【0060】従って、ドラム排気温度tcは(b)の場
合より高く、そして乾燥速度WcはWc=G・Δxcで表
せ、絶対湿度の変化量Δxcが(b)の場合より小さい
ので、乾燥速度Waも(b)の場合より小さい。
【0061】以上の図7でのドラム排気温度および乾燥
速度について、以下まとめる。図7で、(a),(b),
(c)の乾燥速度を比較すると、Wb>Wc>Waとな
り、乾燥速度は(b)の場合が最も大きい。一方、図7
で、(a),(b),(c)のドラム排気温度を比較する
と、tb<tc<taとなり、ドラム排気温度は(b)の
場合が最も低くなる。
【0062】従って、本実施例では、ドラム2の回転速
度ωxを、図6の(b)のドラム排気温度が最低温度t
bになるドラム回転速度ωbに設定する。ドラム2をこの
回転速度ωbで回転すれば、図7の(b)で示したよう
に乾燥速度が最も増大して、乾燥性能が最も良くなる。
【0063】次に、本実施例のドラム回転速度制御を行
った場合の、乾燥工程全体での乾燥性能及び乾燥時間に
ついて説明する。図8は、ドラム回転速度を、図4,図
5,図6,図7で述べたように、ドラム排気温度が最低
温度になる回転速度に制御した場合の、乾燥工程全体で
のドラム排気温度を示す。
【0064】図8に示すように、(1)はドラム回転速
度制御を行った場合で、(2)は行わなかった場合であ
る。(1)では図5に示した周期のT分毎に小刻みにド
ラム回転速度制御を行う。ドラム排気温度は、(1)の
ドラム回転速度制御を行った場合がOCで、(2)の行
わなかった場合がODであり、(1)の場合が(2)よ
り低くなる。
【0065】さらに、中間時点Yでのドラム排気温度
は、(1)ではA´点であり、(2)ではB´点であ
り、(1)の温度が(2)の温度より低い。(1)の乾
燥後半では、排気温度の変化は二点鎖線のように(2)
より低い温度であるが、横軸に経過時間を示しているた
めに(1)と(2)が交差している。(1)のドラム回
転速度制御を行った場合の乾燥時間は、E´であり、
(2)の乾燥時間F´より短い。
【0066】図9は、図8と対応して、ドラム回転速度
をドラム排気温度が最低温度になる回転速度に制御した
場合の、乾燥工程全体での乾燥速度を示す。図9に示す
ように、(1)はドラム回転速度制御を行った場合で、
(2)は行わなかった場合である。ドラム回転速度制御
を行った(1)の乾燥速度の変化はOPQRになり、行
わなかった(2)の乾燥速度の変化はOLMNになる。
【0067】中間時点Yでの乾燥速度は、ドラム回転速
度制御を行った(1)ではA点で示すW1(g/mi
n)であり、行わなかった(2)ではB点で示すW
2(g/min)である。
【0068】(1)のA点で示す乾燥速度W1(g/m
in)は、図6,図7で述べたようにドラム回転速度制
御を行うと衣類の撹拌を常に最適にできることから、
(2)のB点で示すW2(g/min)より増大する。
従って、(1)のドラム回転速度制御を行った場合の乾
燥時間Eは、行わなかった(2)の乾燥時間Fより短く
なる。
【0069】なお、図9では、乾燥終了までに衣類から
蒸発する水量は、(1)も(2)も同量であるので、図
形OPQREの面積と図形OLMNFの面積は同一であ
る。
【0070】本実施例によれば、ドラム回転速度を数分
から十数分の一定期間(図5,図8の周期T)ごとに、
小刻みに変化させる制御を行う。その期間の前半に、ド
ラム2を複数種類の回転速度で数秒から数十秒の極短時
間ごとに回転させ、それらのドラム回転速度と対応した
ドラム排気温度を測定しておく。そして、それらのドラ
ム排気温度の中で温度が最低温度になるドラム回転速度
を選択して設定する。
【0071】それ以後、ドラム2を、一定期間(周期
T)内、設定したドラム回転速度で回転させる。従っ
て、衣類がドラム内で十分に広がり、かつドラム内に熱
風が素通りする隙間も小さくなる最適な状態で撹拌され
ので、ヒータから送風される熱風と衣類との接触を常に
最適にできるため、衣類からの乾燥速度を増大すること
ができ、乾燥時間を短縮することができる。
【0072】次に、本発明の他の実施例を説明する。図
10は、本発明の他の実施例に係る衣類乾燥機の縦断面
で、衣類乾燥機を右側面から見た図を示す。図10に示
すように、符号1〜30は、図1に対応しており、構成
は図1とほぼ同じである。ただし、図1の循環ファンケ
ーシング3に設けられた温度センサ11に代って、ドラ
ム2からの排気の湿度を測定するための湿度センサが循
環ファンケーシング3に設けられている。
【0073】図11は、図10の衣類乾燥機の衣類乾燥
制御回路部の構成を示す。図11に示すように、符号1
3〜40は、図3に対応している。13はファンモー
タ、19はヒータ、22はドラム回転モータ、32はメ
イン制御回路、33は電源回路、38はドラム回転速度
制御回路、39はヒータ制御回路、40はファンモータ
駆動回路である。43はドラムからの排気の湿度を測定
するための湿度センサである。44は前記湿度センサ4
3と接続し、ドラム排気の湿度を測定するための湿度測
定回路、45は湿度センサ43で測定した湿度データを
記憶しておくための記憶メモリである。
【0074】次に、本実施例のドラム回転速度制御につ
いて説明する。ドラム回転速度制御は、図11のメイン
制御回路32の指示によって行われる。図12は、図1
0の衣類乾燥機のドラム回転速度制御のフローチャート
を示す。 図12に示すように、ドラムモータ22とフ
ァンモータ13及びヒータ19に通電して乾燥運転を開
始する。続いて、ステップ201で、ドラム回転速度制
御回路38を作動させて、ドラム2を複数種類(m種
類)の回転速度で、数秒から十数秒の極短時間ごとに変
化させる回転駆動を行う。
【0075】次に、上記の複数種類のドラム回転速度に
おけるドラム排気の湿度ψa,ψb,ψc(m個)を、湿度
センサ43と湿度測定回路44で測定する(202)。
その測定されたドラム排気の湿度データは記憶メモリ4
5に記憶される。
【0076】次に、測定された湿度ψa,ψb,ψc(m
個)の中で最高湿度になるドラム回転速度Wyを選択し
て、この回転速度を、以後のドラム回転速度に設定する
(203)。
【0077】次に、ドラム2を設定した回転速度Wyで
回転させる(204)。その回転速度を継続する時間
は、T分間とする。時間のT分間が経過すれば(20
5)、再びステップ201に戻って、ドラム排気の湿度
の設定と、ドラム排気湿度が最高湿度になるドラム回転
速度の選択と設定を行う動作を繰り返す。
【0078】そして、ドラム排気湿度が、予め設定した
所定の湿度に達したら、乾燥を終了させ(206)、運
転を停止する。
【0079】図13は、図12に対応したドラム回転速
度制御のタイムチャートを示す。図13に示すように、
Tはドラム回転速度制御の周期であり、Uはドラム排気
の湿度の測定期間である。周期Tは、数分から十数分の
時間にし、湿度測定期間Uは、数十秒の短時間にする。
【0080】乾燥運転を開始すると、ドラムを複数種類
の回転速度(角速度)ωa1,ωb1,ωc1で数秒から数十
秒の短時間Ua,Ub,Ucごとに順に回転させる。その時
のドラム排気湿度(図12のψa,ψb,ψc)を測定す
る。湿度測定期間Uは、各時間Ua,Ub,Ucの合計時間
である。
【0081】続いて、測定されたドラム排気湿度ψa,ψ
b,ψcの中で、最高湿度になるドラム回転速度をωa1
ωb1,ωc1の中から選択し、その回転速度ωy1を設定す
る。以後、ドラム2を周期Tの期間、設定した回転速度
ωy1で回転させる。そして、以上のドラム回転速度の制
御を、図13で示すように周期Tで繰り返す。
【0082】次に、本実施例の乾燥性能について説明す
る。図14は、ドラム排気の湿度ψa,ψb,ψcと乾燥性
能の関係を、湿り空気線図に示した図である。
【0083】図14の(a),(b),(c)は、図6の衣類の
撹拌状況と対応している。図14に示すように、ドラム
の回転速度がωbの場合、衣類がドラム内で十分広がっ
た状態で撹拌され、熱風と衣類の接触が良好になり、ド
ラム排気の湿度ψbは最高湿度になる。一方、ドラム回
転速度が(a),(c)では、湿度ψa,ψcはψbより低くな
る。乾燥速度W=G・Δxである。
【0084】以上図14から分かるように、ドラム排気
湿度と乾燥速度との関係は、ψb>ψc>ψaならばωb
ωc>ωaになる。
【0085】従って、本実施例によれば、ドラム2の回
転速度ωyを、ドラム排気湿度が最高湿度ψbになる回転
速度ωbで回転すれば、乾燥速度Wがもっとも増大し
て、乾燥性能が最も良くなり、乾燥時間を短縮すること
ができる。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、ドラムの回転速度を、
ドラムからの排気温度が最低温度になるような回転速度
に常に変化させ、ドラム内での衣類の撹拌および衣類と
熱風との接触を常に最適にすることにより、ドラム内で
衣類から単位時間当たりの蒸発水量すなわち乾燥速度を
増大することができ、従って乾燥時間を短縮することが
できる。
【0087】また、本発明によれば、ドラムの回転速度
を、ドラムからの排気の湿度が最高湿度になるような回
転速度に常に変化させ、ドラム内での衣類の撹拌および
衣類と熱風との接触を常に最適にすることにより、乾燥
性能が向上し、従って乾燥時間を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る衣類乾燥機の縦断面図
で、衣類乾燥機を右側面から見た図である。
【図2】図1の衣類乾燥機の縦断面図で、衣類乾燥機を
正面から見た図である。
【図3】図1の衣類乾燥機の衣類乾燥制御回路部の構成
を示すブロック図である。
【図4】図1の衣類乾燥機のドラム回転速度制御のフロ
ーチャート図である。
【図5】図4に対応したドラム回転速度制御のタイムチ
ャート図である。
【図6】図1の衣類乾燥機のドラム回転速度とドラム内
での衣類の撹拌状況を示す断面図である。
【図7】図6の各ドラム回転速度でのドラム排気の状態
を湿り空気線図上に示した図である。
【図8】図1の衣類乾燥機でドラム回転速度制御を行っ
た場合の、ドラム排気温度の乾燥工程全体での変化を示
した図である。
【図9】図1の衣類乾燥機でドラム回転速度制御を行っ
た場合の、乾燥速度の乾燥工程全体での変化を示した図
である。
【図10】本発明の他の実施例に係る衣類乾燥機の縦断
面図で、衣類乾燥機を右側面から見た図である。
【図11】図10の衣類乾燥機の衣類乾燥制御回路部の
構成を示すブロック図である。
【図12】図10の衣類乾燥機のドラム回転速度制御の
フローチャート図である。
【図13】図12に対応したドラム回転速度制御のタイ
ムチャート図である。
【図14】図10の衣類乾燥機の乾燥性能特性図であ
る。
【符号の説明】
2…ドラム、6…熱交換ファン、6a…循環ファン、6
b…冷却ファン、11…温度センサ、14,14a,1
4b,14c…衣類撹拌用のリフタ、17循環ダクト、
18…ヒータダクト、19…ヒータ、20a…熱風送風
孔、22…ドラムモータ、23…ドラムプーリ、24…
ドラムベルト、30…被乾燥衣類、32…メイン制御回
路、35…温度測定回路、36…温度データ記憶メモ
リ、37…ドラムモータ駆動回路、38…ドラム回転速
度制御回路、43…湿度センサ、44…湿度測定回路、
45…湿度データ記憶メモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外枠内に被乾燥物を収納するドラムを回転
    自在に支持し、ヒータで加熱された温かい空気をファン
    で循環路を介して前記ドラムに供給し、前記被乾燥物を
    乾燥する衣類乾燥機において、 前記ドラムを回転させるドラム回転速度制御手段であっ
    て、前記ドラムを少なくとも2種類の回転速度で短時間
    毎に変化させて回転させるドラム回転速度制御手段と、
    前記ドラム後面の空気出口に設けられ、前記各回転速度
    毎に前記空気の排気温度を測定する温度センサと、前記
    測定された各排気温度の中の最低温度に対応する最低温
    度回転速度を選択し、前記最低温度回転速度で前記ドラ
    ムを回転させるように前記ドラム回転速度制御手段及び
    前記温度センサを制御する主制御手段を有することを特
    徴とする衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】外枠内に被乾燥物を収納するドラムを回転
    自在に支持し、ヒータで加熱された温かい空気をファン
    で循環路を介して前記ドラムに供給し、前記被乾燥物を
    乾燥する衣類乾燥機において、 前記ドラムを回転させるドラム回転速度制御手段であっ
    て、前記ドラムを少なくとも2種類の回転速度で短時間
    毎に変化させて回転させるドラム回転速度制御手段と、
    前記ドラム後面の空気出口に設けられ、前記各回転速度
    毎に前記空気の排気温度を測定する温度センサと、前記
    測定された各排気温度の中の最低温度に対応する最低温
    度回転速度を選択し、以後、一定時間、前記最低温度回
    転速度で前記ドラムを回転させるように前記ドラム回転
    速度制御手段及び前記温度センサを制御する主制御手段
    を有することを特徴とする衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】外枠内に被乾燥物を収納するドラムを回転
    自在に支持し、ヒータで加熱された温かい空気をファン
    で循環路を介して前記ドラムに供給し、前記被乾燥物を
    乾燥する衣類乾燥機において、 前記ドラムを回転させるドラム回転速度制御手段であっ
    て、前記ドラムを少なくとも2種類の回転速度で数秒か
    ら数十秒の短時間毎に変化させて回転させるドラム回転
    速度制御手段と、前記ドラム後面の空気出口に設けら
    れ、前記各回転速度毎に前記空気の排気温度を測定する
    温度センサと、前記測定された各排気温度の中の最低温
    度に対応する最低温度回転速度を選択し、以後、数分か
    ら十数分の一定時間、前記最低温度回転速度で前記ドラ
    ムを回転させるように前記ドラム回転速度制御手段及び
    前記温度センサを制御する主制御手段を有することを特
    徴とする衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】外枠内に被乾燥物を収納するドラムを回転
    自在に支持し、ヒータで加熱された温かい空気をファン
    で循環路を介して前記ドラムに供給し、前記被乾燥物を
    乾燥する衣類乾燥機において、 前記ドラムを回転させるドラム回転速度制御手段であっ
    て、前記ドラムを少なくとも2種類の回転速度で短時間
    毎に変化させて回転させるドラム回転速度制御手段と、
    前記ドラム後面の空気出口に設けられ、前記各回転速度
    毎に前記空気の排気湿度を測定する湿度センサと、前記
    測定された各排気湿度の中の最高湿度に対応する最高湿
    度回転速度を選択し、前記最高湿度回転速度で前記ドラ
    ムを回転させるように前記ドラム回転速度制御手段及び
    前記湿度センサを制御する主制御手段を有することを特
    徴とする衣類乾燥機。
  5. 【請求項5】外枠内に被乾燥物を収納するドラムを回転
    自在に支持し、ヒータで加熱された温かい空気をファン
    で循環路を介して前記ドラムに供給し、前記被乾燥物を
    乾燥する衣類乾燥機において、 前記ドラムを回転させるドラム回転速度制御手段であっ
    て、前記ドラムを少なくとも2種類の回転速度で短時間
    毎に変化させて回転させるドラム回転速度制御手段と、
    前記ドラム後面の空気出口に設けられ、前記各回転速度
    毎に前記空気の排気湿度を測定する湿度センサと、前記
    測定された各排気湿度の中の最高湿度に対応する最高湿
    度回転速度を選択し、以後、一定時間、前記最高湿度回
    転速度で前記ドラムを回転させるように前記ドラム回転
    速度制御手段及び前記湿度センサを制御する主制御手段
    を有することを特徴とする衣類乾燥機。
  6. 【請求項6】外枠内に被乾燥物を収納するドラムを回転
    自在に支持し、ヒータで加熱された温かい空気をファン
    で循環路を介して前記ドラムに供給し、前記被乾燥物を
    乾燥する衣類乾燥機において、 前記ドラムを回転させるドラム回転速度制御手段であっ
    て、前記ドラムを少なくとも2種類の回転速度で数秒か
    ら数十秒の短時間毎に変化させて回転させるドラム回転
    速度制御手段と、前記ドラム後面の空気出口に設けら
    れ、前記各回転速度毎に前記空気の排気湿度を測定する
    湿度センサと、前記測定された各排気湿度の中の最高湿
    度に対応する最高湿度回転速度を選択し、以後、数分か
    ら十数分の一定時間、前記最高湿度回転速度で前記ドラ
    ムを回転させるように前記ドラム回転速度制御手段及び
    前記湿度センサを制御する主制御手段を有することを特
    徴とする衣類乾燥機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7941937B2 (en) * 2002-11-26 2011-05-17 Lg Electronics Inc. Laundry dryer control method
KR101053580B1 (ko) * 2004-02-17 2011-08-03 엘지전자 주식회사 드럼세탁기의 건조운전제어방법
CN115012189A (zh) * 2022-06-07 2022-09-06 Tcl家用电器(合肥)有限公司 衣物处理设备的控制方法、衣物处理设备及存储介质

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