JPH05337292A - 乾燥機 - Google Patents

乾燥機

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JPH05337292A
JPH05337292A JP4152279A JP15227992A JPH05337292A JP H05337292 A JPH05337292 A JP H05337292A JP 4152279 A JP4152279 A JP 4152279A JP 15227992 A JP15227992 A JP 15227992A JP H05337292 A JPH05337292 A JP H05337292A
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JP
Japan
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drum
drying
temperature
rotation speed
clothes
Prior art date
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Pending
Application number
JP4152279A
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English (en)
Inventor
Ko Yagi
興 八木
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】衣類と乾燥風との熱交換効率を向上させ、乾燥
時間を短縮できる乾燥機を提供する。 【効果】温度センサ21からの出力信号に基づき、乾燥
行程が乾燥後期まで進行するまで、マイクロコンピュー
タ30が、予め定める高回転速度範囲内でドラムの回転
を変化させるべく、PWM変調回路33およびインバー
タ回路31を介してドラムモータ19をパルス制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾燥風をドラム内を通
過させることによって、ドラム内に収容している被乾燥
物を乾燥する乾燥機に関し、特にドラムの回転数の制御
に係る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、例えば実開昭57−10397号公報にて開示さ
れているように、乾燥風をドラムの前方側周面に形成さ
れた通気孔から導入し、後方側周面に形成された通気孔
から排出させることで、ドラム内の被乾燥物(以下、
「衣類」という)を乾燥する乾燥機が提案されている。
【0003】このような、乾燥機にあっては、1つのモ
ータで、ドラムおよび乾燥風を循環させる送風機を駆動
させているので、乾燥行程の進行に合わせてドラムの回
転数を変化させることができず、乾燥初期時の高回転状
態を乾燥終了まで一定に保っている。そのため、衣類が
水分を多く含んでいる乾燥初期から衣類に含浸した水分
が蒸発する時期(以下、「恒率期」という)にかけて
は、ドラム内での衣類の動きが悪いので、衣類と乾燥風
との熱交換が効率よく行われず、乾燥時間が長くなって
いた。
【0004】本発明は、上記に鑑み、乾燥初期から恒率
期にかけて、ドラムの回転数を変化させることにより、
衣類と乾燥風との熱交換効率を向上させ、乾燥時間を短
縮できる乾燥機の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による課題解決手
段は、被乾燥物を収容するドラムと、ドラムを回転駆動
させる回転駆動手段と、被乾燥物の乾燥に供される乾燥
風を生成する加熱手段と、加熱手段で生成される乾燥風
をドラム内を通過させるかたちで誘導する誘導経路と、
ドラム内を通過してきた乾燥風の温度を検知する温度検
知手段と、温度検知手段からの出力信号に基づき、ドラ
ム内を通過してきた乾燥風の温度が所定温度に到達した
否かを検出し、乾燥風の温度が所定温度まで到達してい
ないときには、乾燥行程が乾燥後期まで進行してないと
判別する判別手段と、判別手段が、乾燥行程が乾燥後期
まで進行してないと判別したとき、予め定める高回転速
度範囲内でドラムの回転を変化させる回転駆動制御手段
とを含むものである。
【0006】
【作用】上記課題解決手段において、判別手段が、温度
検知手段からの出力信号に基づき、ドラム内を通過して
きた乾燥風の温度が所定温度に到達した否かを検出し、
乾燥風の温度が前記所定温度まで到達していないときに
は、乾燥後期まで進行してないと判別する。
【0007】そうすると、回転駆動御手段が、予め定め
る高回転速度範囲内でドラムの回転を変化させる。これ
により、乾燥後期まで進行してない間においては、被乾
燥物をドラムの周面に付着させたり、ドラムの周面から
落下させ、ドラムの回転と、乾燥風の圧力とにより、被
乾燥物を前後に入れ替えることを繰り返し行うことが可
能となる。
【0008】そのため、被乾燥物と乾燥風との熱交換が
効率よく行われ、被乾燥物に含浸している水分がはやく
蒸発するようになり、乾燥後期に入るまでの時間を短く
でき、乾燥時間を短縮できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図7に
基づいて詳述する。図6は本発明の一実施例に係る乾燥
機の外観を示しており、同図(a)は正面図、同図
(b)は側面図である。本実施例の乾燥機の外観構成に
ついて、図6を参照しつつ説明する。
【0010】図6において、1は乾燥機本体であって、
乾燥機本体1は、前面に被乾燥物(以下、「衣類」とい
う)投入用の開口を有する箱形に形成されている。そし
て、乾燥機本体1の前面中央部には、図6(a)の如
く、前記開口を塞ぐ扉2が開閉可能に取り付けられ、前
面上部には、操作スイッチ群3a(図1参照)を有する
操作パネル3が配置され、前面下部には、フィルタ交換
用の孔(図示せず)を塞ぐ蓋4が着脱自在に取り付けら
れている。また、乾燥機本体1の後面下部には、図6
(b)の如く、排気パイプ5が接続されている。
【0011】図7は乾燥機の内部構造を示しており、同
図(a)は図6(a)のA−A断面図、同図(b)は同
図(a)のB−B断面図である。上記乾燥機の内部構造
について、図7を参照しつつ説明する。乾燥機本体1
は、図7(b)の如く、仕切板10によって2室に仕切
られて、前側に乾燥室11が、後側に乾燥風発生室12
がそれぞれ設けられている。
【0012】乾燥室11には、衣類Sを収容する回転ド
ラム13が回転自在に内装されており、乾燥風発生室1
2には、衣類Sの乾燥に供される乾燥風を生成する熱源
14と、外気を吸い込み熱源14で生成された乾燥風を
乾燥室11内のドラム13に向かって送風する送風機1
5とが内装されている。回転ドラム13は、前面に開口
を有しており、図7(a)の如く、当該開口の外周面
に、乾燥風を導入するための多数の導入用通気孔13a
が、図7(b)の如く、胴部周面に、導入された乾燥風
をドラム13外に排気するための排気用通気孔13bが
それぞれ設けられている。そして、ドラム13は、仕切
板10に対して回転自在に支持された回転軸17により
支持されており、回転軸17は、回転軸17の先端に嵌
合されたプーリ18、およびプーリ18に掛巻されたプ
ーリベルト(図示せず)を介してドラムモータ19(図
1参照)に連結されている。また、ドラム13の内周面
には、ドラム13の回転に伴い衣類Sを持ち上げては落
下させる複数のリフタ(図示せず)が設けられている。
【0013】熱源14は、ガスバーナ、電気ヒータ、ス
チームヒータ等が使用されており、送風機15は、ファ
ン15aおよびファン15aを回転駆動させるファンモ
ータ15bを備えている。また、図7(b)の如く、乾
燥風発生室12から乾燥室11の上部にかけては、乾燥
風生成室12で発生した乾燥風を乾燥室11の上部を通
過させて回転ドラム13の通気孔13aからドラム13
内に導入させるための通風路20が設けられている。そ
して、乾燥風発生室12側の通風路20において、乾燥
機本体1の後面下部に設けられた吸込口1aに対向する
かたちで、送風機15が配置されており、送風機15よ
りも下流側(上側)に熱源14が配置されている。
【0014】さらに、乾燥室11の下部は、回転ドラム
13の通気孔13aから排気された乾燥風を外部に排気
すべく、排気パイプ5が連通されている。排気パイプ5
内には、回転ドラム13から排気された乾燥風の温度を
検知するためのサーミスタ等の温度センサ21が配置さ
れている。そして、排気パイプ5の吸込側端部には、衣
類Sから発生するリントあるいは埃を吸着除去するフィ
ルタ22が着脱自在に装着されている。
【0015】上記構造のドラム式乾燥機においては、図
7(b)に示すように、乾燥風生成室12で生成された
乾燥風は、通風路20を通過して、回転ドラム13の前
面の通気孔13aからドラム13内に導入される。そし
て、乾燥風は、回転ドラム13内に収納されている衣類
Sの乾燥に供された後、ドラム13の胴部の通気孔13
bからドラム13外へ排出される。この回転ドラム13
外へ排出され乾燥風は、フィルタ22を通過して、排気
パイプ5から排気される。
【0016】図1は乾燥機の電気的構成を示すブロック
図である。上記乾燥機の電気的構成について、図1を参
照しつつ説明する。この乾燥機は、図1の如く、マイク
ロコンピュータ30と、ドラムモータ19をパルス駆動
させるインバータ回路31と、インバータ回路31の出
力を平滑する平滑回路32と、マイクロコンピュータ3
0からの出力信号に基づき、インバータ回路31のパル
ス信号のパルス幅を変調させるPWM(pulse width mod
ulation)変調回路33とを備えている。
【0017】マイクロコンピュータ30は、CPU、プ
ログラムROMおよびデータRAMを含んでおり、予め
図2に示す乾燥行程の進行度合いに応じた回転ドラム1
3の回転駆動パターンを記憶する機能と、温度センサ2
1からの出力信号に基づき、ドラム13内を通過してき
た乾燥風の温度が第1の所定温度T1に到達した否かを
検出し、乾燥風の温度が前記第1の所定温度T1まで到
達していないときには、乾燥行程が乾燥初期、恒率期で
あると判別し、乾燥風の温度が前記第1の所定温度T1
まで到達したときには、乾燥行程が乾燥後期に入ったと
判別する機能と、予め記憶しているドラム13の回転駆
動パターンに基づいて、乾燥行程が乾燥初期、恒率期あ
ると判別したとき、所定時間t1,t2毎に、衣類がド
ラム13の内周面に付着するような第1の回転数N1
と、この第1の回転数N1よりも低く、衣類がドラム1
3の内周面から落下するような第2の回転数N2との間
でドラム13の回転数を変化させ、乾燥行程が乾燥後期
に入ったと判別したとき、所定時間t3,t4毎に、前
記第2の回転数N2と、この第2の回転数N2よりも低
く、ドラム13内で衣類同士が絡み合わないような第3
の回転数N3との間で変化させる機能とを有している。
また、マイクロコンピュータ30は、操作スイッチ群3
aからの運転開始信号に基づき、熱源14、ファンモー
タ15bおよびドラムモータ19を起動させる機能、お
よび乾燥行程が乾燥後期に至ると、温度センサ21から
の出力信号に基づき、ドラム13内を通過してきた乾燥
風の温度が第1の所定温度T1よりも高い、第2の所定
温度T2に到達した否かを検出し、乾燥風の温度が前記
第2の所定温度T2以上となったときには、熱源14の
駆動を停止させる機能等を有している。
【0018】そして、マイクロコンピュータ30には、
操作スイッチ群3a、熱源14、ファンモータ15bお
よびPWM変調回路33を介してインバータ回路31が
それぞれ接続されている。図4は乾燥行程と、ドラム内
を通過してきた乾燥風の温度との関係を示す図である。
上記のように、回転ドラム13内を通過してきた乾燥風
の温度を検出することによって乾燥行程の進行度合いが
判別できる理由について、図4を参照しつつ説明する。
【0019】例えば120〜140℃の乾燥風が回転ド
ラム13内に導入されるとする。図4に示すように、衣
類が水分を多く含んでいる乾燥初期にあってはドラム1
3内を通過してきた乾燥風の温度が急激に上昇し、衣類
に含浸した水分が蒸発する恒率期に入ると、ドラム13
内を通過してきた乾燥風の温度は、第1の所定温度T1
(70℃)よりも若干低い温度で一定となる。そして、
衣類に含浸した水分がほぼ蒸発しきった乾燥後期に入る
と、回転ドラム13内で乾燥風と衣類との熱交換があま
り行われないので、ドラム13内を通過してきた乾燥風
の温度は、第1の所定温度T1前後で急激に上昇する。
なお、第1の所定温度T1は、送風機の能力、供給乾燥
風の大小により異なる。
【0020】したがって、ドラム13内を通過してきた
乾燥風の温度が第1の所定温度T1に到達したか否かを
検出することで、乾燥行程は乾燥後期に入ったことを判
別できるのである。ここで、上記衣類がドラム13の内
周面に付着するような第1の回転数N1、衣類がドラム
13の内周面から落下するような第2の回転数N2およ
びドラム13内で衣類同士が絡み合わないような第3の
回転数N3の設定について説明する。
【0021】各回転数N1,N2,N3は、以下の式の
基づいて設定される。
【0022】
【数1】
【0023】例えば、直径0.76mの回転ドラム13
を使用した場合を考える。上記第1の回転数N1につい
ては、衣類がドラム13の内周面に付着するような衣類
の相対的負荷Gを1とすると、上記(2)式より、第1
の回転数N1は約48回転/分と算出される。そして、
上記第2の回転数N2については、衣類がドラム13の
内周面から落下するような衣類の相対的負荷Gを0.8
とすると、上記(2)式より、第2の回転数N2は約4
3回転/分と算出される。また、上記第3の回転数N3
については、ドラム13内で衣類同士が絡み合わないよ
うな衣類の相対的負荷Gを0.2とすると、上記(2)
式より、第3の回転数N3は約21回転/分と算出され
る。
【0024】図3は乾燥行程のタイミングチャートであ
って、同図(a)は乾燥風温度の変化、同図(b)はイ
ンバータ回路のパルス出力、同図(c)はドラム回転
数、同図(d)は熱源のON/OFF、同図(e)は送
風機のON/OFFをそれぞれ示している。上記乾燥機
の乾燥行程の内容について、図3を参照しつつ説明す
る。
【0025】まず、マイクロコンピュータ30に、操作
スイッチ群3aから運転開始信号が入力されると、これ
に伴って、図3のように、熱源14、送風機15がON
されるとともに、回転ドラム13が回転駆動される。そ
して、乾燥行程が乾燥初期、恒率期にあっては、図3
(c)のように、ドラム13を第1の回転数N1で回転
させ、衣類をドラム13の内周面に付着させて、乾燥風
をドラム13内に供給しながら、衣類の水分を蒸発させ
る(図5(a)参照)。
【0026】そして、所定時間t1(例えば、数10
秒)が経過すると、マイクロコンピュータ30は、PW
M変調回路33にドラム13を第2の回転数N2で回転
させるべく、パルス幅変調信号をインバータ回路31に
出力させる。これに基づき、インバータ回路31は、図
3(b)のように、ドラム13を第2の回転数N2で回
転させるべく、ドラム13を第1の回転数N1で回転さ
せたときよりも、パルス幅の狭いパルスをドラムモータ
19に対して出力する。そうすると、図3(c)のよう
に、ドラム13が第2の回転数N2で回転し、ドラム1
3の内周面に付着していた衣類がドラム13の内周面か
ら落下し、ドラム13の回転と乾燥風の圧力とにより衣
類が前後に入れ替わる(図5(b)参照)。
【0027】そして、所定時間t2(例えば、数秒)が
経過すると、マイクロコンピュータ30は、PWM変調
回路33に再びドラム13を第1の回転数N1で回転さ
せるべく、パルス幅変調信号をインバータ回路31に出
力させる。これに基づき、インバータ回路31は、図3
(b)のように、ドラム13を第1の回転数N1で回転
させるべく、ドラム13を第2の回転数N2で回転させ
たときよりも、パルス幅の広いパルスをドラムモータ1
9に対して出力する。そうすると、図3(c)のよう
に、ドラム13が所定時間t1だけ第1の回転数N1で
回転する。このようなドラム回転数の切り換えを繰り返
しを乾燥後期に入るまで行い、衣類を乾燥させる。
【0028】マイクロコンピュータ30は、温度センサ
21からの出力信号に基づき、図3(a)のように、回
転ドラム13内を通過してきた乾燥風の温度が第1の所
定温度T1(70℃)に到達したことを検出すると、乾
燥行程が乾燥後期に入ったと判別する。そして、マイク
ロコンピュータ30は、PWM変調回路33にドラム1
3を第2の回転数N2で回転させるべく、パルス幅変調
信号をインバータ回路31に出力させる。これに基づ
き、インバータ回路31は、図3(b)のように、ドラ
ム13を第2の回転数N2で回転させるべく、所定のパ
ルス幅でパルスを出力し、図3(c)のように、ドラム
13が第2の回転数N2で回転する。
【0029】そして、所定時間t3(例えば、数10
秒)が経過すると、マイクロコンピュータ30は、PW
M変調回路33にドラム13を第3の回転数N3で回転
させるべく、パルス幅変調信号をインバータ回路31に
出力させる。これに基づき、インバータ回路31は、図
3(b)のように、ドラム13を第3の回転数N3で回
転させるべく、ドラム13を第2の回転数N2で回転さ
せたときよりも、パルス幅の狭いパルスを出力する。そ
うすると、図3(c)のように、ドラム13が第3の回
転数N3で回転し、衣類が、ドラム13の回転と、乾燥
風の圧力とにより、ドラム13内で衣類同士が絡み合う
ことなく、前後に入れ替わる(図5(c)参照)。
【0030】そして、所定時間t4(例えば、数秒)経
過すると、マイクロコンピュータ30は、PWM変調回
路33に再びドラム13を第2の回転数N2で回転させ
るべく、パルス幅変調信号をインバータ回路31に出力
させる。これに基づき、インバータ回路31は、図3
(b)のように、ドラム13を第2の回転数N2で回転
させるべく、ドラム13を第2の回転数N2で回転させ
たときよりも、パルス幅の広いパルスを出力する。そう
すると、図3(c)のように、ドラム13が所定時間t
3だけ第2の回転数N2で回転する。このようなドラム
回転数の切り換えを繰り返しを乾燥終了まで行う。
【0031】この際、マイクロコンピュータ30は、温
度センサ21からの出力信号に基づき、図3(a)のよ
うに、回転ドラム13内を通過してきた乾燥風の温度が
第2の所定温度T2(80℃)を越えたことを検出する
と、熱源14をOFFする。そして、ドラム13内を通
過してきた乾燥風の温度が第2の所定温度T2(80
℃)を下回ったことを検出すると、再び熱源14をOF
Fする。すなわち、乾燥後期にあっては、ドラム13内
を通過してきた乾燥風の温度が第2の所定温度T2を越
えるか否かで、熱源14をON/OFF制御すること
で、乾燥後期における乾燥風の急激な温度上昇を防止
し、安全性を確保している。
【0032】このように、温度センサ21からの出力信
号に基づき、ドラム13内を通過してきた乾燥風の温度
が第1の所定温度T1に到達した否かを検出し、乾燥風
の温度が前記第1の所定温度T1まで到達していないと
きには、乾燥行程が乾燥初期、恒率期であると判別し、
所定時間t1,t2毎に、衣類がドラム13の内周面に
付着するような第1の回転数N1と、この第1の回転数
N1よりも低く、衣類がドラム13の内周面から落下す
るような第2の回転数N2との間でドラム13の回転数
を変化させるので、衣類をドラム13の内周面に付着さ
せたり、ドラム13の内周面から落下させ、ドラム13
の回転と、乾燥風の圧力とにより、衣類を前後に入れ替
えることを繰り返し行うことが可能となる。そのため、
衣類と乾燥風との熱交換が効率よく行われ、衣類に含浸
している水分がはやく蒸発するようになる。よって乾燥
初期、恒率期の時間が短くなり、乾燥時間を短縮でき
る。
【0033】また、乾燥風の温度が前記第1の所定温度
T1まで到達したときには、乾燥行程が乾燥後期に入っ
たと判別し、所定時間t3,t4毎に、前記第2の回転
数N2と、この第2の回転数N2よりも低く、ドラム1
3内で衣類同士が絡み合わないような第3の回転数N3
との間で変化させるので、ドラム13の回転と、乾燥風
の圧力とにより、ドラム13内で衣類同士を絡み合せる
ことなく、衣類を前後に入れ替えることを繰り返し行う
ことが可能となる。そのため、しわの発生を防止しなが
ら、むら乾きがないように、衣類を乾燥させることがで
きる。
【0034】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の範囲内で多くの修正および変更を
加え得ることは勿論である。例えば、上記実施例におい
ては、乾燥風をドラムの前面から取り込み、ドラムの胴
部周面から排気する構成について記載したが、本発明
を、乾燥風をドラムの胴部前方周面から取り込み、胴部
後方周面から排気する構成に適用してもよい。
【0035】また、ドラムモータの制御については、P
WMインバータ制御に限らず、例えばドラム回転数を検
知するセンサ、ドラム回転時間を計時するタイマ等を設
けてPWM制御するように構成してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかな通り、本発明に
よると、乾燥行程が乾燥後期にはいるまで、ドラムの回
転と、乾燥風の圧力とにより、衣類を前後に入れ替える
ことを繰り返し行うことが可能となるため、衣類と乾燥
風との熱交換が効率よく行われ、衣類に含浸している水
分がはやく蒸発するようになる。
【0037】よって、乾燥後期に入るまでの時間が短く
なり、乾燥時間を短縮できるといった優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る乾燥機の電気的構成を
示すブロック図である。
【図2】乾燥行程の進行度合いに応じたラムの回転駆動
パターンを示す図である。
【図3】乾燥行程のタイミングチャートである。
【図4】乾燥行程と、ドラム内を通過してきた乾燥風の
温度との関係を示す図である。
【図5】乾燥行程におけるドラム内の衣類の動きを示す
図であって、同図(a)(b)は乾燥初期、恒率期のド
ラム内の衣類の動き、同図(c)は乾燥後期のドラム内
の衣類の動きをそれぞれ示している。
【図6】乾燥機の外観を示す図である。
【図7】乾燥機の内部構造を示す図である。
【符号の説明】 13 回転ドラム 13a,13b 通気孔 14 熱源 15 送風機 19 ドラムモータ 20 通風路 21 温度センサ 30 マイクロコンピュータ 31 インバータ回路 32 PWM変調回路 S 衣類

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被乾燥物を収容するドラムと、 ドラムを回転駆動させる回転駆動手段と、 被乾燥物の乾燥に供される乾燥風を生成する加熱手段
    と、 加熱手段で生成される乾燥風をドラム内を通過させるか
    たちで誘導する誘導経路と、 ドラム内を通過してきた乾燥風の温度を検知する温度検
    知手段と、 温度検知手段からの出力信号に基づき、ドラム内を通過
    してきた乾燥風の温度が所定温度に到達した否かを検出
    し、乾燥風の温度が所定温度まで到達していないときに
    は、乾燥行程が乾燥後期まで進行してないと判別する判
    別手段と、 判別手段が、乾燥行程が乾燥後期まで進行してないと判
    別したとき、予め定める高回転速度範囲内でドラムの回
    転を変化させる回転駆動制御手段とを含むことを特徴と
    する乾燥機。
JP4152279A 1992-06-11 1992-06-11 乾燥機 Pending JPH05337292A (ja)

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JP4152279A JPH05337292A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (6)

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