JPH10201991A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH10201991A
JPH10201991A JP9008260A JP826097A JPH10201991A JP H10201991 A JPH10201991 A JP H10201991A JP 9008260 A JP9008260 A JP 9008260A JP 826097 A JP826097 A JP 826097A JP H10201991 A JPH10201991 A JP H10201991A
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drum
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Akira Shoji
彰 荘司
Hisashi Hagiwara
久 萩原
Sadayuki Tamae
貞之 玉江
武人 ▲高▼橋
Taketo Takahashi
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平軸を中心に回転自在に配設したドラム内
で洗濯物の洗濯、すすぎ、脱水を行う洗濯機において、
最初に給水する水の量を多くして、洗濯物に浸み込み可
能な水の量を多くし、補給水の繰り返し回数を少なく
し、給水時間を短縮して洗濯時間を短縮する。 【解決手段】 洗濯機本体9内に弾性的に支持した水受
け槽3内にドラム1を回転自在に配設し、水位検知手段
により水受け槽3内の水位を検知する。第1の給水弁1
5、モータ18、第2のモータ19などの動作を制御手
段により制御し、制御手段は、ドラム1を第1のモータ
18により回転させながら給水弁15により給水して第
1の設定水位になると給水を停止し、第1の設定水位よ
り低い第2の設定水位になると給水を再開する動作を繰
り返し、第1の所定時間経過後、第1または第2の設定
水位の少なくともいずれか一方を変えるようにしたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水平軸を中心に回
転自在に配設したドラム内で洗濯物の洗濯、すすぎ、脱
水を行う洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機は図6に示すよう
に構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】図に示すように、ドラム1は、外周部に多
数の通水孔2を全面に設け、水受け槽3内に回転自在に
配設している。ドラム1の回転中心に水平軸4の一端を
固定し、水平軸4の他端にドラムプーリー5を固定して
いる。モータ6は、ベルト7によりドラムプーリー5と
連結し、ドラム1を回転駆動する。ドラム1の開口部に
蓋8を開閉自在に設けている。
【0004】水受け槽3は、洗濯機本体9よりばね体1
0で吊り下げ、防振ダンパー11により脱水時の振動が
洗濯機本体9に伝達されないように防振支持するととも
に、脱水時の振動を低減する重り12を設けている。ヒ
ータ13は、水受け槽3内の洗濯水を加熱するものであ
る。制御装置14は、モータ6、ヒータ13などの動作
を制御し、洗濯、すすぎ、脱水などの一連の行程を逐次
制御する。給水弁15は水受け槽3内の給水するもので
あり、排水ポンプ16は水受け槽3にホース17で連結
し、水受け槽3内の洗濯水を排水するものである。
【0005】上記構成において動作を説明すると、蓋8
を開いてドラム1内に洗濯物を投入し、運転を開始する
と、ドラム1をモータ6によって低速で回転すると、ド
ラム1内の洗濯物は持ち上げられて落下され、この動作
を続けながら給水弁15より給水する。所定の水量が給
水されると、給水を停止して洗濯を続行し、ドラム1内
の洗濯物は持ち上げられて水面上に落下される。こうし
て洗濯行程が進行する。
【0006】すすぎ行程においても洗濯行程と同様の動
作を行う。脱水行程では、ドラム1は高速で回転駆動さ
れ、洗濯物は遠心脱水される。このとき、ドラム1内の
洗濯物の片寄り、すなわちアンバランスが生じると、ド
ラム1および水受け槽3は振動するが、防振ダンパー1
1により振動を減衰して洗濯機本体9に伝達されること
はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、給水行程で、ドラム1をモータ6によって低速で
回転しながら給水弁15より給水し、水受け槽3の水位
を検知する水位検知手段(図示せず)の設定水位になる
と給水を停止し、ドラム1の回転によってドラム1内の
洗濯物に給水した水が徐々に浸み込むと水受け槽3の水
位が低下し、水位検知手段のリセット水位になると、補
給水する動作を繰り返し、洗濯物に浸み込む水の量が徐
々に少なくなり、水受け槽3の水位が水位検知手段のリ
セット水位まで下がらなくなると給水を終了するように
していた。
【0008】最初に水位検知手段の設定水位になり給水
を停止したときは、洗濯物は殆ど水を浸み込んでおら
ず、ドラム1の回転によってドラム1内の洗濯物に給水
した水が徐々に浸み込むが、水位検知手段の設定水位は
最初から給水終了まで同じであるため、最初に給水され
る水の量が少なく、水受け槽3の水位が水位検知手段の
リセット水位まで低下したとき、洗濯物に浸み込んだ水
の量が少なく、補給水の繰り返し回数が多くなって、給
水時間が長くなり、その結果、洗濯終了まで長時間がか
かるという問題を有していた。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、最初に給水する水の量を多くして、洗濯物に浸み込
み可能な水の量を多くし、補給水の繰り返し回数を少な
くし、給水時間を短縮して洗濯時間を短縮することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、洗濯機本体内に弾性的に支持した水受け槽
内にドラムを回転自在に配設し、水位検知手段により水
受け槽内の水位を検知する。モータ、給水手段などの動
作を制御手段により制御し、制御手段は、ドラムをモー
タにより回転させながら給水手段により給水して第1の
設定水位になると給水を停止し、第1の設定水位より低
い第2の設定水位になると給水を再開する動作を繰り返
し、第1の所定時間経過後、第1または第2の設定水位
の少なくともいずれか一方を変えるようにしたものであ
る。
【0011】これにより、最初に給水する水の量を多く
することができて、洗濯物に浸み込み可能な水の量を多
くし、補給水の繰り返し回数を少なくでき、給水時間を
短縮して洗濯時間を短縮することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、洗濯機本体内に弾性的に支持した水受け槽と、前記
水受け槽に内包し回転自在に配設したドラムと、前記ド
ラムを駆動するモータと、前記ドラム内に給水する給水
手段と、前記水受け槽内の水位を検知する水位検知手段
と、前記モータ、給水手段などの動作を制御する制御手
段とを備え、前記制御手段は、前記ドラムを回転させな
がら前記給水手段により給水して第1の設定水位になる
と給水を停止し、第1の設定水位より低い第2の設定水
位になると給水を再開する動作を繰り返し、第1の所定
時間経過後、第1または第2の設定水位の少なくともい
ずれか一方を変えるようにしたものであり、第1の設定
水位まで給水された水はドラムの回転によってドラム内
の洗濯物に徐々に浸み込み、水受け槽内の水位が第2の
設定水位になると給水を再開することで補給水し、洗濯
物に徐々に水が浸み込まれる。第1の所定時間経過する
と、洗濯物は水を浸み込んでいるため、第1または第2
の設定水位の少なくともいずれか一方を変えることによ
り、補給水される水の量を少なくすることで、最初に給
水する水の量を多く、かつ補給水の繰り返し回数を少な
くでき、給水時間を短縮して洗濯時間を短縮することが
できる。
【0013】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、制御手段は、水受け槽内の水位が
第1の設定水位になり給水を停止した後、第2の設定水
位まで低下しなくなったとき、給水を終了するようにし
たものであり、洗濯物に十分水が浸み込むと、第1の設
定水位になり給水を停止した後、水受け槽の水位の変化
が殆どなくなるため、第2の設定水位まで低下しなくな
ったとき、洗濯物に十分水が浸み込んだと判断し、給水
を終了することにより、洗濯物の量に応じた水量で洗濯
することができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、水受け槽内の水位が第2
の設定水位まで低下しなくなったときの直前の第1の設
定水位をドラム内の洗濯物の量に応じた所定の水位とな
るようにしたものであり、第2の設定水位まで低下しな
くなったとき、洗濯物に十分水が浸み込んだと判断する
ことができ、第1の所定時間ごとに変化させた第1の設
定水位の内、第2の設定水位まで低下しなくなったとき
の直前の第1の設定水位をドラム内の洗濯物の量に応じ
た所定の水位とすることができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、給水手段により給水する最初の第
1の設定水位は、ドラム内の洗濯物の量に応じた所定の
水位より高くしたものであり、最初の第1の設定水位を
洗濯物の量に応じた所定の水位より高くすることによ
り、最初に給水する水の量を多くすることができて、洗
濯物に浸み込み可能な水の量を多くすることができ、補
給水の繰り返し回数を少なくでき、給水時間を短縮して
洗濯時間を短縮することができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、制御手段は、給水手段に
より給水を開始したとき、水位検知手段の出力に関係な
く第2の所定時間給水するようにしたものであり、給水
手段により給水している間は、ドラムは回転しているた
め、ドラムの回転による洗濯物の動きにより水位検知手
段で検知する水位が変動するため、第2の設定水位を検
知して給水を開始したとき、第2の所定時間給水するこ
とで、ドラムの回転による水位変動で第1の設定水位に
なり給水が停止し、給水できなくなるのを防止すること
ができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、制御手段は、ドラムをオ
ン、オフしながら反転駆動し、前記ドラムのオフ時およ
び起動時には水位検知手段の出力を受け付けないように
したものであり、水位検知手段で検知する水位はドラム
の回転による洗濯物の動きなどによる影響を受けて変動
し、かつオフ時間はオン時間より短いため、ドラムのオ
フ時の水位を無視し、ドラムの起動時はドラムと水受け
槽の間の水が動き始めることにより、水位検知手段で検
知する水位に影響するため、起動時の水位を無視するこ
とで、安定した水位によって制御することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0019】(実施例1)図1および図2に示すよう
に、第1のモータ(モータ)18は、ドラム1を第1の
回転数N1(たとえば、53rpm)で回転させて、洗
濯またはすすぎをするものであり、第2のモータ(モー
タ)19は、ドラム1を第2の回転数N2(たとえば、
1000rpm)で回転させて脱水する。これら第1の
モータ18および第2のモータ19は、インダクション
モータで構成し、それぞれベルト20、21を介して従
動プーリー22に連結している。
【0020】従動プーリー22は、2種の減速比を有し
ており、第1のモータ18をベルト20を介して減速比
が大きい従動プーリー22aと連結し、第2のモータ1
9をベルト21を介して減速比が小さい従動プーリー2
2bと連結し、ドラム1の回転中心に一端を固定した水
平軸4の他端に固定している。
【0021】水位検知手段23は、水受け槽3に連結
し、水受け槽3内の水位に応じた圧力で動作するダイヤ
フラムに磁性体(いずれも図示せず)を固着しておき、
この磁性体をコイル(図示せず)の中心に移動自在に装
着し、このコイルを用いて発振回路を形成し、水受け槽
3内の水位に応じた圧力によるダイヤフラムの動きによ
り磁性体とコイルとの位置関係を変化させて、コイルの
インダクタンスを変化させ、発振回路の発振周波数の変
化を検知することで、水受け槽3内の水位を検知するよ
うに構成している。
【0022】給水弁(給水手段)15は給水ホース24
を接続して水受け槽3に給水し、排水ポンプ16は排水
ホース25を通して排水するようにしている。
【0023】制御装置26は、第1のモータ18、第2
のモータ19などを制御するもので、図3に示すように
構成している。制御手段27は、マイクロコンピュータ
で構成し、双方向性サイリスタなどで構成したパワース
イッチング手段28を介して、ヒータ13、給水弁1
5、排水ポンプ16、第1のモータ18、第2のモータ
19などを制御し、洗濯、すすぎ、脱水の一連の行程を
逐次制御する。ヒータ13は、水受け槽3内の洗濯水を
加熱するものである。
【0024】入力設定手段29は、使用者が必要な設定
コース、動作のスタートなどを入力するもので、制御手
段27に入力している。表示手段30は、入力設定手段
29による設定内容、動作状態などを表示する。水温検
知手段31は、水受け槽3内の水温を検知して制御手段
27に入力している。回転数検知手段32は、第1のモ
ータ18の回転数を検知することでドラム1の回転数を
検知し、制御手段27に入力している。記憶手段33
は、一連の制御に必要なデータなどを記憶している。な
お、34は商用電源、35は電源スイッチである。
【0025】制御手段27は、ドラム1を回転させなが
ら、図4に示すように、給水弁15により給水して第1
の設定水位P11(たとえば、水柱170mm)になると給
水を停止し、第1の設定水位P11より低い第2の設定水
位P12(たとえば、水柱150mm)になると給水を再開
する動作を繰り返し、時間T1(たとえば、4分(第1
の所定時間))経過後、第1の設定水位P11をP21(た
とえば、水柱160mm)に変え、さらに、時間T2(た
とえば、6分(第1の所定時間))経過後、第1の設定
水位P21をP31(たとえば、水柱150mm)に変え、第
2の設定水位P12をP22(たとえば、水柱140mm)に
変えるようにしている。
【0026】また、図4に示すように、時刻t4で水受
け槽3の水位が第1の設定水位P31になり給水を停止し
た後、第2の設定水位P22まで低下しなくなったとき、
給水を終了するようにし、このときの第1の設定水位P
31をドラム1内の洗濯物の量に応じた所定の水位となる
ようにしている。したがって、給水弁15より給水する
最初の第1の設定水位P11は、ドラム1内の洗濯物の量
に応じた所定の水位P31より高くしている。
【0027】上記構成において動作を説明すると、蓋8
を開いてドラム1内に洗濯物を投入し、電源スイッチ3
5をオンした後、入力設定手段29のスタートスイッチ
(図示せず)を操作して運転を開始すると、第1のモー
タ18を駆動すると同時に給水弁15が動作して給水
し、水位検知手段23により第1の設定水位P11を検知
すると給水を停止する。洗濯行程では、洗濯物に水が浸
み込むため補給水しながら、ドラム1は第1のモータ1
8によって第1の回転数N1で回転駆動され、ドラム1
内の洗濯物は持ち上げられて水面上に落下され、洗濯さ
れる。
【0028】このとき、ヒータ13に通電して水受け槽
3内の洗濯水を加熱し、水温検知手段31により水受け
槽3内の水温を検知して、洗濯水の温度をほぼ一定の温
度に制御する。洗濯行程が終了すると、排水ポンプ16
が動作して水受け槽3内の洗濯水を排水する。その後、
すすぎ行程を経由して脱水行程では、ドラム1は第2の
モータ19により第2の回転数N2で回転駆動され、洗
濯物は遠心脱水される。
【0029】つぎに、図4および図5を参照しながら補
給水の動作を説明する。図5のステップ40で動作を開
始し、ステップ41で制御手段27に内蔵したタイマー
をスタートさせるとともに、ステップ42で第1の設定
水位をP11に設定し、第2の設定水位をP12に設定し、
ステップ43で第1のモータ18を設定回転数N1(た
とえば、53rpm)で所定時間ごとに反転させながら
オン、オフ(たとえば、20秒オン、3秒オフ)する。
同時に、ステップ44で給水弁15をオンして給水を開
始する。
【0030】ステップ45で水受け槽3の水位が第1の
設定水位P11になると、ステップ46で給水弁15をオ
フして給水を停止する。この状態では、ドラム1内の洗
濯物は水を浸み込んでおらず、ドラム1を回転させなが
ら時間が経過すると、洗濯物に水が徐々に浸み込み、水
受け槽3内の水位は低下する。そして、時刻t1になる
前に、ステップ48で第2の設定水位P12まで低下する
と、ステップ44に戻り、給水弁15をオンする。この
動作をステップ47で時刻t1になるまで繰り返し、洗濯
物に水を徐々に浸み込ませる。
【0031】ステップ47で時刻t1になるとステップ
49へ進み、水受け槽3内の水位が第2の設定水位P12
以下であれば、ステップ50で第1の設定水位をP21に
変える。ドラム1内の洗濯物の量が少ないときは、時刻
t1までの間にドラム1の回転させながら給水を繰り返す
ことで、洗濯物の水が浸み込む。このときは、ステップ
49で水受け槽3内の水位が第2の設定水位P12以下に
ならないため、ステップ51へ進みタイマーをリセット
し、ステップ52で給水行程を終了する。
【0032】ステップ50で第1の設定水位をP21に変
えると、ステップ53で給水弁15をオンして給水を再
開し、ステップ54で水受け槽3の水位が第1の設定水
位P21になると、ステップ55で給水弁15をオフして
給水を停止し、時刻t2になる前に、ステップ57で第
2の設定水位P12まで低下すると、ステップ53に戻
り、給水弁15をオンする。この動作をステップ56で
時刻t2になるまで繰り返し、洗濯物に水が徐々に浸み込
ませる。
【0033】このとき、ドラム1内の洗濯物には水が浸
み込んでいるため、第1の設定水位P21と第2の設定水
位P12との差を小さくすることにより、1回の給水時間
を短く、給水量が少なくするようにしている。
【0034】ステップ56で時刻t2になるとステップ
58へ進み、水受け槽3内の水位が第2の設定水位P12
以下であれば、ステップ59で第1の設定水位をP31に
変え、第2の設定水位をP22に変える。ステップ58で
水受け槽3内の水位が第2の設定水位P12以下でならな
ければ、洗濯物に水が十分浸み込んでいると判断し、ス
テップ60でタイマーをリセットし、ステップ61で給
水行程を終了する。
【0035】ステップ59で第1の設定水位をP21に変
え、第2の設定水位をP22に変えると、ステップ62で
給水弁15をオンして給水を再開し、ステップ63で水
受け槽3の水位が第1の設定水位P31になると、ステッ
プ64で給水弁15をオフして給水を停止し、時刻t3
になる前に、ステップ66で第2の設定水位P22まで低
下すると、ステップ62に戻り、給水弁15をオンす
る。この動作をステップ65で時刻t3になるまで繰り返
し、洗濯物に水が徐々に浸み込ませる。
【0036】ステップ66で水受け槽3内の水位が第2
の設定水位P22以下でならなければ、洗濯物に水が十分
浸み込んでいると判断し、ステップ65で時刻t3にな
るのを待ってステップ67でタイマーをリセットし、ス
テップ63で給水行程を終了する。
【0037】ここで、第1の設定水位P31をドラム1内
の洗濯物の量に応じた所定の水位となるようにすること
により、第2の設定水位P22まで低下しなくなったと
き、洗濯物に十分水が浸み込まれたと判断することがで
きる。
【0038】このように本実施例によれば、ドラム1を
回転させながら給水弁15により給水して第1の設定水
位P11になると給水を停止し、第2の設定水位P12にな
ると給水を再開する動作を繰り返し、所定時間T1経過
後、第1の設定水位P11をP21に変え、所定時間T2経
過後、第1の設定水位P21をP31に変え、第2の設定水
位P12をP22に変えることにより、第1の設定水位P1
1、P21、P31まで給水された水はドラム1の回転によ
ってドラム1内の洗濯物に徐々に浸み込み、水受け槽3
内の水位が第2の設定水位P12、P22になると給水を再
開することで補給水し、洗濯物に徐々に水が浸み込ます
ことができ、さらに、最初に給水する水の量を多く、か
つ補給水の繰り返し回数を少なくでき、給水時間を短縮
して洗濯時間を短縮することができる。
【0039】また、洗濯物に十分水が浸み込まれると、
第1の設定水位P11、P21、P31になり給水を停止した
後、水受け槽3の水位の変化が殆どなくなるため、第2
の設定水位P12、P22まで低下しなくなったとき、洗濯
物に十分水が浸み込まれたと判断し、給水を終了するこ
とにより、洗濯物の量に応じた水量で洗濯することがで
きる。
【0040】(実施例2)図3における制御手段27
は、図4に示すように、給水弁15により給水を開始し
たとき、水位検知手段23の出力に関係なく第2の所定
時間T(たとえば、8秒)給水するようにしている。他
の構成は上記実施例1と同じである。
【0041】上記構成において動作を説明すると、給水
弁15により給水している間は、ドラム1は回転してい
るため、ドラム1の回転による洗濯物の動きにより、水
位検知手段23で検知する水位が変動する。第2の設定
水位P12、P22を検知して給水を開始したとき、水位検
知手段23により第1の設定水位P11、P21、P31を検
知しても、第2の所定時間Tの間は給水することで、ド
ラム1の回転による水位変動で第1の設定水位P11、P
21、P31になり給水が停止し、給水できなくなるのを防
止することができ、1回の給水で少なくとも所定量を給
水することができ、給水時間を短縮することができる。
【0042】(実施例3)図3における制御手段27
は、ドラム1をオン、オフしながら反転駆動し、ドラム
1のオフ時および起動時(たとえば、3秒間)には水位
検知手段23の出力を受け付けないようにしている。他
の構成は上記実施例1と同じである。
【0043】上記構成において動作を説明すると、水位
検知手段23で検知する水位は、ドラム1の回転による
洗濯物の動きなどによる影響を受けて変動し、かつオフ
時間(3秒)はオン時間(20秒)より短いため、ドラ
ム1のオフ時の水位を無視し、ドラム1の起動時はドラ
ム1と水受け槽3の間の水が動き始めることにより、水
位検知手段23で検知する水位に影響するため、起動時
の水位を無視することで、安定した水位によって制御す
ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、洗濯機本体内に弾性的に支持した水受け
槽と、前記水受け槽に内包し回転自在に配設したドラム
と、前記ドラムを駆動するモータと、前記ドラム内に給
水する給水手段と、前記水受け槽内の水位を検知する水
位検知手段と、前記モータ、給水手段などの動作を制御
する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記ドラムを
回転させながら前記給水手段により給水して第1の設定
水位になると給水を停止し、第1の設定水位より低い第
2の設定水位になると給水を再開する動作を繰り返し、
第1の所定時間経過後、第1または第2の設定水位の少
なくともいずれか一方を変えるようにしたから、ドラム
内に給水された水はドラムの回転によってドラム内の洗
濯物に徐々に浸み込み、水受け槽内の水位が第2の設定
水位になると給水を再開することで補給水し、洗濯物に
徐々に水が浸み込まれる。第1の所定時間経過すると、
洗濯物は水を浸み込んでいるため、第1または第2の設
定水位の少なくともいずれか一方を変えることにより、
補給水される水の量を少なくすることで、最初に給水す
る水の量を多く、かつ補給水の繰り返し回数を少なくで
き、給水時間を短縮して洗濯時間を短縮することができ
る。
【0045】また、請求項2に記載の発明によれば、制
御手段は、水受け槽内の水位が第1の設定水位になり給
水を停止した後、第2の設定水位まで低下しなくなった
とき、給水を終了するようにしたから、洗濯物に十分水
が浸み込むと、水受け槽の水位の変化が殆どなくなるた
め、第2の設定水位まで低下しなくなったとき、洗濯物
に十分水が浸み込んだと判断し、給水を終了することに
より、洗濯物の量に応じた水量で洗濯することができ
る。
【0046】また、請求項3に記載の発明によれば、水
受け槽内の水位が第2の設定水位まで低下しなくなった
ときの直前の第1の設定水位をドラム内の洗濯物の量に
応じた所定の水位となるようにしたから、第2の設定水
位まで低下しなくなったとき、洗濯物に十分水が浸み込
んだと判断することができ、第1の所定時間ごとに変化
させた第1の設定水位の内、第2の設定水位まで低下し
なくなったときの直前の第1の設定水位をドラム内の洗
濯物の量に応じた所定の水位とすることができる。
【0047】また、請求項4に記載の発明によれば、給
水手段により給水する最初の第1の設定水位は、ドラム
内の洗濯物の量に応じた所定の水位より高くしたから、
最初に給水する水の量を多くすることができて、洗濯物
に浸み込み可能な水の量を多くすることができ、補給水
の繰り返し回数を少なくでき、給水時間を短縮して洗濯
時間を短縮することができる。
【0048】また、請求項5に記載の発明によれば、制
御手段は、給水手段により給水を開始したとき、水位検
知手段の出力に関係なく第2の所定時間給水するように
したから、給水手段により給水している間は、ドラムの
回転による洗濯物の動きにより水位検知手段で検知する
水位が変動するため、給水を開始したとき第2の所定時
間給水することで、ドラムの回転による水位変動で給水
が停止し、給水できなくなるのを防止することができ
る。
【0049】また、請求項6に記載の発明によれば、制
御手段は、ドラムをオン、オフしながら反転駆動し、前
記ドラムのオフ時および起動時には水位検知手段の出力
を受け付けないようにしたから、ドラムの回転による洗
濯物の動きなどによる影響を受けることなく、安定した
水位によって制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の断面図
【図2】同洗濯機の一部切欠した斜視図
【図3】同洗濯機のブロック回路図
【図4】同洗濯機の要部動作タイムチャート
【図5】同洗濯機の要部動作フローチャート
【図6】従来の脱水兼用洗濯機の断面図
【符号の説明】
1 ドラム 3 水受け槽 9 洗濯機本体 15 給水弁(給水手段) 18 第1のモータ(モータ) 19 第2のモータ(モータ) 23 水位検知手段 27 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼橋 武人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗濯機本体内に弾性的に支持した水受け
    槽と、前記水受け槽に内包し回転自在に配設したドラム
    と、前記ドラムを駆動するモータと、前記ドラム内に給
    水する給水手段と、前記水受け槽内の水位を検知する水
    位検知手段と、前記モータ、給水手段などの動作を制御
    する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記ドラムを
    回転させながら前記給水手段により給水して第1の設定
    水位になると給水を停止し、第1の設定水位より低い第
    2の設定水位になると給水を再開する動作を繰り返し、
    第1の所定時間経過後、第1または第2の設定水位の少
    なくともいずれか一方を変えるようにした洗濯機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、水受け槽内の水位が第1の
    設定水位になり給水を停止した後、第2の設定水位まで
    低下しなくなったとき、給水を終了するようにした請求
    項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 水受け槽内の水位が第2の設定水位まで
    低下しなくなったときの直前の第1の設定水位をドラム
    内の洗濯物の量に応じた所定の水位となるようにした請
    求項1または2記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 給水手段により給水する最初の第1の設
    定水位は、ドラム内の洗濯物の量に応じた所定の水位よ
    り高くした請求項1記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、給水手段により給水を開始
    したとき、水位検知手段の出力に関係なく第2の所定時
    間給水するようにした請求項1または2記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 制御手段は、ドラムをオン、オフしなが
    ら反転駆動し、前記ドラムのオフ時および起動時には水
    位検知手段の出力を受け付けないようにした請求項1ま
    たは2記載の洗濯機。
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