JPH10201273A - Pid制御回路の定常偏差測定方法及び装置 - Google Patents

Pid制御回路の定常偏差測定方法及び装置

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JPH10201273A
JPH10201273A JP9003296A JP329697A JPH10201273A JP H10201273 A JPH10201273 A JP H10201273A JP 9003296 A JP9003296 A JP 9003296A JP 329697 A JP329697 A JP 329697A JP H10201273 A JPH10201273 A JP H10201273A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DCモータをPID制御する制御装置におい
て生じる定常偏差を、PID制御回路単体で短時間に測
定できるようにする。 【解決手段】 PID制御回路10がDCモータの回転
位置を検出するセンサからの検出信号VSと外部からの
指令信号VRとを受けてその偏差を比例・微分する信号
処理回路18と比例・微分後の信号を更に比例・積分す
る積分回路19とから構成されている場合、積分回路1
9を構成するオペアンプOP3の反転入力端子と出力端
子との間に抵抗器R0を接続し、検出信号VS及び指令
信号VRとして同一の信号を入力して、抵抗器R0の両
端電圧V(13)を測定する。そして、この電圧値V(13)に
抵抗器R4と抵抗器R0との抵抗比(R4/R0)を乗
じて、定常偏差を求める。この結果、PID制御回路1
0を用いたDCモータの制御装置全体で生じる定常偏差
を、PID制御回路10単体で短時間に測定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DCモータをPI
D制御する制御装置において制御系が静的状態にあると
きに生じる定常偏差を測定する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に示すように、DCモータMを動
力源とするアクチュエータ56を利用して制御対象を制
御する制御装置は、一般に、DCモータMの回転状態を
検出するロータリエンコーダ等のセンサ58と、DCモ
ータMのモータ巻線両端に正・負の電源電圧を夫々印加
するための合計4個のスイッチ素子がHブリッジ状に接
続され各スイッチ素子のオン・オフ状態を制御すること
により電流方向及び電流量を制御可能な駆動回路(所謂
Hブリッジ回路)54と、上記センサ58からの出力信
号(以下、検出信号ともいう)VSと外部から入力され
る指令信号VRとの偏差を比例・積分・微分処理して、
検出信号VSを指令信号VRに一致させるための制御信
号を発生するPID制御回路50と、このPID制御回
路50からの制御信号に応じて駆動回路54内の各スイ
ッチ素子をON・OFFさせてDCモータMの回転方向
及び回転速度等を制御するPWM回路52とから構成さ
れている。
【0003】また、こうした制御装置では、指令信号V
Rが一定となり検出信号VSが安定した静的状態でも、
PID制御回路50を構成する回路素子のばらつき等に
より、指令信号VRと検出信号VSとに偏差(定常偏
差)VEが生じることがある。そして、この定常偏差V
Eは、静的状態での制御誤差となるため、従来では、制
御装置の定常偏差を測定し、その測定結果に従いPID
制御回路50を調整することで、定常偏差VEをなくす
ようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、定常
偏差VEを実際に測定する際には、PID制御回路50
をアクチュエータ56を含む制御系全体を構成した測定
装置内に組み込み、PID制御回路50に指令信号VR
を入力してDCモータMを駆動させ、そのとき得られる
検出信号VSと指令信号VRとの偏差VEを測定するよ
うにしていた。つまり、従来では、PID制御回路50
を用いた制御系全体を構築して、DCモータMを実際に
駆動することにより、定常偏差VEを測定するようにし
ていた。
【0005】しかしこのような従来の測定方法では、P
ID制御回路50に指令信号VR(一定値)を入力して
制御を開始した後、制御系が静的状態となって、センサ
58からの出力が安定するまで、定常偏差VEを測定す
ることができなかった。そして、この待ち時間は、PI
D制御回路50、及び該回路からの制御信号に応じてD
CモータMを駆動する駆動系(つまりPWM回路52及
び駆動回路54)やアクチュエータ56自体の時定数で
決まり、この時定数が大きい程、定常偏差の測定に時間
がかかることになる。
【0006】このため、従来では、定常偏差VEを測定
しながらPID制御回路50を調整する調整作業に時間
がかかるといった問題があった。また従来の測定方法で
は、PID制御回路50を用いた制御系全体を構成しな
ければならないため、定常偏差測定用の装置が大きくな
るといった問題もある。
【0007】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、DCモータをPID制御する制御装置におい
て生じる定常偏差を、PID制御回路単体で短時間に測
定できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の定常偏差測定方法におい
ては、PID制御回路をその動作を表すブロック線図で
記述した際に比例・積分・微分処理を行うPID動作部
からの出力信号のK倍がPID動作部の入力へ負帰還さ
れるように、PID制御回路に負帰還用の回路素子を接
続するか、該回路素子と同一作用を持つ制御機能(デジ
タル制御系の場合)を追加し、且つ、検出信号及び指令
信号として同一の信号をPID制御回路に入力する。そ
して、ブロック線図でPID動作部から出力される出力
信号に対応したPID制御回路内の電圧を測定し、その
測定した電圧値と負帰還の利得Kとの積から定常偏差を
求める。
【0009】以下、この理由について、DCモータを位
置制御する制御装置を例にとり説明する。まず、図10
に示した一般的なDCモータの制御装置を位置制御系と
してブロック線図で記述すると、基本的には、図2に示
す如く表すことができる。
【0010】即ち、図10に示す制御系は、PID制御
回路50,PWM回路52及び駆動回路54の挙動を表
す制御回路部2と、アクチュエータ56内でのDCモー
タMの挙動を表す制御対象部4と、センサ58の挙動を
表すセンサ部6とに分けられる。
【0011】そして、制御回路部2では、まず、指令信
号VRに、制御回路部2(ここではPID制御回路5
0)を構成する回路素子のばらつき等によって生じるオ
フセットの誤差成分Voffa(理想値:0)が加算される
と共に、制御回路部2(ここではPID制御回路50)
内での指令信号VRに対する増幅利得の誤差成分K1
(理想値:1)が乗算され、センサ出力信号(検出信
号)VSとの偏差が算出されることになる。そして、こ
の偏差は、制御回路部2内での比例・積分・微分動作を
表すPID動作部{Tc(s) }に入力されて、比例・積
分・微分処理(PID処理)される。また、PID処理
後の信号には、制御回路部2(ここではPID制御回路
50を含む駆動系全体)の回路設計上から加えられるオ
フセットVoffbが加算され、更に、増幅利得Aが乗算さ
れて、制御対象4に出力されることになる。
【0012】なお、PID動作部{Tc(s) }は、図3
(a)に示す如く、偏差に比例した信号成分を処理する
比例処理部{KP }と、偏差を積分処理する積分処理部
{1/(s・TI )}と、偏差を微分処理する微分処理
部{s・TD }とからなり、これら各部による比例・積
分・微分処理後の信号を加算して出力する。
【0013】また制御対象部4では、制御回路部2から
の出力によりDCモータMが駆動されるため、DCモー
タMの挙動(回転角速度)を表すモータ部{Tm(s) }
と、この出力(回転角速度)を回転位置に変換する積分
部{1/s}とにより記述される。そして、モータ部
{Tm(s) }は、図3(b)に示すようになる。
【0014】即ち、DCモータMのモータ巻線には駆動
回路54を介して駆動電圧が印加されるため、モータ部
{Tm(s) }では、まず、その駆動電圧である制御回路
部4からの信号から、DCモータMの回転角速度に誘起
電圧定数KE を乗じた逆起電圧分が減じられる。また、
モータ巻線には、巻線の抵抗RaとインダクタンスLに
応じた電流が流れることから、上記のように逆起電圧分
が減じられた信号には、モータ巻線の特性に対応した係
数{1/Ra},{1/(1+s・τe)}が乗じら
れ、これがモータ電流となる。但し、τeは抵抗Raと
インダクタンスLとにより決定されるモータ巻線の時定
数である。
【0015】そして、モータ電流は、トルク定数KT を
乗じることにより、モータトルクに変換される。またD
CモータMは、通電によりモータトルクが発生すると、
モータ軸のイナーシャJによる遅れを伴って回転角速度
が発生するため、モータトルクは、その遅れを表す係数
{1/(s・J)}を乗じることにより回転角速度に変
換される。そして、この回転角速度は、上記のように誘
起電圧定数KE を乗じることにより逆起電圧に変換され
ると共に、上記積分部{1/s}に出力されて、回転位
置に変換される。
【0016】次に、センサ部6は、制御対象部4からの
出力(つまりDCモータMの回転位置)を検出するもの
であるため、図3(c)に示すように所定の比例定数K
S を乗じるセンサ素子部Ts(s)により表される。そし
て、このセンサ部6からの出力は、検出信号VSとして
制御回路部2にフィードバックされる。
【0017】このようにDCモータをPID制御する制
御系をその動作を表すブロック線図で記述した場合、制
御回路部2に指令信号VRを入力したときの検出信号V
Sは、次式(1) の如く表すことができる。
【0018】
【数1】
【0019】そして、従来は、このように制御対象を取
り付けた状態で、指令信号VRを一定にしてDCモータ
Mを駆動し、DCモータMが静的状態となったときの検
出信号VSを測定することにより、定常偏差を求めてい
た。この従来の測定方法において、指令信号VRをvr
0、検出信号VSをvs0、上記各オフセットの誤差成
分Voffa,Voffbをvoffa0,voffb0とすると、検出
信号vs0は、最終値の定理を用いて、次式(2) の如く
記述できる。
【0020】
【数2】
【0021】そして、(2) 式において、
【0022】
【数3】
【0023】となるから、センサ信号vs0は、次式
(5) のように表される。 vs0=K1・vr0+K1・Voffa0 …(5) 従って、従来の測定方法において求められる定常偏差
(vs0−vr0)は、次式(6) のように表される。
【0024】 (vs0−vr0)=(K1−1)・vr0+K1・voffa0 …(6) この結果、静的状態でのDCモータによる制御系の定常
偏差は、制御系を構成するPID制御回路内の回路素子
によって生じるオフセットの誤差成分Voffaと、PID
制御回路内の回路素子によって生じる指令値に対する増
幅利得の誤差成分K1とで決まり、DCモータを含むア
クチュエータや制御系の他のパラメータは関与しないこ
とが判る。従って、DCモータをPID制御する制御装
置では、PID制御回路単体で定常偏差を測定できるこ
とになる。
【0025】次に、本発明では、このようにPID制御
回路単体で定常偏差を測定するために、図1に示す如
く、PID制御回路をブロック線図で記述したときの制
御回路部2において、PID動作部{Tc(s) }からの
出力信号VeのK倍をPID動作部{Tc(s) }の入力
へ負帰還させ、検出信号VSとして指令信号VRと同一
の信号を入力して、そのときPID動作部{Tc(s) }
から出力される出力信号Veを測定する。
【0026】この測定時の出力電圧Veは、次式(7) の
如く表される。
【0027】
【数4】
【0028】そして、前述と同様に、指令信号vr0,
オフセットvoffa0に対して、定常状態での出力電圧v
e0を、最終値の定理を用いて表すと、次式(8) とな
る。
【0029】
【数5】
【0030】そして、この(8) 式と、制御回路部2に制
御対象部4及びセンサ部6を接続したときに得られる定
常偏差の測定結果を表す前述の(6) 式とを比較すれば、
定常偏差は、次式(9) のように求めることができる。 定常偏差=K・ve0 …(9) そこで本発明では、上記(9) 式に従い、PID制御回路
に負帰還用の回路素子を実際に取り付けて測定したPI
D動作部{Tc(s) }からの出力信号Veに対応する電
圧値と負帰還の利得Kとの積から定常偏差を得るように
しているのである。
【0031】従って、本発明によれば、従来のようにP
ID制御回路にセンサやアクチュエータを実際に取り付
けて制御系を構成することなく、PID制御回路単体で
定常偏差を測定することができ、しかも、この測定のた
めには、PID制御回路に負帰還用の回路素子を接続
(デジタル制御系の場合には負帰還用の機能を追加)し
て、PID制御回路内の電圧を測定するだけでよいた
め、定常偏差測定用の装置構成を極めて簡単にすること
ができる。
【0032】また、DCモータを含むアクチュエータの
時定数やPID制御回路からDCモータに至る駆動系の
時定数に影響されることなく定常偏差を測定することが
できるので、定常偏差を短時間で測定できる。そして、
このように定常偏差を短時間で測定できるので、定常偏
差をなくすために定常偏差を測定しながらPID制御回
路の回路定数を調整する際の調整作業も効率よく行うこ
とができるようになる。
【0033】ここで、DCモータをPID制御する制御
装置において使用されるPID制御回路としては、指令
信号と検出信号とを受ける入力側に、これら各信号の偏
差を比例・微分する信号処理回路を備え、制御信号を出
力する出力側に、信号処理回路からの出力信号を反転入
力端子に受けてこの信号を比例・積分するオペアンプか
らなる積分回路を備えたものが知られているが、このよ
うなPID制御回路において、定常偏差を測定する際に
は、請求項2に記載のように、負帰還用の回路素子とし
て、積分回路を構成するオペアンプの出力端子と反転入
力端子との間に抵抗器R0を接続し、PID動作部から
の出力信号に対応した電圧として、その抵抗器R0の両
端電圧VXを測定し、負帰還の利得Kとして、信号処理
回路の直流利得を決定する抵抗値RXと抵抗器R0の抵
抗値との比RX/R0を用いて、この比RX/R0と測
定した電圧値VXとの積VX・RX/R0から、定常偏
差を求めるようにすればよい。
【0034】つまり、後述する実施例において明らかに
するが、上記のような信号処理回路と積分回路とから構
成されたPID制御回路をブロック線図で記述すると、
その基本構成は、図2に示した制御回路部2と同様にな
る。そして、積分回路の反転入力端子と出力端子との間
に抵抗器R0を接続すれば、ブロック線図におけるPI
D動作部の出力を入力側に負帰還する回路が形成され、
静的状態での負帰還の利得Kは、信号処理回路側で直流
成分(換言すれば偏差の比例成分)を通過させる直流利
得を決定する抵抗値RXと抵抗器R0の抵抗値との比R
X/R0に対応し、しかも、PID動作部の出力は抵抗
器R0の両端電圧に対応することになる。
【0035】従って、信号処理回路と積分回路とから構
成されたPID制御回路の定常偏差を測定する際には、
請求項2に記載の方法を利用することにより、定常偏差
を極めて簡単に、しかも短時間で測定することが可能に
なる。次に、請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の定常偏差測定方法を実現する装置であって、PI
D制御回路をその動作を表すブロック線図で記述した際
に前記比例・積分・微分処理を行うPID動作部からの
出力信号のK倍が該PID動作部の入力へ負帰還される
ように、PID制御回路に追加される負帰還用の機能又
は回路素子と、検出信号及び指令信号として同一の信号
をPID制御回路に入力する信号入力手段と、PID制
御回路をブロック線図で記述したときにPID動作部か
ら出力される出力信号に対応したPID制御回路内の電
圧を測定する電圧測定手段と、その電圧測定手段にて測
定された電圧値と前記負帰還の利得Kとの積を演算し
て、その演算結果を定常偏差として出力する定常偏差演
算手段とから構成される。
【0036】従って、請求項3に記載の定常偏差測定装
置によれば、請求項1に記載の測定方法を利用してPI
D制御回路単体で定常偏差を測定することができ、例え
ば、定常偏差演算手段からの出力信号を所定の表示装置
に入力して定常偏差を表示するようにすれば、定常偏差
が零になるようにPID制御回路を調整する作業を、そ
の表示内容を確認しながら行うことが可能になる。ま
た、本発明の定常偏差測定装置によれば、PID制御回
路に負帰還用の回路素子を接続(デジタル制御系の場合
には負帰還用の機能を追加)するだけで定常偏差を測定
でき、従来のようにPID制御回路をDCモータを実際
に制御する装置内に組み込む必要がないので、定常偏差
測定装置の構成を簡単にし、且つ小型化することができ
る。
【0037】また次に、請求項4に記載の発明は、検出
信号と指令信号との偏差を比例・微分する信号処理回路
と、信号処理回路からの出力信号を反転入力端子に受け
てこの信号を比例・積分するオペアンプからなる積分回
路と、を備えたPID制御回路の定常偏差を測定するた
めの装置であり、請求項3に記載の装置において、負帰
還用の回路素子を、PID制御回路内の積分回路を構成
するオペアンプの出力端子と反転入力端子との間に接続
される抵抗器R0により構成し、電圧測定手段によりそ
の抵抗器R0の両端電圧VXを測定し、定常偏差演算手
段により、信号処理回路の直流利得を決定する抵抗値R
Xと抵抗器R0の抵抗値との比RX/R0と、測定した
電圧値VXとの積VX・RX/R0を、定常偏差として
演算することを特徴とする。
【0038】この結果、請求項4に記載の定常偏差測定
装置によれば、請求項2に記載の測定方法を実現して、
信号処理回路と積分回路とからなるPID制御回路の定
常偏差を測定することができるようになり、請求項3に
記載の装置と同様の効果を得ることができる。
【0039】なお、定常偏差を測定するに当たって、P
ID制御回路に同一の検出信号VS及び指令信号VRを
入力する際には、これら各信号を個々に入力するように
してもよいが、PID制御回路におけるこれら各検出信
号の入力端子を短絡し、その短絡部分に定常偏差測定用
の信号を入力するようにしてもよい。そして、このよう
にすれば、各入力端子に対して同一の信号を簡単且つ確
実に入力することが可能になる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施例を図面と
共に説明する。図4は、図10に示したDCモータの制
御装置においてDCモータを位置制御するために使用さ
れるPID制御回路10の一例を表す電気回路図であ
る。
【0041】図4に示す如く、本実施例のPID制御回
路10は、大きく分けて、センサからの検出信号VS及
び指令信号VRを受けてこれら各信号の偏差を比例・微
分するための信号処理回路18と、この信号処理回路1
8からの出力を比例・積分するための積分回路19とか
ら構成されている。
【0042】そして、積分回路19は、信号処理回路1
8からの出力が反転入力端子に入力されると共に、この
反転入力端子と出力端子とが比例・積分用のコンデンサ
C13及びコンデンサC12と抵抗器R12との直列回路によ
り夫々接続され、更に、非反転入力端子に基準電圧Vre
f2が印加されたオペアンプOP3により構成されてい
る。
【0043】また信号処理回路18は、検出信号VSを
入力するためのバッファを構成するオペアンプOP2
と、このオペアンプOP2を介して入力された検出信号
VSを比例・微分するためにオペアンプOP2の出力端
子に夫々一端が接続された抵抗器R4及びコンデンサC
11と抵抗器R11との直列回路からなる比例・微分回路1
8aと、抵抗器R1を介して反転入力端子に指令信号V
Rを受けると共に、反転入力端子と出力端子とが抵抗器
R2を介して接続され、更に非反転入力端子に基準電圧
Vref1が印加されたオペアンプOP1からなる反転増幅
回路18bと、この反転増幅回路18bによる反転増幅
後の指令信号と比例・微分回路18aによる比例・微分
後の検出信号とがオペアンプOP3に加算して入力され
るように、一端がオペアンプOP1の出力に接続され、
他端が比例・微分回路18aを構成する抵抗器R4及び
コンデンサC11と抵抗器R11との直列回路の他端と
共にオペアンプOP3の反転入力端子に接続された抵抗
器R3とから構成されている。
【0044】なお、このように構成されたPID制御回
路10は、指令信号VRが一定で、VR=VSのとき
に、積分回路19を構成するオペアンプOP3の反転入
力端子に入力される加算信号が零となるように、通常
は、反転増幅回路18b及び積分回路19を構成する各
オペアンプOP1,OP3の非反転入力端子に印加され
る基準電圧Vref1,Vref2には、同一電圧(Vref1=V
ref2)が設定され、しかも、上記各抵抗器R1〜R4の
抵抗値には、次式(10)を満足する抵抗値が設定される。
【0045】 (R2/R1)・(R4/R3)=1 …(10) そして、PID制御回路10は、検出信号VSと指令信
号VRとを一致させるために、その偏差を比例・微分・
積分処理した信号を生成し、これをDCモータのPID
制御用の制御信号として出力するが、その動作特性は、
PID制御回路10を構成する上記各回路素子により決
定され、各回路素子の特性にばらつきがあると、PID
制御回路10を図10に示した制御装置に組み込んでD
Cモータを実際に制御した際に定常偏差が生じてしまう
ことになる。このため、こうしたPID制御回路10で
は、定常偏差を発生させることのないように、例えば回
路素子のトリミング等によって、その動作特性を微調整
する必要があり、この調整作業の際には、定常偏差を測
定する必要がある。
【0046】そして、本実施例では、こうした調整作業
等に必要な定常偏差の測定をPID制御回路10単体で
行うために、積分回路19を構成するオペアンプOP3
の反転入力端子と出力端子との間に接続される偏差測定
用の抵抗器R0と、この抵抗器R0の両端電圧を測定す
る電圧計13と、PID制御回路10における検出信号
VSの入力端子と指令信号VRの入力端子とを短絡させ
て、各端子に同一の指令信号VR(一定値)を入力する
指令信号発生回路15と、電圧計13にて測定された抵
抗器R0の両端電圧V(13)及び抵抗器R4と抵抗器R0
との比R4/R0を用いて、次式(11)に従い定常偏差を
求める演算回路17とからなる測定装置が使用される。
【0047】 定常偏差=(R4/R0)・V(13) …(11) 以下、このような測定装置を用いて定常偏差を測定でき
る理由について説明する。まず、図4に示すPID制御
回路10の挙動をブロック線図で記述するために、PI
D制御回路10の動作に影響を与えるパラメータを、τ
1,τ2,Ti,Td,K1,Kとして、下記のように
定義する。
【0048】
【数6】
【0049】そして、制御対象となるアクチュエータ側
での時定数により決定される制御系全体の動作周波数帯
fに対し、信号処理回路18側での微分特性及び時定数
を表すTd,τ1、及び、積分回路19側での積分特性
及び時定数を表すTi,τ2、を夫々決定する回路素子
が、
【0050】
【数7】
【0051】の条件を満足することを前提として、PI
D制御回路10の挙動を近似すると、PID制御回路1
0は、図5に示すブロック線図で記述できる。なお、図
5において、Voff1,Voff2,Voff3は、夫々、PID
制御回路10を構成する各オペアンプOP1,OP2,
OP3の入力オフセット電圧を表し、iBM1 ,iBM
2 は、夫々、オペアンプOP1,OP3の反転入力端子
における入力バイアス電流を表す(図4参照)。
【0052】このように図5に示したPID制御回路1
0のブロック線図の基本構成は、図2に示したDCモー
タの位置制御系のブロック線図と同じであり、異なる点
は、検出信号VSと指令信号VRとの偏差をとる減算部
の前に低域通過フィルタ「1/{s・(Td−τ1)+
1}」のブロックが入るだけである。そして、この低域
通過フィルタのブロックは、静的状態での定常偏差には
影響しないので、図2に示したブロック線図で記述され
る基本的なPID制御回路と同様に、PID動作部{T
c(s) }の出力を入力側に負帰還させて、PID動作部
{Tc(s) }からの出力Veを測定するようにすれば、
定常偏差を求めることができる。
【0053】一方、オペアンプOP3の反転入力端子と
出力端子との間に定常偏差測定用の抵抗器R0を接続
し、検出信号VSと指令信号VRとに同一の信号を入力
するようにした場合のブロック線図は、図6に示す如く
なり、定常時には、PID動作部{Tc(s) }の出力が
K倍されてその入力側に負帰還されることになる。な
お、このときの負帰還の利得Kは、信号処理回路18で
の比例利得を決定する抵抗器R4と抵抗器R0との抵抗
比R4/R0である。また、図6に示すブロック線図に
おけるPID動作部{Tc(s) }からの出力Veは、電
圧計13にて測定される抵抗器R0の両端電圧V(13)に
等しい。つまり、図6のブロック図において、「PID
出力(制御信号)」が図4の「OP3出力電圧」なの
で、図6より、 Ve=V(PID出力)−(Vref2+Voff3) =V(OP3出力)−(VOP3反転入力) =V(13) となる。
【0054】従って、本実施例のように、PID制御回
路10の積分回路19を構成するオペアンプOP3の反
転入力端子と出力端子との間に抵抗器R0を接続して、
PID制御回路10に検出信号VS及び指令信号VRと
して同一の信号を入力し、抵抗器R0の両端電圧V(13)
を測定するようにすれば、前述の(11)式を用いて、PI
D制御回路10を含むDCモータ制御装置全体で生じる
定常偏差を求めることができるようになる。
【0055】そして、このように定常偏差を測定する本
実施例の測定装置によれば、PID制御回路10の積分
回路19に抵抗器R0を接続して、検出信号VS及び指
令信号VRとして同一の信号を入力するだけでよく、従
来のようにPID制御回路10を含む制御系全体を構成
する必要がないため、その構成を極めて簡単にすること
ができる。また、PID制御回路10からDCモータに
至る駆動系やDCモータを含むアクチュエータの時定数
に影響されることなく定常偏差を測定できるので、定常
偏差の測定時間を短くできる。
【0056】なお、本実施例では、定常偏差の測定時に
は、積分回路19に接続した定常偏差測定用の抵抗器R
0の両端電圧を、電圧計13を用いて直接測定するもの
として説明したが、例えば、指令信号VR0(一定)を
入力して、PID制御回路10からの出力信号(電圧)
を、抵抗器R0の抵抗値をR0(A),R0(B)とい
うように変えて2回測定し、その測定した電圧値V
(A),V(B)と各抵抗値とを用いて次式(12) Vref2+Voff3 ={V(A)・R0(B)−V(B)・R0(A)}/{R0(B)−R0(A)} …(12) によりVref2+Voff3を求めた後、PID制御回路10
からの出力信号から、所定の抵抗器R0を接続したとき
の抵抗器R0の両端電圧V(13)を間接的に求めるように
してもよい。なお、(12)式は、下記の関係式から設定し
たものである。
【0057】 (指令信号VR0での定常偏差) ={R4/R0(A)}・{V(A)−(Vref2+Voff3)} ={R4/R0(B)}・{V(B)−(Vref2+Voff3)} 以上本発明の一実施例について説明したが、本発明は、
上記実施例のPID制御回路10のみに適用可能なもの
ではなく、DCモータ制御のためのPID制御回路であ
れば、図1〜図3を用いて説明した理由により、定常偏
差を測定することができる。
【0058】例えば、図7は、制御信号の出力側には前
記実施例と全く同様に構成された積分回路19を備え、
検出信号VSと指令信号VRとの入力側には、前記信号
処理回路18とは異なる信号処理回路28を備えたPI
D制御回路20を表す。そして、このPID制御回路2
0において、信号処理回路28は、検出信号VSと指令
信号VRとの偏差(VS−VR)を増幅するオペアンプ
OP11からなる差動増幅回路28aと、この差動増幅回
路28aからの出力を比例・微分する比例・微分回路2
8bとから構成されている。
【0059】また、差動増幅回路28aは、オペアンプ
OP11と、オペアンプOP11の反転入力端子に指令信号
VRを入力する抵抗器R33と、オペアンプOP11の反転
入力端子と出力端子とを接続する抵抗器R34と、オペア
ンプOP11の非反転入力端子にセンサからの検出信号V
Sを入力する抵抗器R31と、オペアンプOP11の非反転
入力端子に基準電圧Vref11 を印加する抵抗器R32とか
ら構成され、比例・微分回路28bは、オペアンプOP
11の出力端子と積分回路19を構成するオペアンプOP
3の反転入力端子との間に接続された抵抗器R15,及び
コンデンサC21と抵抗器R21との直列回路からなる。
【0060】そして、このように構成されたPID制御
回路20においても、PID制御回路10の動作に影響
を与えるパラメータを、τ1,τ2,Ti,Td,K
1,Kとして、下記のように定義し、
【0061】
【数8】
【0062】制御対象となるアクチュエータ側での時定
数により決定される制御系全体の動作周波数帯fに対
し、Td,τ1、及び、Ti,τ2が、夫々、前記実施
例と同様の条件を満足することを前提として、PID制
御回路20の挙動を近似すれば、その動作を表すブロッ
ク線図は、図8に示すように、図2に示した基本的なP
ID制御回路のブロック線図と同様の構成となる。
【0063】従って、このPID制御回路20において
も、図7に示すように、積分回路19を構成するオペア
ンプOP3の反転入力端子と出力端子との間に定常偏差
測定用の抵抗器R0を接続し、検出信号VSと指令信号
VRとの入力端子を短絡して、これら各入力端子に同一
の信号を入力し、抵抗器R0の両端電圧を電圧計13等
にて測定するようにすれば、上記実施例と同様、その測
定した電圧値V(13)から定常偏差を求めることができる
ようになる。
【0064】つまり、オペアンプOP3の反転入力端子
と出力端子との間に定常偏差測定用の抵抗器R0を接続
し、検出信号VSと指令信号VRとに同一の信号を入力
するようにした場合のブロック線図は、図9に示す如く
なり、定常時には、PID動作部{Tc(s) }の出力が
K倍されてその入力側に負帰還されることになるため、
前記実施例と同様、抵抗器R0の両端電圧V(13)と負帰
還の利得Kとの積V(13)・Kを求めることにより、定常
偏差を得ることができる。
【0065】なお、このときの負帰還の利得Kは、信号
処理回路28にて直流利得を決定する抵抗値と、抵抗器
R0の抵抗値との比であり、前述のように「(R15/R
0)・(R33/R34)・K1」となるが、PID制御回
路20が、差動増幅回路28aを構成する各抵抗器R31
〜R34の抵抗値が全て同じ(R31=R32=R33=R34)
になるように設計されていれば、負帰還の利得Kは、抵
抗器R15と抵抗器R0との抵抗比(R15/R0)とな
る。また、図8,図9において、Voff11は、夫々、オ
ペアンプOP11の入力オフセット電圧を表し、iBM
m,iBMpは、夫々、オペアンプOP1の反転入力端
子及び非反転入力端子の入力バイアス電流を表す(図7
参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による定常偏差測定時のPID制御回
路の動作を表すブロック線図である。
【図2】 一般的なDCモータの位置制御系の動作を表
すブロック線図である。
【図3】 図2におけるPID動作部{Tc(s) },モ
ータ部{Tm(s) }及びセンサ素子部{Ts(s) }の詳
細を表す説明図である。
【図4】 実施例のPID制御回路10の構成を表す電
気回路図である。
【図5】 図4に示したPID制御回路10の動作を表
すブロック線図である。
【図6】 図4に示したPID制御回路10の定常偏差
測定時の動作を表すブロック線図である。
【図7】 実施例のPID制御回路20の構成を表す電
気回路図である。
【図8】 図7に示したPID制御回路20の動作を表
すブロック線図である。
【図9】 図7に示したPID制御回路20の定常偏差
測定時の動作を表すブロック線図である。
【図10】 DCモータをPID制御する制御装置全体
の構成を表すブロック図である。
【符号の説明】
2…制御回路部 4…制御対象部 6…センサ部 10,20…PID制御回路 18,28…信号処理
回路 19…積分回路 R0…抵抗器(定常偏差測定用)
13…電圧計 15…指令信号発生回路 17…演算回路 VS…
検出信号 VR…指令信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DCモータの回転状態を検出するセンサ
    からの検出信号と外部から入力される指令信号との偏差
    を比例・積分・微分処理して各信号を一致させるための
    制御信号を発生するPID制御回路を備えたDCモータ
    用制御装置において、前記指令信号が一定で制御系が静
    的状態にあるときに生じる前記検出信号と前記指令信号
    との定常偏差を、前記PID制御回路単体で測定する定
    常偏差測定方法であって、 前記PID制御回路をその動作を表すブロック線図で記
    述した際に前記比例・積分・微分処理を行うPID動作
    部からの出力信号のK倍が該PID動作部の入力へ負帰
    還されるように、前記PID制御回路に負帰還用の回路
    素子を接続するか又は該回路素子と同一作用を持つ制御
    機能を追加すると共に、 前記検出信号及び指令信号として同一の信号を前記PI
    D制御回路に入力して、 前記ブロック線図で前記PID動作部から出力される出
    力信号に対応した前記PID制御回路内の電圧を測定
    し、 該測定した電圧値と前記負帰還の利得Kとの積から前記
    定常偏差を得るようにしたことを特徴とするPID制御
    回路の定常偏差測定方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のPID制御回路の定常
    偏差測定方法において、 前記PID制御回路が、前記検出信号と前記指令信号と
    の偏差を比例・微分する信号処理回路と、該信号処理回
    路からの出力信号を反転入力端子に受けて該信号を比例
    ・積分するオペアンプからなる積分回路と、を備える場
    合に、 前記負帰還用の回路素子として、前記積分回路を構成す
    るオペアンプの出力端子と反転入力端子との間に抵抗器
    R0を接続し、 前記PID動作部からの出力信号に対応した電圧とし
    て、前記抵抗器R0の両端電圧VXを測定し、 前記負帰還の利得Kとして、前記信号処理回路の直流利
    得を決定する抵抗値RXと前記抵抗器R0の抵抗値との
    比RX/R0を用い、 該比RX/R0と前記測定した電圧値VXとの積VX・
    RX/R0から、前記定常偏差を得ることを特徴とする
    PID制御回路の定常偏差測定方法。
  3. 【請求項3】 DCモータの回転状態を検出するセンサ
    からの検出信号と外部から入力される指令信号との偏差
    を比例・積分・微分処理して各信号を一致させるための
    制御信号を発生するPID制御回路を備えたDCモータ
    用制御装置において、前記指令信号が一定で制御系が静
    的状態にあるときに生じる前記検出信号と前記指令信号
    との定常偏差を、前記PID制御回路単体で測定する定
    常偏差測定装置であって、 前記PID制御回路をその動作を表すブロック線図で記
    述した際に前記比例・積分・微分処理を行うPID動作
    部からの出力信号のK倍が該PID動作部の入力へ負帰
    還されるように、前記PID制御回路に追加される負帰
    還用の機能又は回路素子と、 前記検出信号及び指令信号として同一の信号を前記PI
    D制御回路に入力する信号入力手段と、 前記ブロック線図で前記PID動作部から出力される出
    力信号に対応した前記PID制御回路内の電圧を測定す
    る電圧測定手段と、 該電圧測定手段にて測定された電圧値と前記負帰還の利
    得Kとの積を演算し、該演算結果を定常偏差として出力
    する定常偏差演算手段と、 を備えたことを特徴とするPID制御回路の定常偏差測
    定装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のPID制御回路の定常
    偏差測定装置において、 前記PID制御回路は、前記検出信号と前記指令信号と
    の偏差を比例・微分する信号処理回路と、該信号処理回
    路からの出力信号を反転入力端子に受けて該信号を比例
    ・積分するオペアンプからなる積分回路と、を備え、 前記負帰還用の回路素子は、前記積分回路を構成するオ
    ペアンプの出力端子と反転入力端子との間に接続される
    抵抗器R0からなり、 前記電圧測定手段は、該抵抗器R0の両端電圧VXを測
    定し、 前記定常偏差演算手段は、前記信号処理回路の直流利得
    を決定する抵抗値RXと前記抵抗器R0の抵抗値との比
    RX/R0と、前記測定した電圧値VXとの積VX・R
    X/R0を、前記定常偏差として演算することを特徴と
    するPID制御回路の定常偏差測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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