JPH1020097A - 遅延蛍光が少ないx−線増感用タンタレート蛍光体の製造方法 - Google Patents

遅延蛍光が少ないx−線増感用タンタレート蛍光体の製造方法

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JPH1020097A
JPH1020097A JP9074958A JP7495897A JPH1020097A JP H1020097 A JPH1020097 A JP H1020097A JP 9074958 A JP9074958 A JP 9074958A JP 7495897 A JP7495897 A JP 7495897A JP H1020097 A JPH1020097 A JP H1020097A
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flux
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licl
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JP9074958A
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Carmine Torardi
カーマイン・トラーデイ
Chwen-Chang R Miao
チユウエン−チヤン・ロジヤー・ミアウ
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09K11/00Luminescent, e.g. electroluminescent, chemiluminescent materials
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遅延蛍光が少ないX−線増感用のタンタレー
ト蛍光体の提供。 【解決手段】 このタンタレート蛍光体は本質的にKC
l 2〜95重量%、LiClとLiSO4とからなる群
より選んだ少なくとも1つのリチウム塩の5〜98重量
%、およびSrCl2の0〜50重量%から構成される
フラックス組成物をタンタレート蛍光体に含ませて成
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明はX−線励起のもとに蛍光を発す
る、タンタレートをベースにした増感用蛍光体に関する
ものである。さらに特定すると、本発明はX−線励起の
もとに蛍光を発する優れた能力を示し、かつ有害な遅延
蛍光量の減少を示す、タンタレートベースの増感用蛍光
体の製造方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】X−線増感用蛍光体は、X−線を吸収し
そしてより長い波長の放射線を発光するその能力により
特徴付けられる。もっとも有効なX−線増感用蛍光体
は、X−線を吸収しそして蛍光により可視光かまたは紫
外光を放出するようなものである。医療用のX−線増感
スクリーンはこの現象の1つの産業的利用を示すもので
あり、このスクリーンはX−線を吸収し、そして患者の
解剖的特徴に相当する、紫外光または可視光パターンを
放出する蛍光体を含んでいる。この画像形成方法は典型
的に医療ラジオグラフィーと言われている。
【0003】患者の安全は医療ラジオグラフィーの分野
で最大の関心事である。X−線診断の発見以来100年
の間に、習熟した専門家は診断的な画質を得るため必要
な、X−線露光量の減少を可能にする改良を目指してい
た。これまで大きな改良が達成されている。電離X−線
による患者の露光の潜在的な作用をさらに減少するため
に、さらなる改良がなお望まれているのである。
【0004】X−線用の蛍光体は、蛍光体の前駆体をフ
ラックスの存在下に、極めて高い温度に加熱することに
よりもっとも普通に製造されている。このプロセスの過
程で生ずる化学反応は充分に特徴把握されていないし、
また固体状態の反応化学の予測技術も良く開発されてい
ない。そこで、もっとも熟練した当業者でさえ、処理法
の変化によって生ずるであろう結果を予測することを十
分身につけてはいないのである。
【0005】蛍光体には二つの主な特性がある。第1は
X−線を吸収する蛍光体の能力である。この吸収は蛍光
体中の化学元素の原子番号の1つの関数で、大きな原子
番号はより効率的に吸収をする。この原子番号は一定の
蛍光体組成に対し一定であり、蛍光体の製造方法は所定
の粒子サイズにおいて、X−線を吸収する蛍光体の能力
を実質的に変化させない。蛍光体の第2の重要な特性
は、吸収したX−線を紫外光または可視光に変換する蛍
光体の能力である。これは普通“変換効率”といわれて
おり、所定蛍光体の変換効率は多数の因子に関連し、そ
の大部分は充分に解明されていない。ある種の不純物お
よびフラックス組成で蛍光体の変換効率を変えることが
できるのが知られているが、フラックス組成が変換効率
にどのように影響するのか、またはしないのかを論理的
に予測する方法はまだ知られていない。
【0006】従来用いられた蛍光体の1つの例示的なも
のは以下に示されるタンタレート蛍光体の一族である: (a) YNbxTa1-x4、xは0〜約0.15; (b) LuNbxTa1-x4、xは0〜約0.2; (c) Y1-yTmyTaO4、yは0〜約0.03; (d) Y1-yTbyTaO4;yは約0.001〜約0.1
5; (e) Lu1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.
15; (f) Gd1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.
15; およびこれらタンタレート蛍光体の各種の組み合わせ。
【0007】タンタレート蛍光体は大きな原子番号をも
つ化学成分を含むためすぐれた吸収特性を示すものであ
る。このクラスの蛍光体の変換効率は医学診療用に適し
たものである。タンタレート蛍光体のX−線増感スクリ
ーンに対する利用可能性はBrixner氏の米国特許第4,2
25,623号中で最初に述べられたものである。Brixn
er氏により示されたフラックス組成物はLi2SO4、純
LiClまたはBaCl2/LiCl共融混合物を含ん
でいる。
【0008】タンタレート蛍光体の変換効率の改良が提
案されている。改良されたフラックス組成物はZegarski
氏の米国特許第5,064,729号および同第5,14
1,673号により与えられている。これらの蛍光体は
アルカリ金属酸化物発生の封鎖剤に、メタケイ酸塩を使
用することをベースとしている。この蛍光体の変換効率
は改良されている。Zegarski氏の開示にもとずく、硫酸
リチウムを含有する蛍光体はまたアルカリ金属メタケイ
酸塩を含むことが必要である。Zegarski氏により述べら
れたフラックス組成物での遅延蛍光は好ましくないもの
である。
【0009】LiCl単独か、またはLi2SO4と組み
合わせたもののいずれかのフラックスの利点は、Reddy
氏の米国特許第4,938,890号;同第4,929,3
84号;同第4,929,385号;同第4,929,38
6号および同第4,935,161号などに詳述されてい
る。これらの各組み合わせは実施例中に示されているよ
うに変換効率を改善する。それでも、LiCl/Li2
SO4またはLi2SO4/K2SO4のいずれかからなる
フラックスは、かなりの程度の遅延蛍光を示し市販に不
適切なものである。
【0010】Nakajima氏の米国特許第5,120,619
号は、遅延蛍光を減少するために2価金属およびアルカ
リ金属を含むフラックスの使用を述べている。Nakajima
氏は遅延蛍光を減少するであろう、その他の物質を発見
するための系統的なアプローチに導く開示について当業
者に何等示していない。ここで述べるものは予期しなか
ったフラックス組成物であり、すぐれた変換効率と遅延
蛍光が減少したタンタレート蛍光体を与えるものであ
る。
【0011】
【発明の要点】本発明の1つの目的は、すぐれたX−線
吸収性、高い変換効率および最少量の遅延蛍光をもつ蛍
光体を提供することである。本発明の別の目的は、高い
X−線吸収性、高変換効率をもつ蛍光体を含み、低いレ
ベルのおくれまたは遅延蛍光を示す改良されたX−線増
感スクリーンを提供することである。
【0012】ここで提供されるのは、タンタレート蛍光
体の製造方法および医療ラジオグラフィーで使用するた
めとくに好適なスクリーンとである。好ましい蛍光体は (a) YNbxTa1-x4、xは0〜約0.15; (b) LuNbxTa1-x4、xは0〜約0.2; (c) Y1-yTmyTaO4、yは0〜約0.03; (d) (a)と(b)の固溶体; (e) (a)と(c)の固溶体; (f) Y1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.1
5; (g) Lu1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.
15; (h) Gd1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.
15; (i) (f)、(g)および(h)のうちの少なくとも2つの
固溶体; (j) 45モル%までのイットリウム、ルテチウムまた
はガドリニウムをランタンにより置き換えた(a)〜(i)
のいずれか; (k) 15モル%までのイットリウム、ルテチウムまた
はガドリニウムをイッテルビウムにより置き換えた(a)
〜(i)のいずれか; (l) 15モル%までのイットリウムまたはルテチウム
をガドリニウムにより置き換えた(a)、 (b)、 (c)、
(d)および(e)のいずれか;および (m) Y1-xBixTaO4、xは0.00005〜約0.
1;から構成される群より選ばれ、そしてこの蛍光体は
つぎの: (i) 化学量論的分量の相当する前駆体酸化物を緊密に
混ぜ合わせ; (ii) (i)から得られた混合物を、本質的にKClの2
〜95重量%、LiClとLi2SO4とからなる群より
選んだ少なくとも1つのリチウム塩の5〜98重量%、
およびSrCl2の0〜50重量%から構成されるフラ
ックスと混合し; (iii) (ii)からのフラックス含有混合物を、約1100
℃〜約1400℃の範囲で少なくとも3時間加熱し;そ
して (iv) 蛍光体を回収する、の工程よりなる方法により製
造される。
【0013】
【発明の具体的説明】タンタレート蛍光体の製造は、Br
ixner氏がM′−単斜晶相のタンタレート蛍光体を説明
している、米国特許第4,225,653号中で述べたよ
うにして行った。この好ましいM′−単斜晶形蛍光体は
P2/a空間群対称を有している。このM′−単斜晶形
蛍光体の蛍光発光は、M−単斜晶I2空間群対称をもつ
関連物質より典型的には大きいのである。このM−相と
M′−相両結晶の物理的特性の相異は、Brixner氏が充
分に示しているように、この2つの物質を容易に区別し
得るものである。
【0014】製造方法は一般に蛍光体中に含まれる金属
の適切な前駆体酸化物の化学量論的な分量を混ぜ合わす
ことから構成される。好ましい前駆体酸化物にはTa2
5、Y23、Gd23、Lu23、Nb25、Tb2
3およびTb47などが含まれる。この混合には多くの
普通の方法で行うことができる。たとえば、各成分をボ
ールミルで混合するか、単に一緒に振盪するか、または
好ましくはHeddenとMarkellos氏が米国特許第5,15
4,360号中に述べたように、流体磨砕ミルで処理す
ることもできる。その方法が各成分を充分に混ぜ合わせ
るならば、混合の方法は限定されない。水、フルオロ塩
素化炭化水素またはその他のこのような不活性液体など
のような、混合プロセスの効率を改良するための液状媒
体の使用もとり入れることができる。
【0015】この酸化物混合体はここに示されるフラッ
クスに配合される。フラックスの添加量は酸化物の全重
量をもとに好ましくは約5〜約200重量%である。約
5重量%より少ないと本発明フラックスにより与えられ
る特徴が容易には現れず、また200重量%以上ではフ
ラックスをとり除くための水洗をさらに充分にすること
が必要となる。好ましくは、フラックスの分量は酸化物
の全重量をもとに約30〜約70重量%である。
【0016】本発明のフラックス組成は本質的にKC
l、Li2SO4とLiClとから選ばれた少なくとも1
つのリチウム塩、および任意的ではあるが好ましい成分
としてSrCl2とから構成されている。各種成分の重
量%はフラックスの全重量を基準にしたものである。フ
ラックス組成でKClは好ましくは2〜95重量%であ
る。KCl 2%以下では遅延蛍光の尺度を基準とする
利点は減少する。KCl95%以上では、フラックスは
効果的でなく、それ故に少なくとも5重量%のリチウム
塩を含ませることが好ましい。さらに好ましくはKCl
は25〜75重量%のレベルで存在させる。リチウム塩
は好ましくはLiClとLi2SO4とよりなる群から選
んだ少なくとも1つの塩である。フラックス中のリチウ
ム塩の量は好ましくは5〜98重量%である。より好ま
しくは、リチウム塩は25〜75重量%相当量でフラッ
クス中に存在させる。任意的で、かつ好ましくは、Sr
Cl 2は変換効率を増大させるために添加される。Sr
Cl2はフラックス中に好ましくは0〜50%相当量
で、さらに好ましくは0〜20重量%相当量で存在させ
る。もっとも好ましい具体化例は、本質的に、KCl
24〜74重量%、LiClとLi2SO4とよりなる群
から選んだ少なくとも1つのリチウム塩24〜74重量
%およびSrCl2 2〜15重量%から構成されるフラ
ックスで示される。
【0017】通常の方法での焼成後、フラックスと可溶
性の反応生成物は、たとえば水で浸出することによりと
り除かれる。ついでタンタレート蛍光体が回収され、X
−線増感スクリーンの調製のため用いられる。蛍光体出
発材料の混合物は、たとえば1100℃〜1400℃の
高められた温度で少なくとも約3時間焼成する。好まし
い温度の範囲は1250℃から1300℃である。焼成
後、混合物はフラックスをとり除くために水洗しそして
蛍光体を回収する。
【0018】増感用蛍光体は本発明の開示により作られ
た後、この蛍光体混合物は通常の既知バインダーのどれ
かの中に、たとえばポリビニルブチラールまたはアクリ
レートまたはメタアクリレートと溶剤、たとえばアルコ
ール、塩素化炭化水素、ケトン、酢酸ブチルなどを用い
て分散させることができる。少量のヒュームドシリカを
蛍光体中に存在させて、取り扱いを向上させかつ蛍光体
を容易に注ぐことができる。バインダー中に分散させた
後、蛍光体はついで通常の基体、たとえばボール紙、ポ
リエステルフィルム、うすい金属シート、などの上に塗
布される。増白剤を蛍光体中に存在させることもでき、
また種々の反射性材料を、蛍光体がX−線に当たったと
きの光の発生を強化するため、下側層としてかまたは基
体自身の内部に存在させることもできる。TiO2をバ
インダー中に分散させて基体上に塗布するか、同じくフ
ィルム基体中に直接小粒子のルチル型TiO2を用いる
のが普通である。これら手法はすべて従来から良く知ら
れている。基体上に塗布した蛍光体層の上に、普通保護
上塗り層を付与することができ、事実これが好ましい。
これらの上塗りもまた良く知られており、やや高価な蛍
光体層を汚れと取り扱い中の事故から防ぐ役目をする。
典型的なX−線増感スクリーン製作のための通常の基
体、バインダー、混合と塗布方法などは、たとえばPatt
en氏の米国特許第4,387,141号中に述べられてお
り、関係するこの記述を参照として本明細書中に組み入
れる。
【0019】X−線増感スクリーン中に本発明の蛍光体
を用いるのが好ましいし具体化例である。このスクリー
ンは両面塗布した医療用X−線ハロゲン化銀、写真フィ
ルムエレメントとともに対で用いることができ、あるい
はある種の利用のためには片側塗布ハロゲン化銀写真フ
ィルムエレメントとともに用いることもできる。1対の
スクリーンが便宜的に用いられ、そして各スクリーンの
蛍光体の塗布量は必要なれば異なることができる。すな
わち、非対称な1対のスクリーンを最良の結果を得るた
め用いることができる。医療X−線の評価が本発明のX
−線増感スクリーンの主たる産業上の利用を示してい
る。
【0020】寸法的に安定なポリエチレンテレフタレー
トフィルム基体で、その中に少量のルチルまたはアナタ
ーゼ型の二酸化チタンを加えたものが、本発明のX−線
増感スクリーン用の好ましい基体である。医療用のX−
線ハロゲン化銀フィルムは従来から良く知られており市
場で入手することができる。普通フィルムは典型的には
基体とその上に塗布されたバインダーとから構成されて
いる。このバインダーは従来から知られたように、化学
的およびスペクトル的に増感されたハロゲン化銀粒子を
含み、使用するよう意図されている増感スクリーンの放
射光にもっとも感光性となるようされている。市場で入
手し得る多くのフィルムはここに示したことを実証する
に十分であろう。
【0021】遅延蛍光は露光が連続して速やかに行われ
るときに典型的に認められる。医療用X−線検査の際の
遅延蛍光(またはおくれ)による問題は、ラジオグラフ
が本来の画像と同時に以前の露光に相当する重ねられた
画像を含むときに示される。ラジオグラフ露光ユニット
におけるおくれの観察は定性的なものであり、そこで研
究のためおくれを適切に定量化するためのシミュレーシ
ョンが求められる。このおくれの定量的測定は光電子倍
増管を使用して蛍光体(典型的に、X−線増感スクリー
ン中に含ませた)から放出される光を記録することによ
り達成される。X−線励起中に放射される光を記録しこ
れを変換効率(またはスピード)とする。ついでX−線励
起を中止し、そしてその後に放射される光の強度を遅延
蛍光として記録する。スピードに対する遅延蛍光の比を
おくれ%で報じるおくれとする。
【0022】論議を助けるためスピードはCaWO4
ような標準的蛍光体と比較して報告する。一方、おくれ
の実際的な目安はハロゲン化銀フィルムとスクリーンを
使用して得ることもできる。ハロゲン化銀フィルムとス
クリーンを用いる方法において、蛍光体スクリーンはX
−線に当たる部分の露光を防ぐよう鉛により部分的にカ
バーする。ついでこのスクリーンをタングステン陽極を
用いる非常に強いX−線ビームによって露光する。露光
を止めて30秒後に、フィルムをこのスクリーンに密着
しそして4時間放置する。フィルムを通常の方法で処理
し、そしてスクリーンの露光部分に接したフィルムの光
学的濃度を、スクリーンの未露光部分に接したフィルム
の光学的濃度と比較する。この光学的濃度の比がおくれ
または遅延蛍光の程度である。
【0023】
【実施例】本発明はここで以下の特定の実施例により示
されるが、百分率と部はとくに示さない限り重量による
ものである。 製造方法 一般的な製造方法は表中に示した使用フラックスを除い
て、Zegarski氏の米国特許第5,064,729号中に示
されているものである。酸化タンタル、酸化イットリウ
ムおよび酸化ニオブ(適当ならば)の化学量論的分量の
混合物を、表中に示したフラックスと充分に混ぜ合わせ
た。フラックスは酸化物の全重量に対し典型的には50
%の分量に存在させた。ついで混合物は大気中1250
℃で約16時間焼成した。可溶性塩類は水により得られ
た蛍光体から洗い出した。乾燥後に、得られた蛍光体の
流動性と取扱性を改良するために、必要ならば蛍光体の
1g当たりにヒュームドシリカの約0.0002g相当
量を添加した。ついで蛍光体はn−ブチルアセテートと
n−プロパノールの1:1重量混合物の混合溶剤を使用
し、カルボキシル化メチルメタアクリレートアクリル性
バインダー、可塑剤としてポリオキシエチレンとポリプ
ロピレングリコールのブロックコポリマー混合物、およ
び湿潤剤としてのジオクチルスルホコハク酸ナトリウム
の中で、機械的に撹拌するかまたはボールミルで処理す
ることにより蛍光体を分散させた。
【0024】この懸濁物を基体上に塗布した。好ましい
基体は厚み0.010インチ(0.25mm)のポリエチレ
ンテレフタレートで、その中に分散した約5mg/cm2
TiO2を有するものである。分散物は各テスト用のセ
ットについて実質上一定の塗布量で塗布し、そしてスピ
ードについての効果を70kVpで5masのタングステンX
−線源および30kVpで約10masのモリブデン源により
テストした。相対スピード値はCaWO4コントロール
との対比で報告する。
【0025】実施例1 P2/a空間群対称をもつ、M′−単斜晶形のYTaO
4蛍光体を前述のようにして製造した。X−線増感スク
リーンは各蛍光体について一定塗布量で製造した。以下
の表中でwt%はフラックス全重量に対する各成分の寄与
を示している。いずれの場合も、30秒おくれ%は光電
子倍増管を使用して測定し、そして4時間おくれ%はハ
ロゲン化銀フィルムとスクリーンを用いる方法を使用し
て測定した。
【0026】
【表1】
【0027】実施例2 P2/a空間群対称をもつM′−単斜晶形のYTaO4
蛍光体を表2中に記載したフラックス組成で前述のよう
にして製造した。X−線増感スクリーンは一定の蛍光体
塗布量で各蛍光体について製造した。おくれ%は30秒
では光電子倍増管を使用して測定し、また4時間おくれ
%はハロゲン化銀フィルムとスクリーンを用いる方法を
使用して測定した。
【0028】
【表2】
【0029】実施例3 各種の蛍光体を表3中に示したフラックスを使用し前述
のようにして製造した。おくれ%は光電子倍増管を使用
して測定した。
【表3】
【0030】実験データは本発明のフラックス組成物
は、以前に得られたフラックス組成物と比べておくれの
減少した蛍光体を与えることを明瞭に示している。さら
に、フラックス組成物中にSrCl2を含むときはおく
れは低いままで、かつ変換効率(スピードとして表示)
は以前に得られるフラックス組成物に対し優れているの
である。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) YNbxTa1-x4、xは0〜約
    0.15; (b) LuNbxTa1-x4、xは0〜約0.2; (c) Y1-yTmyTaO4、yは0〜約0.03; (d) (a)と(b)の固溶体; (e) (a)と(c)の固溶体; (f) Y1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.1
    5; (g) Lu1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.
    15; (h) Gd1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.
    15; (i) (f)、(g)および(h)のうちの少なくとも2つの
    固溶体; (j) 45モル%までのイットリウム、ルテチウムまた
    はガドリニウムをランタンにより置き換えた(a)〜(i)
    のいずれか; (k) 15モル%までのイットリウム、ルテチウムまた
    はガドリニウムをイッテルビウムにより置き換えた(a)
    〜(i)のいずれか; (l) 15モル%までのイットリウムまたはルテチウム
    をガドリニウムにより置き換えた(a)、 (b)、 (c)、
    (d)および(e)のいずれか;および (m) Y1-xBixTaO4、xは0.00005〜約0.
    1; から構成される群より選ばれるX線増感用蛍光体の製造
    方法であって、次の工程、すなわち、 (i) 化学量論的分量の前駆体酸化物を緊密に混ぜ合わ
    せ; (ii) (i)から得られた混合物を、本質的にKClの2
    〜95重量%、LiClとLi2SO4とからなる群より
    選んだ少なくとも1つのリチウム塩の5〜98重量%、
    およびSrCl2の0〜50重量%から構成されるフラ
    ックスと混合し; (iii) (ii)からのフラックス含有混合物を、約1100
    ℃〜約1400℃の範囲で少なくとも3時間加熱し;そ
    して (iv) 蛍光体を回収する、からなる前記X線増感用蛍光
    体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記フラックスは本質的にKClの25
    〜75重量%、LiClとLi2SO4とからなる群より
    選んだ少なくとも1つのリチウム塩の25〜75重量
    %、およびSrCl2の0〜20重量%から構成される
    ものである、請求項1に記載のX−線増感用蛍光体の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記フラックスは本質的にKClの25
    〜75重量%、およびLiClとLi2SO4とからなる
    群より選んだ少なくとも1つのリチウム塩の25〜75
    重量%から構成されるものである、請求項2に記載のX
    −線増感用蛍光体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記フラックスは本質的にKClの24
    〜74重量%、LiClとLi2SO4とからなる群より
    選んだ少なくとも1つのリチウム塩の24〜74重量
    %、およびSrCl2の2〜15重量%から構成される
    ものである、請求項2に記載のX−線増感用蛍光体の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記蛍光体が、 (a) YNbxTa1-x4、xは0〜約0.15; (b) LuNbxTa1-x4、xは0〜約0.2; (c) Y1-yTmyTaO4、yは0〜約0.03; (d) (a)と(b)の固溶体; (e) (a)と(c)の固溶体; (f) Y1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.1
    5; (g) Lu1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.
    15; (h) Gd1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.
    15; (i) (f)、(g)および(h)のうちの少なくとも2つの
    固溶体; (j) 45モル%までのイットリウム、ルテチウムまた
    はガドリニウムをランタンにより置き換えた(a)〜(i)
    のいずれか; (k) 15モル%までのイットリウム、ルテチウムまた
    はガドリニウムをイッテルビウムに置き換えた(a)〜
    (i)のいずれか;および (l) 15モル%までのイットリウムまたはルテチウム
    をガドリニウムにより置き換えた(a)、 (b)、 (c)、
    (d)および(e)のいずれか;から構成される群より選ば
    れる、請求項1に記載のX線増感用蛍光体の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記蛍光体が(a) YNbxTa
    1-x4、xは0〜約0.15;および(b) LuNbx
    1-x4、xは0〜約0.2からなる群より選ばれたも
    のである、請求項5に記載のX−線増感用蛍光体の製造
    方法。
  7. 【請求項7】 前記蛍光体がP2/a空間群対称をもつ
    M′−単斜晶形の蛍光体である、請求項1に記載のX−
    線増感用蛍光体の製造方法。
  8. 【請求項8】 (a) YNbxTa1-x4、xは0〜約
    0.15; (b) LuNbxTa1-x4、xは0〜約0.2; (c) Y1-yTmyTaO4、yは0〜約0.03; (d) (a)と(b)の固溶体; (e) (a)と(c)の固溶体; (f) Y1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.1
    5; (g) Lu1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.
    15; (h) Gd1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.
    15; (i) (f)、(g)および(h)のうちの少なくとも2つの
    固溶体; (j) 45モル%までのイットリウム、ルテチウムまた
    はガドリニウムをランタンにより置き換えた(a)〜(i)
    のいずれか; (k) 15モル%までのイットリウム、ルテチウムまた
    はガドリニウムをイッテルビウムに置き換えた(a)〜
    (i)のいずれか;および (l) 15モル%までのイットリウムまたはルテチウム
    をガドリニウムに置き換えた(a)、 (b)、 (c)、 (d)お
    よび(e)のいずれか; から構成される群より選ばれるX線増感用蛍光体の製造
    方法であって、次の工程、すなわち、 (i) 化学量論的分量の前駆体酸化物を緊密に混ぜ合わ
    せ; (ii) (i)から得られた混合物を、本質的にKClの2
    〜95重量%、LiClとLi2SO4とからなる群より
    選んだ少なくとも1つのリチウム塩の5〜98重量%、
    およびSrCl2の0〜50重量%から構成されるフラ
    ックスと混合し; (iii) (ii)からのフラックス含有混合物を、約1100
    ℃〜約1400℃の範囲で少なくとも3時間加熱し;そ
    して (iv) 蛍光体を回収する、からなる、前記X線増感用蛍
    光体の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記フラックスは本質的にKClの25
    〜75重量%、LiClとLi2SO4とからなる群より
    選んだ少なくとも1つのリチウム塩の25〜75重量
    %、およびSrCl2の0〜20重量%から構成される
    ものである、請求項8に記載のX−線増感用蛍光体の製
    造方法。
  10. 【請求項10】 前記フラックスは本質的にKClの2
    5〜75重量%、およびLiClとLi2SO4とからな
    る群より選んだ少なくとも1つのリチウム塩の25〜7
    5重量%から構成されるものである、請求項9に記載の
    X−線増感用蛍光体の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記フラックスは本質的にKClの2
    4〜74重量%、LiClとLi2SO4とからなる群よ
    り選んだ少なくとも1つのリチウム塩の24〜74重量
    %、およびSrCl2の2〜15重量%から構成される
    ものである、請求項8に記載のX−線増感用蛍光体の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 前記蛍光体が(a) YNbxTa1-x
    4、xは0〜約0.15;および(b) LuNbxTa1-x
    4、xは0〜約0.2、からなる群より選ばれたもので
    ある、請求項8に記載のX−線増感用蛍光体の製造方
    法。
  13. 【請求項13】 前記蛍光体がP2/a空間群対称をも
    つM′−単斜晶形の蛍光体である、請求項8に記載のX
    −線増感用蛍光体の製造方法。
  14. 【請求項14】 X−線増感スクリーンを含むラジオグ
    ラフ記録用エレメントであって、前記X線増感スクリー
    ンは基体と活性層とからなり、前記活性層はバインダー
    と (a) YNbxTa1-x4、xは0〜約0.15; (b) LuNbxTa1-x4、xは0〜約0.2; (c) Y1-yTmyTaO4、yは0〜約0.03; (d) (a)と(b)の固溶体; (e) (a)と(c)の固溶体; (f) Y1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.1
    5; (g) Lu1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.
    15; (h) Gd1-yTbyTaO4、yは約0.001〜約0.
    15; (i) (f)、(g)および(h)のうちの少なくとも2つの
    固溶体; (j) 45モル%までのイットリウム、ルテチウムまた
    はガドリニウムをランタンにより置き換えた(a)〜(i)
    のいずれか; (k) 15モル%までのイットリウム、ルテチウムまた
    はガドリニウムをイッテルビウムにより置き換えた(a)
    〜(i)のいずれか; (l) 15モル%までのイットリウムまたはルテチウム
    をガドリニウムにより置き換えた(a)、 (b)、 (c)、
    (d)および(e)のいずれか;および (m) Y1-xBixTaO4、xは0.00005〜約0.
    1;からなる群より選ばれる少なくとも1つの蛍光体と
    から構成され、そして前記少なくとも1つの蛍光体は: (i) 化学量論的分量の前駆体酸化物を緊密に混ぜ合わ
    せ; (ii) (i)から得られた混合物を、本質的にKClの2
    〜95重量%、LiClとLi2SO4とからなる群より
    選んだ少なくとも1つのリチウム塩の5〜98重量%、
    およびSrCl2の0〜50重量%から構成されるフラ
    ックスと混合し; (iii) (ii)からのフラックス含有混合物を、約1100
    ℃〜約1400℃の範囲で少なくとも3時間加熱し;そ
    して (iv) 蛍光体を回収する、の工程からなる方法により製
    造されるものである、前記ラジオグラフ記録用エレメン
    ト。
  15. 【請求項15】 前記フラックスは本質的にKClの2
    5〜75重量%、LiClとLi2SO4とからなる群か
    ら選んだ少なくとも1つのリチウム塩の25〜75重量
    %、およびSrCl2の0〜20重量%から構成される
    ものである、請求項14に記載のラジオグラフ記録用エ
    レメント。
  16. 【請求項16】 前記フラックスは本質的にKClの2
    5〜75重量%、およびLiClとLi2SO4とからな
    る群より選んだ少なくとも1つのリチウム塩の25〜7
    5重量%から構成されるものである、請求項15に記載
    のラジオグラフ記録用エレメント。
  17. 【請求項17】 前記フラックスは本質的にKClの2
    4〜74重量%、LiClとLi2SO4とからなる群よ
    り選んだ少なくとも1つのリチウム塩の24〜74重量
    %、およびSrCl2の2〜15重量%から構成される
    ものである、請求項15に記載のラジオグラフ記録用エ
    レメント。
  18. 【請求項18】 前記蛍光体が(a) YNbxTa1-x
    4、xは0〜約0.15;および(b) LuNbxTa1-x
    4、xは0〜約0.2からなる群より選ばれたものであ
    る、請求項14に記載のラジオグラフ記録用エレメン
    ト。
  19. 【請求項19】 前記ラジオグラフ記録用エレメントは
    さらにハロゲン化銀フィルムを含むものである、請求項
    14に記載のラジオグラフ記録用エレメント。
  20. 【請求項20】 前記蛍光体がP2/a空間群対称をも
    つM′−単斜晶形の蛍光体である、請求項14に記載の
    ラジオグラフ記録用エレメント。
JP9074958A 1996-03-28 1997-03-27 遅延蛍光が少ないx−線増感用タンタレート蛍光体の製造方法 Pending JPH1020097A (ja)

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