JPH10200785A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JPH10200785A
JPH10200785A JP9002794A JP279497A JPH10200785A JP H10200785 A JPH10200785 A JP H10200785A JP 9002794 A JP9002794 A JP 9002794A JP 279497 A JP279497 A JP 279497A JP H10200785 A JPH10200785 A JP H10200785A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、画像センサの検出画像を表示装置
に表示する制御を行う表示制御装置に係り、画像センサ
で観測する対象の中にレベル差の大きいものが含まれて
いても全体を適切に観測できる形で表示装置に表示させ
得る表示制御装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 画像信号に施すレベル制御及び利得制御
をこの順序でまたは逆の順序で実行する制御部2aを備
える表示制御装置において、制御部1aのレベル制御ま
たは利得制御の何れか一方の制御の結果の信号のレベル
が所定レベルを超えたレベルにあるかを判断する判断手
段3と、判断手段3が超えていると判断したとき一方の
制御の結果の信号に代えて一方の制御に用いる信号を選
択する信号選択手段4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像センサの検出
画像を表示装置に表示する際に輝度や表示位置、表示範
囲を制御する表示制御装置に係り、特に制御結果の画像
信号レベルが表示装置の表示レンジを超える場合の処理
方式に関する。画像センサには、可視光線領域で用いる
ものや赤外線領域で用いるものなど各種のものが知られ
ている。この画像センサの各画素の像は、TVのような
時系列走査信号によって読み出される場合と、スパイラ
ル走査信号によって読み出される場合と、更に走査を要
せずに並列に画素信号が読み出される場合とがある。何
れにせよ表示制御装置には、各画素の信号が時系列に入
力する。表示制御装置は、時系列に入力する画像信号に
レベル制御及び利得制御を施して表示装置に表示する画
像について輝度を調節したり、見たい部分を画面中央に
位置させたり、拡大したりするのに用いるが、この処理
はアナログ信号の状態で行う場合と、ディジタル信号へ
変換して行う場合とがある。なお、レベル制御と利得制
御は、この順序で行う場合が多いが、用途等によっては
逆の順序で行う場合もある。以下、レベル制御と利得制
御をこの順序で行う表示制御装置を例に挙げて説明す
る。
【0002】
【従来の技術】図25は、従来の表示制御装置の構成例
である。この表示制御装置は、前段のレベル制御部50
と、後段の利得制御部51とで構成される。レベル制御
部50は、入力段に加算回路50a、出力段に上下限制
限回路50bがそれぞれ設けられ、加算回路50aには
外部から所定のレベル値が与えられる。また、利得制御
部51は、入力段に乗算回路51a、出力段に上下限制
限回路51bがそれぞれ設けられ、乗算回路51aには
外部から所定の利得係数が与えられる。
【0003】図26は、従来の表示制御装置の動作説明
図である。図26において、レベル制御部50に入力す
る画像センサからの画像信号は、例えば図26(a)に
示すようになっているとし、図中上下に示す破線の範囲
内が表示装置に表示したい範囲であるとする。レベル制
御部50では、加算回路50aが、画像センサからの画
像信号に所定のレベル値を加算する。これは、図26
(b)に示すように、図26(a)の下側の破線位置を
所定レベル(イ)持ちあげる操作である。これにより、
見たい部分の表示位置の調節が行われる。なお、表示輝
度の補正も行われる。
【0004】そして、上下限制限回路50bにおいて加
算回路50aの出力のうち表示レンジを超えた部分がカ
ットされ(図26(b)の(ロ)参照)、表示レンジ内
の画像信号(図26(b)の上下に示す破線の範囲内の
信号)が利得制御部51の乗算回路51aへ出力され
る。利得制御部51の乗算回路51aでは、レベル制御
部50から入力した画像信号に所定の利得係数を乗算す
る。これにより、表示画像の見たい部分が拡大され細か
く観察することが可能となる。そして、上下限制限回路
51bにおいて乗算回路51aの出力のうち表示レンジ
を超えた部分がカットされ、表示レンジ内の画像信号
(図26(c)の上下に示す破線の範囲内の信号)が表
示信号として外部の表示装置へ出力される。
【0005】つまり、表示装置には、図26(c)の上
下に示す破線の範囲内の画像信号に対応する画像が表示
され、上下の破線の外の画像信号に対応する画像は、表
示されない。なお、上下の破線の範囲を超えた領域での
信号レベルは、飽和レベルである。したがって、上側破
線の上方領域である図26(b)の(ロ)に対応する領
域での信号レベルは、白レベル、また、下側破線の下方
領域での信号レベルは、黒レベルである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、画像センサ
で例えば明るい所と暗い所を同時に観測する場合、従来
では、明るい所を基準にすると暗い所が黒レベルに飽和
し、逆に暗いところを基準にすると明るい所が白レベル
に飽和し、何れの場合も双方を同時に観測できない場合
が生ずる。
【0007】特に、赤外線画像センサは、周知のよう
に、測定対象物の温度分布(熱画像)を表示させるのに
用いられるが、目標物の温度と目標物以外の温度を同時
に観測したい場合がある。この場合、両者に相当の温度
差があると、従来では、目標物に最適な状態でレベル・
利得を調整すると、目標物以外は背景である白または黒
に飽和してしまうので、目標物以外の温度を目標物の温
度と同時に観測するのが困難である。
【0008】このような場合、従来では、全体の平均値
を採って表示できるゲインに合わせる、あるいは、一番
明るい所と一番暗い所を表示できるゲインに合わせる等
の方法が採用されているが、双方を適切なレベルで表示
するのは困難で、一方は犠牲にせざるを得ない場合が多
い。本発明は、このような課題を解決すべく創作された
もので、画像センサで観測する対象の中にレベル差の大
きいものが含まれていても全体を適切に観測できる形で
表示装置に表示させることができる表示制御装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1、9、
10に記載の発明の原理ブロック図である。請求項1に
記載の表示制御装置1aは、画像信号に施すレベル制御
及び利得制御をこの順序でまたは逆の順序で実行する制
御部2aを備え、表示装置の表示画面に表示する画像の
表示信号を出力する表示制御装置において、制御部1a
のレベル制御または利得制御の何れか一方の制御の結果
の信号のレベルが所定レベルを超えたレベルにあるかを
判断する判断手段3と、判断手段3が超えていると判断
したとき一方の制御の結果の信号に代えて一方の制御に
用いる信号を選択する信号選択手段4とを備えることを
特徴とする。
【0010】即ち、この表示制御装置1aでは、一方の
制御が例えばレベル制御であれば、レベル制御で制御に
用いる信号(即ち入力信号)をレベル制御値だけ持ち上
げた結果の信号について、判断手段3が所定レベルを超
えたと判断したときは、信号選択手段4にその超えた信
号に代えて制御に用いる信号(即ち入力信号)を当該レ
ベル制御の結果の信号として選択させる。その結果、レ
ベル制御においていわゆる飽和を生じないようにでき
る。
【0011】図2は、請求項2、9、10に記載の発明
の原理ブロック図である。請求項2に記載の表示制御装
置1bは、画像信号に施すレベル制御及び利得制御をこ
の順序でまたは逆の順序で実行する制御部2aを備え、
表示装置の表示画面に表示する画像の表示信号を出力す
る表示制御装置において、制御部2aのレベル制御また
は利得制御の何れか一方の制御の結果の信号のレベルが
所定レベルを超えたレベルにあるかを判断する判断手段
3と、一方の制御に用いる信号を受けて当該一方の制御
に適用される第1制御値とは異なる第2制御値に従って
当該一方の制御と同様の制御を実行する制御手段5と、
判断手段3が超えていると判断したとき制御部2aの一
方の制御の結果の信号に代えて制御手段5の制御の結果
の信号を選択する信号選択手段4とを備えることを特徴
とする。
【0012】即ち、この表示制御装置1bでは、一方の
制御が例えば利得制御であれば、利得制御で制御に用い
る信号(即ち入力信号)を第1利得制御値によって拡大
した結果の信号について、判断手段3が所定レベルを超
えたと判断したときは、信号選択手段4に、その超えた
信号に代えて、制御手段5が制御に用いる信号(即ち入
力信号)について第2利得制御値で実行した利得制御の
結果の信号を当該利得制御の結果の信号として選択させ
る。その結果、利得制御においていわゆる飽和を生じな
いようにできるだけでなく、切り替えた信号(背景)も
飽和しないようにできる。
【0013】図3は、請求項3、9、10に記載の発明
の原理ブロック図である。請求項3に記載の表示制御装
置1cは、請求項2に記載の表示制御装置1bにおい
て、一方の制御に用いる信号の最大値と最小値のレベル
差を求め、そのレベル差の逆数に基づき第2制御値を発
生する制御値発生手段6を備えることを特徴とする。
【0014】即ち、この表示制御装置1cでは、制御値
発生手段6が、一方の制御に用いる信号のレベル変化に
適応的に応答して第2制御値を自動的に発生する。した
がって、目標物に合わせるだけで、背景を飽和させず適
宜レベルに自動調節できる。図4は、請求項4、9、1
0に記載の発明の原理ブロック図である。請求項4に記
載の表示制御装置1dは、画像信号に施すレベル制御及
び利得制御をこの順序でまたは逆の順序で実行する制御
部2aを備え、表示装置の表示画面に表示する画像の表
示信号を出力する表示制御装置において、制御部2aの
レベル制御または利得制御の何れか一方の制御の結果の
信号のレベルが所定レベルを超えたレベルにあるかを判
断する判断手段3と、判断手段3が超えていると判断し
たときの信号レベルの平均値を求める平均手段7と、一
方の制御に用いる信号のレベル値と平均手段が求めた平
均レベル値との間で減算を実行する減算手段8と、判断
手段3が超えていると判断したとき一方の制御の結果の
信号に代えて減算手段8の出力を選択する信号選択手段
4とを備えることを特徴とする。
【0015】即ち、この表示制御装置1dでは、一方の
制御が例えばレベル制御であれば、レベル制御で制御に
用いる信号(即ち入力信号)をレベル制御値だけ持ち上
げた結果の信号について、判断手段3が所定レベルを超
えたと判断したときは、信号選択手段4に、その超えた
信号に代えて、減算手段が出力する平均手段7が求めた
その超えた信号レベルの平均値と制御に用いる信号レベ
ルとの差の信号を当該レベル制御の結果の信号として選
択させる。その結果、レベル制御においていわゆる飽和
を生じないようにできるだけでなく、切り替えた信号
(背景)も適切なレベルのものとすることができる。
【0016】図5は、請求項5、9、10に記載の発明
の原理ブロック図である。請求項5に記載の表示制御装
置1eは、請求項4に記載の表示制御装置1dにおい
て、制御部2bは、レベル制御及び利得制御をこの順序
で実行し、一方の制御は、レベル制御であり、制御部2
bの利得制御に適用される利得係数を受けて所定レベル
を発生する閾値発生手段9を備えることを特徴とする。
【0017】即ち、この表示制御装置1eでは、判断手
段3は、所定レベルを超えたか否かの判断を、閾値発生
手段9が発生する利得係数に応じた所定のレベルに従っ
て行う。したがって、レベル制御と利得制御がこの順序
で行われる場合に利得制御での飽和をなくすことができ
る。図6は、請求項6、9、10に記載の発明の原理ブ
ロック図である。
【0018】請求項6に記載の表示制御装置1fは、請
求項4に記載の表示制御装置1dにおいて、制御部2b
は、レベル制御及び利得制御をこの順序で実行し、一方
の制御は、レベル制御であり、制御部2bの利得制御に
適用される利得係数の逆数を発生する逆数発生手段10
と、逆数発生手段10の出力と閾値とを乗算し所定レベ
ルを出力する乗算手段11とを備えることを特徴とす
る。
【0019】即ち、この表示制御装置1fでは、判断手
段3は、所定レベルを超えたか否かの判断を、閾値と逆
数発生手段10が発生する利得係数の逆数とを乗算した
所定のレベルに従って行う。したがって、レベル制御と
利得制御がこの順序で行われる場合に利得制御での飽和
箇所の変化をなくすことができる。図7は、請求項7乃
至請求項10に記載の発明の原理ブロック図である。
【0020】請求項7に記載の表示制御装置1gは、画
像信号に施すレベル制御及び利得制御をこの順序でまた
は逆の順序で実行する制御部2aを備え、表示装置の表
示画面に表示する画像の表示信号を出力する表示制御装
置において、制御部2aのレベル制御または利得制御の
何れか先に行う制御2a1の結果の信号のレベルが所定
レベルを超えたレベルにあるかを判断する第1判断手段
12と、第1判断手段12が超えていると判断したとき
の信号レベルの平均値を求める平均手段13と、先に行
う制御2a1に用いる信号のレベル値と平均手段13が
求めた平均レベル値との間で減算を実行する減算手段1
4と、第1判断手段12が超えていると判断したとき先
に行う制御2a1の結果の信号に代えて減算手段14の
出力を選択する第1信号選択手段15と、第1信号選択
手段15の出力についてレベル制御または利得制御の何
れか後に行う制御2a2の結果の信号のレベルが所定レ
ベルを超えたレベルにあるかを判断する第2判断手段1
6と、第1信号選択手段15の出力を受けて後に行う制
御2a2に適用される第1制御値とは異なる第2制御値
に従って当該後に行う制御2a2と同様の制御を実行す
る制御手段17と、第2判断手段16が超えていると判
断したとき後に行う制御2a2の結果の信号に代えて制
御手段17の制御の結果の信号を選択する第2信号選択
手段18とを備えることを特徴とする。
【0021】即ち、この表示制御装置1gでは、例え
ば、先に行う制御2a1がレベル制御で、後に行う制御
2a2が利得制御であるとすれば、レベル制御2a1で
制御に用いる信号(即ち入力信号)をレベル制御値だけ
持ち上げた結果の信号について第1判断手段12が所定
レベルを超えたと判断したときは、第1信号選択手段1
5に、その超えた信号に代えて、減算手段14が出力す
る平均手段13が求めたその超えた信号レベルの平均値
と制御に用いる信号レベルとの差の信号を当該レベル制
御2a1の結果の信号として選択させる。その結果、い
わゆる飽和が生じてない信号が利得制御2a2の制御に
供される。
【0022】そして、利得制御2a2において、第1信
号選択手段15から入力した信号に第1利得制御値によ
る拡大操作がなされる。その拡大操作した結果の信号に
ついて、第2判断手段16が所定レベルを超えたと判断
したときは、第2信号選択手段18に、その超えた信号
に代えて、制御手段17が第1信号選択手段15から入
力した信号について第2利得制御値で実行した利得制御
の結果の信号を当該利得制御2a2の結果の信号として
選択させる。
【0023】その結果、レベル制御及び利得制御の双方
においていわゆる飽和を生じないようにでき、全ての画
像信号を飽和させないようにできる。請求項8に記載の
表示制御装置は、請求項7に記載の表示制御装置1gに
おいて、第1信号選択手段15の出力を受けて最大値と
最小値のレベル差を求め、そのレベル差の逆数に基づき
第2制御値を発生する制御値発生手段19を備えること
を特徴とする。
【0024】即ち、この表示制御装置では、後に行う制
御2a2において、制御値発生手段19が、第1信号選
択手段15の出力信号のレベル変化に適応的に応答して
第2制御値を自動的に発生する。したがって、目標物に
合わせるだけで、背景を飽和させず適宜レベルに自動調
節できる。請求項9に記載の表示制御装置は、請求項1
乃至請求項4、請求項7、8に記載の表示制御装置にお
いて、所定レベルは、表示装置の表示レンジに対応して
定めた最大値及び最小値であることを特徴とする。
【0025】即ち、この表示制御装置では、所定レベル
として例えば表示装置の表示レンジの上下限値を設定で
きる。請求項10に記載の表示制御装置は、請求項1乃
至請求項4、請求項7、8に記載の表示制御装置におい
て、所定レベルは、表示装置の表示レンジに対応して可
変可能に設定する閾値であることを特徴とする。
【0026】即ち、この表示制御装置では、所定レベル
として例えば表示装置の表示レンジ内の任意値を設定で
きる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0028】図8は、請求項1、9、10に対応する第
1実施形態の構成図である。なお、従来例(図25)と
同一構成部分には、同一符号・名称を付してある。以下
の各実施形態において同様である。この第1実施形態で
は、利得制御部51の上下限制限回路51bの出力側
に、最大値設定器20、最小値設定器21、比較器2
2,23、ORゲート24、セレクタ25を設けてあ
る。
【0029】最大値設定器20、最小値設定器21は、
最大値、最小値を固定的に設定するスイッチを備える。
最大値設定器20、最小値設定器21では、例えば、上
下限制限回路51bが乗算回路51aの出力レベルを表
示レンジの上下限値に制限するその上限値、下限値にそ
れぞれ設定される。最大値設定器20の出力端は比較器
22の一方の入力端に接続され、最小値設定器21の出
力端は比較器23の一方の入力端に接続される。
【0030】比較器22,23は、それぞれの他方の入
力端に上下限制限回路51bの出力端が接続され、それ
ぞれの出力端がORゲート24の入力端に接続される。
比較器22は、上下限制限回路51bの出力が最大値設
定器20の出力と一致したとき出力を高レベルにする。
同様に、比較器23は、上下限制限回路51bの出力が
最小値設定器20の出力と一致したとき出力を高レベル
にする。
【0031】セレクタ25は、切替制御端にORゲート
24の出力端が接続され、一方の入力端に上下限制限回
路51bの出力端が接続され、他方の入力端に乗算回路
51aの入力端が接続される。セレクタ25は、ORゲ
ート24の出力レベルが、低レベルのときは上下限制限
回路51bの出力を選択し、高レベルのときは乗算回路
51aの入力を選択し、表示信号として表示装置へ出力
する。
【0032】この第1実施形態と請求項との対応関係
は、次のようになっている。表示制御装置1aには、図
8に示す構成の表示制御装置が対応する。レベル制御及
び利得制御を行う制御部2aには、レベル制御部50と
利得制御部51の全体が対応する。判断手段3には、比
較器22,23とORゲート24の全体が対応する。信
号選択手段4には、セレクタ25が対応する。
【0033】所定レベルには、最大値設定器20、最小
値設定器21の出力レベルが対応する。制御に用いる信
号には、乗算回路51aの入力信号が対応する。制御の
結果の信号には、上下限制限回路51bの出力信号が対
応する。図9は、この第1、第4、第11の実施形態の
動作説明図である。以下、図9を参照してこの第1実施
形態の動作を説明する。レベル制御部50は、従来例
(図25)と同様の動作を行う。即ち、図9(a)は図
26(a)に相当し、図9(b)は図26(b)に相当
する。
【0034】また、利得制御部51の乗算回路51aで
は、従来と同様にレベル制御部50から入力した画像信
号に所定の表示用利得係数を乗算する。これにより、表
示画像の見たい部分が拡大され細かく観察することが可
能となる。そして、上下限制限回路51bは、従来と同
様に乗算回路51aの出力のうち表示レンジを超えた部
分(図9(b)の(ロ)参照)をカットし、表示レンジ
内の画像信号(図26(c)の上下に示す破線の範囲内
の信号)を表示信号(利得制御の結果の信号)として出
力する。
【0035】この上下限制限回路51bの出力は、セレ
クタ25の一方の入力端に入力するとともに、比較器2
2,23の他方の入力端にも入力する。比較器22は、
上下限制限回路51bの出力が、最大値設定器20の出
力以下のときは出力を低レベルにし、一致したとき出力
を高レベルにする。同様に、比較器23は、上下限制限
回路51bの出力が、最小値設定器20の出力以上のと
きは出力を低レベルにし、最小値設定器20の出力と一
致したとき出力を高レベルにする。
【0036】したがって、乗算回路51aの出力レベル
が表示レンジ内である場合には、上下限制限回路51b
の出力は最大値と最小値の間にあっていわゆる飽和しな
い状態にあるので、2つの比較器22,23は、出力を
共に低レベルにしており、セレクタ25は、上下限制限
回路51bの出力を表示信号として選択出力する。一
方、乗算回路51aの出力レベルが表示レンジの上限ま
たは下限を超えると、上下限制限回路51bの出力が最
大値または最小値と一致するいわゆる飽和した状態とな
るので、2つの比較器22,23の一方が出力を高レベ
ルにする。そうすると、セレクタ25は、上下限制限回
路51bの出力を表示信号として選択出力するのを中止
して、乗算回路51aの入力を表示信号として選択出力
する。
【0037】その結果、図9(c)に示すように、従来
では利得制御によって飽和していた上側破線の上方領域
である図9(b)の(ロ)に対応する領域の信号が、利
得制御前の信号と置き換えられて表示信号としてセレク
タ25から出力される。つまり、利得制御による飽和を
なくすことができ、表示装置では、操作者が見たい部分
を拡張操作した場合にその周りの部分も画面から消える
ことなく表示される。
【0038】図10は、請求項1、9、10に対応する
第2実施形態の構成図である。この第2実施形態では、
レベル制御部50の出力側と利得制御部51の入力側と
の間に第1実施形態と同様の、最大値設定器20、最小
値設定器21、比較器22,23、ORゲート24、セ
レクタ25を設けてある。最大値設定器20、最小値設
定器21では、例えば、上下限制限回路50bが加算回
路50aの出力レベルを表示レンジの上下限値に制限す
るその上限値、下限値にそれぞれ設定される。セレクタ
25の他方の入力端は、加算回路50aの入力端に接続
される。その他の接続関係は、第1実施形態と同様であ
る。
【0039】この第2実施形態と請求項との対応関係
は、次のようになっている。表示制御装置1aには、図
10に示す構成の表示制御装置が対応する。制御に用い
る信号には、加算回路50aの入力信号が対応する。制
御の結果の信号には、上下限制限回路50bの出力信号
が対応する。その他は、図9に示した第1実施形態と同
様である。
【0040】図11は、この第2実施形態の動作説明図
である。以下、図11を参照してこの第2実施形態の動
作を説明する。レベル制御部50に入力する画像センサ
からの画像信号は、例えば図11(a)に示すようにな
っているとし、図中上下に示す破線の範囲内が表示装置
に表示したい範囲であるとする。これは、図26(a)
と同様である。
【0041】レベル制御部50では、加算回路50a
が、従来と同様に画像センサからの画像信号に所定の表
示用レベル値を加算する。これは、図11(b)に示す
ように図11(a)の下側の破線位置を所定レベル
(イ)持ちあげる操作である。これにより、見たい部分
の表示位置の調節が行われる。なお、表示輝度の補正が
行われる点も従来と同様である。
【0042】そして、上下限制限回路50bは、従来と
同様に加算回路50aの出力のうち表示レンジを超えた
部分(図11(b)の(ロ)参照)をカットし、表示レ
ンジ内の画像信号(図11(b)の上下に示す破線の範
囲内の信号)をレベル制御の結果の信号として出力す
る。この上下限制限回路50bの出力は、セレクタ25
の一方の入力端に入力するとともに、比較器22,23
の他方の入力端にも入力する。比較器22は、上下限制
限回路50bの出力が、最大値設定器20の出力以下の
ときは出力を低レベルにし、一致したとき出力を高レベ
ルにする。同様に、比較器23は、上下限制限回路50
bの出力が、最小値設定器20の出力以上のときは出力
を低レベルにし、最小値設定器20の出力と一致したと
き出力を高レベルにする。
【0043】したがって、加算回路50aの出力レベル
が表示レンジ内である場合には、上下限制限回路50b
の出力は最大値と最小値の間にあっていわゆる飽和しな
い状態にあるので、2つの比較器22,23は、出力を
共に低レベルにしており、セレクタ25は、上下限制限
回路50bの出力を選択出力する。一方、加算回路50
aの出力レベルが表示レンジの上限または下限を超える
と、上下限制限回路50bの出力が最大値または最小値
と一致するいわゆる飽和した状態となるので、2つの比
較器22,23の一方が出力を高レベルにする。そうす
ると、セレクタ25は、上下限制限回路50bの出力を
選択出力するのを中止して、加算回路50aの入力を選
択出力する。
【0044】その結果、図11(b)に示すように、従
来ではレベル制御によって飽和していた上側破線の上方
領域である図11(b)の(ロ)に対応する領域の信号
が、レベル制御前の信号と置き換えられ、セレクタ25
から利得制御部51へ出力されることになる。つまり、
レベル制御による飽和をなくすことができ、これをその
まま表示装置に与えると、表示装置では、操作者が見た
い部分を画面中央に位置させた場合にその周りの部分が
画面から消えることなく表示される。
【0045】次に図12は、請求項1、9、10に対応
する第3実施形態の構成図である。この第3実施形態で
は、レベル制御部50の出力側と利得制御部51の入力
側との間に、閾値設定器26、比較器27、セレクタ2
5を設けてある。閾値設定器26は、上下限制限回路5
0bの出力レベルに対し上下限値以内の任意の閾値を可
変設定するスイッチを備える。
【0046】比較器27は、一方の入力端に閾値設定器
26の出力端が接続され、他方の入力端に上下限制限回
路50bの出力端が接続され、出力端がセレクタ25の
切替制御端に接続される。比較器27は、閾値設定器2
6から入力する閾値が、プラス側とマイナス側が等値で
あることから、上下限制限回路50bの出力値の絶対値
と閾値との大小関係を比較する。比較器27は、閾値が
上下限制限回路50bの出力値と一致したとき、出力を
高レベルにする。セレクタ25は、前述したので説明を
省略する。
【0047】この第3実施形態と請求項との対応関係
は、次のようになっている。表示制御装置1aには、図
12に示す構成の表示制御装置が対応する。判断手段3
には、比較器27が対応する。信号選択手段4には、セ
レクタ25が対応する。所定レベルには、閾値設定器2
6の出力レベルが対応する。制御に用いる信号には、加
算回路50aの入力信号が対応する。制御の結果の信号
には、上下限制限回路50bの出力信号が対応する。
【0048】図13は、第3、第5、第8、第11の実
施形態の動作説明図である。以下、図13を参照してこ
の第3実施形態の動作を説明する。レベル制御部50に
入力する画像センサからの画像信号は、例えば図13
(a)に示すようになっているとし、図中上下に示す破
線の範囲内が表示装置に表示したい範囲であるとする。
これは、図26(a)と同様である。
【0049】レベル制御部50では、加算回路50a
が、従来と同様に画像センサからの画像信号に所定のレ
ベル値を加算する。これは、図13(b)に示すよう
に、図13(a)の下側の破線位置を所定レベル(イ)
持ち上げる操作である。これにより、見たい部分の表示
位置の調節が行われる。なお、表示輝度の補正が行われ
る点も従来と同様である。
【0050】したがって、上下限制限回路50bには、
図13(b)に破線で示すように、全体のレベルが持ち
上がった信号として入力する。上下限制限回路50b
は、このような入力信号に対して制限動作を行う。そし
て、上下限制限回路50bの出力は、セレクタ25の一
方の入力端に入力するとともに、比較器27の他方の入
力端にも入力するので、セレクタ25は、比較器27の
出力が低レベルのときは上下限制限回路50bの出力を
選択し、比較器27の出力が高レベルのときは加算回路
50aの入力を選択する。以上は、第2実施形態で説明
したものと同様である。
【0051】しかし、この第3実施形態では、閾値設定
器26で設定する閾値は、上下限制限回路50bの上下
限値以内の任意の値である。つまり、比較器27は、上
下限制限回路50bの出力レベルが上下限値以内にある
閾値以下の場合に出力を低レベルにし、閾値と等値とな
ったとき出力を高レベルにする。したがって、セレクタ
25は、図13(b)に示すように、上下限制限回路5
0bの出力レベルが閾値以上のときに、閾値(ハ)以上
の信号を加算回路50aの入力と置き換えることを行
う。
【0052】以上のように、この第3実施形態では、見
たい部分とその周囲との関係に応じて閾値を可変するこ
とにより適宜に表示範囲を調節できる。次に図14は、
請求項2、9、10に対応する第4実施形態の構成図で
ある。この第4実施形態は、第1実施形態において、乗
算回路51aの入力からセレクタ25に至る経路に、乗
算器28と上下限制限回路29とをこの順序で設けたも
のである。乗算器28には、乗算回路51aに与えられ
る表示用利得係数とは別の利得係数(例えば背景用利得
係数)が与えられる。
【0053】この第4実施形態と請求項との対応関係
は、次のようになっている。表示制御装置1bには、図
14に示す構成の表示制御装置が対応する。制御手段5
には乗算器28と上下限制限回路29との全体が対応す
る。第1制御値には、表示用利得係数が対応し、第2制
御値には、背景用利得係数が対応する。その他の対応関
係は、第1実施形態と同様である。
【0054】以下、図9を参照してこの第4実施形態の
動作を説明する。図9(a)、(b)については前述した
通りである。この第4実施形態では、乗算器28が乗算
回路51aの入力信号に背景用利得係数を乗算し、その
乗算した信号について上下限制限回路29が表示レンジ
の制限を行い、セレクタ25に出力している。そしてO
Rゲート24の出力が高レベルとなると、セレクタ25
は、上下限制限回路51bの出力を選択するのを中止し
て上下限制限回路29の出力を選択する。
【0055】その結果、図9(c)に示すように、従来
では利得制御によって飽和していた上側破線の上方領域
である図9(b)の(ロ)に対応する領域の信号が、表
示用利得係数を用いた利得制御が行われる前の信号に背
景用利得係数を用いた別の利得制御を施した信号と置き
換えられて表示信号としてセレクタ25から出力され
る。つまり、利得制御において従来のような飽和をなく
すことができるとともにセレクタ25から切り換えて出
力する信号(ニ)に対して独立に別の利得係数(背景用
利得係数)をかける操作を行うことができる。
【0056】例えば、目標物と背景のように輝度が離れ
たものを見た場合に、第1実施形態では、背景がぼけて
しまうことがあるが、この第4実施形態では、背景につ
いて独立にゲイン調節が行えるので、背景がぼけるのを
防止できる。次に図15は、請求項2、9、10に対応
する第5実施形態の構成図である。この第5実施形態
は、第3実施形態において、加算回路50aの入力から
セレクタ25に至る経路に、加算器30と上下限制限回
路29とをこの順序で設けたものである。加算器30に
は、加算回路50aに与えられる表示用レベル値とは別
のレベル値(例えば背景用レベル値)が与えられる。
【0057】この第5実施形態と請求項との対応関係
は、次のようになっている。表示制御装置1bには、図
15に示す構成の表示制御装置が対応する。制御手段5
には、加算器30と上下限制限回路29との全体が対応
する。第1制御値には、表示用レベル値が対応し、第2
制御値には、背景用レベル値が対応する。その他の対応
関係は、第3実施形態と同様である。
【0058】以下、図13を参照してこの第5実施形態
の動作を説明する。図13(a)については、前述した
通りである。この第5実施形態では、加算器30が加算
回路50aの入力信号に背景用レベル値を加算し、上下
限制限回路29が、その加算した信号について表示レン
ジの制限を行い、セレクタ25に出力している。セレク
タ25は、比較器27の出力が高レベルとなると、上下
限制限回路50bの出力を選択するのを中止して上下限
制限回路29の出力を選択する。
【0059】その結果、図13(b)に示すように、閾
値(ハ)を超えた上側破線の上方領域(ホ)の信号が、
背景用レベル値でレベル変化された信号に置き換えられ
てセレクタ25から出力される。つまり、従来のような
飽和をなくすことができ、また、輝度の大きく離れた信
号を別のレベル値によるレベル制御を施して同一の画面
に同時に表示することが可能となる。
【0060】次に図16は、請求項3、9、10に対応
する第6実施形態の構成図である。この第6実施形態
は、第4実施形態において、第2制御値を発生する制御
値発生手段として最大値検出器31,32、減算器3
3、逆数発生器34、レジスタ35を設けたものであ
る。乗算回路51aの入力信号は、最大値検出器31,
32それぞれの入力端にも接続される。最大値検出器3
1,32それぞれの出力端は、減算器33の入力端に接
続される。減算器33の出力端は、逆数発生器34の入
力端に接続される。逆数発生器34の出力端は、レジス
タ35の一方の入力端に接続される。レジスタ35は、
他方の入力端にフレーム同期信号が印加され、出力端が
乗算器28の利得入力端に与えられる。
【0061】この第6実施形態と請求項との対応関係
は、次のようになっている。表示制御装置1cには、図
16に示す構成の表示制御装置が対応する。制御値発生
手段6には、最大値検出器31,32、減算器33、逆
数発生器34、レジスタ35の全体が対応する。その他
の対応関係は、第4実施形態と同様である。以下、この
第6実施形態に係る制御値発生手段の動作を説明する。
【0062】最大値検出器31,32は、具体的な構成
例は後述するが(図17)、それぞれ、各フレーム毎に
乗算回路51aの入力信号の最大値、最小値を検出す
る。減算器33は、検出された最大値と最小値のレベル
差を求め、逆数発生器34に与える。逆数発生器34
は、例えばレベル差の逆数が設定されるROMを備え、
減算器33が出力するレベル差の逆数がROMから読み
出され、レジスタ35に出力される。レジスタ35は、
逆数発生器34の出力をフレーム同期信号に同期して取
り込み保持し、乗算回路28に背景用利得係数として与
える。以上の動作は各フレーム毎に繰り返し行われる。
【0063】その結果、画像信号が表示用利得係数によ
る利得制御によって飽和した場合にその飽和箇所の信号
を、自動的に求めた背景用利得係数によって最適利得に
調節して表示させることができる。つまり、目標物に合
わせた表示用利得係数を設定するだけで、背景を飽和さ
せない最適な背景用利得係数を自動的に求めることがで
きるので、背景が飽和せずに全ての画像を自動的に表示
できる。
【0064】図17は、最大値検出器31,32の具体
的な構成例である。図17において比較器(11)とORゲ
ート(21)とANDゲート(21)と最大値レジスタ(41)とが
最大値検出器31を構成し、比較器(12)とORゲート(2
2)とANDゲート(22)と最小値レジスタ(42)とが最小値
検出器32を構成する。
【0065】外部から入力する利得制御前のデータ(乗
算回路51aの入力信号)は、比較器(11)(12)のB入力
端と、レジスタ(41)(42)のデータ入力端とに入力する。
レジスタ(41)のデータ出力端は、比較器(11)のA入力端
に接続され、レジスタ(42)のデータ出力端は、比較器(1
2)のA入力端に接続される。比較器(11)の出力端は、O
Rゲート(21)の一方の入力端に接続され、比較器(12)の
出力端は、ORゲート(22)の一方の入力端に接続され
る。ORゲート(21)(22)それぞれの他方の入力端には、
外部から入力する1フレーム先頭画素同期信号が印加さ
れる。
【0066】ORゲート(21)の出力端は、ANDゲート
(31)の一方の入力端に接続され、ORゲート(22)の出力
端は、ANDゲート(32)の一方の入力端に接続される。
ANDゲート(31)(32)それぞれの他方の入力端には、外
部から入力する画素クロックが印加される。そして、A
NDゲート(31)の出力端は、最大値レジスタ(41)のクロ
ック入力端に接続され、ANDゲート(321)の出力端
は、最小値レジスタ(42)のクロック入力端に接続され
る。
【0067】以上の構成において、外部から入力するフ
レーム先頭画素同期信号は、ORゲート(21)(22)を介し
てANDゲート(31)(32)に入力し、外部から入力する画
素クロックに同期してレジスタ(41)(42)のクロック入力
端に入力する。したがって、レジスタ(41)(42)には、毎
フレームの先頭で、利得制御前のデータが初期値として
更新記憶される。
【0068】比較器(11)では、A入力端に入力するレジ
スタ(41)の出力(前回値)とB入力端に外部から入力す
る利得制御前のデータ(今回値)との大小関係を比較
し、今回値が前回値よりも大きいとき(A<B)に出力
を高レベルにする。一方、比較器(12)では、A入力端に
入力するレジスタ(42)の出力(前回値)とB入力端に外
部から入力する利得制御前のデータ(今回値)との大小
関係を比較し、今回値が前回値よりも小さいとき(A>
B)に出力を高レベルにする。
【0069】比較器(11)(12)が出力を高レベルにする
と、ORゲート(21)(22)を介してANDゲート(31)(32)
の一方の入力端が高レベルになるので、ANDゲート(3
1)(32)の他方の入力端に外部から入力する画素クロック
がレジスタ(41)(42)のクロック入力端に入力し、その時
の利得制御前のデータがレジスタ(41)(42)に更新記憶さ
れる。
【0070】1フレームの期間内、以上の動作が繰り返
し行われ、レジスタ(41)からは最大値が、レジスタ(42)
からは最小値がそれぞれ減算器33に対し出力される。
次に図18は、請求項3、9、10に対応する第7実施
形態の構成図である。この第7実施形態は、第6実施形
態において、最大値設定器20及び最小値設定値21に
代えて、閾値設定器36及び37を設けたものである。
したがって、請求項との対応関係は、第6実施形態と同
様である。
【0071】閾値設定器36及び37は、任意の閾値を
可変設定できるので、この第7実施形態では、1つの物
体を見ているときに例えば陰になる部分が、信号の切り
替えによって浮き出て表示され、本来の目標物が見にく
くなった場合に、閾値を変更して調節することにより、
1つの物体と認識できるように表示できる。次に図19
は、請求項4、9、10に対応する第8実施形態の構成
図である。この第8実施形態では、第5実施形態におい
て、加算器30に代えて減算器39を設け、減算器39
と比較器27との間に平均値回路38を設けたものであ
る。
【0072】即ち、比較器27の出力端は、セレクタ2
5に接続される他、平均値回路38の入力端に接続され
る。平均値回路38の出力端は、減算器39の一方の入
力端に接続される。減算器39は、他方の入力端が加算
回路50aの入力端に接続され、出力端が上下限制限回
路29の入力端に接続される。図20は、平均値回路3
8の具体的構成例である。図20において、この平均値
回路38は、ANDゲート(51)と、閾値オーバーカウン
タ(52)と、加算器(53)と、逆数発生器(54)と、レジスタ
(55)と、乗算器(56)と、レジスタ(57)とで構成される。
【0073】ANDゲート(51)は、入力端に比較器27
の出力と外部入力の画素クロックとが印加され、出力端
が閾値オーバーカウンタ(52)とレジスタ(55)のクロック
入力端に接続される。外部入力のフレーム同期信号は、
閾値オーバーカウンタ(52)とレジスタ(55)のクリア端
(CLR)に印加されるとともに、レジスタ(57)のクロ
ック入力端に印加される。閾値オーバーカウンタ(52)の
出力端は、逆数発生器(54)の入力端に接続され、逆数発
生器(54)の出力端は、乗算器(56)の一方の入力端に接続
される。
【0074】加算器(53)は、一方の入力端にレジスタ(5
5)の出力端が接続され、他方の入力端に外部から入力す
るレベル制御前のデータ(加算回路50aの入力信号)
が印加され、出力端がレジスタ(55)の入力端に接続され
る。レジスタ(55)の出力端は加算器(53)の他、乗算器(5
6)の他方の入力端に接続される。乗算器(56)の出力端は
レジスタ(57)の入力端に接続され、レジスタ(57)の出力
端は減算回路39の一方の入力端に接続される。
【0075】この第8実施形態と請求項との対応関係
は、次のようになっている。表示制御装置1dには、図
19に示す構成の表示制御装置が対応する。平均手段7
には、平均値回路38が対応する。減算手段8には、減
算器39が対応する。その他の対応関係は、第5実施形
態と同様である。以下、この第8実施形態の動作を説明
する。まず、平均値回路38では、次のようにして閾値
を超えた部分の平均値を作成し、減算回路39に出力す
る。図20において、閾値オーバーカウンタ(52)とレジ
スタ(55)は、外部から入力するフレーム同期信号によっ
て、各フレームの先頭で初期化される。したがって、加
算器(53)の一方の入力端にレジスタ(55)から与えられる
信号は、各フレームの先頭では初期値である。
【0076】加算器(53)では、レジスタ(55)の出力にレ
ベル制御前のデータ(加算回路50aの入力信号)を加
算してレジスタ(55)に出力する。比較器27の出力が高
レベルとなると、画素クロックがANDゲート(51)を介
して閾値オーバーカウンタ(52)とレジスタ(55)のクロッ
ク入力端に入力する。これにより、閾値オーバーカウン
タ(52)は、上下限制限回路50bの出力レベルが閾値設
定器26で設定した閾値を超えた期間を画素クロックに
従ってカウントし、カウント値を逆数発生器(54)に与え
る。逆数発生器(54)は、カウント値の逆数が設定してあ
るROMを備え、カウント値が読み出しアドレスとして
ROMに与えられ、カウント値に従った逆数を乗算器(5
6)の一方の入力に与える。
【0077】また、レジスタ(55)では、画素クロックに
従って初期値を比較器(53)の一方の入力と乗算器(56)の
他方の入力とに与えるとともに、その後加算器(53)の出
力を画素クロックに従って更新記憶し、それを比較器(5
3)の一方の入力と乗算器(56)の他方の入力とに与えるこ
とを1フレーム内繰り返す。そして、乗算器(56)で、レ
ジスタ(55)の出力に逆数発生器(54)の出力をかけて1フ
レーム内で閾値を超えた部分の平均が求められ、平均値
がレジスタ(57)にフレーム同期信号に従って記憶され、
減算器39に出力される。
【0078】次いで図19において、減算器39は、加
算回路50aの入力信号から上述のようにして求めた閾
値を超えた部分の平均値を減じ、上下限制限回路29を
介してセレクタ25に出力する。その結果、第5実施形
態で説明したのと同様に、図13(b)の閾値(ハ)を
超えた部分(ホ)のレベルが、飽和しないレベルに自動
的に調節される。
【0079】次に、図21は、請求項5に対応する第9
実施形態の構成図である。この第9実施形態は、第8実
施形態において、閾値設定器26に代えて閾値発生器4
0を設け、この閾値発生器40に閾値を発生させる制御
信号として乗算回路51aの表示用利得係数を用いるよ
うにしたものである。図22は、閾値発生器40に備え
る閾値発生用のROMの構成例である。図22に示すよ
うに、このROMには、表示用利得係数とそれに対する
閾値とが互いに関連付けられて設定されている。
【0080】この第9実施形態と請求項との対応関係
は、次のようになっている。表示制御装置1eには図2
1に示す構成の表示制御装置が対応する。閾値発生手段
9には閾値発生器40が対応する。その他の対応関係
は、第8実施形態と同様である。以下、この第9実施形
態の動作を説明する。図22に示すようにROMには、
表示用利得係数が小さい値から大きい値になるに伴い、
閾値が大きな値から小さい値に向かって順に設定されて
いる。つまり、表示用利得係数が大きな値である場合
は、閾値発生器40では、小さい値の閾値を発生する。
したがって、利得制御において飽和箇所が生じないよう
にできる。
【0081】次に、図24は、請求項6に対応する第1
0実施形態の構成図である。この第10実施形態は、第
9実施形態において、閾値発生器40に代えて、逆数発
生器41と閾値設定器26と乗算器42とを設け、逆数
発生器41に逆数を発生させる制御信号として乗算回路
51aの表示用利得係数を用いたものである。即ち、閾
値設定器26の出力端は、乗算器42の一方の入力端に
接続され、逆数発生器41の出力端は、乗算器42の他
方の入力端に接続される。そして、乗算器42の出力端
は、比較器27の一方の入力端に接続される。
【0082】この第10実施形態と請求項との対応関係
は、次のようになっている。表示制御装置1fには、図
23に示す構成の表示制御装置が対応する。逆数発生手
段10には、逆数発生器41が対応する。乗算手段11
には乗算器42が対応する。その他の対応関係は、第9
実施形態と同様である。以下、この第9実施形態の動作
を説明する。逆数発生器41は表示用利得係数の逆数が
設定されたROMを備え、表示用利得係数がこのROM
の読み出しアドレスとして与えられる。したがって、第
9実施形態と同様に動作し、利得制御において飽和箇所
が生じないようにできる。
【0083】次に、図24は、請求項7乃至請求項10
に対応する第11実施形態の構成図である。この第11
実施形態では、以上説明した各種の実施形態の組合せの
一例として、レベル制御部50への適用例である第8実
施形態と、利得制御部への適用例である第7実施形態と
を組み合わせて構成したものである。接続関係は、前述
した通りである。
【0084】この第11実施形態と請求項との対応関係
は、次のようになっている。表示制御装置1gには、図
24に示す構成の表示制御装置が対応する。レベル制御
または利得制御の何れか先の制御2a1には、レベル制
御部50が対応し、レベル制御または利得制御の何れか
後の制御2a2には、利得制御部51が対応する。第1
判断手段12には、比較器27が対応する。平均手段1
3には、平均値回路38が対応する。減算手段14に
は、減算器39が対応する。第1信号選択手段15に
は、セレクタ25aが対応する。
【0085】第2判断手段16には比較器22,23、
ORゲート24の全体が対応する。制御手段17には、
乗算器28、上下限制限回路29の全体が対応する。第
2信号選択手段18には、セレクタ25bが対応する。
制御値発生手段19には、最大値検出器31、最小値検
出器32、減算器33、逆数発生器34、レジスタ35
の全体が対応する。
【0086】以下、この第11実施形態の動作を図1
3、図9を参照して説明する。図13(b)に示すよう
に、レベル制御後の信号については、閾値(ハ)を超え
た部分(ホ)では、レベルを自動調節でき、また、図9
(c)に示すように、利得制御後の信号については、切
り替えた信号(ニ)についての利得調節を自動的に行う
ことができる。
【0087】なお、以上の各実施形態では、レベル制御
と利得制御をこの順序で行う場合を示したが、逆の順序
で行う表示制御装置にも同様に適用できる。また、図1
7、図20、図22から理解できるように、以上の各実
施形態は、ディジタル処理を行うように構成されるが、
アナログ信号の状態で処理する回路も同様の考えで構成
できることは言うまでもない。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
表示制御装置は、レベル制御または利得制御の何れか一
方の制御の結果の信号のレベルが所定レベルを超えたと
きは、その超えた信号に代えて、制御に用いる信号を当
該一方の制御の結果の信号として選択するので、いわゆ
る飽和を生じないようにできる。
【0089】請求項2、4に記載の表示制御装置は、レ
ベル制御または利得制御の何れか一方の制御の結果の信
号のレベルが所定レベルを超えたときは、その超えた信
号に代えて、制御に用いる信号を別の制御値で制御した
結果の信号を当該一方の制御の結果の信号として選択す
るので、いわゆる飽和を生じないようにできるだけでな
く、切り替えた信号(背景)も飽和しないようにでき、
全ての画像信号を飽和させないで表示することが可能と
なる。
【0090】請求項3に記載の表示制御装置は、一方の
制御に用いる信号のレベル変化に適応的に応答して別の
制御値を自動的に発生できるので、目標物に合わせるだ
けで背景を飽和させずに適宜レベルに自動調節できる。
請求項5、6に記載の表示制御装置は、レベル制御と利
得制御がこの順序で実行される場合に、利得制御での飽
和をなくすことができ、また飽和箇所の変化をなくすこ
とができる。
【0091】請求項7に記載の表示制御装置は、レベル
制御と利得制御の双方においていわゆる飽和を生じない
ようにでき、全ての画像信号を飽和させないで表示する
ことが可能となる。請求項8に記載の表示制御装置は、
後に行う制御において、先に行う制御の出力信号のレベ
ル変化に適応的に応答して後に行う制御で用いる制御値
とは別の制御値を自動的に発生できるので、目標物に合
わせるだけで、背景を飽和させず適宜レベルに自動調節
して表示することが可能となる。
【0092】請求項9、10に記載の表示制御装置は、
切り替えの基準を与える所定レベルを表示装置の表示レ
ンジに対応して定めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、9、10に記載の発明の原理ブロッ
ク図である。
【図2】請求項2、9、10に記載の発明の原理ブロッ
ク図である。
【図3】請求項3、9、10に記載の発明の原理ブロッ
ク図である。
【図4】請求項4、9、10に記載の発明の原理ブロッ
ク図である。
【図5】請求項5に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図6】請求項6に記載の発明の原理ブロック図であ
る。
【図7】請求項7乃至請求項10に記載の発明の原理ブ
ロック図である。
【図8】請求項1、9、10に対応する第1実施形態の
構成図である。
【図9】第1、第4、第11の実施形態の動作説明図で
ある。
【図10】請求項1、9、10に対応する第2実施形態
の構成図である。
【図11】第2実施形態の動作説明図である。
【図12】請求項1、9、10に対応する第3実施形態
の構成図である。
【図13】第3、第5、第8、第11の実施形態の動作
説明図である。
【図14】請求項2、9、10に対応する第4実施形態
の構成図である。
【図15】請求項2、9、10に対応する第5実施形態
の構成図である。
【図16】請求項3、9、10に対応する第6実施形態
の構成図である。
【図17】最大値・最小値の検出器の構成例である。
【図18】請求項3、9、10に対応する第7実施形態
の構成図である。
【図19】請求項3、9、10に対応する第8実施形態
の構成図である。
【図20】平均値回路の構成例である。
【図21】請求項5に対応する第9実施形態の構成図で
ある。
【図22】ROMの構成例である。
【図23】請求項6に対応する第10実施形態の構成図
である。
【図24】請求項7乃至請求項10に対応する第11実
施形態の構成図である。
【図25】従来の表示制御装置の構成例である。
【図26】従来の表示制御装置の動作説明図である。
【符号の説明】
1a〜1g 表示制御装置 2a、2b 制御部 3 判断手段 4 信号選択手段 5、17 制御手段 6、18 制御値発生手段 7、13 平均手段 8、14 減算手段 9 閾値発生手段 10 逆数発生手段 11 乗算手段 12 第1判断手段 15 第1信号選択手段 16 第2選択手段 18 第2信号選択手段 20 最大値設定器 21 最小値設定器 22、23、27 比較器 24 ORゲート 25 セレクタ 26、36、37 閾値設定器 28 乗算器 29 上下限制限回路 30 加算器 31 最大値検出器 32 最小値検出器 33、39 減算器 34 逆数発生器 35 レジスタ 38 平均値回路 40 閾値発生器 50 レベル制御部 51 利得制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 保志 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号に施すレベル制御及び利得制御
    をこの順序でまたは逆の順序で実行する制御部を備え、
    表示装置の表示画面に表示する画像の表示信号を出力す
    る表示制御装置において、 前記制御部のレベル制御または利得制御の何れか一方の
    制御の結果の信号のレベルが所定レベルを超えたレベル
    にあるかを判断する判断手段と、 前記判断手段が超えていると判断したとき前記一方の制
    御の結果の信号に代えて前記一方の制御に用いる信号を
    選択する信号選択手段とを備えることを特徴とする表示
    制御装置。
  2. 【請求項2】 画像信号に施すレベル制御及び利得制御
    をこの順序でまたは逆の順序で実行する制御部を備え、
    表示装置の表示画面に表示する画像の表示信号を出力す
    る表示制御装置において、 前記制御部のレベル制御または利得制御の何れか一方の
    制御の結果の信号のレベルが所定レベルを超えたレベル
    にあるかを判断する判断手段と、 前記一方の制御に用いる信号を受けて当該一方の制御に
    適用される第1制御値とは異なる第2制御値に従って当
    該一方の制御と同様の制御を実行する制御手段と、 前記判断手段が超えていると判断したとき前記制御部の
    一方の制御の結果の信号に代えて前記制御手段の制御の
    結果の信号を選択する信号選択手段とを備えることを特
    徴とする表示制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の表示制御装置におい
    て、 前記一方の制御に用いる信号の最大値と最小値のレベル
    差を求め、そのレベル差の逆数に基づき前記第2制御値
    を発生する制御値発生手段を備えることを特徴とする表
    示制御装置。
  4. 【請求項4】 画像信号に施すレベル制御及び利得制御
    をこの順序でまたは逆の順序で実行する制御部を備え、
    表示装置の表示画面に表示する画像の表示信号を出力す
    る表示制御装置において、 前記制御部のレベル制御または利得制御の何れか一方の
    制御の結果の信号のレベルが所定レベルを超えたレベル
    にあるかを判断する判断手段と、 前記判断手段が超えていると判断したときの信号レベル
    の平均値を求める平均手段と、 前記一方の制御に用いる信号のレベル値と前記平均手段
    が求めた平均レベル値との間で減算を実行する減算手段
    と、 前記判断手段が超えていると判断したとき前記一方の制
    御の結果の信号に代えて前記減算手段の出力を選択する
    信号選択手段とを備えることを特徴とする表示制御装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の表示制御装置におい
    て、 前記制御部は、レベル制御及び利得制御をこの順序で実
    行し、前記一方の制御は、前記レベル制御であり、 前記制御部の利得制御に適用される利得係数を受けて前
    記所定レベルを発生する閾値発生手段を備えることを特
    徴とする表示制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の表示制御装置におい
    て、 前記制御部は、レベル制御及び利得制御をこの順序で実
    行し、前記一方の制御は、前記レベル制御であり、 前記制御部の利得制御に適用される利得係数の逆数を発
    生する逆数発生手段と、 前記逆数発生手段の出力と閾値とを乗算し前記所定レベ
    ルを出力する乗算手段とを備えることを特徴とする表示
    制御装置。
  7. 【請求項7】 画像信号に施すレベル制御及び利得制御
    をこの順序でまたは逆の順序で実行する制御部を備え、
    表示装置の表示画面に表示する画像の表示信号を出力す
    る表示制御装置において、 前記制御部のレベル制御または利得制御の何れか先に行
    う制御の結果の信号のレベルが所定レベルを超えたレベ
    ルにあるかを判断する第1判断手段と、 前記第1判断手段が超えていると判断したときの信号レ
    ベルの平均値を求める平均手段と、 前記先に行う制御に用いる信号のレベル値と前記平均手
    段が求めた平均レベル値との間で減算を実行する減算手
    段と、 前記第1判断手段が超えていると判断したとき前記先に
    行う制御の結果の信号に代えて前記減算手段の出力を選
    択する第1信号選択手段と、 前記第1信号選択手段の出力について前記レベル制御ま
    たは利得制御の何れか後に行う制御の結果の信号のレベ
    ルが所定レベルを超えたレベルにあるかを判断する第2
    判断手段と、 前記第1信号選択手段の出力を受けて前記後に行う制御
    に適用される第1制御値とは異なる第2制御値に従って
    当該後に行う制御と同様の制御を実行する制御手段と、 前記第2判断手段が超えていると判断したとき前記後に
    行う制御の結果の信号に代えて前記制御手段の制御の結
    果の信号を選択する第2信号選択手段とを備えることを
    特徴とする表示制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の表示制御装置におい
    て、 前記第1信号選択手段の出力を受けて最大値と最小値の
    レベル差を求め、そのレベル差の逆数に基づき前記第2
    制御値を発生する制御値発生手段を備えることを特徴と
    する表示制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項4、請求項7、8に
    記載の表示制御装置において、 前記所定レベルは、前記表示装置の表示レンジに対応し
    て定めた最大値及び最小値であることを特徴とする表示
    制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至請求項4、請求項7、8
    に記載の表示制御装置において、 前記所定レベルは、前記表示装置の表示レンジに対応し
    て可変可能に設定する閾値であることを特徴とする表示
    制御装置。
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