JP2003244480A - 表示映像の輝度制御回路 - Google Patents

表示映像の輝度制御回路

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JP2003244480A
JP2003244480A JP2002043717A JP2002043717A JP2003244480A JP 2003244480 A JP2003244480 A JP 2003244480A JP 2002043717 A JP2002043717 A JP 2002043717A JP 2002043717 A JP2002043717 A JP 2002043717A JP 2003244480 A JP2003244480 A JP 2003244480A
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brightness control
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JP2002043717A
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Taketo Hiyoshi
丈人 日吉
Toru Aida
徹 相田
Hideyuki Omori
英幸 大森
Junichi Onodera
純一 小野寺
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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  • Picture Signal Circuits (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 APLをアドレスとしてLUT40,50か
ら輝度制御データを読み出し、この輝度制御データに基
づいて表示パネル16の輝度を制御する表示映像の輝度
制御回路において、フリッカの抑制と画質の最適化を図
ること。 【解決手段】 LUT40,50の一方を選択するLU
T選択部52と、選択したLUTから読み出された輝度
制御データD1に対して第1設定値(His)に基づく
ヒステリシス制御と第2設定値(Lev)に基づく即時
応答制御を行って輝度制御データD2を出力するヒステ
リシス制御・即時応答制御部54と、表示パネル(1
6)の最大輝度が設定値を超えないように、ヒステリシ
ス制御・即時応答制御部54から出力するデータD2に
対して設定値Lumに基づく制御をする最大輝度制御部
56とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDP(プラズマ
ディスプレイパネル)のような表示パネルの消費電力を
一定値以下に抑制するために表示映像の輝度を制御する
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の表示映像の輝度制御回路は、例え
ば図10に示すように構成されていた。すなわち、映像
信号処理部10は、制御信号入力端子12に入力した映
像制御信号に基づいて、映像データ入力端子14に入力
した映像データに対して画像の拡大(又は縮小)処理や
ガンマ補正処理を行い、表示パネル16に対応した映像
データを出力する。APL(平均輝度レベル)検出部1
8が、映像信号処理部10から出力した映像データに基
づいて一定期間(例えば1フレーム期間)毎にAPLを
検出し、このAPLをアドレスとしてLUT(ルックア
ップテーブル)20から輝度制御データが読み出され、
この輝度制御データを表示パネル16へ出力することに
よって表示パネル16での消費電力を一定値以下に制御
している。LUT20に予め格納されているデータの特
性は、例えば10ビットのAPLがAPL検出部18か
らアドレスとして入力すると、図11に示す特性を満た
す8ビットの出力データが輝度制御データとして表示パ
ネル16へ出力する特性となる。具体的には、図11に
示すように、負荷の大きい表示映像(例えばAPLが大
きな全白側の映像)に対しては、輝度を抑制する制御
(例えば、出力データを大きくして暗くする制御)をす
ることによって、表示パネル16での消費電力が一定値
以下となるように抑制している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示した従来例では、映像データ入力端子14に入力し
た映像データの微小変化が直ちに表示パネル16の輝度
変化につながるため、表示パネル16の表示映像にフリ
ッカが生じるという問題点があった。また、映像データ
入力端子14に入力した映像データの種類(例えば動
画、静止画)や表示パネルが設置される場所の明るさに
関係なく同一のLUT20を用いていたので、表示パネ
ル16の一部に焼き付けが生じたり、最適な画質を得る
ことができないという問題点があった。例えばLUT2
0を動画用のLUTとすると、静止画のときに表示パネ
ル16の一部に焼き付けが生じることがあり、LUT2
0を静止画用のLUTとすると、動画のとき表示映像が
暗くなって画質劣化を招くことがあるという問題点があ
った。
【0004】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
で、表示映像のフリッカを抑制することのできる表示映
像の輝度制御回路に提供することを目的とするものであ
る。本発明は、表示パネル16の焼き付けを防止し、画
質の最適化を図ることのできる表示映像の輝度制御回路
を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一定
期間毎にAPL検出部(18)で検出されたAPLをア
ドレスとしてLUT(20)から輝度制御データを読み
出し、この輝度制御データに基づいて表示パネル(1
6)の輝度を制御する回路であって、LUT(20)か
ら読み出された輝度制御データを入力として表示パネル
(16)へ出力し、入出力差が第1設定値(His)未
満のときには出力を維持し、第1設定値(His)以上
第2設定値(Lev)未満(第2設定値は第1設定値よ
り大きな値に設定されている。)のときには入力を第1
設定値(His)だけ変化させたデータを出力し、第2
設定値(Lev)以上のときには入力をそのまま出力す
るヒステリシス制御・即時応答制御部(54)と、表示
パネル(16)の最大輝度が設定値を越えないように、
ヒステリシス制御・即時応答制御部(54)から表示パ
ネル(16)に入力する輝度制御データを制御する最大
輝度制御部(56)とを具備したことを特徴とするもの
である。
【0006】上述の構成において、ヒステリシス制御・
即時応答制御部(54)の入出力差がHis未満のとき
にはそのときにヒステリシス制御・即時応答制御部(5
4)から出力している輝度制御データによって表示パネ
ル(16)の輝度が制御され(輝度が維持され)、Hi
s以上Lev未満のときにはヒステリシス制御・即時応
答制御部(54)に入力している輝度制御データをHi
sだけ変化させた輝度制御データによって表示パネル
(16)の輝度が制御されるので(入出力差に相当する
輝度変化以下に輝度変化が抑制されるので)、APLの
微小変化が直ちに表示映像の輝度変化につながることが
ない。また、ヒステリシス制御・即時応答制御部(5
4)の入出力差がLev以上のときには、そのときにヒ
ステリシス制御・即時応答制御部(54)に入力してい
る輝度制御データによって表示パネル(16)の輝度が
制御されるので、表示映像の輝度を入力映像データに追
従させることができる。さらに、最大輝度制御部(5
6)によって表示パネル(16)の最大輝度が設定値を
越えないように制御されているので、表示パネル(1
6)の焼き付けを防止し、画質の最適化を図ることがで
きる。
【0007】請求項2の発明は、一定期間毎にAPL検
出部(18)で検出されたAPLをアドレスとしてLU
T(20)から輝度制御データを読み出し、この輝度制
御データに基づいて表示パネル(16)の輝度を制御す
る回路であって、APL検出部(18)で検出されたA
PLを入力としてLUT(20)へ出力し、入出力差が
第1設定値(His)未満のときには出力を維持し、第
1設定値(His)以上第2設定値(Lev)未満(第
2設定値は第1設定値より大きな値に設定されてい
る。)のときには入力を第1設定値(His)だけ変化
させたデータを出力し、第2設定値(Lev)以上のと
きには入力をそのまま出力するヒステリシス制御・即時
応答制御部(54)と、表示パネル(16)の最大輝度
が設定値を越えないように、LUT(20)から表示パ
ネル(16)に入力する輝度制御データを制御する最大
輝度制御部(56)とを具備したことを特徴とするもの
である。
【0008】上述の構成において、ヒステリシス制御・
即時応答制御部(54)の入出力差がHis未満のとき
には、そのときにヒステリシス制御・即時応答制御部
(54)から出力しているAPLに基づいて表示パネル
(16)の輝度が制御され、His以上Lev未満のと
きにはヒステリシス制御・即時応答制御部(54)に入
力しているAPLをHisだけ変化させたAPLに基づ
いて表示パネル(16)の輝度が制御されるので、AP
Lの微小変化が直ちに表示映像の輝度変化につながるこ
とがない。また、ヒステリシス制御・即時応答制御部
(54)の入出力差がLev以上のときには、そのとき
にヒステリシス制御・即時応答制御部(54)に入力し
ているAPLに基づいて表示パネル(16)の輝度が制
御されるので、表示映像の輝度を入力映像データに追従
させることができる。さらに、最大輝度制御部(56)
によって表示パネル(16)の最大輝度が設定値を越え
ないように制御されているので、表示パネル(16)の
焼き付けを防止し、画質の最適化を図ることができる。
【0009】請求項3の発明は、一定期間毎にAPL検
出部(18)で検出されたAPLをアドレスとしてLU
T(20)から輝度制御データを読み出し、この輝度制
御データに基づいて表示パネル(16)の輝度を制御す
る回路であって、LUT(20)から読み出された輝度
制御データを入力として表示パネル(16)へ出力し、
入出力差が第1設定値(His)未満のときには出力を
維持し、第1設定値(His)以上のときには入力を第
1設定値(His)だけ変化させたデータを出力するヒ
ステリシス制御部(58)を具備したことを特徴とする
ものである。
【0010】上述の構成において、ヒステリシス制御部
(58)の入出力差がHis未満のときには、そのとき
にヒステリシス制御部(58)から出力している輝度制
御データによって表示パネル(16)の輝度が制御さ
れ、His以上Lev未満のときにはヒステリシス制御
部(58)に入力している輝度制御データをHisだけ
変化させた輝度制御データによって表示パネル(16)
の輝度が制御されるので、APLの微小変化が直ちに表
示映像の輝度変化につながることがない。
【0011】請求項4の発明は、一定期間毎にAPL検
出部(18)で検出されたAPLをアドレスとしてLU
T(20)から輝度制御データを読み出し、この輝度制
御データに基づいて表示パネル(16)の輝度を制御す
る回路であって、APL検出部(18)で検出されたA
PLを入力としてLUT(20)へ出力し、入出力差が
第1設定値(His)未満のときには出力を維持し、第
1設定値(His)以上のときには入力を第1設定値
(His)だけ変化させたデータを出力するヒステリシ
ス制御部(58)を具備したことを特徴とする表示映像
の輝度制御回路。
【0012】上述の構成において、ヒステリシス制御・
即時応答制御部(54)の入出力差がHis未満のとき
には、そのときにヒステリシス制御・即時応答制御部
(54)から出力しているAPLに基づいて表示パネル
(16)の輝度が制御され、His以上Lev未満のと
きにはヒステリシス制御・即時応答制御部(54)に入
力しているAPLをHisだけ変化させたAPLに基づ
いて表示パネル(16)の輝度が制御されるので、AP
Lの微小変化が直ちに表示映像の輝度変化につながるこ
とがない。
【0013】請求項5の発明は、一定期間毎にAPL検
出部(18)で検出されたAPLをアドレスとしてLU
T(20)から輝度制御データを読み出し、この輝度制
御データに基づいて表示パネル(16)の輝度を制御す
る回路であって、LUT(20)から読み出された輝度
制御データを入力として表示パネル(16)へ出力し、
入出力差が第1設定値(His)未満のときには出力を
維持し、第1設定値(His)以上第2設定値(Le
v)未満(第2設定値は第1設定値より大きな値に設定
されている。)のときには入力を第1設定値(His)
だけ変化させたデータを出力し、第2設定値(Lev)
以上のときには入力をそのまま出力するヒステリシス制
御・即時応答制御部(54)を具備したことを特徴とす
るものである。
【0014】上述の構成において、ヒステリシス制御・
即時応答制御部(54)の入出力差がHis未満のとき
にはそのときにヒステリシス制御・即時応答制御部(5
4)から出力している輝度制御データによって表示パネ
ル(16)の輝度が制御され、His以上Lev未満の
ときにはヒステリシス制御・即時応答制御部(54)に
入力している輝度制御データをHisだけ変化させた輝
度制御データによって表示パネル(16)の輝度が制御
されるので、APLの微小変化が直ちに表示映像の輝度
変化につながることがない。また、ヒステリシス制御・
即時応答制御部(54)の入出力差がLev以上のとき
には、そのときにヒステリシス制御・即時応答制御部
(54)に入力している輝度制御データによって表示パ
ネル(16)の輝度が制御されるので、表示映像の輝度
を入力映像データに追従させることができる。
【0015】請求項6の発明は、一定期間毎にAPL検
出部(18)で検出されたAPLをアドレスとしてLU
T(20)から輝度制御データを読み出し、この輝度制
御データに基づいて表示パネル(16)の輝度を制御す
る回路であって、APL検出部(18)で検出されたA
PLを入力としてLUT(20)へ出力し、入出力差が
第1設定値(His)未満のときには出力を維持し、第
1設定値(His)以上第2設定値(Lev)未満(第
2設定値は第1設定値より大きな値に設定されてい
る。)のときには入力を第1設定値(His)だけ変化
させたデータを出力し、第2設定値(Lev)以上のと
きには入力をそのまま出力するヒステリシス制御・即時
応答制御部(54)を具備したことを特徴とするもので
ある。
【0016】上述の構成において、ヒステリシス制御・
即時応答制御部(54)の入出力差がHis未満のとき
にはそのときにヒステリシス制御・即時応答制御部(5
4)から出力しているAPLによって表示パネル(1
6)の輝度が制御され、His以上Lev未満のときに
はヒステリシス制御・即時応答制御部(54)に入力し
ているAPLをHisだけ変化させたAPLに基づいて
表示パネル(16)の輝度が制御されるので、APLの
微小変化が直ちに表示映像の輝度変化につながることが
ない。また、ヒステリシス制御・即時応答制御部(5
4)の入出力差がLev以上のときには、そのときにヒ
ステリシス制御・即時応答制御部(54)に入力してい
るAPLに基づいて表示パネル(16)の輝度が制御さ
れるので、表示映像の輝度を入力映像データに追従させ
ることができる。
【0017】請求項7の発明は、一定期間毎にAPL検
出部(18)で検出されたAPLをアドレスとしてLU
T(20)から輝度制御データを読み出し、この輝度制
御データに基づいて表示パネル(16)の輝度を制御す
ることによって表示パネル(16)の消費電力を抑制す
る表示映像の輝度制御回路であって、表示パネル(1
6)の最大輝度が設定値を越えないように、LUT(2
0)から読み出されて表示パネル(16)に入力する輝
度制御データを制御する最大輝度制御部(56)を具備
したことを特徴とするものである。
【0018】上述の構成において、最大輝度制御部(5
6)によって表示パネル(16)の最大輝度が設定値を
越えないように制御しているので、表示パネル(16)
の焼き付けを防止し、画質の最適化を図ることができ
る。
【0019】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、LUT(20)から読み出された輝度制御データを
入力として最大輝度制御部(56)へ出力し、入出力差
が第1設定値(His)未満のときには出力を維持し、
第1設定値(His)以上第2設定値(Lev)未満
(第2設定値は第1設定値より大きな値に設定されてい
る。)のときには入力を第1設定値(His)だけ変化
させたデータを出力するヒステリシス制御部(58)を
具備したことを特徴とするものである。
【0020】請求項9の発明は、請求項7の発明におい
て、APLの微小変化が表示映像の輝度変化につながら
ないようにするために、APL検出部(18)で検出さ
れたAPLを入力としてLUT(20)へ出力し、入出
力差が第1設定値(His)未満のときには出力を維持
し、第1設定値(His)以上第2設定値(Lev)未
満(第2設定値は第1設定値より大きな値に設定されて
いる。)のときには入力を第1設定値(His)だけ変
化させたデータを出力するヒステリシス制御部(58)
を具備したことを特徴とするものである。
【0021】請求項10の発明は、一定期間毎にAPL
検出部(18)で検出されたAPLをアドレスとしてL
UTから輝度制御データを読み出し、この輝度制御デー
タに基づいて表示パネル(16)の輝度を制御する回路
であって、前記LUTを表示映像の種類に対応した複数
のLUT(40,50又は41,42,51)で構成
し、複数の入力映像信号のうちの1つを切り替えて選択
するための入力映像切替信号で複数のLUT(40,5
0又は41,42,51)のうちの1つを選択し、選択
したLUTから読み出された輝度制御データを出力する
LUT選択手段(52)と、LUT選択手段(52)か
ら出力した輝度制御データを入力として表示パネル(1
6)へ出力し、入出力差が第1設定値(His)未満の
ときには出力を維持し、第1設定値(His)以上第2
設定値(Lev)未満(第2設定値は第1設定値より大
きな値に設定されている。)のときには入力を第1設定
値(His)だけ変化させたデータを出力し、第2設定
値(Lev)以上のときには入力をそのまま出力するヒ
ステリシス制御・即時応答制御部(54)と、表示パネ
ル(16)の最大輝度が設定値を越えないように、ヒス
テリシス制御・即時応答制御部(54)から表示パネル
(16)に入力する輝度制御データを制御する最大輝度
制御部(56)とを具備したことを特徴とするものであ
る。
【0022】上述の構成において、LUTを複数のLU
T(40,50又は41,42,51)で構成し、その
うちの1つを入力映像切替信号で選択して輝度制御デー
タを得る。このため、入力映像が動画のときには動画用
のLUTを選択し、静止画のときには静止画用のLUT
を選択するように、入力映像データに適したLUTを選
択することができる。また、ヒステリシス制御・即時応
答制御部(54)の入出力差がHis未満のときには、
そのときにヒステリシス制御・即時応答制御部(54)
から出力している輝度制御データによって表示パネル
(16)の輝度が制御され、His以上Lev未満のと
きには、ヒステリシス制御・即時応答制御部(54)に
入力している輝度制御データをHisだけ変化させた輝
度制御データによって表示パネル(16)の輝度が制御
されるので、APLの微小変化が直ちに表示映像の輝度
変化につながることがない。また、ヒステリシス制御・
即時応答制御部(54)の入出力差がLev以上のとき
には、そのときにヒステリシス制御・即時応答制御部
(54)に入力している輝度制御データによって表示パ
ネル(16)の輝度が制御されるので、表示映像の輝度
を入力映像データに追従させることができる。さらに、
最大輝度制御部(56)によって表示パネル(16)の
最大輝度が設定値を越えないように制御されているの
で、表示パネル(16)の焼き付けを防止し、画質の最
適化を図ることができる。
【0023】請求項11の発明は、一定期間毎にAPL
検出部(18)で検出されたAPLをアドレスとしてL
UTから輝度制御データを読み出し、この輝度制御デー
タに基づいて表示パネル(16)の輝度を制御する回路
であって、前記LUTを表示映像の種類に対応した複数
のLUT(40,50又は41,42,51)で構成
し、APL検出部(18)で検出されたAPLを入力と
して複数のLUT(40,50又は41,42,51)
へ出力し、入出力差が第1設定値(His)未満のとき
には出力を維持し、第1設定値(His)以上第2設定
値(Lev)未満(第2設定値は第1設定値より大きな
値に設定されている。)のときには入力を第1設定値
(His)のときには入力を第1設定値(His)だけ
変化させたデータを出力し、第2設定値(Lev)以上
のときには入力をそのまま出力するヒステリシス制御・
即時応答制御部(54)と、複数の入力映像信号のうち
の1つを切り替えて選択するための入力映像切替信号で
複数のLUT(40,50又は41,42,51)のう
ちの1つを選択し、選択したLUTから読み出された輝
度制御データを出力するLUT選択手段(52)と、表
示パネル(16)の最大輝度が設定値を越えないよう
に、LUT選択手段(52)から表示パネル(16)に
入力する輝度制御データを制御する最大輝度制御部(5
6)とを具備したことを特徴とするものである。
【0024】上述の構成において、LUTを複数のLU
T(40,50又は41,42,51)で構成し、その
うちの1つを入力映像切替信号で選択して輝度制御デー
タを得る。このため、入力映像が動画のときには動画用
のLUTを選択し、静止画のときには静止画用のLUT
を選択するように、入力映像データに適したLUTを選
択することができる。また、ヒステリシス制御・即時応
答制御部(54)の入出力差がHis未満のときには、
そのときにヒステリシス制御・即時応答制御部(54)
から出力しているAPLに基づいて表示パネル(16)
の輝度が制御され、His以上Lev未満のときには、
ヒステリシス制御・即時応答制御部(54)に入力して
いるAPLをHisだけ変化させたAPLに基づいて表
示パネル(16)の輝度が制御されるので、APLの微
小変化が直ちに表示映像の輝度変化につながることがな
い。また、ヒステリシス制御・即時応答制御部(54)
の入出力差がLev以上のときには、そのときにヒステ
リシス制御・即時応答制御部(54)に入力しているA
PLに基づいて表示パネル(16)の輝度が制御される
ので、表示映像の輝度を入力映像データに追従させるこ
とができる。さらに、最大輝度制御部(56)によって
表示パネル(16)の最大輝度が設定値を越えないよう
に制御されているので、表示パネル(16)の焼き付け
を防止し、画質の最適化を図ることができる。
【0025】請求項12の発明は、一定期間毎にAPL
検出部(18)で検出されたAPLをアドレスとしてL
UTから輝度制御データを読み出し、この輝度制御デー
タに基づいて表示パネル(16)の輝度を制御する回路
であって、前記LUTを表示映像の種類に対応した複数
のLUT(40,50又は41,42,51)で構成
し、複数の入力映像信号のうちの1つを切り替えて選択
するための入力映像切替信号で複数のLUT(40,5
0又は41,42,51)のうちの1つを選択し、選択
したLUTから読み出された輝度制御データを出力する
LUT選択手段(52)を具備し、LUT選択手段(5
2)から出力した輝度制御データを表示パネル(16)
へ出力することを特徴とするものです。
【0026】上述の構成において、LUTを複数のLU
T(40,50又は41,42,51)で構成し、その
うちの1つを入力映像切替信号で選択して輝度制御デー
タを得る。このため、入力映像が動画のときには動画用
のLUTを選択し、静止画のときには静止画用のLUT
を選択するように、入力映像データに適したLUTを選
択することができる。
【0027】請求項13の発明は、一定期間毎にAPL
検出部(18)で検出されたAPLをアドレスとしてL
UTから輝度制御データを読み出し、この輝度制御デー
タに基づいて表示パネル(16)の輝度を制御する回路
であって、前記LUTを表示映像の種類に対応した複数
のLUT(40,50又は41,42,51)で構成
し、複数の入力映像信号のうちの1つを切り替えて選択
するための入力映像切替信号で複数のLUT(40,5
0又は41,42,51)のうちの1つを選択し、選択
したLUTから読み出された輝度制御データを出力する
LUT選択手段(52)と、LUT選択手段(52)か
ら出力した輝度制御データを入力として表示パネル(1
6)へ出力し、入出力差が第1設定値(His)未満の
ときには出力を維持し、第1設定値(His)以上のと
きには入力を第1設定値(His)だけ変化させたデー
タを出力するヒステリシス制御部(58)とを具備した
ことを特徴とするものである。
【0028】上述の構成において、LUTを複数のLU
T(40,50又は41,42,51)で構成し、その
うちの1つを入力映像切替信号で選択して輝度制御デー
タを得る。このため、入力映像が動画のときには動画用
のLUTを選択し、静止画のときには静止画用のLUT
を選択するように、入力映像データに適したLUTを選
択することができる。さらに、ヒステリシス制御部(5
8)の入出力差がHis未満のときにはそのときにヒス
テリシス制御部(58)から出力している輝度制御デー
タによって表示パネル(16)の輝度が制御され、Hi
s以上Lev未満のときにはヒステリシス制御部(5
8)に入力している輝度制御データをHisだけ変化さ
せた輝度制御データによって表示パネル(16)の輝度
が制御されるので、APLの微小変化が直ちに表示映像
の輝度変化につながることがない。
【0029】請求項14の発明は、一定期間毎にAPL
検出部(18)で検出されたAPLをアドレスとしてL
UTから輝度制御データを読み出し、この輝度制御デー
タに基づいて表示パネル(16)の輝度を制御する回路
であって、前記LUTを表示映像の種類に対応した複数
のLUT(40,50又は41,42,51)で構成
し、APL検出部(18)で検出されたAPLを入力と
して複数のLUT(40,50又は41,42,51)
へ出力し、入出力差が第1設定値(His)未満のとき
には出力を維持し、第1設定値(His)以上のときに
は入力を第1設定値(His)だけ変化させたデータを
出力するヒステリシス制御部(58)と、複数の入力映
像信号のうちの1つを切り替えて選択するための入力映
像切替信号で複数のLUT(40,50又は41,4
2,51)のうちの1つを選択し、選択したLUTから
読み出された輝度制御データを表示パネル(16)へ出
力するLUT選択手段(52)とを具備したことを特徴
とするものである。
【0030】上述の構成において、LUTを複数のLU
T(40,50又は41,42,51)で構成し、その
うちの1つを入力映像切替信号で選択して輝度制御デー
タを得る。このため、入力映像が動画のときには動画用
のLUTを選択し、静止画のときには静止画用のLUT
を選択するように、入力映像データに適したLUTを選
択することができる。さらに、ヒステリシス制御部(5
8)の入出力差がHis未満のときにはそのときにヒス
テリシス制御部(58)から出力しているAPLに基づ
いて表示パネル(16)の輝度が制御され、His以上
Lev未満のときにはヒステリシス制御部(58)に入
力しているAPLをHisだけ変化させたAPLに基づ
いて表示パネル(16)の輝度が制御されるので、AP
Lの微小変化が直ちに表示映像の輝度変化につながるこ
とがない。
【0031】請求項15の発明は、一定期間毎にAPL
検出部(18)で検出されたAPLをアドレスとしてL
UTから輝度制御データを読み出し、この輝度制御デー
タに基づいて表示パネル(16)の輝度を制御する回路
であって、前記LUTを表示映像の種類に対応した複数
のLUT(40,50又は41,42,51)で構成
し、複数の入力映像信号のうちの1つを切り替えて選択
するための入力映像切替信号で複数のLUT(40,5
0又は41,42,51)のうちの1つを選択し、選択
したLUTから読み出された輝度制御データを出力する
LUT選択手段(52)と、LUT選択手段(52)か
ら出力した輝度制御データを入力として表示パネル(1
6)へ出力し、入出力差が第1設定値(His)未満の
ときには出力を維持し、第1設定値(His)以上第2
設定値(Lev)未満(第2設定値は第1設定値より大
きな値に設定されている。)のときには入力を第1設定
値(His)だけ変化させたデータを出力し、第2設定
値(Lev)以上のときには入力をそのまま出力するヒ
ステリシス制御・即時応答制御部(54)とを具備した
ことを特徴とするものである。
【0032】上述の構成において、LUTを複数のLU
T(40,50又は41,42,51)で構成し、その
うちの1つを入力映像切替信号で選択して輝度制御デー
タを得る。このため、入力映像が動画のときには動画用
のLUTを選択し、静止画のときには静止画用のLUT
を選択するように、入力映像データに適したLUTを選
択することができる。また、ヒステリシス制御・即時応
答制御部(54)の入出力差がHis未満のときには、
そのときにヒステリシス制御・即時応答制御部(54)
から出力している輝度制御データによって表示パネル
(16)の輝度が制御され、His以上Lev未満のと
きにはヒステリシス制御・即時応答制御部(54)に入
力している輝度制御データをHisだけ変化させた輝度
制御データによって表示パネル(16)の輝度が制御さ
れるので、APLの微小変化が直ちに表示映像の輝度変
化につながることがない。さらに、ヒステリシス制御・
即時応答制御部(54)の入出力差がLev以上のとき
には、そのときにヒステリシス制御・即時応答制御部
(54)に入力している輝度制御データによって表示パ
ネル(16)の輝度が制御されるので、表示映像の輝度
を入力映像データに追従させることができる。
【0033】請求項16の発明は、一定期間毎にAPL
検出部(18)で検出されたAPLをアドレスとしてL
UTから輝度制御データを読み出し、この輝度制御デー
タに基づいて表示パネル(16)の輝度を制御する回路
であって、前記LUTを表示映像の種類に対応した複数
のLUT(40,50又は41,42,51)で構成
し、APL検出部(18)で検出されたAPLを入力と
して複数のLUT(40,50又は41,42,51)
へ出力し、入出力差が第1設定値(His)未満のとき
には出力を維持し、第1設定値(His)以上第2設定
値(Lev)未満(第2設定値は第1設定値より大きな
値に設定されている。)のときには入力を第1設定値
(His)だけ変化させたデータを出力し第2設定値
(Lev)以上のときには入力そのまま出力するヒステ
リシス制御・即時応答制御部(54)と、複数の入力映
像信号のうちの1つを切り替えて選択するための入力映
像切替信号で複数のLUT(40,50又は41,4
2,51)のうちの1つを選択し、選択したLUTから
読み出された輝度制御データを表示パネル(16)へ出
力するLUT選択手段(52)とを具備したことを特徴
とするものである。
【0034】上述の構成において、LUTを複数のLU
T(40,50又は41,42,51)で構成し、その
うちの1つを入力映像切替信号で選択して輝度制御デー
タを得る。このため、入力映像が動画のときには動画用
のLUTを選択し、静止画のときには静止画用のLUT
を選択するように、入力映像データに適したLUTを選
択することができる。また、ヒステリシス制御・即時応
答制御部(54)の入出力差がHis未満のときにはそ
のときにヒステリシス制御・即時応答制御部(54)か
ら出力しているAPLに基づいて表示パネル(16)の
輝度が制御され、His以上Lev未満のときにはヒス
テリシス制御・即時応答制御部(54)に入力している
APLをHisだけ変化させたAPLに基づいて表示パ
ネル(16)の輝度が制御されるので、APLの微小変
化が直ちに表示映像の輝度変化につながることがない。
さらに、ヒステリシス制御・即時応答制御部(54)の
入出力差がLev以上のときには、そのときにヒステリ
シス制御・即時応答制御部(54)に入力しているAP
Lに基づいて表示パネル(16)の輝度が制御されるの
で、表示映像の輝度を入力映像データに追従させること
ができる。
【0035】請求項17の発明は、一定期間毎にAPL
検出部(18)で検出されたAPLをアドレスとしてL
UTから輝度制御データを読み出し、この輝度制御デー
タに基づいて表示パネル(16)の輝度を制御する回路
であって、前記LUTを表示映像の種類に対応した複数
のLUT(40,50又は41,42,51)で構成
し、複数の入力映像信号のうちの1つを切り替えて選択
するための入力映像切替信号で複数のLUT(40,5
0又は41,42,51)のうちの1つを選択し、選択
したLUTから読み出された輝度制御データを出力する
LUT選択手段(52)と、表示パネル(16)の最大
輝度が設定値を越えないように、LUT選択手段(5
2)から表示パネル(16)に入力する輝度制御データ
を制御する最大輝度制御部(56)とを具備したことを
特徴とするものである。
【0036】上述の構成において、LUTを複数のLU
T(40,50又は41,42,51)で構成し、その
うちの1つを入力映像切替信号で選択して輝度制御デー
タを得る。このため、入力映像が動画のときには動画用
のLUTを選択し、静止画のときには静止画用のLUT
を選択するように、入力映像データに適したLUTを選
択することができる。さらに、最大輝度制御部(56)
によって表示パネル(16)の最大輝度が設定値を越え
ないように制御されているので、表示パネル(16)の
焼き付けを防止し、画質の最適化を図ることができる。
【0037】請求項18の発明は、請求項17発明にお
いて、APLの微小変化が表示映像の輝度変化につなが
らないようにするために、LUT選択手段(52)から
出力した輝度制御データを入力として最大輝度制御部
(56)へ出力し、入出力差が第1設定値(His)未
満のときには出力を維持し、第1設定値(His)以上
第2設定値(Lev)未満(第2設定値は第1設定値よ
り大きな値に設定されている。)のときには入力を第1
設定値(His)だけ変化させたデータを出力するヒス
テリシス制御部(58)を具備したことを特徴とするも
のである。
【0038】請求項19の発明は、請求項17発明にお
いて、APLの微小変化が表示映像の輝度変化につなが
らないようにするために、APL検出部(18)で検出
されたAPLを入力として複数のLUT(40,50又
は41,42,51)へ出力し、入出力差が第1設定値
(His)未満のときには出力を維持し、第1設定値
(His)以上のときには入力を第1設定値(His)
だけ変化させたデータを出力するヒステリシス制御部
(58)を具備したことを特徴とするものである。
【0039】請求項20,21の発明は、請求項10又
は11、12〜19の発明において、それぞれ入力映像
切替信号の生成を容易にするために、入力映像データに
基づいて入力映像データの種類を判別し、対応した入力
映像切替信号を生成する切替信号生成部を具備したこと
を特徴とするものである。
【0040】請求項22の発明は、請求項1、2、1
0、11又は20の発明において、第1設定値(Hi
s)、第2設定値(Lev)及び最大輝度を制御するた
めの設定値Lumの設定や変更を容易にするために、H
is、Lev及びLumを外部から可変可能に設定する
外部可変設定部を具備したことを特徴とするものであ
る。
【0041】請求項23の発明は、請求項1〜22の発
明において、表示パネル(16)がAPL検出部(1
8)を内蔵している場合の外部回路構成を簡単にするた
めに、表示パネル(16)がAPL検出部(18)を内
蔵し、このAPL検出部(18)で検出されたAPLに
基づいて制御したことを特徴とするものである。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明による表示映像の輝
度制御回路の一実施形態例を図1〜図4を用いて説明す
る。これらの図において図10と同一部分は同一符号と
する。図1において、16は表示パネル、18はAPL
検出部(18)、30は映像信号処理部、32は輝度制
御回路である。
【0043】映像信号処理部30は、制御信号入力端子
12に入力した映像制御信号Cviに基づいて、映像デ
ータ入力端子14に入力した映像データVIに対して画
像の拡大(又は縮小)処理やガンマ補正処理を行って表
示パネル16に適合した映像データを作成し、表示パネ
ル16へ出力する。映像信号処理部30は、さらに,入
力映像データVIに基づいて映像の種類(動画や静止
画)を判別し、対応した入力映像切替信号を生成する切
替信号生成部を内蔵している。この入力映像切替信号
は、複数の入力映像信号のうちの1つを切り替えて選択
するための信号に相当している。APL検出部18は、
映像信号処理部30から出力した映像データに基づいて
一定期間(例えば1フレーム期間)毎にAPLを検出
し、輝度制御回路32へ出力する。
【0044】輝度制御回路32は、動画用の第1LUT
40、静止画用の第2LUT50、LUT選択部52、
ヒステリシス制御・即時応答制御部54及び最大輝度制
御部56で構成されている。
【0045】第1LUT40には、APL検出部18で
検出したAPLをアドレスとして動画用の輝度制御デー
タが読み出し可能に予め記憶され、第2LUT50に
は、APL検出部18で検出されたAPLアドレスとし
て静止画用の輝度制御データが読み出し可能に予め記憶
されている。
【0046】LUT選択部52は、映像信号処理部30
から出力する入力映像切替信号に基づいて第1LUT4
0と第2LUT50のうちの対応する一方を選択し、こ
の選択したLUTから読み出された輝度制御データD1
をヒステリシス制御・即時応答制御部54へ出力する。
【0047】ヒステリシス制御・即時応答制御部54
は、外部可変設定部(図示省略)で設定されたヒステリ
シス幅His(第1設定値の一例)、即時応答レベル差
Lev(第2設定値の一例)に基づいて、LUT選択部
52から出力する輝度制御データD1(以下単にD1と
記述する。)に対してヒステリシス制御及び即時応答制
御を行い、制御後の輝度制御データ(以下単にD2と記
述する。)を最大輝度制御部56へ出力する。上述の外
部可変設定部は、ロータリースイッチのような可変スイ
ッチやマイコン(マイクロコンピュータ)を主体とし、
手動による可変スイッチの切り替えやリモコン(リモー
トコントローラ)からのマイコンへの指令信号に基づい
てヒステリシス幅His、即時応答レベル差Levを自
由に可変設定できるように構成されている。
【0048】ヒステリシス制御・即時応答制御部54
は、図2に示すように、点線で囲んだ構成要素からなる
ヒステリシス制御部58と、このヒステリシス制御部5
8以外の構成要素からなる即時応答制御部60とで構成
され、ヒステリシス制御・即時応答制御部54の入出力
差(D1とD2の差の絶対値)が、His未満のときに
は出力D2を維持し(D2=D2)、His以上Lev
未満のときには入力D1をHisだけ変化させたデータ
(D2=D1±His)を出力し、Lev以上のときに
は入力D1をそのまま出力する(D2=D1)。
【0049】ヒステリシス制御部58は、図2に示すよ
うに、第1〜第3減算器61〜63,加算器65、第1
〜第3比較器67〜69、第1、第2セレクタ71,7
2,第1〜第3アンドゲート75〜77及びオアゲート
79で構成されている。
【0050】第1減算器61はD1−Hisの演算を行
い、加算器65はD1+Hisの演算を行い、第2減算
器62はD1−D2の演算を行い、第3減算器63はD
2−D1の演算を行う。
【0051】第1比較器67はD1とD2を比較し、図
3(a)に示すように、D1>D2のとき(例えば増加
のとき)には「a=1,b=0,c=0」、D1<D2
のとき(例えば減少のとき)には「a=0,b=1,c
=0」、D1=D2のとき(不変のとき)には「a=
0,b=0,c=1」の各ゲート制御信号を出力する。
ここで「0」はLレベル(又はHレベル)に、「1」は
Hレベル(又はLレベル)に対応する。以下同様であ
る。
【0052】第2比較器68は、第2減算器62の演算
値「D1−D2」をHisと比較し、図3(b)に示す
ように、「D1−D2≧His」のとき(例えば増加時
の入出力差がHis以上のとき)には「0」、「D1−
D2<His」のとき(例えば増加時の入出力差がHi
s未満のとき)には「1」のセレクト信号を出力する。
【0053】第3比較器69は、第3減算器63の演算
値「D2−D1」をHisと比較し、図3(c)に示す
ように、「D2−D1≧His」のとき(例えば減少時
の入出力差がHis以上のとき)には「0」「D2−D
1<His」のとき(例えば減少時の入出力差がHis
未満のとき)には「1」のセレクト信号を出力する。
【0054】第1セレクタ71は、第2比較器68から
のセレクト信号が「0」のときには第1減算器61の演
算値(A入力側のデータ)を選択し、「1」のときには
D2(B入力側のデータ)を選択する。第2セレクタ7
2は、第3比較器69からのセレクト信号が「0」のと
きには第2減算器62の演算値(A入力側のデータ)を
選択し、「1」のときにはD2(B入力側のデータ)を
選択する。
【0055】第1アンドゲート75は、第1比較器67
からのゲート制御信号「a=1」で第1セレクタ71の
選択データを通過させ、第2アンドゲート76は第2比
較器68からのゲート制御信号「b=1」で第2セレク
タ72の選択データを通過させ、第3アンドゲート77
は第3比較器69からのゲート制御信号「c=1」で第
3セレクタ83の選択データを通過させる。オアゲート
79は、第1〜第3アンドケート75〜77を通過した
データの論理和データを出力する。
【0056】即時応答制御部60は、図2に示すよう
に、第4減算器81、第4比較器82及び第3セレクタ
83で構成されている。第4減算器81は、D1とD2
の差の絶対値「|D1−D2|」を演算する。第4比較
器82は、第4減算器81の演算値「|D1−D2|」
をLevと比較し、図3(d)に示すように、「|D1
−D2|≧Lev」のとき(入出力差の絶対値がLev
以上のとき)には「0」、「|D1−D2|<Lev」
のとき(入出力差の絶対値がLev未満のとき)には
「1」のセレクト信号を出力する。第3セレクタ83
は、第4比較器82からのセレクト信号が「0」のとき
にはD1(A入力側のデータ)を選択し、「1」のとき
にはオアゲート79の出力データ(B入力側のデータ)
を選択する。
【0057】図1の最大輝度制御部56は、図4に示す
ように比較器85とセレクタ86で構成されている。比
較器85は、ヒステリシス制御・即時応答制御部54か
ら出力するD2を、最大輝度を制御するための設定値L
umとを比較し、「D2≧Lum」のときには「0」
を、「D2<Lum」のときには「1」をセレクト信号
として出力する。セレクタ86は、比較器85からのセ
レクト信号が「0」のときにはD2(A入力側のデー
タ)を選択し、「1」のときにはLum(B入力側のデ
ータ)を選択しD3として出力する。
【0058】つぎに、前記実施形態例の作用を図5を併
用して説明する。 (1)APL検出部18で一定期間毎に検出されたAP
Lが第1LUT40、第2LUT50に入力すると、第
1LUT40、第2LUT50からはAPLをアドレス
として対応する輝度制御データが読み出される。
【0059】(2)LUT選択部52は、映像信号処理
部30からの入力映像信号切替信号に基づいて、第1L
UT40と第2LUT50の一方を選択する。映像デー
タ入力端子14に入力した映像データVIが動画のとき
には、図1に示すように動画用の第1LUT40が選択
され、静止画のときには静止画用の第2LUT50が選
択される。
【0060】(3)ヒステリシス制御・即時応答制御部
54は、外部可変設定部で設定されたHis、Levに
基づいて、LUT選択部52で選択されたD1に対して
ヒステリシス制御及び即時応答制御を行い、D2を出力
する。このヒステリシス制御及び即時応答制御の作用に
ついては後に詳述する。
【0061】(4)最大輝度制御部56は、表示パネル
(16)の最大輝度が設定値を超えないように、ヒステ
リシス制御・即時応答制御部54から出力したD2を制
御して表示パネル(16)へ出力する。具体的には、図
4に示す比較器85によって、ヒステリシス制御・即時
応答制御部54から出力したD2がLumと比較され、
D2≧Lumのときには、「0」のセレクト信号によっ
てセレクタ86がA入力側のD2を選択して出力データ
とし、D2<Lumのときには、「1」のセレクト信号
によってセレクタ86がB入力側のLumを選択して出
力データとする。すなわち、D2≧Lumのときは、D
2による表示パネル(16)の輝度がLumに対応した
最大輝度以下の暗い輝度のときに相当し、セレクタ86
がA入力側のD2を選択して出力データとし、D2<L
umのときは、D2による表示パネル(16)の輝度が
Lumに対応した最大輝度を超えた明るい輝度のときに
相当し、セレクタ86がB入力側のLumを選択して出
力データとする。このため表示パネル(16)の最大輝
度が設定値を超えないように制御され、表示パネル(1
6)の焼き付けを防止し、画質の最適化を図ることがで
きる。
【0062】つぎに、前記(3)のヒステリシス制御及
び即時応答制御の作用を詳述する。説明の便宜上、ヒス
テリシス制御・即時応答制御部54の入出力差|D1−
D2|がLev以上の場合(A)と、Lev未満の場合
(B)に分け、この(B)の場合には入力が出力より大
きい(D1>D2)とき(B1)と、入力が出力より小
さい(D1<D2)とき(B2)と、等しい(D1=D
2)とき(B3)とに分け、さらに(B1)の場合には
(D1−D2)がHis以上のとき(B11)と、Hi
s未満のとき(B12)とに分け、(B2)の場合には
(D2−D1)がHis以上のとき(B21)と、Hi
s未満のとき(B22)とに分けて説明する。
【0063】(A):|D1−D2|≧Lev以上の場
合 この場合には、図3(d)に示すように、第4比較器8
2から第3セレクタ83へ「0」のセレクト信号が出力
し、第3セレクタ83がA入力側を選択し、入力したD
1がそのまま出力する(D2=D1)。すなわち即時応
答制御によって表示映像の入力映像データに対する追従
性を良好なものにすることができる。
【0064】(B):|D1−D2|<Levの場合 この場合には、図3(d)に示すように第4比較器82
から第3セレクタ83へ「1」のセレクト信号が出力
し、第3セレクタ83がB入力側を選択する。このた
め、ヒステリシス制御部58でヒステリシス制御された
出力がD2となり、以下に示すようなD1>D2のとき
(B1)、D1<D2のとき(B2)、D1=D2のと
き(B3)のいずれに該当するかで作用が異なる。
【0065】(B1):D1>D2のとき この場合には、第1比較器67の入力状態が「D1>D
2」となるので、図3(a)に示すように、第1比較器
67から「a=1,b=0,c=0」のゲート制御信号
が出力し、第1アンドゲート75を導通状態とする。 (B11):D1−D2≧Hisのとき 第2減算器62の演算値「D1−D2」がHis以上と
なるので、図3(b)に示すように第2比較器68から
第1セレクタ71へ「0」のセレクト信号が出力する。
このため、第1セレクタ71がA入力側を選択し、第1
減算器61の演算値「D1―His」が第1セレクタ7
1、第1アンドゲート75、オアゲート79及び第3セ
レクタ83を介して出力する。すなわち、出力D2は一
気に入力D1に増加するのでなく、D1より小さな「D
1−His」に増加する。 (B12):D1−D2<Hisのとき 第2減算器62の演算値「D1−D2」がHis未満と
なるので、図3(b)に示すように第2比較器68から
第1セレクタ71へ「1」のセレクト信号が出力する。
このため、第1セレクタ71がB入力側を選択し、D2
が第1アンドゲート75、オアゲート79及び第3セレ
クタ83を介して出力する。すなわち、出力D2が維持
され、入力の微小変化が出力に影響しない。
【0066】(B2):D1<D2のとき この場合には、第1比較器67の入力状態が「D1<D
2」となるので、図3(a)に示すように第1比較器6
7から「a=0,b=1,c=0」のゲート制御信号が
出力し、第2アンドゲート76を導通状態とする。 (B21):D2−D1≧Hisのとき 第3減算器63の演算値「D2−D1」がHis以上と
なるので、図3(b)に示すように第4比較器82から
第2セレクタ72へ「0」のセレクト信号が出力する。
このため、第2セレクタ72がA入力側を選択し、加算
器65の演算値「D1+His」が第2セレクタ72、
第2アンドゲート76、オアゲート79及び第3セレク
タ83を介して出力する。すなわち、D2は一気にD1
に減少するのでなくD1より大きな「D1+His」に
減少する。 (B22):D2−D1<Hisのとき 第3減算器63の演算値「D2−D1」がHis未満と
なるので、図3(b)に示すように第4比較器82から
第2セレクタ72へ「1」のセレクト信号が出力する。
このため、第2セレクタ72がB入力側を選択し、D2
が第2セレクタ72、第2アンドゲート76、オアゲー
ト79及び第3セレクタ83を介して出力する。すなわ
ち出力D2が維持され、入力の微小変化が出力に影響し
ない。
【0067】(B3):D1=D2のとき この場合には、第1比較器67の入力状態が「D1=D
2」となるので、図3(a)に示すように第1比較器6
7から「a=0,b=0,c=1」のゲート制御信号が
出力し、第3アンドゲート77を導通状態とする。この
ため、出力D2が第3アンドゲート77、オアゲート7
9及び第3セレクタ83を介し出力する。すなわち、出
力D2が維持される。
【0068】つぎに、ヒステリシス制御・即時応答制御
部54の具体的な作用を図5を併用して説明する。説明
の便宜上、His=3,Lev=8とし、ヒステリシス
制御・即時応答制御部54に入力するD1が図5(a)
に示すように1フレーム毎に50,50,50,10,
11,・・・と変化した場合について説明する。
【0069】(イ)入力するD1が図5(a)に示すよ
うに50,50,50と変化していないときには、前記
(B−3)に該当する。このため、第3セレクタ83が
B入力側を選択し、第3アンドゲート77が導電状態と
なり、D2が第3アンドゲート77、オアゲート79及
び第3セレクタ83を介して出力する。すなわち、図5
(b)に示すように、D2が50,50,50となって
出力が維持される。
【0070】(ロ)ついで、D1が50から10に減少
して入出力差が「40」になったときには、前記(A)
に該当し、第3セレクタ83がA入力側を選択し、入力
したD1がそのまま出力する。すなわち出力D2も図5
(b)に示すように50から10に変化する。
【0071】(ハ)ついで、D1が10から11に増加
して入出力差が「1」になったときには、前記(B1
2)に該当する。このため、第3セレクタ83がB入力
側を選択し、第1アンドゲート75が導電状態となり、
D2が第1アンドゲート75、オアゲート79及び第3
セレクタ83を介して出力する。すなわち、出力D2は
図5(b)に示すように、10のままで出力が維持し、
入力D1の微小変化が出力D2に影響しない。
【0072】(ニ)ついで、D1が11から10に減少
して入出力差が「0」になったときには、前記(B3)
に該当し、前記(イ)と同様にして、D2が第3アンド
ゲート77、オアゲート79及び第3セレクタ83を介
して出力する。すなわち、出力D2は図5(b)に示す
ように、10のままで維持され、入力D1の微小変化が
出力D2に影響しない。
【0073】(ホ)ついで、D1が10から11,1
0,11,10に変化したときにも、前記(ハ)、
(ニ)と同様にして、出力D2は図5(b)に示すよう
に、10のままで維持され、入力D1の微小変化が出力
D2に影響しない。
【0074】(へ)ついで、D1が10から15に増加
して入出力差「5」が3(=His)以上8(=Le
v)未満になったときには、前記(B11)に該当す
る。このため、第3セレクタ83がB入力側を選択し、
第1アンドゲート75が導電状態となり、第1セレクタ
71がA入力側を選択し、第1減算器61の演算値「1
2」(=15−3)が第1セレクタ71、第1アンドゲ
ート75、オアゲート79及び第3セレクタ83を介し
て出力する。すなわち、D2は一気に入力の「15」に
増加するのではなく、入力(=15)を3(=His)
だけ変化させた「12」に増加する。
【0075】(ト)ついで、D1が15から19に増加
して入出力差が「7」(=19−12)になったときに
は、前記(ヘ)と同様にしてD2は一気に入力の「1
9」に増加するのではなく、入力(=19)を3(=H
is)だけ変化させた「16」(=19−3)に増加す
る。
【0076】(チ)ついで、D1が19から50に増加
して入出力差「34」(=50−16)が8(=Le
v)以上になったときには、前記(A)に該当し、第3
セレクタ83がA入力側を選択し、入力したD1がその
まま出力する。すなわち出力D2も図5(b)に示すよ
うに16から一気に50に増加し、入力に対する追従性
を良好にすることができる。
【0077】前記実施形態例では、画質の最適化を図る
ためLUTを動画用の第1LUT40と静止画用の第2
LUT50の2つで形成した場合について説明したが、
本発明はこれに限るものでなく、LUTを1つで形成し
た場合についても利用することができる。この場合LU
Tの数を1つに減少することができるとともに、入力映
像切替信号を生成する切替信号生成部とLUT選択部5
2とを不要にすることができる。
【0078】前記実施形態例では、ヒステリシス制御及
び即時応答制御を行うためにヒステリシス制御・即時応
答制御部54を設けた場合について説明したが、本発明
はこれに限るものでなく、ヒステリシス制御・即時応答
制御部54をヒステリシス制御のみを行うヒステリシス
制御部58で置換した場合についても利用することがで
きる。例えば、図1のヒステリシス制御・即時応答制御
部54を示す図2において、第4減算器81、第4比較
器82及び第3セレクタ83からなる即時応答制御部6
0を省略してヒステリシス制御部58のみを残し、オア
ゲート79の出力をD2として表示パネル16へ出力す
るようにした場合についても利用することができる。
【0079】前記実施形態例では、表示パネル16の焼
き付けを防止して画質の最適化を図るために最大輝度制
御部56を設けた場合について説明したが、本発明はこ
れに限るものでなく、最大輝度制御部56を省略した場
合についても利用することができる。例えば、図6に示
すように、LUTを1つのLUT20で形成し、このL
UT20の出力側にヒステリシス制御・即時応答制御部
54を結合して輝度制御回路32aを構成し、ヒステリ
シス制御・即時応答制御部54の出力データを輝度制御
データとして表示パネル16へ出力するように構成した
場合についても利用することができる。
【0080】前記実施形態例では、フリッカ抑制、良好
な追従性、焼き付け防止のために、輝度制御回路がヒス
テリシス制御・即時応答制御部54(又はヒステリシス
制御部58)及び最大輝度制御部56を具備した場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限るものでなく、ヒ
ステリシス制御・即時応答制御部54(又はヒステリシ
ス制御部58)及び最大輝度制御部56を省略した場合
(例えば図7の場合)、又はヒステリシス制御・即時応
答制御部54(又はヒステリシス制御部58)を省略し
た場合(例えば図8の場合)についても利用することが
できる。
【0081】図7の場合は、動画用の第1、第2LUT
41,42,・・・及び静止画用の第1LUT51と、
入力映像切替信号でLUT41,42,・・・、51の
うちの1つを選択するLUT選択部52aとで輝度制御
回路32bを形成し、LUT選択部52aで選択したデ
ータを輝度制御データとして表示パネル16へ出力する
ように構成した場合である。この場合、入力映像の種類
(動画や静止画)や表示パネルが設置される場所の明る
さに適したLUTを選択して表示映像の輝度を制御し、
画質の最適化を図ることができる。
【0082】図8の場合は、1つのLUT20と最大輝
度制御部56とで輝度制御回路32cを形成し、最大輝
度制御部56の出力データを輝度制御データとして表示
パネル16へ出力するように構成した場合である。この
場合、最大輝度制御部56へ供給する最大輝度を制御す
るための設定値Lumの値によって最大輝度制御部56
から表示パネル16へ出力するデータ(輝度制御デー
タ)を制御することができる。例えば、Lum=100
の場合には入出力特性を図9に実線で示す特性として、
すなわち、最大輝度制御部56から表示パネル16へ出
力するデータが100未満の明るい方の値にならないよ
うに制御して、表示パネル16の最大輝度がLum=1
00に対応した最大輝度を超えないように制御される。
Lum=150の場合には入出力特性を同図に点線で示
す特性とし、Lum=200の場合には入出力特性を同
図に一点鎖線で示す特性とすることによって、表示パネ
ル16の最大輝度がLum=150、200に対応した
最大輝度を超えないように制御される。同図に二点鎖線
で示す特性は、最大輝度制御前の入出力特性を表す。
【0083】前記実施形態例(例えば図1,図6に示す
例)では、ヒステリシス制御・即時応答制御部54又は
ヒステリシス制御部58がLUTから読み出された輝度
制御データに対してヒステリシス制御及び即時応答制御
を行う場合について説明したが、本発明はこれに限るも
のでなく、ヒステリシス制御・即時応答制御部54又は
ヒステリシス制御部58がAPL検出部18で検出され
たAPLに対してヒステリシス制御及び即時応答制御又
はヒステリシス制御を行うように構成した場合について
も利用することができる。この場合、His、Lev
は、それぞれAPL用のHis、Levが設定されるこ
とになるのは勿論である。
【0084】
【発明の効果】請求項1の発明は、表示映像の輝度制御
回路において、輝度制御データを入出力とするヒステリ
シス制御・即時応答制御部(54)と最大輝度制御部
(56)を具備し、ヒステリシス制御・即時応答制御部
(54)の入出力差がHis未満のときには表示パネル
(16)の輝度を維持し、His以上Lev未満のとき
には表示パネル(16)の輝度変化を抑制する構成とし
たので、入力映像のAPLの微小変化が表示映像の輝度
変化につながることがなく、フリッカの発生を抑制する
ことができる。また、ヒステリシス制御・即時応答制御
部(54)の入出力差がLev以上のときには、そのと
きにヒステリシス制御・即時応答制御部(54)に入力
する輝度制御データで表示パネル(16)の輝度を制御
する構成としたので、表示映像の入力映像データに対す
る追従性を良好なものにすることができる。さらに、最
大輝度制御部(56)によって表示パネル(16)の最
大輝度が設定値を越えないように制御する構成としたの
で、表示パネル(16)の焼き付けを防止するととも
に、画質の最適化を図ることができる。
【0085】請求項2の発明は、表示映像の輝度制御回
路において、APLを入出力とするヒステリシス制御・
即時応答制御部(54)と最大輝度制御部(56)を具
備し、ヒステリシス制御・即時応答制御部(54)の入
出力差がHis未満のときには表示パネル(16)の輝
度即時応答制御部60を維持し、His以上Lev未満
のときには表示パネル(16)の輝度変化を抑制する構
成としたので、入力映像のAPLの微小変化が表示映像
の輝度変化につながることがなく、フリッカの発生を抑
制することができる。また、ヒステリシス制御・即時応
答制御部(54)の入出力差がLev以上のときには、
そのときにヒステリシス制御・即時応答制御部(54)
に入力するAPLに基づいて表示パネル(16)の輝度
を制御する構成としたので、表示映像の入力映像データ
に対する追従性を良好なものにすることができる。さら
に、最大輝度制御部(56)によって表示パネル(1
6)の最大輝度が設定値を越えないように制御する構成
としたので、表示パネル(16)の焼き付けを防止する
とともに、画質の最適化を図ることができる。
【0086】請求項3の発明は、表示映像の輝度制御回
路において輝度制御データを入出力とするヒステリシス
制御部(58)を具備し、ヒステリシス制御部(58)
の入出力差がHis未満のときには表示パネル(16)
の輝度を維持し、His以上Lev未満のときには表示
パネル(16)の輝度変化を抑制する構成としたので、
入力映像のAPLの微小変化が表示映像の輝度変化につ
ながることがなく、フリッカの発生を抑制することがで
きる。
【0087】請求項4の発明は、表示映像の輝度制御回
路においてAPLを入出力とするヒステリシス制御部
(58)を具備し、ヒステリシス制御部(58)の入出
力差がHis未満のときには表示パネル(16)の輝度
を維持し、His以上Lev未満のときには表示パネル
(16)の輝度変化を抑制する構成としたので、入力映
像のAPLの微小変化が表示映像の輝度変化につながる
ことがなく、フリッカの発生を抑制することができる。
【0088】請求項5の発明は、表示映像の輝度制御回
路において輝度制御データを入出力とするヒステリシス
制御・即時応答制御部(54)を具備し、ヒステリシス
制御・即時応答制御部(54)の入出力差がHis未満
のときには表示パネル(16)の輝度を維持し、His
以上Lev未満のときには表示パネル(16)の輝度変
化を抑制する構成としたので、入力映像のAPLの微小
変化が表示映像の輝度変化につながることがなく、フリ
ッカの発生を抑制することができる。さらに、ヒステリ
シス制御・即時応答制御部(54)の入出力差がLev
以上のときには、そのときにヒステリシス制御・即時応
答制御部(54)に入力する輝度制御データで表示パネ
ル(16)の輝度を制御する構成としたので、表示映像
の入力映像データに対する追従性を良好なものにするこ
とができる。
【0089】請求項6の発明は、表示映像の輝度制御回
路においてAPLを入出力とするヒステリシス制御・即
時応答制御部(54)を具備し、ヒステリシス制御・即
時応答制御部(54)の入出力差がHis未満のときに
は表示パネル(16)の輝度を維持し、His以上Le
v未満のときには表示パネル(16)の輝度変化を抑制
する構成としたので、入力映像のAPLの微小変化が表
示映像の輝度変化につながることがなく、フリッカの発
生を抑制することができる。さらに、ヒステリシス制御
・即時応答制御部(54)の入出力差がLev以上のと
きには、そのときにヒステリシス制御・即時応答制御部
(54)に入力するAPLに基づいて表示パネル(1
6)の輝度を制御する構成としたので、表示映像の入力
映像データに対する追従性を良好なものにすることがで
きる。
【0090】請求項7の発明は、表示映像の輝度制御回
路において最大輝度制御部(56)を具備し、最大輝度
制御部(56)によって表示パネル(16)の最大輝度
が設定値を越えないように制御する構成としたので、表
示パネル(16)の焼き付けを防止するとともに、画質
の最適化を図ることができる。
【0091】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、輝度制御データを入出力とするヒステリシス制御部
(58)を設け、ヒステリシス制御部(58)の入出力
差がHis未満のときには表示パネル(16)の輝度を
維持し、His以上Lev未満のときには表示パネル
(16)の輝度変化を抑制する構成としたので、入力映
像のAPLの微小変化が表示映像の輝度変化につながる
ことがなく、フリッカの発生を抑制することができる。
【0092】請求項9の発明は、請求項7の発明におい
て、APLを入出力とするヒステリシス制御部(58)
を設け、ヒステリシス制御部(58)の入出力差がHi
s未満のときには表示パネル(16)の輝度を維持し、
His以上Lev未満のときには表示パネル(16)の
輝度変化を抑制する構成としたので、入力映像のAPL
の微小変化が表示映像の輝度変化につながることがな
く、フリッカの発生を抑制することができる。
【0093】請求項10〜19の発明は、表示映像の輝
度制御回路においてLUTを複数のLUT(40,50
又は41,42,51)で構成するとともに、LUT選
択手段(52)を具備し、入力映像の種類(動画や静止
画)や表示パネルが設置される場所の明るさに適したL
UTを選択することができるように構成したので、入力
映像の種類や表示パネルが設置される場所の明るさに適
合した表示映像の輝度制御をすることができ、画質の最
適化を図ることができる。
【0094】請求項10、11の発明は、さらに,ヒス
テリシス制御・即時応答制御部(54)と最大輝度制御
部(56)を具備する構成としたので、請求項1、2の
発明と同様に、フリッカを抑制し、表示映像の入力映像
に対する追従性を良好なものにし、表示パネル(16)
の焼き付けを防止し、画質の最適化を図ることができ
る。
【0095】請求項13、14の発明は、さらに,ヒス
テリシス制御部(58)を具備する構成としたので、請
求項3、4の発明と同様に、フリッカの発生を抑制する
ことができる。
【0096】請求項15、16の発明は、さらに,ヒス
テリシス制御・即時応答制御部(54)を具備する構成
としたので、請求項5、6の発明と同様に、フリッカの
発生を抑制するとともに、表示映像の入力映像に対する
追従性を良好なものにすることができる。
【0097】請求項17の発明は、さらに,最大輝度制
御部(56)を具備する構成としたので、請求項7の発
明と同様に、表示パネル(16)の焼き付けを防止する
とともに、画質の最適化を図ることができる。
【0098】請求項18,19の発明は、請求項17の
発明において、LUT(20)と最大輝度制御部(5
6)の間、LUT(40,50又は41,42,51)
とLUT(20)の間にヒステリシス制御部(58)を
設ける構成としたので、請求項8、9の発明と同様に、
フリッカの発生を抑制することができる。
【0099】請求項20,21の発明は、請求項10又
は11、12〜19の発明において、それぞれ切替信号
生成部を具備する構成としたので、入力映像切替信号の
生成を容易にすることができる。
【0100】請求項22の発明は、請求項1,2,1
0、11又は20の発明において、外部可変設定部を具
備する構成としたので、His、Lev及びLumの設
定や変更を容易にすることができる。
【0101】請求項23の発明は、請求項1〜22のい
ずれかの発明において、表示パネル(16)がAPL検
出部(18)を内蔵し、このAPL検出部(18)で検
出されたAPLに基づいて制御する構成としたので、表
示パネル(16)の他にAPL検出部(18)を設ける
必要がなく、外部に接続する回路の構成を簡単にするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による表示映像の輝度制御回路の一実施
形態例を示すブロック図である。
【図2】図1中の輝度制御回路32の具体例を示すブロ
ック図である。
【図3】図2中の第1比較器67、第2比較器68、第
3比較器69及び第4比較器82の機能を示す説明図で
ある。
【図4】図1中の最大輝度制御部56の具体例を示すブ
ロック図である。
【図5】図2の作用を説明するタイミングチャートであ
る。
【図6】図1中の輝度制御回路32の第2実施形態例を
示すブロック図である。
【図7】図1中の輝度制御回路32の第3実施形態例を
示すブロック図である。
【図8】図1中の輝度制御回路32の第4実施形態例を
示すブロック図である。
【図9】図8の輝度制御回路32cの入出力特性を示す
特性図である。
【図10】従来制を示すブロック図である。
【図11】図10中のLUT20の入出力変換特性を示
す特性図である。
【符号の説明】
16…表示パネル、 18…APL検出部、 20、4
0、41、42、50、51…LUT、 32、32
a、32b、32c…輝度制御回路、 52…LUT選
択部、 54…ヒステリシス制御・即時応答制御部、
56…最大輝度制御部、 58…ヒステリシス制御部、
60…即時応答制御部、 His…ヒステリシス幅
(第1設定値の一例)、 Lev…即時応答レベル差
(第2設定値の一例)、 Lum…最大輝度を制御する
ための設定値、 V1…入力映像データ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 642 G09G 3/20 642P 3/28 3/28 K (72)発明者 大森 英幸 神奈川県川崎市高津区末長1116番地株式会 社富士通ゼネラル内 (72)発明者 小野寺 純一 神奈川県川崎市高津区末長1116番地株式会 社富士通ゼネラル内 Fターム(参考) 5C021 PA17 PA53 PA58 PA62 PA66 PA76 PA80 RA07 RB03 XA33 YA07 5C080 AA05 BB05 DD06 DD26 EE28 GG09 JJ02 JJ05

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定期間毎にAPL検出部(18)で検
    出されたAPLをアドレスとしてLUT(20)から輝
    度制御データを読み出し、この輝度制御データに基づい
    て表示パネル(16)の輝度を制御する回路であって、
    LUT(20)から読み出された輝度制御データを入力
    として表示パネル(16)へ出力し、入出力差が第1設
    定値(His)未満のときには出力を維持し、第1設定
    値(His)以上第2設定値(Lev)未満(第2設定
    値は第1設定値より大きな値に設定されている。)のと
    きには入力を第1設定値(His)だけ変化させたデー
    タを出力し、第2設定値(Lev)以上のときには入力
    をそのまま出力するヒステリシス制御・即時応答制御部
    (54)と、表示パネル(16)の最大輝度が設定値を
    越えないように、ヒステリシス制御・即時応答制御部
    (54)から表示パネル(16)に入力する輝度制御デ
    ータを制御する最大輝度制御部(56)とを具備したこ
    とを特徴とする表示映像の輝度制御回路。
  2. 【請求項2】 一定期間毎にAPL検出部(18)で検
    出されたAPLをアドレスとしてLUT(20)から輝
    度制御データを読み出し、この輝度制御データに基づい
    て表示パネル(16)の輝度を制御する回路であって、
    APL検出部(18)で検出されたAPLを入力として
    LUT(20)へ出力し、入出力差が第1設定値(Hi
    s)未満のときには出力を維持し、第1設定値(Hi
    s)以上第2設定値(Lev)未満(第2設定値は第1
    設定値より大きな値に設定されている。)のときには入
    力を第1設定値(His)だけ変化させたデータを出力
    し、第2設定値(Lev)以上のときには入力をそのま
    ま出力するヒステリシス制御・即時応答制御部(54)
    と、表示パネル(16)の最大輝度が設定値を越えない
    ように、LUT(20)から表示パネル(16)に入力
    する輝度制御データを制御する最大輝度制御部(56)
    とを具備したことを特徴とする表示映像の輝度制御回
    路。
  3. 【請求項3】 一定期間毎にAPL検出部(18)で検
    出されたAPLをアドレスとしてLUT(20)から輝
    度制御データを読み出し、この輝度制御データに基づい
    て表示パネル(16)の輝度を制御する回路であって、
    LUT(20)から読み出された輝度制御データを入力
    として表示パネル(16)へ出力し、入出力差が第1設
    定値(His)未満のときには出力を維持し、第1設定
    値(His)以上のときには入力を第1設定値(Hi
    s)だけ変化させたデータを出力するヒステリシス制御
    部(58)を具備したことを特徴とする表示映像の輝度
    制御回路。
  4. 【請求項4】 一定期間毎にAPL検出部(18)で検
    出されたAPLをアドレスとしてLUT(20)から輝
    度制御データを読み出し、この輝度制御データに基づい
    て表示パネル(16)の輝度を制御する回路であって、
    APL検出部(18)で検出されたAPLを入力として
    LUT(20)へ出力し、入出力差が第1設定値(Hi
    s)未満のときには出力を維持し、第1設定値(Hi
    s)以上のときには入力を第1設定値(His)だけ変
    化させたデータを出力するヒステリシス制御部(58)
    を具備したことを特徴とする表示映像の輝度制御回路。
  5. 【請求項5】 一定期間毎にAPL検出部(18)で検
    出されたAPLをアドレスとしてLUT(20)から輝
    度制御データを読み出し、この輝度制御データに基づい
    て表示パネル(16)の輝度を制御する回路であって、
    LUT(20)から読み出された輝度制御データを入力
    として表示パネル(16)へ出力し、入出力差が第1設
    定値(His)未満のときには出力を維持し、第1設定
    値(His)以上第2設定値(Lev)未満(第2設定
    値は第1設定値より大きな値に設定されている。)のと
    きには入力を第1設定値(His)だけ変化させたデー
    タを出力し、第2設定値(Lev)以上のときには入力
    をそのまま出力するヒステリシス制御・即時応答制御部
    (54)を具備したことを特徴とする表示映像の輝度制
    御回路。
  6. 【請求項6】 一定期間毎にAPL検出部(18)で検
    出されたAPLをアドレスとしてLUT(20)から輝
    度制御データを読み出し、この輝度制御データに基づい
    て表示パネル(16)の輝度を制御する回路であって、
    APL検出部(18)で検出されたAPLを入力として
    LUT(20)へ出力し、入出力差が第1設定値(Hi
    s)未満のときには出力を維持し、第1設定値(Hi
    s)以上第2設定値(Lev)未満(第2設定値は第1
    設定値より大きな値に設定されている。)のときには入
    力を第1設定値(His)だけ変化させたデータを出力
    し、第2設定値(Lev)以上のときには入力をそのま
    ま出力するヒステリシス制御・即時応答制御部(54)
    を具備したことを特徴とする表示映像の輝度制御回路。
  7. 【請求項7】 一定期間毎にAPL検出部(18)で検
    出されたAPLをアドレスとしてLUT(20)から輝
    度制御データを読み出し、この輝度制御データに基づい
    て表示パネル(16)の輝度を制御する回路であって、
    表示パネル(16)の最大輝度が設定値を越えないよう
    に、LUT(20)から読み出されて表示パネル(1
    6)に入力する輝度制御データを制御する最大輝度制御
    部(56)を具備したことを特徴とする表示映像の輝度
    制御回路。
  8. 【請求項8】 LUT(20)から読み出された輝度制
    御データを入力として最大輝度制御部(56)へ出力
    し、入出力差が第1設定値(His)未満のときには出
    力を維持し、第1設定値(His)以上第2設定値(L
    ev)未満(第2設定値は第1設定値より大きな値に設
    定されている。)のときには入力を第1設定値(Hi
    s)だけ変化させたデータを出力するヒステリシス制御
    部(58)を具備したことを特徴とする請求項7記載の
    表示映像の輝度制御回路。
  9. 【請求項9】 APL検出部(18)で検出されたAP
    Lを入力としてLUT(20)へ出力し、入出力差が第
    1設定値(His)未満のときには出力を維持し、第1
    設定値(His)以上第2設定値(Lev)未満(第2
    設定値は第1設定値より大きな値に設定されている。)
    のときには入力を第1設定値(His)だけ変化させた
    データを出力するヒステリシス制御部(58)を具備し
    たことを特徴とする請求項7記載の表示映像の輝度制御
    回路。
  10. 【請求項10】 一定期間毎にAPL検出部(18)で
    検出されたAPLをアドレスとしてLUTから輝度制御
    データを読み出し、この輝度制御データに基づいて表示
    パネル(16)の輝度を制御する回路であって、前記L
    UTを表示映像の種類に対応した複数のLUT(40,
    50又は41,42,51)で構成し、複数の入力映像
    信号のうちの1つを切り替えて選択するための入力映像
    切替信号で複数のLUT(40,50又は41,42,
    51)のうちの1つを選択し、選択したLUTから読み
    出された輝度制御データを出力するLUT選択手段(5
    2)と、LUT選択手段(52)から出力した輝度制御
    データを入力として表示パネル(16)へ出力し、入出
    力差が第1設定値(His)未満のときには出力を維持
    し、第1設定値(His)以上第2設定値(Lev)未
    満(第2設定値は第1設定値より大きな値に設定されて
    いる。)のときには入力を第1設定値(His)だけ変
    化させたデータを出力し、第2設定値(Lev)以上の
    ときには入力をそのまま出力するヒステリシス制御・即
    時応答制御部(54)と、表示パネル(16)の最大輝
    度が設定値を越えないように、ヒステリシス制御・即時
    応答制御部(54)から表示パネル(16)に入力する
    輝度制御データを制御する最大輝度制御部(56)とを
    具備したことを特徴とする表示映像の輝度制御回路。
  11. 【請求項11】 一定期間毎にAPL検出部(18)で
    検出されたAPLをアドレスとしてLUTから輝度制御
    データを読み出し、この輝度制御データに基づいて表示
    パネル(16)の輝度を制御する回路であって、前記L
    UTを表示映像の種類に対応した複数のLUT(40,
    50又は41,42,51)で構成し、APL検出部
    (18)で検出されたAPLを入力として複数のLUT
    (40,50又は41,42,51)へ出力し、入出力
    差が第1設定値(His)未満のときには出力を維持
    し、第1設定値(His)以上第2設定値(Lev)未
    満(第2設定値は第1設定値より大きな値に設定されて
    いる。)のときには入力を第1設定値(His)のとき
    には入力を第1設定値(His)だけ変化させたデータ
    を出力し、第2設定値(Lev)以上のときには入力を
    そのまま出力するヒステリシス制御・即時応答制御部
    (54)と、複数の入力映像信号のうちの1つを切り替
    えて選択するための入力映像切替信号で複数のLUT
    (40,50又は41,42,51)のうちの1つを選
    択し、選択したLUTから読み出された輝度制御データ
    を出力するLUT選択手段(52)と、表示パネル(1
    6)の最大輝度が設定値を越えないように、LUT選択
    手段(52)から表示パネル(16)に入力する輝度制
    御データを制御する最大輝度制御部(56)とを具備し
    たことを特徴とする表示映像の輝度制御回路。
  12. 【請求項12】 一定期間毎にAPL検出部(18)で
    検出されたAPLをアドレスとしてLUTから輝度制御
    データを読み出し、この輝度制御データに基づいて表示
    パネル(16)の輝度を制御する回路であって、前記L
    UTを表示映像の種類に対応した複数のLUT(40,
    50又は41,42,51)で構成し、複数の入力映像
    信号のうちの1つを切り替えて選択するための入力映像
    切替信号で複数のLUT(40,50又は41,42,
    51)のうちの1つを選択し、選択したLUTから読み
    出された輝度制御データを出力するLUT選択手段(5
    2)を具備し、LUT選択手段(52)から出力した輝
    度制御データを表示パネル(16)へ出力することを特
    徴とする表示映像の輝度制御回路。
  13. 【請求項13】 一定期間毎にAPL検出部(18)で
    検出されたAPLをアドレスとしてLUTから輝度制御
    データを読み出し、この輝度制御データに基づいて表示
    パネル(16)の輝度を制御する回路であって、前記L
    UTを表示映像の種類に対応した複数のLUT(40,
    50又は41,42,51)で構成し、複数の入力映像
    信号のうちの1つを切り替えて選択するための入力映像
    切替信号で複数のLUT(40,50又は41,42,
    51)のうちの1つを選択し、選択したLUTから読み
    出された輝度制御データを出力するLUT選択手段(5
    2)と、LUT選択手段(52)から出力した輝度制御
    データを入力として表示パネル(16)へ出力し、入出
    力差が第1設定値(His)未満のときには出力を維持
    し、第1設定値(His)以上のときには入力を第1設
    定値(His)だけ変化させたデータを出力するヒステ
    リシス制御部(58)とを具備したことを特徴とする表
    示映像の輝度制御回路。
  14. 【請求項14】 一定期間毎にAPL検出部(18)で
    検出されたAPLをアドレスとしてLUTから輝度制御
    データを読み出し、この輝度制御データに基づいて表示
    パネル(16)の輝度を制御する回路であって、前記L
    UTを表示映像の種類に対応した複数のLUT(40,
    50又は41,42,51)で構成し、APL検出部
    (18)で検出されたAPLを入力として複数のLUT
    (40,50又は41,42,51)へ出力し、入出力
    差が第1設定値(His)未満のときには出力を維持
    し、第1設定値(His)以上のときには入力を第1設
    定値(His)だけ変化させたデータを出力するヒステ
    リシス制御部(58)と、複数の入力映像信号のうちの
    1つを切り替えて選択するための入力映像切替信号で複
    数のLUT(40,50又は41,42,51)のうち
    の1つを選択し、選択したLUTから読み出された輝度
    制御データを表示パネル(16)へ出力するLUT選択
    手段(52)とを具備したことを特徴とする表示映像の
    輝度制御回路。
  15. 【請求項15】 一定期間毎にAPL検出部(18)で
    検出されたAPLをアドレスとしてLUTから輝度制御
    データを読み出し、この輝度制御データに基づいて表示
    パネル(16)の輝度を制御する回路であって、前記L
    UTを表示映像の種類に対応した複数のLUT(40,
    50又は41,42,51)で構成し、複数の入力映像
    信号のうちの1つを切り替えて選択するための入力映像
    切替信号で複数のLUT(40,50又は41,42,
    51)のうちの1つを選択し、選択したLUTから読み
    出された輝度制御データを出力するLUT選択手段(5
    2)と、LUT選択手段(52)から出力した輝度制御
    データを入力として表示パネル(16)へ出力し、入出
    力差が第1設定値(His)未満のときには出力を維持
    し、第1設定値(His)以上第2設定値(Lev)未
    満(第2設定値は第1設定値より大きな値に設定されて
    いる。)のときには入力を第1設定値(His)だけ変
    化させたデータを出力し、第2設定値(Lev)以上の
    ときには入力をそのまま出力するヒステリシス制御・即
    時応答制御部(54)とを具備したことを特徴とする表
    示映像の輝度制御回路。
  16. 【請求項16】 一定期間毎にAPL検出部(18)で
    検出されたAPLをアドレスとしてLUTから輝度制御
    データを読み出し、この輝度制御データに基づいて表示
    パネル(16)の輝度を制御する回路であって、前記L
    UTを表示映像の種類に対応した複数のLUT(40,
    50又は41,42,51)で構成し、APL検出部
    (18)で検出されたAPLを入力として複数のLUT
    (40,50又は41,42,51)へ出力し、入出力
    差が第1設定値(His)未満のときには出力を維持
    し、第1設定値(His)以上第2設定値(Lev)未
    満(第2設定値は第1設定値より大きな値に設定されて
    いる。)のときには入力を第1設定値(His)だけ変
    化させたデータを出力し第2設定値(Lev)以上のと
    きには入力そのまま出力するヒステリシス制御・即時応
    答制御部(54)と、複数の入力映像信号のうちの1つ
    を切り替えて選択するための入力映像切替信号で複数の
    LUT(40,50又は41,42,51)のうちの1
    つを選択し、選択したLUTから読み出された輝度制御
    データを表示パネル(16)へ出力するLUT選択手段
    (52)とを具備したことを特徴とする表示映像の輝度
    制御回路。
  17. 【請求項17】 一定期間毎にAPL検出部(18)で
    検出されたAPLをアドレスとしてLUTから輝度制御
    データを読み出し、この輝度制御データに基づいて表示
    パネル(16)の輝度を制御する回路であって、前記L
    UTを表示映像の種類に対応した複数のLUT(40,
    50又は41,42,51)で構成し、複数の入力映像
    信号のうちの1つを切り替えて選択するための入力映像
    切替信号で複数のLUT(40,50又は41,42,
    51)のうちの1つを選択し、選択したLUTから読み
    出された輝度制御データを出力するLUT選択手段(5
    2)と、表示パネル(16)の最大輝度が設定値を越え
    ないように、LUT選択手段(52)から表示パネル
    (16)に入力する輝度制御データを制御する最大輝度
    制御部(56)とを具備したことを特徴とする表示映像
    の輝度制御回路。
  18. 【請求項18】 LUT選択手段(52)から出力した
    輝度制御データを入力として最大輝度制御部(56)へ
    出力し、入出力差が第1設定値(His)未満のときに
    は出力を維持し、第1設定値(His)以上第2設定値
    (Lev)未満(第2設定値は第1設定値より大きな値
    に設定されている。)のときには入力を第1設定値(H
    is)だけ変化させたデータを出力するヒステリシス制
    御部(58)を具備したことを特徴とする請求項17記
    載の表示映像の輝度制御回路。
  19. 【請求項19】 APL検出部(18)で検出されたA
    PLを入力として複数のLUT(40,50又は41,
    42,51)へ出力し、入出力差が第1設定値(Hi
    s)未満のときには出力を維持し、第1設定値(Hi
    s)以上のときには入力を第1設定値(His)だけ変
    化させたデータを出力するヒステリシス制御部(58)
    を具備したことを特徴とする請求項17記載の表示映像
    の輝度制御回路。
  20. 【請求項20】 入力映像データに基づいて入力映像デ
    ータの種類を判別し、対応した入力映像切替信号を生成
    する切替信号生成部を具備したことを特徴とする請求項
    10又は11記載の表示映像の輝度制御回路。
  21. 【請求項21】 入力映像データに基づいて入力映像デ
    ータの種類を判別し、対応した入力映像切替信号を生成
    する切替信号生成部を具備したことを特徴とする請求項
    12〜19のいずれかに記載の表示映像の輝度制御回
    路。
  22. 【請求項22】 第1設定値(His)、第2設定値
    (Lev)及び最大輝度を制御するための設定値Lum
    を外部から可変可能に設定する外部可変設定部を具備し
    たことを特徴とする請求項1,2,10,11又は20
    記載の表示映像の輝度制御回路。
  23. 【請求項23】 表示パネル(16)がAPL検出部
    (18)を内蔵し、このAPL検出部(18)で検出さ
    れたAPLに基づいて制御したことを特徴とする請求項
    1〜22のいずれかに記載の表示映像の輝度制御回路。
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