JPH10200513A - 通信妨害装置 - Google Patents
通信妨害装置Info
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- JPH10200513A JPH10200513A JP92297A JP92297A JPH10200513A JP H10200513 A JPH10200513 A JP H10200513A JP 92297 A JP92297 A JP 92297A JP 92297 A JP92297 A JP 92297A JP H10200513 A JPH10200513 A JP H10200513A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 21
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- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【課題】 相手周波数、方式に適合した電波を生成して
効率的に妨害を行う。 【解決手段】 スペクトラム拡散通信において、検出し
た通信状態にある上記スペクトラム通信で使用される離
散周波数を設定する離散周波数設定手段と、この設定さ
れた離散周波数に対応する等レベル信号を生成する電力
増幅手段とを備えて、上記生成された離散周波数の等レ
ベル信号を妨害電波として送信するようにした。また更
に、妨害対象通信における変調方式を検出する変調方式
検出手段と、この変調方式検出手段が検出した方式と同
一の変調を生成する変調器を付加し、変調器で電力増幅
手段を変調出力させるようにした。
効率的に妨害を行う。 【解決手段】 スペクトラム拡散通信において、検出し
た通信状態にある上記スペクトラム通信で使用される離
散周波数を設定する離散周波数設定手段と、この設定さ
れた離散周波数に対応する等レベル信号を生成する電力
増幅手段とを備えて、上記生成された離散周波数の等レ
ベル信号を妨害電波として送信するようにした。また更
に、妨害対象通信における変調方式を検出する変調方式
検出手段と、この変調方式検出手段が検出した方式と同
一の変調を生成する変調器を付加し、変調器で電力増幅
手段を変調出力させるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、広帯域に拡散さ
れた相手通信に対する妨害電波を効率よく生成する妨害
装置に関するものである。
れた相手通信に対する妨害電波を効率よく生成する妨害
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11,図12は、従来の妨害方式の概
念を示す図であり、図において、2はある周波数帯域に
おいて、ノイズ等で変調を行うことにより妨害電力を均
一に広帯域化し、妨害電波を出力する妨害方式である。
また、3はある周波数帯域において、瞬時的にある周波
数の妨害電波を出力し、次の瞬間、周波数を順次切り換
え、これを繰り返し行い、妨害電波を出力する妨害方式
である。
念を示す図であり、図において、2はある周波数帯域に
おいて、ノイズ等で変調を行うことにより妨害電力を均
一に広帯域化し、妨害電波を出力する妨害方式である。
また、3はある周波数帯域において、瞬時的にある周波
数の妨害電波を出力し、次の瞬間、周波数を順次切り換
え、これを繰り返し行い、妨害電波を出力する妨害方式
である。
【0003】次に、従来方式の動作について説明する。
第1の従来の方式である図11に示す概念のものについ
ては、ある周波数帯域において、妨害対象の電波が持つ
と推定される帯域内全ての周波数に対して均一に分割さ
れた妨害電波を出力し、帯域内の通信を同時に妨害す
る。第2の従来の方式である図12に示す概念のものに
ついては、ある周波数帯域において、妨害対象の電波が
存在する帯域を検出して、瞬時的にある周波数に集中的
に妨害電波を出力し、帯域内の周波数を掃引して妨害電
波を出力する。これを周期的に繰り返し行い、帯域内の
通信を順次妨害する。
第1の従来の方式である図11に示す概念のものについ
ては、ある周波数帯域において、妨害対象の電波が持つ
と推定される帯域内全ての周波数に対して均一に分割さ
れた妨害電波を出力し、帯域内の通信を同時に妨害す
る。第2の従来の方式である図12に示す概念のものに
ついては、ある周波数帯域において、妨害対象の電波が
存在する帯域を検出して、瞬時的にある周波数に集中的
に妨害電波を出力し、帯域内の周波数を掃引して妨害電
波を出力する。これを周期的に繰り返し行い、帯域内の
通信を順次妨害する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来の方式で
は、妨害不要な周波数も含めて妨害電力を帯域内の全周
波数に均一に分割して出力するので、妨害対象に対して
所要の妨害電力が得られない場合があるという課題があ
る。また、第2の従来方式では、瞬時に周波数を切り換
えているため、妨害対象の通信周波数と発信する妨害周
波数が一致しない場合があり、広帯域に拡散された相手
通信に対して帯域内で効率的な妨害ができないという課
題があった。また、帯域内で瞬時に周波数を切り換える
通信方式(周波数ホッピング通信方式)に対して妨害対
象の通信周波数と妨害周波数の出力期間に時間的なズレ
が生じるため、効果的な妨害ができないという課題もあ
った。
は、妨害不要な周波数も含めて妨害電力を帯域内の全周
波数に均一に分割して出力するので、妨害対象に対して
所要の妨害電力が得られない場合があるという課題があ
る。また、第2の従来方式では、瞬時に周波数を切り換
えているため、妨害対象の通信周波数と発信する妨害周
波数が一致しない場合があり、広帯域に拡散された相手
通信に対して帯域内で効率的な妨害ができないという課
題があった。また、帯域内で瞬時に周波数を切り換える
通信方式(周波数ホッピング通信方式)に対して妨害対
象の通信周波数と妨害周波数の出力期間に時間的なズレ
が生じるため、効果的な妨害ができないという課題もあ
った。
【0005】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、妨害対象の通信周波数と方式を
集中的に妨害波として生成し、また、ある帯域内で瞬時
に周波数を切り換える通信方式に対しても追従して周波
数を変更して妨害する通信妨害装置を得ることを目的と
する。
ためになされたもので、妨害対象の通信周波数と方式を
集中的に妨害波として生成し、また、ある帯域内で瞬時
に周波数を切り換える通信方式に対しても追従して周波
数を変更して妨害する通信妨害装置を得ることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る通信妨害
装置は、スペクトラム拡散通信において、検出した通信
状態にある上記スペクトラム通信で使用される離散周波
数を設定する離散周波数設定手段と、この設定された離
散周波数に対応するほぼ等レベル信号を生成する電力増
幅手段とを備えて、上記生成された離散周波数の等レベ
ル信号を妨害電波として送信するようにした。
装置は、スペクトラム拡散通信において、検出した通信
状態にある上記スペクトラム通信で使用される離散周波
数を設定する離散周波数設定手段と、この設定された離
散周波数に対応するほぼ等レベル信号を生成する電力増
幅手段とを備えて、上記生成された離散周波数の等レベ
ル信号を妨害電波として送信するようにした。
【0007】また更に、妨害対象通信における変調方式
を検出する変調方式検出手段と、この変調方式検出手段
が検出した方式と同一の変調を生成する変調器を付加
し、変調器で電力増幅手段を変調出力させるようにし
た。
を検出する変調方式検出手段と、この変調方式検出手段
が検出した方式と同一の変調を生成する変調器を付加
し、変調器で電力増幅手段を変調出力させるようにし
た。
【0008】また更に、妨害対象通信における周波数を
検出する周波数探知手段と、この周波数探知手段が探知
した周波数を選択または発振指示するトリガ設定手段を
付加し、上記選択または発振指示された周波数に対して
電力増幅手段を駆動出力させるようにした。
検出する周波数探知手段と、この周波数探知手段が探知
した周波数を選択または発振指示するトリガ設定手段を
付加し、上記選択または発振指示された周波数に対して
電力増幅手段を駆動出力させるようにした。
【0009】また更に、妨害対象通信における変調方式
を検出する変調方式検出手段と、妨害対象通信における
周波数を検出する周波数探知手段と、これら変調方式検
出手段と周波数探知手段が検出した変調方式と周波数を
所定の遅延時間遅延させて同一の変調と周波数を生成す
るリピート処理手段とを付加し、リピート処理手段で変
調器の変調をさせるようにした。
を検出する変調方式検出手段と、妨害対象通信における
周波数を検出する周波数探知手段と、これら変調方式検
出手段と周波数探知手段が検出した変調方式と周波数を
所定の遅延時間遅延させて同一の変調と周波数を生成す
るリピート処理手段とを付加し、リピート処理手段で変
調器の変調をさせるようにした。
【0010】また更に、我が通信希望周波数に対して
は、通信妨害しないように妨害禁止周波数を設定する出
力禁止周波数設定手段を付加し、この出力禁止周波数設
定手段で設定された我が通信希望周波数を除いて妨害電
波を送信するよう電力増幅手段を制御するようにした。
は、通信妨害しないように妨害禁止周波数を設定する出
力禁止周波数設定手段を付加し、この出力禁止周波数設
定手段で設定された我が通信希望周波数を除いて妨害電
波を送信するよう電力増幅手段を制御するようにした。
【0011】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1における
通信妨害装置の概念を、図1について説明する。図1に
おいて、1は任意の時刻において出力される妨害電波で
あり、妨害対象の電波がそれぞれ持つ周波数f1 ,
f2 ,f3 ,・・・等に合致して、ある帯域幅Δfを持
ち等間隔に分割され、かつ、f1 ,f2 ,f3 ,・・
・,fn で大略等しいレベル出力を持つ妨害電波であ
る。この妨害電波によれば、Δf幅でf1 ないしfn の
周波数に対してのみ電力増幅して出力するので、第1の
従来例のように、妨害電力が不足することはない。ま
た、第2の従来例のように、対象周波数と妨害周波数に
ズレが生じることもない。
通信妨害装置の概念を、図1について説明する。図1に
おいて、1は任意の時刻において出力される妨害電波で
あり、妨害対象の電波がそれぞれ持つ周波数f1 ,
f2 ,f3 ,・・・等に合致して、ある帯域幅Δfを持
ち等間隔に分割され、かつ、f1 ,f2 ,f3 ,・・
・,fn で大略等しいレベル出力を持つ妨害電波であ
る。この妨害電波によれば、Δf幅でf1 ないしfn の
周波数に対してのみ電力増幅して出力するので、第1の
従来例のように、妨害電力が不足することはない。ま
た、第2の従来例のように、対象周波数と妨害周波数に
ズレが生じることもない。
【0012】図2は、図1に示す概念を実現するための
通信妨害装置を示す構成ブロック図である。図におい
て、5は妨害対象の周波数f1 ,f2 ,f3 ないしfn
の離散周波数を設定する離散周波数設定手段で、f1 な
いしfn は、予めの測定または検出によって既知であ
る。5はこの設定指示を受けて信号を生成する信号発生
器、6はこの発生した信号を電力増幅し、妨害電波とし
て出力する電力増幅手段である。
通信妨害装置を示す構成ブロック図である。図におい
て、5は妨害対象の周波数f1 ,f2 ,f3 ないしfn
の離散周波数を設定する離散周波数設定手段で、f1 な
いしfn は、予めの測定または検出によって既知であ
る。5はこの設定指示を受けて信号を生成する信号発生
器、6はこの発生した信号を電力増幅し、妨害電波とし
て出力する電力増幅手段である。
【0013】次に、上記構成の装置の動作について説明
する。信号発振器4では、等しい電力レベルで、かつ、
等しい周波数間隔に分配されたΔf幅の帯域を持つ複数
周波数の電波を生成する。一方、離散周波数設定手段5
では、入手している相手使用通信電波の周波数f1 ない
しfn を設定し、この対象の周波数のみに対して電力増
幅手段6はレベルLまで増幅した妨害電波を出力する。
即ち、周波数を対象周波数のみに限定して効率的に分割
し、従って、この限定周波数の出力レベルを高くでき、
限られたパワーを効率的に対象の周波数f1 ないしfn
に振り分けて相手電波を妨害できる。
する。信号発振器4では、等しい電力レベルで、かつ、
等しい周波数間隔に分配されたΔf幅の帯域を持つ複数
周波数の電波を生成する。一方、離散周波数設定手段5
では、入手している相手使用通信電波の周波数f1 ない
しfn を設定し、この対象の周波数のみに対して電力増
幅手段6はレベルLまで増幅した妨害電波を出力する。
即ち、周波数を対象周波数のみに限定して効率的に分割
し、従って、この限定周波数の出力レベルを高くでき、
限られたパワーを効率的に対象の周波数f1 ないしfn
に振り分けて相手電波を妨害できる。
【0014】また更に、対象とする相手の変調方式を検
出し、その変調方式に合致した変調を施した妨害電波を
生成することで、通信妨害の更なる効果の向上が得られ
る。図3は、その具体的な通信妨害装置の構成ブロック
図である。図において、15は対象電波の変調方式(例
えば、FSK、PSK等)を検出する変調方式検出手
段、7は変調器である。この構成の装置の動作は、図3
の接続で明らかであるが、念のため記述すると、以下の
通りとなる。予め得られている対象の周波数f1 ないし
fn の周波数情報に加えて、本構成では、対象電波の変
調方式を変調方式検出手段15で検出し、この検出した
相手と同じ変調方式となるよう変調器7で変調する。そ
の後、電力増幅手段6でレベルLまで増幅する。このよ
うに、相手通信と同一型式の変調波の妨害電波を出力す
るので、相手通信を高雑音下におくことができ、通信妨
害の効果が向上する。
出し、その変調方式に合致した変調を施した妨害電波を
生成することで、通信妨害の更なる効果の向上が得られ
る。図3は、その具体的な通信妨害装置の構成ブロック
図である。図において、15は対象電波の変調方式(例
えば、FSK、PSK等)を検出する変調方式検出手
段、7は変調器である。この構成の装置の動作は、図3
の接続で明らかであるが、念のため記述すると、以下の
通りとなる。予め得られている対象の周波数f1 ないし
fn の周波数情報に加えて、本構成では、対象電波の変
調方式を変調方式検出手段15で検出し、この検出した
相手と同じ変調方式となるよう変調器7で変調する。そ
の後、電力増幅手段6でレベルLまで増幅する。このよ
うに、相手通信と同一型式の変調波の妨害電波を出力す
るので、相手通信を高雑音下におくことができ、通信妨
害の効果が向上する。
【0015】実施の形態2.実施の形態1では、ある周
波数帯域において、相手電波に適合する等間隔の周波数
の妨害電波を生成して、効率的に妨害出力を分配出力す
る装置について記述したが、以下では、相手通信の周波
数を探知して、その周波数の妨害電波を出力すること
で、更に効果的な妨害を行う。図4は、本実施の形態に
おける通信妨害装置の構成ブロック図である。図におい
て、11は妨害対象の相手周波数を探知する周波数探知
手段、12は探知した周波数を選択または発振指示する
トリガ設定手段、10は所定の予め推定されているf1
ないしfn の全ての相手周波数を発振準備しておき、ト
リガ設定手段12からの発振指示に基づき、その周波数
の信号を発振する電波出力待ち受け処理手段である。
波数帯域において、相手電波に適合する等間隔の周波数
の妨害電波を生成して、効率的に妨害出力を分配出力す
る装置について記述したが、以下では、相手通信の周波
数を探知して、その周波数の妨害電波を出力すること
で、更に効果的な妨害を行う。図4は、本実施の形態に
おける通信妨害装置の構成ブロック図である。図におい
て、11は妨害対象の相手周波数を探知する周波数探知
手段、12は探知した周波数を選択または発振指示する
トリガ設定手段、10は所定の予め推定されているf1
ないしfn の全ての相手周波数を発振準備しておき、ト
リガ設定手段12からの発振指示に基づき、その周波数
の信号を発振する電波出力待ち受け処理手段である。
【0016】次に、上記構成の装置の動作を説明する。
図4において、信号発振器4で生成した妨害信号を電波
出力待ち受け処理手段10において、各周波数毎(例え
ば、f1 ,f2 またはf3 等)に妨害電波を出力できる
待ち受け状態にする。周波数探知手段11では、相手通
信が発生するのを監視して、その周波数を知り、トリガ
設定手段12では、この探知した相手通信の周波数を発
振指示する。これを前記待ち受け状態にある妨害信号に
伝えて、電波出力待ち受け処理手段10で対応する周波
数のみ(例えば、f1 またはf3)妨害電波を出力す
る。こうして、相手通信が発生したときに、その周波数
のみの妨害電波を出力するため、妨害電力を更に効率的
に使用できる。
図4において、信号発振器4で生成した妨害信号を電波
出力待ち受け処理手段10において、各周波数毎(例え
ば、f1 ,f2 またはf3 等)に妨害電波を出力できる
待ち受け状態にする。周波数探知手段11では、相手通
信が発生するのを監視して、その周波数を知り、トリガ
設定手段12では、この探知した相手通信の周波数を発
振指示する。これを前記待ち受け状態にある妨害信号に
伝えて、電波出力待ち受け処理手段10で対応する周波
数のみ(例えば、f1 またはf3)妨害電波を出力す
る。こうして、相手通信が発生したときに、その周波数
のみの妨害電波を出力するため、妨害電力を更に効率的
に使用できる。
【0017】図5は、本実施の形態における妨害電波の
状態を説明する図である。周波数探知手段11にて探知
された周波数を、f1 ,f3 とする。この周波数をトリ
ガ設定手段12にて、発振指示する。その発振指示され
たf1 ,f3 は、妨害電波として電力増幅され、周波数
探知手段11にて周波数が探知されなくなるまで出力す
る。他の周波数についても、同様の処理が行われる。上
記構成において、相手変調方式を検出する変調方式検出
手段と変調器を併用し、更に効率を上げることも考えら
れる。また、電力が要るのは、電力増幅手段6なので、
信号発振器4で予め広範囲の予測周波数帯域の全てのf
1 ないしfn の信号を発振させておき、トリガ設定手段
12によって、例えば、f1 またはf3 を選択するよう
指示し、選択されたf1 またはf3 のみが電力増幅され
るようにしてもよい。
状態を説明する図である。周波数探知手段11にて探知
された周波数を、f1 ,f3 とする。この周波数をトリ
ガ設定手段12にて、発振指示する。その発振指示され
たf1 ,f3 は、妨害電波として電力増幅され、周波数
探知手段11にて周波数が探知されなくなるまで出力す
る。他の周波数についても、同様の処理が行われる。上
記構成において、相手変調方式を検出する変調方式検出
手段と変調器を併用し、更に効率を上げることも考えら
れる。また、電力が要るのは、電力増幅手段6なので、
信号発振器4で予め広範囲の予測周波数帯域の全てのf
1 ないしfn の信号を発振させておき、トリガ設定手段
12によって、例えば、f1 またはf3 を選択するよう
指示し、選択されたf1 またはf3 のみが電力増幅され
るようにしてもよい。
【0018】相手周波数と変調をなぞらえて妨害を行う
と、更に効果的になることは明らかであろう。図6は、
こうした概念を実現する装置の構成ブロック図である。
この構成では、相手通信を監視し、探知した波を遅延等
によるリピート処理を行い、妨害電波として出力する。
図において、周波数探知手段11と変調方式検出手段1
5で得られた妨害対象の通信波を、リピート処理手段1
4において信号を遅延させ、変調器7では同様の変調
(同一型式(例えば、FSK、PSK等)及び同一成分
(例えば、パルス列等))を加えて妨害電波として出力
する。これにより、相手通信波と同様の変調波(同一型
式及び同一成分)を妨害電波としているため、相手通信
をより高雑音下におくことができ、通信妨害の効果が向
上する。
と、更に効果的になることは明らかであろう。図6は、
こうした概念を実現する装置の構成ブロック図である。
この構成では、相手通信を監視し、探知した波を遅延等
によるリピート処理を行い、妨害電波として出力する。
図において、周波数探知手段11と変調方式検出手段1
5で得られた妨害対象の通信波を、リピート処理手段1
4において信号を遅延させ、変調器7では同様の変調
(同一型式(例えば、FSK、PSK等)及び同一成分
(例えば、パルス列等))を加えて妨害電波として出力
する。これにより、相手通信波と同様の変調波(同一型
式及び同一成分)を妨害電波としているため、相手通信
をより高雑音下におくことができ、通信妨害の効果が向
上する。
【0019】実施の形態3.先の実施の形態では、いず
れも妨害対象だけを考えたが、同時刻に我が通信も行っ
ている。従って、妨害に際しては、我が通信に対しては
妨害を除外することを検討する。図7は、本実施の形態
における通信妨害装置の構成ブロック図である。図にお
いて、9は我が通信の使用周波数を検出する同期手段、
8は検出された我が使用周波数を妨害電波として出さな
いようにする出力禁止周波数設定手段である。
れも妨害対象だけを考えたが、同時刻に我が通信も行っ
ている。従って、妨害に際しては、我が通信に対しては
妨害を除外することを検討する。図7は、本実施の形態
における通信妨害装置の構成ブロック図である。図にお
いて、9は我が通信の使用周波数を検出する同期手段、
8は検出された我が使用周波数を妨害電波として出さな
いようにする出力禁止周波数設定手段である。
【0020】上記構成の動作は、以下の通りである。信
号発振器4で生成した妨害信号に対して、出力禁止周波
数設定手段8では、同期手段9によって入手している我
が使用する通信波の各周波数を設定し、これを前記妨害
信号に加えることにより、これらの部分の周波数の妨害
電波を出力しないようにする。これにより、我の使用す
る通信波の各周波数において、常時妨害電波が出力され
ないため、我の通信は確保される。
号発振器4で生成した妨害信号に対して、出力禁止周波
数設定手段8では、同期手段9によって入手している我
が使用する通信波の各周波数を設定し、これを前記妨害
信号に加えることにより、これらの部分の周波数の妨害
電波を出力しないようにする。これにより、我の使用す
る通信波の各周波数において、常時妨害電波が出力され
ないため、我の通信は確保される。
【0021】図8は、この状態を説明する図で、本実施
の形態における妨害電波の形状の一例を示している。出
力禁止周波数設定手段8で設定された入手情報による我
の使用する周波数をf2 とする。f2 は解除情報を入手
するまでは常に出力されない状態にあり、その他の周波
数については、常時妨害電波として出力されている。な
お、我が使用する周波数が時間の経過とともに、f2 ,
f3 ・・・と変化する場合は、同期手段9がこの変化を
検出し、従って、f2 等はその検出されている時間だけ
妨害禁止されることになる。
の形態における妨害電波の形状の一例を示している。出
力禁止周波数設定手段8で設定された入手情報による我
の使用する周波数をf2 とする。f2 は解除情報を入手
するまでは常に出力されない状態にあり、その他の周波
数については、常時妨害電波として出力されている。な
お、我が使用する周波数が時間の経過とともに、f2 ,
f3 ・・・と変化する場合は、同期手段9がこの変化を
検出し、従って、f2 等はその検出されている時間だけ
妨害禁止されることになる。
【0022】我が使用する周波数を妨害しないようにす
ることは、実施の形態2の構成の装置に対しても適用で
きる。即ち、実施の形態2、図4の装置に上記概念を適
用したものを図9に示す。図9において、周波数探知手
段11で探知した妨害対象の通信波に対して、その周波
数及び時刻を同期判定手段13によって、予め入手して
いる我の使用する通信波の周波数及び時刻と比較判定す
る。判定結果が一致しているれば、トリガ設定手段12
でその周波数を設定せず(妨害電波を出力しない)、ま
た、不一致ならその周波数を設定して、待ち受け状態に
ある妨害信号に加えることにより設定した周波数のみ妨
害電波を出力する。これにより、相手通信を効果的に妨
害をかけるとともに、我の通信の確保をすることができ
る。
ることは、実施の形態2の構成の装置に対しても適用で
きる。即ち、実施の形態2、図4の装置に上記概念を適
用したものを図9に示す。図9において、周波数探知手
段11で探知した妨害対象の通信波に対して、その周波
数及び時刻を同期判定手段13によって、予め入手して
いる我の使用する通信波の周波数及び時刻と比較判定す
る。判定結果が一致しているれば、トリガ設定手段12
でその周波数を設定せず(妨害電波を出力しない)、ま
た、不一致ならその周波数を設定して、待ち受け状態に
ある妨害信号に加えることにより設定した周波数のみ妨
害電波を出力する。これにより、相手通信を効果的に妨
害をかけるとともに、我の通信の確保をすることができ
る。
【0023】同様に、図10は、図6に示される装置に
対して我が使用する周波数は、妨害しないよう設定する
装置の構成ブロック図である。図10の装置の動作は、
実施の形態2での記述及び上記記述で明らかであるの
で、ここでは記述を省略する。
対して我が使用する周波数は、妨害しないよう設定する
装置の構成ブロック図である。図10の装置の動作は、
実施の形態2での記述及び上記記述で明らかであるの
で、ここでは記述を省略する。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、妨害
対象の通信で使用される周波数のみに分割分配して電力
増幅するので、限られた資源を有効的に妨害が行える効
果がある。
対象の通信で使用される周波数のみに分割分配して電力
増幅するので、限られた資源を有効的に妨害が行える効
果がある。
【0025】また、相手通信の方式に合わせて、または
それらの時間変化に合わせて妨害電波を出力するので、
更に効果的な妨害ができるという効果がある。
それらの時間変化に合わせて妨害電波を出力するので、
更に効果的な妨害ができるという効果がある。
【図1】 この発明の実施の形態1の装置の概念を説明
する図である。
する図である。
【図2】 この発明の実施の形態1における通信妨害装
置の構成ブロック図である。
置の構成ブロック図である。
【図3】 実施の形態1における他の通信妨害装置の構
成ブロック図である。
成ブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2における通信妨害装
置の構成ブロック図である。
置の構成ブロック図である。
【図5】 実施の形態2における妨害電波の状態を説明
する図である。
する図である。
【図6】 実施の形態2における他の通信妨害装置の構
成ブロック図である。
成ブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態3における通信妨害装
置の構成ブロック図である。
置の構成ブロック図である。
【図8】 実施の形態3における妨害電波の状態を説明
する図である。
する図である。
【図9】 実施の形態3における他の通信妨害装置の構
成ブロック図である。
成ブロック図である。
【図10】 実施の形態3における他の通信妨害装置の
構成ブロック図である。
構成ブロック図である。
【図11】 第1の従来の妨害電波方式の概念を示す図
である。
である。
【図12】 第2の従来の妨害電波方式の概念を示す図
である。
である。
1 この発明における妨害電波の例のスペクトラムの一
例、2 第1の従来方式の妨害電波の例のスペクトラ
ム、3 第2の従来方式の妨害電波の例のスペクトラ
ム、4 信号発振器、5 離散周波数設定手段、6 電
力増幅手段、7 変調器、8 出力禁止周波数設定手
段、9 同期手段、10 電波出力待ち受け処理手段、
11 周波数探知手段、12 トリガ設定手段、13
同期判定手段、14 リピート処理手段、15 変調方
式検出手段。
例、2 第1の従来方式の妨害電波の例のスペクトラ
ム、3 第2の従来方式の妨害電波の例のスペクトラ
ム、4 信号発振器、5 離散周波数設定手段、6 電
力増幅手段、7 変調器、8 出力禁止周波数設定手
段、9 同期手段、10 電波出力待ち受け処理手段、
11 周波数探知手段、12 トリガ設定手段、13
同期判定手段、14 リピート処理手段、15 変調方
式検出手段。
Claims (5)
- 【請求項1】 スペクトラム拡散通信において、 検出した通信状態にある上記スペクトラム通信で使用さ
れる離散周波数を設定する離散周波数設定手段と、 上記設定された離散周波数に対応するほぼ等レベル信号
を生成する電力増幅手段とを備えて、上記生成された離
散周波数の等レベル信号を妨害電波として送信すること
を特徴とする通信妨害装置。 - 【請求項2】 妨害対象通信における変調方式を検出す
る変調方式検出手段と、上記変調方式検出手段が検出し
た方式と同一の変調を生成する変調器を付加し、 上記変調器で電力増幅手段を変調出力させるようにした
ことを特徴とする請求項1記載の通信妨害装置。 - 【請求項3】 妨害対象通信における周波数を検出する
周波数探知手段と、上記周波数探知手段が探知した周波
数を選択または発振指示するトリガ設定手段を付加し、 上記選択または発振指示された周波数に対して電力増幅
手段を駆動出力させるようにしたことを特徴とする請求
項1または請求項2記載の通信妨害装置。 - 【請求項4】 妨害対象通信における周波数を検出する
周波数探知手段と、変調方式検出手段と上記周波数探知
手段が検出した変調方式と周波数を所定の遅延時間遅延
させて同一の変調と周波数を生成するリピート処理手段
とを付加し、上記リピート処理手段で変調器の変調をさ
せるようにしたことを特徴とする請求項2記載の通信妨
害装置。 - 【請求項5】 我が通信希望周波数に対しては、通信妨
害しないように妨害禁止周波数を設定する出力禁止周波
数設定手段を付加し、 上記出力禁止周波数設定手段で設定された我が通信希望
周波数を除いて妨害電波を送信するよう電力増幅手段を
制御することを特徴とする請求項1ないし請求項4記載
の通信妨害装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP92297A JP3354064B2 (ja) | 1997-01-07 | 1997-01-07 | 通信妨害装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP92297A JP3354064B2 (ja) | 1997-01-07 | 1997-01-07 | 通信妨害装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10200513A true JPH10200513A (ja) | 1998-07-31 |
JP3354064B2 JP3354064B2 (ja) | 2002-12-09 |
Family
ID=11487190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP92297A Expired - Fee Related JP3354064B2 (ja) | 1997-01-07 | 1997-01-07 | 通信妨害装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3354064B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001039401A1 (fr) * | 1999-11-22 | 2001-05-31 | Macros Japan Inc. | Dispositif purgeur d'appel pour telephone portable a etalement du spectre |
KR20020072664A (ko) * | 2001-03-12 | 2002-09-18 | 엘지이노텍 주식회사 | 재밍 응답기의 재밍신호 발생회로 |
KR100357375B1 (ko) * | 1999-07-05 | 2002-10-18 | 재밍일렉트로닉(주) | 전파 교란기 |
KR100887767B1 (ko) | 2008-08-20 | 2009-03-12 | 외길기업 주식회사 | 주파수 감응형 무선전파교란장치 |
KR101154052B1 (ko) | 2011-12-21 | 2012-06-08 | 주식회사 미래시스텍 | 무선통신 차단장치 및 차단방법 |
-
1997
- 1997-01-07 JP JP92297A patent/JP3354064B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100357375B1 (ko) * | 1999-07-05 | 2002-10-18 | 재밍일렉트로닉(주) | 전파 교란기 |
WO2001039401A1 (fr) * | 1999-11-22 | 2001-05-31 | Macros Japan Inc. | Dispositif purgeur d'appel pour telephone portable a etalement du spectre |
KR20020072664A (ko) * | 2001-03-12 | 2002-09-18 | 엘지이노텍 주식회사 | 재밍 응답기의 재밍신호 발생회로 |
KR100887767B1 (ko) | 2008-08-20 | 2009-03-12 | 외길기업 주식회사 | 주파수 감응형 무선전파교란장치 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3354064B2 (ja) | 2002-12-09 |
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