JPH10200481A - 光通信システム - Google Patents

光通信システム

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JPH10200481A
JPH10200481A JP9000603A JP60397A JPH10200481A JP H10200481 A JPH10200481 A JP H10200481A JP 9000603 A JP9000603 A JP 9000603A JP 60397 A JP60397 A JP 60397A JP H10200481 A JPH10200481 A JP H10200481A
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JP
Japan
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optical fiber
optical
signal
branch
trunk
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Application number
JP9000603A
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English (en)
Inventor
Isato Yunoki
勇人 柚木
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 いずれかの端末装置にて生じたノイズ等の影
響による情報の乱れ、および故障が他の端末装置に影響
を及ぼすことがなく、信頼性の向上を図れる光通信シス
テムを提供する。 【解決手段】 この光通信システムでは、両端部が中央
制御装置21に接続されてループ状に構成された光ファ
イバ幹線路25に18個の光カプラ27が直列状態で挿
入されており、18台のパチンコ台M101ないしM1
18が対応する各光カプラ27を介して光ファイバ幹線
路25に接続されている。中央制御装置21から出力さ
れた光信号は、各光カプラ27にて各パチンコ台M10
1ないしM118側に分配され、各パチンコ台M101
ないしM118から出力された信号は、各光カプラ27
にて光ファイバ幹線路25に導かれる。また、光ファイ
バ幹線路25には、光カプラ27を3個挿入する毎に増
幅ユニット31が1個挿入される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック光フ
ァイバを伝送媒体に用いた光通信システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図10は光ファイバを用いた従来の光通
信システムを示し、この光通信システムは、光ファイバ
1,3を用いて、端末装置であるn(2以上の整数)台
のパチンコ台M1,M2,・・・,Mn(以後、端末装
置M1,M2,・・・,Mnを総称する場合には参照符
号を単にMとする)と、このn台のパチンコ台Mを制御
および管理する中央制御装置5との間で光信号を伝送す
るためのものである。ここで、光ファイバ1は、コア部
が石英で形成され、クラッド部が樹脂で形成された硬質
樹脂クラッドファイバであり、光ファイバ3はプラスチ
ック光ファイバである。
【0003】光ファイバ1,3はループ状の通信路7を
構成しており、この通信路7にn台のパチンコ台Mを直
列状態で挿入して、中央制御装置5と各パチンコ台Mと
の間の通信を行うようになっている。パチンコ台Mと通
信路7との接続は、各パチンコ台M毎に設けらられる光
コネクタ9およびEO/OE回路11を介して行われ、
EO/OE回路11が、コネクタ9を介して通信路7か
ら入力される光信号を電気信号に変換してパチンコ台M
に出力するとともに、パチンコ台Mから入力される電気
信号を光信号に変換して光コネクタ9を介して通信路7
に出力するようになっている。
【0004】中央制御装置5から各パチンコ台Mへは、
パチンコ台Mを制御するための制御情報とパチンコ台M
を特定するための識別情報とが伝送され、各パチンコ台
Mから中央制御装置5へは出玉情報等の管理情報とパチ
ンコ台Mを特定するための識別情報とが伝送されるよう
になっている。
【0005】その制御情報および識別情報を含んだ光信
号が中央制御装置5からi(1以上、n以下の整数)番
目のパチンコ台Miに向けて出力されと、光ファイバ1
およびコネクタ9を介して1番目のパチンコ台M1に接
続されるEO/OE回路11に入力され、EO/OE回
路11にて電気信号に変換されて1番目のパチンコ台M
1に入力され、1番目のパチンコ台M1が電気信号に含
まれる識別情報に基づいて、その制御情報がそれ自信へ
向けて伝送された情報か否かを判断し、それ自身へ向け
て伝送された情報である場合にはその制御情報に基づい
て1番目のパチンコ台Mが制御され、それ自信へ向けて
伝送された情報でない場合には、1番目のパチンコ台M
1が、その制御情報および識別情報を含む電気信号を2
番目のパチンコ台M2に向けてEO/OE回路11に出
力する。
【0006】1番目のパチンコ台M1から2番目のパチ
ンコ台M2に向けて出力された電気信号は、EO/OE
回路11で光信号に変換され、光ファイバ3を介して2
番目のパチンコ台M2が接続されるEO/OE回路11
に入力され、このEO/OE回路11にて電気信号に変
換された後、2番目のパチンコ台M2に入力される。2
番目のパチンコ台M2でも、1番目のパチンコ台M1と
同様に、識別情報に基づいてその電気信号に含まれた制
御情報がそれ自信に向けて伝送された情報か否かが判断
され、それ自身へ向けて伝送された情報である場合には
その制御情報に基づいて2番目のパチンコ台M2が制御
され、それ自信へ向けて伝送された情報でない場合に
は、2番目のパチンコ台M2が、その制御情報および識
別情報を含む電気信号を3番目のパチンコ台M3に向け
てEO/OE回路11に出力する。
【0007】3番目のパチンコ台M3でも同様な処理が
行われ、制御情報および識別情報を含む中央制御装置5
からの信号が、各パチンコ台M毎に設けられたEO/O
E回路11にて光電変換を繰り返しつつ、伝言形式で1
番目のパチンコ台M1から順にi番目のパチンコ台Mi
に向けて伝達されてゆくようになっている。
【0008】いずれかのパチンコ台M、例えば1番目の
パチンコ台M1から中央制御装置5に向けて管理情報お
よび識別情報を含んだ電気信号が出力されると、その電
気信号が、EO/OE回路11により光信号に変換され
た後、光ファイバ3を介して2番目のパチンコ台M2用
のEO/OE回路11に入力され、そのEO/OE回路
11により再び電気信号に変換されて2番目のパチンコ
台M2に入力される。2番目のパチンコ台M2は、入力
されたこの電気信号をそのまま3番目のパチンコ台M3
に向けて出力し、この電気信号がEO/OE回路11に
より光信号に変換された後、光ファイバ3を介して3番
目のパチンコ台M3に接続されたEO/OE回路11に
入力されて電気信号に変換された後、3番目のパチンコ
台M3に入力される。
【0009】このように1番目のパチンコ台M1から出
力された信号は、光電変換を繰り返しつつ、2番目のパ
チンコ台M2から順にn番目のパチンコ台Mnまで伝達
されてゆき、n番目のパチンコ台MnからEO/OE回
路11を介して光ファイバ1に出力され、この光ファイ
バ1を介して中央処理装置5に伝送される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
光通信システムでは、ループ状に構成された通信路7に
n台のパチンコ台Mが直列状態で挿入しており、中央制
御装置5から出力された信号が光電変換を繰り返しつ
つ、上流側のパチンコ台Mから下流側のパチンコ台Mに
伝言形式で伝達されてゆき、目的とするパチンコ台Mに
到達するようになっているので、上流側のパチンコ台M
から下流側のパチンコ台Mに情報が伝達されてゆく際
に、信号が電気信号に変換されている段階で、パチンコ
台Mに備えられるモータ等を使用したアクチュエータか
らのノイズ等の影響により、信号に含まれる情報が乱さ
れと、乱された情報がそのまま下流側のパチンコ台Mに
伝えられて目的のパチンコ台Mに送られてしまい、パチ
ンコ台Mの管理および制御ができないという問題があ
る。
【0011】また、この光通信システムでは、パチンコ
台Mから中央制御装置5に情報が伝送される際にも、上
流側のパチンコ台Mから送られてきた信号が、光電変換
を繰り返しつつ、伝言形式で下流側のパチンコ台Mに順
に伝達されてゆくことによって、パチンコ台Mからの信
号が中央制御装置5に伝達されるようになっているの
で、上流側のパチンコ台Mから下流側のパチンコ台Mに
信号が伝達されてゆく際に、信号が電気信号に変換され
ている段階で、ノイズの影響により、信号に含まれる情
報が乱されると、乱された情報がそのまま下流側のパチ
ンコ台Mに伝えられて中央制御装置5に送られてしまう
という問題がある。
【0012】さらに、この光通信システムでは、上述の
ように通信路7に直列状態で挿入された各パチンコ台M
の間で伝言形式で信号が伝達されて中央制御装置5と各
パチンコ台Mとの間の信号の伝送が行われるようになっ
ているので、n台のパチンコ台Mうち、1台でもパチン
コ台Mが故障すると、信号の伝送ができなくなり、光通
信システムが停止してしまうという問題がある。
【0013】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、いず
れかの端末装置にて生じたノイズ等の影響による情報の
乱れ、および故障が他の端末装置に影響を及ぼすことが
なく、信頼性の向上を図れる光通信システムを提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、中央制御装置と複数の端末装置との間
の情報の伝送に光ファイバを用いる光通信システムであ
って、光ファイバで形成され、両端部が前記中央制御装
置に接続されたループ状の光ファイバ幹線路を設け、前
記光ファイバ幹線路の少なくとも一部の区間をプラスチ
ック光ファイバで構成し、そのプラスチック光ファイバ
で構成された区間の複数の箇所に、プラスチック光ファ
イバで形成され、前記複数の箇所と同数の光ファイバ支
線路の各中間部をそれぞれ超音波溶着し、この各光ファ
イバ支線路の両端部を複数の前記端末装置に個別に割り
当て、前記中央制御装置から前記光ファイバ幹線路の一
方の端部に入力された光信号が、前記光ファイバ幹線路
と前記光ファイバ支線路との各溶着箇所にて各光ファイ
バ支線路に分配されて各光ファイバ支線路の一方の端部
を介して前記各端末装置に入力され、前記各端末装置か
ら前記各光ファイバ支線路の他方の端部に入力された光
信号が、前記各溶着箇所で前記光ファイバ幹線路に導か
れて光ファイバ幹線路の他方の端部を介して前記中央制
御装置に入力されるようにするとともに、所定の数だけ
前記溶着箇所が設けられる毎に前記光ファイバ幹線路
に、光信号を増幅する増幅手段を設けることを特徴とす
る。
【0015】また、前記光ファイバ幹線路の前記一部の
区間を形成するように前記光ファイバ幹線路に挿入され
る幹線側のプラスチック光ファイバの中間部に、前記光
ファイバ支線路を形成する支線側のプラスチック光ファ
イバの中間部を超音波溶着して形成される複数の光カプ
ラの前記幹線側のプラスチック光ファイバの両端部に、
前記光ファイバ幹線路との接続用の光コネクタを設ける
とともに、前記支線側のプラスチック光ファイバの両端
部に、前記端末装置側への接続用の光コネクタを設け、
かつ前記増幅手段に前記光ファイバ幹線路への接続用の
光コネクタを設けたことを特徴とする。
【0016】さらに、両端部に光コネクタが設けられた
幹線側のプラスチック光ファイバの中間部に、両端部に
前記端末装置への接続用の光コネクタが設けられた前記
光ファイバ支線路を形成する支線側のプラスチック光フ
ァイバの中間部を超音波溶着して形成される光カプラ
と、両端部に光コネクタが設けられた光ファイバとを備
える複数の分岐ユニットを設け、光ファイバで形成さ
れ、両端部に光コネクタが設けられた第1および第2の
信号路を有し、その第1および第2の信号路に前記増幅
手段がそれぞれ設けられた複数の中継増幅ユニットを設
け、光ファイバで形成され、両端部に光コネクタが設け
られた信号路を有し、その信号路に前記増幅手段が設け
られた単一のターミネータを設け、前記中央制御装置に
一端部が接続され、他端部に光コネクタが設けられた第
1および第2の幹線光ファイバの前記他端部に、この第
1の幹線光ファイバに前記分岐ユニットの光カプラの前
記幹線側のプラスチック光ファイバおよび前記中継増幅
ユニットの前記第1の信号路が連なるように、そしてこ
の第2の幹線光ファイバに前記分岐ユニットの前記光フ
ァイバおよび前記中継増幅ユニットの前記第2の信号路
が連なるように、かつ所定の数の分岐ユニットを隔てて
前記中継増幅ユニットが介在するように、前記各光コネ
クタ同士が接続されて前記分岐ユニットおよび前記中継
増幅ユニットが直列状態で連結されるとともに、その連
結された分岐ユニットおよび中継増幅ユニットの最後尾
に前記ターミネータが連結され、前記第1および第2の
幹線光ファイバ、前記各分岐ユニットの光カプラの前記
幹線側のプラスチック光ファイバおよび前記光ファイ
バ、前記中継増幅ユニットの前記第1および第2の信号
路、および前記ターミネータの前記信号路により前記光
ファイバ幹線路が形成されることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施形態の
光通信システムの全体のブロック図である。この光通信
システムは、複数台、ここでは18台の端末装置である
パチンコ台M101ないしM118と、これらのパチン
コ台M101ないしM118を管理及び制御する中央制
御装置21との間の信号の伝送を、光ファイバ通信路2
3により行うものである。
【0018】この光ファイバ通信路23は、両端部が中
央制御装置21に接続されてループ状に形成された光フ
ァイバ幹線路25に、18個の光カプラ27を直列状態
で挿入して構成されており、各パチンコ台M101ない
しM118が、各光カプラ27を介して光ファイバ幹線
路25に接続されるようになっている。光カプラ27は
3個で1ブロック29を構成するようになっており、光
ファイバ幹線路25には、各ブロック29の間および両
端部のブロック29の両側に、光信号を増幅する増幅ユ
ニット31が挿入されている。即ち、光ファイバ幹線路
25に挿入されるブロック29の数は6個であり、増幅
ユニット31の数は7個である。ここで、図1では、パ
チンコ台M101ないしM118のうちパチンコ台M1
07ないしM115が図示の便宜上省略されている。
【0019】光ファイバ幹線路25の中央制御装置21
と両端の増幅ユニット31との間の区間25a,25b
は、コア部が石英で形成され、クラッド部が樹脂で形成
された硬質樹脂クラッドファイバで構成されており、配
索距離が比較的長距離になるこの区間での光信号の減衰
が小さく抑えられるようになっている。
【0020】各光カプラ27は、図2に示されるよう
に、光ファイバ幹線路25に挿入されるプラスチック光
ファイバで形成された幹線側の光ファイバ33の中間部
分33aに、プラスチック光ファイバで形成された支線
側の光ファイバ35(光ファイバ支線路)の中間部分3
5aを超音波溶着して構成されている。
【0021】2本の光ファイバ33,35の超音波溶着
は、図3に示されるように、一方の光ファイバ33の中
間部分33aに、他方の光ファイバ35の中間部分35
aを所定の長さに渡って平行に圧接させ、その圧接部を
超音波加振することにより行われる。圧接部が超音波加
振されると、光ファイバ33,35の圧接部のクラッド
部が超音波エネルギーにより破壊され、光ファイバ3
3,35のコア部が互いに近接する方向に押しやられ、
互いに個相接着される。図3中の斜線領域37は、接着
領域を示す。
【0022】ここで、各光カプラ27には、圧縮率が1
0%、接合長が7mm、幹線側のプラスチック光ファイ
バ33と支線側の光ファイバ35との間の光信号の分配
比が3対1のものが使用されている。
【0023】このうように構成される光カプラ27は、
入力チャンネルとして機能する2つのファイバ端部、即
ち幹線側の光ファイバ33の一端部33bおよび支線側
の光ファイバ35の一端部35bと、出力チャンネルと
して機能する2つのファイバ端部、即ち幹線側の光ファ
イバ33の他端部33cおよび支線側の光ファイバ35
の他端部35cとを有しており、光ファイバ33の一端
部33bから入力された光信号を、光ファイバ33側が
3に対して光ファイバ35側が1となる割合で分配して
光ファイバ33の他端部33cおよび光ファイバ35の
他端部35cから出力するとともに、光ファイバ35の
一端部35bから入力された信号を光ファイバ33側と
光ファイバ35側とに分配して光ファイバ33の他端部
33cおよび光ファイバ35の他端部35cから出力す
る。
【0024】各光カプラ27の幹線側の光ファイバ33
の一端部33bおよび他端部33cには光コネクタ3
9,41が設けられており、各光カプラ27の光コネク
タ39,41を他の光カプラ27の光コネクタ39,4
1、または光ファイバ幹線路25に挿入される増幅ユニ
ット31の光コネクタ42,43等に接続することによ
って、各光カプラ27の幹線側の光ファイバ33が、ル
ープ状に構成された光ファイバ幹線路25に挿入され
る。
【0025】各光カプラ27の支線側の光ファイバ35
の一端部35bおよび他端部35cには、光コネクタ4
5が設けられており、この光コネクタ45が各パチンコ
台M101ないしM118毎に設けられるEO/OE回
路47の光コネクタ46に接続されるようになってい
る。そして、各EO/OE回路47が、支線側の光ファ
イバ35の他端部35cを介して入力される光信号を電
気信号に変換して各パチンコ台M101ないしM118
に出力するとともに、各パチンコ台M101ないしM1
18から出力された電気信号を光信号に変換して支線側
の光ファイバ35の一端部35bを介して中央制御装置
21に向けて出力するようになっている。
【0026】増幅ユニット31は、光ファイバで構成さ
れた信号路31aにアンプ31b(増幅手段)を挿入し
た構成であり、信号路31aの両端部には、光カプラ2
7の光コネクタ39,41、または光ファイバ幹線路2
5の増幅ユニット31の挿入箇所に設けられた光コネク
タ(図示せず)に接続される光コネクタ42,43が設
けられている。
【0027】このように光カプラ27および増幅ユニッ
ト31は、それぞれ光コネクタ39,41,45および
42,43が設けられてユニット化されている。
【0028】図4は、各増幅ユニット31のアンプ31
bの構成を示す回路図である。アンプ31bは、光ファ
イバ幹線路25から信号路31aを介して送られてくる
光信号を電気信号に変換するフォトダイオード51と、
フォトダイオード51で電気信号に変換された信号を増
幅する増幅回路53およびトランジスタ55と、増幅回
路53およびトランジスタ55により増幅された電気信
号を光信号に変換し、信号路31aを介して光ファイバ
幹線路25に送り出すLED57とを含んで構成されて
いる。
【0029】このようなアンプ31bでは、光ファイバ
幹線路25からの光がフォトダイオード51に入射する
と、入射した光の強度に比例した逆電流が、フォトダイ
オード51から増幅回路53を介して増幅されてトラン
ジスタ55のベースに流れ、このベース電流に応じて、
LED57からトランジスタ55のコレクタに電流が流
れ、これによってLED57が、フォトダイオード51
が受光した光の強度よりも強い強度の光を光ファイバ幹
線路25に向けて出力するようになっている。
【0030】ここで、中央制御装置21から各パチンコ
台M101ないしM118に伝送される光信号には、各
パチンコ台M101ないしM118の制御に必要な制御
情報と、各パチンコ台M101ないしM118を特定す
るための識別情報とが含まれている。また、パチンコ台
M101ないしM118から中央制御装置21に伝送さ
れる光信号には、中央制御装置21が各パチンコ台M1
01ないしM118を管理するための管理情報と、中央
制御装置21が各パチンコ台M101ないしM118を
特定するための識別情報とが含まれている。前記管理情
報には、パチンコ台M101ないしM118の出玉情
報、入賞情報、不正検知情報および異常監視情報等が含
まれている。
【0031】このように構成される光通信システムで
は、ループ状の光ファイバ幹線路25を光信号が右回り
の方向に伝送されるようになっており、中央制御装置2
1から所定のパチンコ台M101ないしM118に向け
て制御情報および識別情報を含んだ光信号が出力される
と、この光信号が光ファイバ幹線路25の基端部25c
から光ファイバ幹線路25に入力され、光ファイバ幹線
路25内を右回りに進み、1番目の増幅ユニット31に
入力され、この1番目の増幅ユニット31により所定の
レベルにまで信号の強さが高められた後、1番目のブロ
ック29に入力される。
【0032】光信号が1番目のブロック29に入力され
ると、光信号が、光カプラ27を通過する毎に、光ファ
イバ33と光ファイバ35との溶着箇所にて各光カプラ
27の幹線側の光ファイバ33側と支線側の光ファイバ
35側とに3対1の割合で分配されつつブロック29内
を進む。各光カプラ27で幹線側(光ファイバ33の他
端部33c側)に分配された光信号は、2番目の増幅ユ
ニット31に入力され、2番目の増幅ユニット31によ
り所定の信号の強さまで高められた後、2番目のブロッ
ク29に入力される。各光カプラ27で支線側(光ファ
イバ35の他端部35c側)に分配された各光信号は、
各支線側の光ファイバ35の他端部35cを介して、1
ないし3番目のパチンコ台M101ないしM103に接
続されたEO/OE回路47に入力される。
【0033】2番目のブロック29でも同様に、3個の
光カプラ27にて光信号が幹線側と支線側とに分配され
つつ、ブロック29を通過し、3番目の増幅ユニット3
1により増幅されて、3番目のブロック29に入力され
る。
【0034】以後同様に、中央制御装置21から出力さ
れた光信号は、1つのブロック29を通過する毎に、信
号の強さが増幅ユニット31により所定の強さまで高め
られつつ、光ファイバ幹線路25内を右回りに進み、光
ファイバ幹線路25の末端部25dを介して中央制御装
置21に戻る。
【0035】このように、中央制御装置21から出力さ
れた光信号は、各光カプラ27で支線側に分配されつつ
光ファイバ幹線路25内を進むようになっており、支線
側に分配された光信号が、EO/OE回路47にて電気
信号に変換された後、全てのパチンコ台M101ないし
M118にほぼ同時に入力されるようになっている。各
パチンコ台M101ないしM118は、受信した信号に
含まれる識別情報に基づいて、その受信信号がそれ自身
に向けて伝送されてきたものであるか否かを判断し、そ
れ自身宛てのものである場合には、その受信信号に含ま
れる制御情報に基づいてそれ自身の制御を行う。
【0036】各パチンコ台M101ないしM118から
中央制御装置21に向けて、管理情報および識別情報を
含んだ信号が出力されると、この信号が、EO/OE回
路47にて電気信号から光信号に変換された後、各光カ
プラ27の支線側の光ファイバ35の一端部35bに入
力され、光ファイバ33と光ファイバ35との溶着箇所
にて幹線側と支線側とに分配され、その幹線側に分配さ
れた光信号の成分が、光カプラ27を3個通過する毎に
その信号の強さが増幅ユニット31により所定の強さに
まで高められつつ、光ファイバ幹線路25内を右回りに
進み、光ファイバ幹線路25の末端部25dを介して中
央制御装置21に入力される。
【0037】中央制御装置21は、パチンコ台M101
ないしM118からの信号を受信すると、その受信信号
に含まれる識別情報に基づいて、その受信信号がどのパ
チンコ台M101ないしM118が発信したものである
かを判別し、その受信信号に含まれる管理情報に基づい
て、その受信信号を発信したパチンコ台M101ないし
M118の出玉状況等を把握する。
【0038】次に、光信号が伝送される際の光ファイバ
通信路23の所要箇所における光信号の強さを見てみる
ことにする。一般に、光信号を受信するフォトダイオー
ドのダイナミックレンジ(受信可能な信号の強さの範
囲)は、およそ20dBなので、光信号の強さがこのダ
イナミックレンジの範囲内にある状態を保ちつつ光信号
の伝送を行なう必要がある。なお、伝送される光信号に
は波長が700nmの赤色光が用いられている。
【0039】光ファイバ幹線路25内を伝送される光信
号が、各増幅ユニット31を通過した段階での信号の強
さは、−10dBmとなっており、各ブロック29にお
いて、1番目の光カプラ27の幹線側の光ファイバ33
の一端部33bには、ほぼ−10dBmの強さの光信号
が入力されるようになっている。そして、2番目の光カ
プラ27の幹線側の光ファイバ33の一端部33bに
は、−13.5dBmの強さの光信号が、3番目の光カ
プラ27の幹線側の光ファイバ33の一端部33bに
は、−17dBmの強さの光信号がそれぞれ入力される
ようになっている。光信号が3個の光カプラ27を通過
して次の増幅ユニット31に入力された段階では、信号
の強さは−20.5dBmとなっている。
【0040】各ブロック29において、光信号が各光カ
プラ27の光ファイバ35の他端部35cを介して各E
O/OE回路47に入力される際の信号の強さは、1番
目の光カプラ27で分配された信号では−18.2dB
m、2番目の光カプラ27で分配された信号では−2
1.7dBm、3番目の光カプラ27で分配された信号
では−25.2dBmとなっている。
【0041】ここで、ダイナミックレンジの上限が−1
0dBmとすると、その下限は−30dBmとなり、充
分に受信可能な信号の強さで光信号が各パチンコ台M1
01ないしM118のEO/OE回路47に入力される
ようになっている。
【0042】以上のように本実施形態によれば、中央制
御装置21からの信号を、ループ状の光ファイバ幹線路
25に直列状態で挿入された各光カプラ27で各パチン
コ台M101ないしM118に分配し、また各パチンコ
台M101ないしM118からの信号を各光カプラ27
で光ファイバ幹線路25に導いて中央制御装置21に入
力させようにしてあるので、中央制御装置21と各パチ
ンコ台M101ないしM118との間で伝送される信号
が、従来のように他のパチンコ台M101ないしM11
8を経由することなく、目的とするパチンコ台M101
ないしM118または中央制御装置21に直接入力され
るようになっている。
【0043】これによって、いずれかのパチンコ台M1
01ないしM118にて、ノイズ等の影響により伝送信
号に含まれる情報に乱れが生じても、その情報の乱れの
影響が他のパチンコ台M101ないしM118に及ぶこ
とがない。また、いずれかのパチンコ台M101ないし
M118が故障しても、その故障したパチンコ台M10
1ないしM118のみが機能を停止するのみであり、光
通信システム全体が停止してしまうことがない。
【0044】このようにいずれかのパチンコ台M101
ないしM118で生じたノイズ等の影響による情報の乱
れや故障が他のパチンコ台M101ないしM118に影
響を及ぼすのを防止することができ、システムの信頼性
を向上させることができる。
【0045】また、光ファイバ幹線路25の両端のブロ
ック29の両側および各ブロック29の間には増幅ユニ
ット31が挿入されているので、光信号の伝送中の損失
分、特に光カプラ27を通過することによる損失分が増
幅ユニット31により補われ、受信可能な信号レベルを
維持しつつ光信号の伝送を行うことができる。
【0046】さらに、光信号を光ファイバ幹線路25か
ら各パチンコ台M101ないしM118へ分配するため
の手段として、2本のプラスチック光ファイバを超音波
溶着して形成した光カプラ27が用いられているので、
光信号を本線側から支線側へ分配する際、および光信号
を支線側から本線側に導く際の光信号の減衰の度合いを
小さく抑えることができ、その結果、光ファイバ幹線路
25に設ける増幅ユニット31の設置数を少なくするこ
とができる。これによって、光信号の増幅の際にノイズ
等の影響により信号に含まれる情報が乱される可能性が
小さくなり、システムの信頼性のさらなる向上が図れ
る。
【0047】また、光カプラ27および増幅ユニット3
1は、それぞれ光コネクタ39,41,45および4
2,43が設けられてユニット化されているので、光フ
ァイバ幹線路25への挿入および光ファイバ幹線路25
からの取り外しが容易であり、パチンコ台の増設および
撤去に容易に対応することができるとともに、光カプラ
27および増幅ユニット31の配列を容易に変更でき
る。
【0048】なお、本実施形態では、光カプラ27を3
個挿入する毎に増幅ユニット31を1個挿入するように
したが、伝送中の光信号の損失量、光ファイバ通信路2
3中に設けられる受光素子の性能等に応じて光カプラ2
7を2個、或いは4個以上挿入する毎に増幅ユニット3
1を1個挿入するようにしてもよい。
【0049】図5は、本発明の第2実施形態の光通信シ
ステムの全体を示すブロック図であり、図1の光通信シ
ステムと対応および類似する部分には、同一の参照符号
を付して説明を省略する。
【0050】この光通信システムでは、中央制御装置2
1と各パチンコ台M101ないしM118とを結ぶ光フ
ァイバ通信路61が、一端部が中央制御装置21に接続
される2本の第1および第2の幹線光ファイバ63,6
5と、この幹線光ファイバ63,65の他端部に1次元
的に所定の連結規則(後述)に基づいて連結される7個
の増幅ユニット67および18個の分岐ユニット69と
を含んで構成されている。7個の増幅ユニット67のう
ちの6個は、増幅ユニット67および分岐ユニット69
の一連の配列の中間部に挿入される中継増幅ユニット7
1であり、残りの1個は最後尾に連結されるターミネー
タ73である。
【0051】図6は、中継増幅ユニット71の構成を示
す図である。中継増幅ユニット71は、光ファイバで形
成される第1および第2の信号路81,83と、各信号
路81,83にそれぞれ挿入される2個のアンプ85,
87と、信号路81,83の先頭側端部に設けられる光
コネクタ89と、信号路81,83の後尾側端部に設け
られる光コネクタ91とを備えて構成されている。ま
た、この中継増幅ユニット71の先頭側端部には、信号
路81,83の先頭側端部の光コネクタ89と、分岐ユ
ニット69等の光コネクタおよび幹線光ファイバ63,
65の他端部に設けらる光コネクタ等とを連結するため
のアダプタ93が設けられている。
【0052】アンプ85,87は、上述の第1実施形態
の増幅ユニット31のアンプ31bと同様な構成であ
り、信号路81,83を通じて送られて光信号を所定の
強さに増幅して再び信号路81,83に送り出す。
【0053】図7は、分岐ユニット69の構成を示す図
である。分岐ユニット69は、上述の第1実施形態の光
カプラ27と同様な構成の光カプラ101と、光ファイ
バ103と、光カプラ101の幹線側の光ファイバ33
の先頭側端部(一端部)33bおよび光ファイバ103
の先頭側端部に設けられる光コネクタ105と、光カプ
ラ101の幹線側の光ファイバ33の後尾側端部(他端
部)33cおよび光ファイバ103の後尾側端部に設け
られる光コネクタ107とを含んで構成されている。こ
の分岐ユニット69の先頭側端部には、この分岐ユニッ
ト69の先頭側の光コネクタ105と、他の分岐ユニッ
ト69の後尾側の光コネクタ107および中継増幅ユニ
ット71の後尾側の光コネクタ91等とを連結するため
のアダプタ109が設けられている。
【0054】また、光カプラ101の支線側の光ファイ
バ35の一端部35bおよび他端部35cが、コネクタ
45を介して各パチンコ台M101ないしM118のE
O/OE回路47に接続されるようになっている。
【0055】図8は、ターミネータ73の構成を示す図
である。このターミネータ73は、光ファイバで構成さ
れた信号路111と、この信号路111に挿入されるア
ンプ113と、信号路111の両端部に設けられる光コ
ネクタ115とを含んで構成されている。アンプ113
は、前述の増幅ユニット31のアンプ31bと同様な構
成であり、信号路111から送られてくる光信号を、所
定の強さに増幅して再び信号路111に送り出す。ま
た、ターミネータ73の先頭側端部には、このターミネ
ータ73の光コネクタ115と分岐ユニット69の光コ
ネクタ107等とを連結するためのアダプタ117が設
けられている。
【0056】このような中継増幅ユニット71、分岐ユ
ニット69およびターミネータ73の連結は、まず1番
目の中継増幅ユニット71を幹線光ファイバ63,65
の他端部に連結した後、分岐ユニット69を3個連結し
て中継増幅ユニット71を1個連結するという操作を繰
り返してゆき、18番目の分岐ユニット69が連結され
ると、その後尾側にターミネータ73を連結することに
よって行われる。このとき、中継増幅ユニット71およ
び分岐ユニット69は、第1の幹線光ファイバ63に分
岐ユニット69の光カプラ101の幹線側の光ファイバ
33および中継増幅ユニット71の第1の信号路81が
連なるように、そして第2の幹線光ファイバ65に分岐
ユニット69の光ファイバ103および中継増幅ユニッ
ト71の第2の信号路83が連なるようにして連結され
る。
【0057】このように各ユニット69,71,73が
連結されると、2本の幹線光ファイバ63,65、中継
増幅ユニット71の信号路81,83、分岐ユニット6
9の光カプラ101の幹線側の光ファイバ33および光
ファイバ103、およびターミネータ73の信号路11
1によりループ状の光ファイバ幹線路121が構成され
る。そして、この光ファイバ幹線路121には、18個
の光カプラ101が直列状態で挿入されており、各パチ
ンコ台M101ないしM118が対応する各光カプラ1
01を介して光ファイバ幹線路121に接続されるよう
になっている。
【0058】中央制御装置21から各パチンコ台M10
1ないしM118に向けて光信号が出力される際には、
光信号が幹線光ファイバ63の一端部に入力されるよう
になっている。中央制御装置21から光信号が出力され
ると、その光信号は、幹線光ファイバ63を介して、各
光カプラ101の挿入部に至り、各光カプラ101で各
パチンコ台M101ないしM118側に分配されつつ、
光ファイバ幹線路121内を右回りの方向に進み、ター
ミネータ73を経て幹線光ファイバ65の一端部を介し
て中央制御装置21に戻る。
【0059】このとき、光信号は、幹線光ファイバ63
からターミネータ73に到達するまでは、各中継増幅ユ
ニット71の信号路81、各分岐ユニット69の光カプ
ラ101を経てターミネータ73に到達し、ターミネー
タ73の信号路111を経た後、ターミネータ73から
幹線光ファイバ65までは、各増幅ユニット71の信号
路83、各分岐ユニット69の光ファイバ103を経て
幹線光ファイバ65に到達するようになっている。
【0060】また、伝送中、光信号が各中継増幅ユニッ
ト71のアンプ85により増幅されるので、通信可能な
信号レベルを保ちつつ、光信号の伝送が行われるように
なっている。
【0061】各パチンコ台M101ないしM118側か
ら中央制御装置21に向けて出力される光信号は、各光
カプラ101を経て光ファイバ幹線路121内に導か
れ、光ファイバ幹線路121に挿入された各アンプ8
5,87,113により増幅されつつ、光ファイバ幹線
路121内を右回りの方向に進み、中央制御装置21に
入力される。
【0062】以上のように本実施形態でも、上述の第1
実施形態と同様に、いずれかのパチンコ台M101ない
しM118で生じたノイズ等の影響による情報の乱れや
故障が他のパチンコ台M101ないしM118に影響を
及ぼすのを防止することができ、システムの信頼性を向
上させることができるという効果と、光ファイバ幹線路
121に挿入された各アンプ85,87,113によ
り、光信号の伝送中の損失分、特に光カプラ101を通
過することによる損失分が補われるので、受信可能な信
号レベルを維持しつつ光信号の伝送を行うことができる
いう効果と、光信号を分配するための手段として、2本
のプラスチック光ファイバを超音波溶着して形成した光
カプラ101が用いられているので、光信号を分配する
際の光信号の減衰の度合いを小さく抑えることができる
という効果が得られる。
【0063】また、中継増幅ユニット71、分岐ユニッ
ト69およびターミネータ73は、他のユニット等との
接続用の光コネクタがそれぞれ設けられてユニット化さ
れており、連結および連結の解除が容易であり、パチン
コ台の増設および撤去に容易に対応することができると
ともに、中継増幅ユニット71および分岐ユニット69
の配列が容易に変更できる。
【0064】さらに、本実施形態では、光ファイバ幹線
路121の戻り側の信号路、即ちターミネータ93から
幹線光ファイバ65までの区間にも所定の間隔でアンプ
87が挿入されるので、この戻り側の信号路が長距離で
ある場合でも、良好な状態で通信することができるよう
になっている。
【0065】なお、本実施形態では、分岐ユニット69
を3個連結する毎に中継増幅ユニット71を1個連結す
るようにしたが、伝送中の光信号の損失量、光ファイバ
通信路61中に設けられる受光素子の性能等に応じて分
岐ユニット69を2個、或いは4個以上連結する毎に中
継増幅ユニット71を1個連結するようにしてもよい。
【0066】図9は、上述の第1および第2実施形態に
用いられる光カプラ27,101の変形例の光カプラ1
31を示す図である。この光カプラ131は、幹線側の
プラスチック光ファイバ133の中間部の複数の箇所1
33a,133b,133cに、複数本、例えば3本の
支線側のプラスチック光ファイバ135,137,13
9の各中間部135a,137a,139aを超音波溶
着して形成されている。幹線側の光ファイバ133の一
端部133dおよび他端部133eには、この光カプラ
131を光ファイバ幹線路25,121に接続するため
の光コネクタ141,143が設けられ、支線側の各光
ファイバ135,137,139の一端部135b,1
37b,139bおよび他端部135c,137c,1
39cには、各光ファイバ135,137,139をE
O/OE回路47に接続するためのコネクタ145,1
47,149がそれぞれ設けられている。
【0067】この光カプラ131は、上述の光カプラ2
7,101を直列に3個連結したものと同様な機能を有
しており、1個の光カプラ131で3台のパチンコ台へ
の光信号の分配を行うことができる。この光カプラ13
1を光ファイバ幹線路25,121に挿入する場合に
は、増幅ユニット31(中継増幅ユニット71)は、光
カプラ131と増幅ユニット31(中継増幅ユニット7
1)とが交互に並ぶように光ファイバ幹線路25,12
1に挿入される。
【0068】なお、本実施形態では、中央制御装置21
で複数台のパチンコ台M101ないしM118を管理お
よび制御する光通信システムの例を示したが、本発明は
これに限定するものではなく、中央制御装置で複数の端
末装置を制御する通信システムであれば任意の通信シス
テムに適用可能である。具体的な他の適用例としては、
例えば複数のゴルフ練習機を管理するための通信システ
ムが挙げられる。
【0069】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、中央制御装置と各端末装置との間で伝送される信
号が、従来のように他の端末装置を経由することなく、
目的とする端末装置または中央制御装置に直接入力され
るようになっているので、いずれかの端末装置にてノイ
ズ等の影響により伝送信号に含まれる情報に乱れが生じ
ても、その情報の乱れの影響が他の端末装置に及ぶこと
がなく、また、いずれかの端末装置が故障しても、その
故障した端末装置のみが機能を停止するのみであり、光
通信システム全体が停止してしまうことがない。その結
果、いずれかの端末装置で生じたノイズ等の影響による
情報の乱れや故障が他の端末装置に影響を及ぼすのを防
止することができ、システムの信頼性を向上させること
ができる。
【0070】また、所定の数だけ溶着箇所が設けられる
毎に前記光ファイバ幹線路に光信号を増幅する増幅手段
が設けられるので、光信号が各溶着箇所を通過する際に
生じる減衰等が増幅手段により補われ、受信可能な信号
レベルを維持しつつ光信号を伝送することができる。
【0071】さらに、幹線側のプラスチック光ファイバ
に支線側のプラスチック光ファイバを超音波溶着して、
光信号を幹線側から支線側への分配するとともに支線側
から幹線側に導くようにしてあるので、光信号を本線側
から支線側へ分配する際、および光信号を支線側から本
線側に導く際の光信号の減衰の度合いを小さく抑えるこ
とができ、その結果、光ファイバ幹線路に設ける増幅手
段の設置数を少なくすることができる。これによって、
光信号の増幅の際にノイズ等の影響により信号に含まれ
る情報が乱される可能性が小さくなり、システムの信頼
性のさらなる向上が図れる。
【0072】また、請求項2記載の発明によれば、光カ
プラおよび増幅手段は、それぞれ光コネクタが設けられ
てユニット化されているので、光ファイバ幹線路への挿
入および光ファイバ幹線路からの取り外しが容易であ
り、端末装置の増設および撤去に容易に対応することが
できるとともに、光カプラおよび増幅手段の配列を容易
に変更できる。
【0073】さらに、請求項3記載の発明によれば、分
岐ユニット、中継増幅ユニットおよびターミネータは、
他のユニット等との接続用の光コネクタがそれぞれ設け
られてユニット化されており、連結および連結の解除が
容易であり、端末装置の増設および撤去に容易に対応す
ることができるとともに、分岐ユニットおよび中継増幅
ユニットの配列が容易に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の光通信システムの全体
のブロック図である。
【図2】図1の光通信システムに用いられる光カプラお
よび増幅ユニットの構成を示す図である。
【図3】図2の光カプラの超音波溶着部を拡大して示す
図である。
【図4】図2の増幅ユニットに備えられるアンプの回路
図である。
【図5】本発明の第2実施形態の光通信システムの全体
のブロック図である。
【図6】図5の光通信システムに用いれる中継増幅ユニ
ットの構成を示す図である。
【図7】図5の光通信システムに用いれる分岐ユニット
の構成を示す図である。
【図8】図5の光通信システムに用いれるターミネータ
の構成を示す図である。
【図9】図2の光カプラおよび図7の分岐ユニットに用
いられる光カプラの変形例を示す図である。
【図10】従来の光通信システムのブロック図である。
【符号の説明】
21 中央制御装置 25 光ファイバ幹線路 27 光カプラ 31 増幅ユニット 31a アンプ 33 幹線側の光ファイバ 35 支線側の光ファイバ(光ファイバ支線路) 39,41,42,43,45 光コネクタ 63 第1の幹線光ファイバ 65 第2の幹線光ファイバ 69 分岐ユニット 71 中継増幅ユニット 73 ターミネータ 81 第1の信号路 83 第2の信号路 85,87 アンプ 89,91 光コネクタ 101 光カプラ 103 光ファイバ 105,107 光コネクタ 111 信号路 113 アンプ 115 光コネクタ 121 光ファイバ幹線路 M101ないしM118 パチンコ台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央制御装置と複数の端末装置との間の
    情報の伝送に光ファイバを用いる光通信システムであっ
    て、 光ファイバで形成され、両端部が前記中央制御装置に接
    続されたループ状の光ファイバ幹線路を設け、 前記光ファイバ幹線路の少なくとも一部の区間をプラス
    チック光ファイバで構成し、そのプラスチック光ファイ
    バで構成された区間の複数の箇所に、プラスチック光フ
    ァイバで形成され、前記複数の箇所と同数の光ファイバ
    支線路の各中間部をそれぞれ超音波溶着し、この各光フ
    ァイバ支線路の両端部を複数の前記端末装置に個別に割
    り当て、前記中央制御装置から前記光ファイバ幹線路の
    一方の端部に入力された光信号が、前記光ファイバ幹線
    路と前記光ファイバ支線路との各溶着箇所にて各光ファ
    イバ支線路に分配されて各光ファイバ支線路の一方の端
    部を介して前記各端末装置に入力され、前記各端末装置
    から前記各光ファイバ支線路の他方の端部に入力された
    光信号が、前記各溶着箇所で前記光ファイバ幹線路に導
    かれて光ファイバ幹線路の他方の端部を介して前記中央
    制御装置に入力されるようにするとともに、 所定の数だけ前記溶着箇所が設けられる毎に前記光ファ
    イバ幹線路に、光信号を増幅する増幅手段を設けること
    を特徴とする光通信システム。
  2. 【請求項2】 前記光ファイバ幹線路の前記一部の区間
    を形成するように前記光ファイバ幹線路に挿入される幹
    線側のプラスチック光ファイバの中間部に、前記光ファ
    イバ支線路を形成する支線側のプラスチック光ファイバ
    の中間部を超音波溶着して形成される複数の光カプラの
    前記幹線側のプラスチック光ファイバの両端部に、前記
    光ファイバ幹線路との接続用の光コネクタを設けるとと
    もに、前記支線側のプラスチック光ファイバの両端部
    に、前記端末装置側への接続用の光コネクタを設け、か
    つ前記増幅手段に前記光ファイバ幹線路への接続用の光
    コネクタを設けたことを特徴とする請求項1に記載の光
    通信システム。
  3. 【請求項3】 両端部に光コネクタが設けられた幹線側
    のプラスチック光ファイバの中間部に、両端部に前記端
    末装置への接続用の光コネクタが設けられた前記光ファ
    イバ支線路を形成する支線側のプラスチック光ファイバ
    の中間部を超音波溶着して形成される光カプラと、両端
    部に光コネクタが設けられた光ファイバとを備える複数
    の分岐ユニットを設け、 光ファイバで形成され、両端部に光コネクタが設けられ
    た第1および第2の信号路を有し、その第1および第2
    の信号路に前記増幅手段がそれぞれ設けられた複数の中
    継増幅ユニットを設け、 光ファイバで形成され、両端部に光コネクタが設けられ
    た信号路を有し、その信号路に前記増幅手段が設けられ
    た単一のターミネータを設け、 前記中央制御装置に一端部が接続され、他端部に光コネ
    クタが設けられた第1および第2の幹線光ファイバの前
    記他端部に、この第1の幹線光ファイバに前記分岐ユニ
    ットの光カプラの前記幹線側のプラスチック光ファイバ
    および前記中継増幅ユニットの前記第1の信号路が連な
    るように、そしてこの第2の幹線光ファイバに前記分岐
    ユニットの前記光ファイバおよび前記中継増幅ユニット
    の前記第2の信号路が連なるように、かつ所定の数の分
    岐ユニットを隔てて前記中継増幅ユニットが介在するよ
    うに、前記各光コネクタ同士が接続されて前記分岐ユニ
    ットおよび前記中継増幅ユニットが直列状態で連結され
    るとともに、その連結された分岐ユニットおよび中継増
    幅ユニットの最後尾に前記ターミネータが連結され、前
    記第1および第2の幹線光ファイバ、前記各分岐ユニッ
    トの光カプラの前記幹線側のプラスチック光ファイバお
    よび前記光ファイバ、前記中継増幅ユニットの前記第1
    および第2の信号路、および前記ターミネータの前記信
    号路により前記光ファイバ幹線路が形成されることを特
    徴とする請求項1に記載の光通信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002078936A (ja) * 2000-09-05 2002-03-19 Sanyo Electric Co Ltd 遊技台周辺装置の制御システム
JP2009285418A (ja) * 2008-06-02 2009-12-10 Le Tekku:Kk 遊技機の不正監視システム

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