JP3719165B2 - 双方向伝送用監視回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、双方向伝送用監視回路に関し、特に、上りと下りに共用の同一の光伝送路に対する監視が行えるようにした双方向伝送用監視回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ファイバ等の光伝送路を用いた通信では、信号が中継装置等に確実に伝送されているか否か、伝送路に断線等が生じていないかどうか等を監視する必要があるが、金属導体と異なり簡単ではない。また、光ファイバ通信には、一方向伝送と双方向(two-way )伝送がある。双方向伝送は、1本の光ファイバを上りと下りに切り換えて用いる方法と、上り線と下り線に専用の光ファイバを割り当てる方法がある。
【0003】
光ファイバ伝送において、中継器の監視を行う回路が特開平11−225116号公報に提案されている。伝送路の途中に設けられた中継器には折り返し回路(上り又は下りの端局から発した特定の波長の光信号を中継器で迂回させ、発信元に戻すための回路)が内蔵され、その経路内に監視信号伝送専用波長のみを通過する光バンドパスフィルタ(光BPF)を設け、増幅器の増幅度が小さくなったり光BPFの遅延時間が大きくなったときに、折り返し波長信号が遅延して検出されるようにしている。また、後段の中継器からの折り返し波長信号のレベルが低減したときには、それ以前の光ファイバに断線が生じていることがわかる。さらに、折り返し波長信号のレベルとスペクトルの状態から中継器のアンプの故障、光ファイバの断線、光BPFの故障等を判断することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の双方向伝送用監視回路によると、上り方向と下り方向のそれぞれに専用の伝送路が設けられていることが前提になっているため、同一光ファイバを上りと下りに用いた双方向通信における監視には適用できない。
【0005】
したがって、本発明の目的は、上りと下りに共用の光伝送路における監視を可能にした双方向伝送用監視回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、第1の特徴として、上りと下りに共用され、双方向に光信号が伝送されるほか、所定時に監視信号が伝送される光伝送路に接続された第1及び第2の光サーキュレータと、前記第1の光サーキュレータの出力端子と前記第2の光サーキュレータの入力端子を接続する上り用伝送路と、前記第2の光サーキュレータの出力端子と前記第1の光サーキュレータの入力端子を接続する下り用伝送路と、前記上り用伝送路及び前記下り用伝送路のそれぞれに挿入される第1及び第2の光カプラと、前記第1の光カプラと前記第2の光カプラの間に接続され、バイパス路を形成するカプラ接続用光伝送路と、前記第1の光カプラまたは前記第2の光カプラに接続されると共に前記監視信号の波長光を反射する波長フィルタを備え、前記監視信号は前記第1又は第2の光サーキュレータに入力された後は増幅されることなく前記波長フィルタに入力されることを特徴とする双方向伝送用監視回路を提供する。
【0007】
この構成によれば、第1(または第2)の光サーキュレータに入光した発信元からの監視信号は、第1(または第2)の光カプラを通して波長フィルタに入光し、この波長フィルタで反射した監視信号は前記第1(または第2)の光カプラに戻され、第2(または第1)の光カプラに入光した後、最初に入光した光サーキュレータを介して発信元に戻され、監視の判定に用いられる。したがって、上りと下りに共用の同一の光伝送路を用いた双方向通信における監視が可能になる。
【0008】
本発明は、上記の目的を達成するため、第2の特徴として、上りと下りに共用され、双方向に光信号が伝送されるほか、所定時に監視信号が伝送される光伝送路に接続された第1及び第2の光サーキュレータと、前記第1の光サーキュレータの出力端子と前記第2の光サーキュレータの入力端子を接続する上り用伝送路と、前記第2の光サーキュレータの出力端子と前記第1の光サーキュレータの入力端子を接続する下り用伝送路と、前記上り用伝送路及び前記下り用伝送路のそれぞれに挿入される第1及び第2の光カプラと、前記第1の光カプラと前記第2の光カプラの間に設けられる光アッテネータと、前記第1の光カプラ及び前記第2の光カプラのそれぞれに接続され、前記監視信号の波長光を反射する第1及び第2の波長フィルタを備え、前記監視信号は前記第1又は第2の光サーキュレータに入力された後は増幅されることなく前記第1又は第2の波長フィルタに入力されることを特徴とする双方向伝送用監視回路を提供する。
【0009】
この構成によれば、第1の光サーキュレータに入光した発信元からの監視信号は、第1の光カプラを通して第1の波長フィルタに入光し、この波長フィルタで反射した監視信号は第1の光カプラに戻され、光アッテネータを介して第2の光カプラに入光した後、第1のサーキュレータに戻される。同様に、第2の光サーキュレータに入光した発信元からの監視信号は、第2の光カプラを通して第2の波長フィルタに入光し、この波長フィルタで反射した監視信号は第2の光カプラに戻され、光アッテネータを介して第1の光カプラに入光した後、第2の光サーキュレータに戻される。第1または第2の光サーキュレータに戻された監視信号は発信元に戻され、監視の判定に用いられる。したがって、上りと下りに共用の同一の光伝送路を用いた双方向通信における監視が可能になる。
【0010】
本発明は、上記の目的を達成するため、第3の特徴として、上りと下りに共用され、双方向に光信号が伝送されるほか、所定時に監視信号が伝送される光伝送路に接続された第1及び第2の光カプラと、前記第1の光カプラの出力端子と前記第2の光カプラの入力端子を接続する上り用伝送路と、前記第2の光カプラの出力端子と前記第1の光カプラの入力端子を接続する下り用伝送路と、前記上り用伝送路と前記下り用伝送路のそれぞれに挿入される第3及び第4の光カプラと、
前記第3の光カプラと前記第4の光カプラの間に接続され、バイパス路を形成するカプラ接続用光伝送路と、前記第3の光カプラと前記第2の光カプラの間に挿入される第1の光アイソレータと、前記第4の光カプラと前記第1の光カプラの間に挿入される第2の光アイソレータと、前記第3の光カプラ及び前記第4の光カプラのそれぞれに接続された第1及び第2の光アッテネータと、前記第1及び第2の光アッテネータのそれぞれに接続され、前記監視信号の波長光を反射する第1及び第2の波長フィルタを備え、前記監視信号は前記第1又は第2の光カプラに入力された後は増幅されることなく前記第1又は第2の波長フィルタに入力されることを特徴とする双方向伝送用監視回路を提供する。
【0011】
この構成によれば、第1の光カプラに入光した発信元からの監視信号以外の信号は、第3の光カプラ及び第1の光アイソレータを介して第2の光カプラへ伝送される。また、第1の光サーキュレータに入光した発信元からの監視信号は、第1の光カプラ→第3の光カプラ→第1の光アッテネータの経路で第1の波長フィルタに入光して反射した後、第3の光カプラへ戻され、カプラ接続用光伝送路→第4の光カプラ→第2の光アイソレータの経路で第1の光カプラに到達した後、発信元に戻される。さらに、第2の光カプラに入光した他の発信元からの監視信号以外の信号は、第4の光カプラ及び第2の光アイソレータを介して第1の光カプラへ伝送される。また、第2の光サーキュレータに入光した前記他の発信元からの監視信号は、第2の光カプラ→第4の光カプラ→第2の光アッテネータの経路で第2の波長フィルタに入光して反射した後、第4の光カプラへ戻され、カプラ接続用光伝送路→第3の光カプラ→第1の光アイソレータを介して第2の光カプラに到達し、他の発信元に戻される。したがって、上りと下りに共用の同一の光伝送路を用いた双方向通信における双方向の監視が、上りと下りに信号を同時に伝送しながら行えるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を基に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は本発明による双方向伝送用監視回路を示す。
本発明の双方向伝送用監視回路100は、光ファイバによる光伝送路の途中に設けられる。この双方向伝送用監視回路100は、光サーキュレータ1、光カプラ2,3、光サーキュレータ4、光ATT5、ファイバーグレーティング6、光ATT7、ファイバーグレーティング8、光ファイバ9,10,11,12,13,14,15を備えて構成されている。
【0013】
光サーキュレータ(optical circulator)1の出力端子には光カプラ(optical coupler )2が接続され、光サーキュレータ1の入力端子には光カプラ3が接続されている。光カプラ2及び光カプラ3には、光サーキュレータ4が接続されている。光カプラ2には光ATT(光アッテネータ:optical attenuator)5が接続され、この光ATT5には波長フィルタとしてのファイバーグレーティング(fiber grating )6が接続されている。また、光カプラ3には光ATT7が接続され、この光ATT7にはファイバーグレーティング8が接続されている。光ATT5及び光ATT7は、監視信号と他の光信号が同時に伝送されているとき、戻される監視信号が他の光信号に影響を与えるのを低減し、歪み等が生じないようにするために設けられている。
【0014】
監視を行うときには、上り方向からは監視信号Su が双方向伝送用監視回路100に入光され、下り方向からは監視信号Sd が入光される。監視信号Su 及び監視信号Sd は、信号に影響を与えることなく監視が行えるようにするため、上り及び下りの信号と異なる波長にする。また、ファイバーグレーティング6の波長は監視信号Su の波長に設定され、ファイバーグレーティング8の波長は監視信号Sd の波長に設定される。
【0015】
光サーキュレータ1と端局等の上り側の図示しない発信元(送信源)とは光伝送路としての光ファイバ9によって接続されている。また、光サーキュレータ1と光カプラ2は光ファイバ10で接続され、光サーキュレータ1と光カプラ3は光ファイバ11で接続され、光カプラ2と光サーキュレータ4は光ファイバ12で接続され、光カプラ3と光サーキュレータ4は光ファイバ13で接続されている。さらに、光サーキュレータ4と下り側の発信元(図示せず)とは光ファイバ14により接続され、光カプラ2と光カプラ3はカプラ接続用光伝送路(バイパス路)としての光ファイバ15により接続されている。
【0016】
次に、以上の構成による双方向伝送用監視回路の動作を説明する。まず、上り側の監視について説明する。所定の波長の光信号による上り側の監視信号Su は、端局等の発信元から光ファイバ9を介して光サーキュレータ1に入光する。光サーキュレータ1に入光した監視信号Su は光ファイバ10を介して光カプラ2に送られ、さらに光ATT5に入光する。監視信号Su は光ATT5で減衰を受けた後、ファイバグレーティング6に送られ、このファイバーグレーティング6で反射する。ファイバーグレーティング6からの監視信号Su は再度光ATT5に入光し、再度減衰を受ける。光ATT5からの監視信号Su は、光カプラ2→光ファイバ15→光カプラ3の経路で光サーキュレータ1に入光する。光サーキュレータ1に入光した監視信号Su は、光ファイバ9を逆走して発信元に戻される。発信元は、戻ってきた監視信号Su を検知することにより、上りの伝送路状態の監視が可能になる。
【0017】
次に、下り側の監視について説明する。所定の波長の光信号による下り側の発信元からの監視信号Sd は、光ファイバ14から光サーキュレータ4に入光する。光サーキュレータ4に入光した監視信号Sd は光ファイバ13を介して光カプラ3に入光し、この光カプラ3から光ATT7に入光する。監視信号Sd は光ATT7で減衰を受けた後、ファイバグレーティング8に送られ、このファイバーグレーティング8で反射する。ファイバーグレーティング8で反射した監視信号Sd は、再度光ATT7に入光し、この光ATT7により再び減衰を受ける。光ATT7からの監視信号Sd は、光カプラ3→光ファイバ15→光カプラ2の経路で光サーキュレータ4に入光し、光ファイバ14を逆走して監視信号Sd の発信元に戻される。発信元では、戻ってきた監視信号Sd を検知することにより、下りの伝送路状態を監視することができる。
【0018】
以上のように、本発明の実施の形態によれば、同一ファイバを用いた双方向通信システムにおける監視が可能になる。そして、本発明による双方向伝送用監視回路は、双方向伝送路中のどの場所(または、どの距離位置)にも設置可能である。
【0019】
上記構成において、監視信号Su と監視信号Sd を異なる波長にすると共に、ファイバーグレーティング6とファイバーグレーティング8を異なる波長に設定することにより、上りと下りの監視を同時に行うことができる。
【0020】
図2は、図1の双方向伝送用監視回路の変形例を示す。図2の(a)は、上り側の監視のみを対象とし、図1の構成から光ATT7及びファイバーグレーティング8を除去した構成となっている。また、図2の(b)は、下り側の監視のみを対象とし、図1の構成から光ATT5及びファイバーグレーティング6を除去した構成となっている。いずれの動作も、段落番号〔0015〕及び〔0016〕で説明した通りである。この説明において、光ATT5,7を省き、光ファイバ15の通過を光ATT30に置き換えればよい。
【0021】
図3は本発明の双方向伝送用監視回路の適用例を示す。
図3は、本発明の双方向伝送用監視回路を光中継器に適用したものである。双方向伝送用光中継器20は、光ファイバ9内、すなわち本発明の双方向伝送用監視回路100の上り側に接続し、この双方向伝送用監視回路100により双方向中継器20の出力を監視できるようにしている。
【0022】
図3において、双方向伝送用光中継器20を通過した上りの監視信号Su の出力は、光サーキュレータ1、光ファイバ10、及び光カプラ2を経由して光ATT5に入光する。光ATT5で減衰を受けた監視信号Su はファイバーグレーティング6に入光した後、このファイバーグレーティング6によって反射した監視信号Su は、再び光ATT5に入光し、ここで再度減衰が行われる。光ATT5からの監視信号Su は光カプラ2に入光し、さらに光ファイバ15を介して光カプラ3に入光する。光カプラ3においては、光カプラ2からの監視信号Su が光サーキュレータ4からの下りの信号と合波され、この合波信号が光サーキュレータ1を介して双方向伝送用光中継器20に入光し、この双方向伝送用光中継器20から上り側の発信元へ伝送される。上り側の発信元では、双方向伝送用光中継器20からの光信号を検知することで、双方向伝送用光中継器20の出力を監視することができる。この双方向伝送用光中継器20の前段にも光中継器がある場合、その光中継器を含めた監視となる。
【0023】
〔第2の実施の形態〕
図4は、本発明の双方向伝送用監視回路の第2の実施の形態を示す。
本実施の形態は、図1の構成から光ATT5と光ATT7を除去し、光ファイバ15内に光ATT30を設けたところに特徴がある。光ATT30が、図1における光ATT5と光ATT7の機能を代行することにより、図1では2個の光ATTが必要であったのに対し、図4では1個にすることができる。これにより、コストダウンが図れるほか、部品数が減った分だけ実装スペースの縮小及び信頼性の向上が可能になる。また、この光ATTを挿入せずに、光カプラ2,3のファイバグレーティング5,6への分岐比を小さくする方法もある。
【0024】
〔第3の実施の形態〕
図5は、本発明の双方向伝送用監視回路の第3の実施の形態を示す。
本実施の形態は、図1の構成において、光サーキュレータ1と4に代えて光カプラ41と42を用い、さらに、光ファイバ12と11に代えて光アイソレータ43と44を用いたところに特徴がある。この構成により、双方向の監視が可能になる。
【0025】
図5の構成による双方向伝送用監視回路100の動作について説明する。ここでは、上りの監視信号Su と一般の伝送光信号が同時に上り側から光ファイバ9を介して双方向伝送用監視回路に入光されるものとする。上り側からの一般の光信号と監視信号Su は、光カプラ41に入光される。このうち、一般の光信号は、光カプラ41→光ファイバ10→光カプラ2→光アイソレータ43の経路で光サーキュレータ4に到達し、下り側の端局へ伝送される。
【0026】
一方、監視信号Su は、図1と同様に、光カプラ41に入光した監視信号Su は、光ファイバ10→光カプラ2→光ATT5→ファイバーグレーティング6→反射→光ATT5の経路で光カプラ2に戻され、ついで、光ファイバ15→光カプラ3→光アイソレータ44→光ファイバ11→光カプラ41の経路をたどり、光ファイバ9を介して発信元に戻される。この監視信号Su を用いて、上り側は光ファイバの断線の有無等の系統の監視を行うことができる。
【0027】
次に、下り側においては、下りの監視信号Sd と一般の伝送光信号が同時に下り側から双方向伝送用監視回路100に入光される。下り側からの一般の光信号と監視信号Sd は、光ファイバ14を介して光カプラ42に入光される。このうち、一般の光信号は、光カプラ42→光ファイバ13→光カプラ3→光アイソレータ44→光ファイバ11の経路で光サーキュレータ4に到達し、上り側の端局に向けて伝送される。
【0028】
一方、光カプラ42に入光した監視信号Sd は、光ファイバ13→光カプラ3→光ATT7→ファイバーグレーティング8→反射→光ATT7の経路で光カプラ3に戻され、ついで、光ファイバ15→光カプラ2→光アイソレータ43→光カプラ42の経路をたどり、光ファイバ14を介して下り側の発信元に戻される。この監視信号Sd を用いて、下り側は光ファイバの断線の有無等を監視することができる。
このように、図5の実施の形態によれば、上りと下りに信号を同時に伝送しながら双方向の監視が行えるようになる。
【0029】
上記実施の形態においては、伝送路が光ファイバであるとしたが、光導波路であってもよい。また、図3の光中継器20は、図2、図4、及び図5の構成に設けることもできる。
【0030】
【発明の効果】
以上より明らかなように、本発明の第1の双方向伝送用監視回路によれば、光サーキュレータに入光した監視信号は、波長フィルタに入光し、この波長フィルタで反射して複数の光カプラを介し、さらに入光時の光サーキュレータを介して発信元に戻されるようにしたので、上りと下りに共用の同一の光伝送路を用いた双方向通信における監視が可能になる。
【0031】
また、本発明の第2の双方向伝送用監視回路によれば、第1の光サーキュレータに入光された監視信号は、第1の光カプラを通して第1の波長フィルタに入光し、この波長フィルタで反射した監視信号が第1の光カプラに戻され、光アッテネータを介して第2の光カプラに入光した後、入光時のサーキュレータに戻される構成とし、同様に、第2の光サーキュレータに入光した監視信号は、第2の光カプラを通して第2の波長フィルタに入光し、この波長フィルタで反射した監視信号が第2の光カプラに戻され、前記光アッテネータを介して第1の光カプラに入光した後、第2の光サーキュレータに戻される構成にしたので、上りと下りに共用の同一の光伝送路を用いた双方向通信における監視が可能になる。
【0032】
さらに、本発明の第3の双方向伝送用監視回路によれば、前記第1の双方向伝送用監視回路にあって、第1,第2の光サーキュレータのそれぞれを光カプラに代え、これら光カプラに監視信号が戻される各光伝送路内に第1,第2の光アイソレータを設ける構成にし、監視信号以外の光信号は光アイソレータを介して下流または次段に伝送されるようにしたので、上りと下りに共用の同一の光伝送路を用いた双方向通信における双方向の監視が、上りと下りに信号を同時に伝送しながら行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による双方向伝送用監視回路を示すブロック図である。
【図2】図1の双方向伝送用監視回路の変形例を示すブロック図である。
【図3】本発明の双方向伝送用監視回路の適用例を示すブロック図である。
【図4】本発明の双方向伝送用監視回路の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図5】本発明の双方向伝送用監視回路の第3の実施の形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,2 光サーキュレータ
3,4,41,42 光カプラ
5,7,30 光ATT
6,8 ファイバーグレーティング
9,10,11,12,13,14,15 光ファイバ
43,44 光アイソレータ
100 双方向伝送用監視回路
Su ,Sd 監視信号
Claims (9)
- 上りと下りに共用され、双方向に光信号が伝送されるほか、所定時に監視信号が伝送される光伝送路に接続された第1及び第2の光サーキュレータと、
前記第1の光サーキュレータの出力端子と前記第2の光サーキュレータの入力端子を接続する上り用伝送路と、
前記第2の光サーキュレータの出力端子と前記第1の光サーキュレータの入力端子を接続する下り用伝送路と、
前記上り用伝送路及び前記下り用伝送路のそれぞれに挿入される第1及び第2の光カプラと、
前記第1の光カプラと前記第2の光カプラの間に接続され、バイパス路を形成するカプラ接続用光伝送路と、
前記第1の光カプラまたは前記第2の光カプラに接続されると共に前記監視信号の波長光を反射する波長フィルタを備え、
前記監視信号は前記第1又は第2の光サーキュレータに入力された後は増幅されることなく前記波長フィルタに入力されることを特徴とする双方向伝送用監視回路。 - 前記波長フィルタは、前記第1の光カプラまたは前記第2の光カプラとの間に光アッテネータが設けられていることを特徴とする請求項1記載の双方向伝送用監視回路。
- 前記光アッテネータ及び前記波長フィルタは、前記第1の光カプラと前記第2の光カプラのそれぞれに設けられていることを特徴とする請求項2記載の双方向伝送用監視回路。
- 前記波長フィルタは、ファイバーグレーティングであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の双方向伝送用監視回路。
- 前記上りと下りに共用の光伝送路は、光ファイバであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の双方向伝送用監視回路。
- 上りと下りに共用され、双方向に光信号が伝送されるほか、所定時に監視信号が伝送される光伝送路に接続された第1及び第2の光サーキュレータと、
前記第1の光サーキュレータの出力端子と前記第2の光サーキュレータの入力端子を接続する上り用伝送路と、
前記第2の光サーキュレータの出力端子と前記第1の光サーキュレータの入力端子を接続する下り用伝送路と、
前記上り用伝送路及び前記下り用伝送路のそれぞれに挿入される第1及び第2の光カプラと、
前記第1の光カプラと前記第2の光カプラの間に設けられる光アッテネータと、
前記第1の光カプラ及び前記第2の光カプラのそれぞれに接続され、前記監視信号の波長光を反射する第1及び第2の波長フィルタを備え、
前記監視信号は前記第1又は第2の光サーキュレータに入力された後は増幅されることなく前記第1又は第2の波長フィルタに入力されることを特徴とする双方向伝送用監視回路。 - 前記第1及び第2の波長フィルタは、ファイバーグレーティングであり、前記上りと下りに共用の光伝送路は、光ファイバであることを特徴とする請求項6記載の双方向伝送用監視回路。
- 上りと下りに共用され、双方向に光信号が伝送されるほか、所定時に監視信号が伝送される光伝送路に接続された第1及び第2の光カプラと、
前記第1の光カプラの出力端子と前記第2の光カプラの入力端子を接続する上り用伝送路と、
前記第2の光カプラの出力端子と前記第1の光カプラの入力端子を接続する下り用伝送路と、
前記上り用伝送路と前記下り用伝送路のそれぞれに挿入される第3及び第4の光カプラと、
前記第3の光カプラと前記第4の光カプラの間に接続され、バイパス路を形成するカプラ接続用光伝送路と、
前記第3の光カプラと前記第2の光カプラの間に挿入される第1の光アイソレータと、
前記第4の光カプラと前記第1の光カプラの間に挿入される第2の光アイソレータと、
前記第3の光カプラ及び前記第4の光カプラのそれぞれに接続された第1及び第2の光アッテネータと、
前記第1及び第2の光アッテネータのそれぞれに接続され、前記監視信号の波長光を反射する第1及び第2の波長フィルタを備え、
前記監視信号は前記第1又は第2の光カプラに入力された後は増幅されることなく前記第1又は第2の波長フィルタに入力されることを特徴とする双方向伝送用監視回路。 - 前記第1及び第2の波長フィルタは、ファイバーグレーティングであり、前記上りと下りに共用の光伝送路は、光ファイバであることを特徴とする請求項8記載の双方向伝送用監視回路。
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