JP3591494B2 - 光直接増幅装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光通信に利用する。特に、伝送路の途中で光信号のまま増幅を行なう光直接増幅装置における励起光源の故障検出技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
伝送路の途中に挿入された光直接増幅装置における励起光源の故障を端局で検出するための監視光ループバック方式について図5を参照して説明する。図5は監視光ループバック方式を説明するための図である。伝送路は上りと下りの双方向に設けられ、伝送路の両端に設けられた端局には監視装置が配置される。監視装置から一方の伝送路に信号光とは波長の異なる監視光が送出される(図中の破線または一点鎖線)。この監視光は、光直接増幅装置で信号光と分離されて他方の伝送路により再び監視装置にループバックされる。
【0003】
このときに、光直接増幅装置の励起光源が故障している場合には、信号光とともに監視光も増幅されないために、監視装置では、ループバックされた監視光の信号強度を調べることにより、光直接増幅装置の励起光源の故障を検出することができる。図5の例では、伝送路中に一つの光直接増幅装置しか設置されていないが、複数の光直接増幅装置が伝送路中に設置されている場合には、監視光の波長を複数用意して故障が発生した光直接増幅装置を特定することができる。特願2000−120999号(本願出願時に未公開)では、複数の光直接増幅装置にそれぞれ個別に割当てられた波長の監視信号を励起光源の故障を検出して発生する技術が提案されている。あるいは、特開平5−40073号公報に開示されているように、監視光にアドレス情報を付与することにより対応することができる。
【0004】
図6に従来の光直接増幅装置の回路図を示す。従来の光直接増幅装置は、上り信号入力端から順に希土類添加ファイバ1a、WDM(Wavelength Division Multiplexing) カプラ2a、光アイソレータ3a、光合分波器4aが接続されて上り信号出力端となる。同様に、下り信号入力端からも順に希土類添加ファイバ1b、WDMカプラ2b、光アイソレータ3b、光合分波器4bが接続されて下り信号出力端となる。
【0005】
制御回路8に接続されて出力が制御される励起光源17の発光素子7a、7bは光合分波器6の2つの入力端に接続され、光合分波器6の2つの出力端はそれぞれWDMカプラ2a、2bのもう一方の入力端に接続される。また、光合分波器4aの2つの分岐ポ−トはそれぞれ光合分波器5a、5bに、光合分波器4bの2つの分岐ポ−トもそれぞれ光合分波器5b、5aに接続され、この光合分波器5a、5bの互いの分岐ポ−トが接続される。このような光直接増幅装置の上り/下り回路では、光アイソレータ3a、3bより後段の光合分波器4a、4bの接続部分が、光直接増幅装置の監視回路となる。
【0006】
この従来の監視回路を搭載した光直接増幅システムにおける光直接増幅装置の監視は、端局から監視信号を送信して光直接増幅装置内で光信号の一部を反対側のラインに折り返し(例えば上りラインから下りラインへ)、折り返されて戻ってくる監視信号を前記端局で受信する監視方式であり、一般的には、監視信号波長における当該光直接増幅装置の監視信号出力低下量により光出力異常である光直接増幅装置を検出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来の光直接増幅装置の監視回路は、一つの励起光源に複数の発光素子が備えられている場合に、その中の発光素子の1つが故障となった場合には、希土類添加ファイバの特性や監視信号波長によっては、当該光直接増幅装置の監視信号出力低下量が小さく、光出力異常である光直接増幅装置を検出することは困難である場合がある。
【0008】
また、一つの励起光源に複数の発光素子が備えられている場合に、その励起光源に障害が発生したことを検出できた場合でも、その中のいくつの発光素子が故障したのかを端局で把握することは困難であるという問題がある。
【0009】
本発明は、このような背景に行なわれたものであって、高精度な励起光源故障検出が可能な光直接増幅装置を提供することを目的とする。すなわち、本発明は、一つの励起光源に複数の発光素子が備えられている場合に、1個の発光素子の故障を検出でき、さらに、複数の発光素子が故障した場合に、その故障個数を検出することができる光直接増幅装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、信号光およびこの信号光とは波長が異なる監視光がそれぞれ伝送される上り伝送路および下り伝送路と、前記上り伝送路および下り伝送路に伝送される信号光および監視光をそれぞれ増幅する第一および第二の光増幅器と、この第一および第二の光増幅器に励起光を供給する励起光源と、前記上り伝送路および下り伝送路に伝送される監視光をそれぞれ分岐してそれぞれ他方の伝送路に折り返す監視光ループバック手段とを備えた光直接増幅装置である。
【0011】
ここで、本発明の特徴とするところは、前記上り伝送路および下り伝送路に伝送される監視光をそれぞれ分岐する第一および第二の分岐手段と、この第一および第二の分岐手段によりそれぞれ分岐された監視光をそれぞれ反射する第一および第二の反射手段と、この第一および第二の反射手段によりそれぞれ反射された反射光を前記監視光ループバック手段により他方の伝送路に折り返される監視光にそれぞれ合波する第一および第二の合波手段と、前記励起光源の故障を検出する励起光源故障検出手段とが設けられ、前記励起光源故障検出手段が前記励起光源の故障を検出したときには、前記第一およびまたは第二の反射手段の損失を増大させる手段を備えたところにある。
【0012】
すなわち、前記上り伝送路および下り伝送路に伝送される監視光をそれぞれ分岐し、分岐された監視光をそれぞれ反射し、この反射光を他方の伝送路に折り返される監視光にそれぞれ合波することにより、平常時にループバックされる監視光の強度は従来と殆ど変わらないが、前記励起光源の故障を検出したときには、前記反射手段の損失を増大させることにより、ループバックされる監視光の強度を従来よりもさらに低くすることができる。したがって、単に励起光源の故障による監視光の強度低下に依存する従来の場合と比較すると、本発明では積極的に監視光の強度差にコントラストを付けることができるため、高精度な励起光源故障検出が可能となる。
【0013】
前記励起光源には、複数m個の発光素子が設けられ、前記第一および第二の分岐手段と前記第一および第二の反射手段との間にはそれぞれ第一および第二の経路切替手段が介挿され、この第一および第二の経路切替手段は、前記第一および第二の分岐手段と前記第一および第二の反射手段との間を1番目からm番目まで徐々に大きい損失を有する複数m個の媒体を介してそれぞれ結合する複数mの経路に切替える手段を備え、前記損失を増大させる手段は、前記励起光源故障検出手段が前記励起光源の故障を検出したときには、故障した発光素子数n(<m)に応じて前記第一およびまたは第二の経路切替手段をn+1番目の経路に切替える手段を備えることが望ましい。
【0014】
あるいは、前記励起光源には、複数m個の発光素子が設けられ、前記第一および第二の分岐手段と前記第一および第二の反射手段との間にはそれぞれ第一および第二の経路切替手段が介挿され、この第一および第二の経路切替手段は、前記第一および第二の分岐手段と前記第一および第二の反射手段との間にそれぞれ異なるm本の経路を設定してこれらm本の経路のいずれかに経路を切替える手段を備え、前記第一および第二の経路切替手段と前記第一および第二の反射手段との間にはそれぞれ前記m本の経路を介して1番目からm番目まで徐々に小さい分岐比を有する光合分波手段を備え、前記損失を増大させる手段は、前記励起光源故障検出手段が前記励起光源の故障を検出したときには、故障した発光素子数n(<m)に応じて前記第一およびまたは第二の経路切替手段をn+1番目の経路に切替える手段を備えることが望ましい。
【0015】
前者の例では、媒体を交換することにより、任意の損失特性を得ることができる利点があり、後者の例では、媒体を用いずに、前記光合分波手段自体の分岐比を利用するので、構造を簡単化することができる利点がある。
【0016】
いずれの場合も故障した発光素子数に応じて段階的に前記反射手段の損失を増大させることができる。また、この損失の増大の程度は、前記媒体の損失特性や前記光合分波手段の分岐比を変えることにより最適な値に調整することができるため、端局が故障を容易に検出できるような損失量を任意に設定することができる。したがって、端局では、故障した発光素子数を容易に把握することができる。
【0017】
これにより、高精度な励起光源故障検出が可能になり、一つの励起光源に複数の発光素子が備えられている場合に、1個の発光素子の故障を検出でき、さらに、複数の発光素子が故障した場合に、その故障個数を検出することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明実施例の光直接増幅装置を図1ないし図4を参照して説明する。図1は本発明第一実施例の光直接増幅装置の回路図である。図2は本発明第二実施例の光直接増幅装置の回路図である。図3は本発明第三実施例の光直接増幅装置の回路図である。図4は本発明第四実施例の光直接増幅装置の回路図である。
【0019】
本発明は、図1に示すように、信号光およびこの信号光とは波長が異なる監視光がそれぞれ伝送される上り伝送路Uおよび下り伝送路Dと、上り伝送路Uおよび下り伝送路Dに伝送される信号光および監視光をそれぞれ増幅する希土類添加ファイバ1aおよび1bと、この希土類添加ファイバ1aおよび1bに励起光を供給する励起光源17と、上り伝送路Uおよび下り伝送路Dに伝送される監視光をそれぞれ分岐してそれぞれ他方の伝送路に折り返す光合分波器4aおよび4bおよび伝送路20とを備えた光直接増幅装置である。
【0020】
ここで、本発明の特徴とするところは、光合分波器4aおよび4bは、上り伝送路Uおよび下り伝送路Dに伝送される監視光をそれぞれ分岐し、この光合分波器4aおよび4bによりそれぞれ分岐された監視光をそれぞれ反射する反射器9aおよび9bとを備え、光合分波器4aおよび4bは、この反射器9aおよび9bによりそれぞれ反射された反射光を伝送路20により他方の伝送路に折り返される監視光にそれぞれ合波し、励起光源17の故障を検出する励起光源故障検出回路10が設けられ、励起光源故障検出回路10が励起光源17の故障を検出したときには、反射器9aおよび9bの損失を増大させるところにある。
【0021】
さらに具体的に説明すると、図1に示す本発明第一実施例では、励起光源17には、複数2個の発光素子7aおよび7bが設けられ、光合分波器4aおよび4bと反射器9aおよび9bとの間にはそれぞれ光スイッチ12aおよび12bが介挿され、この光スイッチ12aおよび12bは、光合分波器4aおよび4bと反射器9aおよび9bとの間を1番目から2番目まで徐々に大きい損失を有する複数2個の媒体を介してそれぞれ結合する複数2の経路に切替えることができ、励起光源故障検出回路10が励起光源17の故障を検出したときには、故障した発光素子数n(<2)に応じて光スイッチ12aおよびまたは12bをn+1番目の経路に切替えるスイッチ制御回路11を備える。
【0022】
同様に、図3に示す本発明第三実施例では、励起光源17には、複数4個の発光素子7a〜7dが設けられ、光合分波器4aおよび4bと反射器9aおよび9bとの間にはそれぞれ光スイッチ12aおよび12bが介挿され、この光スイッチ12aおよび12bは、光合分波器4aおよび4bと反射器9aおよび9bとの間を1番目から4番目まで徐々に大きい損失を有する複数4個の媒体を介してそれぞれ結合する複数4の経路に切替えることができ、励起光源故障検出回路10が励起光源17の故障を検出したときには、故障した発光素子数n(<4)に応じて光スイッチ12aおよびまたは12bをn+1番目の経路に切替えるスイッチ制御回路11を備える。
【0023】
また、図2に示す本発明第二実施例では、励起光源17には、複数2個の発光素子7aおよび7bが設けられ、光合分波器4aおよび4bと反射器9aおよび9bとの間にはそれぞれ光スイッチ12aおよび12bが介挿され、光スイッチ12aおよび12bは、光合分波器4aおよび4bと反射器9aおよび9bとの間にそれぞれ異なる2本の経路を設定してこれら2本の経路のいずれかに経路を切替えることができ、光スイッチ12aおよび12bと反射器9aおよび9bとの間にはそれぞれ2本の経路を介して1番目から2番目まで徐々に小さい分岐比を有する光合分波器13aおよび13bを備え、励起光源故障検出回路10が励起光源17の故障を検出したときには、故障した発光素子数n(<2)に応じて光スイッチ12aおよびまたは12bをn+1番目の経路に切替える。
【0024】
同様に、図4に示す本発明第四実施例では、励起光源17には、複数4個の発光素子7a〜7dが設けられ、光合分波器4aおよび4bと反射器9aおよび9bとの間にはそれぞれ光スイッチ12aおよび12bが介挿され、光スイッチ12aおよび12bは、光合分波器4aおよび4bと反射器9aおよび9bとの間にそれぞれ異なる4本の経路を設定してこれら4本の経路のいずれかに経路を切替えることができ、光スイッチ12aおよび12bと反射器9aおよび9bとの間にはそれぞれ4本の経路を介して1番目から4番目まで徐々に小さい分岐比を有する光合分波器13aおよび13bを備え、励起光源故障検出回路10が励起光源17の故障を検出したときには、故障した発光素子数n(<4)に応じて光スイッチ12aおよびまたは12bをn+1番目の経路に切替える。
【0025】
以下では、本発明実施例をさらに詳細に説明する。本発明による光直接増幅装置は、光直接増幅システムにおける高精度な光直接増幅装置の励起光源故障検出を可能とするものである。
【0026】
(第一実施例)
本発明第一実施例を図1を参照して説明する。図1の本発明による光直接増幅装置は、上り伝送路Uおよび下り伝送路Dの信号をそれぞれ増幅する第1、第2の光増幅器の構成がそれぞれ、希土類添加ファイバ1a、1b、WDMカプラ2a、2b、光アイソレ−タ3a、3bおよび光合分波器4a、4bを直列に接続したものであり、信号光と異なる波長の監視光波長のみを分岐して他方の伝送路に結合する監視回路を有し、この監視回路内に、光スイッチ12a、12bおよびこの光スイッチ12a、12bと接続された光合分波器13a、13bを有し、光合分波器13a、13bと接続された上り伝送路Uおよび下り伝送路Dに伝送される監視光波長のみを反射する反射器9a、9bを有し、光スイッチ12aと光合分波器13aとの間に異なる損失をもつ媒体14aを有し、光スイッチ12bと光合分波器13bとの間にも光スイッチ12aと光合分波器13aとの間と同様の異なる損失をもつ媒体14bを有し、光スイッチ12a、12bに接続されるスイッチ制御回路11と、スイッチ制御回路11と接続される励起光源故障検出回路10を有する。
【0027】
さらに、スイッチ制御回路11は、励起光源17が正常な場合は、監視回路の損失が最小となるように光スイッチ12a、12bを制御している。ここで、励起光源17を構成する2つの発光素子7a、7bのうち1つが故障した場合には、励起光源故障検出回路10により励起光源故障が検出され、スイッチ制御回路11によって光スイッチ12a、12bの監視信号通過経路を制御して通常状態よりも損失を増大し、よって監視信号波長における当該光直接増幅装置の監視信号出力低下量が大きくなる。本構成と動作により、監視光ループバックによる光直接増幅装置監視方式を用いた光直接増幅システムにおいて、高精度な光直接増幅装置の励起光源故障検出を可能とする。
【0028】
さらに詳細に説明すると、本発明による光直接増幅装置は、上り信号入力端から順に希土類添加ファイバ1a、WDMカプラ2a、光アイソレ−タ3a、光合分波器4aが接続されて上り信号出力端となる。同様に、下り信号入力端からも順に希土類添加ファイバ1b、WDMカプラ2b、光アイソレ−タ3b、光合分波器4bが接続されて下り信号出力端となる。
【0029】
ここで、WDMカプラ2a、2bは励起光を希土類添加ファイバ1a、1bへ入力するためのカプラである。制御回路8に接続されて出力が制御される励起光源17の発光素子7a、7bは光合分波器6の2つの入力端に接続され、光合分波器6の2つの出力端はそれぞれWDMカプラ2a、2bのもう一方の入力端に接続される。
【0030】
また、上り/下りの光アイソレ−タ3a、3bより後段の光合分波器4a、4b等の光部品接続からなる光直接増幅装置の監視回路は、光合分波器4a、4bの反信号光方向の分岐ポ−トは互いに伝送路20により接続され、さらに光合分波器4a、4bの信号光方向の分岐ポ−トのそれぞれには光スイッチ12a、12bが接続され、この光スイッチ12a、12bの出力端の一方は、それぞれ光合分波器13a、13bに直接接続され、もう一方はそれぞれ光減衰器としての損失媒体14a、14bを介して光合分波器13a、13bに接続される。
【0031】
光合分波器13a、13bの合波出力端は、それぞれ、ファイバグレ−ティングによる反射器9a、9bに接続される。ここで、制御回路8は、順に、励起光源故障検出回路10、スイッチ制御回路11に接続され、スイッチ制御回路11は光スイッチ12a、12bに接続される。
【0032】
第一実施例の動作を図1を参照して説明する。図1に示す光直接増幅装置において、発光素子7aおよび7bからの励起光出力を光合分波器6にて合分波し、WDMカプラ2a、2bにてそれぞれ上り、下りの希土類添加ファイバ1a、1bに信号と逆方向から入射する。この動作により、入力端から入射した光信号は希土類添加ファイバ1a、1bを介して増幅され、出力端より出力される。このとき、各発光素子7a、7bは制御回路8により出力制御されている。
【0033】
また、UP_IN側から入力される上りシステムの監視信号は光合分波器4aにより分岐され、監視信号通過経路の損失が最小となる経路(光スイッチ12aと光合波器13aが伝送路15aによりほぼ損失なく接続された経路)を通過して反射器9aにて反射し、光合分波器4bを介してDOWN_OUTより出力される。なお、下りシステムの監視信号はこの逆である。
【0034】
ここで、励起光源17を構成する2つの発光素子7aおよび7bのうち1つに障害が発生して出力OFFとなった場合を考える。励起光源故障検出回路10により励起光源故障が検出され、スイッチ制御回路11によって、光スイッチ12a、12bが制御されて、UP_IN側から入力される上りシステムの監視信号は、光スイッチ12aと光合波器13aの間に光減衰器である媒体14aが接続された経路を通過して反射器9aにて反射し、光合分波器4bを介してDOWN_OUTより出力される。
【0035】
また、DOWN_IN側から入力される下りシステムの監視信号は、光スイッチ12bと光合波器13bの間に光減衰器である媒体14bが接続された経路を通過して反射器9bにて反射し、光合分波器4aを介してUP_OUTより出力される。この光スイッチ12a、12bの監視信号通過経路制御により、経路損失が通常状態よりも大きくなり、よって監視信号波長における当該光直接増幅装置の監視信号出力低下量が大きくなる。
【0036】
この監視光ループバック方式による監視回路を搭載した光直接増幅システムにおける光直接増幅装置の監視は、図5を参照して既に説明したように、端局から監視信号を送信して光直接増幅装置内で光信号の一部を反対側のラインに折り返し、折り返されて戻ってくる監視信号を前記端局で受信する監視方式であり、一般的には、監視信号波長における当該光直接増幅装置の監視信号出力低下量により光出力異常である光直接増幅装置を検出する方法が用いられるが、上記発明による光直接増幅装置においては、障害が発生した光直接増幅装置の監視信号出力低下量が大きくなり、高精度な光直接増幅装置の障害検出を可能とする。
【0037】
(第二実施例)
本発明第二実施例を図2を参照して説明する。図2の光直接増幅装置は、図1の光直接増幅装置と比較すると、光スイッチ12aおよび12bと光合分波器13aおよび13bの間に異なる損失をもつ媒体14aおよび14bがない。そのかわり、光合分波器13aおよび13bの分岐比が異なる構成とする。例えば、分岐比を10:1とすれば、光合分波器13aおよび13bから出力される監視光の一方は他方の10分の1の強度となる。
【0038】
この場合には、通常状態では光スイッチ12a、12bは、監視信号通過回路損失が最小となる経路である光合分波器13a、13bの分岐比が大きい方の経路を通過するようにして制御され、2つの発光素子7aおよび7bのうち1つに障害が発生して出力OFFとなった場合には、光スイッチ12a、12bは、監視信号通過回路損失が大きくなる経路である光合分波器13a、13bの分岐比が小さい方の経路を通過するようにして制御される。この光スイッチ12aおよび12bの監視信号通過経路制御により、経路損失が通常状態よりも大きくなり、図1と同様の効果を得ることができる。
【0039】
(第三実施例)
本発明第三実施例を図3を参照して説明する。図3の光直接増幅装置は、励起光源17の発光素子7aおよび7bからの励起光出力を光合分波器6aにて合分波し、WDMカプラ2a、2bにてそれぞれ上り伝送路Uおよび下り伝送路Dの希土類添加ファイバ1a、1bに信号と逆方向から入射し、また、励起光源7cまたは7dからの励起光出力を光合分波器6bにて合分波し、WDMカプラ16a、16bにてそれぞれ上り伝送路Uおよび下り伝送路Dの希土類添加ファイバ1a、1bに信号と同方向から入射する。この動作により、入力端から入射した光信号は希土類添加ファイバ1aおよび1bを介して増幅され、出力端より出力される。このとき、各発光素子7aおよび7bは制御回路8により出力制御されている。
【0040】
また、UP_IN側から入力される上りシステムの監視信号は光合分波器4aにより分岐され、監視信号通過経路の損失が最小となる経路である光スイッチ12aと光分合波器13aとがほぼ損失の無い伝送路15aにより接続された経路を通過して反射器9aにて反射し、光合分波器4bを介してDOWN_OUTより出力される(下りシステムの監視信号はこの逆である)。
【0041】
また、光スイッチ12aと光合分波器13aの間および光スイッチ12bと光合分波器13bの間の光減衰器14a〜14fの損失は、14a<14b<14c、14d<14e<14fである。
【0042】
ここで、4つの発光素子7a〜7dのうち1つに障害が発生して出力OFFとなった場合を考える。励起光源故障検出回路10により励起光源故障が検出され、スイッチ制御回路11によって、光スイッチ12a、12bが制御されて、UP_IN側から入力される上りシステムの監視信号は、光スイッチ12aと光合分波器13aとの間に光減衰器である媒体14aが接続された経路を通過して反射器9aにて反射し、光合分波器4bを介してDOWN_OUTより出力される。
【0043】
また、DOWN_IN側から入力される下りシステムの監視信号は、光スイッチ12bと光合分波器13bの間に媒体14dが接続された経路を通過して反射器9bにて反射し、光合分波器4aを介してUP_OUTより出力される。この光スイッチ12a、12bの監視信号通過経路制御により、経路損失が通常状態よりも大きくなり、よって監視信号波長における当該光直接増幅装置の監視信号出力低下量が大きくなる。
【0044】
同様に、4つの発光素子7a〜7dのうち2つに障害が発生して出力OFFとなった場合は、励起光源故障検出回路10により励起光源故障が検出され、スイッチ制御回路11によって、光スイッチ12a、12bが制御されて、UP_IN側から入力される上りシステムの監視信号は、光スイッチ12aと光合分波器13aとの間に光減衰器としての媒体14bが接続された経路を通過して反射器9aにて反射し、光合分波器4bを介してDOWN_OUTより出力される。
【0045】
また、DOWN_IN側から入力される下りシステムの監視信号は、光スイッチ12bと光合分波器13bの間に媒体14eが接続された経路を通過して反射器9bにて反射し、光合分波器4aを介してUP_OUTより出力される。この光スイッチ12a、12bの監視信号通過経路制御により、経路損失が発光素子1個の障害時よりも大きくなり、よって監視信号波長における当該光直接増幅装置の監視信号出力低下量が増大する。
【0046】
同様に、4つの発光素子7a〜7dのうち3つに障害が発生して出力OFFとなった場合は、励起光源故障検出回路10により励起光源故障が検出され、スイッチ制御回路11によって、光スイッチSW12a、12bが制御されて、UP_IN側から入力される上りシステムの監視信号は、光スイッチ12aと光合分波器13aとの間に光減衰器としての媒体14cが接続された経路を通過して反射器9aにて反射し、光合分波器4bを介してDOWN_OUTより出力される。
【0047】
また、DOWN_IN側から入力される下りシステムの監視信号は、光スイッチ12bと光合波器13bの間に媒体14fが接続された経路を通過して反射器9bにて反射し、光合分波器4aを介してUP_OUTより出力される。
【0048】
この光スイッチ12a、12bの監視信号通過経路制御により、経路損失が発光素子2個の障害時よりも大きくなり、よって監視信号波長における当該光直接増幅装置の監視信号出力低下量がさらに大きくなる。このように、発光素子が2つ以上の複数になった場合でも、図1と同様の効果を得ることができる。さらに、故障した発光素子数に対応した大きさの監視信号出力低下量が得られるので、端局で故障した発光素子数を把握することが容易になる効果を得ることができる。
【0049】
(第四実施例)
本発明第四実施例を図4を参照して説明する。図4の光直接増幅装置の基本回路図において、図3との相違点は、媒体14a〜14c、14d〜14fを用いる代わりに、光合分波器13aおよび13bの4つの経路の分岐比をそれぞれ4段階に小さくしたところある。
【0050】
ここで、4つの発光素子7a〜7dのうち1つに障害が発生して出力OFFとなった場合を考える。励起光源故障検出回路10により励起光源故障が検出され、スイッチ制御回路11によって、光スイッチ12a、12bが制御されて、UP_IN側から入力される上りシステムの監視信号は、光スイッチ12aと光合分波器13aとの間の光合分波器13aの最も分岐比の大きい経路を通過して反射器9aにて反射し、光合分波器4bを介してDOWN_OUTより出力される。
【0051】
また、DOWN_IN側から入力される下りシステムの監視信号は、光スイッチ12bと光合分波器13bとの間の光合分波器13bの最も分岐比の大きい経路を通過して反射器9bにて反射し、光合分波器4aを介してUP_OUTより出力される。この光スイッチ12a、12bの監視信号通過経路制御により、経路損失が通常状態よりも大きくなり、よって監視信号波長における当該光直接増幅装置の監視信号出力低下量が大きくなる。
【0052】
同様に、4つの発光素子7a〜7dのうち2つに障害が発生して出力OFFとなった場合は、励起光源故障検出回路10により励起光源故障が検出され、スイッチ制御回路11によって、光スイッチ12a、12bが制御されて、UP_IN側から入力される上りシステムの監視信号は、光スイッチ12aと光合分波器13aとの間の光合分波器13aの2番目に分岐比の大きい経路を通過して反射器9aにて反射し、光合分波器4bを介してDOWN_OUTより出力される。
【0053】
また、DOWN_IN側から入力される下りシステムの監視信号は、光スイッチ12bと光合分波器13bとの間の光合分波器13bの2番目に分岐比の大きい経路を通過して反射器9bにて反射し、光合分波器4aを介してUP_OUTより出力される。この光スイッチ12a、12bの監視信号通過経路制御により、経路損失が発光素子1個の障害時よりも大きくなり、よって監視信号波長における当該光直接増幅装置の監視信号出力低下量が増大する。
【0054】
同様に、4つの発光素子7a〜7dのうち3つに障害が発生して出力OFFとなった場合は、励起光源故障検出回路10により励起光源故障が検出され、スイッチ制御回路11によって、光スイッチSW12a、12bが制御されて、UP_IN側から入力される上りシステムの監視信号は、光スイッチ12aと光合分波器13aとの間の光合分波器13aの3番目に分岐比の大きい経路を通過して反射器9aにて反射し、光合分波器4bを介してDOWN_OUTより出力される。
【0055】
また、DOWN_IN側から入力される下りシステムの監視信号は、光スイッチ12bと光合分波器13bとの間の光合分波器13bの3番目に分岐比の大きい経路を通過して反射器9bにて反射し、光合分波器4aを介してUP_OUTより出力される。
【0056】
この光スイッチ12a、12bの監視信号通過経路制御により、経路損失が発光素子2個の障害時よりも大きくなり、よって監視信号波長における当該光直接増幅装置の監視信号出力低下量がさらに大きくなる。このように、発光素子が2つ以上の複数になった場合でも、図1と同様の効果を得ることができる。さらに、故障した発光素子数に対応した大きさの監視信号出力低下量が得られるので、端局で故障した発光素子数を把握することが容易になる効果を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、高精度な励起光源故障検出が可能になり、一つの励起光源に複数の発光素子が備えられている場合に、1個の発光素子の故障を検出でき、さらに、複数の発光素子が故障した場合に、その故障個数を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の光直接増幅装置の回路図。
【図2】本発明第二実施例の光直接増幅装置の回路図。
【図3】本発明第三実施例の光直接増幅装置の回路図。
【図4】本発明第四実施例の光直接増幅装置の回路図。
【図5】監視光ループバック方式を説明するための図。
【図6】従来の光直接増幅装置の回路図。
【符号の説明】
1a、1b 希土類添加ファイバ
2a、2b、16a、16b WDMカプラ
4a、4b、5a、5b、6a、6b、13a、13b 光合分波器
3a、3b 光アイソレータ
7a〜7d 発光素子
8 制御回路
9a、9b 反射器
10 励起光源故障検出回路
11 スイッチ制御回路
12a、12b 光スイッチ
14a〜14d 媒体
15a、15b、20 伝送路
17 励起光源
U 上り伝送路
D 下り伝送路

Claims (3)

  1. 信号光およびこの信号光とは波長が異なる監視光がそれぞれ伝送される上り伝送路および下り伝送路と、
    前記上り伝送路および下り伝送路に伝送される信号光および監視光をそれぞれ増幅する第一および第二の光増幅器と、
    この第一および第二の光増幅器に励起光を供給する励起光源と、
    前記上り伝送路および下り伝送路に伝送される監視光をそれぞれ分岐してそれぞれ他方の伝送路に折り返す監視光ループバック手段と
    を備えた光直接増幅装置において、
    前記上り伝送路および下り伝送路に伝送される監視光をそれぞれ分岐する第一および第二の分岐手段と、
    この第一および第二の分岐手段によりそれぞれ分岐された監視光をそれぞれ反射する第一および第二の反射手段と、
    この第一および第二の反射手段によりそれぞれ反射された反射光を前記監視光ループバック手段により他方の伝送路に折り返される監視光にそれぞれ合波する第一および第二の合波手段と、
    前記励起光源の故障を検出する励起光源故障検出手段と
    が設けられ、
    前記励起光源故障検出手段が前記励起光源の故障を検出したときには、前記第一およびまたは第二の反射手段の損失を段階的に増大させる手段を備えたことを特徴とする光直接増幅装置。
  2. 前記励起光源には、複数m個の発光素子が設けられ、
    前記第一および第二の分岐手段と前記第一および第二の反射手段との間にはそれぞれ第一および第二の経路切替手段が介挿され、
    この第一および第二の経路切替手段は、前記第一および第二の分岐手段と前記第一および第二の反射手段との間を1番目からm番目まで徐々に大きい損失を有する複数m個の媒体を介してそれぞれ結合する複数mの経路に切替える手段を備え、
    前記損失を増大させる手段は、前記励起光源故障検出手段が前記励起光源の故障を検出したときには、故障した発光素子数n(<m)に応じて前記第一およびまたは第二の経路切替手段をn+1番目の経路に切替える手段を備えた
    請求項1記載の光直接増幅装置。
  3. 前記励起光源には、複数m個の発光素子が設けられ、
    前記第一および第二の分岐手段と前記第一および第二の反射手段との間にはそれぞれ第一および第二の経路切替手段が介挿され、
    この第一および第二の経路切替手段は、前記第一および第二の分岐手段と前記第一および第二の反射手段との間にそれぞれ異なるm本の経路を設定してこれらm本の経路のいずれかに経路を切替える手段を備え、
    前記第一および第二の経路切替手段と前記第一および第二の反射手段との間にはそれぞれ前記m本の経路を介して1番目からm番目まで徐々に小さい分岐比を有する光合分波手段を備え、
    前記損失を増大させる手段は、前記励起光源故障検出手段が前記励起光源の故障を検出したときには、故障した発光素子数n(<m)に応じて前記第一およびまたは第二の経路切替手段をn+1番目の経路に切替える手段を備えた
    請求項1記載の光直接増幅装置。
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