JPH10199880A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH10199880A
JPH10199880A JP211897A JP211897A JPH10199880A JP H10199880 A JPH10199880 A JP H10199880A JP 211897 A JP211897 A JP 211897A JP 211897 A JP211897 A JP 211897A JP H10199880 A JPH10199880 A JP H10199880A
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bpsg
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bpsg film
silicon oxide
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Shinichi Takeshiro
真一 竹城
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Abstract

(57)【要約】 【課題】層間膜をCMP法により平坦化した場合、多く
の傷が発生する。 【解決手段】BPSG膜4を成膜し、熱処理を行ったS
i基板1を温純水5中に30〜60分間浸漬することに
より、BPSG膜4の表面硬度を高くし、また、傷の発
生原因となる析出物、パーティクルを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特にCMP法による層間膜の平坦化方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の微細化に伴い、層間膜の平
坦化に化学機械的研磨(CMP)法が多く用いられてき
ている。次に従来の層間膜としてのBPSG膜のCMP
法による平坦化方法を図2の断面図を用いて説明する。
【0003】まず、図2(a)に示すように、Si基板
1上にフィールド酸化膜2、ソース・ドレインの拡散層
及びゲート電極3を形成した後、CVD法によりBPS
G膜4を成膜する。
【0004】その後、熱処理を行ったのち、CMP法に
より、BPSG膜4の表面を研磨する。その結果、図2
(b)に示すような平坦化された表面形状のBPSG膜
4が得られる。この従来の方法では、研磨後、微小な傷
6が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の技術において、研磨中に層間膜表面に微小な傷が多く
発生し、層間膜上に配線を形成した場合、層間膜表面の
傷の内部に残った配線材料により、配線間がショート
し、半導体装置の歩留りが低下する事である。
【0006】その理由は、研磨に使用する研磨パッド、
研磨中にBPSG膜表面から剥離したパーティクル及び
析出物等により、BPSG膜の表面が擦られる為であ
る。
【0007】本発明は、層間膜としてのシリコン酸化膜
系絶縁膜のCMP法による平坦化を行う際の傷の発生を
抑制し、歩留を向上させることにより、生産性を向上さ
せ、さらに、半導体装置の信頼性を向上させることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置の製
造方法は、層間膜としてBPSG膜等のシリコン酸化膜
を成膜し、熱処理を行った後、半導体基板の薬液処理を
行う。より具体的には、薬液処理として、60℃以上の
温純水、あるいは100℃以上のリン酸溶液を用いる。
【0009】
【作用】層間膜として、例えばBPSG膜中には、ボロ
ン及びリンが含有されている。このボロン及びリンは、
BPSG膜中から外方拡散し、大気中の水分と反応して
ボロン酸化物及びリン酸化物となり、析出物としてBP
SG膜表面に生成する。この半導体基板を60℃以上の
温純水によって処理を行うことで、ボロン酸化物及びリ
ン酸化物は容易に溶解し、除去される。また、同時にB
PSG膜中のボロン及びリンが温純水中に溶け出し、B
PSG膜中のボロン及びリンの含有率が低下し、BPS
G膜の硬度が高くなる。
【0010】さらに、100℃以上のリン酸で処理を行
った場合、前記の作用とともに、BPSG膜の表面が数
十nmエッチングされ、BPSG膜表面に付着したパー
ティクルが除去される。尚、60℃以下の純水及び10
0℃以下のリン酸を用いた場合、酸化物等の溶解に長時
間を要する為好ましくない。
【0011】これらの作用により、BPSG膜研磨時の
傷の原因物質がBPSG膜表面から除去され、かつBP
SG膜の硬度が高くなることにより、傷の発生が抑制さ
れる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。図1(a)〜(c)は本発明の第1の実施
の形態を説明する為の半導体チップの断面図である。
【0013】まず図1(a)に示すように、Si基板1
に厚さ約0.4μmのフィールド酸化膜2を形成したの
ち、ゲート酸化膜を介してポリシリコン膜等からなるゲ
ート電極3を形成する。次でソース・ドレインとなる不
純物を導入したのち、CVD法により層間膜として厚さ
1.3μmのBPSG膜4を全面に成膜する。次にトラ
ンジスタの活性化とリフローの為に、高速加熱(RT
A)法により窒素雰囲気中で750〜850℃の熱処理
を行う。
【0014】次に図1(b)に示すように、Si基板1
を60〜90℃の温純水中に30〜60分間浸漬したの
ち乾燥させる。この処理によりBPSG膜4表面上のB
とPの酸化物は溶解し、更にBPSG膜表面のBとPが
溶け出し、乾燥後のBPSG膜4の硬度は高くなる。
【0015】次に図1(c)に示すように、表面が硬く
なったBPSG膜4の表面をシリカ系の研磨剤を用いる
CMP法により約0.3μm研磨し、平坦化する。
【0016】このCMP工程で発生した傷は、温純水処
理を行なわない従来例に比べ約1/5に減少した。
【0017】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。この第2の実施の形態は、第1の実施の形態に
おける温純水の代りに、100℃以上のリン酸溶液を用
いるものであり、その他の工程は第1の実施の形態とほ
ぼ同じである。
【0018】まず図1(a)に示したように、第1の実
施の形態と同様に、Si基板1上にフィールド酸化膜
2,ゲート酸化膜3等を形成したのち、CVD法により
厚さ1.3μmのBPSG膜4を形成する。次で窒素雰
囲気中で750〜850℃の熱処理を行う。
【0019】次に、表面をBPSG膜4で覆われたSi
基板を、100〜140℃で濃度が80〜90%のリン
酸溶液中に10〜30分浸漬し、純水によるリンスを行
った後乾燥させる。この処理により、BPSG膜4の表
面からボロン、リンがリン酸溶液中へ溶出し、BPSG
膜4の硬度が高くなる。また、BPSG膜4の表面上に
析出したボロン酸化物、リン酸化物がリン酸溶液中へ溶
解する。さらに、BPSG膜4の表面が0.05〜0.
1μmエッチングされ、BPSG膜4の表面に付着した
パーティクルが除去される。
【0020】次に図1(c)に示したように、BPSG
膜4の表面をCMP法により約0.3μm研磨して平坦
化する。この結果、CMP工程において発生した傷は、
従来例に比べ約1/10に減少した。
【0021】尚、上記実施の形態では層間膜としてBP
SG膜を用いた場合について説明したが、PSG膜であ
ってもよい。
【0022】
【発明の効果】第1の効果は、シリコン酸化膜系の絶縁
膜表面の硬度が高くなり、CMP工程時の傷の発生量が
抑制されることである。その理由は、薬液中に、ボロ
ン、リンが溶出すると共に、絶縁膜の表面上に析出した
ボロン酸化物、リン酸化物が薬液中へ溶解する為であ
る。
【0023】第2の効果は、絶縁膜の表面に付着したパ
ーティクルが除去され、CMP時の傷の発生量が抑制さ
れることである。その理由は、薬液としてリン酸を用い
た場合、シリコン酸化膜系絶縁膜表面がエッチングされ
るためである。
【0024】これらの効果により、半導体装置の歩留り
及び信頼性は向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を説明する為の半導
体基板の断面図。
【図2】従来の技術を説明する為の半導体基板の断面
図。
【符号の説明】
1 Si基板 2 フィールド酸化膜 3 ゲート電極 4 BPSG膜 5 温純水 6 傷

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に層間膜としてシリコン酸
    化膜系絶縁膜を形成したのち熱処理する工程と、前記シ
    リコン酸化膜系絶縁膜の表面を薬液処理したのち、CM
    P法により平坦化を行う工程とを有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 シリコン酸化膜系絶縁膜はBPSG膜又
    はPSG膜である請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 薬液処理に用いる薬液が60℃以上の温
    純水である請求項1又は請求項2記載の半導体装置の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 薬液処理に用いる薬液が100℃以上の
    リン酸溶液である請求項1又は請求項2記載の半導体装
    置の製造方法。
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