JPH10199556A - 溶融炭酸塩型燃料電池発電システム - Google Patents

溶融炭酸塩型燃料電池発電システム

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JPH10199556A
JPH10199556A JP9000428A JP42897A JPH10199556A JP H10199556 A JPH10199556 A JP H10199556A JP 9000428 A JP9000428 A JP 9000428A JP 42897 A JP42897 A JP 42897A JP H10199556 A JPH10199556 A JP H10199556A
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Japan
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fuel cell
line
air
air supply
power generation
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JP9000428A
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Hidekazu Sugiyama
英一 杉山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料電池の作動温度を常に最適温度に保持
し、且つリサイクルブロアを有するカソードガスリサイ
クルラインを省略してシステムのプラント効率の向上並
びにシステムの小型簡素化を図ることが可能な溶融炭酸
塩型燃料電池発電システムを提供する。 【解決手段】 燃料電池1の空気供給源である圧縮機9
からカソード極1aに至る空気供給ライン18aに、こ
のライン18a内の空気温度を上昇させる加熱手段17
を設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融炭酸塩型燃料
電池発電システムに関わり、特に、燃料電池のカソード
極にガスを流通させるカソードガス系統に改良を加えた
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、燃料電池発電システムは、都市
ガスやプロパンガスなどの燃料の有する化学エネルギー
を電気エネルギーに変換するもので、燃料電池、燃料を
改質して水素を生成する改質器、燃料電池にて発電され
る直流電流を交流電流に変換する変換装置、及び燃料電
池の動作や水素生成に適した温度に作動ガスの温度を保
つための熱交換器などから構成されている。このような
燃料電池発電システムは、化学反応による発電のため発
電効率が高く、低騒音であり、しかも大気汚染物質の排
出が少ないクリーンな発電システムとして評価されてい
る。
【0003】上記発電システムの主要構成要素である燃
料電池には、電解質が含浸保持されるマトリックスが形
成され、このマトリックスを挟むようにして燃料が流通
されるアノード極と、空気が流通されるカソード極とが
設けられている。このような燃料電池は、マトリックス
に保持される電解質の種類によって、リン酸型や溶融炭
酸塩型あるいは固体電解質型などに分類されている。
【0004】中でも、溶融炭酸塩型燃料電池は発電効率
が高い電池として広く注目を集めている。炭酸塩は通
常、約490℃で溶け、高温になるほどイオンの伝導性
が良くなる。しかし、700℃以上になると、溶融した
炭酸塩が電池に使用している材料を激しく腐蝕すること
が知られている。そこで、溶融炭酸塩型燃料電池では電
池の作動温度を650℃前後としている(例えば、「燃
料電池発電システム」燃料電池発電システム編集委員会
編 平成5年3月15日・オーム社発行 122ページ
参照)。
【0005】また、燃料電池は燃料から生成された水素
と空気中の酸素との結合による化学エネルギーを直接電
気エネルギーに変換するものであるが、電気エネルギー
と同時に熱エネルギーも発生する。したがって高温で作
動する溶融炭酸塩型燃料電池からは、高温の排熱を取出
すことができる。その結果、溶融炭酸塩型燃料電池では
高温の排熱を利用してガスタービンや蒸気タービンを回
して発電を行うこともでき、発電効率をいっそう高める
ことが可能となる。しかも、溶融炭酸塩型燃料電池には
次のような長所もある。すなわち、作動温度が高いので
電極反応が起こり易く、リン酸型のように高価な白金触
媒を必要としない。そのため、一酸化炭素による触媒被
毒のおそれがなく、石炭も使えるなど燃料の多様化を図
ることができる。
【0006】ここで、図13を参照して、従来の溶融炭
酸塩型燃料電池発電システムにおける燃料電池周辺のガ
スの流れを説明する。図中の符号1は溶融炭酸塩型燃料
電池、2は改質器である。燃料供給源からの燃料は改質
器2の反応部2aで水蒸気改質され、水素及び一酸化炭
素が生成される。そして、これらのガスは燃料電池1の
アノード極1bに供給される。アノード極1bでは供給
された水素の80%程度が電池反応に用いられ、残りの
水素は未反応のままアノード極1bからアノード排ガス
として排出される。排出されたアノード排ガスは改質器
2の燃焼部2bに供給され、改質器2の反応部2aの熱
源として利用される。
【0007】また、改質器2の燃焼部2bからは燃焼排
ガスが排出され、この燃焼排ガスは空気供給源からの空
気と共に二酸化炭素供給源として燃料電池1のカソード
極1aへ供給される。さらに、カソード極1aにはリサ
イクルブロア5を有するカソードガスリサイクルライン
6が接続されており、カソード極1aから排出されるカ
ソード排ガスの一部は空気及び二酸化炭素の供給ライン
側にリサイクルされている。このようにカソードガスリ
サイクルライン6を通じてカソード排ガスをカソード極
1aの入口側に送込み、カソード極1a入口側のガス温
度を上げている。これにより燃料電池1の作動温度を常
に650℃前後に保持するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来の溶融炭酸塩型燃料電池発電システムにおい
ては、燃料電池1を650℃前後の最適温度に保持する
ことを目的として、カソード極1aにリサイクルブロア
5を有するカソードガスリサイクルライン6を設置した
ため、次のような課題が生じていた。すなわち、リサイ
クルブロア5のための補助動力が増加する分、システム
のプラント効率の低下を招いた。また、リサイクルブロ
ア5及びカソードガスリサイクルライン6の設置スペー
スを確保する必要上、システムプラントの配置構成が複
雑化するばかりでなく、その容積も増大した。
【0009】本発明は、上記課題を解決するために提案
されたものであり、その主たる目的は、燃料電池の作動
温度を常に最適温度に保持し、且つリサイクルブロアを
有するカソードガスリサイクルラインを省略することに
より、システムのプラント効率の向上並びにシステムの
小型簡素化を図ることが可能な溶融炭酸塩型燃料電池発
電システムを提供することである。
【0010】また、本発明の他の目的は、システム内を
流通する高温熱源を利用して燃料電池の作動温度を最適
に保持することにより、いっそうのシステムの簡素化を
図ることができる溶融炭酸塩型燃料電池発電システムを
提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に対応する溶融炭酸塩型燃料電池発電シス
テムは、溶融炭酸塩を電解質とする燃料電池と、燃料を
改質する改質器と、燃料供給源と、空気供給源とが備え
られ、前記改質器には、水素を生成する反応部と、この
反応部を加熱して燃焼排ガスを排出する燃焼部とが設け
られ、前記燃料電池には、前記燃料供給源から燃料を取
込みアノード排ガスを排出するアノード極と、前記空気
供給源から空気を取込みカソード排ガスを排出するカソ
ード極とが設けられ、前記カソード極には前記カソード
排ガスの排熱を利用して蒸気を発生させる排熱回収ボイ
ラーが接続され、さらに、前記反応部で生成した水素を
前記アノード極に供給する燃料供給ラインと、前記アノ
ード極が排出するアノード排ガスを前記燃焼部に供給す
るアノード排ガス供給ラインと、前記空気供給源からの
空気を前記カソード極に供給する空気供給ラインとが配
設された溶融炭酸塩型燃料電池発電システムであって、
前記空気供給ラインに、空気温度を上昇させる加熱手段
が設置されたことを構成上の特徴としたものである。
【0012】このような請求項1の溶融炭酸塩型燃料電
池発電システムでは、加熱手段によって燃料電池のカソ
ード極入口側に供給される空気の温度を上昇させること
ができる。そのため、カソード極側にリサイクルブロア
を有するカソードガスリサイクルラインを設置する必要
がなくなり、燃料電池内を常に最適な作動温度に保持す
ることができる。
【0013】請求項2に対応する溶融炭酸塩型燃料電池
発電システムは、請求項1における加熱手段を加熱ヒー
タとしたものである。
【0014】請求項3に対応する溶融炭酸塩型燃料電池
発電システムは、請求項1における加熱手段を熱交換器
としたものである。
【0015】これら請求項2、3の溶融炭酸塩型燃料電
池発電システムでは、加熱ヒータまたは熱交換器によっ
て燃料電池カソード極入口側に供給される空気の温度を
上昇させることができる。したがって、上記請求項1と
同様に、カソード極側にリサイクルブロアを有するカソ
ードガスリサイクルラインを設置することなく、燃料電
池の作動温度を常に最適に保持することができる。
【0016】請求項4に対応する溶融炭酸塩型燃料電池
発電システムは、請求項3において、前記熱交換器の高
温側に流す高温流体を、前記アノード極からのアノード
排ガスとしたものである。
【0017】請求項5に対応する溶融炭酸塩型燃料電池
発電システムは、請求項3において、前記熱交換器の高
温側に流す高温流体を、前記改質器の燃焼部からの燃焼
排ガスとしたものである。
【0018】請求項6に対応する溶融炭酸塩型燃料電池
発電システムは、請求項3において、前記熱交換器の高
温側に流す高温流体を、排熱回収ボイラーで発生した蒸
気としたものである。
【0019】これら請求項4、5、6の溶融炭酸塩型燃
料電池発電システムでは、請求項1の作用に加えて、空
気供給ラインに設置した熱交換器の高温側に流す高温流
体としてシステム内に流通する高温流体を利用すること
ができるので、システムのいっそうの簡素化を進めるこ
とができる。
【0020】請求項7に対応する溶融炭酸塩型燃料電池
発電システムは、請求項3、4、5または6において、
前記熱交換器の高温側にはバイパスラインが設置され、
このバイパスラインと前記熱交換器側を通過する熱交換
器流入ラインとの分岐部にはそれぞれのラインに流す空
気の流量を制御する流量制御手段が設けられたことを特
徴とする。
【0021】このような請求項7の溶融炭酸塩型燃料電
池発電システムでは、流量制御手段がバイパスライン及
び熱交換器流入ラインに流す空気の流量を調整すること
により、燃料電池のカソード極の入口側温度を容易に制
御することが可能となる。
【0022】請求項8に対応する溶融炭酸塩型燃料電池
発電システムは、請求項1、2、3、4、5、6または
7において、空気供給源から燃料電池のカソード極まで
直接空気を供給する空気供給ラインに、このラインの空
気を低温側に流すように熱交換器が設置されたことを特
徴とする。
【0023】請求項9に対応する溶融炭酸塩型燃料電池
発電システムは、請求項1、2、3、4、5、6または
7において、空気供給源から改質器の燃焼部まで空気を
供給する空気供給ラインに、このラインの空気を低温側
に流すように熱交換器が設置されたことを特徴とする。
【0024】請求項10に対応する溶融炭酸塩型燃料電
池発電システムは、請求項1、2、3、4、5、6また
は7において、前記改質器の燃焼部からの前記燃焼排ガ
スを含む空気を供給する空気供給ラインに、このライン
の空気を低温側に流すように熱交換器が設置されたこと
を特徴とする。
【0025】請求項11に対応する溶融炭酸塩型燃料電
池発電システムは、前記空気供給ラインに分岐点が形成
されて該供給ラインが次の3つのライン、すなわち前記
空気供給源から前記分岐点までの上流側ラインと、前記
分岐点から前記燃料電池のカソード極までのカソード極
側ラインと、前記分岐点から前記改質器の燃焼部までの
燃焼部側ラインとに分けられ、前記上流側ラインに、こ
のラインの空気を低温側に流すように熱交換器が設置さ
れたことを特徴とする。
【0026】これら請求項8、9、10、11の溶融炭
酸塩型燃料電池発電システムでは、燃料電池のカソード
極へ供給される空気を熱交換器の低温側に流すことによ
って、この空気の温度を上昇させることができ、請求項
1と同様、燃料電池のカソード極入口側に供給される空
気温度を上昇させることができる。そのため、カソード
極側にリサイクルブロアを有するカソードガスリサイク
ルラインを設置することなく、燃料電池を常に最適な作
動温度に保持することができる。
【0027】特に、請求項9及び11の溶融炭酸塩型燃
料電池発電システムでは、熱交換器の働きにより改質器
の燃焼部への供給空気温度を上昇させることができるた
め、改質器の燃焼効率を高めることができる。また、請
求項10の溶融炭酸塩型燃料電池発電システムでは、熱
交換器の働きにより改質器燃焼部の出口側温度を上昇さ
せることができるため、改質器の燃焼効率を高めること
ができる。
【0028】請求項12に対応する溶融炭酸塩型燃料電
池発電システムは、請求項1、2、3、4、5、6、
7、8、9、10または11において、前記空気供給ラ
インには分岐点が形成されて該供給ラインが次の3つの
ライン、すなわち前記空気供給源から前記分岐点までの
上流側ラインと、前記分岐点から前記燃料電池のカソー
ド極までのカソード極側ラインと、前記分岐点から前記
改質器の燃焼部までの燃焼部側ラインとに分けられ、前
記分岐部に、前記カソード極側ライン及び前記燃焼部側
ラインに流す空気の流量を制御する流量制御手段が設け
られたことを特徴とする。
【0029】このような請求項12の溶融炭酸塩型燃料
電池発電システムでは、流量制御手段がカソード極側ラ
イン及び燃焼部側ラインに流す空気の流量を調整するこ
とにより、燃料電池のカソード極の入口側温度を簡単に
制御することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
について図面を参照して具体的に説明する。なお、各実
施形態に共通する構成部材に関しては同一符号を付し、
説明は省略する。
【0031】(1)第1の実施形態 第1の実施形態は、本発明の請求項1に対応するもので
あり、図1は第1の実施形態の構成図である。
【0032】図に示すように、第1の実施形態システム
には、溶融炭酸塩を電解質とする溶融炭酸塩型の燃料電
池1と、燃料を改質する改質器2と、燃料供給源4と、
空気供給源である圧縮機9が備えられている。このうち
改質器2には、水素を生成する反応部2aと、この反応
部2aを加熱して燃焼排ガスを排出する燃焼部2bとが
設けられている。
【0033】また、燃料電池1には、燃料供給源4から
燃料を取込みアノード排ガスを排出するアノード極1b
と、燃焼部2bからの燃焼排ガスを含む圧縮機9からの
空気を取込みカソード排ガスを排出するカソード極1a
とが設けられている。さらに、カソード極1aには補助
燃焼器7及び膨脹タービン8が順次接続されている。ま
た、膨脹タービン8の下流側にはカソード排ガスの排熱
を利用して蒸気を発生させる排熱回収ボイラー3が接続
されている。なお、膨脹タービン8には前記圧縮機9及
び外部に電力を供給可能な発電機10が直結されてい
る。
【0034】さらに、第1の実施形態の溶融炭酸塩型燃
料電池発電システムには、次のようなガスの供給ライン
が配設されている。すなわち、燃料供給源4から改質器
2の反応部2aを通ってアノード極1bまでには、燃料
供給源4から反応部2aに燃料を供給すると共に前記反
応部2aで生成した水素をアノード極1bに供給する燃
料供給ライン27が配設されている。なお、燃料供給ラ
イン27において反応部2aの入口部手前側には、反応
部2aに供給する燃料を予熱するための燃料予熱器11
が設置されている。
【0035】また、アノード極1bから改質器2の燃焼
部2bまでには、アノード極1bが排出するアノード排
ガスを燃焼部2bに供給するアノード排ガス供給ライン
28が配設されている。このアノード排ガス供給ライン
28には、アノード排ガス温度を下げアノード排ガス中
の水分を凝縮させるアノード排ガス凝縮熱交換器12、
アノード排ガス中の気相/液相を分離させる気水分離器
13、アノード排ガスをリサイクルし改質器2の燃焼部
2aに供給するアノードガス循環ブロア14、及び改質
器2の燃焼部2bに供給するアノード排ガスを予熱する
ためのアノード排ガス予熱器16が設置されている。
【0036】さらに、圧縮器9には空気供給ライン18
aが配設され、この空気供給ライン18aには分岐部2
1が形成され、ここにカソード極1a側に接続される空
気供給ライン18bと、改質器2の燃焼部2b側に接続
される空気供給ライン18cが配設されている。
【0037】第1の実施形態では、前記空気供給ライン
18aに空気温度を上昇させる加熱手段17が設置され
たことを構成上の特徴としている。また、改質器2の燃
焼部2bからカソード極1aまでには、燃焼部2bが排
出する燃焼排ガスを含む空気をカソード極1aに供給す
るための空気供給ライン18dが配設されている。この
空気供給ライン18dには、改質器2の燃焼部2bを出
た燃焼排ガスを熱源として前記圧縮器9から改質器2の
燃焼部2bまで送られる空気を加熱する改質器燃焼空気
予熱器15が設置されている。
【0038】以上のような構成を有する溶融炭酸塩型燃
料電池発電システムにおいて、システム内を流通するガ
スの系統は、燃料電池1のアノード極1bへ燃料を供給
すると共にアノード極1bからアノード排ガスを流すア
ノードガス系統と、カソード極1aへ空気を供給すると
共にカソード極1aからカソード排ガスを流すカソード
ガス系統とに大別することができる。
【0039】まずアノードガス系統について説明する。
系燃料供給源4から出た燃料は、排熱回収ボイラー3か
らの水蒸気と混合し、改質器2の反応部2aにて水蒸気
改質して水素と一酸化炭素となり、燃料供給ライン27
を通って燃料電池1のアノード極1bに入る。アノード
極1bに供給された水素のうち、その80%程度は電池
反応を起こし、残りの水素は未反応のままアノード排ガ
スとなってアノード排ガス供給ライン29を通り、改質
器2の燃焼部2bへと入る。
【0040】続いて、カソードガス系統について説明す
る。圧縮機9を出た空気は、一部分岐して補助燃焼器7
に入るが、その他大部分は空気供給ライン18aに入
る。このとき、加熱手段17の働きにより空気の温度は
上昇する。そして、空気供給ライン18aを通過した空
気は分岐部21を経由して、空気供給ライン18bおよ
び空気供給ライン18cに入る。空気供給ライン18b
を通過した空気は燃料電池1のカソード極1bに入り、
空気供給ライン18ac通過した空気は改質器2の燃焼
部2bに入る。このうち、燃焼部2bに供給された空気
は燃焼部2bにて燃焼し、ここで生成された二酸化炭素
と混合して空気供給ライン18dを通って燃料電池1の
カソード極1bへ入る。さらに、カソード極1bはカソ
ード排ガスを排出するが、このカソード排ガスはその全
量が補助燃焼器7に入り、膨脹タービン8を駆動するよ
うになっている。
【0041】以上のような溶融炭酸塩型燃料電池発電シ
ステムによれば、空気供給源である圧縮機9から燃料電
池1のカソード極1aに至る空気供給ライン18aに空
気温度を上昇させる加熱手段17を設置するといった簡
単な構成により、燃料電池1のカソード極1b入口の空
気温度を上昇させ、燃料電池1を常に最適な作動温度と
することができる。
【0042】しかも、カソード極1aからのカソード排
ガスをカソード極1a入口にリサイクルする必要がない
ので、従来のようなリサイクルブロア5のための補助動
力が不要であり、システムのプラント効率を向上させる
ことができる。また、リサイクルブロア5及びカソード
ガスリサイクルライン6のための設置スペースを確保し
なくて済むため、システムプラントの簡素化が進むと同
時、プラント容積の縮小化に寄与することができる。さ
らに、カソード極1aから排出されるカソード排ガスを
全て補助燃焼器7に送り膨脹タービン8を駆動させるこ
とができるため、発電効率をより高めることが可能であ
る。
【0043】なお、加熱手段17の設置位置は適宜変更
可能であり、空気供給源である圧縮機9から燃料電池1
のカソード極1bまでの他の空気供給ライン18b、1
8c、18dに設置しても良い。また、ラインを通過す
る空気を加熱する加熱手段17としては、熱交換器や加
熱ヒータなど様々な手段が考えられる。さらに、その加
熱源としては燃料電池発電システム内の高温熱源を利用
したり、システム外部の高温熱源を利用したりすること
も可能である。また、燃料電池発電システムの運転中、
燃料電池1のカソード極1a入口における空気温度が常
に最適温度になるよう、カソード極1a入口空気温度を
センサーで計測し加熱手段17の運転を制御することも
可能である。
【0044】(2)第2の実施形態 第2の実施形態は、本発明の請求項2に対応するもので
あり、図2は第2の実施形態の構成図である。第2の実
施形態は、加熱手段を加熱ヒータ20としたものであ
る。この第2の実施形態では、空気供給ライン18aに
空気温度を上昇させる加熱ヒータ20を設置することに
より、上記第1の実施形態と同様、燃料電池1のカソー
ド極1a入口温度を上昇させ、燃料電池1内を最適な作
動温度に保持することができる。
【0045】なお、第2の実施形態では、図1に示した
第1の実施形態と同様に、加熱ヒータ20を空気供給源
ライン18aに設置しているが、他の空気供給ライン1
8b、18c、18dに設置することもできる。また、
空気を加熱する加熱ヒータ20の電源としては燃料電池
発電システムの内部電源を利用したり、外部電源を利用
したりすることが考えられる。
【0046】(3)第3の実施形態 第3の実施形態は、本発明の請求項3に対応するもので
あり、図3は第3の実施形態の構成図である。第3の実
施形態は、加熱手段を熱交換器19としたものである。
この第3の実施形態では、空気供給ライン18aに空気
温度を上昇させる熱交換器19を設置することにより、
上記第1及び第2の実施形態と同様、燃料電池1のカソ
ード極1a入口温度を上昇させ、燃料電池1内を最適な
作動温度に保持することができる。
【0047】なお、第3の実施形態では、図1に示した
第1の実施形態と同様に、熱交換器19を設置する箇所
を空気供給源ライン18aにしているが、他の空気供給
ライン18b、18c、18dにも設置しても良い。ま
た、熱交換器19の加熱源としては燃料電池発電システ
ム内の高温熱源を利用したり、システム外部の高温熱源
を利用したりすることができる。さらに、熱交換器19
の形式についても、シェル&チューブ式、プレート式、
プレートフィン式など、様々な形式が考えられる。
【0048】(4)第4の実施形態 第4の実施形態は、本発明の請求項4に対応するもので
あり、図4は第4の実施形態の構成図である。この第4
の実施形態は、空気供給ライン18aに設置する熱交換
器19aの高温側に流す高温流体を、燃料電池1のアノ
ード極1bからのアノード排ガスとしたことを構成上の
特徴としている。なお、第4の実施形態では、図1に示
した第1の実施の形態と同様に、熱交換器19aを設置
する箇所を空気供給源ライン18aにしているが、他の
空気供給ライン18b、18c、18dでも良い。
【0049】このような第4の実施形態によれば、上記
の実施形態の持つ作用効果に加えて、空気供給ライン1
8aに設置した熱交換器19aの高温側に流す高温流体
として、システム内に流通するアノード排ガスを利用し
ているので、システムのいっそうの簡素化を進めること
ができる。
【0050】(5)第5の実施形態 第5の実施形態は、本発明の請求項5に対応するもの
で、図5は第5の実施形態の構成図である。第5の実施
形態は、カソード空気供給ライン18aに設置する熱交
換器19bの高温側に流す高温流体を、改質器2の燃焼
部2bからの燃焼排ガスとしたことを特徴としている。
なお、第5の実施形態では、図1に示した第1の実施の
形態と同様に、熱交換器19bを設置する箇所を空気供
給源ライン18aにしているが、他の空気供給ライン1
8b、18c、18dでも構わない。
【0051】このような第5の実施形態によれば、空気
供給ライン18aに設置した熱交換器19bの高温側に
流す高温流体として、システム内に流通する燃焼排ガス
を利用できるので、上記第4の実施形態と同様、システ
ムのいっそうの簡素化を進めることができる。
【0052】(6)第6の実施形態 第6の実施形態は、本発明の請求項6に対応するもの
で、図6は第5の実施形態の構成図である。第6の実施
形態は、空気供給ライン18aに設置する熱交換器19
cの高温側に流す高温流体を、排熱回収ボイラー3で発
生した蒸気とすることを特徴とする。なお、第6の実施
の形態では、図1に示した第1の実施の形態と同様に、
熱交換器19cを設置する箇所を空気供給源ライン18
aにしているが、他の空気供給ライン18b、18c、
18dであっても構わない。
【0053】このような第6の実施形態によれば、空気
供給ライン18aに設置した熱交換器19cの高温側に
流す高温流体として、排熱回収ボイラー3で発生した蒸
気を利用できるので、上記第4および第5の実施形態と
同様、システムのいっそうの簡素化を進めることができ
る。
【0054】(7)第7の実施形態 第7の実施形態は、本発明の請求項7に対応するもので
あり、図7は第7の実施形態の構成図である。この第7
の実施形態は、空気供給ライン18aに熱交換器19d
が設置され、熱交換器19dの高温流体側に熱交換器1
9dをバイパスするバイパスライン23と、熱交換器1
9d側を通過する熱交換器流入ライン25とが設置され
ている。また、バイパスライン23と熱交換器流入ライ
ン25との分岐部24には、それぞれのライン23,2
5に流す空気の流量を制御する三方流量制御弁26が設
けられているこのような第7の実施形態によれば、発電
システムの運転中、センサにて燃料電池1のカソード極
1aの入口側温度を測定し、その測定結果に基づいて三
方流量制御弁26の開度を制御することにより、熱交換
器19dの高温側を流れる高温流体の流量を調節するこ
とができる。これにより、熱交換器19dの低温側を流
れる空気の出口温度を容易に制御することができる。し
たがって、燃料電池1のカソード極1aの入口側温度を
常に最適温度に保持することが可能となる。
【0055】なお、バイパスライン23と熱交換器流入
ライン25への空気流量比率を変化させる手段として
は、前記三方流量制御弁26の他にも、ライン23、2
5のそれぞれあるいはライン23、25のどちらかに一
方に流量調整弁を設置し、ライン23、25のそれぞれ
の流量を独立して制御することも考えられる。
【0056】(8)第8の実施形態 第8の実施形態は、本発明の請求項8に対応するもので
あり、図8は第8の実施形態の構成図である。この第8
の実施形態は、空気供給源である圧縮機9から燃料電池
1のカソード極1aまで直接空気を供給する空気供給ラ
イン18bに、このライン18bの空気を低温側に流し
て熱交換する熱交換器19eが設置されたことを特徴と
している。
【0057】以上の第8の実施形態では、燃料電池1の
カソード極1aへ供給される直接空気を熱交換器19e
の低温側に流すことによって、この空気の温度を上昇さ
せることができる。したがって、第1の実施形態と同
様、燃料電池1のカソード極1a入口側に供給される空
気温度を上昇させることができ、カソード極1a側にリ
サイクルブロア5を有するカソードリサイクルライン6
を設置することなく、燃料電池を常に最適な作動温度に
保持することができる。
【0058】なお、この第8の実施形態を含めて以下の
第9〜第11の実施形態における熱交換器では、その加
熱源として燃料電池発電システム内の高温熱源を利用し
たり、システム外部の高温熱源を利用したりすることが
可能である。また、上記第8の実施形態では、分岐部2
1から分れた空気供給ライン18bに熱交換器19eを
設置しているが、圧縮機9から燃料電池1のカソード極
1aまで直接空気を供給する独立した空気供給ラインを
設け、そこに熱交換器を設置しても良い。
【0059】(9)第9の実施形態 第9の実施形態は、本発明の請求項9に対応するもので
あり、図9は第9の実施形態の構成図である。この第9
の実施形態は、圧縮機9から改質器2の燃焼部2bまで
空気を供給する空気供給ライン18cに、このライン1
8cの空気を低温側に流して熱交換する熱交換器19f
が設置されたことを特徴としている。
【0060】この第9の実施の形態では、上記第8の実
施形態の持つ作用効果に加えて、熱交換器19fの働き
により改質器2の燃焼部2bへ供給される空気温度を上
昇させることができるので、改質器2の燃焼効率を高め
ることができる。また、上記第8の実施形態では、分岐
部21から分れた空気供給ライン18cに熱交換器19
eを設置しているが、圧縮機9から改質器2の燃焼部2
bまで空気を供給する独立した空気供給ラインを設け、
そこに熱交換器を設置しても良い。
【0061】(10)第10の実施形態 第10の実施形態は、本発明の請求項10に対応するも
ので、図10は第10の実施形態の構成図である。この
第10の実施形態は、改質器2の燃焼部2bからの燃焼
排ガスを含む空気を燃料電池1のカソード極1aに供給
するライン18dに、このライン18dの空気を低温側
に流して熱交換する熱交換器19gが設置されたことを
特徴としている。このような第10の実施の形態によれ
ば、上記第8の実施形態と同様の作用効果を得ることが
できる。
【0062】(11)第11の実施形態 第11の実施形態は、本発明の請求項11に対応するも
ので、図11は第11の実施形態の構成図である。この
第11の実施形態は、空気供給ライン18aにこのライ
ン18aの空気を低温側に流すように熱交換器19hが
設置されたことを特徴とする。なお、以上説明してきた
空気供給ライン18a,18b及び18cは、請求項1
1でいうところの上流側ライン、カソード極側ライン及
びカソード極側ラインに相当する。図中の符号21が各
ラインを分ける分岐点である。
【0063】このような第11の実施形態によれば、空
気供給源ライン18aに熱交換器19hを設置すること
により、燃料電池1のカソード極1a入口ガス温度を上
昇させて燃料電池内を最適な運転温度に保持することが
できると共に、改質器2の燃焼部2bへの供給空気温度
を上昇させて、改質器2の燃焼効率を向上させることが
できる。
【0064】(12)第12の実施形態 第12の実施形態は、本発明の請求項12に対応するも
ので、図12は第12の実施形態の構成図である。この
第12の実施の形態は、図11に示した分岐点21に、
空気供給ライン18b(カソード極側ライン)及び空気
供給ライン18c(燃焼部側ライン)に流す空気の流量
を制御する三方流量制御弁22が設けられたことを特徴
とする。
【0065】このような第12の実施形態によれば三方
流量制御弁22の開度を制御することにより、空気供給
ライン18b,18cを流れる空気供給量を調整するこ
とができる。これにより、燃料電池1のカソード極1a
入口ガス温度を容易に制御することができる。
【0066】なお、空気供給ライン18b,18cのそ
れぞれに供給する空気流量比率を変化させる手段として
は、この三方流量制御弁22の他にも、ライン18b、
18cのそれぞれあるいはライン18b、18cのどち
らか一方に流量調整弁を設置し、ライン18b、18c
のそれぞれの流量を独立して制御することも考えられ
る。また、上記第12の実施形態では加熱手段17とし
ているが、この加熱手段は適宜選択可能であることは言
うまでもない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の溶融炭酸
塩型燃料電池発電システムによれば、燃料電池の空気供
給源からカソード極に至る空気供給ラインに、ライン内
の空気温度を上昇させる加熱手段を設置するといった簡
単な構成により、燃料電池の温度を常に最適温度に保持
することができ、且つ燃料電池のカソード排ガスの全量
を補助燃焼器へ供給し膨脹タービンを駆動することが可
能となり、リサイクルブロアを有するカソードガスリサ
イクルラインを設置する必要が無くなり、システムを簡
素化でき、大容量発電システムへの対応が可能となる。
また、リサイクルブロアに伴う補助動力を削減すること
ができ、発電システムのプラント効率の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成図
【図2】本発明の第2の実施形態の構成図
【図3】本発明の第3の実施形態の構成図
【図4】本発明の第4の実施形態の構成図
【図5】本発明の第5の実施形態の構成図
【図6】本発明の第6の実施形態の構成図
【図7】本発明の第7の実施形態の構成図
【図8】本発明の第8の実施形態の構成図
【図9】本発明の第9の実施形態の構成図
【図10】本発明の第10の実施形態の構成図
【図11】本発明の第11の実施形態の構成図
【図12】本発明の第12の実施形態の構成図
【図13】従来の溶融炭酸塩型燃料電池の周辺ガスの流
れを示す構成図
【符号の説明】
1…燃料電池 1a…カソード極 1b…アノード極 2…改質器 2a…改質器の反応部 2b…改質器の燃焼部 3…排熱回収ボイラー 4…燃料供給源 5…リサイクルブロア 6…カソードガスリサイクルライン 7…補助燃焼器 8…膨脹タービン 9…圧縮機 10…発電機 11…燃料予熱器 12…アノード排ガス凝縮熱交換器 13…気水分離器 14…アノードガス循環ブロア 15…改質器燃焼空気予熱器 16…アノード排ガス予熱器 17…加熱手段 18a,18b,18c,18d…空気供給ライン 19,19a,19b,19c,19d,19f,19
g,19h…熱交換器 20…加熱ヒータ 21,24…分岐部 22,26…三方流量制御弁 23…バイパスライン 25…熱交換器流入ライン 27…燃料供給ライン 28…アノード排ガス供給ライン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融炭酸塩を電解質とする燃料電池と、
    燃料を改質する改質器と、燃料供給源と、空気供給源と
    が備えられ、 前記改質器には、水素を生成する反応部と、この反応部
    を加熱して燃焼排ガスを排出する燃焼部とが設けられ、 前記燃料電池には、前記燃料供給源から燃料を取込みア
    ノード排ガスを排出するアノード極と、前記空気供給源
    から空気を取込みカソード排ガスを排出するカソード極
    とが設けられ、 前記カソード極には前記カソード排ガスの排熱を利用し
    て蒸気を発生させる排熱回収ボイラーが接続され、 さらに、前記反応部で生成した水素を前記アノード極に
    供給する燃料供給ラインと、前記アノード極が排出する
    アノード排ガスを前記燃焼部に供給するアノード排ガス
    供給ラインと、前記空気供給源からの空気を前記カソー
    ド極に供給する空気供給ラインとが配設された溶融炭酸
    塩型燃料電池発電システムにおいて、 前記空気供給ラインに、空気温度を上昇させる加熱手段
    が設置されたことを特徴とする溶融炭酸塩型燃料電池発
    電システム。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段が加熱ヒータであることを
    特徴とする請求項1記載の溶融炭酸塩型燃料電池発電シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記加熱手段が熱交換器であることを特
    徴とする請求項1記載の溶融炭酸塩型燃料電池発電シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記熱交換器の高温側に流す高温流体
    を、前記アノード極からのアノード排ガスとしたことを
    特徴とする請求項3記載の溶融炭酸塩型燃料電池発電シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記熱交換器の高温側に流す高温流体
    を、前記改質器の燃焼部から排出される燃焼排ガスとし
    たことを特徴とする請求項3記載の溶融炭酸塩型燃料電
    池発電システム。
  6. 【請求項6】 前記熱交換器の高温側に流す高温流体
    を、前記排熱回収ボイラーで発生した蒸気としたことを
    特徴とする請求項3記載の溶融炭酸塩型燃料電池発電シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記熱交換器の高温側にはバイパスライ
    ンが設置され、このバイパスラインと前記熱交換器側を
    通過する熱交換器流入ラインとの分岐部にはそれぞれの
    ラインに流す空気の流量を制御する流量制御手段が設け
    られたことを特徴とする請求項3、4、5または6記載
    の溶融炭酸塩型燃料電池発電システム。
  8. 【請求項8】 前記空気供給ラインにおいて前記空気供
    給源から前記燃料電池のカソード極まで直接空気を供給
    するラインに、このラインの空気を低温側に流すように
    熱交換器が設置されたことを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6または7記載の溶融炭酸塩型燃料電池発
    電システム。
  9. 【請求項9】 前記空気供給ラインにおいて前記空気供
    給源から前記改質器の燃焼部まで空気を供給するライン
    に、このラインの空気を低温側に流すように熱交換器が
    設置されたことを特徴とする請求項1、2、3、4、
    5、6または7記載の溶融炭酸塩型燃料電池発電システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記空気供給ラインにおいて前記改質
    器の燃焼部から排出される燃焼排ガスを含む空気を前記
    燃料電池のカソード極に供給するラインに、このライン
    の空気を低温側に流すように熱交換器が設置されたこと
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6または7記
    載の溶融炭酸塩型燃料電池発電システム。
  11. 【請求項11】 前記空気供給ラインには分岐点が形成
    されて該供給ラインが次の3つのライン、すなわち前記
    空気供給源から前記分岐点までの上流側ラインと、前記
    分岐点から前記燃料電池のカソード極までのカソード極
    側ラインと、前記分岐点から前記改質器の燃焼部までの
    燃焼部側ラインとに分けられ、 前記上流側ラインに、このラインの空気を低温側に流す
    ように熱交換器が設置されたことを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5、6または7記載の溶融炭酸塩型燃
    料電池発電システム。
  12. 【請求項12】 前記空気供給ラインには分岐点が形成
    されて該供給ラインが次の3つのライン、すなわち前記
    空気供給源から前記分岐点までの上流側ラインと、前記
    分岐点から前記燃料電池のカソード極までのカソード極
    側ラインと、前記分岐点から前記改質器の燃焼部までの
    燃焼部側ラインとに分けられ、 前記分岐部に、前記カソード極側ライン及び前記燃焼部
    側ラインに流す空気の流量を制御する流量制御手段が設
    けられたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7、8、9、10または11記載の溶融炭酸塩型燃
    料電池発電システム。
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