JPH10198862A - 直積み式自動販売機 - Google Patents

直積み式自動販売機

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JPH10198862A
JPH10198862A JP340897A JP340897A JPH10198862A JP H10198862 A JPH10198862 A JP H10198862A JP 340897 A JP340897 A JP 340897A JP 340897 A JP340897 A JP 340897A JP H10198862 A JPH10198862 A JP H10198862A
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JP
Japan
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pusher
detection
product
opening
end position
Prior art date
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Application number
JP340897A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Tomoda
一寿 共田
Masanobu Takahashi
正信 高橋
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1個の検出装置を用いてプッシャの位置検出
を行う。 【解決手段】 載置ユニット3上に商品5を前後2列の
直積み状態で収納し、プッシャ10を後端位置Aから前
端位置Cまでの間で往復移動させることにより、商品5
を一列分ずつ手前側へ送り出す直積み式自動販売機であ
って、前端位置Cと後端位置Aとの間に、商品収納列2
1a,21bの一列分ごとの送り出しが行える中間位置
Bを設定し、プッシャ10が後端位置A側に停止したこ
とと中間位置B側に停止したことを検出する検出装置2
2を設け、前記プッシャ10に係合してプッシャ10と
共に前後移動するスライド体25に、検出装置22をオ
ンオフさせる前後一対の検出用カム29,30を設け、
前部検出用カム29の前後長さを後部検出用カム30の
前後長さよりも短くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下に直積みされ
た商品が下方側より順次払い出される直積み式自動販売
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たばこなどの商品を上下に直積み
して収納している直積み式自動販売機としては、例えば
図12〜図14に示すものが挙げられる。
【0003】すなわち、自動販売機本体61の内部に
は、載置ユニット62が上下複数段に設けられ、各載置
ユニット62上に設けられた収納枠63内には、商品6
4が前後2列に直積み状態で収納されている。前記収納
枠63の下端部における前面には商品64を払い出す開
口部65が設けられている。
【0004】前記載置ユニット62には、後端位置Aか
ら中間位置Bを介して前端位置Cまで前後方向に往復駆
動されるスライド部材66と、このスライド部材66に
回動可能に支持されたプッシャ体67とからなるプッシ
ャ68が設けられている。そして、前進する際には、図
12に示すようにプッシャ体67が起立姿勢とされて、
商品64を一つずつ前方に押し出す一方、後退時には、
図13の仮想線で示すようにプッシャ体67が傾倒姿勢
となって商品64の下方を通過するようになっており、
これにより、商品64を前方だけに押し出して払い出す
ようになっている。
【0005】前記載置ユニット62には、プッシャ68
が後端位置A側に停止したことを検出する第1検出装置
69と、中間位置B側に停止したことを検出する第2検
出装置70とが設けられている。これら第1および第2
検出装置69,70としてはマイクロスイッチが用いら
れている。また、プッシャ68に係合してプッシャ68
とともに前後移動するスライド体71には、前記第1お
よび第2検出装置69,70をオンオフさせる検出用カ
ム72が設けられている。また、図12に示すように、
前部商品収納列75aの商品64の売切れおよび後部商
品収納列75bの商品64の売切れは前後一対の売切検
知レバー73,74によってそれぞれ検知される。
【0006】これによると、図13に示すように、プッ
シャ68が後端位置Aから中間位置Bまで前進すると、
後部商品収納列75bの最下段の商品64によって前部
商品収納列75aの最下段の商品64が押されて払い出
される。この際、プッシャ68と共にスライド体71も
前進するため、第1検出装置69が先にオンされて図1
4に示すような検出信号76が発生し、その直後、プッ
シャ68が中間位置Bに達すると、第2検出装置70が
オンされて検出信号77が発生する。これにより、プッ
シャ68が前進して後端位置Aから中間位置Bへ達した
ことが検出される。
【0007】その後、図12の仮想線で示すように、プ
ッシャ68がさらに前進して中間位置Bから前端位置C
に達すると、プッシャ68によって前部商品収納列75
aの最下段の商品64が押されて払い出される。前端位
置Cまで達したプッシャ68は、その後、後退して後端
位置Aまで戻る。この際、プッシャ68と共にスライド
体71も後退するため、第2検出装置70が先にオンさ
れて図14に示すような検出信号78(検出信号77と
同じ)が発生し、その直後、プッシャ68が後端位置A
へ戻ると、第1検出装置69がオンされて検出信号79
(検出信号76と同じ)が発生する。これにより、プッ
シャ68が後退して前端位置Cから後端位置Aへ戻った
ことが検出される。
【0008】また、図12に示すように売切検知レバー
73,74により、商品64を1個残して売切れが検知
された場合、プッシャ68が中間位置Bにあると、図1
3の仮想線で示すように、収納枠63内に商品64を充
填した際、充填の具合でプッシャ68のプッシャ体67
が傾倒姿勢となり、払い出し動作の際に、プッシャ68
が商品64を払い出すことなく商品64の下方を通過し
てしまい、空送りするといった不具合が生じた。したが
って、このような不具合を防止するために、売切れが検
知された場合、プッシャ68を後端位置Aへ戻すように
制御しているが、このためには、前記第1および第2検
出装置69,70を用いて、停止時のプッシャ68の位
置を検知しておく必要があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
従来形式では、2個の検出装置69,70を用いてプッ
シャ68の位置検出を行っているため、コストが高くな
った。
【0010】そこで本発明は、1個の検出装置を用いて
プッシャの位置検出を行うことを目的としたものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の発明は、載置ユ
ニット上の収納枠内に商品を複数列の直積み状態で収納
し、この収納枠の下端部における商品収納列方向の一方
向側に開口部を設け、前記載置ユニットに設けたプッシ
ャを、前記開口部から離れた奥寄りの商品の収納箇所よ
りも奥側である後端位置から開口部近傍の手前側である
前端位置までの間で移動させ、プッシャの前端位置側へ
の移動の際にプッシャを載置ユニット上に突出させて商
品の後側の面を押圧しながら手前側に送り動作を一列分
ずつ行って商品を前記開口部から払い出す一方、プッシ
ャの奥側への移動の際には商品を前記開口部から払い出
すことなく移動する直積み式自動販売機であって、前記
前端位置と後端位置との間に、商品収納列の一列分ごと
の送り出しが行える中間位置を設定し、前記載置ユニッ
トに、プッシャが後端位置側に停止したことと中間位置
側に停止したことを検出する検出装置を設け、前記プッ
シャに係合してプッシャとともに前後移動するスライド
体に、検出装置をオンオフさせる検出用カムを前後に複
数設け、これら検出用カムは前後方向の長さがそれぞれ
異なって形成されているものである。
【0012】これによると、プッシャが後端位置から中
間位置まで前進すると、後列最下段の商品によって前列
最下段の商品が押されて払い出される。この際、プッシ
ャと共にスライド体も前進するため、検出装置は複数の
検出用カムによりオンオフされる。この時、各検出用カ
ムは前後方向の長さがそれぞれ異なっているため、検出
装置から出力される検出信号の幅は各検出用カムの前後
方向の長さに応じて異なったものになる。
【0013】そして、プッシャは、さらに前進して中間
位置から前端位置に達し、その後、後退して前端位置か
ら後端位置へ戻る。この際、プッシャと共にスライド体
も後退するため、検出装置は複数の検出用カムによりオ
ンオフされる。この時、各検出用カムは前後方向の長さ
がそれぞれ異なっているため、検出装置から出力される
検出信号の幅は各検出用カムの前後方向の長さに応じて
異なったものになり、さらにプッシャの前進時とは前後
逆に並んだ検出信号が出力される。このように、プッシ
ャの前進時と後退時とでは、検出装置から出力される複
数の検出信号の並び方が前後で逆になるため、1個の検
出装置で、プッシャが後端位置側に停止したことと中間
位置側に停止したこととを区別して検出することができ
る。
【0014】請求項2記載の発明は、載置ユニット上の
収納枠内に商品を複数列の直積み状態で収納し、この収
納枠の下端部における商品収納列方向の一方向側に開口
部を設け、前記載置ユニットに設けたプッシャを、前記
開口部から離れた奥寄りの商品の収納箇所よりも奥側で
ある後端位置から開口部近傍の手前側である前端位置ま
での間で移動させ、プッシャの前端位置側への移動の際
にプッシャを載置ユニット上に突出させて商品の後側の
面を押圧しながら手前側に送り動作を一列分ずつ行って
商品を前記開口部から払い出す一方、プッシャの奥側へ
の移動の際には商品を前記開口部から払い出すことなく
移動する直積み式自動販売機であって、前記前端位置と
後端位置との間に、商品収納列の一列分ごとの送り出し
が行える中間位置を設定し、前記載置ユニットに、プッ
シャが後端位置側に停止したことと中間位置側に停止し
たことを検出する検出装置を設け、前記プッシャに係合
してプッシャとともに前後移動するスライド体に、検出
装置をオンオフさせる検出用カムを前後に少なくとも3
個設け、これら検出用カム間の前後間隔がそれぞれ異な
って形成されているものである。
【0015】これによると、プッシャが後端位置から中
間位置まで前進すると、後列最下段の商品によって前列
最下段の商品が押されて払い出される。この際、プッシ
ャと共にスライド体も前進するため、検出装置は複数の
検出用カムによりオンオフされる。この時、各検出用カ
ム間の前後間隔がそれぞれ異なっているため、検出装置
から出力される複数の検出信号間の間隔は、各検出用カ
ム間の前後間隔に応じて、異なったものになる。
【0016】そして、プッシャは、さらに前進して中間
位置から前端位置に達し、その後、後退して前端位置か
ら後端位置へ戻る。この際、プッシャと共にスライド体
も後退するため、検出装置は複数の検出用カムによりオ
ンオフされる。この時、各検出用カム間の前後間隔がそ
れぞれ異なっているため、検出装置から出力される複数
の検出信号間の間隔は、各検出用カム間の前後間隔に応
じて、異なったものになり、さらにプッシャの前進時と
は前後逆に並んだ検出信号が出力される。このように、
プッシャの前進時と後退時とでは、検出装置から出力さ
れる複数の検出信号の並び方が前後で逆になるため、1
個の検出装置で、プッシャが後端位置側に停止したこと
と中間位置側に停止したこととを区別して検出すること
ができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図8に基づいて説明する。図4に示すように、自動販
売機は、前面扉1を回動自在に支持している自動販売機
本体2内に、載置ユニット3を例えば上下に3段に有し
ている。これら載置ユニット3上に設けられた収納枠4
内には、商品5が前後2列に直積み状態で収納されてい
る。前記各収納枠4の下端部における前面には、商品5
を払い出す開口部6が形成されている。これらの収納枠
4にわたる前方位置には、上下に延びる共通払出通路7
が設けられているとともに、各開口部6と共通払出通路
7とを連通させる案内連通通路8が設けられている。
【0018】図1,図2,図5および図7に示すよう
に、前記各載置ユニット3にはそれぞれプッシャ10が
設けられている。これら各プッシャ10は、前記開口部
6から離れた奥寄りの商品5の収納箇所よりもさらに奥
側に設定された後端位置Aから中間位置Bを介して開口
部6の近傍の手前側である前端位置Cまでの間を前後に
往復移動可能なスライド部材11と、このスライド部材
11に回動可能に支持された三角形状のプッシャ体12
と、このプッシャ体12を起立姿勢側に向けて付勢する
ばね13とで構成されている。
【0019】前記スライド部材11は、載置ユニット3
に設けられた第1スライド面14に沿ってスライド自在
で、駆動装置15により駆動される。この駆動装置15
は、図6に示すように、載置ユニット3に水平に配置さ
れた前後一対のスプロケット16と、これら両スプロケ
ット16間にループ状に巻回された駆動チェン17と、
図7に示すように、ギヤボックス(図示せず)および両
スプロケット16を介して駆動チェン17を一方向に回
動させる駆動モータ18とから構成されている。図5,
図7に示すように、前記駆動チェン17の一箇所には、
上方へ突出した連結ピン19が立設され、この連結ピン
19が前記スライド部材11に形成された長溝20に嵌
入されており、これにより、プッシャ10は連結ピン1
9を介して駆動チェン17に連動連結される。
【0020】尚、プッシャ10が前進する際には図1に
示すように、プッシャ体12は起立姿勢となって載置ユ
ニット3上に突出し商品5の後側面を押圧しながら手前
側に送り動作を一列分ずつ行って商品5を開口部6から
払い出す。また、プッシャ10が後退する際には、図2
の仮想線で示すように、プッシャ体12が傾倒姿勢とな
って商品5の下方を通過するようになっており、これに
より、商品5を前方だけに押し出して払い出すようにな
っている。また、図2に示すように、前記中間位置Bは
前部商品収納列21aと後部商品収納列21bとの境界
付近に設定され、プッシャ10が中間位置Bまで前進す
ることにより、商品収納列21a,21bの一列分ごと
の送り出しが行える。
【0021】図1,図2に示すように、前記載置ユニッ
ト3の内部には、プッシャ10が後端位置A側に停止し
たことと中間位置B側に停止したことを検出する検出装
置22が設けられている。この検出装置22としてはマ
イクロスイッチが用いられており、検知突起部23が押
し込まれると、検出信号が出力される。
【0022】図1,図5,図7に示すように、前記プッ
シャ10のスライド部材11には一側方へ突出する平板
状の突部24が設けられ、この突部24はプッシャ10
の側方に配設されたスライド体25の前端部26および
後端部27に係合可能とされている。前記スライド体2
5は載置ユニット3に設けられた第2スライド面28に
沿って前後方向にスライド自在である。これにより、ス
ライド体25は、前後移動するプッシャ10に係合して
前後移動する。
【0023】図1,図2に示すように、前記スライド体
25の下面側には、前記検出装置22をオン・オフさせ
る台形状の検出用カム29,30が前後一対設けられて
いる。このうち前部検出用カム29の前後方向の長さL
1は後部検出用カム30の前後方向の長さL2よりも短
く形成されている。尚、図1に示すように、前記後端位
置Aは、スライド体25の移動により前部検出用カム2
9が検出装置22の検知突起部23のすぐ後側にくる位
置に対応している。また、図2に示すように、前記中間
位置Bは、スライド体25の移動により後部検出用カム
30が検知突起部23のすぐ前側にくる位置に対応して
いる。
【0024】図6,図8に示すように、前記載置ユニッ
ト3には、前部商品収納列21aの商品5の売切れを検
知する前部売切検知レバー31と、後部商品収納列21
bの商品5の売切れを検知する後部売切検知レバー32
とが設けられている。これら両売切検知レバー31,3
2はそれぞればね33により上方に付勢されている。ま
た、これらの売切検知レバー31,32は、収納枠4内
において前側または後側の商品5が収納されている場合
には、図8の仮想線で示すように商品5の重量により載
置ユニット3の内側に押し下げられた姿勢とされる一
方、前側または後側の商品5がなくなると、図8の実線
で示すように載置ユニット3より上方に突出し、この突
出状態が売切検知センサ34により検知される。尚、図
4に示すように、前記自動販売機本体2内には、売切検
知センサ34により売り切れが検知された際に、駆動モ
ータ18を駆動制御してプッシャ10を後端位置Aへ戻
す制御部35が設けられている。
【0025】以下、前記構成における作用を説明する。
プッシャ10が後端位置Aにある状態で、商品販売の信
号が入力されると、駆動モータ18が両スプロケット1
6を介して駆動チェン17を一方向へ回動させる。これ
により、図1に示すように、プッシャ10が後端位置A
から前進するため、起立姿勢となって載置ユニット3上
へ突出したプッシャ体12が後部商品収納列21bの最
下段の商品5の後側面を押圧しながら手前側へ送り動作
を一列分だけ行い、この商品5によって前部商品収納列
21aの最下段の商品5が押されて開口部6から払い出
される。
【0026】そして、図2に示すように、プッシャ10
が後端位置Aから中間位置Bまで前進した際、スライド
体25の前端部26がプッシャ10の突部24に係合し
て、プッシャ10と共にスライド体25も前進するた
め、検出装置22は前後一対の検出用カム29,30に
よりオン・オフされる。この時、先ず、前部検出用カム
29が検出装置22の検知突起部23を押し込み、その
直後、後部検出用カム30が再び検知突起部23を押し
込み、後部検出用カム30が後方から前方へ通過した
後、検知突起部23が元のように突出する。この際、両
検出用カム29,30の長さはL1<L2であるため、
図3の(イ)に示すように、検出装置22からは最初に
幅の狭い検出信号36が前部検出用カム29により出力
され、その直後、プッシャ10が中間位置Bに達する
と、幅の広い検出信号37が後部検出用カム30により
出力される。
【0027】その後、さらに商品販売の信号が入力され
ると、プッシャ10が中間位置Bから前進するため、起
立姿勢のプッシャ体12が前部商品収納列21aの最下
段の商品5の後側面を押圧しながら手前側へ送り動作を
一列分だけ行い、前部商品収納列21aの最下段の商品
5がプッシャ10で押されて開口部6から払い出され
る。
【0028】そして、プッシャ10は、中間位置Bから
前端位置Cまで前進した後、後退して前端位置Cから後
端位置Aへ戻る。この際、図2の仮想線で示すようにプ
ッシャ体12が傾倒して商品5の下方を通過するととも
に、スライド体25の後端部27がプッシャ10の突部
24に係合して、プッシャ10と共にスライド体25も
後退するため、検出装置22は前後一対の検出用カム2
9,30によりオン・オフされる。この時、先ず、後部
検出用カム30が検出装置22の検知突起部23を押し
込み、その直後、前部検出用カム29が再び検知突起部
23を押し込み、前部検出用カム29が前方から後方へ
通過した後、検知突起部23が元のように突出する。こ
の際、両検出用カム29,30の長さはL1<L2であ
るため、図3の(ロ)に示すように、検出装置22から
は最初に幅の広い検出信号37が後部検出用カム30に
より出力され、その直後、プッシャ10が後端位置Aに
達すると、幅の狭い検出信号36が前部検出用カム29
により出力される。
【0029】したがって、図3の(イ)と(ロ)に示す
ように、プッシャ10の前進時と後退時とでは、検出装
置22から出力される検出信号36,37の並び方が前
後で逆になるため、1個の検出装置22で、プッシャ1
0が後端位置A側に停止したことと中間位置B側に停止
したこととを区別して検出することができる。
【0030】また、図8に示すように、前部商品収納列
21aまたは後部商品収納列21bの商品5が売切れに
なった場合、前部売切検知レバー31または後部売切検
知レバー32を介して売切検知センサ34により売切れ
が検知される。この際、検出装置22によってプッシャ
10が中間位置Bに停止していることが検出された場
合、制御部35が駆動モータ18を駆動制御してプッシ
ャ10を後端位置Aまで戻し、また、検出装置22によ
ってプッシャ10が既に後端位置Aに停止していること
が検出された場合、駆動モータ18は駆動制御されな
い。
【0031】このように、1個の検出装置22でプッシ
ャ10の位置を検出することができるため、コストダウ
ンが実施できる。前記実施の形態では検出装置22の一
例としてマイクロスイッチを挙げたが、リミットスイッ
チや光電スイッチまたは近接スイッチを用いてもよい。
【0032】前記実施の形態では、前部検出用カム29
の前後方向の長さL1を後部検出用カム30の前後方向
の長さL2よりも短く(L1<L2)形成しているが、
これとは逆に、L1>L2であってもよい。
【0033】前記実施の形態では、スライド体25に前
後一対(すなわち2個)の検出用カム29,30を設け
たが、前後で3個以上設けてもよい。以下に、本発明の
他の実施の形態を図9〜図11に基づいて説明する。
【0034】スライド体25の下面側には、検出装置2
2をオン・オフさせる3個の検出用カム45,46,4
7が前後方向に設けられている。これら検出用カム4
5,46,47は同一形状の台形状に形成されており、
前部検出用カム45と中間部検出用カム46との間の前
後間隔S1は、中間部検出用カム46と後部検出用カム
47との間の前後間隔S2よりも狭く設定されている。
尚、後端位置Aは、スライド体25の移動により前部検
出用カム45が検出装置22の検知突起部23のすぐ後
側にくる位置に対応している。また、前記中間位置B
は、スライド体25の移動により後部検出用カム47が
検知突起部23のすぐ前側にくる位置に対応している。
【0035】以下に、前記構成における作用を説明す
る。図10に示すように、プッシャ10が後端位置Aか
ら中間位置Bまで前進した際、スライド体25の前端部
26がプッシャ10の突部24に係合して、プッシャ1
0と共にスライド体25も前進するため、検出装置22
は各検出用カム45,46,47によりオン・オフされ
る。この時、先ず、前部検出用カム45が検出装置22
の検知突起部23を押し込み、その直後、中間部検出用
カム46が再び検知突起部23を押し込み、その直後、
さらに後部検出用カム47が検知突起部23を押し込
み、後部検出用カム47が後方から前方へ通過した後、
検知突起部23が元のように突出するため、図11の
(イ)に示すように、検出装置22から3個の検出信号
48,49,50が出力される。この際、各検出用カム
45,46,47間の前後間隔はS1<S2に設定され
ているため、前部検出用カム45による検出信号48と
中間部検出用カム46による検出信号49との間隔P1
は中間部検出用カム46による検出信号49と後部検出
用カム47による検出信号50との間隔P2よりも狭く
なる。
【0036】その後、前端位置Cまで前進したプッシャ
10が後退して前端位置Cから後端位置Aへ戻る際、ス
ライド体25の後端部27がプッシャ10の突部24に
係合して、プッシャ10と共にスライド体25も後退す
るため、検出装置22は各検出用カム45,46,47
によりオン・オフされる。この時、先ず、後部検出用カ
ム47が検出装置22の検知突起部23を押し込み、そ
の直後、中間部検出用カム46が再び検知突起部23を
押し込み、その直後、さらに前部検出用カム45が検知
突起部23を押し込み、前部検出用カム45が前方から
後方へ通過した後、検知突起部23が元のように突出す
るため、図11の(ロ)に示すように、検出装置22か
ら3個の検出信号50,49,48が出力される。この
際、各検出用カム45,46,47間の前後間隔はS1
<S2に設定されているため、前部検出用カム45によ
る検出信号48と中間部検出用カム46による検出信号
49との間隔P1は、中間部検出用カム46による検出
信号49と後部検出用カム47による検出信号50との
間隔P2よりも狭くなる。
【0037】したがって、図11の(イ)と(ロ)に示
すように、プッシャ10の前進時と後退時とでは、検出
装置22から出力される検出信号48,49,50の並
び方が前後で逆になるため、1個の検出装置22で、プ
ッシャ10が後端位置A側に停止したことと中間位置B
側に停止したこととを区別して検出することができ、コ
ストダウンが実施できる。
【0038】前記他の実施の形態では、前部検出用カム
45と中間部検出用カム46との間の前後間隔S1を中
間部検出用カム46と後部検出用カム47との間の前後
間隔S2よりも狭く(S1<S2)設定したが、これと
は逆に、S1>S2であってもよい。
【0039】前記他の実施の形態では、スライド体25
に前後で3個の検出用カム45,46,47を設けた
が、4個以上設けてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
1個の検出装置で、プッシャが後端位置側に停止したこ
とと中間位置側に停止したこととを区別して検出するこ
とができるため、検出装置の数を減らすことができ、コ
ストダウンが実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における直積み式自動販売
機の後端位置にあるプッシャの側面図である。
【図2】同、直積み式自動販売機の中間位置にあるプッ
シャの側面図である。
【図3】同、直積み式自動販売機の検出装置による検出
信号の図である。
【図4】同、直積み式自動販売機の内部構成を示す側面
図である。
【図5】同、直積み式自動販売機のプッシャの分解斜視
図である。
【図6】同、直積み式自動販売機のプッシャの駆動装置
の平面図である。
【図7】同、直積み式自動販売機の載置ユニットの正面
断面図である。
【図8】同、直積み式自動販売機の売切検知レバーの側
面図である。
【図9】本発明の他の実施の形態における直積み式自動
販売機の後端位置にあるプッシャの側面図である。
【図10】同、直積み式自動販売機の中間位置にあるプ
ッシャの側面図である。
【図11】同、直積み式自動販売機の検出装置による検
出信号の図である。
【図12】従来の直積み式自動販売機の後端位置にある
プッシャの側面図である。
【図13】従来の直積み式自動販売機の中間位置にある
プッシャの側面図である。
【図14】従来の直積み式自動販売機の検出装置による
検出信号の図である。
【符号の説明】
3 載置ユニット 4 収納枠 5 商品 6 開口部 10 プッシャ 21a,21b 商品収納列 22 検出装置 25 スライド体 29,30 検出用カム 45,46,47 検出用カム A 後端位置 B 中間位置 C 前端位置 L1,L2 検出用カムの前後方向長さ S1,S2 検出用カム間の前後間隔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 載置ユニット上の収納枠内に商品を複数
    列の直積み状態で収納し、この収納枠の下端部における
    商品収納列方向の一方向側に開口部を設け、前記載置ユ
    ニットに設けたプッシャを、前記開口部から離れた奥寄
    りの商品の収納箇所よりも奥側である後端位置から開口
    部近傍の手前側である前端位置までの間で移動させ、プ
    ッシャの前端位置側への移動の際にプッシャを載置ユニ
    ット上に突出させて商品の後側の面を押圧しながら手前
    側に送り動作を一列分ずつ行って商品を前記開口部から
    払い出す一方、プッシャの奥側への移動の際には商品を
    前記開口部から払い出すことなく移動する直積み式自動
    販売機であって、前記前端位置と後端位置との間に、商
    品収納列の一列分ごとの送り出しが行える中間位置を設
    定し、前記載置ユニットに、プッシャが後端位置側に停
    止したことと中間位置側に停止したことを検出する検出
    装置を設け、前記プッシャに係合してプッシャとともに
    前後移動するスライド体に、検出装置をオンオフさせる
    検出用カムを前後に複数設け、これら検出用カムは前後
    方向の長さがそれぞれ異なって形成されていることを特
    徴とする直積み式自動販売機。
  2. 【請求項2】 載置ユニット上の収納枠内に商品を複数
    列の直積み状態で収納し、この収納枠の下端部における
    商品収納列方向の一方向側に開口部を設け、前記載置ユ
    ニットに設けたプッシャを、前記開口部から離れた奥寄
    りの商品の収納箇所よりも奥側である後端位置から開口
    部近傍の手前側である前端位置までの間で移動させ、プ
    ッシャの前端位置側への移動の際にプッシャを載置ユニ
    ット上に突出させて商品の後側の面を押圧しながら手前
    側に送り動作を一列分ずつ行って商品を前記開口部から
    払い出す一方、プッシャの奥側への移動の際には商品を
    前記開口部から払い出すことなく移動する直積み式自動
    販売機であって、前記前端位置と後端位置との間に、商
    品収納列の一列分ごとの送り出しが行える中間位置を設
    定し、前記載置ユニットに、プッシャが後端位置側に停
    止したことと中間位置側に停止したことを検出する検出
    装置を設け、前記プッシャに係合してプッシャとともに
    前後移動するスライド体に、検出装置をオンオフさせる
    検出用カムを前後に少なくとも3個設け、これら検出用
    カム間の前後間隔がそれぞれ異なって形成されているこ
    とを特徴とする直積み式自動販売機。
JP340897A 1997-01-13 1997-01-13 直積み式自動販売機 Pending JPH10198862A (ja)

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