JPH10198800A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH10198800A
JPH10198800A JP9004585A JP458597A JPH10198800A JP H10198800 A JPH10198800 A JP H10198800A JP 9004585 A JP9004585 A JP 9004585A JP 458597 A JP458597 A JP 458597A JP H10198800 A JPH10198800 A JP H10198800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
image data
data
unit
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9004585A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiharu Yoshida
慶春 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP9004585A priority Critical patent/JPH10198800A/ja
Publication of JPH10198800A publication Critical patent/JPH10198800A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimiles In General (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ページメモリの1ワード幅に拘わらず、任意
サイズの画像データに対して90度単位の画像データ回
転処理を高速に行うと共に、回転処理後の画像データを
任意の位置に配置可能にする。 【解決手段】 ページメモリ106の1ワード幅に合う
ようにダミーデータを付加した回転処理の対象画像Aの
回転処理後の8画素単位の画像データ50を、ページメ
モリ制御部124で、有効画素情報54に基づいて回転
処理の対象となる画像を構成する画素か否かを検出し、
検出結果に応じて、データレジスタに保持された背景画
像Bの背景画像データ64と、この検出された回転処理
の対象画像Aの画素に対応する回転処理後の画像データ
54と選択して、ダミーデータを含まない合成画像デー
タ68を合成して、ページメモリ106に格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置に関
し、特に、画像の回転処理を行う画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、画像を所定の角度に回転させて出
力させる画像処理装置が提案されている。
【0003】例えば、特開平2−235181号公報に
は、90度単位の角度での回転処理をリアルタイムで行
い、ページメモリに格納する装置が開示されている。こ
の装置では、入力された画像データが配置されるべきビ
ット位置を含むページメモリの番地から1ワードを読み
出して、前記ワード内のビット位置を指定し、このビッ
ト位置のデータを前記入力された画像データで書き換え
て、再びページメモリの同じ番地に書込むことによっ
て、最終的に1ページ分の回転画像が得られるようにし
ている。しかし、画像データが入力するたびに、1ワー
ドの書換え処理を行わなければならない。このため、画
像データの入力速度は、この読み込み処理と書込み処理
を行う際のページメモリのアクセス速度を越えることが
できず、高速処理を行うことができない。
【0004】これに対して、特開平5−108812号
公報には、90度単位の角度での画像回転処理を高速で
実行可能な装置500が開示されている。
【0005】図11に示されるように、この装置500
は、回転処理を施した後の画像データを出力するために
2つのバッファメモリ506、507を有している。こ
の装置500に順次入力される画像データは、1画素の
階調数を示す1画素あたりのビット数(以下、画像構造
と呼ぶ)Nと、ページメモリ520の1ワードのビット
幅Mとの比率に応じたM/Nライン分のデータにより1
つのブロックを構成し、このブロック単位で2つのバッ
ファメモリ506、507に交互に書き込まれるように
なっている。
【0006】また、この装置500では、バッファメモ
リ506、507に書き込まれた1ブロック分の画像デ
ータを、回転角度に応じてバッファメモリ読み出し制御
部504で生成される読み出しアドレスから、順次読み
出し、読み出したデータを並べ替えて、指定された角度
で回転処理されたページメモリ530の1ワード分に対
応したデータを生成する。生成された1ワードのデータ
を、指定された回転角度に応じて算出されたページメモ
リ520のアドレスに書込むことによって、順次入力さ
れた画像データに対して指定された回転処理を施し、ペ
ージメモリ530上に展開することができる。
【0007】一方、特開平7−121693号公報に
は、前記同様に90度単位の高速回転処理を、画像構造
が異なる画像データに対して対応できるような装置60
0が開示されている。
【0008】図12に示されるように、画像構造を設定
する画像構造レジスタを有し、このレジスタに設定され
た画像構造に応じてバッファメモリ書込み制御部603
及びバッファメモリ読み出し制御部604の処理と、バ
ッファメモリ606、607から読み出したデータのワ
ード合成部608での処理とを制御することにより、複
数種類の画像構造に対応できるようようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの装置
500、600では、ページメモリ530、630の1
ワード幅によって回転対象となる画像サイズが制限さ
れ、回転処理後の画像データをページメモリ530、6
30の任意の位置に貼り付けたい場合にも、微細な位置
あわせができないという問題がある。
【0010】例えば、画像構造Nが8、ページメモリの
1ワード幅Mが32の場合、回転対象となる画像サイズ
は、縦、横方向とも、8/32となる4の倍数の画素数
でなれば回転処理を行うことができない。
【0011】また、図13(A)に示されるような、縦
サイズSyが18画素、横サイズSxが14画素で構成
される矩形領域700内の文字「A」を回転処理したい
場合、矩形領域700の縦サイズSy及び横サイズSx
が共に4の倍数でないため、縦サイズ及び横サイズが共
に4の倍数となる外側の矩形領域720での回転処理し
か行うことができない。
【0012】さらに、図14(B)に示されるように、
文字「A」を90度回転させた場合には、外側の矩形領
域720全体で回転処理するため、文字「A」は中央部
分で回転する。このため、例えば、図14(C)に示さ
れるように、矩形領域700の文字「A」のみを左隅に
移動させることはできない。
【0013】本発明は上記事実を考慮して成されたもの
で、ページメモリの1ワード幅に拘わらず、任意サイズ
の画像データに対して90度単位の画像データ回転処理
を高速に行い、更に、回転処理後の画像データを任意の
位置に配置することができる画像処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
画像の回転処理を行う画像処理装置において、画像デー
タを座標に対応させて所定数の画素単位ごとに記憶する
記憶手段と、回転処理の対象画像の画像データに対し
て、回転処理する画像データの画素数に応じてダミーデ
ータを付加し、回転処理後の画像データとして、所定数
の画素単位ごとに指定された角度とするための座標を与
える回転処理手段と、前記回転処理後の画像データの画
素ごとに、回転処理の対象画像を構成する画素か否かを
検出する検出手段と、前記検出手段により検出された画
素を含む座標に対応させて、前記記憶手段に記憶された
画像データを該記憶手段から読み込む読み込み手段と、
前記読み込み手段によって読み込まれた画像データと、
検出手段の検出結果に基づいて前記ダミーデータを除い
た回転処理後の画像データとを合成する合成手段と、前
記合成手段によって合成された画像データを前記記憶手
段に書き込む合成データ書込み手段と、を備えることを
特徴としている。
【0015】この発明では、回転処理する画像データの
画素数に応じてダミーデータが付加された回転処理後の
対象画像の画像データを、画素ごとに、回転処理の対象
画像を構成する画素か否かを検出し、この検出結果に基
づいてダミーデータを除いた回転処理後の画像データ
と、記憶手段から読み込まれた画像データとを合成す
る。これにより、回転処理の対象画像を構成する画素
に、ダミーデータを含まない回転処理後の画像データが
対応し、それ以外の画素には、記憶手段から読み込まれ
た画像データが対応し、このようにして合成された合成
データを記憶手段に記憶することができる。
【0016】この結果、記憶手段に格納される回転処理
後の画像データにはダミーデータが含まれることがな
く、簡単な処理で回転処理の対象となる画像の画像デー
タを書き込むことができる。例えば、回転処理の対象画
像の画像データがページメモリの1ワード幅に合わなく
ても、1ワード幅に合うように付加されたダミーデータ
の分を、記憶手段から読み込んだ例えば背景画像の画像
データとして合成するため、簡単な処理でダミーデータ
を含まない1ワード幅の合成データを迅速に生成するこ
とができる。また、ダミーデータを付加したあとにダミ
ーデータを除くため、回転対象となる画像データを必要
な部分だけで構成することができる。
【0017】したがって、記憶手段の1ワード幅に拘わ
らず、画像データの回転処理を高速に行うことができ
る。また、回転対象の画像を構成する画素に対応した画
像データのみを記憶手段に格納するため、回転処理後の
画像データを任意の位置に配置することができる。
【0018】ここでダミーデータは、1ワード幅に合わ
せるために付加される回転処理の対象画像以外の画像デ
ータであり、記憶手段の1ワード幅に合わせるために追
加されるデータをいう。
【0019】請求項2に記載の発明は、前記合成手段
が、前記読み込み手段によって前記記憶手段から読み込
んだ画像データを保持する保持手段を備え、前記検出手
段が回転処理の対象画像の画素を検出したときに、この
回転処理後の画像データを前記記憶手段に書込み、前記
検出手段が回転処理の対象画像の画素以外の画素を検出
したときに、前記合成手段が、読み込み手段によって読
み込んで保持手段に保持した画像データと回転処理後の
画像データとを合成することを特徴としている。
【0020】この発明によれば、検出手段によって回転
処理の対象画像を構成する画素を検出したときには、保
持手段を用いずに回転処理後の画像データをそのまま記
憶手段に書き込む。一方、検出手段によって回転処理の
対象の画像を構成する画素以外の画素を検出されたとき
には、記憶手段から画像データを保持手段に読み出して
保持し、この保持された画像データと回転処理後の画像
データとを合成する。
【0021】これにより、回転処理の対象画像を構成す
る画素以外の画素を検出したときのみ保持手段に画像デ
ータを保持するので、全ての画像データを保持手段に読
み込む必要がなく、高速に処理することができる。ま
た、保持手段において合成することができるので、回転
処理後の画像データと、読み込まれた画像データとを効
率よく構成することができる。
【0022】請求項3に記載の発明は、画像の回転処理
を行う画像処理装置において、画像データを座標に対応
させて所定数の画素単位ごとに記憶すると共に、同一ア
ドレス内の領域に対して所定単位ごとに書込み制御が可
能な書込み制御記憶手段と、回転処理の対象画像の画像
データに対して、回転処理する画像データの画素数に応
じてダミーデータを付加し、回転処理後の画像データと
して、所定数の画素単位ごとに指定された角度とするた
めの座標を与える回転処理手段と、前記回転処理後の画
像データの所定単位ごとに、回転処理の対象画像を構成
する画素か否かを検出する検出手段と、前記検出手段の
検出結果に応じてダミーデータが除かれた回転処理後の
画像データを前記書込み制御記憶手段に書き込む画像デ
ータ書込み手段と、を備えたことを特徴としている。
【0023】この発明によれば、回転処理する画像デー
タの画素数に応じてダミーデータが付加された回転処理
後の画像データが、同一アドレス内の領域に対して所定
単位ごとに書込み制御が可能な書込み制御記憶手段に、
検出手段の検出結果に応じて選択的に座標が与えられ
て、ダミーデータが除かれて書き込まれる。
【0024】この結果、記憶手段に格納される回転処理
後の画像データにはダミーデータが含まれることがな
く、簡単な処理で回転処理の対象となる画像の画像デー
タを書き込むことができる。例えば、回転処理の対象画
像の画像データがページメモリの1ワード幅に合わなく
ても、1ワード幅に合うように付加されたダミーデータ
の分は、既にページメモリに格納されている背景画像の
画像データがそのまま用いられる。これによって、簡単
な処理でダミーデータを含まない画像データからなる所
定単位の画素単位の合成画像データをページメモリに格
納することができる。
【0025】したがって、ページメモリの1ワード幅に
拘わらず、画像データの回転処理を高速に行うことがで
きる。また、回転対象の画像を構成する画素に対応した
画像データのみを記憶手段に格納するため、回転処理後
の画像データを任意の位置に配置することができる。
【0026】請求項4に記載の発明は、前記検出手段
が、画像回転角度と、回転処理の対象画像のサイズと、
回転処理後の画像データを前記記憶手段へ書き込む際の
起点座標とから、回転処理の対象画像を構成する画素か
否かを検出することを特徴としている。
【0027】この発明によれば、回転処理対象の画像の
サイズ、画像回転角度、起点座標を、そのまま利用して
回転処理の対象となる画像を構成する画素を検出するの
で、容易に且つ正確に行うことができる。
【0028】本発明の画像処理装置は、請求項5に記載
のように、順次入力される回転処理の対象画像の画像デ
ータを一時記憶する一時記憶手段と、前記一時記憶手段
から、回転角度に応じて指定された番地のデータを読み
出す番地データ読み出し手段と、前記記憶手段又は書込
み制御記憶手段へ前記読み出されたデータを書き込むた
めの書込み座標を算出する座標算出手段と、をさらに有
することができる。
【0029】これによって、入力された画像データを一
時記憶手段を介して所定数の画素単位ごとに回転処理さ
れて、座標算出手段によって記憶手段又は書込み制御記
憶手段に書き込む座標が算出される。
【0030】また、この一時記憶手段は、請求項6に記
載のように、入力される画像データが所定ラインごとに
交互に書込まれ、前記番地データ読み出し手段によって
所定ラインごとに交互に読み出し可能な、第1及び第2
のバッファメモリからなるとしてもよい。
【0031】これによれば、2つのバッファメモリを交
互に使用することにより、リアルタイムで画像処理を行
うことができる。
【0032】さらに、この座標算出手段は、請求項7に
記載のように、画像回転角度と、回転処理対象の画像の
サイズと、回転処理後の画像データを前記記憶手段又は
書込み制御記憶手段へ書き込む際の起点座標とから、順
次前記書込み座標を算出してもよい。
【0033】これによれば、これらの情報を利用して、
容易に書込み座標を算出することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
【0035】[第1の実施の形態]図1には本実施の形
態に係る画像処理装置100が示されている。画像処理
装置100には、制御手段102、画像回転処理手段1
04及びページメモリ106が備えられている。
【0036】ページメモリ106は、所定のワード幅M
のデータが記憶可能となっており、回転処理された画像
の画像データが記憶される。ページメモリ106には、
図示しない他の手段、例えば、画像記録手段等が接続可
能となっており、これにより、ページメモリ106に記
憶された画像データが出力可能となる。
【0037】制御手段102は、画像の回転処理に必要
な回転角度情報16及び領域情報18を設定し、画像回
転処理手段104の角度レジスタ108及び領域レジス
タ110に各々出力する。領域レジスタ110では、制
御手段102からの領域情報18に基づいて、入力画像
サイズ情報20及び起点座標情報22が設定される。
【0038】画像回転処理手段104は、バッファメモ
リ書込み制御部112及びバッファメモリ読み出し制御
部114を備えている。
【0039】バッファメモリ書込み制御部112は、図
示しない画像入力手段と接続されている。
【0040】画像入力手段は、バッファメモリ書込み制
御部112に対して、画像入力要求信号10を出力す
る。バッファメモリ書込み制御部112は、図示しない
画像入力手段に対して画像入力許可信号12を出力す
る。この画像入力手段からの画像入力要求信号10とバ
ッファメモリ書込み制御部112からの画像入力許可信
号12とのハンドシェイク制御が行われて、画像回転処
理手段104に、画像入力手段から画像データ14が入
力する。
【0041】バッファメモリ書込み制御部112及びバ
ッファメモリ読み込み制御部114には、各々、角度レ
ジスタ108及び領域レジスタ110が接続され、角度
レジスタ108及び領域レジスタ110から、回転角度
情報16と、領域情報18及び起点座標情報22とが入
力する。
【0042】また、バッファメモリ書込み制御部112
及びバッファメモリ読み出し制御部114は、各々バッ
ファメモリ制御部116を介して、バッファメモリ11
8、120に接続されている。バッファメモリ118、
120は、それぞれ画像構造Nとページメモリ106の
ワード幅Mに対応して、M/Nライン分の入力画像デー
タを格納可能な容量を備えている。
【0043】バッファメモリ書込み制御部112は、入
力された回転角度情報16、入力画像サイズ情報20及
び起点座標情報22に基づいて、バッファメモリ書込み
信号24、バッファメモリ書込みアドレス26及びバッ
ファメモリ書込みデータ28を出力し、バッファメモリ
制御部116によるバッファメモリ118、120への
画像データ14の書込み処理を制御する。バッファメモ
リ制御部116では、バッファメモリ書込み制御部11
2による制御に基づいて、制御を行い、入力された画像
データをバッファメモリ118、120に書き込む。
【0044】バッファメモリ書込み制御部112による
バッファメモリ118、120のアドレス生成順序は、
図3に示されるように、○で示すスタート位置から図の
実線で示すように発生される。なお、図4においてX方
向は主走査方向アドレス、Y方向はライン方向アドレス
を示す。Nxは入力画像データの主走査方向の画素数を
示す。バッファメモリ書込み制御部112では、M/N
ライン分の画像データを1ブロックとして扱い、1ブロ
ック分の画像データの書込みが終了した時点でバッファ
メモリ書込み終了信号30を出力すると共に、バッファ
メモリ切換信号32を出力する。これにより、2つのバ
ッファメモリ118、120への書込み処理が切り換え
られる。
【0045】バッファメモリ読み出し制御部114に
は、制御手段102によって設定された回転角度情報1
6と、領域情報18中に含まれる入力サイズ情報20及
び起点座標情報22が入力する。バッファメモリ読み出
し制御部114は、これらの情報に基づいて、バッファ
メモリ読み出しアドレスの制御を行い、バッファメモリ
118、120に書き込まれた画像データの読み出しを
行う。
【0046】バッファメモリ読み出し処理でのバッファ
メモリ読み出しアドレスの発生は、図4に示されるよう
に、回転角度0℃及び180度(図4(A)参照)、回
転角度90度(図4(B)参照)並びに回転角度270
度(図4(C)参照)の場合に、各々○で示されるスタ
ート位置から実線で示すように発生される。バッファメ
モリ118、120からの読み出し処理は、書込み処理
と同様に、M/Nライン分の画像データを1ブロックと
して扱い、各回転角度に応じてアドレスを生成し、バッ
ファメモリ118、120から画像データを読み出す。
1ブロックの画像データの読み出し処理が終了した時点
でバッファメモリ読み出し終了信号36を出力する。
【0047】バッファメモリ制御部116は、バッファ
メモリ118、120に対する1ブロック(M/Nライ
ン)分の画像データの書込み及び読み出し処理を制御す
る。バッファメモリ118、120の書込み処理及び読
み出し処理は、バッファメモリ118、120の一方の
書込みと他方の読み出しの処理動作が終了した時点で処
理の切り換えられることによって、交互に行われる。
【0048】ところで、バッファメモリ118、120
から画像データを読み出すときに、回転処理の対象画像
のサイズ及び回転角度に応じて、画像データにダミーデ
ータを付加する。
【0049】図5に示されるように、回転処理後の画像
データをページメモリ106の1ワード幅Mに合わせる
ため、回転処理対象の画像(図5(A)参照)の画像サ
イズ及び回転角度に応じて、バッファメモリ118、1
20に書き込まれた回転対象となる画像データに、点線
で囲まれた領域の画像データとしてダミーデータを付加
する。すなわち、0度回転(図5(B)参照)、180
度回転(図5(C)参照)、90度回転(図5(D)参
照)及び270度回転(図5(E)参照)の場合に、各
々、図5の左右方向にダミーデータ領域が付加される。
【0050】バッファメモリ制御部116は、ワード合
成部122を介して、ページメモリ制御部124に接続
されている。
【0051】ワード合成部122には、バッファメモリ
制御部116から出力された画像データ50が入力す
る。この画像データ50には、ページメモリ106のワ
ード幅Mに合わせるためにダミーデータが付加されてい
る。
【0052】ワード合成部122では、このダミーデー
タが付加され、ページメモリ106の1ワード幅Mに適
合したブロックごとの画像データ50を合成して、1ワ
ード合成画像データ52を生成する。ワード合成部12
2は、生成した1ワード合成画像データ52をページメ
モリ制御部124に入力する。
【0053】角度レジスタ108及び領域レジスタ11
0は、また、有効画素検出部126を介してページメモ
リ制御部124に接続されている。
【0054】有効画素検出部126には、制御手段10
2によって設定された回転角度情報16と、入力サイズ
情報20と、起点座標情報22とが、角度レジスタ10
8及び領域レジスタ110から入力する。有効画素検出
部126は、これらの情報から、ワード合成部122が
出力する1ワード合成画像データ52のどの画素が回転
対象の画像を構成する画素かを検出する。すなわち、ワ
ード合成部122で合成された1ワード合成画像データ
52中のダミーデータの画素と、回転処理の対象となっ
ている画像を構成する画素とを判別する。この検出結果
は、有効画素情報54として、ページメモリ制御部12
4に出力される。
【0055】また、角度レジスタ108及び領域レジス
タ110は、アドレス生成部128を介して、ページメ
モリ106に接続されている。
【0056】アドレス生成部128では、制御手段10
2によって設定された回転角度情報16、入力画像サイ
ズ情報20、起点座標情報22に基づいて、図6に示す
順序で各回転角度に応じてページメモリ106へのペー
ジメモリアドレス56を算出する。すなわち、アドレス
は、0度(図6(A)参照)、180度(図6(B)参
照)、90度(図6(C)参照)及び270度(図6
(D)参照)の各角度に応じて、異なる順序(始点:
○、終点:●)で生成される。なお、図6においてNx
はX方向でのサイズ、NyはY方向でのサイズを表す。
得られたページメモリアドレス56は、ページメモリ1
06に入力する。
【0057】ページメモリ制御部124には、ワード合
成部122及び有効画素検出部126に接続されて、各
々、1ワード合成画像データ52と、有効画素情報54
が入力する。
【0058】図2に示されるように、ページメモリ制御
部124には、メモリ書込み部130、メモリ読み込み
部132、データレジスタ134及びデータ合成部13
6が備えられている。
【0059】メモリ書込み部130及びメモリ読み込み
部132には、有効画素検出部126が接続され、有効
画素検出部126から有効画素情報54がメモリ書込み
部130及びメモリ読み込み部132に入力する。メモ
リ書込み部130は、ページメモリ106に接続され、
ページメモリ106へのデータの書込み処理を行う際
に、書込み許可信号58及びページメモリ書込み信号6
0をページメモリ106に出力する。
【0060】メモリ読み込み部132は、ページメモリ
106に接続している。メモリ読み込み部132は、ペ
ージメモリ106からの読み出し処理を行う際に、ペー
ジメモリ読み出し信号62を出力する。ページメモリ1
06では、ページメモリ読み出し信号62に応じて、ペ
ージメモリ106に記憶された合成画像データ64を出
力する。また、ページメモリ106は、データレジスタ
134を介してもページメモリ106と接続されてい
る。データレジスタ134には、メモリ読み込み部13
2による読み込み処理によってページメモリ106から
読み出された合成画像データ64が入力する。これによ
り、データレジスタ134に合成画像データ64が保持
される。
【0061】データ合成部136は、有効画像検出部1
26及びワード合成部122に接続されており、有効画
像情報54及び1ワード合成画像データ52が入力す
る。また、データ合成部136は、データレジスタ13
4に接続されており、読み出し処理によってデータレジ
スタ134に保持された保持データ66が、データ合成
部136からデータレジスタ134に入力する。データ
合成部136は、有効画像情報54に応じて、保持デー
タ66と1ワード合成画像データ52とを選択的に出力
する。このため、ページメモリ106には、保持データ
66及び1ワード合成画像データ52が選択的にページ
メモリ106に入力し、保持データ66と1ワード合成
画像データ52とが混合されて合成された出力画像デー
タが生成される。
【0062】従って、画像回転処理手段104では、ペ
ージメモリ106の1ワード幅Mと一致しない対象画像
Aの画像データをページメモリ106の1ワード幅Mに
合わせるためのダミーデータ付加処理と、ダミーデータ
付加後の画像において有効な画素を検出する有効画素検
出処理と、回転処理後の対象画像Aの出力画像データを
生成する出力画像データ生成処理と、が実行可能となっ
ている。
【0063】次に、本実施の形態の作用について説明す
る。図7(A)には、回転処理を行う回転処理の対象画
像の一例として対象画像Aが示されている。対象画像A
は、110×110の画素数からなる大きさを有してい
る。このため、基準位置では、110画素数P×110
ライン数Lのサイズであり、図7(A)において左上
に、基準点Dが定められている。
【0064】図7(B)には、この対象画像Aを、背景
となる背景画像B上の位置Cにおいて90度回転処理し
て貼り付けた場合が示されている。背景画像Bの主走査
方向の画素数PB は2048画素であり、背景画像Bの
画像データである背景画像データ64は既にページメモ
リ106内の1アドレスに8画素単位で格納されてい
る。背景画像Bの位置Cは、回転した画像をはめ込む基
準座標であり、4020H番地の3画素目とする。以
下、このような場合を例に、本発明を説明する。
【0065】制御手段102では、入力される対象画像
Aに対して、90度の回転処理を行うために、回転角度
情報16として90度、領域情報18としてXサイズ1
10画素、Yサイズ110ライン、起点座標情報22と
して4020Hの3画素目の値がそれぞれ設定される。
対象画像Aは、図示しない画像入力手段から、画像回転
処理手段104と図示しない画像入力手段との間でのハ
ンドシェイク制御によって入力する。
【0066】回転処理の体操画像Aの画像データ14が
入力されると、バッファメモリ書込み制御部112の制
御によって発生したバッファメモリ118、120のア
ドレスに、画像データ14が格納される。このとき、バ
ッファメモリ118、120への書込み処理は、バッフ
ァメモリ118、120の1ブロック(8ライン)分の
画像データごとに切り換えられて、バッファメモリ11
8、120に格納される。
【0067】このとき、対象画像Aの画像データ14
は、ページメモリ106の1ワード幅Mと一致しない画
像データサイズであるため、ページメモリ106の1ワ
ード幅Mに合わせるためのダミーデータ付加処理と、ダ
ミーデータ付加後の画像において有効な画素を検出する
有効画素検出処理と、回転処理後の対象画像Aの出力画
像データを生成する出力画像データ生成処理と、が実行
される。
【0068】対象画像Aの画像データが、1ブロック分
の画像データごとにバッファメモリ118、120に格
納されると、バッファメモリ読み出し制御部114が、
読み出しアドレスを発生し、順次、バッファメモリ11
8、120の画像データ14をバッファメモリ制御部1
16に読み出す。
【0069】このとき、バッファメモリ制御部116に
おいて各ラインごとにダミーデータが付加される。
【0070】ダミーデータの数は、対象画像Aのサイズ
とページメモリ106の1ワード幅Mとによって決定
し、主走査方向に沿って付加される。このダミーデータ
の付加位置は、基準座標に基づいて決定される。対象画
像Aに対しては、各ラインごとに主走査方向の先端に5
画素(回転前画像の副走査方向の先端に5ライン)及び
主走査方向の後端に5画素(回転前画像の副走査方向の
後端に5ライン)付加される(図3(C)参照)。
【0071】ダミーデータが付加された画像データ50
は、ワード合成部122に出力されて、64ビットの1
ワード合成画像データ52に合成される。ここで合成さ
れた1ワード合成画像データ52は、ページメモリ制御
部124に入力する。
【0072】次に、有効画像検出処理について説明す
る。制御手段102から、回転角度情報16に設定され
た90度と、入力画像サイズ情報20に設定されたXサ
イズ110、Yサイズ110と、起点座標情報22に設
定された4020Hの3画素目という各情報が有効画素
検出部126に入力すると、回転処理後の画像の主走査
方向の先端及び後端における有効画素情報54を生成す
る。
【0073】対象画像Aの画像データでは、主走査方向
の先端における有効画素は、第6画素目から第8画素
目、主走査方向の後端では、第1画素目から第3画素目
である(図7(C)参照)。
【0074】このため、有効画素検出部126におい
て、主走査方向の先端アドレスに書き込まれる画像デー
タに対応した "00000111”の有効画素情報54
を生成する。この "00000111”の有効画素情報
54は、ワード合成部122から1ワード合成画像デー
タ52が出力されるタイミングに合わせて、有効画素検
出部126からページメモリ制御部124に出力する。
【0075】同様に、主走査方向の後端のアドレスに書
き込まれる画像データに対して "11100000”の
有効画素情報54を生成する。この有効画素情報54
は、ワード合成部122から1ワード合成画像データ5
2が出力されるタイミングに合わせてページメモリ制御
部124に出力する。
【0076】また、それ以外のアドレスの画像データに
ついては、全ての画素が有効画素であるので、有効画素
検出部126では "11111111”の有効画素情報
54を生成し、同様にページメモリ制御部124に出力
する。
【0077】一方、アドレス生成部128に、制御手段
102によって設定された回転角度情報16、入力サイ
ズ情報20、起点座標情報22に各々設定された各情報
が入力されると、所定の順序にしたがってアドレスを生
成する(図6(C)参照)。これにより、図7(C)に
示されるように、対象画像Aでは、4020H、412
0H、・・・、AE20H、401FH、411FH、
・・・、AE1FH、・・・、4012H、4112
H、・・・、AD12H、4011H、4111H、・
・・AE11Hの順序でアドレスが生成される。
【0078】次に、ページメモリ制御部124に入力さ
れたデータのページメモリ106への格納処理について
説明する。ここで、有効画素検出処理と出力画像生成処
理が行われる。図8には、データのページメモリ106
への格納処理ルーチンの一例が示されている。
【0079】ページメモリ制御部124に、64ビット
の1ワード合成画像データ52と、有効画素情報54と
が、各々ワード合成部122及び有効画素検出部126
から入力すると、ステップ200において、 "1111
111”の有効画素情報54が入力したか否かが判断さ
れる。即ち、格納処理の対象となる8画素分の画像デー
タに対応する全ての画素が有効であるか否か判断され
る。
【0080】有効画素情報54として "1111111
1”が入力された場合には、判断は肯定されてステップ
202に移行し、ページメモリ106への書込みが許可
される。メモリ書込み制御部130では、ページメモリ
106への書込み処理を行うように、ページメモリ書込
み許可信号58及びページメモリ書込み信号60を出力
する。このとき、メモリ読み込み部132では、ページ
メモリ106への読み込み処理は行われないようにペー
ジメモリ読み出し信号62を出力しない。
【0081】ページメモリ106に書込みが許可される
と、ステップ204において、 "11111111”の
有効画素情報54に応じて、ワード合成部122からデ
ータ合成部136に出力された1ワード合成画像データ
52のうち第1画素目から第8画素目までの全ての1ワ
ード合成画像データ52が選択される。
【0082】一方、入力された有効画素情報54が "1
1111111”でない場合、即ち、 "1110000
0”又は "00000111”である場合には、一部の
画素のみが有効であるため、判断は否定されてステップ
206に移行する。
【0083】ステップ206では、メモリ読み込み部1
32からメモリ読み込み信号62を出力して、ページメ
モリ106に予め格納されている背景画像データ64を
読み出し、ステップ208において、読み出された背景
画像データ64をデータレジスタ134に保持する。こ
れにより、データレジスタ134に、背景画像Bの背景
画像デー64が入力して保持データ66として保持され
る。
【0084】読み出された背景画像データ64が保持さ
れると、ステップ210において、ページメモリ書込み
許可信号58及びメモリ書込み信号60をページメモリ
106に出力する。これにより、ページメモリ106へ
のデータの書込み処理が実行される。
【0085】データの書込み処理が許可されると、ステ
ップ212において、有効画素情報54に応じてデータ
が選択される。
【0086】データ合成部136では、有効画素情報5
4に応じて、ワード合成部122から出力された1ワー
ド合成画像データ52(回転処理後の対象画像Aのデー
タ)と、ページメモリ106から読み出されてデータレ
ジスタ134に保持された保持データ66(背景画像B
の背景画像データ64)とが選択的に出力される。
【0087】データの選択は有効画素情報54に対応
し、 "1”の場合には1ワード合成画像データ52が選
択され、 "0”の場合には保持データ66が選択され
る。
【0088】すなわち、 "11100000”の有効画
素情報54では、第1画素目から第3画素目までのデー
タには、回転処理後の対象画像Aの1ワード合成画像デ
ータ64が選択され、第4画素目から第8画素目までの
データには、背景画像Bの保持データ66が選択され
る。一方、 "00000111”では、第1画素目から
第5画素目でのデータには、背景画像Bの保持データ6
6が選択され、第6画素目から第8画素目までのデータ
には、対象画像Aの1ワード合成画像データ52が選択
される。
【0089】ステップ204及びステップ212におい
て、各々画像データが選択されると、ステップ214に
おいて、ページメモリ106に、選択されたデータが合
成画像データ68としてページメモリ106の格納され
る。
【0090】この結果、有効画素情報54が "1111
1111”の場合には、対象画像Aの1ワード合成画像
データ52が全てページメモリ106に格納される。一
方、有効画素情報54が "11100000”又は "0
0000111”の場合には、対象画像Aの1ワード合
成画像データ52のうち "0”に対応する画素には、保
持データ66すなわち背景画像Bの背景画像データ64
が選択されて、ダミーデータを含まない合成画像データ
68としてページメモリ106に格納される。この合成
画像データ68は、ページメモリ106の1ワード幅M
に一致したデータとなっているため、ページメモリ10
6に8画素単位(64ビット)で格納される。
【0091】これにより、ページメモリ106の1ワー
ド幅Mと一致しない対象画像Aの画像データであって
も、簡単な処理で、1ワード幅Mと一致させるために付
加されたダミーデータが選択されることなく、回転対象
となる対象画像Aのみの画像データを格納することがで
きる。
【0092】したがって、ページメモリ106の1ワー
ド幅に拘わらず、任意サイズの画像データに対して90
度単位の画像データ回転処理を高速に行い、さらに、回
転処理後の画像データを任意の位置に配置することがで
きる。
【0093】[第2の実施の形態]図9には、本発明の
第2の実施の形態に係る画像処理装置300が示されて
いる。なお、本実施の形態に係る画像処理装置100に
おいて用いられたものと同一の作用及び効果を奏するも
のには、同一の符号を付して、説明を省略する。
【0094】画像処理装置100が接続するページメモ
リ306は、1ワード幅Mを有し、同一アドレスの領域
に対して、所定単位で書込み制御可能であり、書込み制
御信号54(後述)により同一アドレスの領域の任意の
位置に対して、書込み許可/禁止を制御できるようにな
っている。画像処理装置300に設けられたワード合成
部122及びアドレス生成部128は、各々、ページメ
モリ306に接続されており、ページメモリ306に対
して、各々、合成画像データ52及びページメモリアド
レス56を出力する。
【0095】また、画像処理装置300に設けられた有
効画素検出部326は、有効画素情報54をページメモ
リ306に出力すると共に、ページメモリ306に対す
る書込み許可信号70を出力する。
【0096】画像処理装置300では、ページメモリ3
06に、ワード合成部122と、有効画素検出部326
と、アドレス生成部128とから、各々、1ワード合成
画像データ52と、有効画素情54及び書込み許可信号
70と、ページメモリアドレス56とが入力され、ペー
ジメモリアドレス56が示す領域に、有効画素情報54
に応じて1ワード合成画像データ52を選択的に格納す
る。
【0097】次に第2の実施の形態に係る画像処理装置
300の作用について説明する。図10(A)には、画
像処理装置300で回転処理可能な回転処理の対象画像
の一例として、第1の実施の形態で用いたものと同一の
対象画像Aが示されている。対象画像Aは、基準位置で
110画素数P×110ライン数Lのサイズであり、図
10(A)において左上に、基準点Dが定められてい
る。
【0098】なお、対象画像Aの画像構造は8ビットで
あり、一方、ページメモリ306の1ワード幅は64ビ
ットで8ビット単位となっており、8ビット単位で書込
み制御が実行可能である。この場合、1画素単位での書
込み制御が可能となる。
【0099】図10(B)には、この対象画像Aを、背
景となる背景画像B上の位置Cにおいて180度回転処
理して貼り付けた場合が示されている。背景画像Bの主
走査方向の画素数PB は2048画素であり、背景画像
Bの背景画像データ64は、既にページメモリ306内
の1アドレスに8画素単位で格納されている。背景画像
Bの位置Cは、回転した画像をはめ込む基準座標であ
り、C000H番地の6画素目とする。以下、このよう
な場合を例に、本発明を説明する。
【0100】制御手段102では、入力される対象画像
Aに対して、180度の回転処理を行うために、回転角
度情報16として180度、領域情報18としてXサイ
ズ110画素、Yサイズ110ライン、起点座標情報2
2としてC000Hの6画素目の値がそれぞれ設定され
る。対象画像Aは、図示しない画像入力手段から、画像
回転処理手段104と画像入力手段との間でのハンドシ
ェイク制御によって入力される。
【0101】画像回転処理手段104に対象画像Aの画
像データが入力されると、バッファメモリ書込み制御部
112の制御によって発生したバッファメモリ118、
120のアドレスに、画像データ14が格納される。こ
のとき、1ブロック(8ライン)分の画像データごとに
バッファメモリ118、120が切り換えられて格納さ
れる。
【0102】対象画像Aの画像データ12は、ページメ
モリ306の1ワード幅Mと一致しないため、ページメ
モリ306の1ワード幅Mに合わせるためのダミーデー
タ付加処理と、ダミーデータ付加後の画像において有効
な画素を検出する有効画素検出処理と、回転処理後の対
象画像Aの出力画像データを生成する出力画像データ生
成処理と、が実行される。
【0103】対象画像Aの画像データが、1ブロック分
の画像データごとにバッファメモリ118、120に格
納されると、バッファメモリ読み出し制御部114は、
読み出しアドレスを発生し、順次、バッファメモリ11
8、120の画像データ14を読み出す。このとき、対
象画像Aの画像データ14を、ページメモリ306の1
ワード幅Mに合わせるために、バッファメモリ制御部1
16において各ラインごとにダミーラインが付加され
る。
【0104】ダミーデータの数は、対象画像Aのサイズ
とページメモリ306の1ワード幅Mとによって決定さ
れ、主走査方向に沿って付加される。このダミーデータ
の付加位置は、基準座標に基づいて決定される。対象画
像Aに対しては、各ラインごとに主走査方向の後端に2
画素(回転前画像の主走査方向の先端に2画素)付加さ
れる(図10(C)参照)。
【0105】ダミーデータが付加された画像データは、
ワード合成部122に出力されて、64ビットのデータ
に合成され、1ワード合成画像データ52となる。
【0106】次に、有効画像検出処理について説明す
る。制御手段102から、回転角度情報16に設定され
た90度と、入力画像サイズ情報20に設定されたXサ
イズ110、Yサイズ110と、起点座標情報22に設
定された4020Hの3画素目という各情報が有効画素
検出部126に入力すると、回転処理後の画像の主走査
方向の先端及び後端における有効画素情報を生成する。
【0107】図11(C)に示されるように、対象画像
Aの画像データでは、主走査方向の先端における有効画
素は、第1画素目から第8画素目、主走査方向の後端で
は、第1画素目から第6画素目である(図2(C)参
照)。
【0108】このため、有効画素検出部126におい
て、主走査方向の先端アドレスに書き込まれる画像デー
タに対応した "11111111”の有効画素情報54
を生成する。この "11111111”の有効画素情報
54は、ワード合成部122から1ワード合成画像デー
タ52が出力されるタイミングに合わせて、有効画素検
出部126からページメモリ306に出力する。
【0109】同様に、主走査方向の後端のアドレスに書
き込まれる画像データに対して "11111100”の
有効画素情報54を生成する。この有効画素情報54
は、ワード合成部122から1ワード合成画像データ5
2が出力されるタイミングに合わせてページメモリ30
6に出力する。
【0110】また、それ以外のアドレスの画像データに
ついては、全ての画素が有効画素であるので、有効画素
検出部126では "11111111”の有効画素情報
54を生成し、同様にページメモリ306に出力する。
【0111】一方、アドレス生成部128に、制御手段
102によって設定された回転角度情報16、入力サイ
ズ情報20、起点座標情報22に各々設定された各情報
が入力されると、アドレスを生成する。
【0112】これにより、図10C)に示されるよう
に、対象画像Aでは、C000H、BFFFH、・・
・、BFF2H、・・・、5400H、53FFH、・
・・、53F2H、5300H、52FFH、・・・、
52F2Hの順序でアドレスが生成される。
【0113】次に、ページメモリ306でのデータ格納
処理について説明する。ここで、有効画素検出処理と出
力画像生成処理が行われる。
【0114】ページメモリ306には、ワード合成部1
22からのダミーデータを含む1ワード合成画像データ
52と、有効画素検出部126からの有効画素情報54
と、アドレス生成部128からのページメモリアドレス
56とが、それぞれ入力する。
【0115】ページメモリ306では、同一アドレス内
の64ビット領域に対して8ビット単位で書込み制御可
能となっている。すなわち、1ビットごとに、 "1”の
場合には書込み許可、 "0”の場合には書込み禁止を各
々指示する制御信号によって書込みが制御される。ペー
ジメモリ306では、入力される有効画素情報54を、
そのまま制御信号として使用する。
【0116】有効画素情報54として "1111111
1”が入力された場合、全ての8ビットの1ワード合成
画像データ52に対して書込みが許可される。これによ
り、64ビットの画像データが全て、ページメモリ30
6に格納される。
【0117】一方、有効画素情報54として "1111
1000”が入力され場合、第1画素目から第6画素目
までの画像データに対しては、書込みが許可され、第7
画素目から第8画素目までの画像データに対しては、書
込みが禁止される。これにより、ページメモリ306に
記憶されている背景画像Bの背景画像データ64のう
ち、第1画素目から第6画素目までの画像データのみが
書き換えられ、第7画素目から第8画素目までの画像デ
ータは、ページメモリ306内に格納されていた背景画
像Bの背景画像データ64がそのまま残る。
【0118】従って、ページメモリ306に格納された
画像データには、ダミーデータが含まれることなく、回
転対象となる対象画像Aの画像データのみが格納され
る。このように回転処理後の画像データを選択的にペー
ジメモリ306に格納するので、ページメモリ306で
は、8画素単位の背景画像Bの背景画像データ64に選
択的に対象画像Aの回転処理後の画像データのみが格納
される。
【0119】この結果、ページメモリ306の1ワード
幅Mに拘わらず、任意のサイズの画像データに対して9
0度単位の画像データ回転処理を高速に行うことがで
き、また、回転処理後の画像データを任意の位置に配置
することができる。
【0120】本実施の形態では、ダミーデータを主走査
方向後端部となる部分に付加することによって、有効画
素情報54の "0”を書込み禁止の制御信号としたが、
主走査方向においてダミーデータの後に有効画素が配置
されないため、 "0”を1主走査ラインにおける書込み
停止の制御信号としてもよい。この場合には、 "0”の
有効画素情報54となった場合には、1ワード幅Mと
"0”の位置とから背景画像Bの背景画像データ64の
数を直接求めて、背景画像データ64を連続して選択し
てもよい。
【0121】本実施の形態に用いられた対象画像A及び
その回転処理に係る値は一例であって、他の基準座標及
び角度や画像サイズであっても、本実施の形態に適用可
能である。
【0122】本発明の実施の形態では、有効画素情報5
4が "0”のときに背景画像Bの画像データを選択して
格納したが、 "0”のときに選択される画像データは背
景画像の画像データに限定されない。例えば、その場合
に選択される画像データを別個設けていてもよい。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
転処理の対象画像を構成する画素に、ダミーデータを含
まない回転処理後の画像データが対応し、それ以外の画
素には、記憶手段から読み込まれた画像データが対応し
て合成された合成データを記憶手段に記憶するので、所
定数の画素単位で記憶手段に格納される回転処理後の画
像データにはダミーデータが含まれることがなく、簡単
な処理で回転処理の対象となる画像の画像データを書き
込むことができる。したがって、記憶手段の1ワード幅
に拘わらず、画像データの回転処理を高速に行うことが
できる。また、回転対象の画像を構成する画素に対応し
た画像データのみを記憶手段に格納するため、回転処理
後の画像データを任意の位置に配置することができる。
【0124】また、回転処理する画像データの画素数に
応じてダミーデータが付加された回転処理後の画像デー
タが、検出手段の検出結果に応じて書込み制御記憶手段
に、ダミーデータが除かれて書き込まれるので、所定数
の画素単位で記憶手段に格納される回転処理後の画像デ
ータにはダミーデータが含まれることがなく、簡単な処
理で回転処理の対象となる画像の画像データを書き込む
ことができる。したがって、ページメモリの1ワード幅
に拘わらず、画像データの回転処理を高速に行うことが
できる。また、回転対象の画像を構成する画素に対応し
た画像データのみを記憶手段に格納するため、回転処理
後の画像データを任意の位置に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
のページバッファ制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像処理装置
のバッファメモリ書込みアドレスの発生順序を示す概念
図である。
【図4】(A)は、回転角度0、180度の場合のバッ
ファメモリ読み出しアドレスの発生順序、(B)は回転
角度90度の場合のバッファメモリ読み出しアドレスの
発生順序、(C)は回転角度270度の場合のバッファ
メモリ読み出しアドレスの発生順序を、各々示す概念図
である。
【図5】(A)は、本画像処理装置による回転処理の対
象画像の平面図、(B)は(A)を0度回転したときの
ページバッファ制御部の画像データの出力方法を示す概
念図、(C)は(A)を180度回転したときのページ
バッファ制御部の画像データの出力方法を示す概念図、
(D)は(A)を90度回転したときのページバッファ
制御部の画像データの出力方法を示す概念図、(E)は
(A)を270度回転したときのページバッファ制御部
の画像データの出力方法を示す概念図である。
【図6】(A)は、回転角度0度の場合のページメモリ
アドレスの発生順序、(B)は回転角度180度の場合
のページメモリアドレスの発生順序、(C)は回転角度
90度の場合のページメモリアドレスの発生順序、
(D)は回転角度270度の場合のページメモリアドレ
スの発生順序を、各々示す概念図である。
【図7】(A)は、本画像処理装置による回転処理の対
象画像の平面図、(B)は、(A)を、第1の実施の形
態に係る格納処理によって90度回転処理して貼り付け
られた背景画像の平面図、(C)は、(B)のときの有
効画素の範囲を示す概念図である。
【図8】ページメモリへの画像データ格納処理の一例を
示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る画像処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図10】(A)は、本画像処理装置による回転処理の
対象画像の平面図、(B)は、(A)を、第2の実施の
形態に係る格納処理によって180度回転処理して貼り
付けられた背景画像の平面図、(C)は、(B)のとき
の有効画素の範囲を示す概念図である。
【図11】従来の画像処理装置の構成を示すブロック図
である。
【図12】従来の他の画像処理装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図13】(A)は、回転処理の対象画像の平面図、
(B)は、(A)を従来の画像処理装置による回転処理
後の画像の平面図、(C)は、所望される回転処理後の
画像の平面図である。
【符号の説明】
100 画像処理装置 104 画像回転処理手段(回転処理手段) 106 ページメモリ(記憶手段) 112 バッファメモリ書込み制御部 114 バッファメモリ読み出し制御部 116 バッファメモリ制御部 118、120 バッファメモリ(一時記憶手段) 122 ワード合成部 124 ページメモリ制御部(合成手段) 126 有効画素検出部(検出手段) 130 メモリ書込み部(合成データ書込み手段) 132 メモリ読み込み部(読み込み手段) 134 データレジスタ(保持手段) 136 データ合成部 306 ページメモリ(書込み制御記憶手段) 326 有効画素検出部(検出手段、画像データ書込
み手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像の回転処理を行う画像処理装置にお
    いて、 画像データを座標に対応させて所定数の画素単位ごとに
    記憶する記憶手段と、 回転処理の対象画像の画像データに対して、回転処理す
    る画像データの画素数に応じてダミーデータを付加し、
    回転処理後の画像データとして、所定数の画素単位ごと
    に指定された角度とするための座標を与える回転処理手
    段と、 前記回転処理後の画像データの画素ごとに、回転処理の
    対象画像を構成する画素か否かを検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された画素を含む座標に対応さ
    せて、前記記憶手段に記憶された画像データを該記憶手
    段から読み込む読み込み手段と、 前記読み込み手段によって読み込まれた画像データと、
    検出手段の検出結果に基づいて前記ダミーデータを除い
    た回転処理後の画像データとを合成する合成手段と、 前記合成手段によって合成された画像データを前記記憶
    手段に書き込む合成データ書込み手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記合成手段が、 前記読み込み手段によって前記記憶手段から読み込んだ
    画像データを保持する保持手段を備え、 前記検出手段が回転処理の対象画像の画素を検出したと
    きに、この回転処理後の画像データを前記記憶手段に書
    込み、 前記検出手段が回転処理の対象画像の画素以外の画素を
    検出したときに、前記合成手段が、読み込み手段によっ
    て読み込んで保持手段に保持した画像データと回転処理
    後の画像データとを合成することを特徴とする請求項1
    に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 画像の回転処理を行う画像処理装置にお
    いて、 画像データを座標に対応させて所定数の画素単位ごとに
    記憶すると共に、同一アドレス内の領域に対して所定単
    位ごとに書込み制御が可能な書込み制御記憶手段と、 回転処理の対象画像の画像データに対して、回転処理す
    る画像データの画素数に応じてダミーデータを付加し、
    回転処理後の画像データとして、所定数の画素単位ごと
    に指定された角度とするための座標を与える回転処理手
    段と、 前記回転処理後の画像データの所定単位ごとに、回転処
    理の対象画像を構成する画素か否かを検出する検出手段
    と、 前記検出手段の検出結果に応じてダミーデータが除かれ
    た回転処理後の画像データを前記書込み制御記憶手段に
    書き込む画像データ書込み手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段が、画像回転角度と、回転
    処理の対象画像のサイズと、回転処理後の画像データを
    前記記憶手段又は前記書込み制御記憶手段へ書き込む際
    の起点座標とから、回転処理の対象画像を構成する画素
    か否かを検出することを特徴とする請求項1乃至請求項
    3に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 順次入力される回転処理の対象画像の画
    像データを一時記憶する一時記憶手段と、 前記一時記憶手段から、回転角度に応じて指定された番
    地のデータを読み出す番地データ読み出し手段と、 前記記憶手段又は前記書込み制御記憶手段へ前記読み出
    されたデータを書き込むための書込み座標を算出する座
    標算出手段と、 をさらに有することを特徴とする請求項1乃至請求項4
    のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記一時記憶手段は、入力される画像デ
    ータが所定ラインごとに交互に書込まれ、前記番地デー
    タ読み出し手段によって所定ラインごとに交互に読み出
    し可能な、第1及び第2のバッファメモリからなること
    を特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記座標算出手段が、画像回転角度と、
    回転処理対象の画像のサイズと、回転処理後の画像デー
    タを前記記憶手段又は前記書込み制御記憶手段へ書き込
    む際の起点座標とから、順次前記書込み座標を算出する
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の画像処
    理装置。
JP9004585A 1997-01-14 1997-01-14 画像処理装置 Pending JPH10198800A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9004585A JPH10198800A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9004585A JPH10198800A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10198800A true JPH10198800A (ja) 1998-07-31

Family

ID=11588127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9004585A Pending JPH10198800A (ja) 1997-01-14 1997-01-14 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10198800A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6157384A (en) Apparatus and method for drawing
US5459835A (en) Graphics rendering systems
JPH0355832B2 (ja)
WO1992000570A1 (en) Graphics rendering systems
US6563505B1 (en) Method and apparatus for executing commands in a graphics controller chip
JPH10198800A (ja) 画像処理装置
US20020099880A1 (en) Direct memory accessing
JP2768350B2 (ja) ビットマップデータのビットビルト方法およびグラフィックス制御装置
JP2899838B2 (ja) 記憶装置
JP2003178300A (ja) 画像処理方法及び画像処理装置
JPS58136093A (ja) 表示制御装置
JP2713608B2 (ja) 画像の回転処理回路
JPH07146932A (ja) 画像表示装置
JPH08315131A (ja) 画像データ回転処理装置
JPH07129460A (ja) 画像処理方法及びその装置
JPH0765198A (ja) 画像メモリ装置
JPS61117668A (ja) 画像デ−タ転送処理方式
JPH0863595A (ja) 画像の回転処理方法およびその装置
JPH08154169A (ja) 画像編集装置
JPS63104187A (ja) 領域指定方式
JPH0193868A (ja) データ処理装置
JPS63116193A (ja) 画像のアフイン変換方式
JPH0644385A (ja) Zバッファ制御回路
JPH0496187A (ja) 画像処理装置
JPH03105438A (ja) メモリ制御方法