JPH1019865A - 呼気分析装置 - Google Patents
呼気分析装置Info
- Publication number
- JPH1019865A JPH1019865A JP8191342A JP19134296A JPH1019865A JP H1019865 A JPH1019865 A JP H1019865A JP 8191342 A JP8191342 A JP 8191342A JP 19134296 A JP19134296 A JP 19134296A JP H1019865 A JPH1019865 A JP H1019865A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- detector
- column
- heater
- heating
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
- Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 立ち上げ及び立ち下げに際して、作業性の向
上、時間の短縮、キャリアガスの有効利用等を実現す
る。 【解決手段】 立ち上げ時に、主制御部20は、電磁弁
18を開き一定時間経過後、検出器ヒータ16Hの加熱
を開始させ一定時間経過後、カラムヒータ12Hの加熱
を開始させ一定時間経過後、イオン化ランプ14を点灯
させ、検出器16のスロープ感度が一定値以下になった
ら準備完了信号を出力する。立ち下げ時に、主制御部2
0は、イオン化ランプ14を消灯させるとともに、カラ
ムヒータ12Hの加熱を終了させ一定時間後、検出器ヒ
ータ16Hの加熱を終了させ一定時間後、電磁弁18を
閉じる。
上、時間の短縮、キャリアガスの有効利用等を実現す
る。 【解決手段】 立ち上げ時に、主制御部20は、電磁弁
18を開き一定時間経過後、検出器ヒータ16Hの加熱
を開始させ一定時間経過後、カラムヒータ12Hの加熱
を開始させ一定時間経過後、イオン化ランプ14を点灯
させ、検出器16のスロープ感度が一定値以下になった
ら準備完了信号を出力する。立ち下げ時に、主制御部2
0は、イオン化ランプ14を消灯させるとともに、カラ
ムヒータ12Hの加熱を終了させ一定時間後、検出器ヒ
ータ16Hの加熱を終了させ一定時間後、電磁弁18を
閉じる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療分野、健康産
業、飲酒運転取締り、麻薬捜査等において、ガスクロマ
トグラフィーを用いて呼気中に含まれる成分を分析する
呼気分析装置に関する。
業、飲酒運転取締り、麻薬捜査等において、ガスクロマ
トグラフィーを用いて呼気中に含まれる成分を分析する
呼気分析装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平6−58919号公
報に記載されているように、被検者の呼気を採取して分
析を行う呼気分析装置が開発されている。呼気分析装置
は、例えば、医療分野における臨床検査用の呼気分析や
患者の病態の監視、産業分野における作業環境の測定や
室内環境の測定、警察分野における飲酒運転取締まりや
麻薬取締まり、消防分野における火災原因調査、健康産
業分野における健康管理等、広範な分野にて使用される
ものである。
報に記載されているように、被検者の呼気を採取して分
析を行う呼気分析装置が開発されている。呼気分析装置
は、例えば、医療分野における臨床検査用の呼気分析や
患者の病態の監視、産業分野における作業環境の測定や
室内環境の測定、警察分野における飲酒運転取締まりや
麻薬取締まり、消防分野における火災原因調査、健康産
業分野における健康管理等、広範な分野にて使用される
ものである。
【0003】従来の呼気分析装置は、呼気試料を通過さ
せることにより当該呼気試料に含まれる成分を分離する
カラムと、このカラムによって分離された成分に対して
光を照射してイオン化させるイオン化ランプと、このイ
オン化ランプを内蔵するとともに前記イオン化された成
分を検出する検出器と、この検出器及び前記カラムにキ
ャリアガスを供給する手動弁と、前記カラムをカラム設
定温度に加熱するカラムヒータと、前記検出器を検出器
設定温度に加熱する検出器ヒータとを備えたものであ
る。
せることにより当該呼気試料に含まれる成分を分離する
カラムと、このカラムによって分離された成分に対して
光を照射してイオン化させるイオン化ランプと、このイ
オン化ランプを内蔵するとともに前記イオン化された成
分を検出する検出器と、この検出器及び前記カラムにキ
ャリアガスを供給する手動弁と、前記カラムをカラム設
定温度に加熱するカラムヒータと、前記検出器を検出器
設定温度に加熱する検出器ヒータとを備えたものであ
る。
【0004】呼気試料をキャリアガスとともにカラムに
送り込むと、呼気試料の成分は保持時間の違いにより分
離される。分離された成分は、イオン化ランプでイオン
化された後、イオン電流として検出器で検出される。
送り込むと、呼気試料の成分は保持時間の違いにより分
離される。分離された成分は、イオン化ランプでイオン
化された後、イオン電流として検出器で検出される。
【0005】図10は、従来の呼気分析装置における立
ち上げ及び立ち下げ操作の第一例を示すタイムチャート
である。以下、この図面に基づき説明する。
ち上げ及び立ち下げ操作の第一例を示すタイムチャート
である。以下、この図面に基づき説明する。
【0006】(I)作業者による立ち上げ操作
【0007】まず、手動弁を開にしてキャリアガスを供
給することにより、検出器及びカラムをパージする。パ
ージに要する時間は例えば3分である。
給することにより、検出器及びカラムをパージする。パ
ージに要する時間は例えば3分である。
【0008】続いて、検出器ヒータをオンにし、検出器
が検出器設定温度(120 ℃)に達したことをを確認した
ら、カラムヒータをオンにする。検出器が20℃から120
℃になるまでの時間は約10分である。カラムを加熱する
とカラムに残留している成分が脱離する。このとき検出
器がカラムよりも低温であると、脱離した成分が汚染物
として検出器に付着するので、検出器の精度が落ちる。
そのため、検出器ヒータをカラムヒータよりも先にオン
させている。
が検出器設定温度(120 ℃)に達したことをを確認した
ら、カラムヒータをオンにする。検出器が20℃から120
℃になるまでの時間は約10分である。カラムを加熱する
とカラムに残留している成分が脱離する。このとき検出
器がカラムよりも低温であると、脱離した成分が汚染物
として検出器に付着するので、検出器の精度が落ちる。
そのため、検出器ヒータをカラムヒータよりも先にオン
させている。
【0009】カラムがカラム設定温度(100 ℃)に達し
たことを確認したら、イオン化ランプを点灯させる。カ
ラムが20℃から100 ℃になるまでの時間は約3分であ
る。イオン化ランプを先に点灯させても、検出器の動作
が安定するまでは、分析作業を開始できない。そのた
め、イオン化ランプは、使用できる期間を延ばすため
に、最後に点灯させている。続いて、検出器の出力信号
をモニタで観察し、スロープ感度が一定値以下となった
ことを確認すれば分析の準備が完了する。イオン化ラン
プを点灯後スロープ感度が一定値以下となる時間は約30
分である。この時間は、カラムから脱離する残留成分が
減少して、検出器の動作が安定するまでの時間である。
たことを確認したら、イオン化ランプを点灯させる。カ
ラムが20℃から100 ℃になるまでの時間は約3分であ
る。イオン化ランプを先に点灯させても、検出器の動作
が安定するまでは、分析作業を開始できない。そのた
め、イオン化ランプは、使用できる期間を延ばすため
に、最後に点灯させている。続いて、検出器の出力信号
をモニタで観察し、スロープ感度が一定値以下となった
ことを確認すれば分析の準備が完了する。イオン化ラン
プを点灯後スロープ感度が一定値以下となる時間は約30
分である。この時間は、カラムから脱離する残留成分が
減少して、検出器の動作が安定するまでの時間である。
【0010】(II)作業者による立ち下げ操作
【0011】まず、イオン化ランプを消灯するととも
に、カラムヒータをオフにする。カラムが室温近傍に下
がったことを確認したら、検出器ヒータをオフにする。
カラムが100 ℃から20℃になるまでの時間は約3分であ
る。続いて、検出器が室温近傍に下がったことを確認し
たら、一定時間(5分)後に、手動弁を閉にする。検出
器が120 ℃から20℃になるまでの時間は約30分である。
に、カラムヒータをオフにする。カラムが室温近傍に下
がったことを確認したら、検出器ヒータをオフにする。
カラムが100 ℃から20℃になるまでの時間は約3分であ
る。続いて、検出器が室温近傍に下がったことを確認し
たら、一定時間(5分)後に、手動弁を閉にする。検出
器が120 ℃から20℃になるまでの時間は約30分である。
【0012】図11は、従来の呼気分析装置における立
ち上げ及び立ち下げ操作の第二例を示すタイムチャート
である。第二例は、時間の短縮化又は操作の簡略化のた
めに、本来別々に行うべきである検出器ヒータのオン・
オフとイオン化ランプの点灯・消灯とを同時に行うもの
である。以下、この図面に基づき説明する。ただし、第
二例は第一例と同じ呼気分析装置を使用しているので、
第一例と同じ説明は省略する。
ち上げ及び立ち下げ操作の第二例を示すタイムチャート
である。第二例は、時間の短縮化又は操作の簡略化のた
めに、本来別々に行うべきである検出器ヒータのオン・
オフとイオン化ランプの点灯・消灯とを同時に行うもの
である。以下、この図面に基づき説明する。ただし、第
二例は第一例と同じ呼気分析装置を使用しているので、
第一例と同じ説明は省略する。
【0013】(I)作業者による立ち上げ操作
【0014】まず、手動弁を開にしてキャリアガスを供
給することにより、検出器及びカラムをパージする。続
いて、検出器ヒータをオンすると同時にイオン化ランプ
を点灯し、検出器が検出器設定温度(120 ℃)に達した
ことを確認したら、カラムヒータをオンにする。続い
て、カラムがカラム設定温度(100 ℃)に達したことを
確認するとともに、検出器の出力信号をモニタで観察
し、スロープ感度が一定値以下となったことを確認すれ
ば分析の準備が完了する。イオン化ランプを点灯後スロ
ープ感度が一定値以下となる時間は約18分である。この
立ち上げ操作では、検出器ヒータをオンすると同時にイ
オン化ランプを点灯することにより、時間を短縮化する
とともに操作を簡略化している。
給することにより、検出器及びカラムをパージする。続
いて、検出器ヒータをオンすると同時にイオン化ランプ
を点灯し、検出器が検出器設定温度(120 ℃)に達した
ことを確認したら、カラムヒータをオンにする。続い
て、カラムがカラム設定温度(100 ℃)に達したことを
確認するとともに、検出器の出力信号をモニタで観察
し、スロープ感度が一定値以下となったことを確認すれ
ば分析の準備が完了する。イオン化ランプを点灯後スロ
ープ感度が一定値以下となる時間は約18分である。この
立ち上げ操作では、検出器ヒータをオンすると同時にイ
オン化ランプを点灯することにより、時間を短縮化する
とともに操作を簡略化している。
【0015】(II)作業者による立ち下げ操作
【0016】まず、カラムヒータをオフにする。カラム
が室温近傍に下がったことを確認したら、検出器ヒータ
をオフにすると同時にイオン化ランプを消灯する。カラ
ムが100 ℃から20℃になるまでの時間は約3分である。
続いて、検出器が室温近傍に下がったことを確認した
ら、一定時間(5分)後に、手動弁を閉にする。検出器
が120 ℃から20℃になるまでの時間は約30分である。こ
の立ち下げ操作では、検出器ヒータをオフすると同時に
イオン化ランプを消灯することにより、操作を簡略化し
ている。
が室温近傍に下がったことを確認したら、検出器ヒータ
をオフにすると同時にイオン化ランプを消灯する。カラ
ムが100 ℃から20℃になるまでの時間は約3分である。
続いて、検出器が室温近傍に下がったことを確認した
ら、一定時間(5分)後に、手動弁を閉にする。検出器
が120 ℃から20℃になるまでの時間は約30分である。こ
の立ち下げ操作では、検出器ヒータをオフすると同時に
イオン化ランプを消灯することにより、操作を簡略化し
ている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
呼気分析装置では、立ち上げ及び立ち下げ操作が全部手
動で行われるため、次のような問題があった。
呼気分析装置では、立ち上げ及び立ち下げ操作が全部手
動で行われるため、次のような問題があった。
【0018】(a)立ち上げ及び立ち下げ操作は、全体
的に面倒であるため、作業者が習熟するまでに時間がか
かっていた。したがって、作業性が低下していた。
的に面倒であるため、作業者が習熟するまでに時間がか
かっていた。したがって、作業性が低下していた。
【0019】(b)立ち上げ操作は第一例が46分、第二
例が21分、立ち下げ操作は第一例及び第二例ともに38分
となっている。当然のことながら、立ち上げ及び立ち下
げ操作に要する時間は短いほどよいが、これ以上の時間
の短縮は困難であった。また、上記の例では、例えば、
検出器が検出器設定温度に達すると、すぐにカラムヒー
タをオンにしている。しかし、実際には、例えば、検出
器が検出器設定温度に達してから、作業者がこれに気付
いてカラムヒータをオンにするまでの時間がかかってし
まう。このように、手動操作には必ず損失時間が伴う。
したがって、立ち上げ及び立ち下げ操作に、無駄な時間
がかかっていた。
例が21分、立ち下げ操作は第一例及び第二例ともに38分
となっている。当然のことながら、立ち上げ及び立ち下
げ操作に要する時間は短いほどよいが、これ以上の時間
の短縮は困難であった。また、上記の例では、例えば、
検出器が検出器設定温度に達すると、すぐにカラムヒー
タをオンにしている。しかし、実際には、例えば、検出
器が検出器設定温度に達してから、作業者がこれに気付
いてカラムヒータをオンにするまでの時間がかかってし
まう。このように、手動操作には必ず損失時間が伴う。
したがって、立ち上げ及び立ち下げ操作に、無駄な時間
がかかっていた。
【0020】(c)前述のとおり、パージに要する時間
は3分あればよい。しかし、作業者が、この時間を忘れ
たり、この時間に気付くのに遅れたりすることがある。
したがって、このような場合はキャリアガスが無駄にな
ることがあった。
は3分あればよい。しかし、作業者が、この時間を忘れ
たり、この時間に気付くのに遅れたりすることがある。
したがって、このような場合はキャリアガスが無駄にな
ることがあった。
【0021】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、立ち上げ及び
立ち下げに際して、作業性の向上、時間の短縮、キャリ
アガスの有効利用等を実現できる、呼気分析装置を提供
することにある。
立ち下げに際して、作業性の向上、時間の短縮、キャリ
アガスの有効利用等を実現できる、呼気分析装置を提供
することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】請求項1乃至4記載の呼
気分析装置は、呼気試料を通過させることにより当該呼
気試料に含まれる成分を分離するカラムと、このカラム
によって分離された成分に対して光を照射してイオン化
させるイオン化ランプと、このイオン化ランプを内蔵す
るとともに前記イオン化された成分を検出する検出器
と、この検出器及び前記カラムにキャリアガスを供給す
る電磁弁と、前記カラムをカラム設定温度に加熱するカ
ラムヒータと、前記検出器を検出器設定温度に加熱する
検出器ヒータと、前記イオン化ランプ、前記電磁弁、前
記検出器、前記検出器ヒータ及び前記カラムヒータの動
作を制御する主制御部とを備えたものである。
気分析装置は、呼気試料を通過させることにより当該呼
気試料に含まれる成分を分離するカラムと、このカラム
によって分離された成分に対して光を照射してイオン化
させるイオン化ランプと、このイオン化ランプを内蔵す
るとともに前記イオン化された成分を検出する検出器
と、この検出器及び前記カラムにキャリアガスを供給す
る電磁弁と、前記カラムをカラム設定温度に加熱するカ
ラムヒータと、前記検出器を検出器設定温度に加熱する
検出器ヒータと、前記イオン化ランプ、前記電磁弁、前
記検出器、前記検出器ヒータ及び前記カラムヒータの動
作を制御する主制御部とを備えたものである。
【0023】請求項1記載の呼気分析装置の主制御部
は、前記電磁弁を開き一定時間経過後、前記検出器ヒー
タの加熱を開始させ一定時間経過後、前記カラムヒータ
の加熱を開始させ一定時間経過後、前記イオン化ランプ
を点灯させ、前記検出器のスロープ感度が一定値以下に
なったら準備完了信号を出力する。請求項2記載の呼気
分析装置の主制御部は、前記イオン化ランプを消灯させ
るとともに、前記カラムヒータの加熱を終了させ一定時
間後、前記検出器ヒータの加熱を終了させ一定時間後、
前記電磁弁を閉じる。請求項3記載の呼気分析装置の主
制御部は、前記電磁弁を開き一定時間経過後、前記検出
器ヒータの加熱を開始させると同時に前記イオン化ラン
プを点灯させ一定時間経過後、前記カラムヒータの加熱
を開始させ一定時間経過後、前記検出器のスロープ感度
が一定値以下になったら準備完了信号を出力する。請求
項4記載の呼気分析装置の主制御部は、前記前記カラム
ヒータの加熱を終了させ一定時間後、前記イオン化ラン
プを消灯させると同時に検出器ヒータの加熱を終了させ
一定時間後、前記電磁弁を閉じる。
は、前記電磁弁を開き一定時間経過後、前記検出器ヒー
タの加熱を開始させ一定時間経過後、前記カラムヒータ
の加熱を開始させ一定時間経過後、前記イオン化ランプ
を点灯させ、前記検出器のスロープ感度が一定値以下に
なったら準備完了信号を出力する。請求項2記載の呼気
分析装置の主制御部は、前記イオン化ランプを消灯させ
るとともに、前記カラムヒータの加熱を終了させ一定時
間後、前記検出器ヒータの加熱を終了させ一定時間後、
前記電磁弁を閉じる。請求項3記載の呼気分析装置の主
制御部は、前記電磁弁を開き一定時間経過後、前記検出
器ヒータの加熱を開始させると同時に前記イオン化ラン
プを点灯させ一定時間経過後、前記カラムヒータの加熱
を開始させ一定時間経過後、前記検出器のスロープ感度
が一定値以下になったら準備完了信号を出力する。請求
項4記載の呼気分析装置の主制御部は、前記前記カラム
ヒータの加熱を終了させ一定時間後、前記イオン化ラン
プを消灯させると同時に検出器ヒータの加熱を終了させ
一定時間後、前記電磁弁を閉じる。
【0024】検出器が設定温度に達する前に、カラムヒ
ータの加熱を開始させることは、手動では作業者が常に
検出器の温度に注目している必要があるので、実際上不
可能である。しかし、これを本発明のように自動で実行
する(一定時間待つ)ことは容易である。そのため、本
発明では、検出器が設定温度に達した後に、カラムヒー
タの加熱を開始させる場合に比べて、立ち上げ時間が短
縮される。同様に、カラムが設定温度の一定割合に下が
った時に、検出器ヒータの加熱を終了させることは、手
動では実際上不可能である。しかし、これを本発明のよ
うに自動で実行する(一定時間待つ)ことは容易であ
る。そのため、本発明では、カラムが室温近傍に下がっ
た時に、検出器ヒータの加熱を終了させる場合に比べ
て、立ち下げ時間が短縮される。また、一定時間待つ構
成は、フィードバック制御ではなくシーケンス制御でよ
いので、簡単である。
ータの加熱を開始させることは、手動では作業者が常に
検出器の温度に注目している必要があるので、実際上不
可能である。しかし、これを本発明のように自動で実行
する(一定時間待つ)ことは容易である。そのため、本
発明では、検出器が設定温度に達した後に、カラムヒー
タの加熱を開始させる場合に比べて、立ち上げ時間が短
縮される。同様に、カラムが設定温度の一定割合に下が
った時に、検出器ヒータの加熱を終了させることは、手
動では実際上不可能である。しかし、これを本発明のよ
うに自動で実行する(一定時間待つ)ことは容易であ
る。そのため、本発明では、カラムが室温近傍に下がっ
た時に、検出器ヒータの加熱を終了させる場合に比べ
て、立ち下げ時間が短縮される。また、一定時間待つ構
成は、フィードバック制御ではなくシーケンス制御でよ
いので、簡単である。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る呼気分析装置
の一実施形態を示す構成図である。図2及び図3は図1
におけるインジェクションバルブの部分拡大図であり、
図2は呼気吸引用並びに立ち上げ及び立ち下げ用の流路
を選択した場合を示し、図3は分析用の流路を選択した
場合を示している。以下、これらの図面に基づき説明す
る。
の一実施形態を示す構成図である。図2及び図3は図1
におけるインジェクションバルブの部分拡大図であり、
図2は呼気吸引用並びに立ち上げ及び立ち下げ用の流路
を選択した場合を示し、図3は分析用の流路を選択した
場合を示している。以下、これらの図面に基づき説明す
る。
【0026】本発明に係る呼気分析装置10は、呼気試
料Aを通過させることにより呼気試料Aに含まれる成分
を分離するカラム12と、カラム12によって分離され
た成分に対して光を照射してイオン化させるイオン化ラ
ンプ14と、イオン化ランプ14を内蔵するとともにイ
オン化された成分を検出する検出器16と、検出器16
及びカラム12にキャリアガスCを供給する電磁弁18
と、カラム12をカラム設定温度に加熱するカラムヒー
タ12Hと、検出器16を検出器設定温度に加熱する検
出器ヒータ16Hと、イオン化ランプ14、電磁弁1
8、検出器16、検出器ヒータ16H及びカラムヒータ
12Hの動作を制御する主制御部20とを備えたもので
ある。
料Aを通過させることにより呼気試料Aに含まれる成分
を分離するカラム12と、カラム12によって分離され
た成分に対して光を照射してイオン化させるイオン化ラ
ンプ14と、イオン化ランプ14を内蔵するとともにイ
オン化された成分を検出する検出器16と、検出器16
及びカラム12にキャリアガスCを供給する電磁弁18
と、カラム12をカラム設定温度に加熱するカラムヒー
タ12Hと、検出器16を検出器設定温度に加熱する検
出器ヒータ16Hと、イオン化ランプ14、電磁弁1
8、検出器16、検出器ヒータ16H及びカラムヒータ
12Hの動作を制御する主制御部20とを備えたもので
ある。
【0027】イオン化ランプ14は、紫外線ランプであ
る。カラムヒータ12Hは、図示しない発熱体、温度セ
ンサ及び温度調節器を備えた恒温槽である。検出器ヒー
タ16Hは、図示しない発熱体、温度センサ及び温度調
節器によって構成されている。主制御部20は、図示し
ないが、タイマ、リレー等からなるシーケンス制御手段
と、マイクロコンピュータからなるデータ処理手段とを
備えている。シーケンス制御手段は、呼気分析装置10
の立ち上げ及び立ち下げ動作を制御する。データ処理手
段は、検出器16の出力信号を入力することにより、分
析データを処理するとともに、スロープ感度が一定値以
下となったか否かを判断する。
る。カラムヒータ12Hは、図示しない発熱体、温度セ
ンサ及び温度調節器を備えた恒温槽である。検出器ヒー
タ16Hは、図示しない発熱体、温度センサ及び温度調
節器によって構成されている。主制御部20は、図示し
ないが、タイマ、リレー等からなるシーケンス制御手段
と、マイクロコンピュータからなるデータ処理手段とを
備えている。シーケンス制御手段は、呼気分析装置10
の立ち上げ及び立ち下げ動作を制御する。データ処理手
段は、検出器16の出力信号を入力することにより、分
析データを処理するとともに、スロープ感度が一定値以
下となったか否かを判断する。
【0028】本実施形態の呼気分析装置10には、圧力
センサ30、呼気吐出管32、呼気吐出管ヒータ32
H、呼気導入管36、呼気導入管ヒータ36H、フィル
タ38、インジェクションバルブ40、インジェクショ
ンバルブヒータ40H、計量管42、ポンプ44、ガス
ボンベ46、キャリアガスコントローラ48、分析制御
部50、表示ランプ52、立ち上げスイッチ54、立ち
下げスイッチ56等が付設されている。なお、呼気吐出
管ヒータ32H、呼気導入管ヒータ36H、インジェク
ションバルブヒータ40H、カラムヒータ12H及び検
出器ヒータ16Hは、分かりやすくするために互いに離
れて図示されているが、実際には配管が露出しないよう
に互いに密接して設置されている。
センサ30、呼気吐出管32、呼気吐出管ヒータ32
H、呼気導入管36、呼気導入管ヒータ36H、フィル
タ38、インジェクションバルブ40、インジェクショ
ンバルブヒータ40H、計量管42、ポンプ44、ガス
ボンベ46、キャリアガスコントローラ48、分析制御
部50、表示ランプ52、立ち上げスイッチ54、立ち
下げスイッチ56等が付設されている。なお、呼気吐出
管ヒータ32H、呼気導入管ヒータ36H、インジェク
ションバルブヒータ40H、カラムヒータ12H及び検
出器ヒータ16Hは、分かりやすくするために互いに離
れて図示されているが、実際には配管が露出しないよう
に互いに密接して設置されている。
【0029】呼気吐出管32は、中央に膨らみが形成さ
れたガラス管であり、内部に呼気A’が吹き込まれる。
呼気吐出管ヒータ32Hは、図示しない発熱体、温度セ
ンサ及び温度調節器によって構成され、呼気吐出管32
を一定温度に加熱する。圧力センサ30は、呼気吐出管
32内の呼気A’の圧力上昇を検出して、サンプリング
開始信号を分析制御部50へ出力する。呼気導入管36
は、呼気吐出管32に吹き込まれた呼気A’を計量管4
2に充填する場合の流路である。呼気導入管ヒータ36
Hは、図示しない発熱体、温度センサ及び温度調節器に
よって構成され、呼気導入管36を一定温度に加熱す
る。インジェクションバルブ40は、図2及び図3に示
すポート1〜6からなるロータリバルブ及び図示しない
アクチュエータによって構成され、分析制御部50から
出力された制御信号に基づき呼気A’及びキャリアガス
Cの流路を切り換える。インジェクションバルブヒータ
40Hは、図示しない発熱体、温度センサ及び温度調節
器を備えた恒温槽であり、インジェクションバルブ40
を一定温度に加熱する。計量管42は、呼気A’を一定
容量の呼気試料Aとして保持する。ポンプ44は、例え
ばダイヤフラムポンプであり、呼気吐出管32内の呼気
A’を吸引して計量管42に充填する。ガスボンベ46
は、窒素、ヘリウム又は空気等のキャリアガスCを充填
している。キャリアガスコントローラ48は、調圧弁及
びマスフローコントローラによって構成され、カラム1
2へ流すキャリアガスCの圧力及び流量を調節する。分
析制御部50は、例えばマイクロコンピュータによって
構成され、インジェクションバルブ40及びポンプ44
を制御する。表示ランプ52は、主制御部20から出力
された準備完了信号によって点灯する。
れたガラス管であり、内部に呼気A’が吹き込まれる。
呼気吐出管ヒータ32Hは、図示しない発熱体、温度セ
ンサ及び温度調節器によって構成され、呼気吐出管32
を一定温度に加熱する。圧力センサ30は、呼気吐出管
32内の呼気A’の圧力上昇を検出して、サンプリング
開始信号を分析制御部50へ出力する。呼気導入管36
は、呼気吐出管32に吹き込まれた呼気A’を計量管4
2に充填する場合の流路である。呼気導入管ヒータ36
Hは、図示しない発熱体、温度センサ及び温度調節器に
よって構成され、呼気導入管36を一定温度に加熱す
る。インジェクションバルブ40は、図2及び図3に示
すポート1〜6からなるロータリバルブ及び図示しない
アクチュエータによって構成され、分析制御部50から
出力された制御信号に基づき呼気A’及びキャリアガス
Cの流路を切り換える。インジェクションバルブヒータ
40Hは、図示しない発熱体、温度センサ及び温度調節
器を備えた恒温槽であり、インジェクションバルブ40
を一定温度に加熱する。計量管42は、呼気A’を一定
容量の呼気試料Aとして保持する。ポンプ44は、例え
ばダイヤフラムポンプであり、呼気吐出管32内の呼気
A’を吸引して計量管42に充填する。ガスボンベ46
は、窒素、ヘリウム又は空気等のキャリアガスCを充填
している。キャリアガスコントローラ48は、調圧弁及
びマスフローコントローラによって構成され、カラム1
2へ流すキャリアガスCの圧力及び流量を調節する。分
析制御部50は、例えばマイクロコンピュータによって
構成され、インジェクションバルブ40及びポンプ44
を制御する。表示ランプ52は、主制御部20から出力
された準備完了信号によって点灯する。
【0030】図4、図5及び図6は、呼気分析装置10
における立ち上げ及び立ち下げ動作の第一例を示し、図
4は立ち上げ動作のフローチャート、図5は立ち下げ動
作のフローチャート、図6はタイムチャートである。以
下、図1乃至図6に基づき呼気分析装置10の動作を説
明する。なお、本例における呼気分析装置10は、図1
0における従来の呼気分析装置に対して、手動弁を電磁
弁18に置き換え、主制御部20を付設したものであ
る。したがって、これらの点を除き、本例における呼気
分析装置10と図10における従来の呼気分析装置と
は、同一構成である。
における立ち上げ及び立ち下げ動作の第一例を示し、図
4は立ち上げ動作のフローチャート、図5は立ち下げ動
作のフローチャート、図6はタイムチャートである。以
下、図1乃至図6に基づき呼気分析装置10の動作を説
明する。なお、本例における呼気分析装置10は、図1
0における従来の呼気分析装置に対して、手動弁を電磁
弁18に置き換え、主制御部20を付設したものであ
る。したがって、これらの点を除き、本例における呼気
分析装置10と図10における従来の呼気分析装置と
は、同一構成である。
【0031】(1)呼気吸引動作
【0032】呼気分析装置10では、分析の他にも、呼
気試料Aを計量管42に充填する、呼気吸引も実行でき
るようになっている。まず、インジェクションバルブ4
0によって呼気吸引用の流路(図2)を選択しておく。
被検者が呼気吐出管32へ呼気A’を吹き込むと、これ
に対応してポンプ44が所定時間だけ作動する。このと
き、呼気A’は、呼気吐出管32→呼気導入管36→フ
ィルタ38→インジェクションバルブ40(計量管4
2)→ポンプ44→排出と流れる。これにより、呼気
A’が呼気試料Aとして計量管42に充填される。
気試料Aを計量管42に充填する、呼気吸引も実行でき
るようになっている。まず、インジェクションバルブ4
0によって呼気吸引用の流路(図2)を選択しておく。
被検者が呼気吐出管32へ呼気A’を吹き込むと、これ
に対応してポンプ44が所定時間だけ作動する。このと
き、呼気A’は、呼気吐出管32→呼気導入管36→フ
ィルタ38→インジェクションバルブ40(計量管4
2)→ポンプ44→排出と流れる。これにより、呼気
A’が呼気試料Aとして計量管42に充填される。
【0033】(2)立ち上げ動作
【0034】作業者が立ち上げスイッチ54を押すと、
主制御部20による立ち上げ動作が開始する。まず、分
析制御部50を介してインジェクションバルブ40に立
ち上げ及び立ち下げ用の流路を(図2)選択させ、電磁
弁18を開き(ステップ101,ここを始点すなわち0
分とする)、一定時間aが経過したか否かを判断する
(ステップ102)。これにより、キャリアガスCは、
ガスボンベ46→電磁弁18→キャリアガスコントロー
ラ48→インジェクションバルブ40→カラム12→検
出器16→排出と流れるので、カラム12及び検出器1
6がパージされる。一定時間aは例えば3分である。一
定時間aが経過すると、検出器ヒータ16Hをオンにし
(ステップ103,3分経過)、一定時間bが経過した
か否かを判断し(ステップ104)、一定時間bが経過
したらカラムヒータ12Hをオンにする(ステップ10
5,10分経過)。一定時間bは、検出器温度が常にカラ
ム温度よりも高くなるように、検出器ヒータ16Hとカ
ラムヒータ12Hとの昇温特性を比較して設定され、例
えば7分である。続いて、一定時間cが経過したか否か
を判断し(ステップ106)、一定時間cが経過したら
イオン化ランプ14を点灯させる(ステップ107,13
分経過)。一定時間cは、検出器16の動作が安定しな
いうち、イオン化ランプ14の動作が安定することによ
り、イオン化ランプ14の使用できる期間を縮めること
のないような値に設定され、例えば3分である。続い
て、検出器16の出力信号が一定値(例えば3V)以下
になったらスロープ感度を確認し始め、スロープ感度が
一定値(例えば200 μV/min )以下になったか否かを
判断する(ステップ108)。スロープ感度が一定値以
下になったら、準備完了信号を出力することにより(ス
テップ109,43分経過)、表示ランプ52を点灯させ
る。スロープ感度が一定値以下になることは、カラム1
2から脱離する残留成分が減少して、検出器16の動作
が安定したことを意味している。このように、従来少な
くとも46分(図10)必要であった立ち上げ時間が、43
分に短縮できる。
主制御部20による立ち上げ動作が開始する。まず、分
析制御部50を介してインジェクションバルブ40に立
ち上げ及び立ち下げ用の流路を(図2)選択させ、電磁
弁18を開き(ステップ101,ここを始点すなわち0
分とする)、一定時間aが経過したか否かを判断する
(ステップ102)。これにより、キャリアガスCは、
ガスボンベ46→電磁弁18→キャリアガスコントロー
ラ48→インジェクションバルブ40→カラム12→検
出器16→排出と流れるので、カラム12及び検出器1
6がパージされる。一定時間aは例えば3分である。一
定時間aが経過すると、検出器ヒータ16Hをオンにし
(ステップ103,3分経過)、一定時間bが経過した
か否かを判断し(ステップ104)、一定時間bが経過
したらカラムヒータ12Hをオンにする(ステップ10
5,10分経過)。一定時間bは、検出器温度が常にカラ
ム温度よりも高くなるように、検出器ヒータ16Hとカ
ラムヒータ12Hとの昇温特性を比較して設定され、例
えば7分である。続いて、一定時間cが経過したか否か
を判断し(ステップ106)、一定時間cが経過したら
イオン化ランプ14を点灯させる(ステップ107,13
分経過)。一定時間cは、検出器16の動作が安定しな
いうち、イオン化ランプ14の動作が安定することによ
り、イオン化ランプ14の使用できる期間を縮めること
のないような値に設定され、例えば3分である。続い
て、検出器16の出力信号が一定値(例えば3V)以下
になったらスロープ感度を確認し始め、スロープ感度が
一定値(例えば200 μV/min )以下になったか否かを
判断する(ステップ108)。スロープ感度が一定値以
下になったら、準備完了信号を出力することにより(ス
テップ109,43分経過)、表示ランプ52を点灯させ
る。スロープ感度が一定値以下になることは、カラム1
2から脱離する残留成分が減少して、検出器16の動作
が安定したことを意味している。このように、従来少な
くとも46分(図10)必要であった立ち上げ時間が、43
分に短縮できる。
【0035】(3)分析動作
【0036】分析制御部50を介してインジェクション
バルブ40に分析用の流路(図3)を選択させる。これ
により、キャリアガスCは、ガスボンベ46→電磁弁1
8→キャリアガスコントローラ48→インジェクション
バルブ40(計量管42)→カラム12→検出器16→
排出と流れるので、計量管42に充填された呼気試料A
もキャリアガスCとともに流れ、カラム12及び検出器
16を通過する。この呼気試料Aに含まれる各成分は、
カラム12で分離されることにより、時間的な差をもっ
て検出器16で検出される。検出器16及び主制御部2
0では、呼気試料Aを注入してから各成分の分別帯が出
るまでのキャリアガスCの容積(保持容量)又はその時
間(保持時間)により定性分析が行なわれ、ピーク面積
又はピーク高さから定量分析が行われる。
バルブ40に分析用の流路(図3)を選択させる。これ
により、キャリアガスCは、ガスボンベ46→電磁弁1
8→キャリアガスコントローラ48→インジェクション
バルブ40(計量管42)→カラム12→検出器16→
排出と流れるので、計量管42に充填された呼気試料A
もキャリアガスCとともに流れ、カラム12及び検出器
16を通過する。この呼気試料Aに含まれる各成分は、
カラム12で分離されることにより、時間的な差をもっ
て検出器16で検出される。検出器16及び主制御部2
0では、呼気試料Aを注入してから各成分の分別帯が出
るまでのキャリアガスCの容積(保持容量)又はその時
間(保持時間)により定性分析が行なわれ、ピーク面積
又はピーク高さから定量分析が行われる。
【0037】(4)立ち下げ動作
【0038】作業者が立ち下げスイッチ56を押すと、
主制御部20による立ち下げ動作が開始する。まず、分
析制御部50を介してインジェクションバルブ40に立
ち上げ及び立ち下げ用の流路(図2)を選択させ、イオ
ン化ランプ14を消灯させるとともに、カラムヒータ1
2Hをオフにする(ステップ201,ここを始点すなわ
ち0分とする)。続いて、一定時間dが経過したか否か
を判断し(ステップ202)、一定時間dが経過したら
検出器ヒータ16Hをオフにする(ステップ203,1
分経過)。一定時間dは、検出器温度が常にカラム温度
よりも高くなるように、検出器ヒータ16Hとカラムヒ
ータ12Hとの降温特性を比較して設定され、例えば1
分である。続いて、一定時間eが経過したか否かを判断
し(ステップ204)、一定時間eが経過したら電磁弁
18を閉じる(ステップ205,36分経過)。一定時間
eは、検出器16が高温のまま外気に曝されて検出器1
6の性能を落とすことのないように、検出器ヒータ16
Hの降温特性を考慮して設定され、例えば35分である。
このように、従来少なくとも38分(図10)必要であっ
た立ち下げ時間が、36分に短縮できる。
主制御部20による立ち下げ動作が開始する。まず、分
析制御部50を介してインジェクションバルブ40に立
ち上げ及び立ち下げ用の流路(図2)を選択させ、イオ
ン化ランプ14を消灯させるとともに、カラムヒータ1
2Hをオフにする(ステップ201,ここを始点すなわ
ち0分とする)。続いて、一定時間dが経過したか否か
を判断し(ステップ202)、一定時間dが経過したら
検出器ヒータ16Hをオフにする(ステップ203,1
分経過)。一定時間dは、検出器温度が常にカラム温度
よりも高くなるように、検出器ヒータ16Hとカラムヒ
ータ12Hとの降温特性を比較して設定され、例えば1
分である。続いて、一定時間eが経過したか否かを判断
し(ステップ204)、一定時間eが経過したら電磁弁
18を閉じる(ステップ205,36分経過)。一定時間
eは、検出器16が高温のまま外気に曝されて検出器1
6の性能を落とすことのないように、検出器ヒータ16
Hの降温特性を考慮して設定され、例えば35分である。
このように、従来少なくとも38分(図10)必要であっ
た立ち下げ時間が、36分に短縮できる。
【0039】図7、図8及び図9は、呼気分析装置10
における立ち上げ及び立ち下げ動作の第二例を示し、図
7は立ち上げ動作のフローチャート、図8は立ち下げ動
作のフローチャート、図9はタイムチャートである。以
下、図1乃至図3及び図7乃至図9に基づき呼気分析装
置10の動作を説明する。ただし、本例における呼気分
析装置10は主制御部20の機能を除き第一例と同じで
あるので、第一例と同じ説明は省略する。
における立ち上げ及び立ち下げ動作の第二例を示し、図
7は立ち上げ動作のフローチャート、図8は立ち下げ動
作のフローチャート、図9はタイムチャートである。以
下、図1乃至図3及び図7乃至図9に基づき呼気分析装
置10の動作を説明する。ただし、本例における呼気分
析装置10は主制御部20の機能を除き第一例と同じで
あるので、第一例と同じ説明は省略する。
【0040】(1)立ち上げ動作
【0041】作業者が立ち上げスイッチ54を押すと、
主制御部20による立ち上げ動作が開始する。まず、イ
ンジェクションバルブ40に立ち上げ及び立ち下げ用の
流路を(図2)選択させ、電磁弁18を開き(ステップ
301,ここを始点すなわち0分とする)、一定時間f
が経過したか否かを判断する(ステップ302)。これ
により、カラム12及び検出器16がパージされる。一
定時間fは例えば3分である。一定時間fが経過する
と、検出器ヒータ16Hをオンにすると同時にイオン化
ランプ14を点灯し(ステップ303,3分経過)、一
定時間gが経過したか否かを判断し(ステップ30
4)、一定時間gが経過したらカラムヒータ12Hをオ
ンにする(ステップ305,10分経過)。一定時間g
は、検出器温度が常にカラム温度よりも高くなるように
設定され、例えば7分である。続いて、一定時間hが経
過したか否かを判断し(ステップ306)、一定時間h
が経過し、検出器16の出力信号が一定値(例えば3
V)以下になったらスロープ感度を確認し始め、スロー
プ感度が一定値(例えば200 μV/min )以下になった
か否かを判断する(ステップ307,13分経過)。スロ
ープ感度が一定値以下になったら、準備完了信号を出力
することにより(ステップ308,18分経過)、表示ラ
ンプ52を点灯させる。このように、従来少なくとも21
分(図11)必要であった立ち上げ時間が、18分に短縮
できる。
主制御部20による立ち上げ動作が開始する。まず、イ
ンジェクションバルブ40に立ち上げ及び立ち下げ用の
流路を(図2)選択させ、電磁弁18を開き(ステップ
301,ここを始点すなわち0分とする)、一定時間f
が経過したか否かを判断する(ステップ302)。これ
により、カラム12及び検出器16がパージされる。一
定時間fは例えば3分である。一定時間fが経過する
と、検出器ヒータ16Hをオンにすると同時にイオン化
ランプ14を点灯し(ステップ303,3分経過)、一
定時間gが経過したか否かを判断し(ステップ30
4)、一定時間gが経過したらカラムヒータ12Hをオ
ンにする(ステップ305,10分経過)。一定時間g
は、検出器温度が常にカラム温度よりも高くなるように
設定され、例えば7分である。続いて、一定時間hが経
過したか否かを判断し(ステップ306)、一定時間h
が経過し、検出器16の出力信号が一定値(例えば3
V)以下になったらスロープ感度を確認し始め、スロー
プ感度が一定値(例えば200 μV/min )以下になった
か否かを判断する(ステップ307,13分経過)。スロ
ープ感度が一定値以下になったら、準備完了信号を出力
することにより(ステップ308,18分経過)、表示ラ
ンプ52を点灯させる。このように、従来少なくとも21
分(図11)必要であった立ち上げ時間が、18分に短縮
できる。
【0042】(2)立ち下げ動作
【0043】作業者が立ち下げスイッチ56を押すと、
主制御部20による立ち下げ動作が開始する。まず、イ
ンジェクションバルブ40に立ち上げ及び立ち下げ用の
流路(図2)を選択させ、カラムヒータ12Hをオフに
する(ステップ401,ここを始点すなわち0分とす
る)。続いて、一定時間iが経過したか否かを判断し
(ステップ402)、一定時間iが経過したら検出器ヒ
ータ16Hをオフにすると同時にイオン化ランプ14を
消灯させる(ステップ403,1分経過)。一定時間i
は、検出器温度が常にカラム温度よりも高くなるように
設定され、例えば1分である。続いて、一定時間jが経
過したか否かを判断し(ステップ404)、一定時間j
が経過したら電磁弁18を閉じる(ステップ405,36
分経過)。一定時間jは、検出器16が高温のまま外気
に曝されて検出器16の性能を落とすことのないよう
に、検出器ヒータ16Hの降温特性を考慮して設定さ
れ、例えば35分である。このように、従来少なくとも38
分(図11)必要であった立ち下げ時間が、36分に短縮
できる。
主制御部20による立ち下げ動作が開始する。まず、イ
ンジェクションバルブ40に立ち上げ及び立ち下げ用の
流路(図2)を選択させ、カラムヒータ12Hをオフに
する(ステップ401,ここを始点すなわち0分とす
る)。続いて、一定時間iが経過したか否かを判断し
(ステップ402)、一定時間iが経過したら検出器ヒ
ータ16Hをオフにすると同時にイオン化ランプ14を
消灯させる(ステップ403,1分経過)。一定時間i
は、検出器温度が常にカラム温度よりも高くなるように
設定され、例えば1分である。続いて、一定時間jが経
過したか否かを判断し(ステップ404)、一定時間j
が経過したら電磁弁18を閉じる(ステップ405,36
分経過)。一定時間jは、検出器16が高温のまま外気
に曝されて検出器16の性能を落とすことのないよう
に、検出器ヒータ16Hの降温特性を考慮して設定さ
れ、例えば35分である。このように、従来少なくとも38
分(図11)必要であった立ち下げ時間が、36分に短縮
できる。
【0044】
【発明の効果】請求項1又は3記載の呼気分析装置によ
れば以下の効果を奏する。
れば以下の効果を奏する。
【0045】主制御部は、検出器が設定温度に達する前
に、一定時間が経過したら、カラムヒータの加熱を開始
させる。この動作は、主制御部を設けたことにより初め
て実現可能となったものであり、従来の手動操作では実
際上実現不可能である。したがって、検出器が設定温度
に達した後に、カラムヒータの加熱を開始させる場合に
比べて、立ち上げ時間を短縮できる。しかも、自動化し
たことにより、誰にでも簡単に操作できるので、作業性
も向上できる。
に、一定時間が経過したら、カラムヒータの加熱を開始
させる。この動作は、主制御部を設けたことにより初め
て実現可能となったものであり、従来の手動操作では実
際上実現不可能である。したがって、検出器が設定温度
に達した後に、カラムヒータの加熱を開始させる場合に
比べて、立ち上げ時間を短縮できる。しかも、自動化し
たことにより、誰にでも簡単に操作できるので、作業性
も向上できる。
【0046】主制御部が電磁弁を開き一定時間経過後に
検出器ヒータの加熱を開始させることにより、作業者が
キャリアガスを無駄に流し続けてしまうことを回避でき
るので、キャリアガスを有効に利用できるとともに、立
ち上げ時間もより短縮できる。しかも、自動化したこと
により、誰にでも簡単に操作できるので、作業性も向上
できる。
検出器ヒータの加熱を開始させることにより、作業者が
キャリアガスを無駄に流し続けてしまうことを回避でき
るので、キャリアガスを有効に利用できるとともに、立
ち上げ時間もより短縮できる。しかも、自動化したこと
により、誰にでも簡単に操作できるので、作業性も向上
できる。
【0047】主制御部は、検出器のスロープ感度が一定
値以下になったら準備完了信号を出力する。この動作
は、主制御部を設けたことにより初めて実現可能となっ
たものであり、従来の手動操作では実際上実現不可能で
ある。したがって、従来のモニタを肉眼で見て判断する
場合に比べて、検出器の動作が安定したことを正確に判
断できるので、立ち上げ時間を短縮できる。しかも、自
動化したことにより、誰にでも簡単に操作できるので、
作業性も向上できる。
値以下になったら準備完了信号を出力する。この動作
は、主制御部を設けたことにより初めて実現可能となっ
たものであり、従来の手動操作では実際上実現不可能で
ある。したがって、従来のモニタを肉眼で見て判断する
場合に比べて、検出器の動作が安定したことを正確に判
断できるので、立ち上げ時間を短縮できる。しかも、自
動化したことにより、誰にでも簡単に操作できるので、
作業性も向上できる。
【0048】請求項2又は4記載の呼気分析装置によれ
ば以下の効果を奏する。
ば以下の効果を奏する。
【0049】主制御部は、カラムが室温近傍に下がる前
に、一定時間経過すれば、検出器ヒータの加熱を終了さ
せる。この動作は、主制御部を設けたことにより初めて
実現可能となったものであり、従来の手動操作では実際
上実現不可能である。したがって、カラムが室温近傍に
下がった時に、検出器ヒータの加熱を終了させる場合に
比べて、立ち下げ時間を短縮できる。しかも、自動化し
たことにより、誰にでも簡単に操作できるので、作業性
も向上できる。
に、一定時間経過すれば、検出器ヒータの加熱を終了さ
せる。この動作は、主制御部を設けたことにより初めて
実現可能となったものであり、従来の手動操作では実際
上実現不可能である。したがって、カラムが室温近傍に
下がった時に、検出器ヒータの加熱を終了させる場合に
比べて、立ち下げ時間を短縮できる。しかも、自動化し
たことにより、誰にでも簡単に操作できるので、作業性
も向上できる。
【0050】検出器が検出器設定温度の一定割合に下が
ってから一定時間経過後に、主制御部が電磁弁を閉じる
ことにより、作業者がキャリアガスを無駄に流し続けて
しまうことを回避できるので、キャリアガスを有効に利
用できるとともに、立ち下げ時間も短縮できる。しか
も、自動化したことにより、誰にでも簡単に操作できる
ので、作業性も向上できる。
ってから一定時間経過後に、主制御部が電磁弁を閉じる
ことにより、作業者がキャリアガスを無駄に流し続けて
しまうことを回避できるので、キャリアガスを有効に利
用できるとともに、立ち下げ時間も短縮できる。しか
も、自動化したことにより、誰にでも簡単に操作できる
ので、作業性も向上できる。
【0051】請求項1乃至4記載の呼気分析装置によれ
ば、主制御部の動作をフィードバック制御ではなくシー
ケンス制御で実現できるので、構成を簡略化できる。
ば、主制御部の動作をフィードバック制御ではなくシー
ケンス制御で実現できるので、構成を簡略化できる。
【図1】本発明に係る呼気分析装置の一実施形態を示す
構成図である。
構成図である。
【図2】図1におけるインジェクションバルブを示す部
分拡大図であり、呼気吸引用並びに立ち上げ及び立ち下
げ用の流路を選択した場合である。
分拡大図であり、呼気吸引用並びに立ち上げ及び立ち下
げ用の流路を選択した場合である。
【図3】図1におけるインジェクションバルブを示す部
分拡大図であり、分析用の流路を選択した場合である。
分拡大図であり、分析用の流路を選択した場合である。
【図4】図1の呼気分析装置における立ち上げ動作の第
一例を示すフローチャートである。
一例を示すフローチャートである。
【図5】図1の呼気分析装置における立ち下げ動作の第
一例を示すフローチャートである。
一例を示すフローチャートである。
【図6】図1の呼気分析装置における立ち下げ及び立ち
下げ動作の第一例を示すタイムチャートである。
下げ動作の第一例を示すタイムチャートである。
【図7】図1の呼気分析装置における立ち上げ動作の第
二例を示すフローチャートである。
二例を示すフローチャートである。
【図8】図1の呼気分析装置における立ち下げ動作の第
二例を示すフローチャートである。
二例を示すフローチャートである。
【図9】図1の呼気分析装置における立ち下げ及び立ち
下げ動作の第二例を示すタイムチャートである。
下げ動作の第二例を示すタイムチャートである。
【図10】従来の呼気分析装置における立ち下げ及び立
ち下げ動作の第一例を示すタイムチャートである。
ち下げ動作の第一例を示すタイムチャートである。
【図11】従来の呼気分析装置における立ち下げ及び立
ち下げ動作の第二例を示すタイムチャートである。
ち下げ動作の第二例を示すタイムチャートである。
10 呼気分析装置 12 カラム 12H カラムヒータ 14 イオン化ランプ 16 検出器 16H 検出器ヒータ 18 電磁弁 20 主制御部 A 呼気試料 C キャリアガス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/497 G01N 33/497 A
Claims (4)
- 【請求項1】 呼気試料を通過させることにより当該呼
気試料に含まれる成分を分離するカラムと、このカラム
によって分離された成分に対して光を照射してイオン化
させるイオン化ランプと、このイオン化ランプを内蔵す
るとともに前記イオン化された成分を検出する検出器
と、この検出器及び前記カラムにキャリアガスを供給す
る電磁弁と、前記カラムをカラム設定温度に加熱するカ
ラムヒータと、前記検出器を検出器設定温度に加熱する
検出器ヒータと、前記イオン化ランプ、前記電磁弁、前
記検出器、前記検出器ヒータ及び前記カラムヒータの動
作を制御する主制御部とを備え、 この主制御部は、 前記電磁弁を開き一定時間経過後、 前記検出器ヒータの加熱を開始させ一定時間経過後、 前記カラムヒータの加熱を開始させ一定時間経過後、 前記イオン化ランプを点灯させ、 前記検出器のスロープ感度が一定値以下になったら準備
完了信号を出力する機能を有する、 呼気分析装置。 - 【請求項2】 呼気試料を通過させることにより当該呼
気試料に含まれる成分を分離するカラムと、このカラム
によって分離された成分に対して光を照射してイオン化
させるイオン化ランプと、このイオン化ランプを内蔵す
るとともに前記イオン化された成分を検出する検出器
と、この検出器及び前記カラムにキャリアガスを供給す
る電磁弁と、前記カラムをカラム設定温度に加熱するカ
ラムヒータと、前記検出器を検出器設定温度に加熱する
検出器ヒータと、前記イオン化ランプ、前記電磁弁、前
記検出器、前記検出器ヒータ及び前記カラムヒータの動
作を制御する主制御部とを備え、 この主制御部は、 前記イオン化ランプを消灯させるとともに、前記カラム
ヒータの加熱を終了させ一定時間後、 前記検出器ヒータの加熱を終了させ一定時間後、 前記電磁弁を閉じる機能を有する、 呼気分析装置。 - 【請求項3】 呼気試料を通過させることにより当該呼
気試料に含まれる成分を分離するカラムと、このカラム
によって分離された成分に対して光を照射してイオン化
させるイオン化ランプと、このイオン化ランプを内蔵す
るとともに前記イオン化された成分を検出する検出器
と、この検出器及び前記カラムにキャリアガスを供給す
る電磁弁と、前記カラムをカラム設定温度に加熱するカ
ラムヒータと、前記検出器を検出器設定温度に加熱する
検出器ヒータと、前記イオン化ランプ、前記電磁弁、前
記検出器、前記検出器ヒータ及び前記カラムヒータの動
作を制御する主制御部とを備え、 この主制御部は、 前記電磁弁を開き一定時間経過後、 前記検出器ヒータの加熱を開始させると同時に前記イオ
ン化ランプを点灯させ一定時間経過後、 前記カラムヒータの加熱を開始させ一定時間経過後、 前記検出器のスロープ感度が一定値以下になったら準備
完了信号を出力する機能を有する、 呼気分析装置。 - 【請求項4】 呼気試料を通過させることにより当該呼
気試料に含まれる成分を分離するカラムと、このカラム
によって分離された成分に対して光を照射してイオン化
させるイオン化ランプと、このイオン化ランプを内蔵す
るとともに前記イオン化された成分を検出する検出器
と、この検出器及び前記カラムにキャリアガスを供給す
る電磁弁と、前記カラムをカラム設定温度に加熱するカ
ラムヒータと、前記検出器を検出器設定温度に加熱する
検出器ヒータと、前記イオン化ランプ、前記電磁弁、前
記検出器、前記検出器ヒータ及び前記カラムヒータの動
作を制御する主制御部とを備え、 この主制御部は、 前記前記カラムヒータの加熱を終了させ一定時間後、 前記イオン化ランプを消灯させると同時に検出器ヒータ
の加熱を終了させ一定時間後、 前記電磁弁を閉じる機能を有する、 呼気分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8191342A JPH1019865A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 呼気分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8191342A JPH1019865A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 呼気分析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1019865A true JPH1019865A (ja) | 1998-01-23 |
Family
ID=16272978
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8191342A Withdrawn JPH1019865A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 呼気分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1019865A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6148657A (en) * | 1996-08-13 | 2000-11-21 | Suzuki Motor Corporation | Method and apparatus for analyzing a breath sample |
WO2003075001A1 (fr) * | 2002-03-04 | 2003-09-12 | Fis Inc. | Chromatrographe en phase gazeuse et analyseur de composant d'air expire |
WO2007142061A1 (ja) * | 2006-06-06 | 2007-12-13 | Konica Minolta Medical & Graphic, Inc. | マイクロチップ検査装置 |
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JP2017211225A (ja) * | 2016-05-24 | 2017-11-30 | 株式会社島津製作所 | ガスクロマトグラフ装置 |
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KR102015230B1 (ko) * | 2018-12-28 | 2019-08-28 | 박정현 | 음주측정 시스템 및 이를 이용한 인터락 시스템 |
-
1996
- 1996-07-02 JP JP8191342A patent/JPH1019865A/ja not_active Withdrawn
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