JPH08313407A - 呼気採取分析装置 - Google Patents

呼気採取分析装置

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JPH08313407A
JPH08313407A JP14108895A JP14108895A JPH08313407A JP H08313407 A JPH08313407 A JP H08313407A JP 14108895 A JP14108895 A JP 14108895A JP 14108895 A JP14108895 A JP 14108895A JP H08313407 A JPH08313407 A JP H08313407A
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JP
Japan
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exhalation
breath
analysis
component
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JP14108895A
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Inventor
Katsuhiko Sato
勝彦 佐藤
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 呼気成分の分析中および呼気吐出可能な状態
であることを外部に表示出力すること。 【構成】 呼気吹込口を有する呼気採取管2と、この呼
気採取管2で採取された所定量の呼気から検査対象成分
を検出する分析部14と、この分析部14からの成分検
知信号を検査対象成分に応じた一定時間受信すると共に
当該成分検知信号に基づいて呼気中の当該成分濃度を算
出するデータ処理手段15と、このデータ処理手段15
および分析部14の動作タイミングを所定の開始信号に
基づいて制御する分析制御部8とを備えている。分析制
御部8に、呼気採取管内への呼気の流入を検知して開始
信号を出力する呼気吐出感知センサ7A(圧力センサ)
と、所定の表示切替信号に従って点灯又は消灯する表示
器10とを併設している。さらに、分析制御部8が、開
始信号に基づいて表示器10に表示切替信号を出力する
機能と、検査対象成分に応じた一定時間の経過後に表示
器10に表示切替信号を出力する機能とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、呼気採取分析装置に係
り、特に、分析状況を表示する呼気採取分析装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平6−58919号
公報に記載されている如く、被験者の呼気を採取して分
析を行う呼気採取分析装置が開発されている。呼気採取
分析装置は、医療分野における臨床検査用の呼気分析
や、患者の病態の監視に用いられている。また、産業分
野では、作業環境の測定や室内環境の測定に用いられて
いる。一方、警察分野では、飲酒運転の取り締まりや麻
薬取り締まりに用いられ、また、消防分野における火災
原因調査、また、健康産業分野における健康管理等、広
範囲の分野で使用されるものである。
【0003】この呼気採取分析装置は、装置本体に付設
され外周部がヒータで被覆された呼気採取管と、この呼
気採取管の端部に四方電磁バルブを介して各々接続され
た2本のキャリアガス流路と、この四方電磁バルブに接
続された空気ボンベと、各キャリアガス流路の一部を区
画して設けられたサンプル計量部とを備えている。
【0004】そして、各サンプル計量部の下流側には、
三方電磁バルブおよび排気管を介して接続された呼気導
入用ポンプ(吸引ポンプ)が装備され、また、前述した
各三方電磁バルブに各々並列に且つ相互に独立して接続
された2つの分離カラム等を備えている。
【0005】被験者から呼気を採取して分析を行う場合
には、被験者が呼気採取管の内部へ呼気を吐出すると、
呼気採取管へ吐出された呼気が呼気導入用ポンプにより
装置外部へ排出される一方、呼気の一部が呼気試料とし
て各サンプル計量部に充満される。次いで、各サンプル
計量部に空気ボンベからキャリアガスを送り込むと、各
計量部に充満している呼気試料が各分離カラムへ送り込
まれた後、呼気試料は、各成分ガスの保持時間の違いに
より分離される。この後、所定の演算処理により呼気分
析が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来例では、被験者はオペレータ等により「呼気吐出の指
示」を口頭で受けて呼気の吐出を開始するようになって
いた。
【0007】一方、オペレータは、分析動作(分析中,
準備OK)などを確認するにはデータ処理機の画面表示
により確認するしかなかった。このため、分析中は常時
分析装置の周辺で待機する必要があった。
【0008】さらに、検査を待機している被験者は、検
査室内等に入らないと、検査可能な状態なのか待たなけ
ればならないのかが判断できなかった。
【0009】また、分析時間は、検査対象成分および分
析条件によって、3分から20分間の間で、極端な場合
には40分間程度に定まる。このため、一定時間のタイ
マでは対応できない。従って、オペレータは、データ処
理機周辺で待機する必要があった。
【0010】
【発明の目的】本発明は、係る従来例の有する課題を改
善し、特に、呼気成分の分析中および呼気吐出可能な状
態であることを外部に表示出力することのできる呼気採
取分析装置を提供することを、その目的とする。
【0011】
【課題を解決する手段】そこで、本発明では、第1の手
段として、呼気吹込口を有する呼気採取管と、この呼気
採取管で採取された所定量の呼気から検査対象成分を検
出する分析部と、この分析部からの成分検知信号を検査
対象成分に応じた一定時間受信すると共に当該成分検知
信号に基づいて呼気中の当該成分濃度を算出するデータ
処理手段と、このデータ処理手段および分析部の動作タ
イミングを所定の開始信号に基づいて制御する分析制御
部とを備えている。しかも、分析制御部に、呼気採取管
内への呼気の流入を検知して開始信号を出力する呼気吐
出感知センサと、所定の表示切替信号に従って点灯又は
消灯する表示器とを併設している。さらに、分析制御部
が、開始信号に基づいて分析部に呼気導入信号を出力し
たときに表示器に第1の表示切替信号を出力する機能
と、検査対象成分に応じた一定時間の経過後に表示器に
第2の表示切替信号を出力する機能とを備えた、という
構成を採っている。
【0012】第2の手段として、表示器が、分析部が動
作中であることを外部通知する文字パネルを備えた、と
いう構成を採っている。
【0013】第3の手段として、表示器が、所定の時間
情報に基づいて当該時間を表示出力する時間表示部を備
え、分析制御部に、開始信号受信後の時間を計時するタ
イマを併設し、さらに、分析制御部が、タイマから出力
された経過時間情報に基づいて成分検知信号が出力され
る予め定められた一定時間についての残り時間を算出す
る機能と、当該残り時間情報を表示器に出力する待ち時
間表示機能とを備えた、という構成を採っている。
【0014】本発明では、これらの手段によって、前述
した目的を達成しようとするものである。
【0015】
【作用】被験者が呼気採取管へ呼気を吐出すると、呼気
吐出感知センサは、呼気採取管内への呼気の流入を検知
して開始信号を出力する。例えば、呼気採取管内部の圧
力を検知して一定以上圧力が上昇したときに開始信号を
出力する。さらに、分析制御部は、当該開始信号に基づ
いて分析部の成分検出処理を開始させる。
【0016】また、分析制御部は、開始信号を受信した
とき、表示器に、表示切替信号を出力する。すると、表
示器は、この表示切替信号に従って点灯又は消灯する。
表示器は、この点灯又は消灯により、分析中であること
を外部表示する。
【0017】さらに、分析部は、所定量の呼気から検査
対象成分を検出し、成分検知信号をデータ処理手段に出
力する。この成分検知は、検査対象成分に応じた一定時
間行われ、従って、成分検知信号は当該一定時間データ
処理手段に出力される。データ処理手段では、この成分
検知信号に基づいて当該採取された呼気中の当該成分濃
度を算出する。
【0018】分析制御部は、検査対象成分に応じた一定
時間が経過したとき、表示切替信号を表示器に出力す
る。すると、表示器は、この表示切替信号に従って点灯
又は消灯し、次の被験者の呼気の吐出が可能であること
を外部表示する。
【0019】表示器が、分析部が動作中であることを外
部通知する文字パネルを備えた構成である場合には、分
析中である旨を文字が記載されたパネルの点灯または消
灯により外部表示する。
【0020】
【実施例】次に本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。
【0021】図1は、本発明による呼気採取分析装置の
構成を示すブロック図である。呼気採取分析装置は、呼
気吹込口を有する呼気採取管2と、この呼気採取管2で
採取された所定量の呼気から検査対象成分を検出する分
析部14と、この分析部14からの成分検知信号を検査
対象成分に応じた一定時間受信すると共に当該成分検知
信号に基づいて呼気中の当該成分濃度を算出するデータ
処理手段15と、このデータ処理手段15および分析部
14の動作タイミングを所定の開始信号に基づいて制御
する分析制御部8とを備えている。
【0022】しかも、分析制御部8に、呼気採取管内へ
の呼気の流入を検知して開始信号を出力する呼気吐出感
知センサ7A(圧力センサ)と、所定の表示切替信号に
従って点灯又は消灯する表示器10とを併設している。
また、分析制御部8には、開始信号の受信からの時間を
逐次計時するタイマが併設されている。
【0023】さらに、分析制御部8が、開始信号に基づ
いて表示器10に第1の表示切替信号を出力する機能
と、検査対象成分に応じた一定時間の経過後に表示器1
0に第2の表示切替信号を出力する機能とを備えてい
る。
【0024】これを詳細に説明する。
【0025】呼気採取管2は、被験者から吐出された呼
気を一定量蓄積する。この呼気採取管2には、圧力セン
サ7Aと、流量センサ7Bとが連結されていて、圧力セ
ンサ7は、被験者からの呼気の吐出による呼気採取管2
内の圧力の上昇を捕捉し、一定圧力以上の圧力を検知し
たときに開始信号を出力する。
【0026】呼気導入手段9は、呼気採取管中の呼気を
吸引するサンプリングポンプ9により構成している。
【0027】また、呼気採取管2には、図示しない流量
センサ7Bが併設されている。流量センサは7B、呼気
採取管2内の流量を捕捉し、当該流量を積算することで
呼気吐出量を算出する。ここでは、流量センサ7Bとし
て、質量流量計または熱線流量計を用いている。成分検
知に必要な呼気の量を検知するものであるため、熱膨張
の影響を受けない質量流量計が望ましい。また、熱線流
量計の場合には、呼気は比較的高温多湿であるため、呼
気中の水分が熱線に付着する場合があり、このため、熱
線がコーティングされているものが望ましい。
【0028】分析部14は、採取された呼気中の成分ガ
スの保持時間の違いにより各成分を分離する分離カラム
21と、分離カラム21中の検査対象成分の有無を検知
する成分検知器14Aとから構成される。成分検知器1
4Aは、逐次成分検知信号14aをデータ処理部15へ
出力している。この成分検知信号14aは、対象成分の
存在が検知されたときに、検知した成分に対応した電圧
レベルとなる。
【0029】データ処理部15は、成分検知信号14a
と、検査対象成分によって予め定まるキャリブレーショ
ン・カーブに基づいて、面積換算での当該成分の濃度を
算出する。このデータ処理部15は、分析制御部8から
の開始信号に基づいて成分検知信号18の解析を開始
し、検査対象成分および呼気試料によって予め定められ
た一定時間この成分検知信号18の解析を継続する。デ
ータ処理部15は、例えば3分から20分程度の一定時
間経過後に、成分検知信号14aの解析を終了する。
【0030】分析制御部8は、圧力センサ7Aから開始
信号に基づいて分析部14およびデータ処理部15を起
動する。また、この開始信号を受信したとき、または流
量センサ出力により必要な呼気の吐出が完了したと判定
されたときに、表示器10に第1の表示切替信号を出力
する。
【0031】また、分析制御部8分析部14による成分
検知処理の一定時間が終了したとき、即ち、予め定めら
れたデータ処理部15の成分検知信号14aの受信時間
が終了したとき、表示器10に第2の表示切替信号を出
力する。また、成分検知信号14aに基づいた検査対象
成分の濃度の算出が終了したときに、データ処理部15
から表示器10に表示切替信号を出力するようにしても
良い。さらに、分析部14のパージが必要な場合には、
パージが終了して次の被験者の呼気の分析が行える状態
になったときに、この表示切替信号を出力するようにし
ても良い。
【0032】さらに、分析制御部8は、本実施例では、
流量センサ出力に基づいて流量の積算を行い、これを呼
気吐出量として扱う。また、この呼気吐出量に基づい
て、表示器10の各種表示制御を行う。
【0033】表示器10は、分析制御部8からの第1ま
たは第2の表示切替信号に基づいて、分析の実行中か、
または待機中であり被験者による呼気の吐出が可能なの
かを外部表示する。
【0034】また、表示器10は、被験者によって吐出
された呼気吐出量をも表示するようにしても良い。これ
は、被験者による呼気の吐出量が、予め呼気分析に必要
な所定量に至ったときに呼気の吐出が完了した旨を表示
するものである
【0035】図2乃至図3は表示器10の外観を示す正
面図である。表示器は、図2(A)に示すように、第2
の表示切替信号を受信したときに被験者に対して本装置
が待機中であることを示す「検査できます」と記された
文字パネル10Aと、第1の表示切替信号を受信したと
きに本装置が分析中であることを示す「検査中です」と
記された文字パネル10Aとを備えている。これらは表
示器10内部のランプにより点灯し、また消灯する。こ
の点灯又は消灯は、分析制御部8から入力される表示切
替信号により行われる。
【0036】この図2に示した文字パネル10Aは、被
験者向けのものである。このため、待合い室に設置する
ようにしても良いし、また、呼気の吐出を促すメッセー
ジを表示するようにしてもよい。例えば、「吸入口に吹
き込んで下さい」等のメッセージを記すようにしても良
い。
【0037】一方、図3に示した文字パネル10Bは、
オペレータ向けのものである。このため、簡略表示した
ものとなっている。
【0038】図4は分析動作中に待ち時間を表示する場
合の表示器の一例を示したものである。この待ち時間を
表示する構成では、表示器10が、所定の時間情報に基
づいて当該時間を表示出力する時間表示部10Cを備え
ている。
【0039】しかも、分析制御部8が、タイマから出力
された経過時間情報に基づいて成分検知信号14aが出
力される予め定められた一定時間についての残り時間を
算出する機能と、当該残り時間情報を表示器10に出力
する待ち時間表示機能とを備えている。
【0040】このため、この図4に示した例では、次の
被験者による検査開始までの待ち時間を表示することが
できる。
【0041】次に、上述した呼気採取分析装置の詳細を
説明する。
【0042】図5は図1に示した呼気採取分析装置の詳
細を開示したブロック図である。図5に示すように、呼
気採取管2は、円筒状の呼気流入部2aと、球状の呼気
貯留部2bと、内径が先端部に向けて徐々に小さくなる
ようにテーパが形成された呼気排出部2cとから一体に
構成されている。呼気流入部2aの端部2dには、滅菌
処理されたディスポーザブル・マウスピース1が装着さ
れている。
【0043】さらに、呼気排出部2cの端部は開口して
いて、この開口部には流量センサ7Bが装着されてい
る。また、呼気貯留部2bには、この呼気採取管2内の
圧力を感知する圧力センサ7Aと、当該呼気採取管2内
に蓄積された呼気を分析部14に導入する呼気導入管4
とが接続されている。
【0044】呼気採取管2および呼気導入管4とは、そ
れぞれ呼気採取管用ヒータ3および呼気導入管用ヒータ
5とにより所定温度に維持されている。これは、吐出さ
れた呼気成分や水分が呼気採取管2等の内壁面に付着す
るのを防止するためである。これら各ヒータ3,5は、
ヒータ6コントローラにより温度制御されている。
【0045】分析部14は、呼気成分を分離する分離カ
ラム21等を所定温度に維持する恒温槽13と、この分
離カラム21中の検査対象成分の有無を検知して成分検
知信号14aをデータ処理部に出力する成分検出器14
Aとを備えている。
【0046】恒温層13内には、呼気採取管2で採取さ
れた呼気を一時的に蓄積するサンプルループ19と、こ
のサンプルループ19から導入された呼気に含まれた水
分等の極性成分を保持し、検査対象となるエタン等の炭
化水素を分離カラムへ導入するプレカラム20と、この
プレカラム20から導入された呼気成分から各成分ガス
の保持時間の違いに基づいて検査対象成分を分離する分
離カラム21とが装備されている。
【0047】また、恒温槽13には、呼気採取管2に蓄
積された呼気をサンプルループ19まで吸引するサンプ
リング用ポンプ9が併設されている。
【0048】サンプルループ19から各カラム20,2
1への呼気の搬送は、本実施例では、キャリアガスによ
り呼気の流れを付勢する構成としている。このキャリア
ガスは、キャリアガスボンベから各カラム等19,2
0,21に導入される。このキャリアガスの圧力の維持
および導入は、キャリアガスコントローラ21Aによっ
て制御されている。
【0049】このキャリアガスコントローラ12Aは、
本実施例では、呼気の搬送だけでなく、サンプルループ
19や各カラム20,21中の呼気の掃気(パージ)の
制御も行っている。さらに、キャリアガスコントローラ
12Aは、呼気導入管4からサンプルループ19までの
経路のパージ制御も行っている。この呼気の搬送または
パージを行うため、キャリアガスの経路を切り替える必
要がある。本実施例では、この切り替えを、サンプリン
グバルブ17と、三方切替電磁弁40とにより行ってい
る。
【0050】サンプルループ19や各カラム20,21
および呼気導入管4とは、サンプリングバルブ17を介
して連通されている。サンプリングバルブ17は、図6
に示すように、ポート(1)〜(10)とを備えており、この
ポート間の連結状態を変更することで、呼気採取管2に
蓄積された呼気をサンプルループ19まで搬送すると共
に、分離カラム21等をパージする第1の動作モード
(図8参照)と、サンプルループ19に蓄積された呼気
を各カラム20,21に搬送する第2の動作モード(図
9参照)とを実現している。
【0051】また、図7に示すように、呼気導入管4の
パージは、パージガス貯留部42に貯留されたパージガ
スを、呼気採取管2と呼気導入管4とを連結する連結部
40に導入することにより行っている。この連結部40
は、本実施例では、呼気採取管2と、呼気導入管4と、
パージガスを搬送するパージガス導入管41の3ポート
を切り替える三方切替電磁弁により構成している。三方
電磁弁40は、分析制御部8からの制御に従って呼気採
取管2と呼気導入管4とを接続し、また、呼気導入管4
とパージガス導入管41とを連通させる。呼気導入管4
からサンプルループ19間をパージする場合の例を図1
0に示す。
【0052】図11は、各部の動作タイミング制御用の
シーケンス図を概略表示したものである。分析制御部8
は、図示するように、開始信号または手動により呼気の
吐出を知らせるプッシュスイッチの入力により、サンプ
リング用ポンプ9をオンにする(RY 501)。
【0053】さらに、Timer RY T000に設定された時間
だけサンプリング用ポンプ9を動作させて呼気採取管2
の呼気をサンプルループ19に吸入し、この設定時間経
過後、サンプリング用ポンプ9を停止し、Timer RY T00
2に設定された時間だけ第1の動作モードとする。ま
た、このとき、表示切替信号を表示器10に出力する
(RY 503)。
【0054】さらに、Timer RY T001に設定された時間
が終了したとき、サンプリングバルブ17をTimer RY T
002に設定された時間だけ切り替えて、第2の動作モー
ドとする。さらに、データ処理部15へ成分検出信号1
4aの分析開始信号を出力する(RY 507)。これを受け
てデータ処理部15から表示切替信号を出力する(RY50
8)。
【0055】図12は図5に示した構成での図11に示
したシーケンス図に従った動作例を示すフローチャート
である。
【0056】装置本体が分析待機状態にあるときには、
被験者用の表示は呼気の吐出が可能なことを示すメッセ
ージを表示する。このメッセージは、例えば、「検査で
きます」等である。一方、オペレータ用として、「準備
完」と表示する。
【0057】この表示を受けて、被験者が呼気吐出管内
に呼気を吐出すると(ステップS1)、呼気吐出感知セ
ンサ(圧力センサ)7Aが当該呼気の吐出を検知して、
分析制御部に呼気サンプリングスタート信号(開始信
号)を出力する。
【0058】さらに、分析制御部8では、当該開始信号
を受けて、各表示器10A,10Bに表示切替信号を出
力し(ステップS2)、被験者用表示器10Aには「検
査中です」等の表示出力を行い、一方、オペレータ用表
示器10Bには、「分析中」の表示を行う。また、この
開始信号により、サンプリング用ポンプを起動させ、一
連の分析動作のシーケンス制御を開始する(ステップS
3)。
【0059】分析が終了し、データ処理部15でのデー
タ処理が完了した時点で(ステップS5)、データ処理
部15から表示器10に表示切替信号を出力し、被験者
用表示器10Aでは「検査できます」と表示し、一方、
オペレータ用表示器10Bでは「準備完」と表示する。
【0060】また、図4に示したように、待ち時間を表
示するようにしても良い。
【0061】上述したように本実施例によると、呼気分
析装置の動作状況が、被験者やオペレータなどの関係者
が確認できるため、被験者の呼出や、装置に近づいての
動作状況の確認が不要となり、より効率的に分析を行う
ことができる。また、対象者によってステータス表示を
帰るため、誰にでも状況が確認できる。しかもステータ
ス表示は、全て既存装置と同期していて、リアルタイム
表示のため、タイムラグによる時間のロスがない。
【0062】また、待合い室と検査室内に表示をするこ
とにより、呼気採取分析の無人化が可能となる。
【0063】
【発明の効果】本発明は以上のように構成され機能する
ので、これによると、分析制御部が、開始信号を受信し
たとき表示器に第1の表示切替信号を出力し、表示器
が、この第1の表示切替信号に従って点灯又は消灯する
ため、この点灯又は消灯により分析部が動作中であるこ
とを外部表示することができ、さらに、分析制御部が、
検査対象成分に応じた一定時間が経過したとき第2の表
示切替信号を表示器に出力し、表示器が、この第2の表
示切替信号に従って点灯又は消灯するため、分析が終了
し次の被験者の呼気の吐出が可能であることを外部表示
することができる。このように、呼気成分の分析中およ
び呼気吐出可能な状態であることを外部に表示出力する
ことのできる従来にない優れた呼気採取分析装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示した表示器の一例である被験者用の表
示器を示す説明図であり、図2(A)は分析待機中の状
態を示す図で、図2(B)は分析中の状態を示す図であ
る。
【図3】図1に示した表示器の一例であるオペレータ用
の表示器を示す説明図であり、図3(A)は分析待機中
の状態を示す図で、図3(B)は分析中の状態を示す図
である。
【図4】図1に示した表示器の一例である待機時間を表
示する表示器を示す説明図である。
【図5】図1に示した呼気採取分析装置の詳細構成を示
すブロック図である。
【図6】図5に示したサンプリングバルブの各ポート位
置とそれに連結される部材との関係を示す説明図であ
る。
【図7】図1に示した連結部である三方切換電磁弁の構
成を示す説明図である。
【図8】図5に示した構成による第1の動作モードの呼
気試料等の流れを示す説明図である。
【図9】図5に示した構成による第2の動作モードの呼
気試料等の流れを示す説明図である。
【図10】図5に示した構成による呼気導入管のパージ
処理時のパージガスの流れを示す説明図である。
【図11】図5に示した分析制御部の動作タイミング制
御の構成を示すシーケンス図である。
【図12】図5に示した構成での呼気成分の採取および
分析処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 呼気採取管 7A 圧力センサ 8 分析制御部 10 表示器 14 分析部 15 データ処理部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 呼気吹込口を有する呼気採取管と、この
    呼気採取管で採取された所定量の呼気から検査対象成分
    を検出する分析部と、この分析部からの成分検知信号を
    検査対象成分に応じた一定時間受信すると共に当該成分
    検知信号に基づいて前記呼気中の当該成分濃度を算出す
    るデータ処理手段と、このデータ処理手段および前記分
    析部の動作タイミングを所定の開始信号に基づいて制御
    する分析制御部とを備えた呼気採取分析装置において、 前記分析制御部に、前記呼気採取管内への呼気の流入を
    検知して開始信号を出力する呼気吐出感知センサと、所
    定の表示切替信号に従って点灯又は消灯する表示器とを
    併設し、 前記分析制御部が、前記開始信号に基づいて前記表示器
    に第1の表示切替信号を出力する機能と、前記検査対象
    成分に応じた一定時間の経過後に前記表示器に第2の前
    記表示切替信号を出力する機能とを備えたことを特徴と
    する呼気採取分析装置。
  2. 【請求項2】 前記表示器が、前記分析部が動作中であ
    ることを外部通知する文字パネルを備えたことを特徴と
    する請求項1記載の呼気採取分析装置。
  3. 【請求項3】 前記表示器が、所定の時間情報に基づい
    て当該時間を表示出力する時間表示部を備え、 前記分析制御部に、前記開始信号受信後の時間を計時す
    るタイマを併設し、 前記分析制御部が、前記タイマから出力された経過時間
    情報に基づいて前記成分検知信号が出力される予め定め
    られた前記一定時間についての残り時間を算出する機能
    と、当該残り時間情報を前記表示器に出力する待ち時間
    表示機能とを備えたことを特徴とする請求項1又は2記
    載の呼気採取分析装置。
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