JPH10198255A - プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置及び現像装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置及び現像装置

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Publication number
JPH10198255A
JPH10198255A JP8358457A JP35845796A JPH10198255A JP H10198255 A JPH10198255 A JP H10198255A JP 8358457 A JP8358457 A JP 8358457A JP 35845796 A JP35845796 A JP 35845796A JP H10198255 A JPH10198255 A JP H10198255A
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JP
Japan
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toner
wall surface
process cartridge
storage container
image forming
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Application number
JP8358457A
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English (en)
Inventor
Haruhisa Oshida
治久 忍田
Takahiro Noguchi
高宏 野口
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 攪拌手段の移動範囲に対して、現像部材と逆
側の残留トナーを減少する。また、トナー残量の検知精
度を高め、より経済的な画像形成装置を提供する。 【解決手段】 トナー収納容器10a内のトナーを送り
出すために往復移動可能な攪拌手段19eもしくはトナ
ーセンサー25上のトナーを清掃するために往復移動可
能な清掃手段19eを有し、前記往復移動する攪拌手段
もしくは清掃手段に当接もしくは近接する位置にトナー
収納容器10aの壁面10a5を配置する。攪拌手段も
しくは清掃手段の反現像部材10c側のトナーが、攪拌
手段もしくは清掃手段を乗り超えて現像部材側に落下す
るため、残留トナーを減少する。また、トナー残量の誤
検知を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンター、複写
機、ファクシミリ等において、現像剤を用いて画像情報
を記録する電子写真画像形成装置に関するものである。
さらには、現像剤の有無、もしくは残量を検知する機能
を有する前記電子写真画像形成装置に関するものであ
る。さらには、前記電子写真画像形成装置の本体に着脱
可能な現像装置あるいはプロセスカートリッジに関する
ものである。
【0002】なお、前述プロセスカートリッジとは、帯
電手段、またはクリーニング手段と現像手段及び電子写
真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
ッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。及び帯電手段、クリーニング手段の少なくとも一
つと現像手段及び電子写真感光体とを一体的にカートリ
ッジ化して画像形成装置本体に着脱可能とするものであ
る。更に、少なくとも現像手段と電子写真感光体とを一
体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能
とするものをいう。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は後述の従来の
技術を更に発展させたものである。
【0004】本発明は現像装置、プロセスカートリッジ
及び電子写真画像形成装置の提供について以下の目的を
有する。
【0005】本出願に係る第1の目的は、撹拌手段の移
動範囲に対して、現像部材と逆側のトナー収納容器内の
残留トナーを極めて少なくし、より経済的な装置を提供
することにある。
【0006】本出願に係る第2の目的は、より正確なト
ナー残量の検知装置を提供に寄与することにある。
【0007】本出願に係る第3の目的は、上記第1およ
び第2の目的を、より確実に達成することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
は画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ
において、電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光
体ドラム上に形成された潜像をトナーを用いて現像する
現像部材と、前記現像部材へトナーを供給するためのト
ナー収納容器とを有し、前記トナー収納容器は前記現像
部材へトナー収納容器内のトナーを送り出すために、ト
ナー収納容器の第一の壁面に沿って往復移動可能な撹拌
手段を有し、前記往復移動する撹拌手段に当接もしくは
近接する位置に、前記第1の壁面と所定の角度をなす第
2の壁面を配置した事を特徴とするプロセスカートリッ
ジである。
【0009】本出願に係る第2の発明は画像形成装置本
体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子写
真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラム上に形成
された潜像をトナーを用いて現像する現像部材と、前記
現像部材へトナーを供給するためのトナーを収容し、ト
ナー収納容器内のトナーの有無を検知するために画像形
成装置本体に備える検知手段の検知範囲内に位置するト
ナー収納容器と、を有し、前記トナー収納容器は、検知
手段の検知範囲内のトナーを清掃するために、トナー収
納容器の第1の壁面に沿って往復移動可能な清掃手段を
有し、前記往復移動する清掃手段に当接もしくは近接す
る位置に、前記第1の壁面と所定の角度をなす第2の壁
面を配置した事を特徴とするプロセスカートリッジであ
る。
【0010】本出願に係る第3の発明は前記撹拌手段
の、前記第2の壁面と当接もしくは近接する部分は、前
記第2の壁面と当接もしくは近接する側を先端とするく
さび形状である事を特徴とする第1の発明に記載のプロ
セスカートリッジである。
【0011】本出願に係る第4の発明は前記清掃手段
の、前記第2の壁面と当接もしくは近接する部分は、前
記第2の壁面と当接する側を先端とするくさび形状であ
る事を特徴とする第2の発明に記載のプロセスカートリ
ッジである。
【0012】本出願に係る第5の発明は前記第1の壁面
は斜面あるいは曲面に形成された底面であり、前記第2
の壁面は、前記第1の壁面の高い側に配置した事を特徴
とする第2または第4の発明に記載のプロセスカートリ
ッジである。
【0013】本出願に係る第6の発明は前記第2の壁面
の傾き方向は、水平方向に対しておよそ80°の角度を
もって上方に行くほどトナー収納容器の外側に向かう方
向から、鉛直を超えて、上方に行くほどトナー収納容器
の内側に向かう方向の範囲内であることを特徴とする第
1から第5の発明の何れか1つに記載のプロセスカート
リッジである。
【0014】本出願に係る第7の発明は前記プロセスカ
ートリッジとは、帯電手段、またはクリーニング手段と
現像手段及び電子写真感光体ドラムとを一体的にカート
リッジ化し、このカートリッジを画像形成装置本体に対
して着脱可能とする第1から第6の発明の何れか1つに
記載のプロセスカートリッジである。
【0015】本出願に係る第8の発明は前記プロセスカ
ートリッジとは帯電手段、クリーニング手段の少なくと
も一つと現像手段及び電子写真感光体ドラムとを一体的
にカートリッジ化して画像形成装置本体に対して着脱可
能とする第1から第6の発明の何れか1つに記載のプロ
セスカートリッジである。
【0016】本出願に係る第9の発明は前記プロセスカ
ートリッジとは現像手段と電子写真感光体ドラムとを一
体的にカートリッジ化して画像形成装置本体に着脱可能
とする第1から第6の発明の何れか一つに記載のプロセ
スカートリッジである。
【0017】本出願に係る第10の発明はプロセスカー
トリッジを着脱可能で、記録媒体に画像を形成する電子
写真画像形成装置において、 a.電子写真感光体ドラムと、前電子写真感光体ドラム
上に形成された潜像をトナーを用いて現像する現像部材
と、前記現像部材へトナーを供給するためのトナー収納
容器と、を有し前記トナー収容容器は前記現像部材へト
ナー収納容器内のトナーを送り出すために、トナー収納
容器の第1の壁面に沿って往復移動可能な撹拌手段を有
し、前記往復移動する撹拌手段に当接もしくは近接する
位置に、前記第1の壁面と所定の角度をなす第2の壁面
を配置したプロセスカートリッジを取り外し可能に装着
する装着手段と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0018】本出願に係る第11の発明はプロセスカー
トリッジを着脱可能で記録媒体に画像を形成する電子写
真画像形成装置において、 a.電子写真感光体ドラムと、前記電子写真感光体ドラ
ム上に形成された潜像をトナーを用いて現像する現像部
材と、前記現像部材へトナーを供給するためのトナーを
収容し、トナー収納容器内のトナーの有無を検知するた
めに画像形成装置本体に備える検知手段の検知範囲内に
位置するトナー収納容器と、を有し、前記トナー収納容
器は、検知手段の検知範囲内のトナーを清掃するため
に、トナー収納容器の第1の壁面に沿って往復移動可能
な清掃手段を有し、前記往復移動する清掃手段に当接も
しくは近接する位置に、前記第1の壁面と所定の角度を
なす第2の壁面を配置したプロセスカートリッジを取り
外し可能に装着する装着手段と、 b.前記トナー収納容器内のトナーの有無を検知する検
知手段と、 c.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、を有す
ることを特徴とする電子写真画像形成装置である。
【0019】本出願に係る第12の発明はトナーを収容
するためのトナー収納容器を有する現像装置と、前記現
像装置のトナー収納容器内のトナーを送り出すために、
トナー収納容器の第1の壁面にそって往復移動可能な撹
拌手段を有し、記録媒体に画像を形成する電子写真画像
形成装置において、前記往復移動する撹拌手段に当接も
しくは近接する位置に、前記第1の壁面と所定の角度を
なす第2の壁面を配置した事を特徴とする電子写真画像
形成装置である。
【0020】本出願に係る第13の発明はトナーを収納
するためのトナー収納容器を有する現像装置と、前記現
像装置のトナー収納部内のトナーの有無を検知可能な検
知手段を有し記録媒体に画像を形成する画像形成装置に
おいて、前記現像装置は、検知手段の検知範囲内のトナ
ーを清掃するために、トナー収納容器の第1の壁面に沿
って往復移動可能な清掃手段を有し、前記往復移動する
清掃手段に当接もしくは近接する位置に、前記第1の壁
面と所定の角度なす第2の壁面を配置した事を特徴とす
る電子写真画像形成装置である。
【0021】本出願に係る第14の発明は前記撹拌手段
の、前記第2の壁面と当接もしくは近接する部分は、前
記第2の壁面と当接もしくは近接する側を先端とするく
さび形状であることを特徴とする第12の発明に記載の
電子写真画像形成装置である。
【0022】本出願に係る第15の発明は前記清掃手段
の、前記第2の壁面と当接もしくは近接する部分は、前
記第2の壁面と当接する側を先端とするくさび形状であ
ることを特徴とする第13の発明に記載の電子写真画像
形成装置である。
【0023】本出願に係る第16の発明は前記第1の壁
面は斜面あるいは曲面に形成された底面であり、前記第
2の壁面は、前記第1の壁面の高い側に配置した事を特
徴とする第12または第13の発明に記載の電子写真画
像形成装置である。
【0024】本出願に係る第17の発明は前記第2の壁
面の傾き方向は、水平方向に対しておよそ80°の角度
をもって上方に行くほどトナー収納容器の外側に向かう
方向から、鉛直を超えて、上方に行くほどトナー収納容
器の内側に向かう方向の範囲内であることを特徴とする
第12から第16の発明の何れか1つに記載の電子写真
画像形成装置である。
【0025】本出願に係る第18の発明は画像形成装置
本体に着脱可能な現像装置において、画像形成装置本体
に備える電子写真感光体ドラムへトナーを付与するため
の現像部材と、前記現像部材へ供給するためのトナーを
収容したトナー収納容器と、を有し、前記トナー収納容
器は第1の壁面に沿って往復移動可能な撹拌手段を有
し、前記撹拌手段に当接もしくは近接する位置に第1の
壁面と所定の角度をなし立設した第2の壁面を配置した
事を特徴とする現像装置である。
【0026】本出願に係る第19の発明は画像形成装置
本体に着脱可能な現像装置において、画像形成装置本体
に備える電子写真感光体ドラムへトナーを付与するため
の現像部材と、画像形成装置本体に備える検知手段によ
り内部のトナーの有無を検知される位置に配され、前記
現像部材にトナーを供給するためのトナー収納容器と、
を有し、前記トナー収納容器は、検知手段の検知範囲内
のトナーを清掃するために、トナー収納容器の第1の壁
面に沿って往復移動可能な清掃手段を有し、前記往復移
動する清掃手段に当接もしくは近接する位置に、前記第
1の壁面と所定の角度をなす第2の壁面を配置した事を
特徴とする現像装置である。
【0027】本出願に係る第20の発明は画像形成装置
本体に着脱可能なプロセスカートリッジにおいて、電子
写真感光体ドラムと、電子写真感光体ドラム上に形成さ
れた潜像をトナーを用いて現像する現像部材と、前記現
像部材へトナーを供給するためのトナー収納容器とを有
し、前記トナー収納容器は、第1の壁面と、第1の壁面
と所定の角度を持つ第2の壁面からなる屈曲壁面が複数
連続した略階段状の壁面を有し、前記トナー収納容器は
前記現像部材へトナー収納容器内のトナーを送り出すた
めに、前記屈曲壁面の第1の壁面のそれぞれに沿って往
復移動可能な複数の撹拌手段を有し、前記往復移動する
撹拌手段にそれぞれ当接もしくは近接する位置に、前記
屈曲壁面の第2の壁面を配置した事を特徴とするプロセ
スカートリッジである。
【0028】本出願に係る第21の発明は前記複数の屈
曲壁面の少なくとも1つにおいて、撹拌手段の移動方向
における第1の壁面の長さLは、第1の壁面に沿って往
復移動する前記撹拌手段の往復移動ストロークをS、撹
拌手段の移動方向における撹拌手段の長さをKとする
と、L≦S+Kの関係にある事を特徴とする第20の発
明に記載のプロセスカートリッジである。
【0029】本出願に係る第22の発明は前記複数の屈
曲壁面の少なくとも1つにおいて、前記第2の壁面の高
さは、第2の壁面に当接もしくは近接する前記撹拌手段
の高さよりも大きい事を特徴とする第20の発明に記載
のプロセスカートリッジである。
【0030】本出願に係る第23の発明は前記略階段状
の壁面は、前記現像部材に向かって段階的に低くなるよ
うに構成した事を特徴とする第20の発明に記載のプロ
セスカートリッジである。
【0031】本出願に係る第24の発明は前記撹拌手段
の、前記第2の壁面と当接する部分は、前記第2の壁面
と当接する側を先端とするくさび形状である事を特徴と
する第20の発明に記載のプロセスカートリッジであ
る。
【0032】本出願に係る第25の発明は前記第1の壁
面は斜面あるいは曲面に形成された底面であり、前記第
2の壁面は、前記第1の壁面の高い側に配置した事を特
徴とする第20の発明に記載のプロセスカートリッジで
ある。
【0033】本出願に係る第26の発明は前記第2の壁
面の傾き方向は、水平方向に対しておよそ80°の角度
をもって上方に行くほどトナー収納容器の外側に向かう
方向から、鉛直を超えて、上方に行くほどトナー収納容
器の内側に向かう方向の範囲内であることを特徴とする
第20の発明に記載のプロセスカートリッジである。
【0034】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た画像形成装置においては、電子写真感光体及び前記電
子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカート
リッジ化して、このカートリッジを画像形成装置本体に
着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が採用されて
いる。このプロセスカートリッジ方式によれば、装置の
メンテナンスをサービスマンによらずにユーザー自身で
行うことができるので、格段に操作性を向上させること
ができた。そこでこのプロセスカートリッジ方式は、画
像形成装置において広く用いられている。
【0035】このようなプロセスカートリッジにおいて
は、電子写真感光体ドラム上に形成された潜像を現像す
るための現像手段を備えており、現像手段は前記潜像に
トナーを付与するための現像部材と現像部材へトナーを
供給するためのトナー収納容器を有する。このトナーを
収納するトナー収納容器の内部には往復移動する撹拌手
段を設け、トナーを撹拌しつつトナー収納容器から送り
出すようにしたトナー収納容器が知られている。
【0036】また現像部材と現像部材へトナーを供給す
るトナーを収納するトナー収納容器と一体のユニットと
した現像装置を画像形成装置本体に着脱可能とすること
が知られている。
【0037】上述のような、現像装置、プロセスカート
リッジ内のトナーの有無を検出するためにトナー量に応
じて電圧を発生する素子を配置したものが知られてい
る。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0039】(実施の形態1)本発明に係る第1の実施
の形態としてファクシミリ装置に適用した例を、図面を
参照して具体的に説明する。ここでは、説明の順序とし
て、以下の順に説明する。 ファクシミリ装置の全体構成 情報を読取るための読取装置の構成 受信情報を記録するための画像形成装置の構成 前記画像形成装置に使用するプロセスカートリッジ各
部の構成 検知手段としての磁気ブリッジセンサーの説明 トナー容器の外側に設けた検知手段による残量検出手
段の構成 トナー容器内のトナーを撹拌する撹拌手段の構成 トナー残量の判定方法 {ファクシミリ装置の全体構成}図1は本発明に係るプ
ロセスカートリッジを装着した画像形成装置を有するフ
ァクシミリ装置の構成説明図であり、図2はその外観斜
視図である。
【0040】このファクシミリ装置は、図1に示すよう
に、上方に原稿読取装置Aを有し、その下方に画像形成
装置Bを配置している。そして読取装置Aで読み取った
情報を、ファクシミリのモードの場合は他機のファクシ
ミリ装置へ送信し、コピーモードの場合には自己の画像
形成装置Bで記録する。
【0041】前記画像形成装置Bは、図1に示すよう
に、光学手段1から画像情報に基づいた光像を照射して
像担持体である感光体ドラム7にトナー像を形成する。
そして前記トナー像の形成と同期して記録紙2を搬送手
段3によって搬送し、且つ、プロセスカートリッジCと
してカートリッジ化された画像形成部において前記感光
体ドラム7に形成したトナー像を転写手段4によって記
録紙2に転写し、その記録紙2を定着手段5に搬送し、
転写トナー像を定着して排出トレイ6へ排出する。
【0042】前記画像形成部を構成するプロセスカート
リッジCは、図5に示すように、感光体ドラム7を回転
してその表面を帯電手段8によって一様に帯電し、前記
光学系1からの光像を露光部9を介して感光体ドラム7
に露光して潜像を形成し、現像手段10で前記潜像に応
じたトナー像を形成することにより可視像化する。そし
て前記転写手段4でトナー像を記録紙2に転写した後
は、クリーニング手段11によって感光体ドラム7に残
留したトナーを除去する。尚、前記感光体ドラム7等の
各部品は樹脂製の第1フレームである上枠体12aと、
第2フレームである下枠体12bを結合して構成したハ
ウジング12内に収納されてカートリッジ化されてい
る。
【0043】前記プロセスカートリッジCのトナー収納
容器10aにはトナーを撹拌するための撹拌手段が設け
てあり、また本体側にはトナー収納容器10a内のトナ
ー残量を検出するための磁気ブリッジセンサー25が設
けてある。
【0044】{読取装置}原稿読取装置Aは原稿13を
搬送し、原稿13に記載された情報を読み取るものであ
る。その構成は、図1に示すように、原稿載置台14a
上に積層した原稿13を予備搬送押圧片14b1と圧接
した予備搬送ローラ14b2、及び逆転ローラ14cと
圧接した分離ローラ14dで一枚ずつ分離し、押圧手段
14eで原稿13を読取手段15の密着型センサに押圧
し密着させつつ原稿13の情報を読み取った後、その原
稿13を排出ローラ14fによって原稿排出トレイ14
gに排出するものである。
【0045】前記読取手段15は、光源としてのLED
15aから原稿13の情報記載面に光照射し、その反射
光を短焦点結像レンズ15bを介して光電変換素子15
cに結像して情報を読み取るものであり、その信号は後
述する制御手段を介してファクシミリモードのときは他
機へ送信し、コピーモードのときは自己の画像形成装置
Bに送信する。
【0046】尚、原稿載置台14aには原稿13の搬送
方向と直角方向(原稿13の幅方向)にスライド可能な
スライダ14hが設けてあり、該スライダ14hを原稿
13の幅に合わせてスライドさせることで、原稿載置台
14a上に積載された原稿13の両サイドを揃えること
ができる。
【0047】{画像形成装置}次に記録信号に応じて画
像を形成する画像形成装置Bの各部の構成について、
光学手段、記録紙搬送手段、転写手段、定着手
段、プロセスカートリッジ装着手段の順に説明する。
【0048】(光学手段)光学手段1は外部装置等から
読み込んだ画像情報に基づいて光照射することによって
感光体ドラム7へ光像を照射するものであり、図1に示
すように、光学ユニット1a内にレーザーダイオード1
b、ポリゴンミラー1c、スキャナーモータ1d、結像
レンズ1eが収納してある。
【0049】そして例えば他機のファクシミリ装置から
画像信号が与えられると、レーザーダイオード1bが前
記画像信号に応じて発光し、ポリゴンミラー1cに画像
光として照射する。このポリゴンミラー1cはスキャナ
ーモータ1dによって高速回転し、該ポリゴンミラー1
cで反射した画像光が結像レンズ1e及び反射ミラー1
fを介して回転する感光体ドラム7へ照射し、該感光体
ドラム7の表面を選択的に露光して画像情報に応じた潜
像を形成する。
【0050】(記録紙搬送手段)次に記録紙2を搬送す
るための搬送手段3は、画像形成装置Bの下方位置に配
置され、給紙部Dの一端から引き出し可能に装着された
給送カセット3a内に積載した記録紙2の最上位の一枚
を、記録紙2の先端角隅部に設けた分離爪3a1と、円
形の一部を切り欠いた形状の給送ローラ3bとによって
一枚ずつ分離して給送し、カセット搬送ローラ対3cに
よって搬送ローラ対3dに送り、この搬送ローラ対3d
が画像形成動作と同期するように記録紙2を画像転写部
に搬送する。そして画像転写後の記録紙2を、ガイド板
3eによって定着手段5に搬送し、定着後の記録紙2を
排出ローラ対3fによって排出トレイ6に排出する。
【0051】(転写手段)転写手段4は画像形成部で感
光体ドラム7に形成されたトナー像を記録紙2に転写す
るものであり、本実施の形態の転写手段4は図1に示す
ように、転写ローラ4によって構成している。該転写ロ
ーラ4は、装置本体16に装着したプロセスカートリッ
ジCの感光体ドラム7に圧接され、感光体ドラム7の回
転により駆動を受けて回転するように構成されている。
即ち、プロセスカートリッジCの感光体ドラム7に転写
ローラ4によって記録紙2を押圧し、さらに転写ローラ
4に感光体ドラム7に形成されたトナー像と逆極性の電
圧を印加することにより、感光体ドラム7上のトナーを
記録紙2に転写する。
【0052】(定着手段)定着手段5は前記転写ローラ
4の電圧印加によって記録紙2に転写したトナー像を定
着させるものである。その構成は図1に示すように、駆
動回転する駆動ローラ5aと、内部にヒータ5bを有
し、前記駆動ローラ5aと圧接して従動回転するシート
部材を有する定着部材5cとからなる。即ち、画像形成
部でトナー像を転写された記録紙2が前記駆動ローラ5
aと定着部材5c間を通過する際に、両者5a,5cの
押圧によって圧力が印加され、且つヒータ5bの発熱に
よって熱を加えられ、記録紙2のトナーが記録紙2に定
着する。
【0053】(プロセスカートリッジ装着手段)前記画
像形成装置B内にはプロセスカートリッジCを装着する
ためのカートリッジ装着手段が設けてある。プロセスカ
ートリッジCの装置本体16に対する着脱は、開閉カバ
ー17を開くことによって行う。即ち、図1に示すよう
に、装置本体16の上部にはヒンジ17aによって開閉
可能な開閉カバー17が取り付けてある。そして前記開
閉カバー17を開くと、装置本体16内には図3に示す
ようにカートリッジ装着スペースが設けてあり、そのス
ペースの左右壁面にはガイド溝18が設けてある。この
ガイド溝18に感光体ドラム7と同軸のダボ12b2を
沿わせてプロセスカートリッジCを挿入し、開閉カバー
17を閉じることによってプロセスカートリッジCを画
像形成装置Bに装着するようにしている。開閉カバー1
7を閉じると、開閉カバー17の下面に設けた加圧部材
17cがプロセスカートリッジCのハウジング12を下
方に押圧し、プロセスカートリッジCは所定の位置に安
定して装着が完了する(図4参照)。
【0054】{プロセスカートリッジ}次に前記画像形
成装置Bに装着されるプロセスカートリッジCの各部の
構成について説明する。
【0055】このプロセスカートリッジCは像担持体
と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものであ
る。ここでプロセス手段としては、例えば像担持体の表
面を帯電させる帯電手段、像担持体にトナー像を形成す
る現像手段、像担持体表面に残留したトナーをクリーニ
ングするためのクリーニング手段等がある。本実施の形
態のプロセスカートリッジCは図1、図5及び図6に示
すように、像担持体である電子写真感光体ドラム7の周
囲に帯電手段8、露光部9、現像手段10、クリーニン
グ手段11を配置し、これらをハウジング12で覆って
一体化し、さらにシャッタ部材29を取り付けて構成
し、これを装置本体16に着脱可能に構成している。
【0056】次にプロセスカートリッジCの各部の構成
を、感光体ドラム、帯電手段、露光部、現像手
段、クリーニング手段、シャッタ部材、の順に説明
する。
【0057】(感光体ドラム)本実施の形態に係る感光
体ドラム7は円筒状のアルミニウムからなるドラム基体
の外周面に有機感光層を塗布して構成している。この感
光体ドラム7を枠体に回動可能に取り付け、感光体ドラ
ム7の長手方向一方端に固着したフランジギヤに装置本
体側に設けた駆動モータの駆動力を伝達することによ
り、感光体ドラム7を画像形成動作に応じて図1の矢印
方向へ回転させる。
【0058】(帯電手段)帯電手段は前記感光体ドラム
7の表面を一様に帯電させるためのものであり、本実施
の形態では枠体に帯電ローラ8を回動自在に取り付け
た、所謂接触帯電方法を用いている。帯電ローラ8は金
属製のローラ軸8aに導電性の弾性層を設け、更にその
上に高抵抗の弾性層を設け、更にその表面に保護膜を設
けてなる。導電性の弾性層はEPDMやNBR等の弾性
ゴム層にカーボンを分散したもので構成し、ローラ軸8
aに供給されるバイアス電圧を導く作用をなす。また高
抵抗の弾性層はウレタンゴム等で構成し、微量の導電性
微粉末を含有するものが一例としてあげられ、感光体ド
ラム7のピンホールや導電度の高い帯電ローラが相対し
た場合でも、感光体ドラム7へのリーク電流を制限して
バイアス電圧の急降下を防ぐ作用をなす。また保護膜は
Nーメチルメトキシ化ナイロンで構成し、導電性弾性層
や高抵抗の弾性層の組成物質が、感光体ドラム7に触れ
て感光体ドラム7の表面を変質させることがないように
作用する。
【0059】そして前記帯電ローラ8を感光体ドラム7
に接触させ、画像形成に際しては帯電ローラ8が感光体
ドラム7の回転に従動して回転し、このとき帯電ローラ
8に直流電圧と交流電圧とを重畳して印加することによ
り感光体ドラム7の表面を均一に帯電させる。
【0060】(露光部)露光部9は前記帯電ローラ8に
よって均一に帯電した感光体ドラム7の表面に、光学系
1から照射される光像を露光して該感光体ドラム7表面
に静電潜像を形成するためのものであり、カートリッジ
枠体の上面に前記光像を導くための開口を設けることに
よって露光部9を構成している。
【0061】(現像手段)現像手段10は、図5に示す
ように、トナー収納部であるトナー収納容器10a内に
トナーを収納してあり、且つ後述するように前記トナー
を送り出すと共に攪拌する撹拌部材が往復移動可能に設
けてある。そしてトナー収納容器10aの開口部には内
部に非回転の磁石10bを有し、回転することによって
表面に薄いトナー層を形成する現像スリーブ10cが感
光体ドラム7と微小間隔を隔てて設けてある。現像スリ
ーブ10cはアルミニウム製円筒状部材の表面をサンド
ブラスト処理等により粗面化し、その上に顔料分散した
導電性塗料を塗布して構成しており、この現像スリーブ
10cの表面にトナー層が形成されるとき、トナーと現
像スリーブ10cとの摩擦によって感光体ドラム7上の
静電潜像を現像するのに充分な摩擦帯電電荷を得る。ま
たトナーの層厚を規制するために現像ブレード10dが
設けてある。
【0062】尚、前記トナー収納容器10a内にはトナ
ーを撹拌するための撹拌部材が設けられているが、トナ
ー撹拌構成については後述する。
【0063】(クリーニング手段)クリーニング手段1
1の構成は、図5に示すように、感光体ドラム7の表面
に接触し、該感光体ドラム7に残留したトナーを掻き落
とすためのクリーニングブレード11aと、前記掻き落
としたトナーを掬い取るために前記ブレード11aの下
方に位置し、且つ感光体ドラム7の表面に弱く接触した
スクイシート11bと、前記掬い取った廃トナーを溜め
るための廃トナー溜め11cとで構成している。
【0064】(シャッタ部材)シャッタ部材29はプロ
セスカートリッジCの下枠体12bに設けた開口部12
b1を開閉するものであり、プロセスカートリッジCを
装置本体16に装着すると、前記開口部12b1を開い
て感光体ドラム7を開口部12b1から露出し(図4参
照)、プロセスカートリッジCを装置本体16から取り
外すと、前記開口部12b1を閉じて感光体ドラム7を
覆い(図3参照)、該感光体ドラム7の被曝による劣化
を防止するものである。
【0065】{撹拌手段}撹拌手段は、プロセスカート
リッジCのトナー収納容器10a内のトナーを撹拌して
現像スリーブ10cへ送り出すとともに、磁気ブリッジ
センサー25の上方におけるトナーの凝集や偏在を防
ぎ、トナー有無の誤検知を防止するものである。撹拌手
段は図5及び図9に示すように、トナー収納容器10a
内に第1撹拌部材19、第2撹拌部材20及び撹拌アー
ム21とを設けて構成している。
【0066】第1撹拌部材19は、断面が三角形状の棒
状部材を複数本一定間隔隔てて連結して一体化したもの
であり、この第1撹拌部材19の先端辺側に設けた軸1
9aを、撹拌アーム21の長孔21aに嵌合している。
尚、第1撹拌部材19には後述する磁気ブリッジセンサ
ー25に対する部分に第1清掃部19eが一体に設けて
あり、その現像スリーブ10c側には開口部19bが設
けてある。さらに開口部19bの両側に、U字型をした
溝19cを設けたリブ19dを形成している。また、図
5に示すように長孔21aは回動軸21bをとおる線上
にあり撹拌アーム21に沿う長い孔である。
【0067】撹拌アーム21は、トナー収納容器10a
の側面壁10a1,10a2に、回動軸21bを中心に
回動可能に軸支され、その一端はトナー収納容器10a
の側壁面10a2より外側に貫通し、その先端には駆動
アーム22が取り付けてある。
【0068】トナー収納容器10aには一体に軸受24
が設けられ、第2撹拌部材20は回動軸20aを中心に
回動可能に軸受24によって軸支されている。また、第
2撹拌部材20には前記回動軸20aに対して偏心した
位置に駆動軸20bが設けてあり、この駆動軸20bが
第1撹拌部材19のU字溝19cに嵌合する。さらに磁
気ブリッジセンサー25に対する部分に第2清掃部20
cが一体に設けてある。
【0069】トナー収納容器10aの側面壁10a2の
外側には回転軸23aが一体に設けられ、この回転軸2
3aに回転自在に嵌合した撹拌ギア23が感光体ドラム
7の回転とともに回転軸23aを中心に回転する。この
撹拌ギア23の側面には回転軸23aより偏心した偏心
ダボ23bが設けてあり、偏心ダボ23bは駆動アーム
22の長孔22aに移動自在に嵌合している。
【0070】感光体ドラム7の回転に伴って同一駆動源
から駆動伝達を受けて撹拌ギア23が回転すると、駆動
アーム22及び撹拌アーム21は回動軸21bを中心
に、図9の矢印X方向へ往復回動し、第1撹拌部材19
は矢印Y方向へ往復移動してトナーの凝集や遍在を防止
する。
【0071】一方、第1撹拌部材19が矢印Y方向へ往
復移動すると、第2撹拌部材20の駆動軸20bは第1
撹拌部材19のリブ19dより力を受け、第2撹拌部材
20を回動軸20aを中心に、図9の矢印Z方向へ往復
回動させる。
【0072】また、前記トナー収納容器10aの底面壁
10a3は、トナーが現像スリーブ10cへ送られ易い
ように、現像スリーブ10c側が下がった斜面に形成し
てあり、撹拌部材19がこの底面壁10a3に沿って矢
印Y方向へ往復移動することにより、トナーが現像スリ
ーブ10c方向へ送り込まれる。
【0073】{磁気ブリッジセンサー}前述した磁気ブ
リッジセンサー25は、図7及び図8に示すように本体
部分25bの上に、検知ヘッド25aが円柱状に載って
いる形状で一体となっており、入出力用の信号線25c
を介してファクシミリ装置本体との検知信号のやりとり
をおこなっている。
【0074】この検知ヘッド25aの内部には検知トラ
ンスが埋め込まれており、この検知トランスは、一つの
1次巻線と、基準巻線と検知巻線からなる二つの2次巻
線の合計三つの巻線からなる。検知巻線は検知ヘッド2
5aの天面側に、基準巻線は1次巻線を挟んで検知ヘッ
ド25aの裏側に配置している。
【0075】センサー本体内に設けられた発信器から一
定波形の信号をもつ電流が1次巻線に入力されると、基
準巻線と検知巻線からなる二つの2次巻線にも電磁誘導
により、ある波形の信号をもつ電流が流れる。この時の
誘導電流の大きさは空間の透磁率に依存する。したがっ
て、発信器から一定波形の信号と、検知巻線から電磁誘
導によって流れた電流のある波形の信号とを、センサー
本体内に設けられた比較回路で判断することによって、
検知トランスの中心から所定の範囲(検知範囲)に、ど
の程度の密度の磁性体があるかを検知する。即ち、検知
ヘッド25aの前に磁性体がある場合と、無い場合で、
異なった出力が得られるわけである。
【0076】また、このセンサーは検知しようとする磁
性体の磁性密度等の違いに対応するため、検知トランス
中心部にフェライト性のネジコアを移動可能に設けてあ
ることが多く、このネジコアの位置を調節することによ
り、適正な検知が可能となっている。
【0077】{残量検出手段}残量検出手段は、前記ト
ナー収納容器10a内に収納したトナーの残量を磁気ブ
リッジセンサー25によって検出するものであり、その
構成を図3及び図4を用いて説明する。
【0078】図中26はセンサーホルダー26であり、
回動軸26aを中心に回動可能に装置本体16側に取り
付けてある。26bは磁気ブリッジセンサー25を保持
するセンサーボックスであり、26cは回動軸26aに
対してセンサーボックス26bと逆方向に延長して設け
たアーム部である。
【0079】一方、開閉カバー17の天面にはリブ17
bが設けてあり、開閉カバー17を閉じるとリブ17b
がセンサーホルダー26のアーム部26cに当接して、
センサーホルダー26を図中時計方向に回動させる(図
4参照)。これにより磁気ブリッジセンサー25の検知
ヘッド25aは、プロセスカートリッジCのトナー検知
面10a4に当接する。また、開閉カバー17を開くと
リブ17bはアーム部26cから離間して、センサーホ
ルダー26は自重によって図中反時計方向に回動する
(図3参照)。これにより磁気ブリッジセンサー25は
プロセスカートリッジCから離間して、該プロセスカー
トリッジCの着脱経路外の退避位置に移動するため、プ
ロセスカートリッジCを装置本体16に着脱する際に磁
気ブリッジセンサー25が邪魔になることはない。
【0080】(磁気ブリッジセンサーの保持方法)磁気
ブリッジセンサー25を保持する樹脂性のセンサーホル
ダー26の構成を、図7及び図8を用いて説明する。
【0081】図7におけるX方向については、センサー
ホルダー26の方形断面のセンサーボックス26bの左
右側面壁26fの間隔を、磁気ブリッジセンサー25の
本体部分25bのX方向寸法よりも多少大きく構成して
いる。このため磁気ブリッジセンサー25はX方向に多
少ガタをもって保持されている。
【0082】図7におけるY方向については、センサー
ボックス26bの左右側面壁26fに直角な対向壁面に
設けた2箇所の位置決めリブ26dと押圧部26eとの
間隔を、磁気ブリッジセンサー25の本体部分25bの
Y方向寸法と略同一もしくはやや小さく構成している。
このため磁気ブリッジセンサー25は押圧部26eの弾
性変形によって位置決めリブ26dに突き当てて保持さ
れ、且つ磁気ブリッジセンサー25は押圧部26eが弾
性変形することによってY方向にある程度自由に移動す
ることができる。
【0083】図8におけるZ方向(センサーの押圧方
向)については、磁気ブリッジセンサー25は、磁気ブ
リッジセンサー25の下側に設けた押圧バネ27によっ
て、加圧ピース28を介して上方に押圧され、センサー
ホルダー26の3箇所の爪部26gに磁気ブリッジセン
サー25の本体部分25bの上面を突き当てて保持され
ている。押圧バネ27は、センサーボックス26bのの
裏面にスナップフイットで取り付けてあり、Z方向の押
圧力を発生する。加圧ピース28は、押圧バネ27の先
端部にがたを持って取り付けてあり、押圧バネ27に対
して所定の範囲内において自在に傾くことが可能であ
る。
【0084】上記のように構成することにより、磁気ブ
リッジセンサー25はZ方向に上下動可能であり、且つ
X,Y方向に自在に傾斜可能に保持されている。このた
め、プロセスカートリッジCのトナー検知面10a4に
対してセンサーホルダー26の傾き具合の位置精度に狂
いを生じている場合でも、磁気ブリッジセンサー25を
プロセスカートリッジCのトナー検知面10a4に当接
させる際に、磁気ブリッジセンサー25の検知ヘッド2
5aはトナー検知面10a4に対してイコライズされ、
検知ヘッド25aの全面がトナー検知面10a4に密着
する。すなわち、本実施の形態では検知ヘッド25aと
トナー検知面10a4とが接触する際に両者が平行でな
い場合には、検知ヘッド25aの端部が最初にトナー検
知面10a4に接触し、さらに押圧されることで磁気ブ
リッジセンサー25はこの接触した位置を中心にして回
転し、検知ヘッド25aとトナー検知面10a4とが密
着した時点で回転が止まる。さらに所定の位置まで押圧
されることで、磁気ブリッジセンサー25は検知ヘッド
25aとトナー検知面10a4との密着を保ったまま沈
みこみ、所定の押圧力でトナー検知面10a4に圧接さ
れる。したがって、センサーホルダー26の取付け精度
や回動角度精度を厳しくすることなく、プロセスカート
リッジC内のトナーに対する磁気ブリッジセンサー25
の検知巻線の位置精度を極めて正確に保つことが可能と
なる。その結果、装置構成の自由度を高め、装置のコス
トを低く押えつつ、信頼性の高いトナー有無(残量)検
出を実現することができる。
【0085】(撹拌部材と磁気ブリッジセンサーとの位
置関係)次に前記第1撹拌部材19、第2撹拌部材20
及び磁気ブリッジセンサー25との位置関係について、
図10を用いて説明する。
【0086】前述したように、プロセスカートリッジC
を装置本体16に装着し、開閉カバー17を閉じた状態
では、磁気ブリッジセンサー25の検知ヘッド25a
は、プロセスカートリッジCのトナー収納容器10aの
底面壁10a3に設けたトナー検知面10a4に圧接さ
れて密着している。本実施の形態に用いた磁気ブリッジ
センサー25とトナーの組合わせにおいては、実験によ
ると磁気ブリッジセンサー25の検知範囲Eは検知ヘッ
ド25aの中心から半径およそ10.5mmの範囲であ
り、その中心に近付くほど感度が高くなる特性がある。
プロセスカートリッジCの外部からトナーの有無を検知
するためには、磁気ブリッジセンサー25の感度は高い
ことが望ましいが、高感度になるほどわずかな残留トナ
ーにも反応するために、磁気ブリッジセンサー25の検
知範囲E内の残留トナーをなるべく少なくする必要があ
る。
【0087】一方、トナーを現像室に送り込む撹拌部材
のストロークSは、トナーの流動性や材質に合わせて最
適に設定する必要がある。本実施の形態では、第1撹拌
部材19の往復移動のストロークは9.7mmに設定し
ている。
【0088】図10において、10a5はトナー収納容
器10aの後面壁であり、この後面壁10a5は磁気ブ
リッジセンサー25の検知範囲E内に配置している。一
方、第1撹拌部材19の往復移動の範囲は、その往復移
動の一端において、第一清掃19eがトナー収納容器1
0aの後面壁10a5に当接するように配置している。
これにより図11に示すように、第1清掃部19eによ
って底面壁10a3に沿って図中右側(反現像スリーブ
側)に掻き寄せられたトナーは、第1清掃部19eと後
面壁10a5との間にはさまれた結果、上方に逃げて第
1清掃部19e上あるいは第1清掃部19eの左側(現
像スリーブ側)に落下する。その後、第1撹拌部材19
が図中左側(現像スリーブ側)移動することによって、
このトナーは第1清掃部19eにより現像スリーブ10
c側に送られる。このため、第1清掃部19eによって
掻き寄せられたトナーの山が磁気ブリッジセンサー25
の検知範囲E内に崩れてくることはなく、トナー不足を
確実に検知することができる。
【0089】本実施の形態では、第1清掃部19eは、
後面壁10a5と当接もしくは近接する側を先端とする
くさび形状としている。その結果、上記第1清掃部19
eと後面壁10a5との間にはさまれたトナーは、第1
清掃部19e上あるいは第1清掃部19eの左側に落下
しやすくなり、磁気ブリッジセンサー25の検知範囲E
内のトナーを確実に排除することができる。
【0090】また、上記第1清掃部19eと後面壁10
a5との間にはさまれたトナーを、第1清掃部19e上
あるいは第1清掃部19eの左側に効果的に落下させる
ように、トナー収納容器10aの後面壁10a5の傾き
方向は、水平方向に対しておよそ80°の角度をもって
上方に行くほどトナー収納容器10aの外側に向かう方
向から、鉛直を超えて、上方に行くほどトナー収納容器
10aの内側に向かう方向の範囲内に設定するとよく、
本実施の形態においては、後面壁10a5を略鉛直に設
定している。
【0091】本実施の形態ではトナー収納容器10aの
底面壁10a3は、上記のように現像スリーブ10c側
に向かって低くなる斜面として形成しているため、底面
壁10a3の斜面上方に掻き寄せられたトナーは斜面下
方に配置した磁気ブリッジセンサー25側に崩れやす
い。このため、磁気ブリッジセンサー25に対して斜面
上方側の後面壁10a5を磁気ブリッジセンサー25の
検知範囲E内に配置し、第1撹拌部材19の往復移動の
範囲を第1清掃部19eがトナー収納容器10aの後面
壁10a5に当接もしくは近接するように配置すること
で、トナー不足を確実に検知することができる。
【0092】なお、本実施の形態においては上記のよう
に、磁気ブリッジセンサー25の検知範囲Eは検知ヘッ
ド25aの中心から半径およそ10.5mmの範囲であ
るため、トナー収納容器10aの後面壁10a5はヘッ
ド25aの中心からおよそ7.5mmの位置に配置して
いる。
【0093】また、本実施の形態では、第1清掃部19
eの往復移動ストロークの現像スリーブ10c側のトナ
ーを除去するために、第2撹拌部材20の第2清掃部2
0cを、底面壁10a3から離間した状態で往復揺動す
るように構成している。
【0094】次に第1撹拌部材19及び第2撹拌部材2
0の動作とトナーの動きについて図12から図15を用
いて説明する。第1撹拌部材19が現像部10c側に移
動すると、磁気ブリッジセンサー25上のトナーは、第
1撹拌部材19の第1清掃部19eによって現像スリー
ブ10c側に掻き寄せられるとともに、上方にも逃げる
ため、第1清掃部19eの往復移動ストロークの現像ス
リーブ10c側にトナーの山F3ができる(図12参
照)。次に、第1撹拌部材19が図中右側に移動するの
に伴って、第2撹拌部材20の第2清掃部20cも図中
右側に移動して、第2清掃部20cは前記トナーの山F
3を右側に崩す(図13参照)が、第2清掃部20cの
下側のトナーは右側へは移動しない。さらに第1撹拌部
材19が図中左側に移動すると、前記崩れたトナーは第
1清掃部19eによって再び現像スリーブ10c側に掻
き寄せられるが、このときトナーは上方に逃げるともに
左側にも寄せられるため、この左側に移動するトナーに
押されて第2清掃部20cの下側のトナーも左側へ移動
する(図14参照)。上記の動作を繰り返すことによ
り、第1清掃部19eの往復移動ストロークの現像スリ
ーブ10c側にできたトナーの山F3は少しずつ現像ス
リーブ10c側に送られて、やがて第2清掃部20cが
図中右側に移動しても、磁気ブリッジセンサー25側に
トナーが崩れなくなる。このため、第1清掃部19eと
第2清掃部20cとの間にトナーが残留することはな
く、トナーの不足を確実に検知することができる。
【0095】なお、本実施の形態では第2撹拌部材20
の第2清掃部20cを、底面壁10a3から離間した状
態で往復揺動するように構成しているため、第1撹拌部
材19の第1清掃部19e及び第2清掃部20cの移動
範囲外に図15に示すようにトナーF4が残留する。こ
の残留トナーF4は磁気ブリッジセンサー25の検知範
囲E内に残留しているが、磁気ブリッジセンサー25の
検知ヘッド25aの中心から離れた位置にあり、その量
も少ないため、磁気ブリッジセンサー25に反応するも
ののその影響は小さく、トナーが十分にある場合の磁気
ブリッジセンサー25の出力値と比較して十分に小さい
ため、トナーの不足を検知するのに支障はない。本実施
の形態では第2清掃部20cを、第1清掃部19eに対
して、底面壁10a3の斜面下側に設けているため、前
記残留トナーF4が磁気ブリッジセンサー25側に崩れ
ることはなく、トナーの不足を確実に検知することがで
きる。
【0096】また、本実施の形態では残留トナーF4の
量を少なくするために、図10に示すように、第1清掃
部19eの往復移動ストロークSの端部の、底面壁10
a3に対して垂直上方の位置に、第2撹拌部材20の回
動軸20aの位置を配置している。このように配置する
ことにより、第2清掃部20cと底面壁10a3との間
隔G1は、第1清掃部19eの往復移動ストロークS1
の端部において最小となるため、磁気ブリッジセンサー
25に近い側の残留トナーF4の量を少なくすることが
できる。その結果、トナーが十分にある場合とトナーが
空の場合とで、磁気ブリッジセンサー25の出力値の差
が大きく取れるため、トナーの有無を判定するためスレ
ッショルドの設定自由度が高くなるとともに、磁気ブリ
ッジセンサー25の取り付け位置や感度、調整等のばら
つきや、ノイズなどによる誤検知を防止することができ
る。さらには上記ばらつきを小さく押さえる構成や、磁
気ブリッジセンサー25の出力値を増幅するための回路
等を必要としないため、装置のコストを低く押さえるこ
とができる。
【0097】なお、第2清掃部20cと底面壁10a3
との間隔Gは、トナーの流動性や透磁率、磁気ブリッジ
センサーの感度に応じて0.5mm〜3mm程度に設定
するとよく、本実施の形態では、間隔Gをおよそ1mm
に設定している。
【0098】{トナー残量の判定方法}トナー残量と磁
気ブリッジセンサー25のアナログ検出信号を図16に
示す。
【0099】トナーが磁気ブリッジセンサー25付近に
十分ある間は、第1撹拌部材19の第1清掃部19e及
び第2撹拌部材20の第2清掃部20cが磁気ブリッジ
センサー25上のトナーを掻き落としても、周囲のトナ
ーがすぐに磁気ブリッジセンサー25上を満たすため、
磁気ブリッジセンサー25の出力値(Vout)は高い
値を示す(図16(a))。トナー量がある程度減って
くると第1清掃部19e及び第2清掃部20cがトナー
を掻き落とした後、時間を置いて周囲のトナーが磁気ブ
リッジセンサー25上を満たすため、磁気ブリッジセン
サー25の出力値(Vout)は撹拌周期で出力変動を
おこし、マイナス側のリップルを発生させながら徐々に
その出力電圧を低下させていく(図16(b))。トナ
ーが空の時には、第1撹拌部材19の第1清掃部19e
及び第2撹拌部材20の第2清掃部20cがトナーを掻
き落とした後、トナーが磁気ブリッジセンサー25上を
満たすことはないため、磁気ブリッジセンサー25の出
力値(Vout)は低い値を示す(図16(c))。こ
うして得られたセンサー出力からの有無(残量)を検知
している。
【0100】次に、上述したトナー有無(残量)の判断
方法を図16(b)を用いて説明する。
【0101】磁気ブリッジセンサー25そのものの出力
ばらつきや、本体側からの供給電源電圧のばらつき、ト
ナーそのものの磁性のばらつき等により、トナー無しの
状態でセンサー出力値(Vout)にはばらつきが生じ
る。そのため、トナー無しを判断するときのセンサー出
力値(スライスレベル=Vs)は、そのばらつき分を見
込んで設定しなければならない。しかしながら前記のよ
うに、トナー量が少なくなると、第1清掃部19e及び
第2清掃部20cの影響により出力電圧は撹拌周期で出
力変動をおこしながら出力電圧を低下させていくため、
単純にあるタイミングで出力がVs以下となったときに
トナー無しと判断してしまうと、トナー収納容器10a
内にトナーが残っているにもかかわらずトナー無しと判
断されてしまい適切なトナー無しの判断がおこなえな
い。そこで、本実施の形態において所定のスライスレベ
ル(Vs)以下の出力信号の持続時間Tをカウントし、
該持続時間が所定の時間(Ts)以上持続した時に初め
てトナー無しの判断をおこなっている。
【0102】こうして検出したトナー無しの情報を、図
2に示す操作パネル30に表示することでユーザーにプ
ロセスカートリッジCの点検を知らせ、カートリッジ交
換を促すと同時にファクシミリ装置の記録動作を禁止
し、記録画像の印字かすれによる画像情報の欠落を防止
している。
【0103】(実施の形態2)次に第2の実施の形態と
して、トナー収納容器内の残留トナーを少なくする構成
について、図17を用いて説明する。
【0104】次に第2の実施の形態は、上記第1の実施
の形態1における、撹拌部材の往復移動の範囲を、撹拌
部材がトナー収納容器の後面壁に当接もしくは近接する
ように配置したものである。すなわち図17において、
撹拌部材40は上記第1の実施の形態1と同様の機構に
よって、トナー収納容器10a3に沿って往復移動する
いように構成されている。この撹拌部材40の往復移動
の範囲は、その往復範囲の一端において、撹拌部材40
の後端部40fがトナー収納容器10a後面壁10a5
に当接もしくは近接するように配置されている。
【0105】本第2の実施の形態のその他の構成は、上
記第1の実施の形態1と同様である。
【0106】本第2実施の形態は上記のように構成して
おり、撹拌部材40の後端部40fによって底面壁10
a3に沿って図中右側に掻き寄せられたトナーは、後端
部40fと後面壁10a5との間にはさまれた結果、上
方に逃げて後端部40f上あるいは後端部40fの左側
(現像スリーブ10c側)に落下する。その後、撹拌部
材40が図中左側に移動することによって、このトナー
は後端部40fにより現像スリーブ10c側に送られ
る。その結果、撹拌部材40の往復移動の範囲に対し
て、現像スリーブ10cの逆側に残留するトナーは極め
て少なく、無駄の少ない経済的な画像形成装置を実現で
きる。
【0107】上述実施の形態では底面壁10a3は平面
としてあるが底面壁10a3は曲面例えば円弧面であっ
てもよい。円弧形底面壁10a3は図5において断面が
上に凹または凸な円弧となる。そして第一撹拌部材19
はこの円弧形底面壁10a3に沿わせてもよい。
【0108】(実施の形態3)次に第3の実施の形態と
して、トナー収納容器の底面壁を階段状に形成した構成
について、図18から図23を用いて説明する。
【0109】本第3の実施の形態は、トナー収納容器の
底面壁を階段状に形成したことにより、上記第1の実施
の形態における後面壁の役割をはたす縦壁を複数設け、
それぞれの縦壁に対して撹拌部材が当接するように配置
したものである。
【0110】すなわち図18において、トナー収納容器
50の底面壁50aは、第1壁面50b1(50b2、
50b3、50b4)と、第1壁面と所定の角度をなす
第2壁面50c1(50c2、50c3、50c4)と
からなる屈曲壁面50d1(50d2、50d3、50
d4)が複数連続した略階段状に構成されている。該階
段状の底面壁は、現像スリーブ10c側に向かって段階
的に低くなるように構成されており、第2壁面50c1
(50c2、50c3、50c4)は上記第1実施の形
態の後面壁10a5と同様の角度を持つ。
【0111】一方撹拌部材51は、断面が三角形状の棒
状部材51a1(51a2、51a3、51a4)を複
数本一定間隔で隔てて連結して一体化したものであり、
それぞれの棒状部材は、トナー収納容器の第1壁面50
b1(50b2、50b3、50b4)に合わせて、互
いに段差をもたせて配置している。該撹拌部材51は上
記第1実施の形態と同様の機構によって、トナー収納容
器50の第1壁面50b1(50b2、50b3、50
b4)に沿って往復移動するように構成されており、こ
れにより複数の棒状部材51a1、51a2、51a
3、51a4のそれぞれがトナーを撹拌する作用をな
す。この撹拌部材51の往復移動の範囲は、その往復移
動の一端において、撹拌部材51の複数の棒状部材51
a1、51a2、51a3、51a4のそれぞれがトナ
ー収納容器50の第2壁面50c1、50c2、50c
3、50c4のそれぞれに当接もしくは近接するように
配置されている。
【0112】トナー収納容器の第1壁面50b1(50
b2、50b3、50b4)の、撹拌部材51の往復移
動方向の長さL1(L2、L3、L4)は、撹拌部材5
1の往復移動ストロークS1(S2、S3、S4)と、
撹拌部材51の複数の棒状部材51a1(51a2、5
1a3、51a4)の撹拌部材51の往復移動方向の長
さK1(K2、K3、K4)との和よりも小さく構成
(L1≦S1+K1、L2≦S2+K2、L3≦S3+
K3、L4≦S4+K4)され、第2壁面50c1(5
0c2、50c3、50c4)の高さG1(G2、G
3、G4)は、撹拌部材51の棒状部材51a1(51
a2、51a3、51a4)の高さH1(H2、H3、
H4)よりも大きく構成されている(図19参照)。
【0113】本第3の実施の形態のその他の構成は、上
記第1の実施の形態と同様である。
【0114】次に、撹拌部材51の動作とトナーの動き
について図20から図22を用いて説明する。図20に
おいて撹拌部材51の棒状部材51a3によって第1壁
面50b3に沿って図中右側に掻き寄せられたトナー
は、棒状部材51a3と第2壁面50c3との間にはさ
まれた結果、上方に逃げて棒状部材上あるいは棒状部材
の左側(現像スリーブ10c側)に落下する。その後、
撹拌部材51が図中左側に移動することによって、この
トナーは棒状部材51a3により現像スリーブ10c側
に送られて、隣の第1壁面50b2上に落下する(図2
1参照)。これを繰り返すことにより、トナーは徐々に
現像スリーブ10c側に送り込まれる(図22参照)。
【0115】本第3の実施の形態は上記のように構成し
ており、第2壁面50c1、50c2、50c3、50
c4のそれぞれの高さG1、G2、G3、G4を、撹拌
部材の棒状部材51a1、51a2、51a3、51a
4のそれぞれの高さH1、H2、H3、H4よりも大き
く構成する(H1≦G1、H2≦G2、H3≦G3、H
4≦G4)ことで、棒状部材51a1(51a2、51
a3、51a4)と第2壁面50c1(50c2、50
c3、50c4)との間に挟まれたトナーを、棒状部材
51a1(51a2、51a3、51a4)の左側(現
像スリーブ10c側)に落下させることができる。ま
た、第1壁面50b1(50b2、50b3、50b
4)の、撹拌部材51の往復移動方向の長さL1、L
2、L3、L4のそれぞれは、撹拌部材51の往復移動
ストロークS1、S2、S3、S4と棒状部材51a1
(51a2、51a3、51a4)の往復移動方向の長
さK1(K2、K3、K4)との和よりも小さく構成す
る(L1≦S1+K1、L2≦S2+K2、L3≦S3
+K3、L4≦S4+K4)ことで、棒状部材51a1
(51a2、51a3、51a4)の左側(現像スリー
ブ10c側)に落下したトナーを確実に隣の第1壁面5
0b1(50b2、50b3)上に送ることができる。
【0116】トナー収納容器の底面壁を現像スリーブ1
0c側に向かって段階的下がっていく階段状に形成した
ことにより、各第1壁面50b1、50b2、50b
3、50b4上のトナーは徐々に現像スリーブ10cに
近い側の第1壁面50b1、50b2、50b3上に向
かって送り込まれる。
【0117】上記のように構成した結果、各第1壁面5
0b1(50b2、50b3、50b4)上に残留する
トナーは極めて少なく、無駄の少ない経済的な画像形成
装置を実現できる。また、図22に示したように、トナ
ー収納容器50の底面壁外面に磁気ブリッジセンサー2
5を当接させ、磁気ブリッジセンサー25上のトナーを
清掃部材としての役割を果す棒状部材51a2によって
清掃することで、トナー収納容器50内のトナーの有無
を検知する場合においても、磁気ブリッジセンサー25
の検知範囲E内に残留するトナーは極めて少なく、トナ
ーの検知精度を高く保つことができる。
【0118】なお、本第3の実施の形態の第1壁面50
b1(50b2、50b3、50b4)は斜面に形成し
ているが、水平面でもよく、さらに図23に示すように
曲面であってもよい。第1壁面が曲面の場合、撹拌部材
55の棒状部材55a1(55a2、55a3、55a
4)は、曲面に形成されたトナー収納容器の第1壁面5
6b1(56b2、56b3、56b4)に沿って、曲
線的に往復移動するように構成すればよい。
【0119】また、本第3の実施の形態においては、撹
拌部材は複数の棒状部材を一体としており、各棒状部材
は一体に往復移動するが、それぞれ独立して往復移動す
るものであってもよい。
【0120】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る発明
によれば、以下の効果を奏する。往復移動する撹拌手段
に当接もしくは近接する位置に、前記第1の壁面と所定
の角度をなす第2の壁面を配置した事により、撹拌手段
の往復移動の範囲に対して、現像部材の逆側に残留する
トナーを極めて少なくし、無駄の少ない経済的な装置を
実現できる。
【0121】上記において、トナーを収容するためのト
ナー収納容器は検知手段の検知範囲内のトナーを清掃す
るために、トナー収納容器の第1の壁面に沿って往復移
動可能な清掃手段を有し、前記往復移動する清掃手段に
当接もしくは近接する位置に、前記第1の壁面と所定の
角度をなす第2の壁面を配置した事により、清掃手段の
往復移動の範囲に対して、現像部材の逆側に残留するト
ナーを極めて少なくし、トナーの不足を確実に検知する
ことができる。
【0122】上記において、前記撹拌手段の、前記第2
の壁面と当接もしくは近接する部分は、前記第2の壁面
と当接もしくは近接する側を先端とするくさび形状とし
た事により、撹拌手段の往復移動の範囲に対して、現像
部材の逆側のトナーが撹拌手段を乗り越えやすくなるた
め、前記第1番目の発明の効果をより確実なものとする
ことができる。
【0123】前記において、前記清掃手段の、前記第2
の壁面と当接もしくは近接する部分は、前記第2の壁面
と当接もしくは近接する側を先端とするくさび形状とし
た事により、清掃手段の往復移動の範囲に対して、現像
部材の逆側のトナーが清掃手段を乗り越えやすくなるた
め、前記第2番目の発明の効果をより確実なものとする
ことができる。
【0124】前記において、トナー収納容器の第1の壁
面は斜面あるいは曲面に形成された底面であり、前記ト
ナー収納容器の第2の壁面は、前記底面の高い側に配置
した事により、清掃手段によって底面の高い側に押し上
げられてより崩れ落ちやすくなったトナーを、清掃手段
を乗り超えて現像部材側に落下させることで、前記の効
果をより確実なものとするとができる。
【0125】前記各々において、第2の壁面の傾き方法
は、水平方向に対しておよそ80°の角度をもって上方
に行くほどトナー収納容器の外側に向かう方向から、鉛
直を超えて、上方に行くほどトナー収納容器の内側に向
かう方向の範囲内であるように構成した事により、撹拌
手段あるいは清掃手段によって前記第2の壁面側に掻き
寄せされたトナーを、より効果的に清掃手段を乗り超え
て現像器側に落下させることができ、前記の効果をより
確実なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
縦断面図である。
【図2】ファクシミリ装置の外観斜視図である。
【図3】ファクシミリ装置へのプロセスカートリッジの
装着動作の説明用縦断面図である。
【図4】ファクシミリ装置へのプロセスカートリッジの
装着動作の説明縦断面図である。
【図5】実施の形態1に係るプロセスカートリッジの縦
断面図である。
【図6】プロセスカートリッジの外観斜視図である。
【図7】磁気ブリッジセンサーの取り付け構成を示す平
面図である。
【図8】磁気ブリッジセンサーの取り付け構成側面図で
ある。
【図9】実施の形態1に係るプロセスカートリッジの要
部をカットして示す斜視図である。
【図10】実施の形態1に係るプロセスカートリッジ
の、清掃手段と磁気ブリッジセンサーとの位置関係を説
明する縦断面図である。
【図11】実施の形態1に係るプロセスカートリッジ
の、清掃手段の動作とトナーの流れを説明する縦断面図
である。
【図12】実施の形態1に係るプロセスカートリッジ
の、清掃手段の動作とトナーの流れを説明する縦断面図
である。
【図13】実施の形態1に係るプロセスカートリッジ
の、清掃手段の動作とトナーの流れを説明する縦断面図
である。
【図14】実施の形態1に係るプロセスカートリッジ
の、清掃手段の動作とトナーの流れを説明する縦断面図
である。
【図15】実施の形態1に係るプロセスカートリッジ
の、清掃手段の動作とトナーの流れを説明する縦断面図
である。
【図16】(a)、(b)、(c)は実施の形態1に係
るトナー有無検知信号のタイミングチャートである。
【図17】実施の形態2に係るプロセスカートリッジの
縦断面図である。
【図18】第3の実施の形態に係るプロセスカートリッ
ジの構成断面図である。
【図19】第3の実施の形態に係るプロセスカートリッ
ジの、撹拌手段と屈曲壁面との寸法関係を説明する構成
断面図である。
【図20】第3の実施の形態に係るプロセスカートリッ
ジの、撹拌手段の動作とトナーの流れを説明する構成断
面図である。
【図21】第3の実施の形態に係るプロセスカートリッ
ジの、撹拌手段の動作とトナーの流れを説明する構成断
面図である。
【図22】第3の実施の形態に係るプロセスカートリッ
ジの、撹拌手段の動作とトナーの流れを説明する構成断
面図である。
【図23】第3の実施の形態に係るプロセスカートリッ
ジの、さらに別の構成断面図である。
【符号の説明】
A…読取装置 B…画像形成装置 C…プロセスカートリッジ D…給紙部 E…磁気ブリッジセンサー検知範囲 F1…残留トナー F2…トナー F3…トナーの山 F4…残留トナー G…第2清掃部と底面壁との間隔 G1(G2、G3、G4)…第2壁面の高さ H1(H2、H3、H4)…棒状部材の高さ K1(K2、K3、K4)…棒状部材の撹拌部材移動方
向の長さ L1(L2、L3、L4)…第1壁面の撹拌部材移動方
向の長さ S…撹拌部材ストローク S1(S2、S3、S4)…撹拌部材51の往復移動ス
トローク T…信号持続時間 Ts…所定の時間 Vout…センサー出力値 Vs…スライスレベル 1…光学手段 1a…光学ユニット 1b…レーザーダ
イオード 1c…ポリゴンミラー 1d…スキャナーモ
ーター 1e…結像レンズ 1f…反射ミラー 2…記録紙 3…搬送手段 3a…給紙カセット 3a1…分離爪
3b…給送ローラ 3c…カセット搬送ローラ対 3d
…搬送ローラ 3e…ガイド板 3f…排出ローラ対 4…転写手段 5…定着手段 5a…駆動ローラ 5b…ヒータ 5c
…定着部材 6…排出トレイ 7…感光体ドラム 8…帯電手段 8a…ローラ軸 9…露光部 10…現像手段 10a…トナー収納容器 10a1…
側面壁 10a2…側面壁 10a3…底面壁 10a
4…トナー検知面 10a5…後面壁 10b…磁石
10c…現像スリーブ 10d…現像ブレード 11…クリーニング手段 11a…クリーニングブレー
ド 11b…スクイシート 11c…廃トナー溜め 12…ハウジング 12a…上枠体 12b…下枠体
12b1…開口部 12b2…ドラム軸 13…原稿 14a…原稿載置台 14b1…予備搬送押圧片 14
b2…予備搬送ローラ 14c…逆転ローラ 14d…分離ローラ 14e…押
圧手段 14f…排出ローラ 14g…原稿排出トレイ
14h…スライダ 15…読取手段 15a…LED 15b…短焦点結像
レンズ 15c…光電変換素子 16…装着本体 17…開閉カバー 17a…ヒンジ 17b…リブ 1
7c…加圧部材 18…ガイド溝 19…第1撹拌部材 19a…軸 19b…開口部 1
9c…U字溝 19d…リブ 19e…第1清掃部 20…第2撹拌部材 20a…回転軸 20b…駆動軸
20c…第2清掃部 21…撹拌アーム 21a…孔 21b…回転軸 22…駆動アーム 22a…長孔 23…撹拌ギア 23a…回転軸 23b…偏心ダボ 24…軸受 25…磁気ブリッジセンサー 25a…検知ヘッド 2
5b…本体部 25c…信号線 26…センサーホルダー 26a…回転軸 26b…セ
ンサーボックス 26c…アーム部 26d…位置決め
リブ 26e…押圧部 26f…左右側面壁 26g…爪部 27…押圧ばね 28…加圧ピース 29…シャッタ部材 30…操作パネル 40…撹拌部材 40f…後端部 50…トナー収納容器 50a…底面壁50a 5
0b1(50b2、50b3、50b4)…第1壁面
50c1(50c2、50c3、50c4)…第2壁
面 50d1(50d2、50d3、50d4)…屈
曲壁面 51…撹拌部材 51a1(51a2、51a3、5
1a4)…棒状部材 55…撹拌部材55、 55a1(55a2、55a
3、55a4)…棒状部材 56b1(56b2、56b3、56b4)…第1壁面

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 電子写真感光体ドラムと、 前記電子写真感光体ドラム上に形成された潜像をトナー
    を用いて現像する現像部材と、 前記現像部材へトナーを供給するためのトナー収納容器
    とを有し、 前記トナー収納容器は前記現像部材へトナー収納容器内
    のトナーを送り出すために、トナー収納容器の第一の壁
    面に沿って往復移動可能な撹拌手段を有し、前記往復移
    動する撹拌手段に当接もしくは近接する位置に、前記第
    1の壁面と所定の角度をなす第2の壁面を配置した事を
    特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセス
    カートリッジにおいて、 電子写真感光体ドラムと、 前記電子写真感光体ドラム上に形成された潜像をトナー
    を用いて現像する現像部材と、 前記現像部材へトナーを供給するためのトナーを収容
    し、トナー収納容器内のトナーの有無を検知するために
    画像形成装置本体に備える検知手段の検知範囲内に位置
    するトナー収納容器と、 を有し、 前記トナー収納容器は、検知手段の検知範囲内のトナー
    を清掃するために、トナー収納容器の第1の壁面に沿っ
    て往復移動可能な清掃手段を有し、 前記往復移動する清掃手段に当接もしくは近接する位置
    に、前記第1の壁面と所定の角度をなす第2の壁面を配
    置した事を特徴とするプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記撹拌手段の、前記第2の壁面と当接
    もしくは近接する部分は、前記第2の壁面と当接もしく
    は近接する側を先端とするくさび形状である事を特徴と
    する請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記清掃手段の、前記第2の壁面と当接
    もしくは近接する部分は、前記第2の壁面と当接もしく
    は近接する側を先端とするくさび形状である事を特徴と
    する請求項2に記載のプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記第1の壁面は斜面あるいは曲面に形
    成された底面であり、 前記第2の壁面は、前記第1の壁面の高い側に配置した
    事を特徴とする請求項2または4に記載のプロセスカー
    トリッジ。
  6. 【請求項6】 前記第2の壁面の傾き方向は、水平方向
    に対しておよそ80°の角度をもって上方に行くほどト
    ナー収納容器の外側に向かう方向から、鉛直を超えて、
    上方に行くほどトナー収納容器の内側に向かう方向の範
    囲内であることを特徴とする請求項1から5の何れか1
    つに記載のプロセスカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記プロセスカートリッジとは、帯電手
    段、またはクリーニング手段と現像手段及び電子写真感
    光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し、このカート
    リッジを画像形成装置本体に対して着脱可能とする請求
    項1から6の何れか1つに記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  8. 【請求項8】 前記プロセスカートリッジとは帯電手
    段、クリーニング手段の少なくとも一つと現像手段及び
    電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化して
    画像形成装置本体に対して着脱可能とする請求項1から
    6の何れか1つに記載のプロセスカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記プロセスカートリッジとは現像手段
    と電子写真感光体ドラムとを一体的にカートリッジ化し
    て画像形成装置本体に着脱可能とする請求項1から6の
    何れか一つに記載のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 プロセスカートリッジを着脱可能で、
    記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置におい
    て、 a.電子写真感光体ドラムと、 前電子写真感光体ドラム上に形成された潜像をトナーを
    用いて現像する現像部材と、 前記現像部材へトナーを供給するためのトナー収納容器
    と、 を有し、 前記トナー収容容器は前記現像部材へトナー収納容器内
    のトナーを送り出すために、トナー収納容器の第1の壁
    面に沿って往復移動可能な撹拌手段を有し、前記往復移
    動する撹拌手段に当接もしくは近接する位置に、前記第
    1の壁面と所定の角度をなす第2の壁面を配置したプロ
    セスカートリッジを取り外し可能に装着する装着手段
    と、 b.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  11. 【請求項11】 プロセスカートリッジを着脱可能で記
    録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置におい
    て、 a.電子写真感光体ドラムと、 前記電子写真感光体ドラム上に形成された潜像をトナー
    を用いて現像する現像部材と、 前記現像部材へトナーを供給するためのトナーを収容
    し、トナー収納容器内のトナーの有無を検知するために
    画像形成装置本体に備える検知手段の検知範囲内に位置
    するトナー収納容器と、 を有し、 前記トナー収納容器は、検知手段の検知範囲内のトナー
    を清掃するために、トナー収納容器の第1の壁面に沿っ
    て往復移動可能な清掃手段を有し、 前記往復移動する清掃手段に当接もしくは近接する位置
    に、前記第1の壁面と所定の角度をなす第2の壁面を配
    置したプロセスカートリッジを取り外し可能に装着する
    装着手段と、 b.前記トナー収納容器内のトナーの有無を検知する検
    知手段と、 c.前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、 を有することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  12. 【請求項12】 トナーを収容するためのトナー収納容
    器を有する現像装置と、 前記現像装置のトナー収納容器内のトナーを送り出すた
    めに、トナー収納容器の第1の壁面にそって往復移動可
    能な撹拌手段を有し、記録媒体に画像を形成する電子写
    真画像形成装置において、 前記往復移動する撹拌手段に当接もしくは近接する位置
    に、前記第1の壁面と所定の角度をなす第2の壁面を配
    置した事を特徴とする電子写真画像形成装置。
  13. 【請求項13】 トナーを収納するためのトナー収納容
    器を有する現像装置と、 前記現像装置のトナー収納部内のトナーの有無を検知可
    能な検知手段を有し記録媒体に画像を形成する画像形成
    装置において、 前記現像装置は、検知手段の検知範囲内のトナーを清掃
    するために、トナー収納容器の第1の壁面に沿って往復
    移動可能な清掃手段を有し、 前記往復移動する清掃手段に当接もしくは近接する位置
    に、前記第1の壁面と所定の角度なす第2の壁面を配置
    した事を特徴とする電子写真画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記撹拌手段の、前記第2の壁面と当
    接もしくは近接する部分は、前記第2の壁面と当接もし
    くは近接する側を先端とするくさび形状であることを特
    徴とする請求項12に記載の電子写真画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記清掃手段の、前記第2の壁面と当
    接もしくは近接する部分は、前記第2の壁面と当接もし
    くは近接する側を先端とするくさび形状であることを特
    徴とする請求項13に記載の電子写真画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記第1の壁面は斜面あるいは曲面に
    形成された底面であり、 前記第2の壁面は、前記第1の壁面の高い側に配置した
    事を特徴とする請求項12または13に記載の電子写真
    画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記第2の壁面の傾き方向は、水平方
    向に対しておよそ80°の角度をもって上方に行くほど
    トナー収納容器の外側に向かう方向から、鉛直を超え
    て、上方に行くほどトナー収納容器の内側に向かう方向
    の範囲内であることを特徴とする請求項12から16の
    何れか1つに記載の電子写真画像形成装置。
  18. 【請求項18】 画像形成装置本体に着脱可能な現像装
    置において、 画像形成装置本体に備える電子写真感光体ドラムへトナ
    ーを付与するための現像部材と、 前記現像部材へ供給するためのトナーを収容したトナー
    収納容器と、 を有し、 前記トナー収納容器は第1の壁面に沿って往復移動可能
    な撹拌手段を有し、前記撹拌手段に当接もしくは近接す
    る位置に第1の壁面と所定の角度をなし立設した第2の
    壁面を配置した事を特徴とする現像装置。
  19. 【請求項19】 画像形成装置本体に着脱可能な現像装
    置において、 画像形成装置本体に備える電子写真感光体ドラムへトナ
    ーを付与するための現像部材と、 画像形成装置本体に備える検知手段により内部のトナー
    の有無を検知される位置に配され、前記現像部材にトナ
    ーを供給するためのトナー収納容器と、 を有し、 前記トナー収納容器は、検知手段の検知範囲内のトナー
    を清掃するために、トナー収納容器の第1の壁面に沿っ
    て往復移動可能な清掃手段を有し、 前記往復移動する清掃手段に当接もしくは近接する位置
    に、前記第1の壁面と所定の角度をなす第2の壁面を配
    置した事を特徴とする現像装置。
  20. 【請求項20】 画像形成装置本体に着脱可能なプロセ
    スカートリッジにおいて、 電子写真感光体ドラムと、 電子写真感光体ドラム上に形成された潜像をトナーを用
    いて現像する現像部材と、 前記現像部材へトナーを供給するためのトナー収納容器
    とを有し、 前記トナー収納容器は、第1の壁面と、第1の壁面と所
    定の角度を持つ第2の壁面からなる屈曲壁面が複数連続
    した略階段状の壁面を有し、 前記トナー収納容器は前記現像部材へトナー収納容器内
    のトナーを送り出すために、前記屈曲壁面の第1の壁面
    のそれぞれに沿って往復移動可能な複数の撹拌手段を有
    し、前記往復移動する撹拌手段にそれぞれ当接もしくは
    近接する位置に、前記屈曲壁面の第2の壁面を配置した
    事を特徴とするプロセスカートリッジ。
  21. 【請求項21】 前記複数の屈曲壁面の少なくとも1つ
    において、撹拌手段の移動方向における第1の壁面の長
    さLは、第1の壁面に沿って往復移動する前記撹拌手段
    の往復移動ストロークをS、撹拌手段の移動方向におけ
    る撹拌手段の長さをKとすると、L≦S+Kの関係にあ
    る事を特徴とする請求項20に記載のプロセスカートリ
    ッジ。
  22. 【請求項22】 前記複数の屈曲壁面の少なくとも1つ
    において、前記第2の壁面の高さは、第2の壁面に当接
    もしくは近接する前記撹拌手段の高さよりも大きい事を
    特徴とする請求項20に記載のプロセスカートリッジ。
  23. 【請求項23】 前記略階段状の壁面は、前記現像部材
    に向かって段階的に低くなるように構成した事を特徴と
    する請求項20に記載のプロセスカートリッジ。
  24. 【請求項24】 前記撹拌手段の、前記第2の壁面と当
    接する部分は、前記第2の壁面と当接する側を先端とす
    るくさび形状である事を特徴とする請求項20に記載の
    プロセスカートリッジ。
  25. 【請求項25】 前記第1の壁面は斜面あるいは曲面に
    形成された底面であり、 前記第2の壁面は、前記第1の壁面の高い側に配置した
    事を特徴とする請求項20に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  26. 【請求項26】 前記第2の壁面の傾き方向は、水平方
    向に対しておよそ80°の角度をもって上方に行くほど
    トナー収納容器の外側に向かう方向から、鉛直を超え
    て、上方に行くほどトナー収納容器の内側に向かう方向
    の範囲内であることを特徴とする請求項20に記載のプ
    ロセスカートリッジ。
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