JP3408051B2 - 現像剤残量検知装置 - Google Patents

現像剤残量検知装置

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JP3408051B2
JP3408051B2 JP5606696A JP5606696A JP3408051B2 JP 3408051 B2 JP3408051 B2 JP 3408051B2 JP 5606696 A JP5606696 A JP 5606696A JP 5606696 A JP5606696 A JP 5606696A JP 3408051 B2 JP3408051 B2 JP 3408051B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式、静電
記録方式等の画像形成装置に用いられ現像剤容器内の現
像剤の残量を検知する現像剤残量検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置等における画像形成
装置においては、現像剤の有無を含む残量を検出するた
めの現像剤残量検出装置を有するものが多く知られてい
る。現像剤の残量を検出する方式としては、発光素子と
受光素子を用いた光学方式や、現像剤の静電容量を検出
する静電容量方式、現像剤の圧力を振動で検出する圧電
方式など、様々な方式が提案され実施されている。
【0003】こうして検出された現像剤有無や現像剤残
量の信号に応じて現像剤の補充や交換を促したり画像形
成動作を禁止したりして、画像のかすれや抜けを事前に
防止するようにしている。
【0004】しかし光学方式は発光素子と受光素子の2
ケ所のスペースが必要であり、また、静電容量方式、圧
電方式は容器内にセンサを設けなくてはならずカートリ
ッジ方式には不向きであるという問題がある。
【0005】そこで近年透磁率の変化を利用して磁性現
像剤の残量を検知する磁気方式が考えられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この磁気方式はセンサ
ーと現像剤との距離が検知精度に非常に大きく影響しセ
ンサーに最も近い容器内壁に現像剤が付着していると現
像剤が無いのにもかかわらず現像剤有りと検出する誤検
知が生じ易い。
【0007】また、この容器内壁への現像剤の付着を少
なくするために現像剤の攪拌作用を大きくすると、磁気
方式は検出値が大きく変動し誤検知の発生の原因とな
る。
【0008】このように磁気方式では現像剤の状態変化
が小さく、且つ、容器内壁に現像剤が付着しないことが
望まれる。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明は、磁性現像剤を収容する現像剤容器と、前記現像剤
容器外壁に設けられ前記現像剤容器内の現像剤の残量を
検出する透磁率センサと、前記現像剤容器内の現像剤を
攪拌するべく回転する回転部材と、前記回転部材に取り
付けられ前記透磁率センサの検出位置近傍の前記現像剤
容器内壁を摺擦する厚さが20〜100μmの樹脂シー
トと、を有する現像剤残量検知装置において、前記樹脂
シートの固定端側近傍を曲げた状態で前記回転部材との
間に挟み込むと共に前記樹脂シートの自由端側が前記回
転部材の回転円の略接線方向で且つ前記現像剤容器内壁
に対し順方向に向くように矯正する矯正部材を有するこ
とを特徴とする。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】本発明を電子写真画像形成方式の
ファクシミリ装置に適用した例を、図面を参照して具体
的に説明する。ここでは、説明の順序として、以下の順
に説明する。 ファクシミリ装置の全体構成、 情報を読み取るための読取装置の構成、 受信情報を記録するための画像形成装置の構成、 前記画像形成装置に使用するプロセスカートリッジ各
部の構成、 磁気ブリッジセンサーの説明、 トナー室底部近傍の外周壁面部に対向して設けた現像
剤残量検出手段の構成、 樹脂シートの構成
【0012】{ファクシミリ装置の全体構成}図1は本
発明に係るプロセスカートリッジを装着した画像形成装
置であるファクシミリ装置の構成説明図であり、図2は
その外観斜視図である。
【0013】このファクシミリ装置は、図1に示すよう
に、左上方に原稿読取装置Aを有し、その右下方に画像
形成装置Bを配置している。そして読取装置Aで読み取
った情報を、ファクシミリモードの場合は他機のファク
シミリ装置へ送信し、コピーモードの場合には自己の画
像形成装置Bで記録する。
【0014】前記画像形成装置Bは、図1に示すよう
に、光学系1から画像情報に基づいた光像を照射して像
担持体である感光体ドラム7にトナー像を形成する。そ
して前記トナー像の形成と同期して記録紙2を搬送手段
3によって搬送し、且つプロセスカートリッジCとして
カートリッジ化された画像形成部において前記感光体ド
ラム7に形成したトナー像を転写手段4によって記録紙
2に転写し、その記録紙2を定着手段5に搬送し、転写
トナー像を定着してフェイスダウントレイ6a、もしく
はフェイスアップトレイ6bのいずれかに排出する。
【0015】前記プロセスカートリッジCの現像壁部材
12bに当接して、トナー室10a内のトナーの有無を
検出するための磁気ブリッジセンサー20が本体側に設
けてある。
【0016】{読取装置}読取装置Aは原稿13を搬送
し、原稿記載情報を読み取るものである。その構成は、
図1に示すように、原稿載置台14a及び補助載置台1
4b上に積層した原稿13を分離ローラ14cと圧接し
た分離片14dで一枚ずつ分離し、搬送ローラ対14e
によって原稿13を搬送し、押圧手段14fで原稿13
を読取手段15の密着型センサに押圧して密着させつつ
原稿13の情報を読み取った後、排出ローラ対14gに
よって原稿13を読取装置Aの外に排出するものであ
る。
【0017】前記読取手段15は、光源としてのLED
15aから原稿13の情報記載面に光照射し、その反射
光を短焦点結像レンズ15bを介して光電変換素子15
cに結像して情報を読み取るものであり、その信号は後
述する制御手段を介してファクシミリモードのときは他
機へ送信し、コピーモードのときは自己の画像形成装置
Bに送信する。
【0018】尚、原稿載置台14aには原稿13の搬送
方向と直角方向(原稿13の幅方向)にスライド可能な
スライダ14hが設けてあり、該スライダ14hを原稿
13の幅に合わせてスライドさせることで、原稿載置台
14a上に積載された原稿13の両サイドを揃えること
が出来る。
【0019】{画像形成装置}次に記録信号に応じて画
像を形成する画像形成装置Bの各部の構成について、
光学系、記録紙搬送手段、転写手段、定着手段、
プロセスカートリッジ装着手段の順に説明する。
【0020】(光学系)光学系1は外部装置等から読み
込んだ画像情報に基づいて光照射することによって感光
体ドラム7へ光像を照射するものであり、図1に示すよ
うに、光学ユニット1a内にレーザーダイオード1b、
ポリゴンミラー1c、スキャナーモータ1d、結像レン
ズ1e、反射ミラー1fが収納してある。
【0021】そして例えば他機のファクシミリ装置から
画像信号が与えられると、レーザーダイオード1bが前
記画像信号に応じて発光し、ポリゴンミラー1cに画像
光として照射する。このポリゴンミラー1cはスキャナ
ーモータ1dによって高速回転し、該ポリゴンミラー1
cで反射した画像光が結像レンズ1e及び反射ミラー1
fを介して回転する感光体ドラム7へ照射し、該ドラム
7の表面を選択的に露光して画像情報に応じた潜像を形
成する。
【0022】(記録紙搬送手段)次に記録紙2を搬送す
るための搬送手段3は、画像形成装置Bの下方位置に配
置され、給紙部Dの一端から引き出し可能に装着された
給送カセット3a内に積載した記録紙2の最上位の1枚
を、記録紙2の先端上部に設けたピックアップローラ3
bと、圧接された分離パッド3cにて一枚ずつ分離して
給送し、搬送ガイド3dに沿ってUターンさせながら搬
送ローラ対3eまで給送する。この搬送ローラ対3eが
画像形成動作と同期するように記録紙2を画像転写部に
搬送する。そして画像転写後の記録紙2を、ガイド部材
3fによって定着手段5に搬送し、定着後の記録紙2
を、フェイスダウン排紙の時は排出ローラ対3g、3h
によってフェイスダウントレイ6aに、フェイスアップ
の時には切り換えガイド3jを切り換えることで排出ロ
ーラ対3gによってフェイスアップトレイ6bに排出す
る。
【0023】(転写手段)転写手段4は画像形成部で感
光体ドラム7に形成されたトナー像を記録紙2に転写す
るものであり、本実施例の転写手段4は図1に示すよう
に、転写ローラ4aによって構成している。即ち、装着
したプロセスカートリッジCの感光体ドラム7に転写ロ
ーラ4aによって記録紙2を押圧し、該転写ローラ4a
に感光体ドラム7に形成されたトナー像と逆極性の電圧
を印加することにより、感光体ドラム7上のトナーを記
録紙2に転写する。
【0024】(定着手段)定着手段5は前記転写ローラ
4の電圧印加によって記録紙2に転写したトナー像を定
着させるものである。その構成は図1に示すように、駆
動回転する駆動ローラ5aと、内部にヒータ5bを有
し、前記駆動ローラ5aと圧接して従動回転するシート
部材を有する定着部材5cとからなる。即ち、画像形成
部でトナー像を転写された記録紙2が前記駆動ローラ5
aと定着部材5c間を通過する際に、両者5a,5cの
押圧によって圧力が印加され、且つヒータ5bの発熱に
よって熱を印加され、記録紙2上のトナーが記録紙2に
定着する。
【0025】(プロセスカートリッジ装着手段)前記画
像形成装置B内にはプロセスカートリッジCを装着する
ためのカートリッジ装着手段が設けてある。プロセスカ
ートリッジCの装置本体に対する着脱は、開閉カバー1
6を開くことによって行う。即ち、図1に示すように、
装置本体の上部には回転中心17が設けてあり、開閉カ
バー16は装置本体に対して回転して開放する構造にな
っている。そして前記開閉カバー16を開くと装置本体
内にはカートリッジ装着スペースが設けてあり、そのス
ペースの左右壁面には図示しないガイド溝が設けてあ
る。このガイド溝にドラム軸を沿わせてプロセスカート
リッジCを挿入し、開閉カバー16を閉じることによっ
てプロセスカートリッジCを画像形成装置Bに装着する
ようにしている。
【0026】{プロセスカートリッジ}次に前記画像形
成装置Bに装着され、前記画像形成部を形成するプロセ
スカートリッジCの各部の構成について説明する。
【0027】プロセスカートリッジCは、図1乃至図3
に示すように、像担持体としての感光層を有する感光体
ドラム7は矢印の方向に回転し、その表面を帯電手段8
である帯電ローラ8aへの電圧印加によって一様に帯電
し、前記光学系1からの光像を露光開口部9aを介して
感光体ドラム7に露光して潜像を形成し、現像手段10
によって現像するように構成されている。
【0028】尚、プロセスカートリッジとしては少なく
とも像担持体と現像手段を一体に有していれば良い。
【0029】この現像手段10は、現像剤容器であるト
ナー室10a内の磁性現像剤である一成分磁性トナーを
現像室10bへ供給し、現像室10bに取り付けた現像
ローラー10cを回転させると共に、現像ブレード10
dによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を固定磁石
を内蔵した現像ローラ10c表面に形成し、そのトナー
を前記潜像に応じて感光体ドラム7へ転移させることに
よってトナー像を形成して可視像化する。この際、攪拌
棒10eは図示しないギアによって現像ローラ10cに
連結され矢印の方向に回転しトナーを攪拌するため、ト
ナーは滞ることなくトナー室10a内から現像室10b
へスムーズに供給される。
【0030】そして転写ローラ4に前記トナー像と逆極
性の電圧を印加してトナー像を記録紙2に転写した後
は、クリーニングブレード11aによって感光体ドラム
7に残留したトナーを掻き落として廃トナー溜め11b
へ集めるクリーニング手段11によって感光体ドラム7
上の残留トナーを除去するように構成している。
【0031】前記感光体ドラム7等の各部品は、トナー
現像枠体12aと現像壁部材12b、更にはクリーニン
グ枠体12cとを結合して構成するプロセスカートリッ
ジC内に収納してカートリッジ化されている。即ち、ト
ナー現像枠体12aと現像壁部材12bを溶着してトナ
ー室10a及び現像室10bを形成し、この現像室10
bに現像ローラー10c及び現像ブレード10dを取り
付けている。またクリーニング枠体12cには感光体ド
ラム7や帯電ローラ8、更にはクリーニング手段11を
構成する各部材を取り付けている。そして前記トナー現
像枠体12aにクリーニング枠体12cを結合すること
によってプロセスカートリッジCを構成する。
【0032】このプロセスカートリッジCには像露光を
するための露光開口部9a及び感光体ドラム7を記録紙
2対向するための転写開口部9bが設けてあり、両開口
部9a,9bを開口可能なシャッタ部材9cが取り付け
てある。
【0033】また、トナー室10a内のトナーの有無を
検出するための磁気ブリッジセンサー20が当接する部
分の現像壁部材12bには、磁気ブリッジセンサー20
をよりトナーに近づけることにより検出精度を上げるた
めに、部分的に偏肉したセンサー当接用の凹部12b1
をトナー室10aの外側に設け、トナーが消費され減少
していったときの減り具合の偏りを防止し、確実なトナ
ーの有無を検出できるように構成されている。
【0034】更に、攪拌棒10eのトナー有無検出部に
は掻き落しシート10fが取付けられており、トナー室
10a内壁のトナー有無検出部を掻き落しシート10f
がこすり、トナーが消費され減少していった場合にトナ
ー有無検出部に確実に滞ることなく現像室10bへ供給
されるようになっている。掻き落しシート10fは、攪
拌棒10eの回転円の接線方向上に、且つ、トナー室1
0a内壁に対して掻き落しシート10fが掻き落し作用
をする際に逃げ勝手となるように取付けられ、トナー有
無検出部にトナーが滞った場合にトナーを掻き落すだけ
に必要な微弱な圧力のみをトナーに対して生じさせてい
るにすぎない。これは、トナーに圧力がかかることによ
るトナーの変質を防ぐためであり、そのため更に、掻き
落しシート10fは50μm程度の厚みのもを使用し、
更に、中央部に大きく抜き穴を設けて掻き落しシート1
0fの腰をできるだけ弱くし、トナーに対して余分な圧
力を生じさせないようにしている。掻き落しシート10
fは図4に示すように、攪拌棒10eの一部をクランク
状に曲げた部分に取付台10gと押さえ板10hに挟み
込まれて構成されている。掻き落しシート10fは50
μmという薄いシートを用いていることから取り扱いの
上から変形のおそれがあり特に攪拌棒10eの回転円の
接線方向に取付けるためには曲げ部分の精度や変形が掻
き落しの効果に大きく依存してくるため、押さえ板10
hには直角の曲げ部分を設けて取付台10gとの間で挟
み込み、確実に攪拌棒10eの回転円の接線方向に矯正
して取り付くように構成されている。
【0035】{磁気ブリッジセンサー}前述した磁気ブ
リッジセンサー20は、図5に示すように本体部分の上
に、検知ヘッド20aが円柱状に載っている形状で一体
となっており、入出力用の信号線20bを介してファク
シミリ装置本体との検知信号のやりとりをおこなってい
る。
【0036】この検知ヘッド20aの内部には検知トラ
ンスが埋め込まれており、この検知トランスは、一つの
1次巻線と、基準巻線と検知巻線からなる二つの2次巻
線の合計三つの巻線からなる。検知巻線は検知ヘッドの
天面側に、基準巻線は1次巻線を挟んで検知ヘッドの裏
側には位置している。
【0037】センサー本体内に設けられた発信器から一
定波形の信号をもつ電流が1次巻線に入力されると、基
準巻線と検知巻線からなる二つの2次巻線にも電磁誘導
により、ある波形の信号をもつ電流が流れる。この時の
発信器からの一定波形の信号と、検知巻線から電磁誘導
によって流れた電流のある波形の信号とを、センサー本
体内に設けられた比較回路で判断する事によって、検知
ヘッドの天面側に、どの程度の密度の磁性体があるかを
検知する。即ち、検知ヘッドの前に磁性体がある場合
と、無い場合で、異なった出力が得られるわけである。
【0038】また、このセンサーは検知しようとする磁
性体の磁性密度等の違いに対応するため、検知トランス
中心部にフェライト性のネジコアを移動可能に設けてあ
り、このネジコアの位置を調節する事により、適正な検
知が可能となっている。
【0039】{現像剤有無検出手段}現像剤有無検出手
段は、前記トナー室10a内に収納したトナーの有無を
磁気ブリッジセンサー20によって検出するものであ
る。その構成は、図1及び図3に示す様に、本体内にト
ナー室10aの底部近傍の現像壁部材12bの凹部12
b1に検知ヘッド20aが対向するように前記磁気ブリ
ッジセンサー20を設けてあり、検知ヘッド20aはト
ナーがほぼ空になる所でトナー無しを検出できる状態で
取付けてある。
【0040】トナー残量と磁気ブリッジセンサー20の
アナログ検出信号を図6に示す。トナー残量が最大充填
時(Full時)からしばらくはの間は時間の経過によ
らず最も高い出力電圧(Vmax)を示す(図6
(a))。トナー残量が磁気ブリッジセンサー20の取
付け位置付近では、掻き落しシート10fの影響により
出力電圧は攪拌棒10eの回転周期で出力変動をおこ
し、マイナス側のリップルを発生させながら徐々にその
出力電圧値を低下させていく(図6(b))。トナー残
量が空の時(Empty時)には安定して最も低い出力
電圧(Vmin)を示す(図6(c))。このため、トナ
ーが無くなる直前にトナー残量に応じた出力を得る事が
できる。こうして得られたセンサー出力からトナー有無
を判断している。
【0041】図7に、上述したトナー有無の判断のフロ
ーチャートを示す。
【0042】ここで、トナー無しの判断方法を図8を用
いて説明する。
【0043】磁気ブリッジセンサーそのものの出力ばら
つきや、本体側からの供給電源電圧のばらつき、トナー
そのものの磁性のばらつき等により、トナー無しの状態
でのセンサー出力値(Vout)にはばらつきが生じる。
そのため、トナー無しを判断するときのセンサー出力値
(スライスレベル=Vs)は、そのばらつき分を見込ん
で設定しなければならない。しかしながら、トナー残量
が磁気ブリッジセンサー20の取付け位置付近では、掻
き落しシート10fの影響により出力電圧は攪拌棒10
eの回転周期で出力変動をおこしながら出力電圧値を低
下させていくため、単純にあるタイミングで出力がVs
以下となった時にトナー無しと判断してしまうと、トナ
ー残量が磁気ブリッジセンサー20の取付け位置付近ま
であるにもかかわらずトナー無しとなってしまい適正な
トナー無しの判断がおこなえない。そこで、本実施例に
おいてはセンサー出力電圧を一定の算出周期(T)=一
定のサンプリング数(n)の平均値(Vave.)として算
出し、Vave.がVsよりも小さくなったときに始めてト
ナー無しの判断を行なうようにしている。更に、本実施
例においてはセンサー出力電圧を本体CPUでサンプリ
ングする間隔(Δt)を約0.6sec.とし、また、平均
値(Vave.)を算出するための算出周期(T)を掻き落
しシート10fが回転する周期=約6.4sec.とほぼ一
致させ、n=12回分のサンプリング数での平均値の算
出、即ちT=0.6×(12−1)=約6.6sec.とし
ている。掻き落しシート10fの影響による出力変動の
しかたは比較的安定しており、出力変動が起きている場
合においても、周期Tの間隔におけるVave.はほとんど
変動がないことが実験的にわかっているため、Vave.が
Vsよりも小さくなったときに始めてトナー無しの判断
を行なうことにより適正なトナー無しの判断がおこなえ
る。
【0044】こうして検出できたトナー無しの情報を、
図2に示す操作パネル25に表示する事でユーザーにプ
ロセスカートリッジCの点検を知らせ、カートリッジ交
換を促すと同時にファクシミリ装置の記録動作を禁止
し、記録画像の印字かすれによる画像情報の欠落を防止
している。
【0045】{樹脂シートの構成}樹脂シート10fは
容器内壁のトナーを十分に掻き落とし、且つ、たまって
いるトナーは掻き出さない必要がある。
【0046】そこで厚みは20μm以上100μm以下
が好ましい。
【0047】厚みが20μmより薄いとトナーの掻き落
とし効果が不十分となり易く、更に組立時に輸送時に折
れ曲がり等の変形が生ずる可能性がある。
【0048】逆に100μmより厚いと、たまっている
トナーをかき出してしまい、トナーが十分にあるにもか
かわらずトナー無しと誤検知してしまう。
【0049】また樹脂シートの摺擦部のラジアル方向の
長さは2mm以上10mm以下が好ましい。
【0050】更には樹脂シートの容器内壁への接触圧力
は5×10-5N/mm以上1×10-3N/mm以下が好
ましい。
【0051】特には、前記厚み、長さ、圧力の全てを満
足することで掻き落とし効果と現像剤の状態変化による
誤検知防止効果は非常に高いものとなる。
【0052】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば透磁率
センサを用いて誤検知の無い現像剤の残量検知を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るファクシミリ装置の構成
断面図
【図2】ファクシミリ装置の外観斜視図
【図3】プロセスカートリッジと磁気ブリッジセンサー
の構成断面図
【図4】攪拌棒と掻き落しシートの構成図
【図5】磁気ブリッジセンサーの外観斜視図
【図6】実施例に係る磁気ブリッジセンサーのアナログ
検出信号を示す図
【図7】トナー有無判断のフローチャート
【図8】トナー無しの判断方法を示す図
【符号の説明】
A 読取装置 B 画像形成装置 C プロセスカートリッジ D 供給部 1 光学系 1a 光学ユニット 1b レーザーダイオード 1c ポリゴンミラー 1d スキャナーモータ 1e 結像レンズ 1f 反射ミラー 2 記録紙 3 搬送手段 3a 給送カセット 3b ピックアップローラ 3c 分離パッド 3d 搬送ガイド 3e 搬送ローラ対 3f ガイド部材 3g 排出ローラ対1 3h 排出ローラ対2 3j 切り換えガイド 4 転写手段 4a 転写ローラ 5 定着手段 5a 駆動ローラ 5b ヒータ 5c 定着部材 6a,6b 記録紙載置台 7 感光体ドラム 8 帯電手段 8a 帯電ローラ 9a 露光開口部 9b 転写開口部 9c シャッタ部材 10 現像手段 10a トナー室 10b 現像室 10c 現像ローラ 10d 現像ブレード 10e 攪拌棒 10f 掻き落しシート 10g 取付台 10h 押さえ板 11 クリーニング手段 11a クリーニングブレード 11b 廃トナー溜め 12a トナー現像枠体 12b 現像壁部材 12c クリーニング枠体 13 原稿 14a 原稿載置台 14b 補助載置台 14c 分離ローラ 14d 分離片 14e 搬送ローラ対 14f 押圧手段 14g 排出ローラ対 14h スライダ 15 読取手段 15a LED 15b 短焦点結像レンズ 15c 光電変換素子 16 開閉カバー 17 回転中心 20 磁気ブリッジセンサー 20a 検知ヘッド 20b 信号線 25 操作パネル

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性現像剤を収容する現像剤容器と、前
    記現像剤容器外壁に設けられ前記現像剤容器内の現像剤
    の残量を検出する透磁率センサと、前記現像剤容器内の
    現像剤を攪拌するべく回転する回転部材と、前記回転部
    材に取り付けられ前記透磁率センサの検出位置近傍の前
    記現像剤容器内壁を摺擦する厚さが20〜100μmの
    樹脂シートと、を有する現像剤残量検知装置において、 前記樹脂シートの固定端側近傍を曲げた状態で前記回転
    部材との間に挟み込むと共に前記樹脂シートの自由端側
    が前記回転部材の回転円の略接線方向で且つ前記現像剤
    容器内壁に対し順方向に向くように矯正する矯正部材を
    有することを特徴とする現像剤残量検知装置。
  2. 【請求項2】 前記樹脂シートの摺擦部のラジアル方向
    の長さを2mm以上10mm以下とすることを特徴とす
    る請求項1又は2の現像剤残量検知装置。
  3. 【請求項3】 前記樹脂シートの摺擦部の断面積を0.
    05mm以上0.3mm以下とすることを特徴とす
    る請求項1又は2の現像剤残量検知装置。
  4. 【請求項4】 前記樹脂シートの現像剤容器内壁への接
    触圧は5×10−5N/mm以上1×10−3N/mm
    以下とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    の現像剤残量検知装置。
  5. 【請求項5】 前記樹脂シートには現像剤の通過を許容
    する穴部が設けられていることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかの現像剤残量検知装置。
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