JPH10197540A - 微小探針の製造方法及びプローブの製造方法 - Google Patents

微小探針の製造方法及びプローブの製造方法

Info

Publication number
JPH10197540A
JPH10197540A JP1593097A JP1593097A JPH10197540A JP H10197540 A JPH10197540 A JP H10197540A JP 1593097 A JP1593097 A JP 1593097A JP 1593097 A JP1593097 A JP 1593097A JP H10197540 A JPH10197540 A JP H10197540A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
probe
layer
microprobe
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1593097A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Ikeda
勉 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP1593097A priority Critical patent/JPH10197540A/ja
Publication of JPH10197540A publication Critical patent/JPH10197540A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】生産性の向上と製造コストを低減を図ることが
できる微小探針の製造方法及びプローブの製造方法の提
供。 【解決手段】一方の基板である第1基板の表面における
凹部を含む剥離層上に探針材料層を形成し、他方の基板
である第2基板の接合層上に、剥離層上に形成された探
針材料層を転写し微小探針を製造するトンネル電流また
は微小力検出用の微小探針またはプローブの製造方法で
あって、第1基板の表面における凹部を集束イオンビー
ムを照射して雰囲気ガスと該第1基板を反応させて形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査型トンネル顕
微鏡、あるいは微小な力を検出する原子間力顕微鏡等に
用いる微小探針の製造方法、および該探針と薄膜カンチ
レバーからなるプローブの製造方法に関し、特に、先端
曲率が小さく上記の用途に優れた特性を発揮し、探針の
マルチ化も可能となる探針を高い量産性で製造できる微
小探針及びプローブの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、導体の表面原子の電子構造を直接
観察できる走査型トンネル顕徴鏡(以下、「STM」と
いう)が開発され(G.Binnig al.Phy
s.Rev.Lett.,49,57(1983))、
単結晶、非晶質を問わず実空間像の高い分解能で測定が
できるようになった。かかるSTMは、金属の探針(t
ip)と導電性物質の間に電圧を加えて、1nm程度の
距離まで近付けると、その間にトンネル電流が流れるこ
とを利用している。この電流は両者の距離変化に非常に
敏感でありかつ指数関数的に変化するので、トンネル電
流を一定に保つ様に探針を走査することにより実空間の
狭面構造を原子オーダーの分解能で観察することができ
る。
【0003】このSTMを用いた解析の対象物は導電性
材料に限られていたが、導電性材料の表面に薄く形成さ
れた絶縁層の構造解析にも応用され始めている。さら
に、上述の装置、手段は微小電流を検知する方法を用い
ているため、媒体に損傷を与えず、且つ低電力で観察で
きる利点をも有する。また、大気中での作動も可能であ
るため、STMの手法を用いて、半導体あるいは高分子
材料等の原子オーダー、分子オーダーの観察評価、微細
加工(E.E.Ehrichs,Proceeding
s of 4th International Co
nference on Scanning Tunn
eling Microscopy/Spectros
copy,“89,S13−3)、及び情報記録再生装
置等の様々な分野ヘの応用が研究されている。例えば、
情報記録再生装置への応用を考えると、高い記録密度を
達成するためにSTMの探針の先端部の曲率半径が小さ
いことが望まれる。また同時に、記録・再生システムの
機能向上、特に高速化の観点から、多数のプローブを同
時に駆動すること(探針のマルチ化)が提案されている
が、このために同一の基板上に特性の揃った探針を作製
することが必要となる。
【0004】また、原子間力顕微鏡(以下、「AFM」
という)によれば物質の表面に働く斥力、引力を検知す
るために、導体、絶縁体を問わず試料表面の凹凸像が測
定できる。この原子間力顕微鏡(AFM)には薄膜の片
持ち梁(薄膜カンチレバー)の自由端に微小探針を形成
したものが用いられておりSTMと同様にAFMの分解
能を向上するには探針の先端部の曲率半径が小さいこと
が要求されている。従来のプローブの作成方法(米国特
許第5,221,415号明細書)は、図8に示すよう
に、まず二酸化シリコン層201が形成された単結晶シ
リコン基板202に対して結晶軸異方性エッチングを行
い逆ピラミッド型の凹部203を形成する(図8−
a)。凹部203形成後、二酸化シリコン層201を除
去する。この凹部203を微小探針の雌型とし、次に全
面をSiN層204で被覆し(図8−b)、カンチレバ
ー205状にパターン化した後(図8−c)、ソウカッ
ト溝206とCr層207を設けたガラス板208とS
iN層204を接合し(図8−d)、ガラス板208の
一部を破断後(図8−e)、単結晶Si基板202をエ
ッチング除去することによりカンチレバー状のプローブ
210を得ている(図8−f)。そして最後に、光てこ
式AFM用の反射膜となる金属膜211を形成する。
【0005】また微小探針の形成方法としては、図9
(a)に示されるように、例えば基板上に薄膜層を円形
にパターニングし、それをマスク211にして基板21
2をエッチングし、サイドエッチングを利用して微小探
針213を形成する方法(O.Wolter,et.a
l.,“Micromachined silicon
sensors for scanning forc
e microscopy”J.Vac.Sci.Te
chnol.B9(2),Mar/Apr,1991,
pp1353−1357)、さらには図9(b)に示さ
れるように、逆テーパーをつけたレジスト開口部214
に基板を回転させながら導電性材料215を斜めから蒸
着し、リフトオフすることにより微小探針213を形成
する方法(C.A.Spindt,et.al.,“P
hysical properties of thi
n film field emission cat
hode with molybdenum cone
s”,J.Appl.Phys.,47.1976,P
P5248−5263)等がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の微小探針の製造方法は以下のような問題点を有してい
た。例えば、図8に示したような従来例の微小探針の製
造方法は以下のような問題点がある。 (1)探針の雌型となったシリコン基板は、後工程でエ
ッチング除去されてしまうため再利用ができず、生産性
が低くなり製造コストが高くなる。 (2)探針表面上に導電性材料を被覆してSTMの探針
とする場合には、探針の先端部は鋭利に形成されている
が、このために導電性材料が被覆されにくく、被覆した
場合に成膜した導電体膜の粒塊が現れ、再現性良く粒塊
の制御をすることが困難である。トンネル電流という微
弱な電流を取り扱うSTMでは安定な特性を得ることは
難しい。 (3)さらに、薄膜カンチレバー上に微小探針を形成す
る場合には、AFMでは反射膜をプローブの裏面の全面
に形成するため、カンチレバーが反射膜の膜応力により
反ってしまう。また、図9に示したような従来例の微小
探針の製造方法は以下のような問題点がある。 (4)探針を形成する際のシリコンのエッチング条件や
レジストのパターニング条件及び導電性材料の蒸着条件
等を一定にするには厳しいプロセス管理が必要となり、
形成される複数の微小探針の高さや先端曲率半径等の正
確な形状を維持するのが難しい。
【0007】そこで、本発明は、上記従来技術の有する
課題を解決し、微小探針の雌型を後工程でエッチング除
去することなく探針を形成でき、雌型は再利用できるこ
とにより、生産性の向上と製造コストの低減を図ること
のできる微小探針の製造方法及びプローブの製造方法を
提供することを目的とするものである。また、本発明
は、微小探針の材料として金属材料を用いることがで
き、導電体薄膜を被覆する必要のない微小探針の製造方
法及びプローブの製造方法を提供することを目的とする
ものである。また、本発明は、微小探針のみをカンチレ
バー先端に形成することができ、反射膜をプローブの裏
面全面に形成する必要のない微小探針の製造方法及びプ
ローブの製造方法を提供することを目的とするものであ
る。また、本発明は、微小探針として先端を鋭利に形成
でき、探針の複数化(マルチ化)が容易となる微小探針
の製造方法及びプローブの製造方法を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、微小探針の製造方法及びプローブの製造
方法をつぎのように構成したことを特徴としている。
【0009】すなわち、本発明の微小探針の製造方法
は、一方の基板である第1基板の表面における凹部を含
む剥離層上に探針材料層を形成し、他方の基板である第
2基板の接合層上に、前記剥離層上に形成された探針材
料層を転写し微小探針を製造するトンネル電流または微
小力検出用の微小探針の製造方法であって、前記第1基
板の表面における凹部を集束イオンビームを照射して雰
囲気ガスと該第1基板を反応させて形成することを特徴
としている。そして、この本発明の微小探針の製造方法
は、(a)第1基板の表面に集束イオンビームを照射し
て雰囲気ガスと該第1基板を反応させて、該第1基板の
表面に凹部を形成する工程と、(b)前記第1基板の凹
部を含む基板上に剥離層を形成する工程と、(c)前記
剥離層上に探針材料層による微小探針部を形成する工程
と、(d)第2基板に接合層を形成する工程と、(e)
前記第1基板における前記探針材料層による微小探針部
を、前記第2基板の接合層に接合する工程と、(f)前
記剥離層と前記探針材料層の界面で剥離を行い、前記第
2基板の接合層上に微小探針部を転写する工程と、を少
なくとも有することを特徴としている。また、本発明の
微小探針の製造方法においては、その探針材料層が金属
であることを特徴としており、その接合層が金属である
ことを特徴としており、その微小探針部を第2基板上の
接合層に接合する工程が金属材料間の圧着による結合に
より達成されることを特徴としており、その第1基板が
単結晶シリコン基板であることを特徴としており、その
剥離層が二酸化シリコンであることを特徴としており、
その集束イオンビームがGa,Auのいずれかであるこ
とを特徴としており、その雰囲気ガスが塩素ガスである
ことを特徴としている。さらに、本発明のプローブの製
造方法は、トンネル電流または微小力検出用の微小探針
と薄膜カンチレバーとからなるプローブの製造方法であ
って、(a)第1基板の表面に集束イオンビームを照射
して雰囲気ガスと該第1基板を反応させて、該第1基板
の表面に凹部を形成する工程と、(b)前記第1基板の
凹部を含む基板上に剥離層を形成する工程と、(c)前
記剥離層上に探針材料層による微小探針部を形成する工
程と、(d)第2基板に薄膜カンチレバーを形成する工
程と、(e)前記薄膜カンチレバー先端上に接合層を形
成する工程と、(f)前記第1基板における前記探針材
料層による微小探針部を、前記薄膜カンチレバーの接合
層に接合する工程と、(g)前記剥離層と探針材料層の
界面で剥離を行い、前記薄膜カンチレバーの接合層上に
微小探針部を転写する工程と、(h)前記薄膜カンチレ
バーのー端が、前記第2基板に固定される様に薄膜カン
チレバー下部の該第2基板の一部を除去する工程と、を
少なくとも有することを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、図1により本発明の微小
探針の製造方法の一つの実施の形態について説明する。
まず、第1の基板であるシリコン基板101を10mT
orr程度の反応性ガス102中におく(図1−a)。
反応性ガス102は、シリコンと反応して蒸気圧の高い
物質を生じさせる、塩素、フッ素などを用いる。この基
板に対して集束されたイオンビーム103を照射し、シ
リコンと反応性ガスを反応させて基板のエッチングを行
う(図1−b)。この方法は集束イオンビームだけでエ
ッチングを行うのに比べて、高アスペクト比のパターン
を高速に形成させることができる。これは基板とガスを
反応させて蒸気圧の高い分子104を生成させて基板か
ら除去するため、スパッターされた原子の再付着が発生
しないためである「蒲生健次、マスクレスエッチングと
デポジション、応用物理、56(1987)1075−
1076」。イオンビームのイオン種としては、Ga
+、Au+などが使用できる。反応性ガスとして塩素を
使用した場合、シリコンとの反応によりSiCl4など
が生成、蒸発により基板から除去される。エッチング速
度はガス種、ガス圧、ビーム走査速度、イオン種、加速
電圧、ビーム径等に依存する。エッチング形状も同様で
ある。
【0011】エッチング終了後、基板を十分洗浄する。
続いてシリコン基板101を熱酸化して基板表面に二酸
化シリコン層(剥離層)105を形成する(図1−
c)。剥離層膜厚は数十〜数百nmでよい。剥離層を形
成した基板上に微小探針材料106を成膜する(図1−
d)。材料としてはAu,Pt,Ir,Rh,Ruなど
の貴金属を用いる。成膜方法はスパッタリング法、エレ
クトロンビーム法、CVD(chemical vap
or deposition)法など一般的方法が用い
られる。次に、微小探針材料のパターニングを行う(図
1−e)。パターニングはフォトリソグラフィとウェッ
ト或いはドライエッチングにより行うか、或いはリフト
オフを用いてもよい。次に、第2の基板108の接合層
109上に微小探針材料パターン107を位置合わせを
し、両者を圧着する(図1−f)。圧着後、両基板を引
き離すことにより、微小探針110が第2の基板の接合
層上に形成できる(図1−g)。接合層としては、Au
/Cr,Au/Ti/Alなどの積層、Pt,Alなどの
単層膜を使用できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の微小探針及びプローブの製造
方法の実施例について説明する。 [実施例1]本発明の実施例1においては、微小探針を
つぎのように作製した。
【0013】第1の基板であるシリコン基板101を約
10mTorrの塩素ガス102中に置いた(図1−
a)。この基板101に対して加速電圧30keVのG
a+ビーム103を照射し、シリコンと塩素ガスを反応
させて基板のエッチングを行なった(図1−b)。ビー
ム径は0.3μm、ビーム電流40pAとした。エッチ
ング終了後、基板101をバッファフッ酸及び超純水で
十分洗浄した。続いてシリコン基板101を熱酸化して
基板表面に200nmの二酸化シリコン層(剥離層)1
05を形成した(図1−c)。次に、剥離層105を形
成した基板上に微小探針材料106を成膜した(図1−
d)。材料としてはAuを用い、成膜はスパッタリング
法で行った。膜厚は0.5μmとした。次に、微小探針
材料上にレジストパターンを形成し、これをマスクとし
てAuのエッチングを行い微小探針材料パターン107
を形成した(図1−e)。
【0014】次に第2基板108としてシリコンウエハ
を用意し、この表面にCr5nmとAu100nmを真
空蒸着法により順次連続して薄膜堆積し、該薄膜をフォ
トリソグラフィプロセスとエッチングによりパターニン
グし、接合層109を形成した。続いて、第1基板10
1上の探針材料パターン107と第2基板108上の接
合層109とを位置合わせし当接した。当接の際に、第
1基板101と第2基板108の裏面に圧力を加えて圧
着する方法により探針材料パターン107であるAuと
接合層109のAuとが結合し接合した(図1−f)。
この後、剥離層105との界面から引き剥がすことによ
り剥離層上の探針材料パターン107のみを接合層10
9上に転写し微小探針110が作製できた(図1−
g)。上述した方法により作製した微小探針110をS
EM(走査型電子顕微鏡)で観察したところ、先端は鋭
利に形成されており、先端曲率半径は20nm以下であ
った。
【0015】本実施例の微小探針を用いたSTM装置を
作製した。本装置のブロック図を図2に示す。図中、1
00−aはバイアス印加用電源、100−bはトンネル
電流増幅回路、100−cはXYZ駆動用ドライバー、
108は第2基板、109は接合層、110は微小探
針、100−dは試料、100−eはXYZ軸駆動ピエ
ゾ素子である。ここで微小探針110と試料100−d
との間を流れるトンネル電流Itを接合層109を通じ
て検出し、Itが一定となるようにフィードバックをか
け、XYZ軸駆動ピエゾ素子100−eのZ方向を駆動
し、微小探針と試料との間隔を一定に保っている。接合
層109はトンネル電流取り出し電極として用いた。さ
らに、XYZ軸駆動ピエゾ素子100−eのXY方向を
駆動することにより試料100−dの2次元像であるS
TM像が観察できる。この装置で試料100−dとして
HOPG(高配向熱分解グラファイト)基板劈開面をバ
イアス電流1nA、スキャンエリア100Å×100Å
で観察したところ、再現性良く良好な原子像を得ること
ができた。
【0016】[実施例2]本発明の実施例2において
は、微小探針をつぎのように作製した。第1の基板であ
るシリコン基板101を約10mTorrの塩素ガス1
02中に置いた(図1−a)。この基板に対して加速電
圧30keVのAu+ビーム103を照射し、シリコン
と塩素ガスを反応させて基板のエッチングを行なった
(図1−b)。ビーム径は0.2μm、ビーム電流40
pAとした。エッチング終了後、基板をバッファフッ酸
及び超純水で十分洗浄した。続いてシリコン基板101
を熱酸化して基板表面に100nmの二酸化シリコン層
(剥離層)105を形成した(図1−c)。次に、剥離
層105を形成した基板上に微小探針材料106を成膜
した(図1−d)。材料としてはPtを用い、成膜はス
パッタリング法で行った。膜厚は0.5μmとした。次
に、微小探針材料上にレジストパターンを形成し、これ
をマスクとしてPtのエッチングを行い微小探針材料パ
ターン107を形成した(図1−e)。
【0017】次に第2基板としてシリコンウエハ108
を用意し、この表面にCr5nmとAu100nmを真
空蒸着法により順次連続して薄膜堆積し、該薄膜をフォ
トリソグラフィプロセスとエッチングによりパターニン
グし、接合層109を形成した。続いて、第1基板上の
探針材料パターン107と第2基板上の接合層とを位置
合わせし当接した。当接の際に、第1基板と第2基板の
裏面に圧力を加えて圧着する方法により探針材料パター
ン107であるPtと接合層109のAuとが結合し接
合した(図1−f)。この後、剥離層との界面から引き
剥がすことにより剥離層上の探針材料パターンのみを接
合層上に転写し微小探針110が作製できた(図1−
g)。上述した方法により作製した微小探針をSEM
(走査型電子顕微鏡)で観察したところ、先端は鋭利に
形成されており、先端曲率半径は20nm以下であっ
た。本実施例の微小探針110を用いて実施例1と同様
にSTM装置を作製した。この装置で試料としてHOP
G(高配向熱分解グラファイト)基板の劈開面をバイア
ス電流1nA、スキャンエリア100Å×100Åで観
察したところ、再現性良く良好な原子像を得ることがで
きた。
【0018】[実施例3]実施例3においては、上記し
た実施例1の微小探針を窒化シリコンからなる薄膜カン
チレバー上に設けてAFM用のプローブを作製した。作
製したプローブの上面図を図3(a)に、側面図を図3
(b)に示す。116は薄膜カンチレバーであり、10
9接合層、110は微小探針、111は二酸化シリコン
膜、112はシリコンウエハを裏面からエッチングする
際にマスクとして用いた窒化シリコン膜、113は第2
基板であるシリコンウエハ113をエッチングして形成
した薄膜カンチレバーの一端を固定支持するシリコンで
ある。
【0019】以下、プローブの製造工程を図4を用いて
説明する。微小探針パターン107の製造方法は実施例
1と同様である。まず、第2基板113としてシリコン
ウエハを用意し、二酸化シリコン膜111を0.5μm
形成し、次に薄膜カンチレバー116及び後工程にて第
2基板113を裏面から結晶軸異方性エッチングする際
のマスクとなる窒化シリコン膜112を低圧CVD(L
ow Pressure Chemical Vapo
ur Deposition)にて0.5μm形成し
た。窒化シリコン膜の成膜条件は成膜温度848℃、流
量比NH3:SiH2Cl2=10ccm:20ccm、
成膜圧力0.2Torrである。第2基板上面の窒化シ
リコン膜をフォトリソグラフィプロセスによりフォトレ
ジストのカンチレバーパターンを形成した後にCF4を
用いた反応性イオンエッチングにより図4(b)に示す
薄膜カンチレバー状にパターニングし、さらに第2基板
の薄膜カンチレバー116が形成された場所の裏面の窒
化シリコン膜112及び二酸化シリコン膜111の一部
をフォトリソグラフィプロセスと反応性イオンエッチン
グにより図4(b)に示すようにパターニングした。薄
膜カンチレバー116の自由端にCr5nmとAu10
0nmを真空蒸着法により順次連続して薄膜堆積し、該
薄膜をフォトリソグラフィプロセスとエッチングにより
パターニングし、接合層109を形成した(図4
(c))。続いて第1基板101上の探針材料パターン
107と第2基板113上の接合層109とを位置合わ
せし、接合を行った。接合は第1基板101と第2基板
113の裏面に圧力を加えて圧着する方法を用いてい
る。これによりAuとAuとの結合がなされ、探針材料
パターン107と接合層109が接合し、第1基板10
1と第2基板113を当接後に離すことにより剥離層1
09上の微小探針パターン107のみが接合層109上
に転写され、微小探針110を形成できた(図4
(d))。
【0020】次に、第2基板113表面を保護膜117
で保護した後、水酸化カリウム水溶液を用いた結晶軸異
方性エッチングにより第2基板113の裏面側からシリ
コンをエッチングし、さらに裏面側から二酸化シリコン
膜111をHF水溶液にて除去した(図4(e))。次
に保護膜117を除去した。このようにして微小探針1
10を薄膜カンチレバー116の自由端の接合層109
上に有し、該薄膜カンチレバーの一端がシリコン113
に固定されたプローブ118を形成できた。
【0021】上記、本実施例のプローブを用いた光てこ
方式のAFM装置を作製した。本装置のブロック図を図
5に示す。AFM装置は薄膜カンチレバー116と接合
層109と接合層109に接合した微小探針110から
なるプローブ118と、レーザー光119と、薄膜カン
チレバー自由端の接合層裏面にレーザー光を集光するた
めのレンズ120と、薄膜カンチレバーのたわみ変位に
よる光の反射角の変化を検出するポジションセンサ12
1と、ポジションセンサからの.信号により変位検出を
行う変位検出回路122と、XYZ軸駆動ピエゾ素子1
00−eと、XYZ軸駆動ピエゾ素子をXYZ方向に駆
動するためXYZ駆動用ドライバー100−cとからな
る。このAFM装置を用い、マイカからなる試料123
にプローブを接近させた後に、XYZ軸駆動ピエゾ素子
のXY方向を駆動することにより試料表面のAFM像を
観察したところ、マイカ表面のステップ像を観察するこ
とができた。
【0022】[実施例4]実施例4においては、上記し
た実施例1の微小探針を単結晶シリコンからなる薄膜カ
ンチレバー上に設けてAFM/STM用のプローブを作
製した。以下、プローブの製造工程を図6を用いて説明
する。微小探針パターン107の製造方法は実施例1と
同様である。(100)面方位のSi基板115上に、
二酸化シリコン膜114が0.5μm厚、及びSi単結
晶膜124が1.0μm厚で形成されているSOI(s
ilicon on insulator)基板に対し
て、LP−CVD(low pressure che
mical vapor deposition)法に
より窒化シリコン(SiN)膜125を0.2μm厚形
成した(図6−a)。Si単結晶膜124は抵抗値0.
01Ω・cm以下のものを用いた。次に、Si基板11
5をエッチングするために、裏面側にレジストパターン
を形成し、CF4ガスを用いたドライエッチングにより
SiN膜125をパターニングした。次に、表面のSi
N膜125を全面エッチング除去し、続いてSi単結晶
膜124をフォトリソグラフイーとエッチングによりカ
ンチレバー126状にパターニングした(図6−b)。
カンチレバー形状は、長さ250μm、幅40μmの長
方形状とした。次に、Cr5nmとAu100nmを真
空蒸着法により順次連続して薄膜堆積し、該薄膜をフォ
トリソグラフィプロセスとエッチングによりパターニン
グし、トンネル電流引き出し用の電極配線127及び接
合層109を形成した(図6(c))。次に、カンチレ
バー126が形成されている基板115と微小探針パタ
ーン107が形成されている基板の位置合わせを行な
い、カンチレバー126上の接合層109と微小探針パ
ターン107の位置が合ったところで両基板に圧力を加
えて両者を接触させた。その後、両基板を引き剥したと
ころ微小探針110が接合層109上に良好に形成され
ていた(図6(d))。次に、カンチレバー126及び
微小探針110形成面上に保護膜としてポリイミド層1
17を10μm厚形成した。次に、基板115の裏面を
水酸化カリウム水溶液に浸して結晶軸異方性エッチング
を行なった(図6(e))。エッチング後、露出した二
酸化シリコン膜114をBHF溶液で溶解除去した。そ
して、さらに酸素プラズマ処理を行ってポリイミド層1
17を除去し、本発明のプローブ128を得た(図6
(f))。
【0023】本実施例では、同一基板上にプローブを9
本作成したが、どのプローブも走査型レーザー顕微鏡
(レーザーテック社製)による測定において、カンチレ
バー長手方向、横手方向共反りは検出できなかった。こ
れはカンチレバー自身が単結晶であること、及びカンチ
レバーを保持している基板が同じSi単結晶であること
に起因している。次に、本実施例のプローブ128を用
いて(AFM)装置により、HOPG(高配向熱分解グ
ラファイト)基板の劈開面をスキャンエリア1000Å
×1000Åで観察したところ、再現性良く良好な表面
情報を得ることができた。
【0024】[実施例5]本発明の実施例5において
は、実施例4において作製したものと同様のプローブを
用いて情報記録再生装置を構成した。図7に本実施例の
主要部構成及びブロック図を示す。以下、これにもとづ
いて説明する。記録媒体ステージ129上の記録媒体1
30に対向させてプローブ128を配置した。130−
1は情報記録層、下地電極130−2は情報記録層13
0−1に電圧を印加するためのものである。130−3
は基板である。情報記録層130−1は、微小探針11
0との間に発生するトンネル電流により電気的性質が変
化(電気的メモリー効果)する有機薄膜等よりなる。1
31は電源、132は電流アンプで、マイクロコンピュ
ーター133に接続されており、記録媒体130への情
報の記録及び再生に使用する。記録媒体ステージ駆動機
構134上の記録媒体ステージ129は、マイクロコン
ピューター133によるZ方向位置制御回路135、X
−Y方向位置制御回路136、チルト角制御回路13
7、回転角制御回路138によって制御される。プロー
ブ128先端に対しては、レーザー139が照射され、
その反射光を2分割センサー140で受光し、たわみ量
検出装置141でプローブ128のたわみ量を検知す
る。この情報は、マイクロコンピューター133及びサ
ーボ回路142に送られる。実施例の記録媒体130
は、石英ガラス基板130−3の上に下地電極130−
2として真空蒸着法によってAuを30nm蒸着した
後、その上にLB(ラングミュアー・ブロジェット)法
によってポリイミド層(情報記録層130−1)を形成
して作製した。
【0025】以上示した記録再生装置に実施例1で作製
したプローブ128を設置し、特開昭63−16155
2号公報に開示されている方法により記録再生を行っ
た。まず、記録媒体130を上記プローブ128で観察
したところ、すベてのプローブ128で良好なAFM像
を得ることができ、膜剥れ等の記録媒体130へのダメ
ージは観察されなかった。次に、記録媒体ステージ12
9を用いて、記録媒体130を走査しながら、ティップ
110と下電極130−2との間に電圧をパルス状に印
加した。電圧印加は3V、幅50nsのパルス状の矩形
波で行った。パルス印加後、200mVの直流電圧で記
録媒体を走査したところ、情報記録層130−1のパル
ス印加点で特性変化を起こし電気抵抗の低い部分が生じ
た。この電気抵抗の低い部分、すなわち記録ビットは1
0nm径程度の大きさを有していた。これらの記録再生
は、すべてのプローブ128で良好に行うことができ
た。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上のように、集束イオンビ
ームを照射して雰囲気ガスと第1基板を反応させて形成
した第1基板表面の凹部により、微小探針の先端を鋭利
に形成することが可能となり、AFMやSTM用或いは
情報処理装置用として優れた特性を示す微小探針を製造
することがで、また、このように凹部を形成した第1基
板を雌型として繰り返し使用することにより、生産性の
向上と製造コストの低減を図ることができる。また、本
発明は金属からなる微小探針材料を用いることにより、
再現性良く、均一な微小探針を形成することができ、安
定な特性のSTM用微小探針を得ることができる。ま
た、本発明においては、複数の微小探針を形成した場合
においても、微小探針の先端曲率半径を揃えることが可
能となり、マルチ化が容易となる。また、本発明におい
ては、第2基板上に接合層を有する薄膜カンチレバーを
あらかじめ形成させておくことにより、上記微小探針を
有する薄膜カンチレバーからなるAFMやSTM用のプ
ローブを容易に作製することがでる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の微小探針の製造方法の作製工程を示す
図である。
【図2】本発明の微小探針を用いたSTM装置のブロッ
ク図である。
【図3】本発明のプローブを説明する上面図(a)及び
側面図(b)である。
【図4】本発明の微小探針の製造方法の作製工程を示す
図である。
【図5】本発明のプローブを用いたAFM装置のブロッ
ク図である。
【図6】本発明の微小探針の製造方法の作製工程を示す
図である。
【図7】本発明のプローブを用いた情報記録再生装置の
ブロック図である。
【図8】従来例のプローブの製造方法の主要工程を示す
断面図である。
【図9】従来例の微小探針の製造工程断面図である。
【符号の説明】
101:基板 102:反応ガス 103:イオンビーム 104:反応生成物 105:剥離層 106:微小探針材料 107:微小探針パターン 108:第2基板 109:接合層 110:微小探針 100−a:バイアス印加用電源 100−b:トンネル電流増幅回路 100−c:XYZ駆動用ドライバ 100−d:試料 100−e:XYZ軸駆動ピエゾ素子 111:二酸化シリコン膜 112:窒化シリコン膜 113:第二基板 114:二酸化シリコン膜 115:シリコン基板 116:カンチレバー 117:保護膜 118:プローブ 119:レーザー光 120:レンズ 121:ポジションセンサー 122:変位検出回路 123:試料 124:Si単結晶膜 125:SiN膜 126:カンチレバー 127:電極配線 128:プローブ 129:記録媒体ステージ 130:記録媒体 130−1:情報記録層 130−2:下地電極 130−3:基板 131:電源 132:電流アンプ 133:マイクロコンピューター 134:ステージ駆動機構 135:Z方向位置制御回路 136:X−Y方向位置制御回路 137:チルト角制御回路 138:回転角制御回路 139:レーザー 140:2分割センサー 141:たわみ量検出装置 142:サーボ回路 201:二酸化シリコン層 202:単結晶シリコン基板 203:凹部 204:SiN層 205:カンチレバー 206:ソウカット溝 207:Cr層 208:ガラス板 209:マウンティングブロック 210:プローブ 211:マスク 212:基板 213:微小探針 214:レジスト開口部 215:導電性材料 216:レジスト 217:基板

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の基板である第1基板の表面における
    凹部を含む剥離層上に探針材料層を形成し、他方の基板
    である第2基板の接合層上に、前記剥離層上に形成され
    た探針材料層を転写し微小探針を製造するトンネル電流
    または微小力検出用の微小探針の製造方法であって、前
    記第1基板の表面における凹部を集束イオンビームを照
    射して雰囲気ガスと該第1基板を反応させて形成するこ
    とを特徴とする微小探針の製造方法。
  2. 【請求項2】前記微小探針の製造方法は、(a)第1基
    板の表面に集束イオンビームを照射して雰囲気ガスと該
    第1基板を反応させて、該第1基板の表面に凹部を形成
    する工程と、(b)前記第1基板の凹部を含む基板上に
    剥離層を形成する工程と、(c)前記剥離層上に探針材
    料層による微小探針部を形成する工程と、(d)第2基
    板に接合層を形成する工程と、(e)前記第1基板にお
    ける前記探針材料層による微小探針部を、前記第2基板
    の接合層に接合する工程と、(f)前記剥離層と前記探
    針材料層の界面で剥離を行い、前記第2基板の接合層上
    に微小探針部を転写する工程と、を少なくとも有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の微小探針の製造方法。
  3. 【請求項3】前記探針材料層が金属であることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載の微小探針の製造方
    法。
  4. 【請求項4】前記接合層が金属であることを特徴とする
    請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の微小探針の
    製造方法。
  5. 【請求項5】前記微小探針部を第2基板上の接合層に接
    合する工程が、金属材料間の圧着による結合により達成
    されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載
    の微小探針の製造方法。
  6. 【請求項6】前記第1基板が単結晶シリコン基板である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に
    記載の微小探針の製造方法。
  7. 【請求項7】前記剥離層が二酸化シリコンであることを
    特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の
    微小探針の製造方法。
  8. 【請求項8】前記集束イオンビームがGa,Auのいず
    れかであることを特徴とする請求項1〜請求項7のいず
    れか1項に記載の微小探針の製造方法。
  9. 【請求項9】前記雰囲気ガスが塩素ガスであることを特
    徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の微
    小探針の製造方法。
  10. 【請求項10】トンネル電流または微小力検出用の微小
    探針と薄膜カンチレバーとからなるプローブの製造方法
    であって、(a)第1基板の表面に集束イオンビームを
    照射して雰囲気ガスと該第1基板を反応させて、該第1
    基板の表面に凹部を形成する工程と、(b)前記第1基
    板の凹部を含む基板上に剥離層を形成する工程と、
    (c)前記剥離層上に探針材料層による微小探針部を形
    成する工程と、(d)第2基板に薄膜カンチレバーを形
    成する工程と、(e)前記薄膜カンチレバー先端上に接
    合層を形成する工程と、(f)前記第1基板における前
    記探針材料層による微小探針部を、前記薄膜カンチレバ
    ーの接合層に接合する工程と、(g)前記剥離層と探針
    材料層の界面で剥離を行い、前記薄膜カンチレバーの接
    合層上に微小探針部を転写する工程と、(h)前記薄膜
    カンチレバーのー端が、前記第2基板に固定される様に
    薄膜カンチレバー下部の該第2基板の一部を除去する工
    程と、を少なくとも有することを特徴とするプローブの
    製造方法。
JP1593097A 1997-01-13 1997-01-13 微小探針の製造方法及びプローブの製造方法 Pending JPH10197540A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1593097A JPH10197540A (ja) 1997-01-13 1997-01-13 微小探針の製造方法及びプローブの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1593097A JPH10197540A (ja) 1997-01-13 1997-01-13 微小探針の製造方法及びプローブの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10197540A true JPH10197540A (ja) 1998-07-31

Family

ID=11902497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1593097A Pending JPH10197540A (ja) 1997-01-13 1997-01-13 微小探針の製造方法及びプローブの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10197540A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007041406A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Sii Nanotechnology Inc 原子間力顕微鏡微細加工装置を用いたマスク余剰欠陥除去方法
US20110209983A1 (en) * 2009-04-03 2011-09-01 Glass Gary A Use of high energy heavy ion beam for direct sputtering

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007041406A (ja) * 2005-08-04 2007-02-15 Sii Nanotechnology Inc 原子間力顕微鏡微細加工装置を用いたマスク余剰欠陥除去方法
JP4723945B2 (ja) * 2005-08-04 2011-07-13 エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社 原子間力顕微鏡微細加工装置を用いたマスク余剰欠陥除去方法
US20110209983A1 (en) * 2009-04-03 2011-09-01 Glass Gary A Use of high energy heavy ion beam for direct sputtering

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3576655B2 (ja) 微小探針の製造方法及びその製造用雌型基板、並びにその微小探針を有するプローブの製造方法
JP3679519B2 (ja) トンネル電流または微小力または磁気力検出用の微小ティップの製造方法、並びにその微小ティップを有するプローブの製造方法とそのプローブ、該プローブを有するプローブユニットと走査型プローブ顕微鏡及び情報記録再生装置
JP3218414B2 (ja) 微小ティップ及びその製造方法、並びに該微小ティップを用いたプローブユニット及び情報処理装置
JP3697034B2 (ja) 微小開口を有する突起の製造方法、及びそれらによるプローブまたはマルチプローブ
US5959957A (en) Probe and a cantilever formed with same material
US6011261A (en) Probe formed of mono-crystalline SI, the manufacturing method thereof, and an information processing device using the probe
JP3524343B2 (ja) 微小開口の形成方法と微小開口を有する突起、及びそれらによるプローブまたはマルチプローブ、並びに該プローブを用いた表面観察装置、露光装置、情報処理装置
JPH10197542A (ja) エバネッセント波検出用の微小探針とその製造方法、及び該微小探針を備えたプローブとその製造方法、並びに該微小探針を備えたエバネッセント波検出装置、近視野走査光学顕微鏡、情報再生装置
JPH08262040A (ja) Afmカンチレバー
JP3524326B2 (ja) 微小短針の製造に用いる雌型基板と該雌型基板の製造方法、及び該雌型基板を用いた微小短針とプローブの製造方法
JPH10197540A (ja) 微小探針の製造方法及びプローブの製造方法
JP3224174B2 (ja) 微小変位素子、光偏向器、走査型プローブ顕微鏡、および情報処理装置
JP3406940B2 (ja) 微小構造体およびその形成方法
JPH09281121A (ja) トンネル電流検出又は微小力検出に用いる微小探針と該微小探針を有するプローブ及び該プローブを備えた走査型プローブ顕微鏡、並びに該微小探針または該プローブの製造方法及び該微小探針形成用の雌型基板と該雌型基板の作成方法
JP3044424B2 (ja) 情報処理装置及び微小ティップの製造方法
JPH07311206A (ja) 微小探針の製造方法
JP3441928B2 (ja) 微小力または微小電流検出用のプローブ及びその製造方法
JPH09218207A (ja) トンネル電流検出用の微小ティップとその製造方法、およびトンネル電流または微小力検出用のプローブとその製造方法
JPH10206436A (ja) トンネル電流または微小力検出用の微小ティップの製造方法とプローブの製造方法、及びそのプローブ
JPH10332714A (ja) 微小ティップの製造方法、及びシールド電極付きプローブの製造方法、または電界放出型電子放出素子の製造方法と描画装置の製造方法
JPH05299015A (ja) 走査型プローブ顕微鏡用カンチレバーの作製方法
JP2884448B2 (ja) 微小プローブの製造方法
JPH06317404A (ja) カンチレバー型アクチュエータ及びそれを用いた走査型探針顕微鏡並びに情報処理装置
JPH10253642A (ja) 微小ティップの製造方法と微小電流または微小力検出用プローブの製造方法、及びその製造に用いる雌型基板、並びにその微小ティップとプローブ
JPH09133689A (ja) 微小探針、該微小探針を用いたプローブ、及び該微小探針の製造方法、並びに情報処理装置