JPH1019742A - 水域の採泥方法および装置 - Google Patents
水域の採泥方法および装置Info
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- JPH1019742A JPH1019742A JP8176353A JP17635396A JPH1019742A JP H1019742 A JPH1019742 A JP H1019742A JP 8176353 A JP8176353 A JP 8176353A JP 17635396 A JP17635396 A JP 17635396A JP H1019742 A JPH1019742 A JP H1019742A
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Abstract
コアサンプラーを確実かつスムーズに貫入させることが
でき、しかも採取した底泥の取出しも簡単で、さらに、
サンプル状態も良好なまま取出すことができる。 【解決手段】 コアサンプラー1はこれを部材相互を蝶
番結合することで長さ方向に開閉可能な半割りタイプの
管体とし、この管体の側部長さ方向にパイプ9を沿わ
せ、管体下端部でこのパイプ9端よりジェット水流を噴
射し、ジェット水流による攪拌層12を管体周囲に形成し
ながら管体を地盤に慣入させ、その後コアサンプラー1
を地上に引き抜き、管体を開いてサンプルとしての底泥
を取り出す。
Description
査研究のために水域の底泥を簡単に採取できる採泥方法
および装置に関するものである。
従来は潜水士がもぐり、人力あるいはモンケン式により
採取していたが、これでは水中反力を取ることが困難で
あるので採取の効率が悪く、その改良を目的として発明
された特開平3-26936 号公報に記載される技術を図4か
ら図6に示す。
エアバイブレータ2を取付け、水域の底泥面にコアサン
プラー1の下端を直立させ、エアバイブレータ2を作動
させてコアサンプラー1を介して底泥に振動を加える。
を局部的に液状化させながらコアサンプラー1を貫入さ
せ、コアサンプラー1内に底泥を収納する。なお、その
際、コアサンプラー1とエアバイブレータ2との間には
スペーサーを介して水が出入りする間隔が確保され、コ
アサンプラー1内の水はこの間隔から排出される。
し、コアサンプラー1の上端にOリングを用いた気密蓋
3を内部に水を満たしたまま施し、コアサンプラー1を
引き抜く。
ータで振動を加えながら、または図6に示すようにピス
トン4を使用して押し出すことにより、底泥のサンプル
を取り出す。
936 号公報に示される従来例では、振動を加えてコアサ
ンプラーの周辺の底泥を局部的に液状化させながら貫入
させるものであるため、、ヘドロ層のごとき軟弱な地盤
では効果があるが、礫層や貝殻が堆積するような多少硬
い地盤では貫入が困難である。特に、4〜5mの深さま
での採取要望がある場合にその深さまで到達できない可
能性もある。
易バイブレータで振動を加えたり、ピストン等で押し出
すなど面倒であり、前記4〜5mの深さまでの採取では
その層の様子も取出しの際に崩れてしまう。
し、多少硬質な地盤でもまたある程度の深さでもコアサ
ンプラーを確実かつスムーズに貫入させることができ、
しかも採取した底泥の取出しも簡単で、さらに、サンプ
ル状態も良好なまま取出すことができる水域の採泥方法
および装置を提供することにある。
するため、水域の採泥方法としては、第1に、コアサン
プラーはこれを部材相互を蝶番結合することで長さ方向
に開閉可能な半割りタイプの管体とし、この管体の側部
長さ方向にパイプを沿わせ、管体下端部でこのパイプ端
よりジェット水流を噴射し、ジェット水流による攪拌層
を管体周囲に形成しながら管体を地盤に慣入させ、その
後コアサンプラーを地上に引き抜き、管体を開いてサン
プルとしての底泥を取り出すこと、第2に、パイプ端に
は上向き噴射のジェットノズルを設け、該ジェットノズ
ルで上向きにジェット水流を噴射すること、第3に、コ
アサンプラー上端にバイブレータを取付け、このバイブ
レータでコアサンプラーに振動を加えながら管体を地盤
に慣入させることを要旨とするものである。
ンプラーはこれを部材相互を蝶番結合することで長さ方
向に開閉可能な半割りタイプの管体とし、この管体の側
部長さ方向に先端からジェット水流を噴射するパイプを
沿わせたこと、第2に、パイプ端には上向き噴射のジェ
ットノズルを設けること、第3に、コアサンプラー上端
にバイブレータを着脱自在に取付けることを要旨とする
ものである。
れば、ジェット水流による攪拌層を管体周囲に形成しな
がらコアサンプラーとしての管体を地盤に慣入させるも
のであり、このジェット水流による攪拌層でコアサンプ
ラーとしての管体は地盤と縁の切れた状態で確実かつス
ムーズに地盤をコア状に掘削しながら必要深度まで慣入
させることができる。
き抜いた管体を開いてそのまま取り出すことができるの
で、振動を加えたり、押したり、吸引したりする手間が
不要で、しかも、層状を崩さずに取り出すことができ
る。
れば、前記作用に加えて、パイプ端の上向き噴射のジェ
ットノズルを設けることで、上向きにジェット水流を噴
射して管体周囲をジェット水流による攪拌層で包むよう
にすることができる。
れば、前記作用に加えて、さらに、バイブレータでコア
サンプラーに振動を加えながら管体を地盤に慣入させる
ことで、前記ジェット水流による攪拌層での縁切り効果
と合わせてより効率的に慣入させることができる。
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の水域の採泥方
法および装置の1実施形態を示す正面図で、先に装置に
ついて説明すると図中1はコアサンプラー(採泥器)で
ある。
1は前記従来例と同じくパイプ状のもので、断面半円形
の部材相互を蝶番5で結合することで長さ方向に開閉可
能な半割りタイプの管体として形成した。
を設けるが、この止金具6は締結用ボルト穴7を設けて
ボルト止めするタイプの他に、バネを介在させた閂タイ
プその他種々の構成のものが考えられる。
れら蝶番5を設けた側および止金具6を設けた側のいず
れも管体を閉じた際に水漏れがないようにパッキング材
8を配設して止水性を高めた。
パイプ9を沿わせ、その端部に上向き噴射のジェットノ
ズル10を設けた。本実施形態では前記パイプ9は管体の
部材相互の接合部を避けて対角に1対配置したが、これ
に限定されるものでなく、全3本以上を均等間隔で設け
るようにしてもよい。また、ジェットノズル10は噴射口
は楕円等偏平の方がここから吹き出すジェット水流が膜
状となるので望ましい。
示せず)からのホースを接続するための継手11を接続で
きるようにする。
イプの管体の上端にはエアバイブレータ2を取付け可能
とするが、図示は省略するがエアバイブレータ2の外周
に管体に連通する通水部が形成され、ここにバルブ13付
きの取水口14を設けた。この取水口14はポンプ等に接続
して水を吸引する。
ついて説明する。半割りタイプの管体によるコアサンプ
ラー1の上にエアバイブレータ2を取付け、水域の底泥
面にコアサンプラー1の下端を直立させ、エアバイブレ
ータ2を作動させてコアサンプラー1を介して底泥に振
動を加える。
ておき、パイプ9に9Kg〜20Kg程度の圧力で圧力水を送
り込めば、ジェットノズル10からジェット水流が噴射さ
れ、ジェット水流による攪拌層12が管体周囲に形成され
ながらコアサンプラー1は地盤に慣入される。
に掘削し、底泥を内部に取り込むが、コアサンプラー1
内部が底泥で満たされた堆積分の水は取水口14より排出
する。
1を地上に引き抜くが、コアサンプラー1が水上に出て
も、取水口14よりの吸引でコアサンプラー1内部を陰圧
としておけば、サンプルとしての底泥がコアサンプラー
1より脱落することはない。なお、安全をみてコアサン
プラー1に下端に施蓋をするようにしてもよい。
を取り外し、図3に示すようにコアサンプラー1である
管体を開いてサンプルとしての底泥を取り出す。この作
業はコアサンプラー1を寝かせた状態で行うこともでき
る。
圧のバイブレータに替えることもできるが、必ず必要な
ものでもなく振動をかけずにコアサンプラー1を地盤に
慣入させることもある。
法および装置は、多少硬質な地盤でもまたある程度の深
さでもコアサンプラーを確実かつスムーズに貫入させる
ことができ、しかも採取した底泥の取出しも簡単で、さ
らに、サンプル状態も良好なまま取出すことができるも
のである。
態を示す正面図である。
る。
ータ 3…気密蓋 4…ピストン 5…蝶番 6…止金具 7…締結ボルト穴 8…パッキング材 9…パイプ 10…ジェットノズ
ル 11…継手 12…ジェット水流
による攪拌層 13…バルブ 14…取水口
Claims (6)
- 【請求項1】 コアサンプラーはこれを部材相互を蝶番
結合することで長さ方向に開閉可能な半割りタイプの管
体とし、この管体の側部長さ方向にパイプを沿わせ、管
体下端部でこのパイプ端よりジェット水流を噴射し、ジ
ェット水流による攪拌層を管体周囲に形成しながら管体
を地盤に慣入させ、その後コアサンプラーを地上に引き
抜き、管体を開いてサンプルとしての底泥を取り出すこ
とを特徴とした水域の採泥方法。 - 【請求項2】 パイプ端には上向き噴射のジェットノズ
ルを設け、該ジェットノズルで上向きにジェット水流を
噴射する請求項1記載の水域の採泥方法。 - 【請求項3】 コアサンプラー上端にバイブレータを取
付け、このバイブレータでコアサンプラーに振動を加え
ながら管体を地盤に慣入させる請求項1または請求項2
記載の水域の採泥方法。 - 【請求項4】 コアサンプラーはこれを部材相互を蝶番
結合することで長さ方向に開閉可能な半割りタイプの管
体とし、この管体の側部長さ方向に先端からジェット水
流を噴射するパイプを沿わせたことを特徴とする水域の
採泥装置。 - 【請求項5】 パイプ端には上向き噴射のジェットノズ
ルを設ける請求項4記載の水域の採泥装置。 - 【請求項6】 コアサンプラー上端にバイブレータを着
脱自在に取付ける請求項4または請求項5記載の水域の
採泥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8176353A JP3044529B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 水域の採泥方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP8176353A JP3044529B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 水域の採泥方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1019742A true JPH1019742A (ja) | 1998-01-23 |
JP3044529B2 JP3044529B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=16012128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8176353A Expired - Lifetime JP3044529B2 (ja) | 1996-07-05 | 1996-07-05 | 水域の採泥方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3044529B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006219944A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Nippo Corporation:Kk | 土壌採取装置及び採取方法 |
JP2017043936A (ja) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 大成建設株式会社 | サンプリング方法およびサンプリング管 |
CN106840772A (zh) * | 2017-03-28 | 2017-06-13 | 天津大学 | 一种抽提式可控取样深度的取泥装置 |
CN108827698A (zh) * | 2018-08-24 | 2018-11-16 | 天津市水利勘测设计院 | 一种用于岩土工程勘察的岩土样取样装置 |
CN109959532A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-07-02 | 北京市水科学技术研究院 | 土壤底泥取样器 |
CN113236139A (zh) * | 2021-05-18 | 2021-08-10 | 上海班众数据科技有限公司 | 一种岩土工程勘察用具有岩芯取样结构的钻探装置 |
-
1996
- 1996-07-05 JP JP8176353A patent/JP3044529B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
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JP2006219944A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Nippo Corporation:Kk | 土壌採取装置及び採取方法 |
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CN106840772B (zh) * | 2017-03-28 | 2023-05-26 | 天津大学 | 一种抽提式可控取样深度的取泥装置 |
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