JPH10197181A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JPH10197181A JPH10197181A JP35133596A JP35133596A JPH10197181A JP H10197181 A JPH10197181 A JP H10197181A JP 35133596 A JP35133596 A JP 35133596A JP 35133596 A JP35133596 A JP 35133596A JP H10197181 A JPH10197181 A JP H10197181A
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- heat exchanger
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- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/12—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element
- F28F1/24—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending transversely
- F28F1/32—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being only outside the tubular element and extending transversely the means having portions engaging further tubular elements
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28D—HEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
- F28D1/00—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators
- F28D1/02—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid
- F28D1/04—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits
- F28D1/047—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag
- F28D1/0477—Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with tubular conduits the conduits being bent, e.g. in a serpentine or zig-zag the conduits being bent in a serpentine or zig-zag
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- F28F1/42—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being both outside and inside the tubular element
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- F28F1/00—Tubular elements; Assemblies of tubular elements
- F28F1/10—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses
- F28F1/42—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being both outside and inside the tubular element
- F28F1/422—Tubular elements and assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with projections, with recesses the means being both outside and inside the tubular element with outside means integral with the tubular element and inside means integral with the tubular element
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、内部流体と外部流体との間の熱交
換効率を向上させるとともに、拡管工程時における管体
の反りを防止することを課題とする。 【解決手段】 内部流体が通過する管体の外周面に、長
手方向に沿う外周溝を周方向に複数形成することによっ
て管体に波状の外周面を形成するとともに、これら管体
が交差するように挿通させられる伝熱フィンに形成した
管体挿通用の孔に、外周溝と嵌合する凸部を形成したこ
とによって、管体と、伝熱フィン相互の隙間を通過する
外部流体との接触面積を大きくするとともに、管体の強
度を向上させている。
換効率を向上させるとともに、拡管工程時における管体
の反りを防止することを課題とする。 【解決手段】 内部流体が通過する管体の外周面に、長
手方向に沿う外周溝を周方向に複数形成することによっ
て管体に波状の外周面を形成するとともに、これら管体
が交差するように挿通させられる伝熱フィンに形成した
管体挿通用の孔に、外周溝と嵌合する凸部を形成したこ
とによって、管体と、伝熱フィン相互の隙間を通過する
外部流体との接触面積を大きくするとともに、管体の強
度を向上させている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ルームエアコン等
の空調器に用いられる熱交換器に係わり、特に、内部流
体と外部流体との間の熱交換効率を向上させるのに有効
な熱交換器に関する。
の空調器に用いられる熱交換器に係わり、特に、内部流
体と外部流体との間の熱交換効率を向上させるのに有効
な熱交換器に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ルームエアコン等の空調器に用い
られている熱交換器の一例として、相互間隔をおいて互
いに平行に配設される平板状の伝熱フィンと、これら伝
熱フィンに交差するように挿通させられる内部流体通過
用の管体とを備え、熱交換効率の向上を図るために前記
管体の内周面に螺旋状の内周溝を形成した構成のものが
知られている。
られている熱交換器の一例として、相互間隔をおいて互
いに平行に配設される平板状の伝熱フィンと、これら伝
熱フィンに交差するように挿通させられる内部流体通過
用の管体とを備え、熱交換効率の向上を図るために前記
管体の内周面に螺旋状の内周溝を形成した構成のものが
知られている。
【０００３】上記構成の熱交換器は、前記伝熱フィン同
士の隙間を通過する外部流体と、この外部流体の流れに
対して交差する方向に前記管体内を通過する内部流体と
の間で熱交換が行われる構成とされており、管体の内周
面に螺旋状の内周溝を形成したことにより、管体内周面
の表面積を大きくし、これにより、熱交換効率を向上さ
せるようになっている。
士の隙間を通過する外部流体と、この外部流体の流れに
対して交差する方向に前記管体内を通過する内部流体と
の間で熱交換が行われる構成とされており、管体の内周
面に螺旋状の内周溝を形成したことにより、管体内周面
の表面積を大きくし、これにより、熱交換効率を向上さ
せるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、熱交換効率の向上を図るためには、管体内周面の
表面積を大きくすることが有効であるが、表面積を大き
くしようとすればするほど内周溝の形状が複雑になるの
で、かえって内部流体の流れが阻害されて熱交換効率の
低下を来すという問題が生じる。
うに、熱交換効率の向上を図るためには、管体内周面の
表面積を大きくすることが有効であるが、表面積を大き
くしようとすればするほど内周溝の形状が複雑になるの
で、かえって内部流体の流れが阻害されて熱交換効率の
低下を来すという問題が生じる。
【０００５】このように、内周溝の形状が複雑になると
圧力損失が増大するので、内周溝の形状を変えることに
よる熱交換効率の向上には一定の限界があり、しかも内
周溝形状を複雑にすると、加工性が悪くなって加工コス
トが上昇するという問題も生じ得る。
圧力損失が増大するので、内周溝の形状を変えることに
よる熱交換効率の向上には一定の限界があり、しかも内
周溝形状を複雑にすると、加工性が悪くなって加工コス
トが上昇するという問題も生じ得る。
【０００６】また、管体および伝熱フィン組立時におけ
る、これら管体および伝熱フィン同士の固定は、伝熱フ
ィンに形成された、管体の外径より若干大径の管体挿通
用の孔に管体を挿通し、次いで、例えば、管体内に該管
体の内径より大径のマンドレルを挿入しながら管体を拡
径させて前記孔に密着させることにより行われるが、こ
の拡管工程の際、管体のわずかな偏肉に起因して管体に
反りが生じる場合がある。
る、これら管体および伝熱フィン同士の固定は、伝熱フ
ィンに形成された、管体の外径より若干大径の管体挿通
用の孔に管体を挿通し、次いで、例えば、管体内に該管
体の内径より大径のマンドレルを挿入しながら管体を拡
径させて前記孔に密着させることにより行われるが、こ
の拡管工程の際、管体のわずかな偏肉に起因して管体に
反りが生じる場合がある。
【０００７】この管体の反りは、管体を伝熱フィンに挿
通状態に固定するとともに、隣合う管体の開口端同士を
Ｕ字管等によって連結することによりストレート状に矯
正されるが、この場合、伝熱フィンには管体のスプリン
グバックによる外力が常に作用している状態となり、伝
熱フィンが変形して管体同士の相互間隔や伝熱フィン同
士の相互間隔が不均一になるおそれがあり、内部流体と
外部流体との間で均一な熱交換が行われず、熱交換効率
の低下を来すといった問題が生じ得る。
通状態に固定するとともに、隣合う管体の開口端同士を
Ｕ字管等によって連結することによりストレート状に矯
正されるが、この場合、伝熱フィンには管体のスプリン
グバックによる外力が常に作用している状態となり、伝
熱フィンが変形して管体同士の相互間隔や伝熱フィン同
士の相互間隔が不均一になるおそれがあり、内部流体と
外部流体との間で均一な熱交換が行われず、熱交換効率
の低下を来すといった問題が生じ得る。
【０００８】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、内部流体と外部流体との間の熱交換効率を向上させ
るとともに、拡管工程時における管体の反りの防止に有
効な熱交換器を提供することを目的とする。
で、内部流体と外部流体との間の熱交換効率を向上させ
るとともに、拡管工程時における管体の反りの防止に有
効な熱交換器を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】請求項１の熱交換器は、
相互間隔をおいて互いに平行に配設される平板状の伝熱
フィンと、これら伝熱フィンに交差するように挿通させ
られる内部流体通過用の管体とを備えるとともに、該管
体の内周面に螺旋状の内周溝を形成して熱交換効率を高
めるようにした熱交換器において、前記管体の外周面
に、長手方向に沿う外周溝が形成されているとともに、
前記伝熱フィンに形成された管体挿通用の孔に、前記外
周溝と嵌合する凸部が形成されていることを特徴とする
ものである。
相互間隔をおいて互いに平行に配設される平板状の伝熱
フィンと、これら伝熱フィンに交差するように挿通させ
られる内部流体通過用の管体とを備えるとともに、該管
体の内周面に螺旋状の内周溝を形成して熱交換効率を高
めるようにした熱交換器において、前記管体の外周面
に、長手方向に沿う外周溝が形成されているとともに、
前記伝熱フィンに形成された管体挿通用の孔に、前記外
周溝と嵌合する凸部が形成されていることを特徴とする
ものである。
【００１０】このような構成としたことにより、管体外
周面の表面積が大きくなるので、管体と、伝熱フィン相
互の隙間を通過する外部流体との接触面積が大きくな
り、管体内を通過する内部流体と外部流体との間の熱交
換効率が高められる。また、管体と、伝熱フィンに形成
した管体挿通用の孔との接触面積が大きくなるので、管
体と伝熱フィンとの間の熱伝導性を高めることができ
る。
周面の表面積が大きくなるので、管体と、伝熱フィン相
互の隙間を通過する外部流体との接触面積が大きくな
り、管体内を通過する内部流体と外部流体との間の熱交
換効率が高められる。また、管体と、伝熱フィンに形成
した管体挿通用の孔との接触面積が大きくなるので、管
体と伝熱フィンとの間の熱伝導性を高めることができ
る。
【００１１】請求項２記載の熱交換器は、請求項１記載
の熱交換器において、前記外周溝が前記管体の周方向に
複数形成され、これら外周溝によって管体に波状の外周
面が形成されていることを特徴とするものである。
の熱交換器において、前記外周溝が前記管体の周方向に
複数形成され、これら外周溝によって管体に波状の外周
面が形成されていることを特徴とするものである。
【００１２】このような構成としたことにより、管体径
方向の圧縮荷重に対する強度を向上させることができる
ので、出荷前に管体をスプーラに巻き取る際、外周溝が
潰れ難くなり、長尺の管体を作製することができる。
方向の圧縮荷重に対する強度を向上させることができる
ので、出荷前に管体をスプーラに巻き取る際、外周溝が
潰れ難くなり、長尺の管体を作製することができる。
【００１３】また、曲げ荷重に対する管体の強度も向上
させることができるので、拡管工程時における管体の反
りの発生をなくして伝熱フィンの変形を防ぐことがで
き、伝熱フィン同士の相互間隔および管体同士の相互間
隔が均一に保持されて、内部流体と外部流体との間に均
一な熱交換を行わせることができる。
させることができるので、拡管工程時における管体の反
りの発生をなくして伝熱フィンの変形を防ぐことがで
き、伝熱フィン同士の相互間隔および管体同士の相互間
隔が均一に保持されて、内部流体と外部流体との間に均
一な熱交換を行わせることができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の実施形態の一例について説明する。図１は、ルームエ
アコン等の空調器に用いられている熱交換器の一例の要
部を示した平面図であり、同図中、符号１は熱交換器、
２は銅管、３はアルミフィン、Ｆiは内部流体、Ｆoは外
部流体である。
の実施形態の一例について説明する。図１は、ルームエ
アコン等の空調器に用いられている熱交換器の一例の要
部を示した平面図であり、同図中、符号１は熱交換器、
２は銅管、３はアルミフィン、Ｆiは内部流体、Ｆoは外
部流体である。
【００１５】熱交換器１は、相互に隙間４をあけて互い
に平行に配設される平板状のアルミフィン３と、これら
アルミフィン３に交差するように挿通させられる内部流
体Ｆi通過用の銅管２とから概略構成されており、Ｕ字
管５によって相互接続された銅管２内を通過する内部流
体Ｆiと、アルミフィン３相互の隙間４を通過する外部
流体Ｆoとの間で熱交換が行われるようになっている。
に平行に配設される平板状のアルミフィン３と、これら
アルミフィン３に交差するように挿通させられる内部流
体Ｆi通過用の銅管２とから概略構成されており、Ｕ字
管５によって相互接続された銅管２内を通過する内部流
体Ｆiと、アルミフィン３相互の隙間４を通過する外部
流体Ｆoとの間で熱交換が行われるようになっている。
【００１６】銅管２の内周面には、図２に示すように、
螺旋状の内周溝２ａが形成されており、内部流体Ｆiお
よび外部流体Ｆo間の熱交換効率が高められるようにな
っている。また、銅管２の外周面には、長手方向に沿う
外周溝２ｂが周方向に複数形成されており、これら外周
溝２ｂによって、銅管２には波状の外周面が構成されて
いる。
螺旋状の内周溝２ａが形成されており、内部流体Ｆiお
よび外部流体Ｆo間の熱交換効率が高められるようにな
っている。また、銅管２の外周面には、長手方向に沿う
外周溝２ｂが周方向に複数形成されており、これら外周
溝２ｂによって、銅管２には波状の外周面が構成されて
いる。
【００１７】これにより、銅管２の強度が高められると
ともに、該銅管２と外部流体Ｆoとの接触面積が大きく
なって、熱交換効率のさらなる向上が図られている。
ともに、該銅管２と外部流体Ｆoとの接触面積が大きく
なって、熱交換効率のさらなる向上が図られている。
【００１８】アルミフィン３には、銅管２挿通用の孔３
ａが形成されており、これら孔３ａには、前記外周溝２
ｂと嵌合する凸部３ｂが形成されている。これら孔３ａ
は、まず、所望の内径より小径の孔をアルミフィン３に
穿設しておき、次いで、この孔に凸部３ｂを形成するた
めの溝または突起が外周面周方向に複数形成された、前
記孔より大径の工具を押し込むことによって、孔の周縁
部を前記工具の挿入方向に突出させながら拡径して形成
されている。
ａが形成されており、これら孔３ａには、前記外周溝２
ｂと嵌合する凸部３ｂが形成されている。これら孔３ａ
は、まず、所望の内径より小径の孔をアルミフィン３に
穿設しておき、次いで、この孔に凸部３ｂを形成するた
めの溝または突起が外周面周方向に複数形成された、前
記孔より大径の工具を押し込むことによって、孔の周縁
部を前記工具の挿入方向に突出させながら拡径して形成
されている。
【００１９】次に、図３を参照しながら、銅管２の内外
周面に、それぞれ内周溝２ａおよび外周溝２ｂを形成す
るための管内外周面加工装置１１について説明する。管
内外周面加工装置１１は、銅管２を縮径する縮径機構１
２と、銅管２の内外周面に内周溝２ａおよび外周溝２ｂ
を形成する溝成形機構２０とを備えている。
周面に、それぞれ内周溝２ａおよび外周溝２ｂを形成す
るための管内外周面加工装置１１について説明する。管
内外周面加工装置１１は、銅管２を縮径する縮径機構１
２と、銅管２の内外周面に内周溝２ａおよび外周溝２ｂ
を形成する溝成形機構２０とを備えている。
【００２０】縮径機構１２は、銅管２に圧接するテーパ
孔１３ａが形成された縮径ダイス１３と、前記テーパ孔
１３ａに対応する位置の銅管２内に挿入されるフローテ
ィングプラグ１４とから構成されている。このフローテ
ィングプラグ１４は、大径部１４ａと、該大径部１４ａ
より小径のロッド部１４ｂとがテーパ部１４ｃを介して
同軸上に一体成形されたものである。
孔１３ａが形成された縮径ダイス１３と、前記テーパ孔
１３ａに対応する位置の銅管２内に挿入されるフローテ
ィングプラグ１４とから構成されている。このフローテ
ィングプラグ１４は、大径部１４ａと、該大径部１４ａ
より小径のロッド部１４ｂとがテーパ部１４ｃを介して
同軸上に一体成形されたものである。
【００２１】ロッド部１４ｂの先端には、前記溝成形機
構２０の一部を構成する円筒状のマンドレル１５が前記
フローティングプラグ１４と同軸状態に取り付けられて
おり、マンドレル１５の外周面には、銅管２の内周面に
内周溝２ａを形成するための螺旋状の溝１５ａが形成さ
れている。
構２０の一部を構成する円筒状のマンドレル１５が前記
フローティングプラグ１４と同軸状態に取り付けられて
おり、マンドレル１５の外周面には、銅管２の内周面に
内周溝２ａを形成するための螺旋状の溝１５ａが形成さ
れている。
【００２２】溝成形機構２０は、前記マンドレル１５と
共同して銅管２の内周面に螺旋状の内周溝２ａを形成す
るとともに、該銅管２の外周面に長手方向に沿う外周溝
２ｂを形成するものであり、銅管２をマンドレル１５に
圧接する転造ボール２１と、該転造ボール２１の図示上
下方向の移動を拘束する保持部材２２と、該保持部材２
２の外周面と嵌合して保持部材２２を内挿状態に保持す
る枠体２３，２４と、転造ボール２１の図示左右方向の
移動を規制する保持部材２５，２６と、該保持部材２６
の後方（図示右側）位置に配設され、銅管２に外周溝２
ｂを形成する整形ダイス２７とから構成されている。
共同して銅管２の内周面に螺旋状の内周溝２ａを形成す
るとともに、該銅管２の外周面に長手方向に沿う外周溝
２ｂを形成するものであり、銅管２をマンドレル１５に
圧接する転造ボール２１と、該転造ボール２１の図示上
下方向の移動を拘束する保持部材２２と、該保持部材２
２の外周面と嵌合して保持部材２２を内挿状態に保持す
る枠体２３，２４と、転造ボール２１の図示左右方向の
移動を規制する保持部材２５，２６と、該保持部材２６
の後方（図示右側）位置に配設され、銅管２に外周溝２
ｂを形成する整形ダイス２７とから構成されている。
【００２３】整形ダイス２７は、前記保持部材２６の後
方位置に当接状態に配置されるとともに、前記枠体２４
の内周面に内挿状態に嵌合して保持されており、銅管２
に外周溝２ｂを形成するための溝（図示略）または突起
（図示略）が周方向に沿って内周面に複数形成されてい
る。
方位置に当接状態に配置されるとともに、前記枠体２４
の内周面に内挿状態に嵌合して保持されており、銅管２
に外周溝２ｂを形成するための溝（図示略）または突起
（図示略）が周方向に沿って内周面に複数形成されてい
る。
【００２４】上記構成の管内外周面加工装置１１にあっ
ては、駆動装置（図示略）により溝成形機構２０がその
軸心周りに回転させられ、この状態で、フローティング
プラグ１４を内面に挿入した銅管２を縮径ダイス１３に
通すとともに該銅管２を引抜機構（図示略）により図示
右方向に引き抜くと、マンドレル１５に対応する銅管２
の外周で転造ボール２１が公転させられる。
ては、駆動装置（図示略）により溝成形機構２０がその
軸心周りに回転させられ、この状態で、フローティング
プラグ１４を内面に挿入した銅管２を縮径ダイス１３に
通すとともに該銅管２を引抜機構（図示略）により図示
右方向に引き抜くと、マンドレル１５に対応する銅管２
の外周で転造ボール２１が公転させられる。
【００２５】このとき、銅管２は、縮径ダイス１３およ
びフローティングプラグ１４によって縮径させられなが
ら、転造ボール２１によりマンドレル１５に圧接され
る。これにより、内周面に螺旋状の内周溝２ａが形成さ
れ、さらに後方に位置する整形ダイス２７によって、外
周面に長手方向に沿う外周溝２ｂが周方向に複数形成さ
れる。
びフローティングプラグ１４によって縮径させられなが
ら、転造ボール２１によりマンドレル１５に圧接され
る。これにより、内周面に螺旋状の内周溝２ａが形成さ
れ、さらに後方に位置する整形ダイス２７によって、外
周面に長手方向に沿う外周溝２ｂが周方向に複数形成さ
れる。
【００２６】次に、上記管内外周面加工装置１１によっ
て作製した銅管２と、アルミフィン３とを組立てる際の
銅管２の拡管工程の一例について説明する。まず、管内
外周面加工装置１１によって所望の外径よりも若干小径
に加工され銅管２は、アルミフィン３に形成した前記孔
３ａに挿通させられる。
て作製した銅管２と、アルミフィン３とを組立てる際の
銅管２の拡管工程の一例について説明する。まず、管内
外周面加工装置１１によって所望の外径よりも若干小径
に加工され銅管２は、アルミフィン３に形成した前記孔
３ａに挿通させられる。
【００２７】次いで、銅管２内にその内径より大径のマ
ンドレルを挿入するとともに、該マンドレルをその軸線
方向に移動させ、銅管２を長手方向に拡径させていく。
そして、図２に示すように、銅管２の外周溝２ｂと前記
孔３ａの凸部３ｂとが嵌合状態となって、銅管２の外周
面と孔３ａの内周面が密着状態に固定される。
ンドレルを挿入するとともに、該マンドレルをその軸線
方向に移動させ、銅管２を長手方向に拡径させていく。
そして、図２に示すように、銅管２の外周溝２ｂと前記
孔３ａの凸部３ｂとが嵌合状態となって、銅管２の外周
面と孔３ａの内周面が密着状態に固定される。
【００２８】このようにして組み立てられた上記構成の
熱交換器１にあっては、銅管２に前記外周溝２ｂによっ
て波状の外周面が形成され、曲げ荷重に対する銅管２の
強度が増しているので、銅管２が偏肉している場合であ
っても、拡管工程時の銅管２の反りを防止することがで
きるようになっている。
熱交換器１にあっては、銅管２に前記外周溝２ｂによっ
て波状の外周面が形成され、曲げ荷重に対する銅管２の
強度が増しているので、銅管２が偏肉している場合であ
っても、拡管工程時の銅管２の反りを防止することがで
きるようになっている。
【００２９】よって、組立後のアルミフィン３の変形を
防ぐことができ、アルミフィン３同士の相互間隔（隙間
４）および銅管２同士の相互間隔が均一に保持され、内
部流体Ｆiと外部流体Ｆoとの間に均一な熱交換を行わせ
ることができる。
防ぐことができ、アルミフィン３同士の相互間隔（隙間
４）および銅管２同士の相互間隔が均一に保持され、内
部流体Ｆiと外部流体Ｆoとの間に均一な熱交換を行わせ
ることができる。
【００３０】また、銅管２に外周溝２ｂを形成したこと
によって、銅管２の径方向の圧縮荷重に対する強度を向
上させることができるので、銅管２出荷前に該銅管２を
スプーラに巻き取る際、外周溝２ｂが潰れ難くなり、長
尺の銅管２を作製することができる。
によって、銅管２の径方向の圧縮荷重に対する強度を向
上させることができるので、銅管２出荷前に該銅管２を
スプーラに巻き取る際、外周溝２ｂが潰れ難くなり、長
尺の銅管２を作製することができる。
【００３１】さらに、銅管２の外周面と、外部流体Ｆo
および前記孔３ａとの接触面積を大きくしたことによ
り、内部流体Ｆiと外部流体Ｆoとの熱交換率および銅管
２とアルミフィン３との間の熱伝導性が高められ、熱交
換効率の向上が図られている。
および前記孔３ａとの接触面積を大きくしたことによ
り、内部流体Ｆiと外部流体Ｆoとの熱交換率および銅管
２とアルミフィン３との間の熱伝導性が高められ、熱交
換効率の向上が図られている。
【００３２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、次のような効果を奏することができる。 （ａ）請求項１記載の熱交換器においては、管体の外周
面に、長手方向に沿う外周溝を形成するとともに、伝熱
フィンに形成された管体挿通用の孔に、外周溝と嵌合す
る凸部を形成したことにより、管体と、伝熱フィン相互
の隙間を通過する外部流体との接触面積が大きくなり、
内部流体と外部流体との間の熱交換効率の向上を図るこ
とができる。
によれば、次のような効果を奏することができる。 （ａ）請求項１記載の熱交換器においては、管体の外周
面に、長手方向に沿う外周溝を形成するとともに、伝熱
フィンに形成された管体挿通用の孔に、外周溝と嵌合す
る凸部を形成したことにより、管体と、伝熱フィン相互
の隙間を通過する外部流体との接触面積が大きくなり、
内部流体と外部流体との間の熱交換効率の向上を図るこ
とができる。
【００３３】（ｂ）請求項２記載の熱交換器において
は、外周溝を管体の周方向に複数形成し、これら外周溝
によって管体に波状の外周面を形成したことにより、径
方向の圧縮荷重に対する強度を向上させることができる
ので、管体出荷時に該管体をスプーラに巻き取る際、外
周溝が潰れ難くなり、長尺の管体を作製することができ
る。
は、外周溝を管体の周方向に複数形成し、これら外周溝
によって管体に波状の外周面を形成したことにより、径
方向の圧縮荷重に対する強度を向上させることができる
ので、管体出荷時に該管体をスプーラに巻き取る際、外
周溝が潰れ難くなり、長尺の管体を作製することができ
る。
【００３４】（ｃ）さらに、曲げ荷重に対する管体の強
度も向上させることができるので、拡管工程時における
管体の反りを防止して伝熱フィンの変形を防ぐことがで
き、伝熱フィン同士の相互間隔および管体同士の相互間
隔を均一にして、内部流体と外部流体との間に均一な熱
交換を行わせることができ、熱交換効率の向上を図るこ
とができる。
度も向上させることができるので、拡管工程時における
管体の反りを防止して伝熱フィンの変形を防ぐことがで
き、伝熱フィン同士の相互間隔および管体同士の相互間
隔を均一にして、内部流体と外部流体との間に均一な熱
交換を行わせることができ、熱交換効率の向上を図るこ
とができる。
【図１】 本発明に係わる熱交換器の実施形態の一例の
要部を示す平面図である。
要部を示す平面図である。
【図２】 図１のＡ−Ａ断面矢視の部分拡大図である。
【図３】 銅管に内周溝および外周溝を形成する管内外
周面加工装置の要部拡大断面図である。
周面加工装置の要部拡大断面図である。
１ 熱交換器 ２ 銅管（管体） ２ａ 内周溝 ２ｂ 外周溝 ３ アルミフィン（伝熱フィン） ３ａ 孔 ３ｂ 凸部 ４ 隙間（相互間隔）
Claims (2)
- 【請求項１】 相互間隔をおいて互いに平行に配設され
る平板状の伝熱フィンと、 これら伝熱フィンに直交するように挿通させられる内部
流体通過用の管体とを備えるとともに、 該管体の内周面に螺旋状の内周溝を形成して熱交換効率
を高めるようにした熱交換器において、 前記管体の外周面に、長手方向に沿う外周溝が形成され
ているとともに、 前記伝熱フィンに形成された管体挿通用の孔に、前記外
周溝と嵌合する凸部が形成されていることを特徴とする
熱交換器。 - 【請求項２】 前記外周溝が前記管体の周方向に複数形
成され、これら外周溝によって管体に波状の外周面が形
成されていることを特徴とする請求項１記載の熱交換
器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35133596A JPH10197181A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35133596A JPH10197181A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10197181A true JPH10197181A (ja) | 1998-07-31 |
Family
ID=18416611
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35133596A Pending JPH10197181A (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10197181A (ja) |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP35133596A patent/JPH10197181A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010508 |