JPH07305980A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JPH07305980A JPH07305980A JP9985394A JP9985394A JPH07305980A JP H07305980 A JPH07305980 A JP H07305980A JP 9985394 A JP9985394 A JP 9985394A JP 9985394 A JP9985394 A JP 9985394A JP H07305980 A JPH07305980 A JP H07305980A
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- heat
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 伝熱管の伝熱フィンへの挿通作業を簡単にす
ると共に、拡管時の伝熱管の縮み率が少なく、伝熱管内
面の溝のつぶれを押え伝熱性能の低下を小さくできる熱
交換器を提供する。 【構成】 伝熱管の内径および外径の断面に少なくとも
一つの凹部を形成することにより前記伝熱管の最大外径
を同じ外周長の管外径よりも小さくすることができるた
め、伝熱フィンの取付孔との嵌合すきまを大きくするこ
とができ伝熱管の伝熱フィンへの挿入作業が容易とな
る。さらには、予め拡管前に伝熱管の断面周縁長を伝熱
フィンの取付孔の周縁長以上になるように、内径および
外径の断面に少なくとも一つの凹部を形成した後、該伝
熱管を伝熱フィンの取付孔に挿通し拡管すれば、拡管時
の変形が従来の伝熱管周縁の引張りから曲げによって行
えるため小さな力で拡管できる。このため、拡管時の伝
熱管の長さ方向の縮み率が少なく、さらには伝熱管内面
の溝のつぶれを押えて伝熱性能の低下を小さくできる。
ると共に、拡管時の伝熱管の縮み率が少なく、伝熱管内
面の溝のつぶれを押え伝熱性能の低下を小さくできる熱
交換器を提供する。 【構成】 伝熱管の内径および外径の断面に少なくとも
一つの凹部を形成することにより前記伝熱管の最大外径
を同じ外周長の管外径よりも小さくすることができるた
め、伝熱フィンの取付孔との嵌合すきまを大きくするこ
とができ伝熱管の伝熱フィンへの挿入作業が容易とな
る。さらには、予め拡管前に伝熱管の断面周縁長を伝熱
フィンの取付孔の周縁長以上になるように、内径および
外径の断面に少なくとも一つの凹部を形成した後、該伝
熱管を伝熱フィンの取付孔に挿通し拡管すれば、拡管時
の変形が従来の伝熱管周縁の引張りから曲げによって行
えるため小さな力で拡管できる。このため、拡管時の伝
熱管の長さ方向の縮み率が少なく、さらには伝熱管内面
の溝のつぶれを押えて伝熱性能の低下を小さくできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷凍、空調機器等に
使用されるプレートフィン型熱交換器に関するものであ
る。
使用されるプレートフィン型熱交換器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のプレートフィン型熱交換器を図で
説明する。図5は従来のプレートフィン型熱交換器の斜
視図、図6は伝熱フィンの取付孔に前記伝熱管が挿通さ
れた拡管前の状態を断面図で示したものである。従来の
プレートフィン型熱交換器1は、所定の間隔で複数枚平
行に並べられ千鳥状に2列複数段にやや大きめに穿孔し
た取付孔4を有する伝熱フィン2に、やや径の小さい断
面円形の伝熱管3を挿通した後、この伝熱管3を拡管し
て伝熱フィン2と圧接固定している。図7は伝熱フィン
2と伝熱管3が圧接固定される拡管工程を示すもので、
伝熱フィン2の取付孔3に挿通され仮嵌合された伝熱管
3に、拡管しようとする所定の径を有する拡管工具5を
伝熱管3の内壁面に沿って挿入し伝熱管3を拡管して伝
熱フィン2と圧接固定している。
説明する。図5は従来のプレートフィン型熱交換器の斜
視図、図6は伝熱フィンの取付孔に前記伝熱管が挿通さ
れた拡管前の状態を断面図で示したものである。従来の
プレートフィン型熱交換器1は、所定の間隔で複数枚平
行に並べられ千鳥状に2列複数段にやや大きめに穿孔し
た取付孔4を有する伝熱フィン2に、やや径の小さい断
面円形の伝熱管3を挿通した後、この伝熱管3を拡管し
て伝熱フィン2と圧接固定している。図7は伝熱フィン
2と伝熱管3が圧接固定される拡管工程を示すもので、
伝熱フィン2の取付孔3に挿通され仮嵌合された伝熱管
3に、拡管しようとする所定の径を有する拡管工具5を
伝熱管3の内壁面に沿って挿入し伝熱管3を拡管して伝
熱フィン2と圧接固定している。
【0003】次に図7を参照に伝熱フィン2と伝熱管3
との圧接固定時の拡管挙動について説明すると、拡管工
具5が伝熱管3の内壁面に沿って矢印方向に挿入される
と伝熱管3は周方向に引っ張られ、内壁面が挿入工具5
の外径まで拡管されて伝熱フィン2と圧接固定される。
との圧接固定時の拡管挙動について説明すると、拡管工
具5が伝熱管3の内壁面に沿って矢印方向に挿入される
と伝熱管3は周方向に引っ張られ、内壁面が挿入工具5
の外径まで拡管されて伝熱フィン2と圧接固定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の熱
交換器では、伝熱管の拡管率を大きくするとポアソン比
により伝熱管の長さ方向の縮み率が大きくなり、所望長
よりも相当長いものが必要となる。さらに、スプリング
バックが大きいためパイプとフィンの密着性が悪くなる
ため、伝熱フィンの取付孔と伝熱管の嵌合すきまを小さ
くせざるを得なかった。このため、伝熱管を伝熱フィン
の取付孔に挿通する作業は難しく非常に多くの手間と時
間を要していた。また、この伝熱管の挿通作業も困難と
なっていた。
交換器では、伝熱管の拡管率を大きくするとポアソン比
により伝熱管の長さ方向の縮み率が大きくなり、所望長
よりも相当長いものが必要となる。さらに、スプリング
バックが大きいためパイプとフィンの密着性が悪くなる
ため、伝熱フィンの取付孔と伝熱管の嵌合すきまを小さ
くせざるを得なかった。このため、伝熱管を伝熱フィン
の取付孔に挿通する作業は難しく非常に多くの手間と時
間を要していた。また、この伝熱管の挿通作業も困難と
なっていた。
【0005】また、拡管工具を挿入することにより伝熱
管の周縁部を内径および外径に引張って変形を与え拡管
するため、拡管時の拡管工具の押込み力が大きく、拡管
工具のたわみ変形の発生や伝熱管の内面に加工された溝
のつぶれにより熱交換性能の低下を引き起こす問題があ
った。
管の周縁部を内径および外径に引張って変形を与え拡管
するため、拡管時の拡管工具の押込み力が大きく、拡管
工具のたわみ変形の発生や伝熱管の内面に加工された溝
のつぶれにより熱交換性能の低下を引き起こす問題があ
った。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、伝熱管の伝熱フィンへの挿通作
業を簡単にし、伝熱管の自動挿入を容易にするととも
に、拡管時の伝熱管の長さ方向の縮み率が少なくするこ
とを第1の目的としている。さらには伝熱管内面の溝の
つぶれを押えて伝熱性能の低下を小さくできる熱交換器
を提供することを第2の目的とする。
ためになされたもので、伝熱管の伝熱フィンへの挿通作
業を簡単にし、伝熱管の自動挿入を容易にするととも
に、拡管時の伝熱管の長さ方向の縮み率が少なくするこ
とを第1の目的としている。さらには伝熱管内面の溝の
つぶれを押えて伝熱性能の低下を小さくできる熱交換器
を提供することを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
わる熱交換器は、伝熱フィンの取付孔に、内径および外
径の断面に少なくとも一つの凹部を形成した伝熱管を挿
通し、拡管することにより前記伝熱フィンと伝熱管を圧
接固定して構成するものである。
わる熱交換器は、伝熱フィンの取付孔に、内径および外
径の断面に少なくとも一つの凹部を形成した伝熱管を挿
通し、拡管することにより前記伝熱フィンと伝熱管を圧
接固定して構成するものである。
【0008】この発明の請求項2に係わる熱交換器は、
上記伝熱管の内径および外径の断面に少なくとも一つの
凹部を形成することにより、最大外径を同じ外周長の管
外径よりも小さくした伝熱管を伝熱フィンの取付孔に挿
通後、拡管することによって圧接固定して構成するもの
である。
上記伝熱管の内径および外径の断面に少なくとも一つの
凹部を形成することにより、最大外径を同じ外周長の管
外径よりも小さくした伝熱管を伝熱フィンの取付孔に挿
通後、拡管することによって圧接固定して構成するもの
である。
【0009】この発明の請求項3に係わる熱交換器は、
上記伝熱管の内径および外径の断面に少なくとも一つの
凹部を形成することにより、断面周縁長を伝熱フィンの
取付孔の周縁長以上とした伝熱管を伝熱フィンの取付孔
に挿通後、拡管することによって圧接固定して構成する
ものである。
上記伝熱管の内径および外径の断面に少なくとも一つの
凹部を形成することにより、断面周縁長を伝熱フィンの
取付孔の周縁長以上とした伝熱管を伝熱フィンの取付孔
に挿通後、拡管することによって圧接固定して構成する
ものである。
【0010】この発明の請求項4に係わる熱交換器は、
請求項1〜3に係わる上記伝熱管をU字状に折り曲げる
ものである。
請求項1〜3に係わる上記伝熱管をU字状に折り曲げる
ものである。
【0011】この発明の請求項5に係わる熱交換器は、
請求項4に係わる上記伝熱管をU字状に折り曲げ、曲げ
R部を除く略直線部のみ内径および外径の断面に少なく
とも一つの凹部を形成するものである。
請求項4に係わる上記伝熱管をU字状に折り曲げ、曲げ
R部を除く略直線部のみ内径および外径の断面に少なく
とも一つの凹部を形成するものである。
【0012】
【作用】この発明の請求項1および請求項2の発明は、
伝熱管の内径および外径の断面に少なくとも一つの凹部
を形成することにより前記伝熱管の最大外径を同じ外周
長の管外径よりも小さくすることができるため、伝熱フ
ィンの取付孔との嵌合すきまを大きくすることができ伝
熱管の伝熱フィンへの挿入作業が容易となる。
伝熱管の内径および外径の断面に少なくとも一つの凹部
を形成することにより前記伝熱管の最大外径を同じ外周
長の管外径よりも小さくすることができるため、伝熱フ
ィンの取付孔との嵌合すきまを大きくすることができ伝
熱管の伝熱フィンへの挿入作業が容易となる。
【0013】請求項3の発明は、予め拡管前に伝熱管の
断面周縁長を伝熱フィンの取付孔の周縁長以上になるよ
うに内径および外径の断面に少なくとも一つの凹部を形
成した後、該伝熱管を伝熱フィンの取付孔に挿通し拡管
すれば、拡管時の変形が従来の伝熱管周縁の引張りでは
なく曲げによって行えるため小さな力で拡管できる。こ
のため、拡管時の伝熱管の長さ方向の縮み率が少なく、
さらには伝熱管内面の溝のつぶれを押えて伝熱性能の低
下を小さくできる。
断面周縁長を伝熱フィンの取付孔の周縁長以上になるよ
うに内径および外径の断面に少なくとも一つの凹部を形
成した後、該伝熱管を伝熱フィンの取付孔に挿通し拡管
すれば、拡管時の変形が従来の伝熱管周縁の引張りでは
なく曲げによって行えるため小さな力で拡管できる。こ
のため、拡管時の伝熱管の長さ方向の縮み率が少なく、
さらには伝熱管内面の溝のつぶれを押えて伝熱性能の低
下を小さくできる。
【0014】請求項4の発明は、上記伝熱管をU字状に
折り曲げ、該伝熱管を伝熱フィンの取付孔に挿通し拡管
することにより、小さな力で拡管でき、しかも拡管後、
伝熱管の開放部分を接続するベンドが片方のみでできる
ので工数低減ができるとともに、ろう付け箇所が低減で
き信頼性も向上する。
折り曲げ、該伝熱管を伝熱フィンの取付孔に挿通し拡管
することにより、小さな力で拡管でき、しかも拡管後、
伝熱管の開放部分を接続するベンドが片方のみでできる
ので工数低減ができるとともに、ろう付け箇所が低減で
き信頼性も向上する。
【0015】請求項5の発明は、上記U字状伝熱管にお
いて曲げR部を除く略直線部のみを内径および外径の断
面に少なくとも一つの凹部を形成することにより、曲げ
R部の通路断面積が大きく、冷媒圧力損失を低下させる
ことができる。
いて曲げR部を除く略直線部のみを内径および外径の断
面に少なくとも一つの凹部を形成することにより、曲げ
R部の通路断面積が大きく、冷媒圧力損失を低下させる
ことができる。
【0016】
実施例1.ここで、この発明の原理を示す図として図1
において、凹部を作ると周縁長に対し最大外径を小さく
できる理由を説明する。周縁長がLなる伝熱管3におい
て、状態Aより周縁長は変化させずに凹部を作り最大外
径がRA で等しい状態Bを得る。図中では例として4つ
の凹部を作る。さらに、周縁長L1 は変化させずに凹部
を深くしていくと、最大外径はRC となり初期の最大外
径RA よりも小さくなる。
において、凹部を作ると周縁長に対し最大外径を小さく
できる理由を説明する。周縁長がLなる伝熱管3におい
て、状態Aより周縁長は変化させずに凹部を作り最大外
径がRA で等しい状態Bを得る。図中では例として4つ
の凹部を作る。さらに、周縁長L1 は変化させずに凹部
を深くしていくと、最大外径はRC となり初期の最大外
径RA よりも小さくなる。
【0017】実施例2.以下、この発明の一実施例を図
を参照しながら説明する。熱交換器は従来のように、所
定の間隔で複数枚平行に並べられた伝熱フィンと該伝熱
フィンの取付孔に挿通され拡管固定される伝熱管で構成
される。図2は内径および外径の断面に凹部6aを形成
して最大外径を同じ外周長の管外径よりも小さくすると
ともに、断面周縁長を伝熱フィンの取付孔の周縁長以上
になるように形成した伝熱管6を前記伝熱フィン2の取
付孔4に挿通した拡管前の状態を示す断面図である。
を参照しながら説明する。熱交換器は従来のように、所
定の間隔で複数枚平行に並べられた伝熱フィンと該伝熱
フィンの取付孔に挿通され拡管固定される伝熱管で構成
される。図2は内径および外径の断面に凹部6aを形成
して最大外径を同じ外周長の管外径よりも小さくすると
ともに、断面周縁長を伝熱フィンの取付孔の周縁長以上
になるように形成した伝熱管6を前記伝熱フィン2の取
付孔4に挿通した拡管前の状態を示す断面図である。
【0018】次に、本発明の伝熱管4と伝熱フィン2の
圧接固定時の拡管挙動について説明する。拡管工具5が
内径および外径の断面に凹部6aを有する伝熱管6に挿
入されると拡管工具5は伝熱管6の内部に形成された凹
部6aに当接した後、伝熱管6の周縁部に曲げ力を与え
ながら各凹部6aの内径および外径を押し出し、内壁面
が挿入工具の外径になるまで拡管して伝熱フィン2と圧
接固定する。その結果、本発明の伝熱管6は引張り力に
よって拡管される従来の円形状の伝熱管に比べ、約1/
3の非常に小さい力で拡管できる。
圧接固定時の拡管挙動について説明する。拡管工具5が
内径および外径の断面に凹部6aを有する伝熱管6に挿
入されると拡管工具5は伝熱管6の内部に形成された凹
部6aに当接した後、伝熱管6の周縁部に曲げ力を与え
ながら各凹部6aの内径および外径を押し出し、内壁面
が挿入工具の外径になるまで拡管して伝熱フィン2と圧
接固定する。その結果、本発明の伝熱管6は引張り力に
よって拡管される従来の円形状の伝熱管に比べ、約1/
3の非常に小さい力で拡管できる。
【0019】以上のように、伝熱管の内径および外径の
断面に少なくとも一つの凹部を形成することにより前記
伝熱管の最大外径を同じ外周長の管外径よりも小さくす
ることができるため、伝熱フィンの取付孔との嵌合すき
まを大きくすることができ伝熱管の伝熱フィン取付孔へ
の挿通作業が容易となる。さらには、予め拡管前に伝熱
管の断面周縁長を伝熱フィンの取付孔の周縁長以上にな
るように内径および外径の断面に少なくとも一つの凹部
を形成した後、該伝熱管を伝熱フィンの取付孔に挿通し
拡管すれば、拡管時の変形が従来の伝熱管周縁の引張り
ではなく曲げによって行えるため小さな力で拡管でき
る。このため、拡管時の伝熱管の長さ方向の縮み率が少
なく、さらには伝熱管内面の溝のつぶれが少なくなり伝
熱性能の低下を小さくできる。
断面に少なくとも一つの凹部を形成することにより前記
伝熱管の最大外径を同じ外周長の管外径よりも小さくす
ることができるため、伝熱フィンの取付孔との嵌合すき
まを大きくすることができ伝熱管の伝熱フィン取付孔へ
の挿通作業が容易となる。さらには、予め拡管前に伝熱
管の断面周縁長を伝熱フィンの取付孔の周縁長以上にな
るように内径および外径の断面に少なくとも一つの凹部
を形成した後、該伝熱管を伝熱フィンの取付孔に挿通し
拡管すれば、拡管時の変形が従来の伝熱管周縁の引張り
ではなく曲げによって行えるため小さな力で拡管でき
る。このため、拡管時の伝熱管の長さ方向の縮み率が少
なく、さらには伝熱管内面の溝のつぶれが少なくなり伝
熱性能の低下を小さくできる。
【0020】実施例3.図3は、この発明の他の実施例
に係わる熱交換器の伝熱フィンと伝熱管の分解斜視図で
あり、所定の間隔で複数枚平行に並べた伝熱フィン2の
取付孔4に、U字状に折り曲げられ内径および外径の断
面に少なくとも一つの凹部が形成された伝熱管7に挿通
し、拡管することにより前記伝熱フィン2と伝熱管7を
圧接固定するものである。このような構造にすることに
より、伝熱管の開放部分を配管接続するベンドが片方の
みでできるので工数低減ができるとともに、ろう付け箇
所が低減できるため冷媒漏れを起こし易いロー付け箇所
が減少するので信頼性が高められる。
に係わる熱交換器の伝熱フィンと伝熱管の分解斜視図で
あり、所定の間隔で複数枚平行に並べた伝熱フィン2の
取付孔4に、U字状に折り曲げられ内径および外径の断
面に少なくとも一つの凹部が形成された伝熱管7に挿通
し、拡管することにより前記伝熱フィン2と伝熱管7を
圧接固定するものである。このような構造にすることに
より、伝熱管の開放部分を配管接続するベンドが片方の
みでできるので工数低減ができるとともに、ろう付け箇
所が低減できるため冷媒漏れを起こし易いロー付け箇所
が減少するので信頼性が高められる。
【0021】実施例4.図4は、この発明のさらに好ま
しい実施例に係わる熱交換器の伝熱管を示す斜視図であ
り、予め丸管をU字状に折り曲げ、曲げR部8aを除く
略直線部8bのみ内径および外径の断面に少なくとも一
つの凹部を形成した伝熱管8を示したものである。この
ようにすることにより、U字状の折り曲げが容易とな
り、折り曲げ部のしわや割れなどの発生を防止できる。
さらにはU字状折り曲げ部の管断面は円形状であるため
通路断面積が大きく冷媒圧力損失を小さくでき、上記実
施例2の効果をさらに高めることができる。
しい実施例に係わる熱交換器の伝熱管を示す斜視図であ
り、予め丸管をU字状に折り曲げ、曲げR部8aを除く
略直線部8bのみ内径および外径の断面に少なくとも一
つの凹部を形成した伝熱管8を示したものである。この
ようにすることにより、U字状の折り曲げが容易とな
り、折り曲げ部のしわや割れなどの発生を防止できる。
さらにはU字状折り曲げ部の管断面は円形状であるため
通路断面積が大きく冷媒圧力損失を小さくでき、上記実
施例2の効果をさらに高めることができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、請求項1および請求項2
の発明によれば、伝熱管の内径および外径の断面に少な
くとも一つの凹部を形成することにより前記伝熱管の最
大外径を同じ外周長の管外径よりも小さくできるため、
伝熱フィンの取付孔との嵌合すきまを大きくすることが
でき伝熱管の伝熱フィンへの挿入作業が容易となる。
の発明によれば、伝熱管の内径および外径の断面に少な
くとも一つの凹部を形成することにより前記伝熱管の最
大外径を同じ外周長の管外径よりも小さくできるため、
伝熱フィンの取付孔との嵌合すきまを大きくすることが
でき伝熱管の伝熱フィンへの挿入作業が容易となる。
【0023】請求項3の発明は、予め拡管前に伝熱管の
断面周縁長を伝熱フィンの取付孔の周縁長以上になるよ
うに内径および外径の断面に少なくとも一つの凹部を形
成した後、該伝熱管を伝熱フィンの取付孔に挿通し拡管
すれば、拡管時の変形が従来の伝熱管周縁の引張りでな
く曲げによって行えるため小さな力で拡管できる。この
ため、拡管時の伝熱管の長さ方向の縮み率が少なく、さ
らには伝熱管内面の溝のつぶれを押えて伝熱性能の低下
を小さくできる。
断面周縁長を伝熱フィンの取付孔の周縁長以上になるよ
うに内径および外径の断面に少なくとも一つの凹部を形
成した後、該伝熱管を伝熱フィンの取付孔に挿通し拡管
すれば、拡管時の変形が従来の伝熱管周縁の引張りでな
く曲げによって行えるため小さな力で拡管できる。この
ため、拡管時の伝熱管の長さ方向の縮み率が少なく、さ
らには伝熱管内面の溝のつぶれを押えて伝熱性能の低下
を小さくできる。
【0024】請求項4の発明によれば、上記伝熱管をU
字状に折り曲げ、該伝熱管を伝熱フィンの取付孔に挿通
し拡管することにより、小さな力で拡管でき、しかも拡
管後、伝熱管とベンド管の接続部が片方にのみ位置する
ので工数を低減できる。
字状に折り曲げ、該伝熱管を伝熱フィンの取付孔に挿通
し拡管することにより、小さな力で拡管でき、しかも拡
管後、伝熱管とベンド管の接続部が片方にのみ位置する
ので工数を低減できる。
【0025】請求項5の発明は、上記U字状伝熱管にお
いて曲げR部を除く略直線部のみを内径および外径の断
面に少なくとも一つの凹部を形成することにより、曲げ
R部の通路断面積も大きく、冷媒側圧力損失を低下させ
ることができる。
いて曲げR部を除く略直線部のみを内径および外径の断
面に少なくとも一つの凹部を形成することにより、曲げ
R部の通路断面積も大きく、冷媒側圧力損失を低下させ
ることができる。
【図1】本発明の原理を示す図である。
【図2】本発明の一実施例における熱交換器の拡管前の
伝熱管と伝熱フィンの取付孔との状態を示す断面図であ
る。
伝熱管と伝熱フィンの取付孔との状態を示す断面図であ
る。
【図3】本発明に係わる熱交換器の第2の実施例を示す
伝熱フィンと伝熱管の分解斜視図である。
伝熱フィンと伝熱管の分解斜視図である。
【図4】本発明に係わる熱交換器の第3の実施例を示す
U字状伝熱管の斜視図である。
U字状伝熱管の斜視図である。
【図5】従来の熱交換器の斜視図である。
【図6】従来の熱交換器における拡管前の伝熱管と伝熱
フィンの取付孔との状態を示す断面図である。
フィンの取付孔との状態を示す断面図である。
【図7】伝熱管が伝熱フィンと圧接固定される拡管工程
を示す断面図である。
を示す断面図である。
1 熱交換器 2 伝熱フィン 4 取付孔 6 伝熱管 7 伝熱管 8 伝熱管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 米澤 宏敏 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社生産システム技術センター内 (72)発明者 原 正一郎 尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三菱電機 株式会社生産システム技術センター内 (72)発明者 富田 定裕 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 佐藤 譲 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内 (72)発明者 二見 真人 静岡市小鹿三丁目18番1号 三菱電機株式 会社静岡製作所内
Claims (5)
- 【請求項1】 伝熱フィンの取付孔に、内径および外径
の断面に少なくとも一つの凹部を形成した伝熱管を挿通
し、拡管することにより前記伝熱フィンと伝熱管を圧接
固定して構成したことを特徴とする熱交換器。 - 【請求項2】 上記伝熱管は内径および外径の断面に少
なくとも一つの凹部を形成することにより、最大外径を
同じ外周長の管外径よりも小さくしたことを特徴とする
請求項第1項記載の熱交換器。 - 【請求項3】 上記伝熱管は内径および外径の断面に少
なくとも一つの凹部を形成することにより、断面周縁長
を伝熱フィンの取付孔の周縁長以上としたことを特徴と
する請求項第1項記載の熱交換器。 - 【請求項4】 上記伝熱管はU字状に折り曲げられてい
ることを特徴とする請求項第1項記載の熱交換器。 - 【請求項5】 上記伝熱管はU字状に折り曲げられ、曲
げR部を除く略直線部のみ内径および外径の断面に少な
くとも一つの凹部を形成したことを特徴とする請求項第
4項記載の熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9985394A JPH07305980A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9985394A JPH07305980A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07305980A true JPH07305980A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14258367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9985394A Pending JPH07305980A (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07305980A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020018046A (ko) * | 2000-08-31 | 2002-03-07 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 열교환기와 그 제조방법 |
KR100969739B1 (ko) * | 2009-04-10 | 2010-07-13 | 한영알코비스 주식회사 | 냉동기용 증발기 제조방법 |
-
1994
- 1994-05-13 JP JP9985394A patent/JPH07305980A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020018046A (ko) * | 2000-08-31 | 2002-03-07 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 열교환기와 그 제조방법 |
KR100969739B1 (ko) * | 2009-04-10 | 2010-07-13 | 한영알코비스 주식회사 | 냉동기용 증발기 제조방법 |
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