JPH10197156A - パイプ形遠赤外線ヒーター炉 - Google Patents
パイプ形遠赤外線ヒーター炉Info
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- JPH10197156A JPH10197156A JP34990496A JP34990496A JPH10197156A JP H10197156 A JPH10197156 A JP H10197156A JP 34990496 A JP34990496 A JP 34990496A JP 34990496 A JP34990496 A JP 34990496A JP H10197156 A JPH10197156 A JP H10197156A
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Abstract
まで可及的均一にできるとともに、燃焼ガスの保有熱量
を利用効率を向上させることができる。 【解決手段】 炉体1内のパイプ形ヒーター2に燃焼ガ
スを通過させ、そのパイプ形ヒーター2を加熱し放射さ
れる遠赤外線により被加熱物を加熱するパイプ形遠赤外
線ヒーター炉であって、燃焼ガスの通過方向を切り換え
自在な切換弁5を備える他、前記切り換え周期を設定で
き、所定の切り換え指令を切換弁に伝達する指令器5
2、または新鮮な外気を被加熱物に向けて噴射する噴射
孔61を備えたブロー配管6を配設した。
Description
煎、接着剤乾燥、水切り乾燥等の幅広い技術分野におい
て用いられるパイプ形遠赤外線ヒーター炉に関するもの
であり、特に燃焼ガスを熱源としたパイプ形遠赤外線ヒ
ーター炉の改良に関する。
熱源とし、炉内に配置したパイプ形ヒーターの内部にこ
の高温ガスを通して被加熱物を加熱するようにしたパイ
プ形遠赤外線ヒーター炉は、図3、4に例示するように
従来から知られている。図3に示すパイプ形遠赤外線ヒ
ーター炉では、燃料ガスを燃焼装置12で燃焼させ、そ
こで発生した高温の燃焼ガスは、炉体11内に配置した
パイプ形ヒーター13の一端から送入され、他端から炉
体11外に排気される。そして、このときパイプ形ヒー
ター13は、送入された燃焼ガスによって加熱され、そ
の表面が高温となって遠赤外線を放射するので、搬送コ
ンベヤ14上の被加熱物を加熱できる構造となってい
る。
ガスがそのまま炉外に排気されるので、熱損失が大き
く、燃焼装置2において発生させた熱量の約30%が無
駄になるおそれがあった。また、パイプ形ヒーター13
の温度分布は、燃焼ガス入口側の表面温度が最も高く、
最も低温となる出口側にいたるまで順次低下することに
なり、例えば、全長12mのパイプ形ヒーター13の場
合、入口側が300℃であっても出口側では200℃に
低下するケースもあった。
は、炉体11内に配置したパイプ形ヒーター13に送入
された燃焼ガスは、そのパイプ形ヒーター13の途中に
設けられた複数の噴射孔15から噴射されるよう構成さ
れている。この場合には、上記のような熱損失は防止で
きるが、燃焼ガス中のNOX 、SOX の濃度によって
は、塗装乾燥、食品焙煎のように炉内雰囲気にクリーン
性が要求される用途にはそのまま適用できないという問
題があった。なお、上記したパイプ形ヒーター13の温
度分布の問題はそのまま残っていた。
に保ちつつ、しかも熱損失を防止しながら被加熱物を加
熱することができるパイプ形遠赤外線ヒーター炉につい
て、すでの特願平8−220084号として出願してい
るが、その構造の特長は、図5に示すように、パイプ形
ヒーター13と熱交換器17と循環ブロワ16aとから
循環経路16を形成し、燃焼装置12により発生させた
燃焼ガスをこの熱交換器17に導いて循環経路16の内
部を循環する高温ガスを加熱するとともに、フレッシュ
エアを被加熱物に対して噴射する噴射孔19を備えたフ
レッシュエア配管18を設けた点にある。この場合、燃
焼ガスによりフレッシュエアを加熱するようにしてもよ
い。
は、パイプ形ヒーター13内の高温ガスを循環させるの
で、上記のようなパイプ形ヒーター13の温度分布の問
題はかなり解決され得るが、そのためには、前記高温ガ
スを循環ブロワ16aによって高速に付勢して循環させ
る必要があり、その高温度に耐える循環ブロワ16aを
必要とし、そのメンテナンスが不可欠となった。また、
燃焼ガスの熱量を熱交換器17を介して高温ガスに伝達
する手段を採用したため、熱効率の低下を避けることが
できなかった。
の問題点を解決するためになされたものであり、パイプ
形ヒーターの温度分布を入口から出口まで可及的均一に
できるとともに、燃焼ガスの保有熱量を利用効率を向上
させることができるパイプ形遠赤外線ヒーター炉を提供
する。
配置したパイプ形ヒーターの内部に燃焼ガスを通過さ
せ、そのパイプ形ヒーターを加熱して、その表面から放
射される遠赤外線により被加熱物を加熱するパイプ形遠
赤外線ヒーター炉であって、そのパイプ形ヒーター内の
燃焼ガスの通過方向を切り換え自在な切換弁を燃焼ガス
の供給管路に設けたことを特徴とするパイプ形遠赤外線
ヒーター炉によって解決することができる。
焼ガスの通過方向の切り換え周期を設定できるととも
に、それに基づく所定の切り換え指令を切換弁に伝達す
る指令器が付設されている形態に好ましく具体化するこ
とができる。また、本発明は、外気を被加熱物に向けて
噴射する噴射孔を備えたブロー配管を配設した形態に好
ましく具体化することができる。
面1、図2を参照して詳細に説明する。この実施形態で
は、炉体1には、上部にパイプ形ヒーター2、下部には
被加熱物を載置、搬送するためのコンベヤ3が配置さ
れ、外部には、燃料ガスを燃焼させる燃焼装置4が設け
られ、この燃焼装置4で得られた燃焼ガスは、ガス配管
51a、切換弁5およびガス配管21aまたはガス配管
21bを経由して前記パイプ形ヒーター2の一方側から
供給され、そして、このパイプ形ヒーター2を加熱に消
費された燃焼ガスは他方側からガス配管21bまたはガ
ス配管21aと切換弁5およびガス配管51bを経由し
て取り出されるように、燃焼ガスの供給管路が形成され
ている。
装置4に連なるガス配管51から送り込まれる燃焼ガス
を、切換弁5内の切換え通路を通して、パイプ形ヒータ
ー2の一方側(例えば図1では右側)に連なるガス配管
21aに送り込むとともに、パイプ形ヒーター2の他方
側(例えば図1では左側)からガス配管21bを経て送
り出される燃焼ガスを、切換弁5内の切換え通路を通し
て、排出側のガス配管51bに送り出すものである。そ
して、この切換弁5を操作することにより、燃焼ガスの
通過方向を前記方向とは逆方向に、ガス配管21b〜パ
イプ形ヒーター2〜ガス配管21aの順に通過させるこ
とができるのである。
す。パイプ形ヒーター2に連結されるガス配管21a、
21bは、燃焼ガスの供給側ガス配管51aおよび排出
側ガス配管51bのそれぞれに弁体52a、52bによ
って切り換え可能に連結されている。かくして、弁体5
2a、52bを同期させて左側、右側、左側、右側、と
いうように切り換えれば、パイプ形ヒーター2内の燃焼
ガスの流れ方向を左、右、左、右、というように切り換
えることができるのである。
は、燃焼装置4により発生した燃焼ガスを直接にパイプ
形ヒーターの内部に通し、ヒーター本体を加熱すること
によりヒーター面からの放射熱により被加熱物を加熱す
る点において、燃焼ガスの保有熱量の利用効率を向上さ
せた装置が得られるのであるが、さらに、前記切換弁5
を操作することにより、燃焼ガスに流れ方向を適宜に切
り換えることができるので、ヒーターの温度分布におい
て、高温となる入口側と低温となる出口側が順次交替す
ることになり、その温度は平準化されるから、上記した
熱交換装置や高温用循環ブロワが必要でなく、燃焼ガス
が1方向だけに流れる場合のヒーターの温度分布のよう
な、入口側が高温で出口側が低温となる不具合が確実に
防止できる。
ガスの通過方向の切り換え周期を設定できるとともに、
それに基づく所定の切り換え指令を切換弁5に伝達する
指令器52を付設するのが好ましい。例えば、前記の切
り換え周期を15秒〜2分に範囲内、好ましくは20〜
30秒の時間に設定できるようにし、その設定時間に基
づいて切換弁5を自動的に操作することによって、本発
明のパイプ形遠赤外線ヒーター炉を安定に運転すること
が可能となる。なお、図1ではパイプ形ヒーター2は、
単純な模式形状で示されているが、屈曲蛇行型、フィン
付形状、平板型など形状、レイアウトを自由に設定する
ことができるものである。
送風機62により新鮮な外気を、炉体1内でパイプ形ヒ
ーター2とコンベヤ3との間に配置されたブロー配管6
に送入して、その管壁に設けられた多数の噴射孔61か
ら被加熱物に向けて噴射できるよう、炉内ガス噴射シス
テムが配設されている。このようにこの実施形態では、
新鮮な外気を噴射流として利用できるので、クリーンな
雰囲気が維持でき、例えば食品の乾燥などにも応用でき
るうえ、被加熱物に対して噴射流を衝突させ、被加熱物
の表面に存在する熱伝達を阻害していた空気境界膜が飛
散して除去できるので、熱伝達率を飛躍的に向上させる
ことができる。なお、このブロー配管6の形状は特に限
定されるものではないが、ループ状にしておくとガスが
各噴射孔61から均等に噴射し易くなるので好ましい。
形遠赤外線ヒーター炉によれば、高い熱効率を維持しな
がらパイプ形ヒーターの温度分布が改善されるから、よ
り均熱加熱が可能となる他、その実施形態によれば、新
鮮な外気を被加熱物に対して噴射することにより熱伝達
率を効果的に向上させることができるという効果が得ら
れる。よって、本発明は前記問題点を解決したパイプ形
遠赤外線ヒーター炉として、その工業的価値は極めて大
なるものがある。
ス配管、3 コンベヤ、4 コンベヤ、5 切換弁、5
1a、51b ガス配管、52a、52b 弁体、6
ブロー配管、61 噴射孔、62 高圧送風機。
Claims (3)
- 【請求項1】 炉体内に配置したパイプ形ヒーターの内
部に燃焼ガスを通過させ、そのパイプ形ヒーターを加熱
して、その表面から放射される遠赤外線により被加熱物
を加熱するパイプ形遠赤外線ヒーター炉であって、その
パイプ形ヒーター内の燃焼ガスの通過方向を切り換え自
在な切換弁を燃焼ガスの供給管路に設けたことを特徴と
するパイプ形遠赤外線ヒーター炉。 - 【請求項2】 前記切換弁には、前記燃焼ガスの通過方
向の切り換え周期を設定できるとともに、それに基づく
所定の切り換え指令を切換弁に伝達する指令器が付設さ
れている請求項1に記載のパイプ形遠赤外線ヒーター
炉。 - 【請求項3】 外気を取り入れて被加熱物に向けて噴射
する噴射孔を備えたブロー配管を配設した請求項1また
は2に記載のパイプ形遠赤外線ヒーター炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34990496A JP3835714B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | パイプ形遠赤外線ヒーター炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34990496A JP3835714B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | パイプ形遠赤外線ヒーター炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10197156A true JPH10197156A (ja) | 1998-07-31 |
JP3835714B2 JP3835714B2 (ja) | 2006-10-18 |
Family
ID=18406899
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34990496A Expired - Fee Related JP3835714B2 (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | パイプ形遠赤外線ヒーター炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3835714B2 (ja) |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP34990496A patent/JP3835714B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP3835714B2 (ja) | 2006-10-18 |
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