JPH10197073A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JPH10197073A
JPH10197073A JP35092396A JP35092396A JPH10197073A JP H10197073 A JPH10197073 A JP H10197073A JP 35092396 A JP35092396 A JP 35092396A JP 35092396 A JP35092396 A JP 35092396A JP H10197073 A JPH10197073 A JP H10197073A
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明 熊谷
Tsutomu Tsuge
力 柘植
Hiroshi Imai
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み立ての自動化が容易で、ばらつきの少な
い生産性の向上が図れる熱交換器を提供すること。 【解決手段】 ハウジング1を構成する胴体部10と、
胴体部10内に収容される吸熱フィン3と、吸熱フィン
3を貫設する吸熱パイプ40と、側壁12で吸熱パイプ
40と接続されて外部へ導出される連絡パイプ50と、
連絡パイプ50の表面温度を感知する温度スイッチ6と
を備えた熱交換器である。温度スイッチ6を連絡パイプ
50へ固定すると共に、連絡パイプ50の表面温度を温
度スイッチ6へ伝達させる取付補助具2を設け、取付補
助具2は、連絡パイプ50に外嵌される一方、温度スイ
ッチ6は取付具2に接触固定された。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱交換器のフィ
ンに結合されたパイプに、この表面温度を感知するサー
モスタット等の感熱部材が、取付補助部材を介して取り
付けられた熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば給湯装置等に組み込まれる熱交換
器には、温度センサーやサーモスタット等の感熱部材が
取り付けられている。この感熱部材により、熱交換器内
を通過する給湯温度を管理し、所定温度の温水を供給
し、或は空焚きとならないよう図られている。図5及び
図6は、このような従来の熱交換器における感熱部材の
取付状態を示し、図5は分解斜視図、図6は断面図であ
る。これらの図において、パイプaは、図示省略の熱交
換器のハウジングから外側へ引き出された一部を示して
いる。温度スイッチbは、パイプaの表面温度を感知す
る感熱部材であり、感熱部が底面dに設けられる。そし
て感知温度に対応して内部スイッチがオン・オフするこ
とにより、本体上部から導出された二本のリード線e,
f間が導通・非導通状態となる。温度スイッチbをパイ
プaに取り付けるための取付板gには、板状の金属部材
が用いられ、温度スイッチbの底面形状に対応して形成
されている。取付板gはパイプaの外周面mに、ロウ付
けkにより一体に固定される。そして、温度スイッチb
の取り付けは、取付板gにネジh,jを螺着させて行
う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の熱交換器によれ
ば、取付板gが平面状であるのに対し、パイプaの表面
mは曲面であり、接合部が不安定となる。このため、炉
中での前記ロウ付けの際には、固定治具を必要とし、一
度に大量の熱交換器をロウ付けするには、大量の固定治
具が必要となる。従って固定治具の取り外しの手作業を
強いられ煩雑であり、生産性を向上させる上で障害とな
る一方、固定治具による固定位置のばらつきにより検知
精度が熱交換器ごとにばらつきやすかった。
【0004】本発明の目的は、上記問題に対してなされ
たものであり、感熱部材とパイプとの間に介在される取
付補助部材が、固定治具を必要としないでパイプにロウ
付けされる熱交換器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる請求項1
記載の熱交換器は、『ハウジングと、前記ハウジング内
に収容された吸熱フィンと、前記吸熱フィンを貫通して
設けられた吸熱パイプや前記ハウジングの側壁部で前記
吸熱パイプと接続される連絡パイプ及び吸熱パイプへの
供給水の導入・導出を行うために接続される導入パイプ
・導出パイプからなる通水パイプと、前記ハウジングの
外側で前記通水パイプの表面温度を感知する感熱部材
と、前記通水パイプと前記感熱部材との間に介在して設
けられ、前記感熱部材を前記通水パイプへ固定すると共
に、前記通水パイプの表面温度を前記感熱部材へ伝達さ
せる取付補助部材とを備え、前記取付補助部材は、前記
通水パイプの表面に外嵌される前記取付補助部材の第1
の保持片と、前記第1の保持片とは通水パイプの軸方向
に相違した表面に係止される第2の保持片とで、前記通
水パイプに保持され、更に前記取付補助部材は、前記通
水パイプの隣の通水パイプ表面に当接される係止部によ
り回り止め状態で位置決めされ、前記取付補助部材と前
記通水パイプとは、前記第1の保持片がロウ付けされる
ことにより固定される』ことを特徴とする。
【0006】ここで、「感熱部材」とは、感熱部で感知
した温度又は温度変化により、感熱部材における電気
的、光学的又は機械的特性が所定に表れ又は変化し、こ
のような特性や変化又はこれにより検出された信号を、
温度情報として二次的に利用しうる部材を言う。この解
決手段によれば、取付補助部材の第1の保持片が通水パ
イプの表面に外嵌され、この第1の保持片のロウ付けに
より、取付補助部材が連絡パイプに固定される。このロ
ウ付け前に行う、取付補助部材の通水パイプへの取り付
けは、第1の保持片が通水パイプに外嵌保持されると共
に、第2の保持片が通水パイプ表面に当接する。この第
2の保持片は、第1の保持片とは通水パイプの軸方向領
域が相違して通水パイプ表面に当接する。このため取付
補助部材は、第1の保持片及び第2の保持片により、通
水パイプの軸方向に対する回転が阻止され、位置決めさ
れる。更に取付補助部材は、係止部を隣の通水パイプ表
面に当接させるから、取補助部材は通水パイプの周方向
の回転が阻止されて位置決めされる。従って取付補助部
材は通水パイプ表面に対して、その軸方向と周方向との
両方向で、安定した状態で位置決め保持される。これに
より、取付補助部材は、従来のような固定治具を必要と
せず、通水パイプにロウ付けされることができる。ま
た、固定治具を使用しないため、取り付け状態のばらつ
きが少なくなり、感熱部材の検知精度が熱交換器ごとに
ばらつくことはない。
【0007】本発明の請求項2記載の熱交換器は、請求
項1記載の発明を限定し、『前記取付補助部材は前記連
絡パイプに固定され、前記連絡パイプの表面には、前記
ハウジングとの間で前記第1の保持片を係止するヒモ出
し部が設けられた』ことを特徴とする。この解決手段に
よれば、連絡パイプにヒモ出し部を設けて、これとハウ
ジングとの間に取付補助部材を係止させた。このため、
取付補助部材は、連絡パイプの軸方向に対する移動が阻
止されて位置決めされる。
【0008】本発明の請求項3記載の取付補助具は、請
求項1又は請求項2記載の発明を限定し、『前記通水パ
イプに位置決めされた状態において、第1の保持片の鉛
直下方に位置する側辺は、前記係止部側とは反対側に向
って下方に傾斜する』ことを特徴とする。この解決手段
によれば、位置決め状態で第1の保持片の鉛直下方に位
置する側辺は係止部側とは反対側に向って下方に傾斜す
るから、第1の保持片へロウ付けする際、溶融したロウ
は、その自重によって第1の保持片の傾斜した側辺に沿
って下方へ流下する。即ち、傾斜した側辺は、余剰の溶
融ロウを係止部側とは反対方向へ導く案内となり、係止
部へ流れ込むことが防止される。尚、係止部へ上記余剰
の溶融ロウが流れ込んだ場合、取付補助部材は、隣の通
水パイプとの間でも係止部を介してロウ付け固定されて
しまい、燃焼を行う熱交換器の作動時に通水パイプと取
付補助部材との熱膨張差に起因した力が作用し、ロウ付
け固定部分のパイプが破損を招く恐れがある。従って、
この解決手段により、上記の不都合が未然に回避でき
る。
【0009】
【発明の効果】請求項1記載の熱交換器によれば、取付
補助部材は通水パイプ表面に対して、その軸方向と周方
向との両方向で、回転防止されて安定した状態で位置決
め保持されるから、取付補助部材の炉中でのロウ付けに
際し、従来のような固定治具を必要しない。このため、
大量ロウ付けのための大量の固定治具が不要となると共
に、固定治具の脱着作業が不要となり、生産性の向上が
図れる。また、治具による固定状態のばらつきもなくな
るから、感熱部材の検知精度が熱交換器ごとで一定にな
る。請求項2記載の熱交換器によれば、連絡パイプの軸
方向の移動に対する取付補助部材の位置決めがなされ、
上記ばらつき防止が更に確実となる。請求項3記載の熱
交換器では、係止部に余剰ロウが流下することを防止で
き、熱交換器作動時の熱膨張に起因してパイプのロウ付
け部が破損する不都合を未然に防止することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を、
図示例と共に説明する。図1は、本発明の熱交換器を正
面から見た状態を示し、図例はその左側を一部省略する
と共に、右側の部分では一部破断による内部を示してい
る。また図2は、図1における向って右側から見た側面
図である。これらの図において、熱交換器は、例えば給
湯装置等に用いられ、温水を供給するために図示省略の
ガスバーナからの燃焼熱と供給水(水道水)との熱交換
を行う。
【0011】熱交換器のハウジング1は、略直方体状に
形成され、四方の側壁12からなる胴体部10と、排気
口11aを備えハウジング1の上方を覆う排気フード1
1と、ハウジング1の下方に取り付けられ下方が開口状
に設けられたスカート体13とから形成される。スカー
ト体13の内部は、図示しないガスバーナを備えた燃焼
室であり、スカート体13の下方にはガスバーナに燃焼
用空気を送風する燃焼ファンが設けられている。胴体部
10の内部には、吸熱パイプ40が胴体部10を横断状
に貫通して設けられ、それぞれの吸熱パイプ40には、
薄状平板からなる吸熱フィン3が収容されている。排気
フード11は、排気口11aが一方側(図2の向って左
側)に向って開口している。これにより、スカート体1
3内部の燃焼室で生成された燃焼排ガスは、胴体部10
内部の吸熱パイプ40及び吸熱フィン3の間を経て上昇
し、排気フード11の排気口11aから排出される。
【0012】胴体部10には、水道水が導入される導入
パイプ58と、熱交換した温水を温水供給側へ送り出す
導出パイプ59とが接続されている。導入パイプ58
は、胴体部10の外周を巻回した後、吸熱パイプ40に
連結されている。各吸熱パイプ40は胴体部10の側壁
12の外側で、U字状に曲折形成された連絡パイプ50
により接続されている。なお、図例では、吸熱パイプ4
0の一方側のみを図示し、他方は省略している。
【0013】そして図示省略する吸熱パイプ40の最終
段に導出パイプ59が接続される。これにより、導入パ
イプ58から吸熱パイプ40及び連絡パイプ50を経て
導出パイプ59に至る一連の通水パイプが形成され、導
出パイプ59から温水供給側へ送られる。熱交換器の連
絡パイプ50には、本発明の取付補助部材である取付補
助具2を介して、感熱部材としての温度スイッチ6が装
着されている。温度スイッチ6は、吸熱パイプ40及び
連絡パイプ50内部を流れる水の温度を、連絡パイプ5
0表面から取付補助具2を通じて、熱伝導により間接的
に感知する。温度スイッチ6は、平坦状に形成された底
部を感熱部62とする。本実施例では、感知した温度が
異常高温のとき、温度スイッチ6から導出された二本の
リード線60,61間が電気的に非導通状態となり、燃
焼を停止させることによって熱交換器の過熱防止を行
う。
【0014】図3に取付補助具2を示す。図のうち (a)
は斜視図、 (b)は右側面図、 (c)は底面図、 (d)は左側
面図である。取付補助具2には、熱伝導性の良好な薄状
の金属板、例えば銅板が用いられ、プレス加工により図
例の形状に折曲形成されている。取付補助具2には、温
度スイッチ6の感熱部62を接触固定させるために、平
坦状の基部20が設けられ、基部20には温度スイッチ
6をネジ止めするためのネジ孔25,26が穿設されて
いる。基部20の両側には、それぞれ垂直に起立した第
1保持片21と第2保持片22とが一体に設けられ、平
行状に相対して形成されている。一方の第1保持片21
は略方形状であり、その内部には円形状の切欠部23が
設けられている。他方の第2保持片22は略台形状であ
り、切欠部23に対向する位置に弧状に形成した凹部2
4が設けられている。また第2保持片22には、凹部2
4の反対側に、傾斜部27が形成されている。なお、第
1保持片21の切欠部23と第2保持片22の凹部24
とは、連絡パイプ50の外径に対応した内径又は曲面に
なっている。
【0015】次に、本発明の熱交換器の組み立て手順に
ついて、図1から図3に加え、更に図4を用いて説明す
る。図4は、図1及び図2における吸熱パイプ40と連
絡パイプ50との接続状態を説明する要部拡大断面図で
ある。組み立て手順としては、ハウジング1の胴体部1
0内に、吸熱フィン3が固定された吸熱パイプ40を収
納する。その際、図4 (a)に示すように、吸熱パイプ4
0の開口端部(以後開口部とする)は、胴体部10の側
壁12に設けた孔19から僅かに外側へ露出するよう引
き出される。この吸熱パイプ40の露出部分は側壁12
の外側から連絡パイプ50を容易に差し込めるようにす
るハメシロとなる。
【0016】そして、連絡パイプ50に取付補助具2の
切欠部23が外嵌される。取付補助具2は、第1保持片
21側が側壁12側に位置付けられる。連絡パイプ50
には、ヒモ出し加工部55が形成されており、このヒモ
出し加工部55の外径寸法は切欠部23の内径寸法より
も大きく設定されている為、このヒモ出し加工部55に
より切欠部23が図の右方向に移動することが阻止さ
れ、所定に位置決め保持される。
【0017】そして、連絡パイプ50にリング状のロウ
7を外嵌させ、その状態で、連絡パイプ50を吸熱パイ
プ40の開口部へ差し込んで接続する。連絡パイプ50
が差し込まれた状態を図4 (b)に示す。図例のように、
吸熱パイプ40は、側壁12の内部側において、段部4
0aを備えた小径状に形成されている。このため、連絡
パイプ50を吸熱パイプ40内に差し込むと、連絡パイ
プ50の先端開口部50aが段部40aに当たって、連
絡パイプ50は所定の差し込み位置に規定される。リン
グ状のロウ7は、吸熱パイプ40側と第1保持片21と
の間で挟まれて保持される。
【0018】図2に示すように、取付補助具2の連絡パ
イプ50への取り付け状態は、第1保持片21の切欠部
23が連絡パイプ50に外嵌保持され、第2保持片22
の凹部24が連絡パイプ50表面に当接される。そして
これら第1保持片21と第2保持片22とは、所定間隔
でもって、跨がるように連絡パイプ50の表面に保持さ
れるから、取付補助具2は連絡パイプ50の軸方向に対
する回転が阻止される。更に取付補助具2は、第2保持
片22の傾斜部27(本発明の係止部)が隣に位置する
導入パイプ58の表面に当接して位置決めされるから、
取付補助具2は連絡パイプ50の周方向に対する回転が
阻止される。従って取付補助部2は、連絡パイプ50表
面に対して、その軸方向と周方向との両方向で、回転阻
止され、安定した状態で位置決め保持される。これによ
り、次工程で行う取付補助具2のロウ付け作業は、その
ための固定治具等を必要とせず、容易に行える。
【0019】再び図4に戻り、こうして取付補助具2が
連絡パイプ50に安定保持された状態で、ハウジング1
全体を炉内へ置き、所定温度で加温してリング状ロウ7
を溶融させる。これにより溶融したロウ70は、図4
(c)に示すように、側壁12の部位において、吸熱パイ
プ40と連絡パイプ50との接続部9を封止してロウ付
け固定すると共に、連絡パイプ50に対して取付補助具
2もロウ付け固定する。溶融したロウ70は、ハウジン
グ1側では側壁12により、また連絡パイプ50側では
第1保持片21によりそれぞれ閉じられ、その内部側に
落ち着く。そして図2に示すように、取付補助具2は、
第2保持片22の傾斜部27が導入パイプ58の表面に
当接し、図例の姿勢で位置決めされている。その際、第
1保持片21の鉛直方向の下辺21aは、傾斜部27側
とは反対側に向って下方になるように水平方向に対して
角度θ度傾斜している。このため、溶融したロウ70の
うち、余剰分は、その自重によって、第1保持片21の
表面を流下し、下辺21aに案内されて端部21b側へ
流下する。これにより余剰分のロウ70は、基部20を
経て第2保持片22側へ流出することが阻止される。こ
れは次のような不都合を回避するためである。もし余剰
分のロウ70が第2保持片22に流れ、傾斜部27に到
達すると、傾斜部27と導入パイプ58とがロウ付け固
定され、連絡パイプ50と導入パイプ58とは取付補助
具2を介して固定されてしまう。すると熱交換器の使用
時に、連絡パイプ50と導入パイプ58と間の熱膨張に
対して、相対的に低温である取付補助具2の熱膨張が小
さいから、ひずみが生じて力が接合各部へ作用し、連絡
パイプ50又は導入パイプ58が破損する恐れがあるか
らである。
【0020】本熱交換器では、上記した他の吸熱パイプ
及び連絡パイプとの接続固定も、一括してロウ付け固定
される。取付補助具2がロウ付け固定された後、温度ス
イッチ6を基部20に取り付け、ネジ8,8で固定する
ことで作業が終了する。本実施例では、取付補助具2
は、連絡パイプ50に外嵌されたが、本発明の趣旨によ
り、ハウジング外の通水パイプであればよく、導入パイ
プ58や導出パイプ59等に外嵌してもよい。この他、
取付補助具2は、胴体部10の側壁12から外側へ露出
した吸熱パイプ40側へ外嵌させるようにしてもよい。
また、係止部(上記実施例では、傾斜部27)を当接さ
せる隣の通水パイプは、上記実施例では導入パイプ58
としたが、連絡パイプ50や導出パイプ59、或は吸熱
パイプ40でも良い。取付補助具2は図例では、平板状
部材により形成されたが、塊状に形成されていても構わ
ない。更に図例の第1保持片21と第2保持片22の場
合の他、二つの保持片をパイプに向けて対峙させて上記
パイプを挟着させるように設けることもできる。その場
合、パイプの周方向における接触領域を相違させること
で、パイプをより安定的に保持させることができる。
【0021】また更に、本発明の係止部は上記実施例で
は第2保持片22の傾斜部27としたが、隣のパイプに
当接できる限り形状は問わない。例えば、曲面や凹、凸
状など種々の形状とすることができる。第1保持片21
の下辺21aも同様に、余剰のロウを案内容易なよう、
取付補助具2の取り付け姿勢に応じて、種々の角度に傾
斜させることができ、その場合、傾斜させた溝形状等と
することもできる。
【0022】取付具2に固定される温度スイッチ6は、
温度センサーなど種々の感熱部材を用いることができる
ことは言うまでもない。この他、本実施例では第2保持
片22に凹部24を設けたが、凹部24の代わりに切欠
部23と同様の切欠部としても良い。また第1保持片2
1に切欠部23を設けたが、これに代えて外嵌されるパ
イプと同径の穴としても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う熱交換器の一部を示す正面図であ
る。
【図2】本発明の熱交換器を図1の向って右側からみた
側面図である。
【図3】本発明の取付補助具の拡大図であり、図のう
ち、 (a)は斜視図、 (b)は右側面図、 (c)は底面図、
(d)は左側面図である。
【図4】本発明の熱交換器の製造工程を示す要部拡大断
面図である。
【図5】従来の温度スイッチの取付構造を示す分解斜視
図である。
【図6】従来の温度スイッチの取付構造を示す分解斜視
図である。
【符号の説明】
1・・・ハウジング 20・・・基部 2・・・取付補助具 21・・・第1保持
片 3・・・吸熱フィン 22・・・第2保持
片 6・・・温度スイッチ 23・・・切欠部 7・・・リングロウ 24・・・凹部 8・・・ネジ 25,26・・・孔
部 9・・・接合部 27・・・傾斜部 11・・・蓋体 40・・・吸熱パイ
プ 12・・・側壁 50・・・連絡パイ
プ 13・・・底板 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、 前記ハウジング内に収容された吸熱フィンと、 前記吸熱フィンを貫通して設けられた吸熱パイプや前記
    ハウジングの側壁部で前記吸熱パイプと接続される連絡
    パイプ及び吸熱パイプへの供給水の導入・導出を行うた
    めに接続される導入パイプ・導出パイプからなる通水パ
    イプと、 前記ハウジングの外側で前記通水パイプの表面温度を感
    知する感熱部材と、 前記通水パイプと前記感熱部材との間に介在して設けら
    れ、前記感熱部材を前記通水パイプへ固定すると共に、
    前記通水パイプの表面温度を前記感熱部材へ伝達させる
    取付補助部材とを備え、 前記取付補助部材は、前記通水パイプの表面に外嵌され
    る前記取付補助部材の第1の保持片と、前記第1の保持
    片とは通水パイプの軸方向に相違した表面に係止される
    第2の保持片とで、前記通水パイプに保持され、 更に前記取付補助部材は、前記通水パイプの隣の通水パ
    イプ表面に当接される係止部により回り止め状態で位置
    決めされ、 前記取付補助部材と前記通水パイプとは、前記第1の保
    持片がロウ付けされることにより固定される、ことを特
    徴とする熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記取付補助部材は前記連絡パイプに固
    定され、前記連絡パイプの表面には、前記ハウジングと
    の間で前記第1の保持片を係止するヒモ出し部が設けら
    れた、請求項1記載の熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記通水パイプに位置決めされた状態に
    おいて、第1の保持片の鉛直下方に位置する側辺は、前
    記係止部側とは反対側に向って下方に傾斜する、請求項
    1又は請求項2記載の熱交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015114004A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 リンナイ株式会社 熱交換器
KR20180092294A (ko) 2017-02-08 2018-08-17 린나이코리아 주식회사 열교환기
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