JPH10196762A - トルクコンバータのインペラシェル及びその成形方法 - Google Patents

トルクコンバータのインペラシェル及びその成形方法

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JPH10196762A
JPH10196762A JP9003380A JP338097A JPH10196762A JP H10196762 A JPH10196762 A JP H10196762A JP 9003380 A JP9003380 A JP 9003380A JP 338097 A JP338097 A JP 338097A JP H10196762 A JPH10196762 A JP H10196762A
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inner peripheral
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    • F16H41/28Details with respect to manufacture, e.g. blade attachment
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
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    • F16H2041/243Connections between pump shell and cover shell of the turbine
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  • Control Of Fluid Gearings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作動油がインペラからタービンに流れる際の
作動油のエネルギー損失を抑え、トルクコンバータの性
能を向上させる。 【解決手段】 トルクコンバータ1のインペラシェル4
0aは、本体部41と接続部42と段差部43とを備え
る。本体部41は、インペラブレード40bが装着され
る湾曲した内周面41aを有しており、タービン5に対
向するように配置される。接続部42は、内周面41a
の外周端よりも径の大きな円筒状であり、フロントカバ
ー3に固定される。段差部43は、本体部41のエンジ
ン側の端部と接続部42のトランスミッション側の端部
とを連結する。内周面41aと段差部43のエンジン側
の面43aとからなるコーナー部Fの半径寸法は、プレ
スによる予備成形の後にプレスによる仕上げ成形が施さ
れることによって、4mm以下に成形される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクコンバータ
のインペラシェル、特にインペラシェルの外周部分の構
造及び成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に、従来一般的に使用されているト
ルクコンバータの概略断面図を示す。トルクコンバータ
は、主として、フロントカバー3と、3種の羽根車(イ
ンペラ4,タービン5,ステータ6)とから構成され、
フロントカバー3に入力されたトルクをタービン5に伝
達してタービン5に固定される出力軸に出力する。イン
ペラ4は、インペラシェル4aと、インペラシェル4a
の内側に装着された複数のインペラブレード4bと、イ
ンペラシェル4aの内周端に固定されているインペラハ
ブ4cとを有している。インペラシェル4aの外周部の
形状は、図5の実線で示す形状である。タービン5は、
タービンシェル5aと、タービンシェル5aに装着され
た複数のタービンブレード5bとを有している。インペ
ラ4がフロントカバー3とともに回転すると、この回転
により速度エネルギーを持った作動油がインペラ4,タ
ービン5,ステータ6の間を循環し、タービン5が作動
油の速度エネルギーを吸収して出力軸を回転させる。こ
のとき、トルクコンバータの外周部では、インペラ4か
らタービン5へと作動油が流れる。
【0003】このトルクコンバータの性能は、流路内の
作動油のエネルギー損失の大小に左右される。この作動
油のエネルギー損失は、トルクコンバータ内の流路形状
や羽根形状等に大きく影響される。トルクコンバータ内
では、インペラ4と対向するようにタービン5が配置さ
れるが、インペラ4とタービン5との間には隙間が存在
する。したがって、トルクコンバータの外周部ではイン
ペラ4側からタービン5側へと作動油が流れるが、作動
油が全てタービン5の内周側に流れるわけではなく、作
動油の一部は隙間からタービン5の外周側に流れてしま
う。これにより、作動油のエネルギーが損失する。
【0004】このエネルギー損失を抑えるためには、イ
ンペラシェル4aの外周部の形状を図5に点線で示す断
面形状とすることが望ましい。しかし、インペラシェル
4aは通常プレス成形によって製作されているため、実
際の製品であるインペラシェル4aの形状は図5の実線
で示す断面形状となり、作動油の一部は図5の矢印で示
すようにタービンシェル5aの外周側(図5の上側)に
流れ、これがトルクコンバータのトルク伝達効率を低下
させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、作動
油がインペラからタービンに流れる際の作動油のエネル
ギー損失を抑え、トルクコンバータの性能を向上させる
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のトルク
コンバータのインペラシェルは、エンジン側の回転体に
連結されるフロントカバーとともに作動油室を形成し、
内周部に複数のインペラブレードが装着され、トランス
ミッション側の回転体に連結されるタービンに作動油を
流すことによってエンジン側の回転体からトランスミッ
ション側の回転体へトルクを伝達させるものである。こ
のインペラシェルは、本体部と、接続部と、段差部とを
備えている。本体部は、インペラブレードが装着される
湾曲した内周面を有しており、タービンに対向するよう
に配置される。接続部は、本体部の内周面の外周端より
も径の大きな円筒形状であって、フロントカバーに固定
される。段差部は、本体部のエンジン側の端部と接続部
のトランスミッション側の端部とを連結する。また、本
体部の内周面と段差部のエンジン側の面とからなるコー
ナー部の半径寸法は、プレスによる予備成形の後にプレ
スによる仕上げ成形が施されることによって、4mm以
下に成形される。
【0007】ここでは、プレスによる予備成形及びプレ
スによる仕上げ成形という複数回のプレス成形を行うこ
とによって、本体部の内周面と段差部のエンジン側の面
とからなるコーナー部の半径寸法が4mm以下に成形さ
れている。これにより、本体部の湾曲した内周面に沿っ
て内周側から外周側へと流れる作動油が、トルクコンバ
ータの外周部においてタービンの外周側へ流れ難くな
る。これにより、作動油がインペラ側からタービン側に
流れる際の作動油のエネルギー損失が抑えられる。すな
わち、トルクコンバータの外周部においてインペラシェ
ル側からタービン側へ流れる作動油のうちタービンの内
周側に流れる割合が増加し、インペラからタービンへの
トルク伝達効率が向上する。
【0008】請求項2に記載のトルクコンバータのイン
ペラシェルは、エンジン側の回転体に連結されるフロン
トカバーとともに作動油室を形成し、内周部に複数のイ
ンペラブレードが装着され、トランスミッション側の回
転体に連結されるタービンに作動油を流すことによって
エンジン側の回転体からトランスミッション側の回転体
へトルクを伝達させるものである。このインペラシェル
は、本体部と、接続部と、段差部とを備えている。本体
部は、インペラブレードが装着される湾曲した内周面を
有しており、タービンに対向するように配置される。接
続部は、本体部の内周面の外周端よりも径の大きな円筒
形状であって、フロントカバーに固定される。段差部
は、本体部のエンジン側の端部と接続部のトランスミッ
ション側の端部とを連結する。また、トルクコンバータ
の軸に対して平行でありかつ基準線(後述)を含む周面
A(図2参照)と本体部の内周面とが交差する位置D
は、プレスによる予備成形の後にプレスによる仕上げ成
形を施すことによって、トルクコンバータの軸に対して
直交しておりかつ基準線を含む面Bからの距離が3mm
以下となっている。ここで基準線とは、トルクコンバー
タの軸に対して平行でありかつタービンのシェルの内周
面の外周端を含む周面Aと、トルクコンバータの軸に対
して直交しておりかつインペラブレードのエンジン側外
周端を含む面Bとの交線Cである。
【0009】トルクコンバータ外周部でインペラ側から
タービン側に流れる作動油がタービンの外周側に流れる
ことを抑えるためには、インペラシェルの本体部の内周
面が外周部にてタービンのシェルの内周面の外周端より
も外周側にはみ出さないことが望ましい。従来のプレス
成形によるインペラシェルでは、インペラブレードのエ
ンジン側外周端からトランスミッション側に大きく離れ
た位置からインペラシェルの本体部の内周面がタービン
のシェルの内周面の外周端よりも外周側に延びる形状と
なっている。これに対して本請求項のインペラシェルで
は、プレスによる予備成形及びプレスによる仕上げ成形
という複数回のプレス成形を行うことによって、インペ
ラシェルの本体部の内周面がタービンのシェルの内周面
の外周端よりも外周側に延びる位置Dを、インペラブレ
ードのエンジン側外周端からトランスミッション側に3
mm以下の範囲内としている。このため、本体部の湾曲
した内周面に沿って内周側から外周側へと流れる作動油
の本体部のエンジン側の端部近傍におけるベクトルが、
よりトルクコンバータの軸に平行な向きのベクトルに近
づく。すなわち、トルクコンバータの外周部において、
作動油がタービンの外周側へ流れ難くなる。これによ
り、作動油がインペラ側からタービン側に流れる際の作
動油のエネルギー損失が抑えられる。
【0010】請求項3に記載のトルクコンバータのイン
ペラシェルは、請求項2で規定する基準線を以下に規定
する基準線に置き換えた請求項2に記載のインペラシェ
ルである。請求項3における基準線は、トルクコンバー
タの軸に対して平行でありかつインペラブレードのエン
ジン側外周端を含む周面Aと、トルクコンバータの軸に
対して直交しておりかつインペラブレードのエンジン側
外周端を含む面Bとの交線Cである。
【0011】このインペラシェルでは、プレスによる予
備成形及びプレスによる仕上げ成形という複数回のプレ
ス成形を行うことによって、インペラシェルの本体部の
内周面がインペラブレードのエンジン側外周端よりも外
周側に延びる位置Dを、インペラブレードのエンジン側
外周端からトランスミッション側に3mm以下の範囲内
としている。このため、本体部の湾曲した内周面に沿っ
て内周側から外周側へと流れる作動油の本体部のエンジ
ン側の端部近傍におけるベクトルが、よりトルクコンバ
ータの軸に平行な向きのベクトルに近づく。すなわち、
トルクコンバータの外周部において、作動油がタービン
の外周側へ流れ難くなる。これにより、作動油がインペ
ラ側からタービン側に流れる際の作動油のエネルギー損
失が抑えられる。
【0012】請求項4に記載のトルクコンバータのイン
ペラシェルは、請求項2又は3に記載のインペラシェル
において、プレスによる予備成形の後にプレスによる仕
上げ成形が施されることにより、トルクコンバータの軸
に対して直交しておりかつ基準線を含む面Bと段差部の
エンジン側の面とが交差する位置Eがトルクコンバータ
の軸に対して平行でありかつ基準線を含む周面Aから3
mm以下に成形されている。
【0013】ここでは、トルクコンバータの軸に対して
平行でありかつ基準線を含む周面Aよりも外周側の本体
部の内周面の傾きが、よりトルクコンバータの軸に対し
て平行に近づく。これにより、トルクコンバータの外周
部においてインペラシェル側からタービン側へ流れる作
動油のうちタービンの外周側に流れる量が抑えられ、ト
ルクコンバータのトルク伝達効率が向上する。
【0014】請求項5に記載のトルクコンバータのイン
ペラシェルは、請求項2から4のいずれかに記載のイン
ペラシェルにおいて、本体部の内周面と段差部のエンジ
ン側の面との交差部分は曲面であり、この曲面の基準線
からの最短距離は、プレスによる予備成形の後にプレス
による仕上げ成形が施されることによって、1mm以下
となっている。
【0015】請求項6に記載のトルクコンバータのイン
ペラシェルは、エンジン側の回転体に連結されるフロン
トカバーとともに作動油室を形成し、内周部に複数のイ
ンペラブレードが装着され、トランスミッション側の回
転体に連結されるタービンに作動油を流すことによって
エンジン側の回転体からトランスミッション側の回転体
へトルクを伝達させるものである。このインペラシェル
は、本体部と、接続部と、段差部とを備えている。本体
部は、インペラブレードが装着される湾曲した内周面を
有しており、タービンに対向するように配置される。接
続部は、本体部の内周面の外周端よりも径の大きな円筒
形状であって、フロントカバーに固定される。段差部
は、本体部のエンジン側の端部と接続部のトランスミッ
ション側の端部とを連結する。また、トルクコンバータ
の軸に対して平行でありかつ基準線を含む周面Aと本体
部の内周面とが交差する位置Dは、プレスによる予備成
形の後にプレスによる仕上げ成形が施されることによっ
て、トルクコンバータの軸に対して直交しておりかつ基
準線を含む面Bから3mm以下となっている。ここで基
準線とは、トルクコンバータの軸に対して平行でありか
つインペラブレードのエンジン側外周端を含む周面A
と、段差部のエンジン側の面のうちトルクコンバータの
軸に直交する面に対する勾配が25/100以下の面の
中心を含みかつトルクコンバータの軸に対して直交する
面Bとの交線Cである。
【0016】従来のプレス成形によるインペラシェルで
は、段差部のエンジン側の面のトルクコンバータの軸に
直交する面に対する勾配が大きく、タービンとの干渉を
避けると、必然的にインペラシェルの本体部の内周面が
タービンからトランスミッション側に大きく離れた位置
からインペラブレードのエンジン側外周端よりも外周側
に延びる形状となる。本請求項のインペラシェルでは、
プレスによる予備成形及びプレスによる仕上げ成形とい
う複数回のプレス成形を行うことによって、段差部のエ
ンジン側の面の一部のトルクコンバータの軸に直交する
面に対する勾配が25/100以下となり、これによ
り、インペラシェルの本体部の内周面がインペラブレー
ドのエンジン側外周端よりも外周側に延びる位置Dをタ
ービン側に近づけることができる。このため、トルクコ
ンバータの外周部において、作動油がタービンの外周側
へ流れ難くなる。これにより、作動油がインペラ側から
タービン側に流れる際の作動油のエネルギー損失が抑え
られる。
【0017】請求項7に記載のトルクコンバータのイン
ペラシェルは、請求項6に記載のトルクコンバータのイ
ンペラシェルにおいて、プレスによる予備成形の後にプ
レスによる仕上げ成形が施されることにより、トルクコ
ンバータの軸に対して直交しておりかつ基準線を含む面
Bと段差部のエンジン側の面とが交差する位置Eがトル
クコンバータの軸に対して平行でありかつ基準線を含む
周面Aから3mm以下に形成されている。
【0018】ここでは、トルクコンバータの軸に対して
平行でありかつ基準線を含む周面Aよりも外周側の本体
部の内周面の傾きが、よりトルクコンバータの軸に対し
て平行に近づく。これにより、トルクコンバータの外周
部においてインペラシェル側からタービン側へ流れる作
動油のうちタービンの外周側に流れる量が抑えられ、ト
ルクコンバータのトルク伝達効率が向上する。
【0019】請求項8に記載のトルクコンバータのイン
ペラシェルは、請求項6又は7に記載のインペラシェル
において、本体部の内周面と段差部のエンジン側の面と
の交差部分は曲面であり、この曲面の基準線からの最短
距離は、プレスによる予備成形の後にプレスによる仕上
げ成形が施されることによって、1mm以下となってい
る。
【0020】請求項9に記載のトルクコンバータのイン
ペラシェルは、エンジン側の回転体に連結されるフロン
トカバーとともに作動油室を形成し、内周部に複数のイ
ンペラブレードが装着され、トランスミッション側の回
転体に連結されるタービンに作動油を流すことによって
エンジン側の回転体からトランスミッション側の回転体
へトルクを伝達させるものである。このインペラシェル
は、本体部と、接続部と、段差部とを備えている。本体
部は、インペラブレードが装着される湾曲した内周面を
有しており、タービンに対向するように配置される。接
続部は、本体部の内周面の外周端よりも径の大きな円筒
形状であって、フロントカバーに固定される。段差部
は、本体部のエンジン側の端部と接続部のトランスミッ
ション側の端部とを連結する。また、このインペラシェ
ルは、プレスによる予備成形の後、プレスによる仕上げ
成形が施される。仕上げ成形は、本体部の内周面の外周
部を成形する第1面がトルクコンバータの軸に対して実
質的に平行でありかつ段差部のエンジン側の面を成形す
る第2面が第1面と直交するような金型によって行われ
る。
【0021】従来のプレスにより一体成形されるインペ
ラシェルでは、本体部の内周面の外周部はトルクコンバ
ータの軸に対して大きく傾いており、実質的な平行部分
が存在していない。このため、本体部の内周面の外周部
近傍において、インペラ側からタービン側へ流れる作動
油の速度ベクトルの径方向外側向きの成分がトルクコン
バータの軸方向の成分に対して比較的大きい。したがっ
て、タービンの外周側に流れてタービンを有効に回転さ
せない作動油の割合が高くなり、作動油がインペラ側か
らタービン側に流れる際の作動油のエネルギー損失が大
きくなる。特に、偏平型のトルクコンバータ(軸方向寸
法を抑えるようにした軸方向に薄いトルクコンバータ)
では、段差部とつながる本体部外周部分の内周面の接線
の方向はより径方向外周向きとなり、作動油のエネルギ
ー損失が大きい。
【0022】本請求項のインペラシェルでは、プレスに
よる予備成形及びプレスによる仕上げ成形という複数回
のプレス成形を行うことによって、本体部の内周面の外
周部にトルクコンバータの軸に対して実質的に平行な部
分が設けられる。この本体部の内周面の外周部の実質的
な平行部分によって、本体部の湾曲した内周面に沿って
内周側から外周側へと流れる作動油が、トルクコンバー
タの軸の向きに近い流れの向きに変えられる。このた
め、従来に較べて、トルクコンバータの外周部において
インペラ側からタービン側へ流れる作動油の速度ベクト
ルの径方向外側向きの成分が軸方向の成分に対して相対
的に減少する。したがって、本体部に対向する位置に配
置されているタービンの外周側へ流れる作動油の割合が
減少し、作動油のエネルギー損失が抑えられ、トルクコ
ンバータのトルク伝達効率が向上する。また、プレスに
よる予備成形及びプレスによる仕上げ成形という複数回
のプレス成形を行うことによって段差部のエンジン側の
面がトルクコンバータの軸に直交する面に近い傾きとな
るため、段差部のエンジン側の面と隣接する本体部の内
周面の外周部を従来よりもタービン側に位置させてもタ
ービンとの干渉が避けられる。
【0023】請求項10に記載のトルクコンバータのイ
ンペラシェルは、請求項9に記載のインペラシェルにお
いて、金型の第1面及び第2面の交線Cは、タービンの
シェルの内周面の外周端を含むトルクコンバータの軸に
平行な周面A上にあり、かつタービンのシェルの内周面
の外周端からトルクコンバータの軸方向に沿ってトラン
スミッション側に1mmから5mmの間の任意の距離だ
け離れたトルクコンバータの軸に直交する面B上にあ
る。
【0024】インペラシェルの本体部とタービンのシェ
ルとの隙間は、トルクコンバータ内を冷却のために循環
している油の流路であるため、所定寸法を確保する必要
がある。タービンのシェルの動的な変形を考慮すると、
インペラシェルの本体部とタービンのシェルとの隙間は
1mm以上必要となる。一方、この隙間が大きくなる
と、この隙間部分でインペラ側からタービン側に流れる
作動油に渦が発生してエネルギーが損失する。したがっ
て、ここでは金型の第1面及び第2面の交線C、すなわ
ち、設計上の本体部の内周面と段差部のエンジン側の面
との交線を、上記のように設定している。
【0025】請求項11に記載のトルクコンバータのイ
ンペラシェルは、請求項10に記載のインペラシェルに
おいて、仕上げ成形後の本体部の内周面と段差部のエン
ジン側の面とから成るコーナー部は、半径寸法が4mm
以下の形状に成形されている。ここでは、プレスによる
予備成形及びプレスによる仕上げ成形という複数回のプ
レス成形を行うことによって、本体部の内周面と段差部
のエンジン側の面とから成るコーナー部の半径寸法が4
mm以下に成形されている。これにより、トルクコンバ
ータの外周部において作動油がタービンの外周側へ流れ
難くなり、作動油がインペラ側からタービン側に流れる
際の作動油のエネルギー損失が抑えられる。
【0026】請求項12に記載のトルクコンバータのイ
ンペラシェルは、請求項10に記載のインペラシェルで
あって、金型の第1面及び第2面の交線Cを含むトルク
コンバータの軸に平行な仮想の周面Aと仕上げ成形後の
本体部の内周面とが交差する位置Dは、金型の第1面及
び第2面の交線Cからの距離が3mm以下である。ま
た、金型の第1面及び第2面の交線Cを含むトルクコン
バータの軸に直交する仮想の面Bと仕上げ成形後の段差
部のエンジン側の面とが交差する位置Eは、金型の第1
面及び第2面の交線Cからの距離が3mm以下である。
【0027】本請求項のインペラシェルでは、プレスに
よる予備成形及びプレスによる仕上げ成形という複数回
のプレス成形を行うことによって、金型の第1面及び第
2面の交線C、すなわち設計上の本体部の内周面と段差
部のエンジン側の面との交線に対する仕上げ成形後のイ
ンペラシェルの形状のずれを上記のように抑えている。
これにより、トルクコンバータの外周部において作動油
がタービンの外周側へ流れ難くなり、作動油がインペラ
側からタービン側に流れる際の作動油のエネルギー損失
が抑えられる。
【0028】請求項13に記載のトルクコンバータのイ
ンペラシェルは、請求項10から12のいずれかに記載
のインペラシェルにおいて、仕上げ成形後の本体部の内
周面と段差部のエンジン側の面とから成るコーナー部の
内周側の面は、金型の第1面及び第2面の交線Cからの
最短距離が1mm以下である。請求項14に記載のトル
クコンバータのインペラシェルの成形方法は、請求項1
から13のいずれかに記載のインペラシェルの成形方法
であって、第1工程と、第2工程とを備えている。第1
工程では、本体部及び接続部をプレス成形するととも
に、段差部を予備プレス成形する。第2工程では、予備
プレス成形された段差部を仕上げプレス成形する。
【0029】請求項15に記載のトルクコンバータのイ
ンペラシェルの成形方法は、請求項14に記載の成形方
法において、第2工程を行う際に、本体部と接続部とを
軸方向に相対的に近づけさせる。単にプレス成形を行っ
た場合、本体部の自由端あるいは接続部の自由端は移動
が規制されておらず、インペラシェルが延びることによ
り、プレスの金型形状に対する成形後の形状のずれが大
きくなる。ここでは、インペラシェルの延びを規制し、
さらに積極的にプレス成形時にインペラシェル、特に段
差部を圧縮している。これにより、圧縮されたインペラ
シェルが金型に囲まれる空間に広がろうとするため、成
形形状が向上する。このようにして、プレスの金型形状
に対する成形後の形状のずれを、従来のプレス成形では
達成し得ない量に抑えている。
【0030】請求項16に記載のトルクコンバータのイ
ンペラシェルの成形方法は、請求項15に記載の成形方
法において、第1工程において、本体部の外周に凸部あ
るいは凹部を形成させる。また、第2工程において、本
体部の凸部あるいは凹部に係合する凹部あるいは凸部を
有する係止用金型を使用して、本体部と接続部とを軸方
向に相対的に近づけさせる際に本体部の凸部あるいは凹
部と係止用金型の凹部あるいは凸部とを係止させる。
【0031】ここでは、本体部を凸部あるいは凹部によ
り係止用金型と係止させ、本体部の凸部あるいは凹部よ
りも内周側の部分に圧縮力が伝わることを抑え、段差部
周辺により圧縮がかかるようにするとともに、第1工程
にて成形された本体部に余分な変形が発生することを抑
制している。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態が採
用されたトルクコンバータ1を示している。ここでは、
O−Oがトルクコンバータ1の回転軸であり、図の左側
にエンジン(図示せず)が配置され、図の右側にトラン
スミッション(図示せず)が配置されている。
【0033】このトルクコンバータ1は、エンジン側の
クランクシャフトからトランスミッションのメインドラ
イブシャフトにトルクを伝達するための機構であり、主
として、エンジン側のクランクシャフトにフレキシブル
プレートを介して連結されるフロントカバー3と、本実
施形態の一実施形態であるインペラシェル40aを含む
インペラ40と、タービン5と、ステータ6と、ロック
アップクラッチ2とから構成されている。フロントカバ
ー3とインペラ40のインペラシェル40aとは外周部
で溶接され、両者で作動油室を形成している。
【0034】インペラ40は、インペラシェル40a
と、インペラシェル40aの内側に固定された複数のイ
ンペラブレード40bと、インペラシェル40aの内周
端に固定されているインペラハブ40cとから構成され
ている。インペラシェル40aは、本体部41と、接続
部42と、段差部43とから構成される。本体部41
は、タービン5に対向するように配置されており、湾曲
した内周面41aを有している。この内周面41aの外
周部分には、図2に示すように、回転軸O−Oに実質的
に平行な平行部41bが形成されている。また、内周面
41aには、インペラブレード40bが装着される。接
続部42は、本体部41の内周面41aの外周端よりも
径の大きな円筒形状であって、フロントカバー3に固定
される。段差部43は、本体部41のエンジン側の端部
と接続部43のトランスミッション側の端部とを連結す
る部分である。このインペラシェル40aの詳細な形状
及び成形方法については後述する。
【0035】タービン5は、作動油室内でインペラシェ
ル40aの本体部41と対向するように配置されてお
り、主に、タービンシェル5aと、タービンシェル5a
に固定された複数のタービンブレード5bとから構成さ
れている。タービンシェル5aの内周端は、タービンハ
ブ8のフランジ部に複数のリベット9により固定されて
いる。また、タービンハブ8の内周には、トランスミッ
ション側から延びるメインドライブシャフトと連結する
ためのスプライン孔8aが形成されている。
【0036】ステータ6は、インペラ40とタービン5
との間に配置されており、ワンウェイクラッチ7を介し
て、トランスミッションのハウジングに固定されたステ
ータシャフトに固定されている。ロックアップクラッチ
2は、フロントカバー3とタービン5とを機械的に連結
するための機構であり、フロントカバー3とタービン5
との間に配置される。
【0037】次に、作動油について説明する。フロント
カバー3とインペラシェル40aとで形成される作動油
室には、インペラ40とタービン5とを流体的に連結す
るため及びロックアップクラッチ2を作動させるための
作動油が充填されている。この作動油は、タービンハブ
8とフロントカバー3の内周部との隙間から導入され、
ロックアップクラッチ2とフロントカバー3との隙間を
通ってタービン5の外周側周辺に流れる。この作動油
は、インペラシェル40aの本体部41の外周部とター
ビンシェル5aの外周部との隙間からインペラ40とタ
ービン5との間に形成される空間に流入し、ステータ6
の内周部とタービンシェル5aの内周部との隙間から流
出される。このような作動油の循環は、トルクコンバー
タ1内での発熱をトルクコンバータ1の外部に流出させ
る働きをしている。
【0038】次に、トルクコンバータ1の動作について
説明する。エンジン側のクランクシャフトからのトルク
は、図示しないフレキシブルプレートからフロントカバ
ー3に入力される。このトルクはインペラシェル40a
に伝達される。これにより、インペラ40が回転し、作
動油がインペラシェル40a側からタービン5側へと流
れる。この作動油の流れによってタービン5が回転し、
タービン5のトルクはタービンハブ8を介してメインド
ライブシャフトに出力される。
【0039】次に、インペラシェル40aについて、詳
細に説明する。インペラシェル40aのプレス成形方法
については後述するが、本実施形態に示すインペラシェ
ル40aは、後述のプレス成形方法を用いることによ
り、従来のプレス成形によるインペラシェルでは達成さ
れ得ない形状となっている。以下、まず設計上のインペ
ラシェル40aの仮想の形状を定義した上で、成形され
たインペラシェル40aの形状を説明する。
【0040】インペラシェル40aの本体部41の内周
面41aがタービンシェル5aの内周面の外周端よりも
外周側にはみ出すと、トルクコンバータ1の外周部でイ
ンペラシェル40a側からタービン5側に流れる作動油
がタービン5の外周側に流れる割合が増加する。また、
段差部43のエンジン側の面43aのトルクコンバータ
の軸に直交する面に対する勾配が大きいと、段差部43
とタービンシェル5aとの間に所定の隙間を確保するた
めに必然的に本体部41がタービン5からトランスミッ
ション側に離れ、作動油が段差部43に沿ってタービン
5の外周側に流れる割合が増加する。これらの不具合
(作動油のエネルギー損失の原因)を抑えるためには、
設計上、インペラシェル40aを図2の点線で示す形状
とすることが望ましい。すなわち、本体部41の内周面
41aのうち段差部43のエンジン側の面43aと隣接
する面が、回転軸O−Oに対して平行でありかつタービ
ンシェル5aの内周面の外周端を含む周面A上に位置
し、段差部43のエンジン側の面43aのうち内周面4
1aと隣接する面が、回転軸O−Oに対して直交してお
りかつインペラブレード40bのエンジン側外周端を含
む面B上に位置することが望ましい。一方ここでは、ト
ルクコンバータ1の外周部にてインペラシェル40a側
からタービン5側に流れる作動油の流れを効率よくする
ために、タービンシェル5aの内周面の外周端の回転軸
O−Oからの距離とインペラブレード40bのエンジン
側外周端の回転軸O−Oからの距離とを等しくしてい
る。したがって、本体部41の内周面41aのうち段差
部43のエンジン側の面43aと隣接する面は、回転軸
O−Oに対して平行でありかつインペラブレード40b
のエンジン側外周端を含む周面A上に位置することが望
ましいと言い換えることもできる。ここで、周面Aと面
Bとの交線を基準交線Cと定義する。
【0041】次に、成形されたインペラシェル40aの
形状を説明する。まず、周面Aと本体部41の内周面4
1aとが交差する位置Dは、面Bからの距離が3mm以
下であり、面Bと段差部43のエンジン側の面43aと
が交差する位置Eは、周面Aからの距離が3mm以下で
ある。また、本体部41の内周面41aと段差部43の
エンジン側の面43aとの交差部分は断面が曲面Fとな
るが、この曲面Fの基準交線Cからの最短距離は1mm
以下である。
【0042】さらに、インペラシェル40aの本体部4
1の内周面41aと段差部43のエンジン側の面43a
とからなるコーナー部分の半径寸法(曲面Fの半径寸
法)は、4mm以下である。また、段差部43のエンジ
ン側の面43aは、その一部に回転軸O−Oに直交する
面に対する勾配が25/100以下の面を有しており、
この面の中心を含みかつ回転軸O−Oに対して直交する
面は、本実施形態ではほぼ面Bと一致している。
【0043】なお、図4に示す従来のトルクコンバータ
に較べて、図1に示す上記形状のインペラシェル40a
を採用したトルクコンバータ1では、性能実験の結果、
全ての速度比域においてトルク伝達効率が向上してお
り、平均して約1%の効率向上が達成されている。次
に、インペラシェル40aの成形方法について説明す
る。
【0044】まず、板材を予備的にプレスすることによ
って、図3に示すインペラシェル40aの形状に成形す
る。インペラシェル40aの本体部41の外周面には凹
部41cが形成される。ここでは3本の溝のような凹部
41cが形成されているが、後述する機能を果たす限り
少なくとも1つ形成されていればよい。次に、図3に示
す金型61,62,65,66等を使用して、プレスに
よる仕上げ成形を行う。ここでは、金型61,62,6
5等に保持されたインペラシェル40aを金型66に対
して押し下げることによって成形を行う。金型61は、
本体部41,段差部43,及び接続部42の外周面を成
形する面を有し、本体部41を成形する面には上述の凹
部41cと係合する凸部61aが設けられている。金型
65は、本体部41の内周面41aの平行部41bを成
形する第1面65aを有している。金型66は、段差部
43のエンジン側の面43aを成形する第2面66a
と、接続部42のエンジン側の端部を押す第3面66b
とを有している。第1面65aはトルクコンバータ1の
回転軸に対して実質的に平行である。第2面66aは、
第1面65aに直交、すなわちトルクコンバータ1の回
転軸に直交する面となっている。第3面66bと接続部
42のエンジン側の端部との距離nは、プレスのストロ
ークである距離mよりも短い。したがって、仕上げプレ
スでは、プレスの途中から第3面66bが接続部42の
エンジン側の端部を押し始め、接続部42及び段差部4
3が圧縮されて金型61,65,66で囲まれる空間に
広がろうとするため、特に段差部43周辺のコーナー部
分において肉厚が薄くならず、また所定の形状に成形さ
れ易くなる。なお、接続部42及び段差部43はプレス
の途中から圧縮させられるが、本体部41は軸方向に凹
部41cを介して金型61の凸部61aにより支持され
ており、本体部41の凹部41cよりも内周側は殆ど圧
縮されず余分な変形が抑えられる。
【0045】本実施形態では、予備的なプレス成形を行
った後に上記のような仕上げプレス成形を施すことによ
って、図2の実線で示すようなインペラシェル40aの
外周部の形状に成形している。
【0046】
【発明の効果】本発明では、プレスによる予備成形及び
プレスによる仕上げ成形という複数回のプレス成形を行
うことによって、プレス成形によるインペラシェルの外
周部の形状を改善したため、トルクコンバータの外周部
において作動油がインペラ側からタービン側に流れる際
の作動油のエネルギー損失が抑えられ、トルク伝達効率
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を採用したトルクコンバー
タの縦断面概略図。
【図2】インペラシェル外周部分拡大図。
【図3】仕上げプレス拡大概略図。
【図4】従来のトルクコンバータの縦断面概略図。
【図5】従来のインペラシェル外周部分拡大図。
【符号の説明】
1 トルクコンバータ 3 フロントカバー 5 タービン 5a タービンシェル 40a インペラシェル 40b インペラブレード 41 本体部 41a 内周面 41b 平行部 41c 凹部 42 接続部 43 段差部 61,62,65,66 金型 61a 凸部 65a 第1面 66a 第2面

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン側の回転体に連結されるフロント
    カバーとともに作動油室を形成し、内周部に複数のイン
    ペラブレードが装着され、トランスミッション側の回転
    体に連結されるタービンに作動油を流すことによってエ
    ンジン側の回転体からトランスミッション側の回転体へ
    トルクを伝達させるトルクコンバータのインペラシェル
    であって、 前記インペラブレードが装着される湾曲した内周面を有
    し、前記タービンに対向するように配置される本体部
    と、 前記本体部の内周面の外周端よりも径の大きな円筒形状
    であって、前記フロントカバーに固定される接続部と、 前記本体部のエンジン側の端部と前記接続部のトランス
    ミッション側の端部とを連結する段差部と、を備え、 プレスによる予備成形の後にプレスによる仕上げ成形が
    施されることにより、前記本体部の内周面と前記段差部
    のエンジン側の面とからなるコーナー部の半径寸法が4
    mm以下に成形される、トルクコンバータのインペラシ
    ェル。
  2. 【請求項2】エンジン側の回転体に連結されるフロント
    カバーとともに作動油室を形成し、内周部に複数のイン
    ペラブレードが装着され、トランスミッション側の回転
    体に連結されるタービンに作動油を流すことによってエ
    ンジン側の回転体からトランスミッション側の回転体へ
    トルクを伝達させるトルクコンバータのインペラシェル
    であって、 前記インペラブレードが装着される湾曲した内周面を有
    し、前記タービンに対向するように配置される本体部
    と、 前記本体部の内周面の外周端よりも径の大きな円筒形状
    であって、前記フロントカバーに固定される接続部と、 前記本体部のエンジン側の端部と前記接続部のトランス
    ミッション側の端部とを連結する段差部と、を備え、 前記トルクコンバータの軸に対して平行でありかつ前記
    タービンのシェルの内周面の外周端を含む周面Aと前記
    トルクコンバータの軸に対して直交しておりかつ前記イ
    ンペラブレードのエンジン側外周端を含む面Bとの交線
    Cを基準線としたときに、プレスによる予備成形の後に
    プレスによる仕上げ成形が施されることにより、前記ト
    ルクコンバータの軸に対して平行でありかつ前記基準線
    を含む周面Aと前記本体部の内周面とが交差する位置D
    が前記トルクコンバータの軸に対して直交しておりかつ
    前記基準線を含む面Bから3mm以下に成形される、ト
    ルクコンバータのインペラシェル。
  3. 【請求項3】前記基準線の代わりに、前記トルクコンバ
    ータの軸に対して平行でありかつ前記インペラブレード
    のエンジン側外周端を含む周面Aと前記トルクコンバー
    タの軸に対して直交しておりかつ前記インペラブレード
    のエンジン側外周端を含む面Bとの交線Cを基準線とす
    る、請求項2に記載のトルクコンバータのインペラシェ
    ル。
  4. 【請求項4】プレスによる予備成形の後にプレスによる
    仕上げ成形が施されることにより、前記トルクコンバー
    タの軸に対して直交しておりかつ前記基準線を含む面B
    と前記段差部のエンジン側の面とが交差する位置Eが前
    記トルクコンバータの軸に対して平行でありかつ前記基
    準線を含む周面Aから3mm以下に成形される、請求項
    2又は3に記載のトルクコンバータのインペラシェル。
  5. 【請求項5】前記本体部の内周面と前記段差部のエンジ
    ン側の面との交差部分は曲面であり、 プレスによる予備成形の後にプレスによる仕上げ成形が
    施されることにより、前記曲面の前記基準線からの最短
    距離が1mm以下となる、 請求項2から4のいずれかに記載のトルクコンバータの
    インペラシェル。
  6. 【請求項6】エンジン側の回転体に連結されるフロント
    カバーとともに作動油室を形成し、内周部に複数のイン
    ペラブレードが装着され、トランスミッション側の回転
    体に連結されるタービンに作動油を流すことによってエ
    ンジン側の回転体からトランスミッション側の回転体へ
    トルクを伝達させるトルクコンバータのインペラシェル
    であって、 前記インペラブレードが装着される湾曲した内周面を有
    し、前記タービンに対向するように配置される本体部
    と、 前記本体部の内周面の外周端よりも径の大きな円筒形状
    であって、前記フロントカバーに固定される接続部と、 前記本体部のエンジン側の端部と前記接続部のトランス
    ミッション側の端部とを連結する段差部と、を備え、 前記トルクコンバータの軸に対して平行でありかつ前記
    インペラブレードのエンジン側外周端を含む周面Aと前
    記段差部のエンジン側の面のうち前記トルクコンバータ
    の軸に直交する面に対する勾配が25/100以下の面
    の中心を含みかつ前記トルクコンバータの軸に対して直
    交する面Bとの交線Cを基準線としたときに、プレスに
    よる予備成形の後にプレスによる仕上げ成形が施される
    ことにより、前記トルクコンバータの軸に対して平行で
    ありかつ前記基準線を含む周面Aと前記本体部の内周面
    とが交差する位置Dが前記トルクコンバータの軸に対し
    て直交しておりかつ前記基準線を含む面から3mm以下
    に形成される、トルクコンバータのインペラシェル。
  7. 【請求項7】プレスによる予備成形の後にプレスによる
    仕上げ成形が施されることにより、前記トルクコンバー
    タの軸に対して直交しておりかつ前記基準線を含む面B
    と前記段差部のエンジン側の面とが交差する位置Eが前
    記トルクコンバータの軸に対して平行でありかつ前記基
    準線を含む周面Aから3mm以下に形成される、請求項
    6に記載のトルクコンバータのインペラシェル。
  8. 【請求項8】前記本体部の内周面と前記段差部のエンジ
    ン側の面との交差部分は曲面であり、 プレスによる予備成形の後にプレスによる仕上げ成形が
    施されることにより、前記曲面の前記基準線からの最短
    距離が1mm以下となる、請求項6又は7に記載のトル
    クコンバータのインペラシェル。
  9. 【請求項9】エンジン側の回転体に連結されるフロント
    カバーとともに作動油室を形成し、内周部に複数のイン
    ペラブレードが装着され、トランスミッション側の回転
    体に連結されるタービンに作動油を流すことによってエ
    ンジン側の回転体からトランスミッション側の回転体へ
    トルクを伝達させるトルクコンバータのインペラシェル
    であって、 前記インペラブレードが装着される湾曲した内周面を有
    し、前記タービンに対向するように配置される本体部
    と、 前記本体部の内周面の外周端よりも径の大きな円筒形状
    であって、前記フロントカバーに固定される接続部と、 前記本体部のエンジン側の端部と前記接続部のトランス
    ミッション側の端部とを連結する段差部と、を備え、 プレスによる予備成形の後、前記本体部の内周面の外周
    部を成形する第1面が前記トルクコンバータの軸に対し
    て実質的に平行でありかつ前記段差部のエンジン側の面
    を成形する第2面が前記第1面と直交するような金型に
    よってプレスによる仕上げ成形が施される、トルクコン
    バータのインペラシェル。
  10. 【請求項10】前記金型の第1面及び第2面の交線C
    は、前記タービンのシェルの内周面の外周端を含む前記
    トルクコンバータの軸に平行な周面A上にあり、かつ前
    記タービンのシェルの内周面の外周端から前記トルクコ
    ンバータの軸方向に沿って前記トランスミッション側に
    1mmから5mmの間の任意の距離だけ離れた前記トル
    クコンバータの軸に直交する面B上にある、請求項9に
    記載のトルクコンバータのインペラシェル。
  11. 【請求項11】前記仕上げ成形後の前記本体部の内周面
    と前記段差部のエンジン側の面とから成るコーナー部
    は、半径寸法が4mm以下の形状に成形されている、請
    求項10に記載のトルクコンバータのインペラシェル。
  12. 【請求項12】前記金型の第1面及び第2面の交線Cを
    含む前記トルクコンバータの軸に平行な仮想の周面Aと
    前記仕上げ成形後の前記本体部の内周面とが交差する位
    置Dは、前記金型の第1面及び第2面の交線Cからの距
    離が3mm以下であり、 前記金型の第1面及び第2面の交線Cを含む前記トルク
    コンバータの軸に直交する仮想の面Bと前記仕上げ成形
    後の前記段差部のエンジン側の面とが交差する位置E
    は、前記金型の第1面及び第2面の交線Cからの距離が
    3mm以下である、請求項10に記載のトルクコンバー
    タのインペラシェル。
  13. 【請求項13】前記仕上げ成形後の前記本体部の内周面
    と前記段差部のエンジン側の面とから成るコーナー部の
    内周側の面は、前記金型の第1面及び第2面の交線Cか
    らの最短距離が1mm以下である、請求項10から12
    のいずれかに記載のトルクコンバータのインペラシェ
    ル。
  14. 【請求項14】請求項1から13のいずれかに記載のト
    ルクコンバータのインペラシェルの成形方法であって、 前記本体部及び前記接続部をプレス成形するとともに、
    前記段差部を予備プレス成形する第1工程と、 予備プレス成形された前記段差部を仕上げプレス成形す
    る第2工程と、を備えたトルクコンバータのインペラシ
    ェルの成形方法。
  15. 【請求項15】前記第2工程において、前記本体部と前
    記接続部とを軸方向に相対的に近づけさせる、請求項1
    4に記載のトルクコンバータのインペラシェルの成形方
    法。
  16. 【請求項16】前記第1工程において、前記本体部の外
    周に凸部あるいは凹部を形成させ、 前記第2工程において、前記本体部の凸部あるいは凹部
    に係合する凹部あるいは凸部を有する係止用金型を使用
    し、前記本体部と前記接続部とを軸方向に相対的に近づ
    けさせる際に前記本体部の凸部あるいは凹部と前記係止
    用金型の凹部あるいは凸部とを係止させる、請求項15
    に記載のトルクコンバータのインペラシェルの成形方
    法。
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