JP2009540224A - トルクコンバータ - Google Patents

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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16H41/00Rotary fluid gearing of the hydrokinetic type
    • F16H41/24Details
    • F16H41/26Shape of runner blades or channels with respect to function

Abstract

本発明は、トルクコンバータに関し、次の構成要素を含んでおり、つまり、内側リングを含み、内側リングに結合されたタービン翼を含み、タービン翼の外周の1つの区分は内側リングの外面に相対して位置していて、該外面の近傍に配置されており、結合材料を含み、結合材料はタービン翼の外周の前記区分の少なくとも1つの部分を、該区分の全長よりも小さい長さで前記内側リングの外面に固着している。タービン翼の外周の前記区分は、タービンの共振の減少のために内側リングの外面に固着されている。実施態様では、内側リングは、その外面と内面とを開口部を含んでいる。本発明は、切欠部付きのタービン翼並びに、外面に中断部を備える内側リングに関し、この場合に中断部は、内側リングの外面とタービン翼との間の結合部内の材料に対する毛管現象を消滅させるように配置されている。本発明はさらに、トルクコンバータ内のタービンの共振の制御ための方法にも関する。

Description

本発明は、トルクコンバータのためのタービンに関し、殊に、機械式若しくは液力式の構成部分に起因する騒音を減少させるために翼と内側リングとをろう付けして成るタービンに関する。
周知のようにトルクコンバータは、内燃機関若しくはエンジンのトルクを自動車の伝動装置に伝達するために用いられている。図1は、代表的若しくは標準的な車両における内燃機関7と、トルクコンバータ10と、伝動装置8とディファレンシャル及び車軸ユニット9との間の関係を概略的に示す一般的なブロック図である。
トルクコンバータの3つの主要構成部分(3要素)は、ポンプ37、タービン38及びステータ39である。トルクコンバータには、ポンプをカバー11に溶接結合することによって密に閉じた室を形成してある。カバーはコンバータ連行ディスク(フレックスプレート)41に結合されており、コンバータ連行ディスク(コンバータ保持ディスク)は内燃機関7のクランク軸42にねじ固定されている。カバー11は条片若しくはピンを用いてコンバータ連行ディスクに結合されていてよく、条片(ウエブ)若しくはピンはコンバータ連行ディスクに溶接結合されている。ポンプとカバーとの間の溶接結合部は、エンジントルクをポンプに伝達するものである。したがってポンプは常にエンジン回転数で回転するようになっている。ポンプの回転に基づき、液体若しくは流体は半径方向で外側へ送られ、次いで軸線方向でタービンに向けて送られる。ポンプとして、遠心ポンプを用いてあり、遠心ポンプは液体を小さい半径の入口から大きい半径の出口へ輸送して、液体のエネルギーを高めるようになっている。伝動装置クラッチとコンバータクラッチとの間の連結のための圧力は、伝動装置内の付加的なポンプによって形成されるようになっており、付加的なポンプはポンプボスによって駆動されるようになっている。
トルクコンバータ10内には、ポンプ(ポンプ・インペラ若しくは単にインペラ又は回転車とも称される)、タービン(タービン・ランナとも称される)及びステータ(リアクタとも称される)によって流体循環回路を形成してある。流体循環回路に基づき、エンジンは、車両を停止させた場合でも引き続き回転でき、車両は、制動解除の後に再び走行させられるようになっている。伝動装置減速の場合と同様に、トルクコンバータはエンジントルクをトルク比に基づき支援し、つまり高めるようになっている。トルク比は、入力トルクに対する出力トルクの比である。トルク比はタービンの回転数が小さい場合に、若しくは零である(タービンの息詰まり、若しくは止まり又は静止とも称される)場合に最大である。静止の場合のトルク比は一般的に1.8乃至2.2の範囲である。このことは、トルクコンバータの出力トルクが入力トルクに比べて1.8倍乃至2.2倍大きくなっていることを意味している。これに対して、出力回転数は入力回転数(駆動回転数)よりも著しく低くなっており、それというのはタービンは出力側に接続されていて、回転しないのに対して、駆動側はエンジン回転数で回転するからである。
タービン38は流体を介してポンプ37からエネルギーを受けて車両を駆動するようになっている。タービンケーシング22は、タービンボス19に結合されている。タービンボス19はタービンのトルクを、スプライン結合部を介して伝動装置の入力軸43に伝達するようになっている。入力軸43は、伝動装置8内の歯車及び軸並びにディファレンシャル9を介して車両の車輪に連結されている。タービン翼(タービンブレード)に作用する流体の力は、トルクとしてタービンから出力される。スラスト軸受31は、流体から構成部分に作用する軸方向の力を受け止めるようになっている。出力トルクが停止している車両の慣性モーメントを越えると、車両は運動させられる。
流体はそのエネルギーをタービンによってトルクに変換した後にまだ残留エネルギーを有している。半径方向の小さい出口開口44から流出する流体は、一般的にポンプの回転方向と逆向きにポンプ内へ流入する。ステータ39は流体を転向して、ポンプを加速し、ひいてはトルク比を高めるために用いられている。ステータ39はフリーホイール46を介してステータ軸45に連結されている。ステータ軸は伝動装置ケーシング47に結合されていて、回動しないようになっている。フリーホイール46は、ステータ39が低い回転数比で(ポンプがタービンよりも早く回転している場合に)回転することを阻止している。タービン出口44からステータ39内に流入する流体は、ステータ翼48によって転向されて、回転方向でポンプ37内に流入する。
タービンの流入角及び流出角、ポンプケーシング及びタービンケーシングの形状並びにトルクコンバータの全直径は、トルクコンバータの出力パラメータに影響を与えるものである。構成のためのパラメータには、エンジンを空転させることなしにエンジントルクを受け止めるというようなトルクコンバータの性能及び効率並びにトルク比も含まれる。さらに、トルクコンバータが小さすぎて、ポンプによってエンジンを制動しないことである。
低い回転数比ではトルクコンバータは十分に作動して、車両の停止中にエンジンを回転させ、エンジントルクを出力上昇のために高める。高い回転数比ではトルクコンバータの作用は低い。トルクコンバータのトルク比は約1.8〜2.2の高い値からトルク比約1の値に減少して、タービンの回転数はポンプの回転数に等しくなる。トルク比1は、接続点と称される。接続点からは、ステータ内に流入する流体をもはや転向する必要はなく、ステータ内のフリーホイールは、ポンプ及びタービンと同一方向に回転する。ステータによって流体を転向しないので、トルクコンバータの出力トルクは、入力トルクと同じである。流体循環回路は全体的に一体に回転するようになる。
トルクコンバータの最大効率は、流体の損失により92乃至93%に制限されている。したがって、トルクコンバータの入力側と出力側とを機械的に結合するためにトルクコンバータクラッチ49を用いてあり、トルクコンバータクラッチは効率をほぼ100%にまで高めている。クラッチピストンプレート17は伝動装置制御部からの指令に基づき液力式に作動される。ピストンプレート17は内径部でOリング18によってタービンボス19に対してシールされ、かつ外径部で摩擦材料製のリング51によってカバー11に対してシールされている。これらのシール部は圧力室を画成して、ピストンプレート17をカバー11に対して押圧している。このような機械的な結合によって、トルクコンバータの流体循環回路は迂回されるようになっている。
トルクコンバータクラッチ49の機械的な結合は、エンジンの極めて多くのトルク変動をドライブトレーンに伝達する。ドライブレーン(動力伝達系又はパワートレーン)は基本的にばね質量系を成しているので、エンジンのトルク変動は系の共振周波数を励起することになる。ドライブトレーンの共振周波数を走行領域で避けるために、減衰器を用いてあり、減衰器は系の有効なばね定数を小さくし、ひいては共振周波数を減少させるために、直列に配置された複数のばね15を有している。
トルクコンバータクラッチ49は一般的に4つの構成要素、すなわち、ピストンプレート17、カバープレート12,16、ばね15及びフランジ13を含んでいる。カバープレート12,16はピストンプレート17からのトルクを圧縮ばね15に伝達するようになっている。カバープレートには、ばね15の周りに突起部52を形成して、ばねを軸線方向で保持するようになっている。トルクはピストンプレート17から、リベット結合部を介してカバープレート12,16に伝達されるようになっている。カバープレート12,16はばねのための開口部の縁部での接触に基づき、トルクを圧縮ばね15に伝達するようになっている。両方のカバープレート12,16は一緒に、ばねの中心軸線の両側でばねを支持している。ばね力は、フランジに設けられたばね用開口部の縁部での接触に基づきフランジ13に伝達されるようになっている。フランジは必要に応じて相対回動不能な舌片若しくは相対回動不能なスリットを有しており、舌片若しくはスリットはカバープレートの一部分に係合して、高いトルクの伝達中にばねの過度な圧縮を防止するようになっている。トルクは、フランジ13からタービンボス19に、次いで伝動装置の入力軸43に伝達される。
エネルギーは必要に応じて、ヒステリシスとも称される摩擦によって受け止められてよい。ヒステリシスは減衰プレートの弛緩及びトーションによって生じ、したがって実際の摩擦トルクの2倍の大きさである。ヒステリシスユニットは一般的に、フランジ13と1つのカバープレート16との間に配置れたダイヤフラムばね(若しくは皿ばね)14から成っており、フランジ13は、1つのカバープレート16によってカバープレート12に向けて押圧されている。ダイヤフラムばね14に加えられる力の制御によって、摩擦トルクも制御される。標準的なヒステリシス値は10乃至30Nmの範囲にある。
コンバータタービンは、一般的に内側リングとタービンケーシングとの間に配置された複数の翼(ブレード)によって形成されている。翼は流体を、タービンの外周の近傍にあるタービン入口からタービンの内周の近傍にあるタービン出口へ案内している。翼は舌片を用いて内側リングに取り付けられており、舌片は翼から突出していて、内側リングのスリット内に挿入された後に折り曲げられるようになっている。翼と内側リングの表面との間の結合部には、通路若しくは空間(スペース)が生じている。タービンの堅牢性若しくは耐久性及び出力は、結合部に結合材料を施すことによって改善される。結合材料として種々の材料を用いることができるものの、翼とケーシングの表面と内側リングとの間の比較的狭い空間に基づき毛管現象により流れ込む材料は好適である。結合材料として一般的にろう材、例えばはんだペーストを用いるものの、別の材料も利用される。結合材料を施すことによって、コンバータタービンの剛性は高められ、それというのは翼の、内側リングに向いた縁部を内側リングの表面に結合するからである。結合材料は、タービンを個別の3つの構成要素から成るコンパクトな1つのユニットにしている。
前述の形式のタービンユニットにおいては、機械特性及び液力特性を有するタービン構成ユニットは騒音を発生している。
タービン構成ユニットから生じる騒音は、ドライバーに不快を与えるほどに高いものである。したがって、タービンの出力及び耐久性若しくは剛性を低下させない程度に共振振動数を変えて、トルクコンバータの騒音を減少させる必要がある。
本発明に基づくトルクコンバータは、次の構成要素(構成部材)を含んでおり、つまり、内側リングを含んでおり、前記内側リングに結合されたタービン翼を含んでおり、該タービン翼の外周の1つの区分は前記内側リングの外面に相対して位置していて、該外面の近傍に配置されており、かつ結合材料を含んでおり、該結合材料は前記タービン翼の外周の前記区分の少なくとも1つの部分を、該区分の全長よりも小さい長さで前記内側リングの外面に固着している。前記タービン翼の外周の前記区分は、タービンの共振(共鳴)を減少させるために前記内側リングの外面に固着されている。
本発明の実施態様では、前記内側リングは、該内側リングの外面と内面とをつなぐ少なくとも1つの開口部を含んでおり、該開口部は前記タービン翼の外周の前記区分に整合させられおり、該区分は内側リングの外面に対して垂直に向けられ、つまり前記タービン翼は前記区分を前記開口部に合致させた状態で内側リングの外面に対して垂直に配置されている。前記少なくとも1つの開口部は、該開口部によって翼の外周の前記区分に沿った毛管現象を中断する、つまり該毛管現象を消滅させるように配置されている。本発明の実施態様では、前記内側リングは第1及び第2のスリットを含んでおり、前記タービン翼は、前記第1若しくは第2のスリットに挿入される第1及び第2の舌片を含んでおり、前記第1若しくは第2の少なくとも1つのスリットは少なくとも1つの開口部(通路)を含んでいる。本発明の実施態様では、第1若しくは第2の各スリットはそれぞれ少なくとも1つの開口部を含んでいる。
本発明の実施態様では、前記内側リングは第1及び第2のスリットを含んでおり、前記タービン翼は、前記第1若しくは第2のスリットに挿入される第1及び第2の舌片を含んでおり、前記第1のスリットと前記第2のスリットとの間に開口部を設けてあり、該開口部は前記第1及び第2のスリットから分離され、つまり前記第1及び第2のスリットに接続されてはいない。本発明の実施態様では、前記内側リングは第1及び第2のスリットを含んでおり、前記タービン翼は、前記第1若しくは第2のスリットに挿入される第1及び第2の舌片を含んでおり、前記タービン翼の外周の前記区分は、前記第1の舌片と前記第2の舌片との間に配置された切欠部を含んでいる。前記切欠部は、該切欠部によって前記タービン翼の外周の前記区分に沿った毛管現象を消滅させるように配置されている。本発明の実施態様では、結合部材はろう材若しくは溶接材料である。
本発明はさらに、トルクコンバータのための内側リングに関し、該内側リングは、本発明に基づき次の構成要素を含んでおり、つまり、該内側リングの外面に中断部を含んでおり、該中断部は、該中断部によって流動性の結合材料に対する毛管現象を消滅させるように配置されており、前記流動性の結合材料は、前記内側リングに取り付けられたタービン翼と前記内側リングの外面との間の結合部に施されるようになっている。本発明の実施態様では、内側リングは外面内にスリットを含んでおり、該スリットは前記中断部と接触し、つまりに前記中断部と接続されている。本発明の実施態様では、前記中断部は内側リング内の開口部として形成されている。
本発明はさらに、トルクコンバータ内のタービンのための翼に関し、この場合に該翼(タービン翼)は、次の構成要素を含んでおり、つまり、該翼の1つの縁部に第1及び第2の舌片を含んでおり、該舌片は、該舌片によって前記翼を前記トルクコンバータの内側リングに結合するように配置されており、前記縁部は、前記翼を前記内側リングに結合した場合に、前記内側リングの外面の近傍に位置しており、前記縁部内に切欠部を含んでおり、該切欠部は該切欠部によって、前記内側リングの外面と前記翼との間に形成された通路内の毛管現象による結合材料の流れを阻止するように配置されている。
本発明はさらに、トルクコンバータ内のタービンの共振の制御若しくは防止ための方法に関し、この場合に、該方法は本発明に基づき次のステップを含んでおり、つまり、前記タービンの翼の外周の1つの区分を前記トルクコンバータの内側リングの外面の近傍に装着するステップ、前記翼の前記区分と前記内側リングの外面との間に通路を形成するステップ、前記通路内の毛管現象の消滅若しくは中断のために前記通路に中断部を形成するステップ、及び流動性の結合材料を前記通路内に施すステップを含んでいる。本発明の実施態様では、前記方法は前記翼の前記区分を、該区分の全長よりも短い長さで前記内側リングの外面に固着するステップを含んでいる。
本発明の全般的な課題は、共振及び剛性の減少されたタービン翼によって形成されたトルクコンバータを提供することである。
本発明の前記課題、別の課題及び構成並びに利点は、次に述べる記載、添付の図面並びに特許請求の範囲の記載により明らかにしてある。
自動車の動力伝達経路を示す概略図である。 自動車の内燃機関に装着された従来技術のトルクコンバータの断面図である。 図2のトルクコンバータを、図2の3−3線に沿って左側から見た平面図である。 図2及び図3のトルクコンバータの、図3の4−4線に沿って断面図である。 図2のトルクコンバータを、左側から見た分解斜視図である。 図2のトルクコンバータを、右側から見た分解斜視図である。 本明細書の記載における三次元表現の用語の説明に用いる円筒座標系の斜視図である。 図7Aの円筒座標系内の対象物の斜視図である。 本発明に基づくコンバータタービンの背面図である。 図8のコンバータタービンの、内側リングを除いた状態で示す背面図である。 図9のコンバータタービンの、図9の10−10線に沿って断面図である。 本発明に基づくコンバータタービンの翼の斜視図である。 本発明に基づく内側リングの平面図である。 図12の内側リングの、図12の13−13線に沿って断面図である。 本発明に基づく内側リングと一緒に用いられるタービン翼の斜視図である。 本発明に基づく内側リングの背面図である。
以下において異なる図面で、同一の構成部材(構成要素)若しくは機能の類似する構成部材(構成要素)には同じ符号を付けてある。本発明の有利な実施例を図面に示してあるものの、本発明は図示の実施例、並びに請求の範囲の記載に限定されるものではなく、本発明の枠内で種々に変更して実施されるものである。
本明細書で使用してあるすべての用語は、別に規定のない場合には本発明の属する技術分野の当業者によって用いられている意味と同じ意味を有している。本発明に基づく方法、装置及び材料若しくは部材には類似のもの若しくは等価のものを含むものの、以下においては有利な方法、装置及び材料について述べてある。
図7Aは円筒座標系80の斜視図であり、円筒座標系80は、本明細書で用いられる三次元的な表現を示している。本発明は必要に応じて円筒座標系に即して説明してある。円筒座標系80は、次の方向を表す概念及び三次元構成を表す概念の基準として用いられる軸線(縦軸線)81を含んでいる。「軸線」、「半径」及び「周」なる記載(用語)は、それぞれ軸線81、(軸線81に対して垂直である)半径82及び周83に対して平行な方向を意味している。「軸線」、「半径」及び「周」なる記載は、それぞれ所定の面に対する平行な方向をも意味している。種々の面の状態若しくは位置の説明には対象物84,85,86を用いてある。対象物84の面87は、軸線方向の面を成している。したがって、面87に沿って延びる線は軸線81を画定している。対象物85の面88は、半径方向の面を成している。したがって、面88に沿って延びる線は半径を画定している。対象物86の面89は周面を成している。したがって面89に沿って延びる線は周83を画定している。さらに軸線方向の運動若しくは位置は、軸線81に対して平行な線に沿って移動する運動若しくは軸線81に対して平行な線に沿って画定された位置であり、半径方向の運動若しくは位置は、半径82に対して平行な線に沿って移動する運動若しくは半径82に対して平行な線に沿って画定された位置であり、周方向の運動若しくは周方向の位置は、周83に対して並行に延びる線に沿って移動する運動若しくは周83に対して並行に延びる線に沿って画定された位置である。
図7Bには、図7Aの円筒座標系80内の対象物90を斜視図で示してあり、斜視図は三次元の構成を表している。円筒形の対象物90は、円筒座標系内の円筒形の対象物を標準的に表していて、本発明の限定のために用いられているものではない。対象物90は軸線方向の面91、半径方向の面92、及び周方向の面(周面)93を有している。面91は軸線方向の面の一部分であり、面92は半径方向の面の一部分であり、周方向の面93は周面の一部分である。
図8は、本発明に基づく複数の翼(羽根又はブレード)106を備えたコンバータタービン100の背面図である。図9は、図8に示すコンバータタービン100の、内側リングが取り除かれた状態での背面図である。図10は、図9に示すコンバータタービン100の断面線10−10に沿った断面図である。図11はコンバータタービン(トルクコンバータタービン)の翼106の斜視図である。次に述べる記載は図8乃至図11に示す実施例についてのものである。
コンバータタービン(単に、「タービン」とも称する)100は複数の翼106を含んでいる。翼106は、通常はタービンケーシング102及び内側リング104に結合されて、タービン100を構成している。翼106はまず複数の舌片(舌状片)、実施例では舌片108,118を用いて内側リングに結合される。区分(セグメント、円弧区分若しくは縁部)120は、翼の外周103の一部分であり、内側リング104の外面に相対している。つまり翼の区分120は、舌片を用いて翼を組み付けた状態では内側リングの外面の近傍に位置している。翼の区分120と内側リング104の外面との間の結合部には、空間(隙間)若しくは通路を維持(形成)してある。すでに述べてあるように、タービン翼を内側リングに固定するためには、流動性の結合材料を用いてあり、この場合に結合材料は毛管現象に基づき結合部にわたって分配されるようになっている。つまり流動性の結合材料は、翼の円弧区分と内側リングの外面との間に維持され、つまり残された空間若しくは通路内に流れ込むようになっている。結合材料としては、金属面間の結合のための周知の任意の材料を用いることができ、例えばろう材又はろう付合金、溶接材料、若しくは類似の金属結合材料を用いるものの、これに限定されるものではない。実施例では翼106と内側リング104との間の結合のために、はんだペースト(ろう材ペースト)を用いてある。はんだペーストは、例えばはんだ付け炉内での加熱に際して翼の区分(縁部)120の面と内側リング104の外面との間の結合部に沿って流れる。はんだペーストを使用することによって、結合材料は、翼を舌片で内側リングと結合した後には接近しにくい、つまりアクセスしにくい領域に施されるようになっている。
翼106は切欠部130を含んでおり、切欠部(ノッチ)は翼の外周103に沿って配置されている。殊に、切欠部は翼の外周(全周)の凹状円弧の区分120に沿って配置されている。切欠部130は、区分120と内側リングの外面との間の結合部に沿って中断部を成している。該中断部は、結合部に沿った毛管現象を阻止し、ひいては結合材料のさらなる流動を阻止するようになっている。換言すると切欠部は、翼の外周の区分120若しくは部分を内側リング104の外面から大きく離しており、その結果、翼の区分120と内側リング104との間に形成されている通路(隙間)に沿った結合材料の引き続く流動は中断(阻止)され、したがって結合材料は翼106を切欠部130では外側リングと結合しないようになっている。すなわち、結合材料は翼の区分120と内側リング104とを全長にわたって固着することはなくなっている。
前述の切欠部130は図示の大きさ、形状、方向若しくは向き、或いは区分120における図示の位置に限定されるものではなく、切欠部の大きさ、形状、方向及び区分における位置は本発明の枠内で変更可能である。さらに区分120に複数の切欠部を設けることも可能である。さらにタービンは、異なる切欠部130を備えた翼106から成っていてよく、つまり、各翼は同一の切欠部130を備える必要はなく、若しくは同じ数の切欠部130を備える必要はない。
タービン100は、内側リング104と点で結合されない単数若しくは複数の翼106を含むものであってよい。実施態様では、切欠部130は結合材料を異なって施すことに基づきタービンの共振周波数を変えるものである。さらにタービン100はフレキシブルであり、わずかな騒音しか発生させないようになっている。
舌片108,118は、翼106に組み込まれた構成部分であって、翼106と内側リング104との結合のための手段を成している。翼106の区分120に配置された舌片108は、タービン100内において入口側110の近傍に配置されていて、内側リング104の入口側の近傍に設けられたスリット114内に挿入されている。舌片108は、スリット104内への挿入(差込)の後に折り曲げられて、翼106を内側リング104の外面若しくは前面に保持している。実施例では、舌片118はタービン100の出口側112の近傍で翼106に配置されている。舌片118は、翼106を内側リング104に結合するために、スリット116内への挿入の後に折り曲げられる。実施例では切欠部130は翼106の舌片108と舌片118との間に配置されている。
図10にはタービン100の詳細を示してある。図11には、タービン100の組立の前の舌片108,118の位置若しくは状態を示してあり、舌片はまだ折り曲げられていない。舌片108,118は、翼106を内側リング104に結合するために、該舌片108,118をスリット114,116内へ挿入した後に折り曲げられる。
図12は、本発明に基づく内側リング158の平面図であり、図13は、内側リング158の断面線13−13に沿った断面図である。図14は、本発明に基づくタービン翼151の斜視図である。
図12乃至図14の実施例では、翼151は本発明に基づく内側リングと結合される翼の例として示してある。リング158は、舌片153,155の受容のためのスリット161,163を備えている。スリット161,163は拡大された部分132,134を含んでおり、該拡大された部分は、舌片153,155をスリット161,163内に挿入して、内側リング158の内面139に向けて折り曲げた後に、内側リング158の外面165と内側リング158の内面139との間の開いた通路を形成している。開いた狭い通路(細道若しくは開口路)は、外面と内面とをつなぐ、すなわち外面と内面との間を接続する空間又は開口部、つまり一方の面(外面又は内面)から他方の面(内面又は外面)へ通じる空間又は開口部を意味しており、空間又は開口部は外面及び内面の中断部である。翼151を内側リング内に差し込んだ後に、つまり内側リングに装着した後に、面165に向いている縁部、つまり縁部157は、スリットの1つの部分若しくは両方の部分132,134に整合させられ、つまりスリットの部分と合致させられている。整合は面165に対して垂直に行われている。すなわち、縁部157は1つの部分若しくは両方の部分132,134上に位置決めされていて外面と面接触するようになっている。
部分132,134は、縁部157と面165との間の結合部における中断部を成している。中断部は、結合部に沿った毛管現象を中断し、ひいては結合材料の引き続く流れを阻止するようになっている。換言すると、スリットの拡大された部分は、縁部157の所定の部分を面165から離して、縁部157の該部分で結合材料が、縁部157と面165との間に形成された通路(間隙)に沿って引き続き流れるのを阻止(中断)するようになっている。これによって、結合材料は翼151をスリットの拡大された部分(拡大部)で外側リングと結合していない。実施例では、拡大された部分132はスリット161の、内側リング158の外側縁部と逆の側の端部に設けられている。
図12のスリット161,163はそれぞれ拡大部を含んでいるものの、拡大された部分132,134の種々の構成が本発明の枠内に含まれるものである。例えば、拡大された部分132,134は図12に示すように、内側リング158に対を成して配置され、別の実施例(図示省略)では、内側リング158は拡大部132若しくは134のみを備え、若しくは両方の拡大部132,134のみを備え、或いは拡大部付のスリットと拡大部のないスリットをと組み合わせて用いることも可能である。スリットの拡大された部分132,134は図示の大きさ及び形状に限定されるものではない。拡大部は、使用される結合材料の毛管現象を中断するために、内側リングに取り付けられるタービン翼に依存して形状若しくは大きさ及び配置位置を規定されるようになっている。
結合材料を内側リングに施す箇所は、縁部157を面165と結合するところである。図12の実施例で、外側縁部167,169の近傍に施されたはんだペーストは、縁部157と面165との間に形成された通路に沿ってスリット161,163へ流れて、部分132,134まで達する。はんだペーストは、拡大された部分132,134に達した後には、該拡大された部分における開いた通路(開口部)に基づき、縁部157と面165との間の通路(間隙)内をさらに流れることはなくなっている。つまり、縁部157と面165との間の通路の、毛管現象に基づくはんだペーストの流れに必要な壁は、スリットの拡大された部分では欠落しており、毛管現象は消滅(中断)している。これによって、結合材料は面165を縁部157の、拡大部132と拡大部134との間に位置する部分とを結合していない。このように翼151と内側リング158との間の強固な結合を省略してあることにより、つまり翼151と内側リング158との間を断続的に結合してあることにより、タービンは、翼の縁部157の全体を内側リングの外面と結合してあるタービンのように剛性には結合されていない。
図15には、本発明に基づく別の内側リング171の平面図である。図14の翼151は本発明に基づく内側リングと結合される翼の例として示してある。別のタービン翼を用いることも可能である。リング171は、舌片153,155の受容のためのスリット173,175を備えている。内側リング171の外周縁(外側縁部)179と内周縁(内側縁部)181との間に複数の開口部177を設けてある。開口部177は、翼151をリング171に装着した場合に(舌片153,155をスリット173,175に挿入して、内側リングの図面では見えない内面に向けて折り曲げた場合に)、内側リングの外面183と内側リングの図面では見えない内面との間の開いた通路を成している。翼151を内側リングに装着した後に、面183に向いている縁部、つまり縁部157は、開口部177に整合させられ、つまり開口部と合致させられている。整合は面165に対して垂直に行われている。すなわち、縁部157は開口部上に位置決めされていて外面と面接触するようになっている。
開口部177は、縁部157と面183との間の結合部の中断部を成している。中断部は結合部における毛管現象を中断していて、ひいては結合材料のさらなる流れを阻止している。換言すると、開口部は、縁部157の所定の部分を面183から離して、縁部157の該部分で結合材料が、縁部157と面183との間に形成された通路(間隙)に沿って引き続き流れるのを阻止(中断)するようになっている。これによって、結合材料は翼151を開口部で外側リングと結合していない。開口部177を翼151に整合させて、開口部によって毛管現象を中断させるようになっているかぎりにおいて、開口部は内側リング171の特定の箇所に限定されるものではない。実施例では開口部は、スリット間の中間に配置されているものの、一方のスリットのより近傍に、或いは他方のスリットのより近傍に配置されていてよい。1つの内側リングが、スリットに関して異なる複数の箇所にそれぞれ開口部を有していてよい。さらに別の実施例(図示省略)では、リング183は適切な複数のスリット173,175を、該スリット間に位置する開口部177なしに有していてよい。
結合部材の引き続く流れを阻止するために、別の手段を用いてよく、別の手段は例えばピン、隆起部、ポケット又は凹設部であり、若しくは、内側リングの面とタービン翼の固定面との間に設けられる障害物若しくは阻止手段である。タービンは、内側リングと翼との特定の組合せに限定されるものではない。本発明の課題は、当業者にとって本発明の要旨若しくは枠を逸脱することなく、本発明に基づく構成要素を種々に変更して解決されるものである。本発明は、実施例に基づき説明してあるものの、図示の実施例に限定されるものではない。
7 内燃機関、 8 伝動装置、 9 ディファレンシャル及び車軸ユニット、 10 トルクコンバータ、 11 カバー、 15 ばね、 17 ピストンプレート、 37 ポンプ、 38 タービン、 39 ステータ、 41 コンバータ連行ディスク、 49 トルクコンバータクラッチ、 100 コンバータタービン、 102 タービンケーシング、 103 翼の外周、 104内側リング、 106 翼、 108 舌片、 110 入口側、 112 出口側、 118 舌片、 120 区分、 130 切欠部、 132,134 部分、 139 内面、 153,155 舌片、 158 内側リング、 161,163 スリット、 165 外面、 171 内側リング、 173,175 スリット、 177 開口部、 179 外周縁、 181 内周縁、 183 外面

Claims (26)

  1. トルクコンバータにおいて、次の構成要素を含んでおり、つまり、
    内側リングを含んでおり、
    前記内側リングに結合されたタービン翼を含んでおり、該タービン翼の外周の1つの区分は前記内側リングの外面に相対して位置していて、該外面の近傍に配置されており、
    結合材料を含んでおり、該結合材料は前記タービン翼の外周の前記区分の少なくとも1つの部分を、該区分の全長よりも小さい長さで前記内側リングの外面に固着していることを特徴とするトルクコンバータ。
  2. 前記タービン翼の外周の前記区分は、タービンの共振を減少させるために前記内側リングの外面に固着されている請求項1に記載のトルクタービン。
  3. 前記内側リングは、該内側リングの外面と内面とをつなぐ少なくとも1つの開口部を含んでおり、該開口部は前記タービン翼の外周の前記区分に整合させられおり、該区分は内側リングの外面に対して垂直に向けられている請求項1に記載のトルクタービン。
  4. 前記内側リングはさらに第1及び第2のスリットを含んでおり、前記タービン翼はさらに、前記第1若しくは第2のスリットに挿入される第1及び第2の舌片を含んでおり、前記第1若しくは第2の少なくとも1つのスリットは少なくとも1つの開口部を含んでいる請求項3に記載のトルクコンバータ。
  5. 第1若しくは第2の各スリットは少なくとも1つの開口部を含んでいる請求項4に記載のトルクタービン。
  6. 前記内側リングはさらに第1及び第2のスリットを含んでおり、前記タービン翼はさらに、前記第1若しくは第2のスリットに挿入される第1及び第2の舌片を含んでおり、前記第1のスリットと前記第2のスリットとの間に開口部を設けてあり、該開口部は前記第1及び第2のスリットから分離されている請求項3に記載のトルクコンバータ。
  7. 前記少なくとも1つの開口部は、該開口部によって前記タービン翼の外周の前記区分に沿った毛管現象を消滅させるように配置されている請求項3に記載のトルクコンバータ。
  8. 前記内側リングはさらに第1及び第2のスリットを含んでおり、前記タービン翼はさらに、前記第1若しくは第2のスリットに挿入される第1及び第2の舌片を含んでおり、前記タービン翼の外周の前記区分は、前記第1の舌片と前記第2の舌片との間に配置された切欠部を含んでいる請求項1に記載のトルクコンバータ。
  9. 前記切欠部は、該切欠部によって前記タービン翼の外周の前記区分に沿った毛管現象を消滅させるように配置されている請求項8に記載のトルクコンバータ。
  10. 結合部材はろう材である請求項1に記載のトルクコンバータ。
  11. 結合部材は溶接材料である請求項1に記載のトルクコンバータ。
  12. トルクコンバータのための内側リングにおいて、該内側リングは、次の構成要素を含んでおり、つまり、
    外面を有しており、
    前記外面内の中断部を含んでおり、該中断部は、該中断部によって流動性の結合材料に対する毛管現象を消滅させるように配置されており、前記流動性の結合材料は、前記内側リングに取り付けられたタービン翼と前記内側リングの外面との間の結合部に施されるようになっていることを特徴とする、トルクコンバータのための内側リング。
  13. 内側リングはさらに外面内のスリットを含んでおり、前記中断部は前記スリットに接続している請求項12に記載の内側リング。
  14. 前記中断部は内側リング内の開口部を含んでいる請求項12に記載の内側リング。
  15. トルクコンバータ内のタービンのための翼において、該翼は、次の構成要素を含んでおり、つまり、
    該翼の1つの縁部に第1及び第2の舌片を含んでおり、該舌片は、該舌片によって前記翼を前記トルクコンバータの内側リングに結合するように配置されており、前記縁部は、前記翼を前記内側リングに結合した場合に、前記内側リングの外面の近傍に位置しており、
    前記縁部内に切欠部を含んでおり、該切欠部は該切欠部によって、前記内側リングの外面と前記翼との間に形成された通路内の毛管現象による結合材料の流れを阻止するように配置されていることを特徴とする、トルクコンバータ内のタービンのための翼。
  16. トルクコンバータ内のタービンの共振の制御ための方法において、該方法は次のステップを含んでおり、
    前記タービンの翼の外周の1つの区分を前記トルクコンバータの内側リングの外面の近傍に装着するステップ、
    前記翼の前記区分と前記内側リングの外面との間に通路を形成するステップ、
    前記通路内の毛管現象の消滅のために前記通路内の中断部を形成するステップ、及び
    流動性の結合材料を前記通路内に施すステップを含んでいることを特徴とする、トルクコンバータ内のタービンの共振の制御ための方法。
  17. さらに前記翼の前記区分を、該区分の全長よりも短い長さで前記内側リングの外面に固着するステップを含んでいる請求項16に記載の方法。
  18. 前記タービンの翼を前記内側リングに結合するステップを含んでいる請求項16に記載の方法。
  19. 前記内側リングに前記中断部を形成することによって、該内側リングの内面から外面に通じる少なくとも1つの開口部を形成し、前記翼の前記区分を、前記内側リングの外面に対して垂直な仮想の線に沿って前記開口部に整合させる請求項16に記載の方法。
  20. 前記内側リングはさらに第1及び第2のスリットを含んでおり、前記翼はさらに、前記第1若しくは第2のスリットに挿入される第1及び第2の舌片を含んでおり、前記内側リングの内面と外面との間の前記開口部を形成することによって、前記第1若しくは前記第2の少なくとも1つのスリットの部分としての開口部を形成するステップを含んでいる請求項19に記載の方法。
  21. 前記内側リングの内面と外面との間の前記開口部を形成することによって、前記第1若しくは前記第2の各スリットの部分としての開口部を形成するステップを含んでいる請求項20に記載の方法。
  22. 前記内側リングはさらに第1及び第2のスリットを含んでおり、前記翼はさらに、前記第1若しくは第2のスリットに挿入される第1及び第2の舌片を含んでおり、前記内側リングの内面と外面との間の前記開口部を形成することによって、前記第1のスリットと前記第2のスリットとの間の開口部を形成するステップを含んでおり、前記第1のスリットと前記第2のスリットとの間の前記開口部は第1及び第2のスリットから分離されている請求項19に記載の方法。
  23. 前記内側リングはさらに第1及び第2のスリットを含んでおり、前記翼はさらに、前記第1若しくは第2のスリットに挿入される第1及び第2の舌片を含んでおり、前記翼の中断部の形成によって該翼の前記区分の、第1の舌片と第2の舌片との間の切欠部を形成するステップを含んでいる請求項16に記載の方法。
  24. 結合部材はろう材である請求項16に記載の方法。
  25. 結合部材は溶接材料である請求項16に記載の方法。
  26. トルクコンバータにおいて、該トルクコンバータは次の構成要素を含んでおり、つまり、内側リングを含んでおり、
    前記内側リングに結合されたタービン翼を含んでおり、該タービン翼の1つの縁部は前記内側リングの外面の近傍に位置しており、
    前記タービン翼と前記内側リングの外面との間に形成された少なくとも1つの通路を含んでおり、かつ
    結合材料を含んでおり、該結合材料は前記通路を少なくとも部分的に満たしていて、かつ前記通路を、該通路の全長よりも小さい長さで満たしていることを特徴とするトルクコンバータ。
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