JP2008281199A - シールされたピストン及び強制された冷却流れを備えたスリーパストルクコンバータ - Google Patents

シールされたピストン及び強制された冷却流れを備えたスリーパストルクコンバータ Download PDF

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    • F16H2045/0294Single disk type lock-up clutch, i.e. using a single disc engaged between friction members

Abstract

【課題】カバーと直接に係合させられたピストンプレートを備えたトルクコンバータと、汚染物を低減する溶接設計及びロックアッププレート取付け方法と、改良された性能を備えた耐久性のあるスタンピングされたステータ設計とを提供する。
【解決手段】カバーシェル111と、ロックアップクラッチ160のためのピストン117とが設けられており、該ピストンが前記カバーシェルに固定されており、ピストン117が、クラッチ160を操作するためにフレキシブルである。
【選択図】図8

Description

関連出願とのクロスリファレンス
本願は、合衆国第35法典第119条(e)に基づいて、引用したことにより本明細書に記載されたものとする2007年5月9日に出願された米国特許仮出願第60/928437号明細書の利益を請求する。
発明の分野
本発明は概してトルクコンバータ、特にシールされたピストン及び強制された冷却流れを備えたトルクコンバータに関する。
発明の背景
図1は、典型的な車両における、エンジン7と、トルクコンバータ10と、トランスミッション8と、ディファレンシャル/車軸アセンブリ9との関係を示す概略的なブロック線図を示している。自動車のエンジンからトランスミッションへトルクを伝達するためにトルクコンバータが使用されることがよく知られている。
トルクコンバータの3つの主要な構成要素は、ポンプ37と、タービン38と、ステータ39とである。トルクコンバータは、ポンプがカバー11に溶接されると、シールされたチャンバとなる。カバーはフレックスプレート41に結合されており、このフレックスプレート41自体はエンジン7のクランクシャフト42にボルト留めされている。カバーは、カバーに溶接されたラグ又はスタッドを用いてフレックスプレートに結合されることができる。ポンプとカバーとの間の溶接された結合はエンジントルクをポンプに伝達する。したがって、ポンプは常にエンジン速度で回転する。ポンプの機能は、この回転運動を利用し、流体を半径方向外方及び軸方向へタービンに向かって送ることである。したがって、ポンプは、流体を小さな半径の入口から大きな半径の出口へ推進する遠心ポンプであり、流体のエネルギを増大させる。トランスミッションクラッチとトルクコンバータクラッチとを係合させるための圧力は、ポンプハブによって駆動される、トランスミッションにおける付加的なポンプによって提供される。
トルクコンバータ10において、流体回路は、ポンプ(インペラと呼ばれる場合もある)と、タービンと、ステータ(リアクタと呼ばれる場合もある)とによって構成されている。流体回路は、車両が停止させられている場合にエンジンを回転させ続け、運転手によって望まれた場合に車両を加速する。トルクコンバータは、減速ギヤと同様に、トルク比によってエンジントルクを補足する。トルク比は、入力トルクに対する出力トルクの比である。トルク比は、タービン回転速度が低い又はゼロである(ストールとも呼ばれる)場合に最も高くなる。ストールトルク比は通常1.8〜2.2の範囲である。これは、トルクコンバータの出力トルクが入力トルクよりも1.8〜2.2倍だけ大きいことを意味する。しかしながら、出力速度は入力速度よりも著しく低い。なぜならば、タービンは出力部に結合されておりかつ回転していないが、入力部はエンジン速度で回転しているからである。
タービン38は、車両を推進するために、ポンプ37から受け取る流体エネルギを利用する。タービンシェル22はタービンハブ19に結合されている。タービンハブ19は、タービントルクをトランスミッションシャフト43に伝達するためにスプライン結合を利用する。入力軸は、トランスミッション8における歯車及び軸と、車軸ディファレンシャル9とを介して、車輪に結合されている。タービンブレードに衝突する流体の力は、トルクとしてタービンから出力される。軸方向スラスト軸受31は、構成要素を、流体によって与えられる軸方向の力から支持する。出力トルクが、静止中の車両の慣性を克服するのに十分であると、車両は動き始める。
流体エネルギはタービンによってトルクに変換された後、依然として流体には僅かなエネルギが残されている。小さな半径の出口44から出てくる流体は、通常は、ポンプの回転に対抗するような形式でポンプに進入する。ステータ39は、ポンプの加速を助けるために流体を方向転換させるために使用され、これにより、トルク比を増大させる。ステータ39は一方向クラッチ46を介してステータシャフト45に結合されている。ステータシャフトはトランスミッションハウジング47に結合されており、回転しない。一方向クラッチ46は、ステータ39が低速比(ポンプがタービンよりも速く回転している)において回転するのを阻止する。タービン出口44からステータ39に進入する流体は、ステータブレード48によって方向転換させられ、回転方向でポンプ37に進入する。
ブレードの入口角度及び出口角度、ポンプ及びタービンシェルの形状、トルクコンバータの総直径とが、その性能に影響する。設計パラメータは、トルク比と、効率と、エンジンを"ランアウェイ"させることなくエンジントルクを吸収するためのトルクコンバータの能力とを含む。これは、トルクコンバータが小さすぎ、ポンプがエンジンを減速させることができない場合に起こる。
低速比においては、トルクコンバータは正常に機能し、車両が静止した状態でエンジンを回転させ、増大した性能のためにエンジントルクを補足する。1よりも小さな速度比では、トルクコンバータの効率は100%に満たない。タービンの回転速度がポンプの回転速度に近づくにしたがって、トルクコンバータのトルク比は、約1.8〜2.2から、約1のトルク比まで次第に減少する。トルク比が1に達したときの速度比はカップリングポイントと呼ばれる。このポイントにおいては、ステータに進入する流体はもはや方向転換される必要はなく、ステータにおける一方向クラッチが、流体を、ポンプ及びタービンと同じ方向に回転させる。ステータが流体を方向転換していないので、トルクコンバータから出力されるトルクは、トルク入力と同じである。流体回路全体はユニットとして回転する。
最大トルクコンバータ効率は、流体における損失に基づき92〜93%に限定される。したがって、トルクコンバータクラッチ49は、トルクコンバータ入力部を出力部に機械的に結合するために使用され、効率を100%に改善する。クラッチピストンプレート17は、トランスミッションコントローラによって命令されると、液圧によって作動させられる。ピストンプレート17は、内径においてOリング18によってタービンハブ19に対してシールされており、外径において摩擦材料リング51によってカバー11に対してシールされている。これらのシールは、圧力チャンバを形成し、ピストンプレート17をカバー11と係合させる。この機械的な結合は、トルクコンバータ流体回路をバイパスする。
トルクコンバータクラッチ49の機械的結合は、ドライブトレーンに、より多くのエンジンねじれ変動を伝達する。ドライブトレーンが基本的にばね質量系であるので、エンジンからのねじれ変動は、系の固有振動数を励起することができる。ダンパは、ドライブトレーンの固有振動数を、駆動範囲から外れさせるように使用される。ダンパは、エンジン7及びトランスミッション8と直列に配置されたばね15を有しており、これにより、系の有効ばね定数を減衰させ、固有振動数を低下させる。
トルクコンバータクラッチ49は、4つの構成要素、すなわちピストンプレート17と、カバープレート12及び16と、ばね15と、フランジ13とを有している。カバープレート12及び16はトルクをピストンプレート17から圧縮ばね15に伝達する。カバープレートウィング52は、軸方向保持のためにばね15の周囲に形成されている。ピストンプレート17からのトルクは、リベット結合部を介してカバープレート12及び16に伝達される。カバープレート12及び16は、ばね窓の縁部と接触することによって、トルクを圧縮ばね15に提供する。両カバープレートは、ばねの中心軸線の両側においてばねを支持するように協働する。ばね力は、フランジばね窓縁部との接触によって、フランジ13に伝達される。時には、フランジは、高トルク時にばねの過剰圧縮を回避するために、カバープレートの一部に係合する回転タブ又はスロットも有している。フランジ13からのトルクは、タービンハブ19と、トランスミッション入力軸43とに伝達される。
エネルギ吸収は、望まれるならば、時にはヒステリシスと呼ばれる摩擦によって達せられることができる。ヒステリシスは、ダンパプレートの巻き上げ及び巻出しからの摩擦を含み、したがって実際の摩擦トルクの2倍である。ヒステリシスパッケージは、概して、ダイアフラムばね(又は皿ばね)14から成り、このダイアフラムばね(又は皿ばね)は、フランジ13と、カバープレート16の一方との間に配置されており、フランジ13を他方のカバープレート12と接触させる。ダイアフラムばね14によって加えられる力の大きさを制御することによって、摩擦トルクの大きさも制御されることができる。典型的なヒステリシスの値は、10〜30Nmの範囲である。
従来のトルクコンバータは、ピストン17をカバー11に対して軸方向に移動させるように設計されている。複数プレートトルクコンバータクラッチ設計は、ピストン17とカバー11とを回転可能に固定するために、付加的なシール及び付加的な装置を必要とする。さらに、従来のトルクコンバータのシェルは溶接されており、ポンプとカバーとの間に形成された小さな間隙に汚染物を進入させる。付加的なロックアッププレートもポンプ又はカバーシェルに溶接されており、さらに汚染物の危険性を増大する。1つのこのような設計は、2006年6月28日に出願された、共同で譲渡された米国特許仮出願第60/816932号明細書に記載されている。
また、従来のトルクコンバータにおけるステータは通常アルミニウムから鋳造されている。2007年3月23日に出願された、共同で譲渡された米国特許出願第11/728066号明細書に記載されたような打抜き加工されたステータは、コストを減じかつ性能を高めるために使用されることができる。
したがって、カバーと直接に係合させられるピストンプレートが長い間必要とされている。汚染物を低減する溶接設計及びロックアッププレート取付け方法を備えたトルクコンバータも必要とされている。改良された性能を備えた、より耐久性のある打抜き加工されたステータ設計も必要とされている。
米国特許仮出願第60/816932号明細書 米国特許出願第11/728066号明細書
本発明の全体的な目的は、カバーと直接に係合させられたピストンプレートを備えたトルクコンバータと、汚染物を低減する溶接設計及びロックアッププレート取付け方法と、改良された性能を備えた耐久性のあるスタンピングされたステータ設計とを提供することである。
発明の概要
本発明は広くは、カバーシェルと、タービンハブと、前記カバーと駆動係合させられたバッキングプレートとを有するトルクコンバータアセンブリを含む。バッキングプレートは前記タービンハブの近傍で半径方向に延びている。幾つかの態様において、前記係合はプレスばめスプライン結合である。幾つかの態様において、トルクコンバータはポンプシェルを有し、前記カバーシェルは前記ポンプシェルにおいて刻まれた領域の半径方向壁部に対して当接する。
本発明は広くは、カバーシェルと、ロックアップクラッチのためのピストンとを有するトルクコンバータアセンブリも含む。ピストンはカバーシェルに固定されており、ピストンはクラッチを操作するためにフレキシブルである。カバーシェルへの取付け箇所におけるピストンの少なくとも部分は、カバーシェルと接触している。ピストンはシールされたチャンバの部分を形成しており、ピストンは、チャンバ内の流体圧力に応じて変位可能である。1つの実施形態において、取付けは、ピストンの内径の近傍におけるプロジェクション溶接か、又はピストンの内径の近傍におけるリベット留めによって行われている。
本発明はさらに、広くは、スタンピングによって形成された少なくとも1つの薄板金外側ブレードプレートと、スタンピングによって形成された少なくとも1つの薄板金内側ブレードプレートとを備えた、トルクコンバータのための打抜き加工されたステータアセンブリを含む。外側及び内側のブレードプレートは、前記スタンピングされたステータアセンブリを通る流体を方向付ける。幾つかの態様において、前記内側ブレードプレートの厚さは前記外側ブレードプレートの厚さよりも小さい。幾つかの態様において、スタンピングされたステータはリベットと一方向クラッチとを有する。リベットは、前記一方向クラッチのための外側レースを前記外側及び内側のブレードプレートと駆動係合させるように据え付けられている。幾つかの態様において、少なくとも1つの薄板金外側プレートは、軸受を位置決めするためのフランジ領域を有する。幾つかの態様において、前記少なくとも1つの外側ブレードプレートは、前記一方向クラッチの軸方向移動を制限するために半径方向内方へ延びている。幾つかの態様において、前記ピストンは、前記カバーと、トランスミッションのための入力軸とに液圧式にシールされている。
本発明のこれらの目的及び利点並びにその他の目的及び利点は、本発明の好適な実施形態の以下の説明と、添付の図面及び請求項とから容易に認められるであろう。
本発明の性質及び態様がここで、添付の図面を参照した発明の以下の詳細な説明により完全に説明される。
始めに、異なる図面における同じ参照符号は、発明の同じ又は機能的に類似の構造エレメントを表していることが認識されるべきである。本発明は、現時点で好適な態様であると考えられるものに関して説明されるが、請求項に記載の発明は開示された態様に限定されないと理解されるべきである。
さらに、発明は、記載された特定の方法、材料及び変化態様に限定されず、もちろん変更することができる。ここで使用されている用語は、特定の態様だけを説明するためのものであり、本発明の範囲を限定しようとするものではなく、発明の範囲は、添付の請求項によってのみ限定される。
特に定義されない限りは、ここで使用される全ての技術的及び科学的用語は、本発明が属する技術分野における当業者にとって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。ここに説明されたものと同じ又は均等のあらゆる方法、装置又は材料が発明の実施又は試験において使用されることができるが、好適な方法、装置及び材料がここでは説明されている。
図7Aは、本願において用いられる空間に関する用語を説明する円筒座標系80の斜視図である。本発明は、少なくとも部分的に円筒座標系に関連して説明される。系80は長手方向軸線81を有しており、この長手方向軸線は、以下の方向及び空間の用語のための基準として使用される。"軸方向"、"半径方向"及び"周方向"という形容詞は、軸線81、半径82(軸線81に対して直交する)及び円周83のそれぞれに対して平行な方向に関する。"軸方向"、"半径方向"及び"周方向"という形容詞は、個々の平面に対して平行な方向にも関する。様々な平面の配置を明らかにするために、物体84,85及び86が用いられている。物体84の面87は軸方向平面を形成している。すなわち、軸線81はこの面に沿った線を形成している。物体85の面88は半径方向平面を形成している。すなわち、軸線82はこの面に沿った線を形成している。物体86の面89は周方向平面を形成している。すなわち、軸線83はこの面に沿った線を形成している。別の例として、軸方向の移動又は配置は軸線81に対して平行であり、半径方向の移動又は配置は半径82に対して平行であり、周方向の移動又は配置は円周83に対して平行である。
"軸方向"、"半径方向"及び"周方向"という形容詞は、軸線81、半径82又は円周83のそれぞれに対して平行な方向に関する。"軸方向"、"半径方向"及び"周方向"という副詞は、個々の平面に対して平行な方向にも関する。
図7Bは、本願において用いられた空間的な用語を示している、図1Aの円筒座標系における物体90の斜視図である。円筒状物体90は、円筒座標系における円筒状物体を表しており、本願発明をどのようにも限定しようとするものではない。物体90は、軸方向の面91と、半径方向の面92と、周方向の面93とを有している。面91は軸方向平面の一部であり、面92は半径方向平面の一部であり、面93は周方向平面の一部である。
図8は、本発明のトルクコンバータ100の断面図である。カバー111は、駆動プレート102及びスタッド104を介してフレックスプレート(図示せず)に回転可能に固定されている。駆動プレート102は押し出されたリベット106を用いてカバー111に固定されている。しかしながら、カバー111をフレックスプレートに結合するために、技術分野において知られたあらゆる手段が使用されることが理解されるべきである。パイロット108はクランクシャフト(図示せず)においてカバー111をセンタリングする。パイロット108は、薄板金から形成されており、コストを減じるためにスタンピングによって形成されている。幾つかの態様において、パイロット108の端部110は、クランクシャフトおいてパイロット108の回動を許容するために丸味付けられている。パイロット108は、技術分野において知られたあらゆる手段を使用してカバー111に固定されている。幾つかの態様において、パイロット108はプロジェクション溶接によってカバー111に取り付けられている。別の態様において、パイロット108はリベット締め(図示せず)によってカバー111に取り付けられている。幾つかの態様において、パイロット取付けリベットは、カバー111から形成された押し出されたリベットである。
ピストンプレート117は、カバーの内径の近傍において、位置112においてカバー111に固定されている。ピストンプレート117は、技術分野において知られたあらゆる手段を使用してカバー111に固定されている。幾つかの態様において、ピストンプレート117はプロジェクション溶接によってカバー111に取り付けられている。別の態様において、ピストンプレート117はリベット締め(図示せず)によってカバー111に固定されている。幾つかの態様において、ピストン取付けリベットは、カバー111から形成された押し出されたリベットである。ピストンプレート117は内径(図示せず)において入力軸にシールされている。ピストンプレート117はさらに、ピストン117の成形された領域116に位置決めされたシール114によってカバー111に対してシールされており、保持プレート118によって保持されている。ピストンプレート118は、技術分野において知られたあらゆる手段を使用してピストン117に取り付けられている。幾つかの態様において、保持プレート118は、押し出されたリベット120を用いてピストン117に取り付けられている。幾つかの態様において、シール114は運動用シールである。
好適な実施形態において、カバーシェルへの取付け箇所におけるピストンの少なくとも部分は、カバーシェルと接触している。ピストンプレートは、ロックアップクラッチ160を操作するために、半径方向に取付け箇所を越えてシェルまでフレキシブルである。ピストンプレートは、シールされたチャンバ162の部分をも形成しており、ロックアップクラッチの操作を制御するためにチャンバ内の流体圧力に応答して変位可能である。例えば、チャンバ162における流体圧力からピストンプレートに加わる力が、チャンバ164における流体からピストンプレートに加わる力よりも大きい場合には、ピストンは方向166へ変位し、クラッチを係合させる。
カバーへのピストンの直接結合は、スプライン又は板ばね等の、ピストンとカバーとを結合するその他の方法と交換されることができる。有利には、直接結合はスプライン結合のようにがたつかない。また有利には、裏側から板ばねのためのリベット又はファスナに到達するために必要とされる特別の工具を要する余分なステップが、直接結合によって排除される。
バッキングプレート122は、実質的に平坦であり、カバー外周124から半径方向に延びている。バッキングプレート122は、技術分野において知られたあらゆる手段を使用してカバー外径124に固定されている。幾つかの態様において、バッキングプレート122は、プレスばめ噛合い結合を用いてカバー外径124に固定されており、これによりがたつきを排除している。オリフィス126を介して冷却流がバッキングプレート122を通過することができる。幾つかの態様において、バッキングプレート122の内周127は、流れを制限するためにタービンハブ119の外周に対して最小限の間隙を有している。別の態様において、バッキングプレート122は運動用シール(図示せず)を用いてタービンハブ119に対してシールされている。
セパレータプレート128及び130は、それぞれ板ばね132及び134を用いてバッキングプレート122に回転可能に固定されている。幾つかの態様において、板ばね132及び134は押し出されたリベットを用いて固定されている。摩擦プレート136及び138はカバープレート131と回転可能に係合させられている。幾つかの態様において、プレート136及び138は、スプライン結合を用いてカバープレート131と係合させられている。
センタリングフランジ140は、技術分野において知られたあらゆる手段を使用してフランジ133に固定されている。幾つかの態様において、センタリングフランジ140はリベット142を用いてフランジ133にリベット締めされている。軸受144はピストンプレート117に対してセンタリングフランジ140を位置決めし、これにより、フランジ133とタービンハブ119との間の締りばめによってタービンアセンブリ135をセンタリングしている。
ステータ137はスタンピングされたコンポーネントのアセンブリである。それぞれの側における外側プレート146及び148は支持プレート150及び152を含む。幾つかの態様において、支持プレート150及び152は、成形を提供しかつステータの性能を高めるために、外側プレート146及び148よりも薄い。特定の数の外側プレート及び支持プレートが示されているが、あらゆる数のプレート及び支持プレートが発明の範囲に含まれる。幾つかの態様において、外側プレート148は、軸受139を位置決めするためにフランジ付き領域を有する。その他の態様(図示せず)において、外側プレート148は位置決めフランジを有する。幾つかの態様において、外側プレート146及び148は、一方向クラッチアセンブリ141の内部コンポーネントを保持する。
一方向クラッチアセンブリ141の外側レース143は、技術分野において知られたあらゆる手段を用いてプレート146,148,150,152に回転可能に固定されている。幾つかの態様において、リベット154は、プレート146,148,150,152を外側レースに固定するために使用される。
カバーシェル111及びポンプシェル145は、溶接部156を用いて接合された場合にシールされた容器を形成する。幾つかの態様において、カバーシェル111は、段状の領域158に接触するまでポンプシェル145内へ軸方向に延びている。カバーとポンプと境界面のソリッドストップ設計は、溶接中にトルクコンバータ100に汚染物が進入する可能性を低減する。幾つかの態様において、ワッシャ160の厚さは、カバー111がポンプシェルの段状の領域158と係合させられた場合に内部コンポーネントの適切な間隙を保証するように選択されている。
チャンバ147はカバー111とピストン117との間に配置されている。チャンバ149はピストン117とシールプレート122との間に配置されている。チャンバ151はシールプレート122とポンプシェル145との間に配置されている。各チャンバに、自己の通路を通じてトランスミッションからトランスミッションオイルが充填される。これは、スリーパスハイドロリックシステムと呼ばれる。
トルクコンバータモードにおける動作中、チャンバ147における圧力はチャンバ149における圧力よりも低い。したがって、ピストンプレート117はカバー111に向かって押し付けられ、摩擦プレート136及び138はトルクを伝達しない。トルクコンバータ100を冷却するためにオイルはチャンバ149からオリフィス126を通じてチャンバ151に流入する。
トルクコンバータクラッチモードが望まれる場合、チャンバ147における圧力が増大され、これにより、ピストン117がバッキングプレート122に向かって押し付けられ、摩擦プレート136及び138を締め付け、摩擦プレートがトルクをカバープレート131に伝達する。ピストン117はカバー111に固定されているので、ピストンは撓まなければならない。幾つかの態様において、改良された耐久性のために応力を小さく保持しながら所要の撓みを許容するために、ピストンの厚さ162が変化させられる。摩擦プレート136及び138を冷却するために、オイルはチャンバ149から摩擦プレート136及び138を通って、オリフィス126を通って、チャンバ151に流入する。バッキングプレート122とタービンハブ119とが互いにシールされていないと、僅かなオイルがバッキングプレート122とタービンハブ119との間から漏れるおそれがある。
タービンシェル155と、タービンハブ119と、カバープレート131とを結合するリベット153は有利にはがたつきを排除する。
したがって、本発明の目的は効率的に達成されるが、請求項に記載された発明の精神及び範囲から逸脱することなく、発明に対する修正及び変更が当業者に容易に明らかであるべきである。本発明は、特定の好適な実施形態に関して説明されているが、請求項に記載された発明の範囲又は精神から逸脱することなく変更が成されることができることは明らかである。
ドライブトレーンにおけるトルクコンバータの関係及び機能を説明することを助けるための、自動車における動力伝達経路の概略的なブロック線図である。 自動車のエンジンに固定されて示されている、従来のトルクコンバータの断面図である。 図2に示された線3−3に沿って見た、図2に示されたトルクコンバータの平面図である。 概して図3に示された線4−4に沿って見た、図2及び図3に示されたトルクコンバータの断面図である。 図2に示されたトルクコンバータの第1の分解図であり、分解されたトルクコンバータを左から見たものとして示されている。 図2に示されたトルクコンバータの第2の分解図であり、分解されたトルクコンバータを右から見たものとして示されている。 本願において用いられた空間的な用語を示している、円筒座標系の斜視図である。 本願において用いられる空間に関する用語を説明する図7Aの円筒座標系における物体の斜視図である。 本発明のトルクコンバータの断面図である。
符号の説明
100 トルクコンバータ、 102 駆動プレート、 104 スタッド、 106 リベット、 108 パイロット、 111 カバー、 116 領域、 117 ピストンプレート、 118 保持プレート、 117 ピストン、 119 タービンハブ、 120 リベット、 122 バッキングプレート、 124 カバー外周、 126 オリフィス、 127 内周、 128,130 セパレータプレート、 131 カバープレート、 132,134 板ばね、 135 タービンアセンブリ、 136,138 摩擦プレート、 137 ステータ、 136,138 摩擦プレート、 140 センタリングフランジ、 141 一方向クラッチアセンブリ、 142リベット、 143 外側レース、 144 軸受、 145 ポンプシェル、 146,148 外側プレート、 147,149 チャンバ、 150,152 支持プレート、 151 シェル、 154 リベット、 155 タービンシェル、 156 溶接部、 158 段状の領域、 160 ロックアップクラッチ、 162,164 チャンバ、 166 方向

Claims (5)

  1. トルクコンバータアセンブリにおいて、
    カバーシェルと、
    ロックアップクラッチのためのピストンとが設けられており、該ピストンが前記カバーシェルに固定されており、ピストンが、クラッチを操作するためにフレキシブルであることを特徴とする、トルクコンバータアセンブリ。
  2. カバーシェルへの取付け箇所におけるピストンの少なくとも部分がカバーシェルと接触している、請求項1記載のトルクコンバータアセンブリ。
  3. ピストンが、シールされたチャンバの部分を形成しており、ピストンが、チャンバ内の流体圧力に応じて変位可能である、請求項1記載のトルクコンバータアセンブリ。
  4. 取付けが、ピストンの内径の近傍におけるプロジェクション溶接によって行われている、請求項1記載のトルクコンバータアセンブリ。
  5. 取付けが、ピストンの内径の近傍におけるリベット締めによって行われている、請求項1記載のトルクコンバータアセンブリ。
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