JPH10196260A - 建物の垂直壁用固定梯子 - Google Patents

建物の垂直壁用固定梯子

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JPH10196260A
JPH10196260A JP312397A JP312397A JPH10196260A JP H10196260 A JPH10196260 A JP H10196260A JP 312397 A JP312397 A JP 312397A JP 312397 A JP312397 A JP 312397A JP H10196260 A JPH10196260 A JP H10196260A
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JP
Japan
Prior art keywords
body frame
main body
building
bracket
link arm
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP312397A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Yasukura
宏 安倉
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10196260A publication Critical patent/JPH10196260A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建物等の垂直壁に設けられる固定梯子におい
て、設置スペースを拡大しないで安全な昇降を可能とす
る。 【解決手段】 梯子10は、建物の躯体1の上部壁面に
突設された上部枢支ブラケット11、上部枢支ブラケッ
ト11に整列し躯体1の下部壁面に突設された下部枢支
ブラケット13、下部枢支ブラケット13に一端が枢着
された屈曲リンクアーム15、屈曲リンクアーム15の
他端と上部枢支ブラケット11とに上下端部がそれぞれ
回動自在に連結支持された本体枠17、本体枠11の側
面に一端が枢着され列状に配設された複数の支持リンク
27,29、支持リンク27,29の他端に連結され本
体枠17に接近離隔する手摺25、本体枠17の下部に
設けられた延長調整脚及び支持リンクの列の最下支持リ
ンク29に設けられて建物の床面に当接するストッパ2
9aから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、梯子に関し、特に
建築構造物の垂直壁に付設される固定式の梯子乃至昇降
設備に関する。
【0002】
【従来の技術】工場、各種大型プラント、大型船舶等に
は上方の階に行ったり、下方の階に下ったりするため垂
直梯子が設けられる場合が多い。古くから使用されてい
る昇降設備としての階段は、その傾斜の度合いによって
若干の差があるものの人間が安定した姿勢で上り下りが
できるので好ましいものであるが、比較的大きな設置空
間を必要とすると共に設置コストが大きくなるきらいも
ある。このため、前述のような産業設備においては、設
備の空間使用効率を向上し、且つ製造設置コストを低く
維持するため前述のように垂直梯子が使用される例が多
い。その代表的構造を図9及び図10に示す。これを簡
単に説明すると、垂直壁を形成する躯体1の上下にサポ
ート2,3が突設され、これに手摺兼用の垂直バー5が
2本固定されている。そして垂直バー5の間に棒状乃至
パイプ状のステップ6が所定の間隔をおいて多数配設さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような垂直梯子
を上ったり降りたりするには、垂直バー5又は上方のス
テップ6を片手乃至両手で握り、ステップ6の上に足を
置き、片足を一段上の、或いは一段下のステップ6にず
らしつつ胴体及び頭を上下方向に移動する。このため体
全体の重心は、足を載せるステップ6を含む垂直面内に
はなく離れているので、常に落下の危険性を含んでい
る。即ち、手を滑らしたりして垂直バー5を握る手を誤
って離せば、そのまま落下し、又ステップ6を踏み外せ
ば体の姿勢を崩し、落下の危険性が増す。従って、本発
明は設置スペースが小さく、且つ安定した昇降操作が可
能な建物の垂直壁用固定梯子を提供することを課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】如上の課題を解決するた
め、本発明によれば、建物の垂直壁用固定梯子は、不使
用時には垂直姿勢で格納できると共に使用時には所定の
角度で傾斜させて階段状のステップを形成するように構
成されていて、建物の垂直壁の上部壁面に突設された上
部枢支ブラケット、この上部枢支ブラケットに整列し前
記垂直壁の下部壁面に突設された下部枢支ブラケット、
この下部枢支ブラケットに一端が枢着された屈曲リンク
アーム、この屈曲リンクアームの他端と前記上部枢支ブ
ラケットとに上下端部がそれぞれ回動自在に連結支持さ
れた本体枠、この本体枠の側面に一端が枢着され列状に
配設された複数の支持リンク、同支持リンクの他端に連
結され前記本体枠に接近離隔する手摺、前記本体枠の下
部に設けられた延長調整脚及び前記支持リンクの列の最
下支持リンクに設けられ建物の床面に当接するストッパ
から構成される。
【0005】
【発明の実施の形態】以下添付の図面を参照して本発明
の実施形態を説明する。図1を参照するに、本発明によ
る梯子10の上部枢支ブラケット11及び下部枢支ブラ
ケット13は、一般のコンクリート構造物であり、且つ
垂直壁を画成する躯体1の壁面上部及び壁面下部に整列
して取り付けられる。枢支ブラケット11,13は、直
接的に或いは屈曲リンクアーム15を介して梯子の本体
枠17の上部及び下部に枢着されているが、図2及び図
3にその細部が拡大して示されている。図2において、
上部枢支ブラケット11は埋め込み固定式の固定金物1
1aとクレビス状の固定ブラケット11bからなり、こ
れに支持ピン19を介して回動自在に本体枠17が連結
されている。従って、2点鎖線に示すように、本体枠1
7を傾斜させることができる。更に図3に示すように、
下部枢支ブラケット13は埋め込み固定式の固定金物1
3aとクレビス状の固定ブラケット13bからなり、こ
れに支持ピン21を介して屈曲リンクアーム15の一端
が回動自在に連結されている。屈曲リンクアーム15
は、バー状のリンク15a,15bがセンターピン15
cにより屈曲自在に連結されて形成され、更にリンク1
5aにストッパプレート15dが固定されている。この
ため、屈曲リンクアーム15は、図3の上部に示す逆V
字形屈曲姿勢から、その下部に示す伸長姿勢まで変形す
るが、ストッパプレート15dにより阻止されてV字形
屈曲姿勢にならない。そして、屈曲リンクアーム15の
他端は、支持ピン23を介して本体枠17の下部に回動
自在に連結され、屈曲リンクアーム15が伸びると本体
枠17が傾くことになる。このような屈曲リンクアーム
15の機能から容易に理解されるように、屈曲リンクア
ーム15は、本体枠17の下部の水平方向変位を規制す
る機能を持つチェーン、ワイヤロープ等と代替可能であ
る。
【0006】図4に屈曲リンクアーム15が伸長し、本
体枠17が傾斜した梯子10の状態が示されている。こ
の状態では、手摺25は本体枠17に対し接近位置にあ
り、即ち手摺25を本体枠17に連結する支持リンク2
7は未だ格納姿勢にある。この姿勢から支持リンク27
を時計方向に回動すれば、図5に示す状態となる。図か
ら分かるように最下部の支持リンク29には棒状のスト
ッパ29aが設けられていて、図示のように構造物の底
面に当接している。このような状態では、手摺25は本
体枠17に対し離隔位置にあり、人間が梯子10を上る
ときに手に近い位置にある。更に、図4乃至図5に示す
ように本体枠17が傾斜位置にあると、本体枠17の下
端は建物の底面から離れるので、これを安定的に支承す
るため延長調整脚31が本体枠17の下端部に設けられ
ている。この状態が図6に図式的に示されている。本体
枠17は角パイプ状の部材から形成されているので、延
長調整脚31は角筒状の外形形状をしてテレスコーピッ
クに可動であり、ロックピン33により引き出し位置に
固定される。
【0007】図7及び図8に梯子10のステップ板35
の組み込み状況が本体枠17及び支持リンク27の連結
状況と共に示されている。支持リンク27の両端は、支
持ピン37,39を介して本体枠17及び手摺25に回
動自在に連結されているが、支持ピン37はステップ板
35の一方の巻き込み端に挿通され、ステップ板35の
他方の巻き込み端にステップ支持ピン41が挿通され、
その両端は支持リンク27に支持されている。従って、
ステップ板35は、支持リンク27,29と一緒に傾動
し、図7の格納姿勢では跳ね上がった状態であるが、図
8の使用状態では水平状態に回動し、その上に人が乗り
易くなっている。
【0008】以上のような構成の梯子10では、不使用
時には図1に示すように垂直な状態に畳み込まれて、そ
の設置スペースが最小になり、建物内でのその他の装備
等の運搬や格納に支障を生じない。また、使用時には、
本体枠17は下端部が引き出されて傾斜し、更に手摺2
5が引き起こされると共に各ステップ板35が水平にな
って階段状のステップを構成する。そして、各種作業を
行う操作員乃至人間がそれを踏んで上下する。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば不
使用時には垂直梯子のように垂直姿勢に格納されるの
で、占有スペースが小さくなり他のものの運搬や保管に
支障を与えず、更に使用時にはステップ板は階段状に配
置されるので、人間の体重の重心をステップ板の上に保
持して人間の姿勢を安定的に保持し、落下墜落事故を防
止することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る梯子の不使用時格納姿
勢を示す立側面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】図1の部分を拡大して示す、作用説明図であ
る。
【図4】 本発明の実施形態に係る梯子の使用時姿勢と
格納姿勢との中間位置にある中間姿勢を示す側面図であ
る。
【図5】図1の実施形態に係る梯子の使用時姿勢を示す
側面図である。
【図6】図1の実施形態に係る梯子の使用時姿勢を示す
部分側面図である。
【図7】図1の部分拡大図である。
【図8】図1の実施形態に係る梯子の使用時姿勢を示す
部分側面図である。
【図9】従来の垂直梯子の一例を示す側面図である。
【図10】従来の垂直梯子の一例を示す立面図である。
【符号の説明】
1 躯体 10 梯子 11,13 枢支ブラケット 15 屈曲リンクアーム 15a,15b リンク 15c センターピン 15d ストッパプレート 17 本体枠 19,21,23 支持ピン 25 手摺 27,29 支持リンク 29a ストッパ 31 延長調整脚 33 ロックピン 35 ステップ板 37,39 支持ピン 41 ステップ支持ピン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の垂直壁の上部壁面に突設された上
    部枢支ブラケット、同上部枢支ブラケットに整列し前記
    垂直壁の下部壁面に突設された下部枢支ブラケット、同
    下部枢支ブラケットに一端が枢着された屈曲リンクアー
    ム、同屈曲リンクアームの他端と前記上部枢支ブラケッ
    トとに上下端部がそれぞれ回動自在に連結支持された本
    体枠、同本体枠の側面に一端が枢着され列状に配設され
    た複数の支持リンク、同支持リンクの他端に連結され前
    記本体枠に接近離隔する手摺、前記本体枠の下部に設け
    られた延長調整脚及び前記支持リンクの列の最下支持リ
    ンクに設けられて前記建物の床面に当接するストッパを
    有してなることを特徴とする建物の垂直壁用固定梯子。
JP312397A 1997-01-10 1997-01-10 建物の垂直壁用固定梯子 Withdrawn JPH10196260A (ja)

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JPH10196260A true JPH10196260A (ja) 1998-07-28

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Effective date: 20040406