JP2546695Y2 - 避難はしご - Google Patents

避難はしご

Info

Publication number
JP2546695Y2
JP2546695Y2 JP1991095781U JP9578191U JP2546695Y2 JP 2546695 Y2 JP2546695 Y2 JP 2546695Y2 JP 1991095781 U JP1991095781 U JP 1991095781U JP 9578191 U JP9578191 U JP 9578191U JP 2546695 Y2 JP2546695 Y2 JP 2546695Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ladder
support
fixed
tread
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991095781U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0538300U (ja
Inventor
利彦 山東
Original Assignee
利彦 山東
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 利彦 山東 filed Critical 利彦 山東
Priority to JP1991095781U priority Critical patent/JP2546695Y2/ja
Publication of JPH0538300U publication Critical patent/JPH0538300U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2546695Y2 publication Critical patent/JP2546695Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ladders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建物に装着される非常用
の避難はしごに関するものである。
【0002】
【従来の技術】避難はしごとして最も一般的なものはロ
ープ式の吊下げはしごである。このようなロープ式吊下
げはしごは非常時に窓から吊下げられるが、固定箇所は
上端だけであるため安定性が無く、非常に使いにくい。
又風が吹けば揺れてしまい、非常時に急いで使用するは
しごとしては適しておらず、危険性も大きい。
【0003】そこで、該はしごを安定させるためには常
設した鉄製はしごでなければならず、このような鉄製は
しごを常設した建物は多く見られるが、該建物にはしご
を常設する場合、建物の美観を損なってしまう。特に外
観を重視した近年の建物にあっては、非常用避難はしご
の設置が問題になることが多く、又外観のみならず建物
の外壁から突出するため、隣接する建物の空間が一部遮
られて障害になることがあり、異物が当たって変形した
り破損することもある。一方、これら避難はしごの他に
も色々な型式のはしごが知られているが、安定性や安全
性の点では常設した鉄製はしごが好ましい。
【0004】
【本考案が解決しようとする課題】このように、安定性
や安全性に優れている鉄製はしごにも、建物の外観を損
なうといった問題がある。本考案が解決しようとする課
題はこの問題点であって、あくまでも常設を基本とした
鉄製はしごを対象とし、建物の外観を損なわない収納型
式の避難はしごを提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の避難はしごは垂
直で平行な2本の支柱と複数の踏み板から成り、該踏み
板は所定の間隔をおいて支柱に取着される。そこで本考
案のはしごは常時収納状態にあって、上記両支柱は互い
に当接又は近接し、又踏み板は中央にて屈曲し、2つ折
りとなって収納されるよう構成している。
【0006】ところで、本考案の避難はしごは建物の壁
面に取着されるもので、片側の支柱は上記壁面に固定さ
れ、他方の支柱はフリーな状態となる固定支柱と可動支
柱で構成し、該可動支柱は固定支柱に対して常に平行を
成している。可動支柱が固定支柱に当接又は近接した収
納状態から離れてはしごとして機能させるには、屈曲し
て2つ折り状態の踏み板は伸展して水平に保たれねばな
らず、本考案の避難はしごには上記両支柱と踏み板の他
に支持装置を備えている。すなわち、該支持装置によっ
て踏み板が水平に保たれ、又該踏み板の先端に可動支柱
が垂直を成して位置する。
【0007】
【作用】本考案の避難はしごは以上のごとく構成され、
建物の壁面に固定した固定支柱に可動支柱が当接又は近
接状態で収納されていて、建物の外観を損なうような突
出物とはならない。上記壁面に凹溝を形成し、該凹溝に
2本の支柱を収納可能とするならば、壁面からの突出物
は全く無くなる訳で、このように収納されている避難は
しごは、非常時において可動支柱を固定支柱から引き離
して踏み板を伸展し、水平状態とする。これら各踏み板
並びに可動支柱は支持装置によって保持されるため垂下
することなく、該はしごを用いて降りることができる。
以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
【0008】
【実施例】図1a、bは本考案の避難はしごを示す実施
例であるが、支持装置は省略している。同図において1
は固定支柱、2は可動支柱、3は踏み板を表わしてお
り、上記固定支柱1は建物壁面に固定されて該避難はし
ごは装着される。可動支柱2は固定支柱1と平行を成
し、踏み板3、3…を介して連結されていて、踏み板
3、3…の屈曲動により移動することができる。同図の
aは踏み板3、3…が伸展して可動支柱2が固定支柱1
から分離した状態を、bは踏み板3、3…が屈曲して可
動支柱2が固定支柱1に当接した状態、すなわち収納状
態を示している。このように、可動支柱2を固定支柱1
に当接して収納するため、上記踏み板3、3…は中央に
て折れ曲がることができるように構成している。
【0009】勿論、可動支柱2を固定支柱1に当接する
だけであるならば、上記踏み板3、3…を必ずしも屈曲
させる必要は無く、固定支柱1側と可動支柱2側にて回
動自在に軸支状態で連結しておけばよいが、このように
踏み板3、3…を中央で屈曲させなければ踏み板3、3
…間のピッチPを大きくしなければならず、少なくとも
固定支柱1と可動支柱2間距離Lより大きいことが必要
となる。該避難はしごを利用して人が安全に降りる場
合、該はしごにはある程度の幅を必要とし、上記踏み板
3、3…間のピッチPは余り大きくてはいけない。
【0010】本考案の避難はしごの踏み板3、3…を中
央にて屈曲させているのはこの理由に基づくもので、所
定ピッチPに対して十分な幅のはしごを構成することが
できる。そこで上記踏み板3は互いに屈曲可能に連結し
た2本の踏み板片4a、4bを有し、踏み板片4aは固
定支柱1と軸5をもって連結し、一方の踏み板片4bは
可動支柱2と軸6を介して連結している。したがって、
可動支柱2を固定支柱1側へ引き寄せるならば、各踏み
板片4a、4bはV字型又は逆V字型に屈曲して折れ曲
がる。
【0011】ところで、このはしごを両支柱1、2がと
もに地面又は床面上に起立させて使用するのであれば、
上記踏み板3、3…の上方から作用する荷重に対して該
踏み板3、3…がV型に屈曲しないためのストッパーを
設けるだけでよいが、本考案の避難はしごは固定支柱1
だけが支えとなるもので、可動支柱2及び踏み板3、3
…は別の支持装置でもって支えられる。この支持装置の
形態は色々考えられる訳であるが、以下に2〜3の例を
挙げて説明する。
【0012】図2a、bは上記支持装置の具体例であ
り、両踏み板片4a、4bを連結しているブロック7、
7…には中棒8が掛架し、該中棒8を引き上げること
で、各踏み板3、3…は逆V字型に屈曲することができ
る。そして、踏み板片4aには半円形をしたガイドリン
グ18が取着され、該ガイドリング18はブロック7と
踏み板片4bが連結している軸9を中心とした所定の半
径をもって形成され、上記踏み板片4a、4bが図2b
のごとく屈曲するならば、上記ガイドリング18は踏み
板片4bに形成したガイド孔を移動する。ガイドリング
18の先端にはストッパー10が形成されていて、踏み
板片4a、4bが一直線になったところで、ストッパー
10が踏み板片4bの上面に当接し、それ以上の屈曲は
阻止される。
【0013】したがって、ガイドリング18により踏み
板片4a、4bは一直線となり、踏み板3が軸5を中心
として傾斜することもできず、水平に保たれる。ここ
で、上記ガイドリング18を全ての踏み板3、3…に取
着してもよいが、適当な間隔をおいて設ければ十分であ
る。図3は他の保持装置を示しているが、中棒8を両踏
み板片4a、4bを連結しているブロック7に形成した
孔に挿通し、又該中棒8に固定した金具11から両方へ
支え12、12を伸ばして各々の踏み板片4a、4bに
その上端を止着している。したがって、この場合も上記
両支え12、12を2辺とする逆2等辺三角形の形状が
崩れることはなく、その結果踏み板3は一直線で水平に
保たれる。該保持装置は図3bに示すごとく、傘を折畳
むように屈曲して可動支柱2を収納する。
【0014】図4の保持装置は固定支柱1側と可動支柱
2側へ傾斜して支え13を連結したもので、支え13は
途中のピン14を軸として折れ曲がり得る。可動支柱2
を固定支柱1側へ寄せて収納する場合には、同図bのよ
うに上記ピン14で屈曲して収納を妨げることはなく、
踏み板片4a、4bが伸展した状態では支え13によっ
て水平に保持される。すなわち、各軸を頂点として形成
する三角形abcは、その形状を崩すことなく一定に保
たれる。
【0015】図5に示す保持装置は上記図4の保持装置
に類似するが、支え15は折れ曲がることなく、又固定
支柱1には止着されないで、先端に設けたスライダー1
6がガイド溝17に沿って上下動可能となっている。該
スライダー16は収納状態ではガイド溝17の上方に、
踏み板3、3…を伸展した場合には下端に位置する。し
たがって、踏み板3に作用する荷重は支え15に張力と
して働き、該支え15を斜辺とする直角三角形の形状は
崩れることはない。以上述べたように、本考案の避難は
しごは、固定支柱と可動支柱を中央にて折れ曲がる複数
本の踏み板により連結して収納可能とし、伸展状態での
踏み板を水平に保つために保持装置を設けたもので、次
のような効果を得ることができる。
【0016】
【考案の効果】本考案の避難はしごは建物の壁面に取着
され、安定した固定はしごであるとともに、可動支柱が
固定支柱に当接又は近接状態で収納可能であるため、建
物の外観が該はしごによって損われることはない。そし
て、この避難はしごは踏み板が中央にて折れ曲がること
ができるため、はしご幅を大きく、踏み板間ピッチを適
当に定め得るため、使い易いはしごとなる。更に建物壁
面に凹溝を設けて該凹溝に収納可能とするならば、ほと
んど目立つことなく避難はしごの装着ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の避難はしごの外観図。
【図2】避難はしごの保持装置。
【図3】避難はしごの保持装置。
【図4】避難はしごの保持装置。
【図5】避難はしごの保持装置。
【符号の説明】
1 固定支柱 2 可動支柱 3 踏み板 4 踏み板片 5 軸 6 軸 7 ブロック 8 中棒 9 軸 10 ストッパー 11 金具 12 支え 13 支え 14 ピン 15 支え 16 スライダー 17 ガイド溝 18 ガイドリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の壁面に装着されるはしごであっ
    て、上記壁面側に固定される固定支柱と可動支柱及び両
    支柱を連結する複数本の踏み板から成り、踏み板は中央
    にて折れ曲がって可動支柱を固定支柱側へ寄せて収納可
    能とし、上記踏み板を伸展させた状態で水平に保つため
    の保持装置を備えたことを特徴とする避難はしご。
JP1991095781U 1991-10-26 1991-10-26 避難はしご Expired - Lifetime JP2546695Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991095781U JP2546695Y2 (ja) 1991-10-26 1991-10-26 避難はしご

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991095781U JP2546695Y2 (ja) 1991-10-26 1991-10-26 避難はしご

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0538300U JPH0538300U (ja) 1993-05-25
JP2546695Y2 true JP2546695Y2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=14147021

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991095781U Expired - Lifetime JP2546695Y2 (ja) 1991-10-26 1991-10-26 避難はしご

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2546695Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4668883B2 (ja) * 2006-08-17 2011-04-13 株式会社日幸 折り畳み式脚立

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5333440Y2 (ja) * 1974-11-27 1978-08-17
JPS57114098U (ja) * 1980-12-31 1982-07-14
JPS641440Y2 (ja) * 1981-01-21 1989-01-12
JPS6236954Y2 (ja) * 1981-01-21 1987-09-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0538300U (ja) 1993-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4854735B2 (ja) 特に乗物のためのはしごシステム
US20170260811A1 (en) Automatic savety pool ladder for an above-ground swimming pool
JP2546695Y2 (ja) 避難はしご
US4601365A (en) Rain gutter ladder support
JP7429074B2 (ja) 作業台
JP2006283468A (ja) はしご及び伸縮式構造体
JP2023526296A (ja) 安全はしご
KR200440672Y1 (ko) 높낮이 조절이 가능한 자립식 사다리
JPS5922880Y2 (ja) 避難梯子装置
KR20090003457U (ko) 무게중심을 낮춘 삼각 받침대
JPH0124186Y2 (ja)
JPS6311280Y2 (ja)
KR970003942Y1 (ko) 절첩식 사다리
JP3058599U (ja) 支持材を具備した梯子
KR200297784Y1 (ko) 지주받침용 지지봉
JPH0211600Y2 (ja)
KR200314707Y1 (ko) 곤도라 케이지의 흔들림 방지장치
JP7161164B2 (ja) 作業台
JPH0239409Y2 (ja)
JPS5936638Y2 (ja) 電柱用昇降具
KR200200905Y1 (ko) 지하구조물 점검용 사다리
JP3083128B2 (ja) 工事用仮設手摺り
KR200171319Y1 (ko) 소방용 고가 사다리 장치
JP2863918B1 (ja) モーメント緩衝装置付脚立及びその製造方法
JPS641440Y2 (ja)