JPH10196128A - 建築用安全柵 - Google Patents

建築用安全柵

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JPH10196128A
JPH10196128A JP460697A JP460697A JPH10196128A JP H10196128 A JPH10196128 A JP H10196128A JP 460697 A JP460697 A JP 460697A JP 460697 A JP460697 A JP 460697A JP H10196128 A JPH10196128 A JP H10196128A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fence
fixed
building
safety
movable
Prior art date
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Pending
Application number
JP460697A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiro Aikawa
善郎 相川
Takeshi Takubo
岳司 田窪
Shigeki Shiozawa
茂喜 塩沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisei Corp
Original Assignee
Taisei Corp
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Publication date
Application filed by Taisei Corp filed Critical Taisei Corp
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Publication of JPH10196128A publication Critical patent/JPH10196128A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】柱間の開口部を仕切って落下防止機能を果た
し、柵より外側での作業を安全に行うことができ、装
着、取り外しが容易な建築用安全柵を提供する。 【解決手段】構築途中の建築物の最も外側に位置する柱
2、4間の下梁12に着脱自在に固定されて開口部の一
部領域を仕切る固定柵14と、この固定柵の側部に連結
して前記開口部の残りの領域を仕切る側部可動柵16、
18とを備えている。前記固定柵は、前記建築物の内側
に向けて開閉する開閉扉30、32を設けている。そし
て、前記固定柵及び前記側部可動柵の下端部に、これら
の下端部にヒンジ結合して前記下梁との間の下部空間を
閉塞する下部可動柵20、22、24を設けている。そ
して、前記固定柵、前記側部可動柵及び前記下部可動柵
の枠体は軽金属により形成され、各枠体の枠体内部に配
設した柵面は軽金属製のメッシュパネルにより形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建築物の構築中
において落下防止用の柵として使用する建築用安全柵に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、中層の鉄骨建築物は、鉄骨柱及
び鉄骨梁を組付けして骨組構造体を構築し、各階毎にデ
ッキプートを配設した後に、骨組構造体の外周に外壁を
建て込んでいく工程を行う。
【0003】外壁を建て込む前の骨組構造体は、最も外
側に位置する鉄骨柱間が開口しており、作業員や作業工
具の落下防止のために、開口部を安全柵で仕切ってい
る。従来の安全柵としては、鉄骨柱間にワイヤを張り、
そのワイヤに養生ネットを配設して鉄骨柱間の内側と外
側とを仕切るものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、養生ネット
を安全柵として使用すると、作業員の接触等によりネッ
トが移動したり、養生ネットがワイヤから外れて鉄骨柱
間の仕切りが不完全となるおそれがあり、常に養生ネッ
トの管理が必要となる。
【0005】また、養生ネットの外側位置で外装材の墨
出し作業や取付け作業,鉄骨部材の現場溶接を行う際に
は,養生ネットが作業員の足等に絡むおそれがあり,作
業安全性の面で問題がある。
【0006】この発明は上記事情に鑑みてなされたもの
であり、柱間の開口部を確実に仕切って落下防止機能を
果たし、柵より外側での作業を安全に行うことができる
とともに、装着、取り外しが容易な建築用安全柵を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の建築用安全柵は、外壁を施
工していない構築途中の建築物の最も外側に位置する柱
間の開口部を仕切る建築用安全柵であって、前記柱間の
下梁に着脱自在に固定されて開口部の一部領域を仕切る
固定柵と、この固定柵の側部に連結して前記開口部の残
りの領域を仕切る側部可動柵とを備え、前記固定柵は、
前記建築物の内側に向けて開閉する開閉扉を設けている
とともに、前記側部可動柵は、前記建築物の内側に回動
して前記固定柵に折り重なるように前記固定柵にヒンジ
結合している。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の建築用安全柵において、前記固定柵及び前記側部可
動柵の下端部に、これらの下端部にヒンジ結合して前記
下梁との間の下部空間を閉塞する下部可動柵を設けた。
【0009】さらに、請求項3記載の発明は、請求項2
記載の建築用安全柵において、前記固定柵、前記側部可
動柵及び前記下部可動柵の枠体を軽金属により形成する
とともに、各枠体の枠体内部に配設した柵面を、軽金属
製のメッシュパネルにより形成した。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面に基づいて説明する。図1及び図2は、外壁を
建て込んでいない鉄骨構造体の最も外側に位置する鉄骨
柱2、4と、これら鉄骨柱2、4間に配設して作業現場
となる構造体の内側8と外側6とを仕切っている安全柵
10を示すものである。
【0011】安全柵10は、鉄骨柱2、4間の下部鉄骨
梁12上に着脱自在に固定した固定柵14と、この固定
柵14の両側部に連結して鉄骨柱2、4間の残りの開口
領域を仕切る一対の側部可動柵16、18と、固定柵1
4及び一対の側部可動柵16、18の下端部に連結して
下部鉄骨梁12との下部空間を閉塞する下部可動柵2
0、22、24とを備えている。
【0012】固定柵14は、図3に示すように、固定枠
体26と、この固定枠体26の下部に固定した一対の脚
部28と、固定枠体26内に配設した一対の開閉扉3
0、32とで構成されている。
【0013】そして、図4に示すように、予め、鉄骨柱
2、4間の下部鉄骨梁12上には2本のサヤ管34が固
定されており、これらサヤ管34内に一対の脚部28を
挿入することにより、固定柵14が下部鉄骨梁12上に
固定されている。
【0014】また、一対の開閉扉30、32は、扉枠体
30a、32aと、これら扉枠体30a、32a内の全
面に柵面として貼設されたメッシュパネル30b、32
bとで構成されている。そして、一方の開閉扉30は、
右側部がヒンジ部材30cを介して固定枠体26の中央
に位置する縦枠体26aに連結し、他方の開閉扉32
も、左側部がヒンジ部材32cを介して縦枠体26aに
連結している。これにより、一対の開閉扉30、32
は、図3の紙面の上側に片開き方式で開閉する。
【0015】また、一対の側部可動柵16、18は、前
述した固定枠体26と同一高さの可動枠体34、36
と、これら可動枠体34、36内の全面に柵面として貼
設されたメッシュパネル38、40とで構成されてい
る。そして、一方の側部可動柵34は、右側部がヒンジ
部材16cを介して固定枠体26の左側部に連結し、他
方の側部可動柵36も、左側部がヒンジ部材18cを介
して固定枠体26の右側部に連結している。これによ
り、一対の側部可動柵16、18は、図3の紙面の上側
に回動して固定柵14に折り重なるように移動する。
【0016】さらに、下部可動柵20、22、24は、
可動枠体42、44、46と、これら可動枠体42、4
4、46内の全面に貼設したメッシュパネル48、5
0、52とで構成されている。そして、下部可動柵20
の上部が、ヒンジ部材20cを介して固定柵14の下端
部に連結し、下部可動柵22の上部が、ヒンジ部材22
cを介して側部可動柵16の下端部に連結し、下部可動
柵24の上部が、ヒンジ部材24cを介して側部可動枠
18の下端部に連結している。これにより、下部可動柵
20は、図4に示すように、ヒンジ部材20cを支点と
して上方に回動する。また、下部可動柵22、24も、
ヒンジ部材22c、24cを支点として上方に回動す
る。
【0017】そして、安全柵10を構成する上記固定枠
体26、扉枠体30a、32a、可動枠体34、36、
42、44、46、メッシュパネル30b、32b、3
8、40、48、50、52は、全てアルミニウム合金
などの軽量金属により形成されている。
【0018】次に、図5は、鉄骨柱2、4間の下部鉄骨
梁12上に固定したサヤ管34に脚部28を挿入するこ
とにより、鉄骨柱2、4間に配設した安全柵10を平面
視で示したものである。この図によると、一対の開閉扉
30、32は、作業現場となる構造体の内側8に開き、
一対の側部可動柵16、18も内側8に開くように配設
している。
【0019】上記構成の安全柵10によると、従来の養
生ネットのように鉄骨柱2、4間の仕切りが不完全とな
らず、固定柵10、一対の側部可動柵16、18が鉄骨
柱2、4間の開口部を確実に仕切るので落下防止機能を
確実に果たすことができる。
【0020】また、安全柵10より外側位置(図5の符
号Aで示す位置)で外装材の墨出し作業や取付け作業,
或いは鉄骨材の現場溶接を行う場合には,側部開閉柵1
6を内側に開いて作業を容易に行うことができるので、
作業安全性も高めることができる。また、符号A位置以
外の安全柵10より外側位置で作業を行う場合にも、一
対の開閉扉30、32、或いは側部可動柵18を内側8
に開いて作業を容易に行うことができる。
【0021】また、固定柵14及び一対の側部可動柵1
6、18の下部には、下部鉄骨梁12との下部空間を閉
塞する下部可動柵20、22、24が配設されているの
で、構造体の内側8に載置している資材、工具等が安全
柵10の下部から外側6に落下するおそれがなく、さら
に作業安全性を高めることができる。
【0022】さらに、固定柵14の一対の脚部28を下
部鉄骨梁12上のサヤ管34に挿入するだけで安全柵1
0の装着が完了する。また、取り外すときには、サヤ間
34から一対の脚部28を抜く動作を行えばよい。そし
て、安全柵10の構成部材はアルミニウム合金などの軽
量金属により形成されおり、さらに、柵面としてメッシ
ュパネル30b、32b、38、40、48、50、5
2を使用して軽量化が図られているので、作業員の持ち
運びが容易である。このように、装着、取り外し、さら
には持ち運びが容易な安全柵10を提供することができ
る。
【0023】なお、本実施形態では、固定柵14に一対
の側部可動柵16、18を連結した構造を示したが、本
発明の要旨はこれに限定されるものではなく、例えば一
対の側部可動柵16、18にさらに他の側部可動柵を連
結しても、同様の作用効果を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
記載の建築用安全柵によると、従来の養生ネットのよう
に柱間の仕切りが不完全とならず、固定柵及び側部可動
柵が柱間の開口部を確実に仕切るので、落下防止機能を
確実に果たすことができる。
【0025】また、安全柵より外側位置で外装材の墨出
し作業や取付け作業,或いは鉄骨材の現場溶接を行う場
合には,固定柵に設けた開閉扉や側部可動柵を内側に開
いて作業を容易に行うことができるので、作業安全性も
高めることができる。
【0026】また、請求項2記載の発明によると、請求
項1記載の建築用安全柵の効果を得ることができるとと
もに、固定柵及び側部可動柵の下端部に、これらの下端
部にヒンジ結合して下梁との間の下部空間を閉塞する下
部可動柵を設けているので、作業現場となる建築物の内
側に載置している資材、工具等が安全柵の下部から外側
に落下するおそれがなく、さらに作業安全性を高めるこ
とができる。
【0027】また、請求項3記載の発明によると、請求
項2記載の建築用安全柵の効果を得ることができるとと
もに、固定柵、側部可動柵及び下部可動柵の枠体が軽金
属により形成され、各枠体の枠体内部に配設した柵面が
軽金属製のメッシュパネルにより形成されているので、
安全柵の軽量化を図ることができる。そして、安全柵
は、柱間の下梁に固定柵を着脱自在に固定することによ
り配設されるので、装着、取り外し、さらには持ち運び
が容易な建築用安全柵を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築用安全柵を示す正面図である。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】建築用安全柵の具体的な構成部材を示す図であ
る。
【図4】柱間の下梁に着脱自在に固定される固定柵の下
部構造を示す図である。
【図5】建築用安全柵を示す平面図である。
【符号の説明】
2、4 鉄骨柱(柱) 6 建築物の外側 8 建築物の内側 10 安全柵 12 鉄骨下梁(下梁) 14 固定柵 16、18 側部可動柵 20、22、24 下部可動柵 26 固定枠体 28 脚部 30、32 開閉扉 30a、32a 扉枠体 30b、32b、38、40、48、50、52 メッ
シュパネル 34、36、42、44、46 可動枠体 16c、18c、20c、22c、24c、30c、3
2c 22 ヒンジ部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外壁を施工していない構築途中の建築物
    の最も外側に位置する柱間の開口部を仕切る建築用安全
    柵であって、 前記柱間の下梁に着脱自在に固定されて開口部の一部領
    域を仕切る固定柵と、この固定柵の側部に連結して前記
    開口部の残りの領域を仕切る側部可動柵とを備え、前記
    固定柵は、前記建築物の内側に向けて開閉する開閉扉を
    設けているとともに、前記側部可動柵は、前記建築物の
    内側に回動して前記固定柵に折り重なるように前記固定
    柵にヒンジ結合していることを特徴とする建築用安全
    柵。
  2. 【請求項2】 前記固定柵及び前記側部可動柵の下端部
    に、これらの下端部にヒンジ結合して前記下梁との間の
    下部空間を閉塞する下部可動柵を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の建築用安全柵。
  3. 【請求項3】 前記固定柵、前記側部可動柵及び前記下
    部可動柵の枠体を軽金属により形成するとともに、各枠
    体の枠体内部に配設した柵面を、軽金属製のメッシュパ
    ネルにより形成したことを特徴とする請求項2記載の建
    築用安全柵。
JP460697A 1997-01-14 1997-01-14 建築用安全柵 Pending JPH10196128A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU702925B3 (en) * 1997-12-24 1999-03-11 Dgs Property Pty Ltd A safety barrier
JP2011202395A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Taisei Corp 墜落防止用手摺
JP2013520586A (ja) * 2010-02-24 2013-06-06 フォーム 700 ピーティーワイ エルティーディー 壁の上部分への設置用の取外し可能な柵
KR102567457B1 (ko) * 2023-04-13 2023-08-16 우광티엔씨(주) 개구부용 안전 펜스

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