JPH10195239A - ゴム組成物 - Google Patents

ゴム組成物

Info

Publication number
JPH10195239A
JPH10195239A JP9005717A JP571797A JPH10195239A JP H10195239 A JPH10195239 A JP H10195239A JP 9005717 A JP9005717 A JP 9005717A JP 571797 A JP571797 A JP 571797A JP H10195239 A JPH10195239 A JP H10195239A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ethoxy
group
rubber
rubber composition
benzothiazolylsulfenamide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9005717A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3630895B2 (ja
Inventor
Masahiro Hojo
将広 北條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP00571797A priority Critical patent/JP3630895B2/ja
Priority to US09/006,481 priority patent/US20020010283A1/en
Priority to DE69812731T priority patent/DE69812731T2/de
Priority to EP98300271A priority patent/EP0854168B1/en
Publication of JPH10195239A publication Critical patent/JPH10195239A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3630895B2 publication Critical patent/JP3630895B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/36Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
    • C08K5/45Heterocyclic compounds having sulfur in the ring
    • C08K5/46Heterocyclic compounds having sulfur in the ring with oxygen or nitrogen in the ring
    • C08K5/47Thiazoles

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱老化後の破壊特性に優れたゴム組成物を提
供する。 【解決手段】 天然ゴム及びジエン系合成ゴムからなる
群より選ばれる少なくとも一種のゴム原料100重量部
に対して、下記一般式(I)、(II)及び(III)で表さ
れるアルコキシ基含有2−メルカプトベンゾチアゾール
化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の化合物
を0.2〜10重量部含む。 一般式(I) 【化1】 一般式(II) 【化2】 一般式(III) 【化3】 (式中、R1 はアルキル基等を表し、R2 は水素原子又
はアミノ基を表し、R3及びR4 は水素原子又はアルキ
ル基等を表し、R5 及びR6 はアルキル基等を表し、X
はZn原子、Cu原子又はアミノ基を表し、R9 はアル
キル基又はシクロヘキシル基を表し、R7 及びR8 はR
5 と同義である。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴム組成物に関し、
詳しくは高いレベルで熱老化後の破壊特性を保持する、
タイヤトレッド等に用いるゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴムか
らなるゴム組成物にとって、熱老化中の空気中の酸素に
よる破壊物性の低下現象はある程度避けられない問題で
あり、これに対して種々の老化防止剤がこれまで開発さ
れてきている。その中で、従来から加硫促進剤として用
いられている2−メルカプト−ベンゾチアゾール化合物
が老化防止剤としての効果があることもよく知られてい
る。
【0003】近年自動車の高馬力化、高速道路網の整備
及びタイヤの偏平化が進むとともに走行中のタイヤ温度
が上昇し、以前にも増して熱老化中の物性変化が大きく
なってきている。これに対して一般老化防止剤を増加す
ることが考えられるが、ブルームなどの問題があるた
め、これ以上の老化防止剤の増量は困難である。
【0004】また、2−メルカプトベンゾチアゾール化
合物、例えば2−メルカプトベンゾチアゾリルジスルフ
ィドを増量すると当然ではあるが、加硫促進剤であるの
でモジュラスが上昇し、十分な破壊特性を得ることがで
きず、特に破壊伸びが著しく低下する。
【0005】また、4−メチル−2−メルカプトベンゾ
チアゾール、4−メチル−2−メルカプトベンゾチアゾ
リルジスルフィド、4−エチル−2−メルカプトベンゾ
チアゾール、4−エチル−2−メルカプトベンゾチアゾ
リルジスルフィドは特開昭56−139542号、特公
平3−2183号に開示されているように熱老化後、タ
イヤ走行後の硬化を抑制する効果があるので老化後の破
壊伸びを向上させることが期待される。実際にこれらの
2−メルカプトベンゾチアゾール化合物はSBR主体配
合では期待通りに熱老化後の破壊伸びを向上させること
が可能である。しかしながらゴム100重量部中、天然
ゴム又はポリイソプレンゴムが50重量部以上含まれる
配合では、これらの2−メルカプトベンゾチアゾール化
合物は熱老化後の破壊強力を著しく低下させるため十分
目的を達成できない。また、これらの4−アルキル−2
−メルカプトベンゾチアゾール化合物はSBR主体配合
で熱老化後にモジュラス硬化を抑制し、破壊伸びは向上
させるものの破壊強力を向上させることはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事実
に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、従来技術に
対して、さらに高いレベルで熱老化後の破壊特性を保持
するゴム組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述のように加硫促進剤
として用いられるメルカプトベンゾチアゾール化合物は
以前より老化防止剤としての役割があることは知られて
いる。本発明者は、この老化防止剤としての効果に着目
し、G.Scottらの提唱するメカニズムに立ち返
り、より高い老化防止効果が得られるように検討を重ね
た結果、下記の手段によって、課題が解決できることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、(1)本発明のゴム組成物は、
天然ゴム及びジエン系合成ゴムからなる群より選ばれる
少なくとも一種のゴム原料100重量部に対して、下記
一般式(I)、(II)及び(III)で表されるアルコキシ
基含有2−メルカプトベンゾチアゾール化合物からなる
群より選ばれる少なくとも一種の化合物を0.2〜10
重量部含むことを特徴とする。
【0009】一般式(I)
【0010】
【化4】
【0011】一般式(II)
【0012】
【化5】
【0013】一般式(III)
【0014】
【化6】
【0015】(式中、R1 は炭素数1〜8のアルキル
基、アルケニル基又はシクロアルキル基を表し、R2
水素原子又は−N(R3 )R4 で表されるアミノ基を表
し、R3及びR4 はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数
2〜4のアルキル基又はシクロヘキシル基を表す(ただ
し、R3 及びR4 が同時に水素原子である場合を除
く)。R5 及びR6 はそれぞれ独立に炭素数1〜8のア
ルキル基、アルケニル基又はシクロアルキル基を表す。
XはZn原子、Cu原子又は>N−R9 で表されるアミ
ノ基を表し、R9 は炭素数2〜4のアルキル基又はシク
ロヘキシル基を表す。R 7 及びR8 はR5 と同義であ
る。) (2)本発明のゴム組成物は、前(1)項において、前
(1)項に記載の一般式(I)、(II)及び(III)に含
まれるアルコキシ基の芳香族単環での位置が4位又は6
位であることを特徴とする。
【0016】(3)本発明のゴム組成物は、前(1)項
において、前(1)項に記載の一般式(I)、(II)及
び(III)に含まれるアルコキシ基の芳香族単環での位置
が4位であることを特徴とする。
【0017】(4)本発明のゴム組成物は、前(1)項
において、前記アルコキシ基がメトキシ基、エトキシ基
及びブトキシ基からなる群より選ばれる基であることを
特徴とする。
【0018】(5)本発明のゴム組成物は、前(1)項
において、前記アルコキシ基がエトキシ基であることを
特徴とする。
【0019】(6)本発明のゴム組成物は、前(1)項
において、前(1)項に記載の一般式(I)で表される
アルコキシ基含有2−メルカプトベンゾチアゾール化合
物がN−tert−ブチル−4−エトキシ−2−ベンゾ
チアゾリルスルフェンアミド、N−tert−ブチル−
6−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド
又はN−シクロヘキシル−4−エトキシ−2−ベンゾチ
アゾリルスルフェンアミドであることを特徴とする。
【0020】(7)本発明のゴム組成物は、前(1)項
において、前(1)項に記載の一般式(I)で表される
アルコキシ基含有2−メルカプトベンゾチアゾール化合
物がN−tert−ブチル−4−エトキシ−2−ベンゾ
チアゾリルスルフェンアミド又はN−シクロヘキシル−
4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド
であることを特徴とする。
【0021】(8)本発明のゴム組成物は、前(1)項
において、前(1)項に記載の一般式(II)で表される
アルコキシ基含有2−メルカプトベンゾチアゾール化合
物がジ−4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルジスルフ
ィド、ジ−6−エトキシ−2−ベンゾチアジリルジスル
フィド又はジ−6−メトキシ−2−ベンゾチアジリルジ
スルフィドであることを特徴とする。
【0022】(9)本発明のゴム組成物は、前(1)項
において、前(1)項に記載の一般式(II)で表される
アルコキシ基含有2−メルカプトベンゾチアゾール化合
物がジ−4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルジスルフ
ィドであることを特徴とする。
【0023】(10)本発明のゴム組成物は、前(1)
項において、前(1)項に記載の一般式(III )で表さ
れるアルコキシ基含有2−メルカプトベンゾチアゾール
化合物がN,N−tert−ブチル−4−エトキシ−2
−ベンゾチアゾリルスルフェンイミドであることを特徴
とする。
【0024】(11)本発明のゴム組成物は、前(1)
項において、前記ゴム原料がゴム原料100重量部中
に、天然ゴム及び/又は合成ポリイソプレンゴムを50
重量部以上含むことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるゴム原料は天
然ゴム及びジエン系合成ゴムからなる群より選ばれる少
なくとも一種である。すなわち、天然ゴム(NR)及び
多くのジエン系合成ゴムの中から、これを単独で用いて
もよいし、これらの二種以上のブレンドで使用してもよ
い。ジエン系合成ゴムとしては、例えばポリイソプレン
ゴム(IR)、ポリブタジエンゴム(BR)、スチレン
ブタジエンゴム(SBR)、ブチルゴム(IIR)、ク
ロロブチルゴム、ブロモブチルゴム、アクリロニトリル
ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)
等を挙げることができる。
【0026】本発明では、これらのゴム原料のうち、例
えばNR単独、SBR単独、NR/SBRブレンド物、
NR/SBR/BRブレンド物等が効果の点から好適に
使用される。二種以上のブレンドをゴム原料として用い
る場合、ゴム原料100重量部中に、NR及び/又はI
Rを50重量部以上含むことが好ましい。
【0027】本発明に用いられる加硫促進剤のアルコキ
シ基含有2−メルカプトベンゾチアゾール化合物は前記
一般式(I)、(II)又は(III)で表され、単独又は二
種以上の混合物で用いられる。
【0028】式中、R1 は炭素数1〜8のアルキル基、
アルケニル基又はシクロアルキル基を表し、R2 は水素
原子又は−N(R3 )R4 で表されるアミノ基を表し、
3及びR4 はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数2〜
4のアルキル基又はシクロヘキシル基を表す(ただし、
3 及びR4 が同時に水素原子である場合を除く)。R
5 及びR6 はそれぞれ独立に炭素数1〜8のアルキル
基、アルケニル基又はシクロアルキル基を表す。XはZ
n原子、Cu原子又は>N−R9 で表されるアミノ基を
表し、R9 は炭素数2〜4のアルキル基又はシクロヘキ
シル基を表す。R 7 及びR8 はR5 と同義である。
【0029】これらの一般式において、アルコキシ基の
−OR1 、−OR5 、−OR6 、−OR7 及び−OR8
の各基はそれぞれ独立にメトキシ基、エトキシ基又はブ
トキシ基であることが効果の点から好ましく、さらにエ
トキシ基がより好ましい。
【0030】一般式(I)で表されるアルコキシ基含有
2−メルカプトベンゾチアゾール化合物としては、例え
ば、4−メトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール、
5−メトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール、6−
メトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール、7−メト
キシ−2−メルカプトベンゾチアゾール、4−エトキシ
−2−メルカプトベンゾチアゾール、5−エトキシ−2
−メルカプトベンゾチアゾール、6−エトキシ−2−メ
ルカプトベンゾチアゾール、7−エトキシ−2−メルカ
プトベンゾチアゾール、4−ブトキシ−2−メルカプト
ベンゾチアゾール、5−ブトキシ−2−メルカプトベン
ゾチアゾール、6−ブトキシ−2−メルカプトベンゾチ
アゾール、7−ブトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾ
ール、N−tert−ブチル−4−メトキシ−2−ベン
ゾチアゾリルスルフェンアミド、N−tert−ブチル
−5−メトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミ
ド、N−tert−ブチル−6−メトキシ−2−ベンゾ
チアゾリルスルフェンアミド、N−tert−ブチル−
7−メトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミ
ド、N−tert−ブチル−4−エトキシ−2−ベンゾ
チアゾリルスルフェンアミド、N−tert−ブチル−
5−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミ
ド、N−tert−ブチル−6−エトキシ−2−ベンゾ
チアゾリルスルフェンアミド、N−tert−ブチル−
7−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミ
ド、N−tert−ブチル−4−ブトキシ−2−ベンゾ
チアゾリルスルフェンアミド、N−tert−ブチル−
5−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミ
ド、N−tert−ブチル−6−ブトキシ−2−ベンゾ
チアゾリルスルフェンアミド、N−tert−ブチル−
7−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミ
ド、N−エチル−4−メトキシ−2−ベンゾチアゾリル
スルフェンアミド、N−エチル−5−メトキシ−2−ベ
ンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−エチル−6−メ
トキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−
エチル−7−メトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェ
ンアミド、N−エチル−4−エトキシ−2−ベンゾチア
ゾリルスルフェンアミド、N−エチル−5−エトキシ−
2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−エチル−
6−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミ
ド、N−エチル−7−エトキシ−2−ベンゾチアゾリル
スルフェンアミド、N−エチル−4−ブトキシ−2−ベ
ンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−エチル−5−ブ
トキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−
エチル−6−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェ
ンアミド、N−エチル−7−ブトキシ−2−ベンゾチア
ゾリルスルフェンアミド、N−シクロヘキシル−4−メ
トキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−
シクロヘキシル−5−メトキシ−2−ベンゾチアゾリル
スルフェンアミド、N−シクロヘキシル−6−メトキシ
−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−シクロ
ヘキシル−7−メトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフ
ェンアミド、N−シクロヘキシル−4−エトキシ−2−
ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−シクロヘキシ
ル−5−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンア
ミド、N−シクロヘキシル−6−エトキシ−2−ベンゾ
チアゾリルスルフェンアミド、N−シクロヘキシル−7
−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、
N−シクロヘキシル−4−ブトキシ−2−ベンゾチアゾ
リルスルフェンアミド、N−シクロヘキシル−5−ブト
キシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−シ
クロヘキシル−6−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリルス
ルフェンアミド、N−シクロヘキシル−7−ブトキシ−
2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,N−ジシ
クロヘキシル−4−メトキシ−2−ベンゾチアゾリルス
ルフェンアミド、N,N−ジシクロヘキシル−5−メト
キシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,N
−ジシクロヘキシル−6−メトキシ−2−ベンゾチアゾ
リルスルフェンアミド、N,N−ジシクロヘキシル−7
−メトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、
N,N−ジシクロヘキシル−4−エトキシ−2−ベンゾ
チアゾリルスルフェンアミド、N,N−ジシクロヘキシ
ル−5−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンア
ミド、N,N−ジシクロヘキシル−6−エトキシ−2−
ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,N−ジシクロ
ヘキシル−7−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフ
ェンアミド、N,N−ジシクロヘキシル−4−ブトキシ
−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,N−ジ
シクロヘキシル−5−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリル
スルフェンアミド、N,N−ジシクロヘキシル−6−ブ
トキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N,
N−ジシクロヘキシル−7−ブトキシ−2−ベンゾチア
ゾリルスルフェンアミド、等が挙げられる。
【0031】一般式(II)で表されるアルコキシ基含有
2−メルカプトベンゾチアゾール化合物としては、例え
ばジ−4−メトキシ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィ
ド、ジ−5−メトキシ−2−ベンゾチアゾリルジスルフ
ィド、ジ−6−メトキシ−2−ベンゾチアゾリルジスル
フィド、ジ−7−メトキシ−2−ベンゾチアゾリルジス
ルフィド、ジ−4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルジ
スルフィド、ジ−5−エトキシ−2−ベンゾチアゾリル
ジスルフィド、ジ−6−エトキシ−2−ベンゾチアゾリ
ルジスルフィド、ジ−7−エトキシ−2−ベンゾチアゾ
リルジスルフィド、ジ−4−ブトキシ−2−ベンゾチア
ゾリルジスルフィド、ジ−5−ブトキシ−2−ベンゾチ
アゾリルジスルフィド、ジ−6−ブトキシ−2−ベンゾ
チアゾリルジスルフィド、ジ−7−ブトキシ−2−ベン
ゾチアゾリルジスルフィド、等が挙げられる。
【0032】一般式(III)で表されるアルコキシ基含有
2−メルカプトベンゾチアゾール化合物としては、例え
ば、4−メトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール亜
鉛塩、5−メトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾール
亜鉛塩、6−メトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾー
ル亜鉛塩、7−メトキシ−2−メルカプトベンゾチアゾ
ール亜鉛塩、4−エトキシ−2−メルカプトベンゾチア
ゾール亜鉛塩、5−エトキシ−2−メルカプトベンゾチ
アゾール亜鉛塩、6−エトキシ−2−メルカプトベンゾ
チアゾール亜鉛塩、7−エトキシ−2−メルカプトベン
ゾチアゾール亜鉛塩、4−ブトキシ−2−メルカプトベ
ンゾチアゾール亜鉛塩、5−ブトキシ−2−メルカプト
ベンゾチアゾール亜鉛塩、6−ブトキシ−2−メルカプ
トベンゾチアゾール亜鉛塩、7−ブトキシ−2−メルカ
プトベンゾチアゾール亜鉛塩、4−メトキシ−2−メル
カプトベンゾチアゾール銅塩、5−メトキシ−2−メル
カプトベンゾチアゾール銅塩、6−メトキシ−2−メル
カプトベンゾチアゾール銅塩、7−メトキシ−2−メル
カプトベンゾチアゾール銅塩、4−エトキシ−2−メル
カプトベンゾチアゾール銅塩、5−エトキシ−2−メル
カプトベンゾチアゾール銅塩、6−エトキシ−2−メル
カプトベンゾチアゾール銅塩、7−エトキシ−2−メル
カプトベンゾチアゾール銅塩、4−ブトキシ−2−メル
カプトベンゾチアゾール銅塩、5−ブトキシ−2−メル
カプトベンゾチアゾール銅塩、6−ブトキシ−2−メル
カプトベンゾチアゾール銅塩、7−ブトキシ−2−メル
カプトベンゾチアゾール銅塩、N−エチル−(4−メト
キシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−
エチル−(5−メトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スル
フェンイミド、N−エチル−(6−メトキシ−2−ベン
ゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−エチル−(7−
メトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、
N−t−ブチル(4−メトキシ−2−ベンゾチアゾリ
ル)スルフェンイミド、N−t−ブチル(5−メトキシ
−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−t−
ブチル(6−メトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフ
ェンイミド、N−t−ブチル(7−メトキシ−2−ベン
ゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−シクロヘキシル
(4−メトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイ
ミド、N−シクロヘキシル(5−メトキシ−2−ベンゾ
チアゾリル)スルフェンイミド、N−シクロヘキシル
(6−メトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイ
ミド、N−シクロヘキシル(7−メトキシ−2−ベンゾ
チアゾリル)スルフェンイミド、N−エチル−(4−エ
トキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N
−エチル−(5−エトキシ−2−ベンゾチアゾリル)ス
ルフェンイミド、N−エチル−(6−エトキシ−2−ベ
ンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−エチル−(7
−エトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミ
ド、N−t−ブチル(4−エトキシ−2−ベンゾチアゾ
リル)スルフェンイミド、N−t−ブチル(5−エトキ
シ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−t
−ブチル(6−エトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スル
フェンイミド、N−t−ブチル(7−エトキシ−2−ベ
ンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−シクロヘキシ
ル(4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェン
イミド、N−シクロヘキシル(5−エトキシ−2−ベン
ゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−シクロヘキシル
(6−エトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイ
ミド、N−シクロヘキシル(7−エトキシ−2−ベンゾ
チアゾリル)スルフェンイミド、N−エチル−(4−ブ
トキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N
−エチル−(5−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリル)ス
ルフェンイミド、N−エチル−(6−ブトキシ−2−ベ
ンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−エチル−(7
−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミ
ド、N−t−ブチル(4−ブトキシ−2−ベンゾチアゾ
リル)スルフェンイミド、N−t−ブチル(5−ブトキ
シ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−t
−ブチル(6−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スル
フェンイミド、N−t−ブチル(7−ブトキシ−2−ベ
ンゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−シクロヘキシ
ル(4−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェン
イミド、N−シクロヘキシル(5−ブトキシ−2−ベン
ゾチアゾリル)スルフェンイミド、N−シクロヘキシル
(6−ブトキシ−2−ベンゾチアゾリル)スルフェンイ
ミド、N−シクロヘキシル(7−ブトキシ−2−ベンゾ
チアゾリル)スルフェンイミド、等が挙げられる。
【0033】これら加硫促進剤であるアルコキシ基含有
2−メルカプトベンゾチアゾール化合物の中で、一般式
(I)、(II)及び(III)に含まれるアルコキシ基の芳
香族単環での位置が4位又は6位であることが好まし
く、4位であることがさらに好ましい。さらに付記すれ
ば、芳香族単環の4位又は6位にアルコキシ基を有する
ベンゾチアゾール化合物が原材料の入手の容易さ、合成
の容易さの点で好ましい。また芳香族単環の4位又は6
位にアルコキシ基を有するベンゾチアゾリルスルフェン
アミド、ベンゾチアゾリルジスルフィド、及びベンゾチ
アゾリルスルフェンイミドもスコーチ性の点で好まし
い。さらに、芳香族単環の4位にアルコキシ基を有する
化合物がゴム組成物の熱老化中の硬化を抑制するので、
より好ましい。
【0034】これらの加硫促進剤の製造方法は特に制限
されないが、例えば特開昭49−93361公報等を用
いて容易に製造することができる。
【0035】本発明に用いられる加硫促進剤であるアル
コキシ基含有2−メルカプトベンゾチアゾール化合物の
配合量はゴム原料100重量部に対して0.2〜10重
量部、好ましくは0.5〜7重量部であり、配合量が
0.2重量部未満では十分な効果が得られず、10重量
部を越えると、それ以上の効果が得られないのみなら
ず、スコーチ性などの作業性が低下する。
【0036】本発明に用いられるこれらの加硫促進剤
は、この他に汎用加硫促進剤である2−メルカプトベン
ゾチアゾリルジスルフィド、N−t−ブチルベンゾチア
ゾリルスルフェンアミド、N−シクロヘキシルベンゾチ
アゾリルスルフェンアミドのようなチアゾール類加硫促
進剤やテトラ(2−エチルヘキシル)チウラムジスルフ
ィド、テトラメチルチウラムジスルフィドのようなチウ
ラム類加硫促進剤を適宜配合できる。
【0037】本発明で使用できる補強充填材は特に限定
されないが通常カーボンブラック及びシリカなど無機フ
ィラーから選ばれる少なくとも一種が用いられる。この
カーボンブラックとしては、例えばSAF、ISAF、
HAF、FEF、GPF等が好ましい。またカーボンブ
ラック量はゴム原料100重量部に対して20〜150
重量部が好ましく用いられる。カーボンブラック量が2
0重量部未満ではカーボンブラックによる補強効果が不
十分であり、150重量部を越えると作業性を著しく低
下させるので好ましくない。
【0038】本発明のゴム組成物には前記成分の他に、
必要に応じて、軟化剤、老化防止剤、加硫剤、加硫促進
助剤、シランカップリング剤等の通常ゴム工業で使用さ
れる配合剤を適宜配合することが可能でる。
【0039】本発明のゴム組成物は、ロール、インター
ナルミキサー、バンバリーミキサー等の混練機を用いて
混練りすることによって得られ、成形加工後、加硫を行
い、タイヤトレッド等に用いられる。
【0040】メルカプトベンゾチアゾールの酸化防止剤
としての反応機構はG.Scottらにより(Eur.
Polym.J.,11(1975)783)詳しく調
べられており、メルカプトベンゾチアゾール及びそのZ
n塩がゴムの酸化により生成する過酸化物を分解する効
果が非常に高いことがわかっている。本発明に用いられ
るアルコキシ基含有2−メルカプトベンゾチアゾール化
合物は電子供与性が高いアルコキシ基を芳香族単環に導
入することで、過酸化物との反応性が高まり、老化防止
剤としての効果が高くなると推定される。
【0041】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的
に説明するが、本発明の主旨を越えない限り、本実施例
に限定されるものではない。
【0042】ゴム組成物の調製及び評価 (実施例1〜19)(比較例1〜14) 表1に示す基本配合処方及び表2〜6に示す個別の配合
処方に従って、通常のバンバリーミキサーを用いて、混
練し、ゴム組成物を調製した。このゴム組成物を、米国
フレキシス社(旧モンサント社)製MDR2000に
て、145℃測定により得られたT90値の1.5〜
2.0倍に相当する時間で、145℃で加硫を行った。
この加硫物について、初期の破壊特性及び熱老化後の破
壊特性を下記の方法で測定した。結果を表2〜6に示
す。
【0043】・初期の破壊特性 熱老化前のサンプルについて、JIS K 6301
(1975)に準拠して、引張試験を行い、引張強さ
(Tb)、伸び(Eb)及び200%モジュラス(M2
00)を求めた。
【0044】・熱老化後の破壊特性 熱老化は100℃ギヤオーブンで所定時間(24時間及
び72時間)行い、オーブンから取り出し後、室温で6
時間放置後に、引張試験を行い、Tb、Eb及びM20
0を求めた。また、初期のTb、Eb及びM200に対
する、熱老化24時間後、及び72時間後のTb、Eb
及びM200の変化率も求めた。
【0045】次に、実施例2、6及び比較例2のゴム組
成物をトレッドに用いて、サイズ205/50R16の
タイヤを試作し、使用内圧2kg/cm2 におけるチャ
ンク性を下記の方法で測定した。結果を表2〜3に示
す。
【0046】・チャンク性 ブリヂストン社テストコースにて実車走行を行い、15
ラップ後のタイヤトレッド部の欠けを目視で測定した。
数値は比較例2の新品タイヤを100として指数で表示
した。なお、走行タイヤは一般市場を走行させ、トレッ
ド部分が50%摩耗したタイヤを評価に供した。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】
【表4】
【0051】
【表5】
【0052】
【表6】
【0053】表2〜6のゴム原料及び配合剤の説明。 1)SBR:SBR1500(日本合成ゴム社製) 2)BR:BR01(日本合成ゴム社製) 3)促進剤X:2−ベンゾチアゾリルジスルフィド 4)促進剤Y:4−メチル−2−ベンゾチアゾリルジス
ルフィド 5)促進剤A:ジ−4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリ
ルジスルフィド 6)促進剤B:ジ−6−エトキシ−2−ベンゾチアゾリ
ルジスルフィド 7)促進剤C:ジ−6−メトキシ−2−ベンゾチアゾリ
ルジスルフィド 8)促進剤Z:N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリ
ルスルフェンアミド 9)促進剤D:N−tert−ブチル−4−エトキシ−2−
ベンゾチアゾリルスルフェンアミド 10)促進剤E:N−tert−ブチル−6−エトキシ−2
−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド 11)促進剤F:N,N−tert−ブチル−4−エトキシ
−2−ベンゾチアゾリルスルフェンイミド 比較例1〜4に従来の2−ベンゾチアゾリルジスルフィ
ドを変量した結果、実施例1〜6にジ−4−エトキシ−
2−ベンゾチアゾリルジスルフィド、ジ−6−エトキシ
−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドをそれぞれ変量し
た時の結果を示す。エトキシ基がベンゾチアゾール環に
導入されることで熱老化後(特に老化時間が長い条件
で)の破壊強力(Tb)低下が抑制されていることがわ
かる。ジ−4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルジスル
フィドは熱老化中のモジュラス上昇も抑制するので熱老
化後の破壊伸び(Eb)の改良が著しい。ジ−6−メト
キシ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドでもジ−6−
エトキシ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドとほぼ同
等の効果が得られる(実施例7)。また効果は減少する
ものの従来の2−ベンゾチアゾリルジスルフィドとジ−
4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィドの併
用も可能である(実施例8)。比較例5に従来のN−t
ert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミ
ドを用いた結果、実施例9、10にN−tert−ブチ
ル−4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンア
ミド、N−tert−ブチル−6−エトキシ−2−ベン
ゾチアゾリルスルフェンアミドを用いた結果を示す。ス
ルフェンアミド化した場合はジスルフィドの場合よりエ
トキシ基の効果は小さくなるけれども優位性は保たれて
いる。
【0054】次にゴム原料をNR100重量部にした場
合の結果を示す。従来の2−ベンゾチアゾリルジスルフ
ィド(比較例6)から従来の4−メチル−2−ベンゾチ
アゾリルジスルフィド(比較例7)に等量置換すると熱
老化後の硬化は抑制されるものの、特に100°C72
時間老化後では破壊強力の著しい低下のために破壊伸び
も低下してしまう。これに対してジ−4−エトキシ−2
−ベンゾチアゾリルジスルフィド(実施例11)、ジ−
6−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルジスルフィド(実
施例12)は破壊強力の低下が小さく比較例6より優れ
た老化後物性が得られる。NR/SBR=50/50の
配合でもジ−4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルジス
ルフィドの優位性は明らかである(比較例8、9と実施
例13)。
【0055】NR配合で従来のN−tert−ブチル−2−
ベンゾチアゾリルスルフェンアミド(比較例10)に対
してN−tert−ブチル−4−エトキシ−2−ベンゾチア
ゾリルスルフェンアミド(実施例14)、N,N−tert
−ブチル−4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフ
ェンイミド(実施例15)を等量置換した場合も同様に
熱老化後の破壊特性が向上した。カーボンブラック量を
変化させても(比較例11、12と実施例16、1
7)、NR/SBR=30/70の配合でも(比較例1
3と実施例18)、NR/SBR/BRブレンド(比較
例14と実施例19)に変更した場合にも従来の2−ベ
ンゾチアゾリルジスルフィド対比ジ−4−エトキシ−2
−ベンゾチアゾリルジスルフィドが熱老化後の破壊特性
に優れていることがわかる。
【0056】上記のように、本発明のゴム組成物は、熱
老化後の破壊特性に優れていることがわかる。このこと
は実施例のゴム組成物を使用したタイヤが走行後でも比
較例タイヤに対してチャンク発生量が少なく走行後の破
壊特性に優れていることからも確認される。
【0057】
【発明の効果】本発明のゴム組成物は、上記のような構
成としたので、高いレベルで熱老化後の破壊特性を保持
するという優れた効果を奏する。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然ゴム及びジエン系合成ゴムからなる
    群より選ばれる少なくとも一種のゴム原料100重量部
    に対して、下記一般式(I)、(II)及び(III)で表さ
    れるアルコキシ基含有2−メルカプトベンゾチアゾール
    化合物からなる群より選ばれる少なくとも一種の化合物
    を0.2〜10重量部含むことを特徴とするゴム組成
    物。 一般式(I) 【化1】 一般式(II) 【化2】 一般式(III) 【化3】 (式中、R1 は炭素数1〜8のアルキル基、アルケニル
    基又はシクロアルキル基を表し、R2 は水素原子又は−
    N(R3 )R4 で表されるアミノ基を表し、R3及びR
    4 はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数2〜4のアルキ
    ル基又はシクロヘキシル基を表す(ただし、R3 及びR
    4 が同時に水素原子である場合を除く)。R5 及びR6
    はそれぞれ独立に炭素数1〜8のアルキル基、アルケニ
    ル基又はシクロアルキル基を表す。XはZn原子、Cu
    原子又は>N−R9 で表されるアミノ基を表し、R9
    炭素数2〜4のアルキル基又はシクロヘキシル基を表
    す。R 7 及びR8 はR5 と同義である。)
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の一般式(I)、
    (II)及び(III)に含まれるアルコキシ基の芳香族単環
    での位置が4位又は6位であることを特徴とする請求項
    1記載のゴム組成物。
  3. 【請求項3】 前記請求項1に記載の一般式(I)、
    (II)及び(III)に含まれるアルコキシ基の芳香族単環
    での位置が4位であることを特徴とする請求項1記載の
    ゴム組成物。
  4. 【請求項4】 前記アルコキシ基がメトキシ基、エトキ
    シ基及びブトキシ基からなる群より選ばれる基であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のゴム組成物。
  5. 【請求項5】 前記アルコキシ基がエトキシ基であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のゴム組成物。
  6. 【請求項6】 前記請求項1に記載の一般式(I)で表
    されるアルコキシ基含有2−メルカプトベンゾチアゾー
    ル化合物がN−tert−ブチル−4−エトキシ−2−
    ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、N−tert−ブ
    チル−6−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェン
    アミド又はN−シクロヘキシル−4−エトキシ−2−ベ
    ンゾチアゾリルスルフェンアミドであることを特徴とす
    る請求項1記載のゴム組成物。
  7. 【請求項7】 前記請求項1に記載の一般式(I)で表
    されるアルコキシ基含有2−メルカプトベンゾチアゾー
    ル化合物がN−tert−ブチル−4−エトキシ−2−
    ベンゾチアゾリルスルフェンアミド、又はN−シクロヘ
    キシル−4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルスルフェ
    ンアミドであることを特徴とする請求項1記載のゴム組
    成物。
  8. 【請求項8】 前記請求項1に記載の一般式(II)で表
    されるアルコキシ基含有2−メルカプトベンゾチアゾー
    ル化合物がジ−4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルジ
    スルフィド、ジ−6−エトキシ−2−ベンゾチアジリル
    ジスルフィド又はジ−6−メトキシ−2−ベンゾチアジ
    リルジスルフィドであることを特徴とする請求項1記載
    のゴム組成物。
  9. 【請求項9】 前記請求項1に記載の一般式(II)で表
    されるアルコキシ基含有2−メルカプトベンゾチアゾー
    ル化合物がジ−4−エトキシ−2−ベンゾチアゾリルジ
    スルフィド、であることを特徴とする請求項1記載のゴ
    ム組成物。
  10. 【請求項10】 前記請求項1に記載の一般式(III )
    で表されるアルコキシ基含有2−メルカプトベンゾチア
    ゾール化合物がN,N−tert−ブチル−4−エトキ
    シ−2−ベンゾチアゾリルスルフェンイミドであること
    を特徴とする請求項1記載のゴム組成物。
  11. 【請求項11】 前記ゴム原料がゴム原料100重量部
    中に、天然ゴム及び/又は合成ポリイソプレンゴムを5
    0重量部以上含むことを特徴とする請求項1記載のゴム
    組成物。
JP00571797A 1997-01-16 1997-01-16 ゴム組成物 Expired - Fee Related JP3630895B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00571797A JP3630895B2 (ja) 1997-01-16 1997-01-16 ゴム組成物
US09/006,481 US20020010283A1 (en) 1997-01-16 1998-01-13 Rubber composition
DE69812731T DE69812731T2 (de) 1997-01-16 1998-01-15 Kautschukzusammensetzung
EP98300271A EP0854168B1 (en) 1997-01-16 1998-01-15 Rubber composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00571797A JP3630895B2 (ja) 1997-01-16 1997-01-16 ゴム組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10195239A true JPH10195239A (ja) 1998-07-28
JP3630895B2 JP3630895B2 (ja) 2005-03-23

Family

ID=11618881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00571797A Expired - Fee Related JP3630895B2 (ja) 1997-01-16 1997-01-16 ゴム組成物

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20020010283A1 (ja)
EP (1) EP0854168B1 (ja)
JP (1) JP3630895B2 (ja)
DE (1) DE69812731T2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111072709B (zh) * 2019-12-18 2022-07-15 怡维怡橡胶研究院有限公司 一种n-硫代吗啡啉基封端巯基硅烷偶联剂及其合成方法和应用

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3658828A (en) * 1969-11-19 1972-04-25 Monsanto Co Unsymmetrical dialkyl thiazole sulfenamides
US3852251A (en) * 1972-04-18 1974-12-03 Goodyear Tire & Rubber Two-component accelerator system for vulcanizable rubbers
US4430466A (en) * 1982-02-22 1984-02-07 Phillips Petroleum Company Benzothiazyl sulfenamides as scorch retardants for mercaptosilane-coupled silica filled-rubber compounds

Also Published As

Publication number Publication date
EP0854168A1 (en) 1998-07-22
JP3630895B2 (ja) 2005-03-23
DE69812731D1 (de) 2003-05-08
US20020010283A1 (en) 2002-01-24
DE69812731T2 (de) 2003-12-18
EP0854168B1 (en) 2003-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4596646B2 (ja) ポリ硫化アルコキシシラン、ジチオリン酸亜鉛及びグアニジン誘導体に基づくカップリング系(白色充填剤/ジエンエラストマー)
JP5637950B2 (ja) ゴム・カーボンブラック用カップリング剤及びそれを含むタイヤ用ゴム組成物
EP1731560B1 (en) Rubber composition for tread
US6620875B2 (en) Rubber compositions and method for increasing the mooney scorch value
JP5399783B2 (ja) ランフラットタイヤ用ゴム組成物及びランフラットタイヤ
CZ20024000A3 (cs) Kaučukové kompozice a způsob zvýšení hodnoty vulkanizačního čísla Mooney
JP2005336483A (ja) ゴム混合物を製造する方法
JP5347353B2 (ja) シリカ配合ジエン系ゴム組成物の製造法
US20220106463A1 (en) Rubber composition, rubber material, use of same, and additive
JP2010018706A (ja) ゴム組成物の製造方法
JP2012180386A (ja) ビードエイペックス又はクリンチ用ゴム組成物、及び空気入りタイヤ
WO2008035375A2 (en) Novel sulfenamide accelerators for improved network stabilization of rubber vulcanizates
JP2010254857A (ja) ウイング又はラバーチェーファー用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JPH10195239A (ja) ゴム組成物
JP2020139052A (ja) 伝動ベルト用ゴム組成物及び伝動ベルト
JP2021024995A (ja) ゴム材料及びその製造方法
JP2020105269A (ja) ゴム組成物、タイヤ、ゴム用添加剤、及び化合物
JP2010285545A (ja) トレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
US9187620B2 (en) Rubber composition comprising a thiadiazole
JP2007224069A (ja) ゴム組成物及びそれを使用した空気入りタイヤ
JP5415790B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JPH1112391A (ja) タイヤトレッド用ゴム組成物
US20210171733A1 (en) Rubber composition for cushion rubber for rehabilitated tires, and a rehabilitated tire using the same
JP2017008151A (ja) タイヤアンダートレッド用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ
JP2024134585A (ja) 空気入りタイヤ用ゴム組成物および空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040629

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040921

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041110

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071224

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081224

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees