JPH10194898A - GaAs単結晶の製造方法 - Google Patents
GaAs単結晶の製造方法Info
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- JPH10194898A JPH10194898A JP198197A JP198197A JPH10194898A JP H10194898 A JPH10194898 A JP H10194898A JP 198197 A JP198197 A JP 198197A JP 198197 A JP198197 A JP 198197A JP H10194898 A JPH10194898 A JP H10194898A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウェハーの研磨加工後に、結晶性に起因する
四角形状のピットが出現するのを防止可能なGaAs単
結晶の製造方法を提供する。 【解決手段】 Ga及びAsを含む融液を毎時5mm以上
50mm以下の固化速度で単一の方向に向かって凝固さ
せ、得られた固体のうち固化率が95%以下の部分のみ
を単結晶育成用の前記原料として用いることにより、単
結晶育成用の原料を極めて高純度とし、ウェハーの研磨
加工後にその表面に四角形状のピットが出現するのを防
ぐ。
四角形状のピットが出現するのを防止可能なGaAs単
結晶の製造方法を提供する。 【解決手段】 Ga及びAsを含む融液を毎時5mm以上
50mm以下の固化速度で単一の方向に向かって凝固さ
せ、得られた固体のうち固化率が95%以下の部分のみ
を単結晶育成用の前記原料として用いることにより、単
結晶育成用の原料を極めて高純度とし、ウェハーの研磨
加工後にその表面に四角形状のピットが出現するのを防
ぐ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GaAs単結晶の
製造方法に関し、特にGaAs単結晶インゴットから切
り出されて研磨加工されたウェハーの表面に発生する四
角形状のピットを低減可能な結晶製造技術に関する。
製造方法に関し、特にGaAs単結晶インゴットから切
り出されて研磨加工されたウェハーの表面に発生する四
角形状のピットを低減可能な結晶製造技術に関する。
【0002】
【従来の技術】GaAs単結晶を製造する方法として、
GaAsの原料融液をB2 O3 等の液体封止剤で封止し
た状態で、原料融液表面に種結晶を接触させ、その種結
晶を回転させながら徐々に引き上げることにより単結晶
を育成する液体封止チョクラルスキー(LEC)法が知
られている。
GaAsの原料融液をB2 O3 等の液体封止剤で封止し
た状態で、原料融液表面に種結晶を接触させ、その種結
晶を回転させながら徐々に引き上げることにより単結晶
を育成する液体封止チョクラルスキー(LEC)法が知
られている。
【0003】液体封止チョクラルスキー法では、一般
に、高圧炉内でGa及びAsを直接合成して得られたG
aAs融液を原料融液として用いたり(直接合成法)、
高圧炉や低圧横形炉内で合成されたGaAs多結晶を加
熱融解して原料融液として用いたりしている。
に、高圧炉内でGa及びAsを直接合成して得られたG
aAs融液を原料融液として用いたり(直接合成法)、
高圧炉や低圧横形炉内で合成されたGaAs多結晶を加
熱融解して原料融液として用いたりしている。
【0004】直接合成法としては、特開平2−8849
6号公開公報に、高圧炉を用いて、GaとAsを直接合
成してGaAs融液を生成し、不純物混入抑制ガスを吹
き込みながらその融液から結晶を引き上げたことによ
り、炭素やホウ素などの不純物混入の極めて少ないGa
As結晶が得られた例が開示されている。
6号公開公報に、高圧炉を用いて、GaとAsを直接合
成してGaAs融液を生成し、不純物混入抑制ガスを吹
き込みながらその融液から結晶を引き上げたことによ
り、炭素やホウ素などの不純物混入の極めて少ないGa
As結晶が得られた例が開示されている。
【0005】また、直接合成法として、特開昭62−7
0299号公開公報に、Ga及びAsをB2 O3 で被覆
してなるものを出発原料とし、GaとAsを直接合成し
て得られたGaAs融液からGaAs単結晶を引き上げ
たことにより、結晶全体にわたって高純度の単結晶が得
られた例が開示されている。
0299号公開公報に、Ga及びAsをB2 O3 で被覆
してなるものを出発原料とし、GaとAsを直接合成し
て得られたGaAs融液からGaAs単結晶を引き上げ
たことにより、結晶全体にわたって高純度の単結晶が得
られた例が開示されている。
【0006】一方、多結晶原料を用いた方法として、上
記特開昭62−70299号公開公報に、GaAs多結
晶をB2 O3 で被覆してなるものを加熱融解して得られ
た原料融液からGaAs単結晶を引き上げたことによ
り、結晶全体にわたって高純度の単結晶が得られた例が
開示されている。
記特開昭62−70299号公開公報に、GaAs多結
晶をB2 O3 で被覆してなるものを加熱融解して得られ
た原料融液からGaAs単結晶を引き上げたことによ
り、結晶全体にわたって高純度の単結晶が得られた例が
開示されている。
【0007】また、多結晶原料を用いた方法として、特
開平8−26896号公開公報に、GaAs多結晶を加
熱融解してGaAs融液を作製し、その融液からGaA
s単結晶を引き上げたことにより、多結晶や双晶等の結
晶欠陥の少ないGaAs単結晶が得られた例が開示され
ている。
開平8−26896号公開公報に、GaAs多結晶を加
熱融解してGaAs融液を作製し、その融液からGaA
s単結晶を引き上げたことにより、多結晶や双晶等の結
晶欠陥の少ないGaAs単結晶が得られた例が開示され
ている。
【0008】さらに、GaAs以外の化合物半導体で
は、特開昭60−118696号公開公報に、水平ブリ
ッジマン(HB)法により作製されたInP多結晶を用
いてInP多結晶を引き上げ、その引き上げられたIn
P多結晶をエッチング処理した後、それを原料としてI
nP単結晶を引き上げたことにより、結晶全体にわたっ
て多結晶や双晶のない良品質のInP単結晶が得られた
例が開示されている。
は、特開昭60−118696号公開公報に、水平ブリ
ッジマン(HB)法により作製されたInP多結晶を用
いてInP多結晶を引き上げ、その引き上げられたIn
P多結晶をエッチング処理した後、それを原料としてI
nP単結晶を引き上げたことにより、結晶全体にわたっ
て多結晶や双晶のない良品質のInP単結晶が得られた
例が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
製造方法により得られたGaAs単結晶からウェハーを
切り出し、それを研磨加工した後に、ウェハー表面に、
一辺の長さが数μm〜数十μmの四角形状をなしかつ一
辺が基板(ウェハー)の(100)面に平行なピットが
数個から数百個出現することがある。このピットは、イ
ンゴットからウェハに加工する時の研磨によるものでは
なく、GaAsの結晶自体に起因するものであり、単結
晶の引上げ時に、育成結晶の直径が急激に変化するとこ
ろ、または結晶肩部や直胴部の上部に発生し易い。
製造方法により得られたGaAs単結晶からウェハーを
切り出し、それを研磨加工した後に、ウェハー表面に、
一辺の長さが数μm〜数十μmの四角形状をなしかつ一
辺が基板(ウェハー)の(100)面に平行なピットが
数個から数百個出現することがある。このピットは、イ
ンゴットからウェハに加工する時の研磨によるものでは
なく、GaAsの結晶自体に起因するものであり、単結
晶の引上げ時に、育成結晶の直径が急激に変化するとこ
ろ、または結晶肩部や直胴部の上部に発生し易い。
【0010】ピットが出現したウェハーを用いて電子デ
バイスを作製した場合、ピットの部分に作製されたデバ
イスは不良となってしまう。特に超高周波用のMMIC
(Monolithic Microwave Integrated Circuit )やLS
I(Large Scale IntegratedCircuit )のように、素子
面積が大きいデバイスでは、その問題はさらに深刻とな
る。
バイスを作製した場合、ピットの部分に作製されたデバ
イスは不良となってしまう。特に超高周波用のMMIC
(Monolithic Microwave Integrated Circuit )やLS
I(Large Scale IntegratedCircuit )のように、素子
面積が大きいデバイスでは、その問題はさらに深刻とな
る。
【0011】従来、このような結晶性に起因する四角形
状のピットの出現を防ぐ有効な方法は知られていない。
状のピットの出現を防ぐ有効な方法は知られていない。
【0012】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、ウェハーの研磨加工後に、結晶性に起因
する四角形状のピットが出現するのを防止可能なGaA
s単結晶の製造方法を提供することを目的とする。
されたもので、ウェハーの研磨加工後に、結晶性に起因
する四角形状のピットが出現するのを防止可能なGaA
s単結晶の製造方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者らは、上記ピットの発生原因について検討
した。その結果、ピットの発生原因として以下の(1)
〜(6)の事項が判明した。 (1)Ar等の雰囲気ガスや酸素のように、原料融液と
育成結晶中への固溶度が著しく異なる不純物が結晶成長
界面近傍で固溶限を越えて析出し、結晶中に取り込まれ
る。 (2)原料融液の純度が低い場合に、不純物元素の単体
や化合物が析出する。 (3)微量不純物元素が酸素と結合して酸化物となり、
結晶中に取り込まれる。 (4)原料融液の組成が化学量論比から著しくかけ離れ
ている場合、過剰となる方の物質が析出する。 (5)上記(1)〜(4)のGaAs以外の物質は、単
結晶製造後に切り出されたウェハーの研磨加工時に、研
磨剤と反応して実際の寸法以上の痕跡を残し、四角形状
のピットを形成する。 (6)従来の原料、特に直接合成法に使用される原料
は、ガス成分や酸素が多く、必ずしも十分な純度を有し
ていない。ただし、通常不純物分析で検出できない程度
の純度であってもピットが出現することがあるので、ピ
ット出現防止には極めて高純度の原料が要求される。
に、本発明者らは、上記ピットの発生原因について検討
した。その結果、ピットの発生原因として以下の(1)
〜(6)の事項が判明した。 (1)Ar等の雰囲気ガスや酸素のように、原料融液と
育成結晶中への固溶度が著しく異なる不純物が結晶成長
界面近傍で固溶限を越えて析出し、結晶中に取り込まれ
る。 (2)原料融液の純度が低い場合に、不純物元素の単体
や化合物が析出する。 (3)微量不純物元素が酸素と結合して酸化物となり、
結晶中に取り込まれる。 (4)原料融液の組成が化学量論比から著しくかけ離れ
ている場合、過剰となる方の物質が析出する。 (5)上記(1)〜(4)のGaAs以外の物質は、単
結晶製造後に切り出されたウェハーの研磨加工時に、研
磨剤と反応して実際の寸法以上の痕跡を残し、四角形状
のピットを形成する。 (6)従来の原料、特に直接合成法に使用される原料
は、ガス成分や酸素が多く、必ずしも十分な純度を有し
ていない。ただし、通常不純物分析で検出できない程度
の純度であってもピットが出現することがあるので、ピ
ット出現防止には極めて高純度の原料が要求される。
【0014】以上の知見に基づき、本発明者らは、Ga
Asの融液を一旦一方向に向かって凝固させて精製し、
それを原料として用いることにより、ピットの出現を防
ぐことができると考えた。
Asの融液を一旦一方向に向かって凝固させて精製し、
それを原料として用いることにより、ピットの出現を防
ぐことができると考えた。
【0015】本発明は、上記考察に基づきなされたもの
で、原料としてGaAsの結晶を用い、該原料を加熱融
解して得られた原料融液を徐々に固化させることによ
り、GaAs単結晶を育成するにあたって、Ga及びA
sを含む融液(GaAs融液)を毎時5mm以上50mm以
下の固化速度で単一の方向に向かって凝固させ、得られ
た固体のうち固化率が95%以下の部分を単結晶育成用
の前記原料として用いるようにしたものである。
で、原料としてGaAsの結晶を用い、該原料を加熱融
解して得られた原料融液を徐々に固化させることによ
り、GaAs単結晶を育成するにあたって、Ga及びA
sを含む融液(GaAs融液)を毎時5mm以上50mm以
下の固化速度で単一の方向に向かって凝固させ、得られ
た固体のうち固化率が95%以下の部分を単結晶育成用
の前記原料として用いるようにしたものである。
【0016】それによって、GaAs融液中から不純物
及び酸素を含むガス成分が除去され、GaAs融液が高
純度化する。この高純度のGaAs融液を固化させ、上
記固化率以下の部分のみを原料として用いることによ
り、極めて高純度の単結晶育成用原料が得られる。
及び酸素を含むガス成分が除去され、GaAs融液が高
純度化する。この高純度のGaAs融液を固化させ、上
記固化率以下の部分のみを原料として用いることによ
り、極めて高純度の単結晶育成用原料が得られる。
【0017】なお、特開平2−88496号公開公報や
特開昭62−70299号公開公報などに開示された従
来の直接合成法では、単にるつぼ中でGaとAsを反応
させて固化させるだけであるため、GaAsの原料融液
を精製することはできない。
特開昭62−70299号公開公報などに開示された従
来の直接合成法では、単にるつぼ中でGaとAsを反応
させて固化させるだけであるため、GaAsの原料融液
を精製することはできない。
【0018】また、特開昭62−70299号公開公報
や特開平8−26896号公開公報などに開示された従
来のGaAs多結晶を用いた方法では、その多結晶原料
を製造する際の固化のさせ方や、固化した結晶のどの部
位を単結晶製造用の原料として使用するか、などについ
ては全く考慮されておらず、本発明において問題として
いるピットの出現を防止可能な程度までには、多結晶原
料を高純度化することはできない。すなわち、GaAs
融液を一旦一方向に凝固させ、得られた固体のうち固化
率が95%以下の部分を単結晶育成用の原料として用い
ることにより、初めてその原料を、ピットの出現を防止
可能な程度まで高純度化することができる。
や特開平8−26896号公開公報などに開示された従
来のGaAs多結晶を用いた方法では、その多結晶原料
を製造する際の固化のさせ方や、固化した結晶のどの部
位を単結晶製造用の原料として使用するか、などについ
ては全く考慮されておらず、本発明において問題として
いるピットの出現を防止可能な程度までには、多結晶原
料を高純度化することはできない。すなわち、GaAs
融液を一旦一方向に凝固させ、得られた固体のうち固化
率が95%以下の部分を単結晶育成用の原料として用い
ることにより、初めてその原料を、ピットの出現を防止
可能な程度まで高純度化することができる。
【0019】ここで、上記固化速度の値が毎時5mm以上
50mm以下であるのは、その上限値を超えると、固化し
た物質中に取り込まれる不純物量が増えたり、粒界が小
さくなって不純物の蓄積が起こり、この原料を用いて育
成した単結晶はピットの発生が顕著となり、好ましくな
いからであり、一方、下限値に満たないとGaAs融液
の固化に莫大な時間がかかり、非経済的であるからであ
る。
50mm以下であるのは、その上限値を超えると、固化し
た物質中に取り込まれる不純物量が増えたり、粒界が小
さくなって不純物の蓄積が起こり、この原料を用いて育
成した単結晶はピットの発生が顕著となり、好ましくな
いからであり、一方、下限値に満たないとGaAs融液
の固化に莫大な時間がかかり、非経済的であるからであ
る。
【0020】また、上記固化率の値が95%以下である
のは、固化率が95%よりも大きい部分に不純物が蓄積
するからである。
のは、固化率が95%よりも大きい部分に不純物が蓄積
するからである。
【0021】なお、本発明に係るGaAs単結晶の製造
の実施にあたっては、液体封止チョクラルスキー法や、
ブリッジマン法や温度勾配法等のボート法を適用するこ
とができる。
の実施にあたっては、液体封止チョクラルスキー法や、
ブリッジマン法や温度勾配法等のボート法を適用するこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明を実施するにあたっては、
まず、通常の液体封止チョクラルスキー法や、水平ブリ
ッジマン法等のボート法などに使用される周知の結晶製
造装置を用いて、Ga及びAsを含む融液(GaAs融
液)を毎時5mm以上50mm以下の固化速度で単一の方向
に向かって凝固させる。その際、GaAs融液は、Ga
As多結晶をヒータにより加熱融解したものでもよい
し、GaとAsを高圧炉内で直接合成させたものでもよ
い。
まず、通常の液体封止チョクラルスキー法や、水平ブリ
ッジマン法等のボート法などに使用される周知の結晶製
造装置を用いて、Ga及びAsを含む融液(GaAs融
液)を毎時5mm以上50mm以下の固化速度で単一の方向
に向かって凝固させる。その際、GaAs融液は、Ga
As多結晶をヒータにより加熱融解したものでもよい
し、GaとAsを高圧炉内で直接合成させたものでもよ
い。
【0023】次いで、得られたGaAsの結晶(単結晶
や多結晶でもよい)のうち固化率が95%以下の部分を
単結晶育成用の原料として用い、その原料を必要に応じ
粉砕してるつぼ中に充填して、通常の液体封止チョクラ
ルスキー法や、水平ブリッジマン法等のボート法など、
周知の結晶製造方法により、GaAs単結晶の育成を行
う。
や多結晶でもよい)のうち固化率が95%以下の部分を
単結晶育成用の原料として用い、その原料を必要に応じ
粉砕してるつぼ中に充填して、通常の液体封止チョクラ
ルスキー法や、水平ブリッジマン法等のボート法など、
周知の結晶製造方法により、GaAs単結晶の育成を行
う。
【0024】なお、上記GaAs融液を全部固化させた
後、上記固化率を越える部分を除去し、それを単結晶育
成用の原料として用いてもよいし、液体封止チョクラル
スキー法によりGaAs融液を固化させる場合には、上
記固化率に達した時点で引き上げ中のGaAsの固体を
GaAs融液から切り離し、それを単結晶育成用の原料
として用いてもよい。
後、上記固化率を越える部分を除去し、それを単結晶育
成用の原料として用いてもよいし、液体封止チョクラル
スキー法によりGaAs融液を固化させる場合には、上
記固化率に達した時点で引き上げ中のGaAsの固体を
GaAs融液から切り離し、それを単結晶育成用の原料
として用いてもよい。
【0025】上記実施形態によれば、GaAs融液を毎
時5mm以上50mm以下の固化速度で一方向に向かって凝
固させた後、得られたGaAs固体のうち固化率が95
%以下の部分を単結晶育成用の原料として用いるように
したため、不純物及び酸素を含むガス成分が除去された
極めて高純度のGaAsの固体を単結晶育成用の原料と
して用いることができるので、その原料を用いて育成さ
れたGaAs単結晶からウェハーを切り出し、それを研
磨加工した際に、ウェハー表面に四角形状のピットが出
現するのを防ぐことができる。
時5mm以上50mm以下の固化速度で一方向に向かって凝
固させた後、得られたGaAs固体のうち固化率が95
%以下の部分を単結晶育成用の原料として用いるように
したため、不純物及び酸素を含むガス成分が除去された
極めて高純度のGaAsの固体を単結晶育成用の原料と
して用いることができるので、その原料を用いて育成さ
れたGaAs単結晶からウェハーを切り出し、それを研
磨加工した際に、ウェハー表面に四角形状のピットが出
現するのを防ぐことができる。
【0026】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明の
特徴とするところを明らかとする。なお、本発明は、以
下の実施例により何ら制限されるものではないのはいう
までもない。 (実施例1)単結晶育成用原料の製造工程及びGaAs
単結晶の育成工程の両工程において、図1に示す構成の
結晶成長炉を使用した。この結晶引上げ炉は、下部ジャ
ケット2A、胴体部ジャケット2B及び上部ジャケット
2Cからなる水冷ジャケット構造の高圧容器2、るつぼ
10の横の、育成結晶4と原料融液5との固液界面に略
対応する位置に設けられた熱電対3、軸の下端に種結晶
6を保持するとともに回転しながら昇降可能な結晶引上
げ軸7、結晶引上げ軸7の変位量を検知する変位センサ
ー8、周知の直径制御方法において用いられるロードセ
ルなどの重量センサー9、軸の上端にサセプタ(図示省
略)を介してるつぼ10を支持するとともに回転しなが
ら昇降可能なるつぼ軸11、るつぼ軸11の変位量を検
知する変位センサー12、ヒータ14、保温材15、圧
力センサーが取り付けられたガス供給装置17及びガス
排気装置18を備えている。また、るつぼ10中には原
料とともにB2 O3 等の封止剤が入れられ、その封止剤
は、ヒータ14の加熱により融解して液体封止剤13と
なり、原料融液5の上面を覆う。
特徴とするところを明らかとする。なお、本発明は、以
下の実施例により何ら制限されるものではないのはいう
までもない。 (実施例1)単結晶育成用原料の製造工程及びGaAs
単結晶の育成工程の両工程において、図1に示す構成の
結晶成長炉を使用した。この結晶引上げ炉は、下部ジャ
ケット2A、胴体部ジャケット2B及び上部ジャケット
2Cからなる水冷ジャケット構造の高圧容器2、るつぼ
10の横の、育成結晶4と原料融液5との固液界面に略
対応する位置に設けられた熱電対3、軸の下端に種結晶
6を保持するとともに回転しながら昇降可能な結晶引上
げ軸7、結晶引上げ軸7の変位量を検知する変位センサ
ー8、周知の直径制御方法において用いられるロードセ
ルなどの重量センサー9、軸の上端にサセプタ(図示省
略)を介してるつぼ10を支持するとともに回転しなが
ら昇降可能なるつぼ軸11、るつぼ軸11の変位量を検
知する変位センサー12、ヒータ14、保温材15、圧
力センサーが取り付けられたガス供給装置17及びガス
排気装置18を備えている。また、るつぼ10中には原
料とともにB2 O3 等の封止剤が入れられ、その封止剤
は、ヒータ14の加熱により融解して液体封止剤13と
なり、原料融液5の上面を覆う。
【0027】結晶4を引き上げている間は、熱電対3に
より温度を計測し、その計測した温度並びに重量センサ
ー9及び上下の変位センサー8,12の各検出値のデー
タを、結晶引上げ炉に接続された制御装置(図示省略)
に送るようになっている。そして制御装置は、送られて
きたデータに基づいてヒータ14への供給電力の調整を
行うようになっている。また、制御装置(図示省略)
は、結晶引上げ軸7及びるつぼ軸11のそれぞれの上昇
量を制御して、原料の固化速度(単結晶育成用原料の製
造時)及び結晶成長速度(単結晶の育成時)を調整する
ようになっている。
より温度を計測し、その計測した温度並びに重量センサ
ー9及び上下の変位センサー8,12の各検出値のデー
タを、結晶引上げ炉に接続された制御装置(図示省略)
に送るようになっている。そして制御装置は、送られて
きたデータに基づいてヒータ14への供給電力の調整を
行うようになっている。また、制御装置(図示省略)
は、結晶引上げ軸7及びるつぼ軸11のそれぞれの上昇
量を制御して、原料の固化速度(単結晶育成用原料の製
造時)及び結晶成長速度(単結晶の育成時)を調整する
ようになっている。
【0028】上記構成の結晶成長炉を用いてGaAs単
結晶を育成した。まず、純度7NのGa及び純度7Nの
Asを、GaAsの仕込み量が21kgとなるようにし
て、直径12インチのpBN(熱分解窒化ホウ素)製の
るつぼ10内に入れた。その上からるつぼ10内に、封
止剤として2.4kgのB2 O3 を入れた。そして、ヒー
ター14により加熱して直接合成した後、液体封止チョ
クラルスキー法により、直径4インチで長さ350mmの
GaAs多結晶を引き上げた。その際、結晶引上げ速度
(固化速度)は毎時30mmであった。
結晶を育成した。まず、純度7NのGa及び純度7Nの
Asを、GaAsの仕込み量が21kgとなるようにし
て、直径12インチのpBN(熱分解窒化ホウ素)製の
るつぼ10内に入れた。その上からるつぼ10内に、封
止剤として2.4kgのB2 O3 を入れた。そして、ヒー
ター14により加熱して直接合成した後、液体封止チョ
クラルスキー法により、直径4インチで長さ350mmの
GaAs多結晶を引き上げた。その際、結晶引上げ速度
(固化速度)は毎時30mmであった。
【0029】得られたGaAs多結晶のうち固化率が9
5%以下の部分のみを残し、それを原料として直径12
インチのpBN製のるつぼ10内に入れた。その上から
るつぼ10内に、封止剤として2.4kgのB2 O3 を入
れた。そして、ヒーター14により加熱して原料及びB
2 O3 を融解した。得られた原料融液5の表面にGaA
s単結晶よりなる種結晶6を接触させてこれを徐々に引
き揚げ、直径4インチで長さ350mmのGaAs単結晶
を育成した。その際、結晶引上げ速度は9mm/hrであっ
た。
5%以下の部分のみを残し、それを原料として直径12
インチのpBN製のるつぼ10内に入れた。その上から
るつぼ10内に、封止剤として2.4kgのB2 O3 を入
れた。そして、ヒーター14により加熱して原料及びB
2 O3 を融解した。得られた原料融液5の表面にGaA
s単結晶よりなる種結晶6を接触させてこれを徐々に引
き揚げ、直径4インチで長さ350mmのGaAs単結晶
を育成した。その際、結晶引上げ速度は9mm/hrであっ
た。
【0030】同様にして、全部で10本のGaAs単結
晶インゴットを製造した。そして、各インゴットから約
250枚ずつウェハーを切り出し、それぞれの表面を研
磨加工して鏡面状態にした後、ウェハー表面の四角形状
のピット数を数えた。その結果を表1に示す。
晶インゴットを製造した。そして、各インゴットから約
250枚ずつウェハーを切り出し、それぞれの表面を研
磨加工して鏡面状態にした後、ウェハー表面の四角形状
のピット数を数えた。その結果を表1に示す。
【0031】
【表1】 表1に示すように、ピットが全くなかったウェハーの割
合は、全体の97%であった。また、ピット数が5個以
上のウェハーは全くなかった。そして、ウェハー1枚当
たりのピット数(平均個数)は、0.02個であった。
このように後述する比較例と比較して、ピットの発生を
著しく低減できた。 (実施例2)GaとAsを直接合成させてGaAs融液
とした後、液体封止チョクラルスキー法により結晶を引
き上げる際の引上げ速度(固化速度)を毎時50mmとし
た以外は、上記実施例と同じ条件でGaAs多結晶を作
製した。そして、得られたGaAs多結晶のうち固化率
が95%以下の部分のみを単結晶育成用の原料として用
いて、上記実施例と同じ条件でGaAs単結晶インゴッ
トを3本製造した。
合は、全体の97%であった。また、ピット数が5個以
上のウェハーは全くなかった。そして、ウェハー1枚当
たりのピット数(平均個数)は、0.02個であった。
このように後述する比較例と比較して、ピットの発生を
著しく低減できた。 (実施例2)GaとAsを直接合成させてGaAs融液
とした後、液体封止チョクラルスキー法により結晶を引
き上げる際の引上げ速度(固化速度)を毎時50mmとし
た以外は、上記実施例と同じ条件でGaAs多結晶を作
製した。そして、得られたGaAs多結晶のうち固化率
が95%以下の部分のみを単結晶育成用の原料として用
いて、上記実施例と同じ条件でGaAs単結晶インゴッ
トを3本製造した。
【0032】各インゴットから約250枚ずつウェハー
を切り出し、それぞれの表面を研磨加工して鏡面状態に
した後、ウェハー表面の四角形状のピット数を数えた。
その結果を表1に示す。
を切り出し、それぞれの表面を研磨加工して鏡面状態に
した後、ウェハー表面の四角形状のピット数を数えた。
その結果を表1に示す。
【0033】表1に示すように、ピットが全くなかった
ウェハーの割合は、全体の90%であった。また、ピッ
ト数が5個以上のウェハーの割合は、全体の0%であっ
た。そして、ウェハー1枚当たりのピット数(平均個
数)は、0.17個であった。このように後述する比較
例と比較して、ピットの発生を著しく低減できた。 (比較例1)GaとAsを直接合成させてGaAs融液
とした後、液体封止チョクラルスキー法により結晶を引
き上げる際の引上げ速度(固化速度)を毎時100mmと
した以外は、上記実施例と同じ条件でGaAs多結晶を
作製した。そして、得られたGaAs多結晶のうち固化
率が95%以下の部分のみを単結晶育成用の原料として
用いて、上記実施例と同じ条件でGaAs単結晶インゴ
ットを全部で3本製造した。
ウェハーの割合は、全体の90%であった。また、ピッ
ト数が5個以上のウェハーの割合は、全体の0%であっ
た。そして、ウェハー1枚当たりのピット数(平均個
数)は、0.17個であった。このように後述する比較
例と比較して、ピットの発生を著しく低減できた。 (比較例1)GaとAsを直接合成させてGaAs融液
とした後、液体封止チョクラルスキー法により結晶を引
き上げる際の引上げ速度(固化速度)を毎時100mmと
した以外は、上記実施例と同じ条件でGaAs多結晶を
作製した。そして、得られたGaAs多結晶のうち固化
率が95%以下の部分のみを単結晶育成用の原料として
用いて、上記実施例と同じ条件でGaAs単結晶インゴ
ットを全部で3本製造した。
【0034】各インゴットから約250枚ずつウェハー
を切り出し、それぞれの表面を研磨加工して鏡面状態に
した後、ウェハー表面の四角形状のピット数を数えた。
その結果を表1に示す。
を切り出し、それぞれの表面を研磨加工して鏡面状態に
した後、ウェハー表面の四角形状のピット数を数えた。
その結果を表1に示す。
【0035】表1に示すように、ピットが全くなかった
ウェハーの割合は、全体の78%であった。また、ピッ
ト数が5個以上のウェハーの割合は、全体の8%であっ
た。そして、ウェハー1枚当たりのピット数(平均個
数)は、0.6個であった。このように上述した実施例
と比較してピットが発生しているウェハが多かった。 (比較例2)GaとAsを直接合成させてGaAs融液
とした後、液体封止チョクラルスキー法により結晶を引
き上げる際の引上げ速度(固化速度)を毎時30mmとし
た以外は、上記実施例と同じ条件でGaAs多結晶を作
製した。そして、得られたGaAs多結晶のうち固化率
が98%以下の部分のみを単結晶育成用の原料として用
いて、上記実施例と同じ条件でGaAs単結晶インゴッ
トを4本製造した。
ウェハーの割合は、全体の78%であった。また、ピッ
ト数が5個以上のウェハーの割合は、全体の8%であっ
た。そして、ウェハー1枚当たりのピット数(平均個
数)は、0.6個であった。このように上述した実施例
と比較してピットが発生しているウェハが多かった。 (比較例2)GaとAsを直接合成させてGaAs融液
とした後、液体封止チョクラルスキー法により結晶を引
き上げる際の引上げ速度(固化速度)を毎時30mmとし
た以外は、上記実施例と同じ条件でGaAs多結晶を作
製した。そして、得られたGaAs多結晶のうち固化率
が98%以下の部分のみを単結晶育成用の原料として用
いて、上記実施例と同じ条件でGaAs単結晶インゴッ
トを4本製造した。
【0036】各インゴットから約250枚ずつウェハー
を切り出し、それぞれの表面を研磨加工して鏡面状態に
した後、ウェハー表面の四角形状のピット数を数えた。
その結果を表1に示す。
を切り出し、それぞれの表面を研磨加工して鏡面状態に
した後、ウェハー表面の四角形状のピット数を数えた。
その結果を表1に示す。
【0037】表1に示すように、ピットが全くなかった
ウェハーの割合は、全体の70%であった。また、ピッ
ト数が5個以上のウェハーの割合は、全体の13%であ
った。そして、ウェハー1枚当たりのピット数(平均個
数)は、0.65個であった。このように上述した実施
例と比較してピットが発生しているウェハが多かった。 (比較例3)図1に示す構成の結晶成長炉を使用し、直
接合成法により得られた原料を用いてGaAs単結晶を
製造した。まず、純度7NのGa及び純度7NのAs
を、GaAsの仕込み量が21kgとなるようにして、直
径12インチのpBN製のるつぼ内に入れた。その上か
らるつぼ内に、封止剤として2.4kgのB2 O3 を入れ
た。そして、ヒーターにより加熱して原料及びB2 O3
を融解した。得られた原料融液の表面にGaAs単結晶
よりなる種結晶を接触させてこれを徐々に引き揚げ、直
径4インチで長さ350mmのGaAs単結晶を育成し
た。その際、結晶引上げ速度は9mm/hrであった。
ウェハーの割合は、全体の70%であった。また、ピッ
ト数が5個以上のウェハーの割合は、全体の13%であ
った。そして、ウェハー1枚当たりのピット数(平均個
数)は、0.65個であった。このように上述した実施
例と比較してピットが発生しているウェハが多かった。 (比較例3)図1に示す構成の結晶成長炉を使用し、直
接合成法により得られた原料を用いてGaAs単結晶を
製造した。まず、純度7NのGa及び純度7NのAs
を、GaAsの仕込み量が21kgとなるようにして、直
径12インチのpBN製のるつぼ内に入れた。その上か
らるつぼ内に、封止剤として2.4kgのB2 O3 を入れ
た。そして、ヒーターにより加熱して原料及びB2 O3
を融解した。得られた原料融液の表面にGaAs単結晶
よりなる種結晶を接触させてこれを徐々に引き揚げ、直
径4インチで長さ350mmのGaAs単結晶を育成し
た。その際、結晶引上げ速度は9mm/hrであった。
【0038】同様にして、全部で10本のGaAs単結
晶インゴットを製造した。そして、各インゴットから約
250枚ずつウェハーを切り出し、それぞれの表面を研
磨加工して鏡面状態にした後、ウェハー表面の四角形状
のピット数を数えた。その結果を表1に示す。
晶インゴットを製造した。そして、各インゴットから約
250枚ずつウェハーを切り出し、それぞれの表面を研
磨加工して鏡面状態にした後、ウェハー表面の四角形状
のピット数を数えた。その結果を表1に示す。
【0039】表1に示すように、ピットが全くなかった
ウェハーの割合は、全体の5%であった。また、ピット
数が5個以上のウェハーの割合は、全体の46%であっ
た。そして、ウェハー1枚当たりのピット数(平均個
数)は、3.7個であった。このように上述した実施例
と比較してピットが発生しているウェハが多かった。
ウェハーの割合は、全体の5%であった。また、ピット
数が5個以上のウェハーの割合は、全体の46%であっ
た。そして、ウェハー1枚当たりのピット数(平均個
数)は、3.7個であった。このように上述した実施例
と比較してピットが発生しているウェハが多かった。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、原料としてGaAsの
結晶を用い、該原料を加熱融解して得られた原料融液を
徐々に固化させることにより、GaAs単結晶を育成す
るにあたって、Ga及びAsを含む融液を毎時5mm以上
50mm以下の固化速度で単一の方向に向かって凝固さ
せ、得られた固体のうち固化率が95%以下の部分を単
結晶育成用の前記原料として用いるようにしたため、単
結晶育成用の原料が極めて高純度となり、ウェハーの研
磨加工後にその表面に四角形状のピットが出現するのを
防ぐことができる。
結晶を用い、該原料を加熱融解して得られた原料融液を
徐々に固化させることにより、GaAs単結晶を育成す
るにあたって、Ga及びAsを含む融液を毎時5mm以上
50mm以下の固化速度で単一の方向に向かって凝固さ
せ、得られた固体のうち固化率が95%以下の部分を単
結晶育成用の前記原料として用いるようにしたため、単
結晶育成用の原料が極めて高純度となり、ウェハーの研
磨加工後にその表面に四角形状のピットが出現するのを
防ぐことができる。
【図1】実施例において使用した結晶引上げ炉の一例を
示す断面正面図である。
示す断面正面図である。
4 育成結晶 5 原料融液 6 種結晶 10 るつぼ 13 液体封止剤 14 ヒータ
Claims (1)
- 【請求項1】 原料としてGaAsの結晶を用い、該原
料を加熱融解して得られた原料融液を徐々に固化させる
ことにより、GaAs単結晶を育成するにあたって、G
a及びAsを含む融液を毎時5mm以上50mm以下の固化
速度で単一の方向に向かって凝固させ、得られた固体の
うち固化率が95%以下の部分を単結晶育成用の前記原
料として用いることを特徴とするGaAs単結晶の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP198197A JPH10194898A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | GaAs単結晶の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP198197A JPH10194898A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | GaAs単結晶の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10194898A true JPH10194898A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11516703
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP198197A Pending JPH10194898A (ja) | 1997-01-09 | 1997-01-09 | GaAs単結晶の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10194898A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008179898A (ja) * | 2008-02-14 | 2008-08-07 | Dowa Holdings Co Ltd | 化合物半導体作成用のガリウム原料 |
CN107385514A (zh) * | 2017-07-27 | 2017-11-24 | 晶科能源有限公司 | 一种单晶硅炉退火装置 |
-
1997
- 1997-01-09 JP JP198197A patent/JPH10194898A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008179898A (ja) * | 2008-02-14 | 2008-08-07 | Dowa Holdings Co Ltd | 化合物半導体作成用のガリウム原料 |
CN107385514A (zh) * | 2017-07-27 | 2017-11-24 | 晶科能源有限公司 | 一种单晶硅炉退火装置 |
CN107385514B (zh) * | 2017-07-27 | 2023-11-28 | 晶科能源股份有限公司 | 一种单晶硅炉退火装置 |
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