JPH10194641A - エレベータの着床表示装置及び着床制御装置 - Google Patents
エレベータの着床表示装置及び着床制御装置Info
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- JPH10194641A JPH10194641A JP9004832A JP483297A JPH10194641A JP H10194641 A JPH10194641 A JP H10194641A JP 9004832 A JP9004832 A JP 9004832A JP 483297 A JP483297 A JP 483297A JP H10194641 A JPH10194641 A JP H10194641A
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- Japan
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- landing
- door
- floor
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- Elevator Door Apparatuses (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この発明は、故障等により乗りかごの床面と
乗り場床面との間の段差が所定範囲を越えたときに、か
ご内乗客に「段差あり」の信号を提供し、乗客の安全か
つ円滑な降車を可能とするものである。 【解決手段】 段差検出器6は、エレベータ乗りかご3
が停止階に停止し戸開するとき、かごの床面33と乗り
場床面52との間の段差を検出し、その段差が、予め設
定された範囲を越えたときに、コンピュータ12から
「段差有り」の信号を、かご3内の表示手段34に供給
し、表示する。従って、かご3内乗客は、降車に際し、
表示手段34により、着床誤差を越えた「段差」を認識
することができ、つまづくことなく、安全に乗り場5に
降りることができる。
乗り場床面との間の段差が所定範囲を越えたときに、か
ご内乗客に「段差あり」の信号を提供し、乗客の安全か
つ円滑な降車を可能とするものである。 【解決手段】 段差検出器6は、エレベータ乗りかご3
が停止階に停止し戸開するとき、かごの床面33と乗り
場床面52との間の段差を検出し、その段差が、予め設
定された範囲を越えたときに、コンピュータ12から
「段差有り」の信号を、かご3内の表示手段34に供給
し、表示する。従って、かご3内乗客は、降車に際し、
表示手段34により、着床誤差を越えた「段差」を認識
することができ、つまづくことなく、安全に乗り場5に
降りることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ乗りか
ごの運行上の何らかの故障等が発生し、正常な着床がな
されなかったときでも、かご内乗客の降車時の安全を図
り得るエレベータの着床表示装置及び着床制御装置に関
する。
ごの運行上の何らかの故障等が発生し、正常な着床がな
されなかったときでも、かご内乗客の降車時の安全を図
り得るエレベータの着床表示装置及び着床制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】エレベータは、乗客等の安全な輸送を目
指した交通手段であり、故障や事故の発生を未然に防ぐ
ため、定期的な点検が義務づけられている。しかしなが
ら、例えば地震の発生や停電のときやエレベータ制御盤
等の制御回路の故障等により、正常な運行が困難となる
場合もある。そこでエレベータは、これらに対処しかご
内乗客の安全かつ適切な輸送や避難を確保するため、各
種セフティ(安全)機能が付加された管制運転が行われ
るように構成されている。
指した交通手段であり、故障や事故の発生を未然に防ぐ
ため、定期的な点検が義務づけられている。しかしなが
ら、例えば地震の発生や停電のときやエレベータ制御盤
等の制御回路の故障等により、正常な運行が困難となる
場合もある。そこでエレベータは、これらに対処しかご
内乗客の安全かつ適切な輸送や避難を確保するため、各
種セフティ(安全)機能が付加された管制運転が行われ
るように構成されている。
【0003】エレベータの管制運転には、例えば、停電
やエレベータ制御回路等の故障発生時の閉じ込め事故を
防ぐため、最寄り階に自動的に着床する故障時最寄階自
動着床機能や、地震発生や火災発生時に対処し、地震感
知器や火災検知器に連動して同様に最寄り階に速やかに
着床し、かご内乗客を安全に避難させる機能がある。
やエレベータ制御回路等の故障発生時の閉じ込め事故を
防ぐため、最寄り階に自動的に着床する故障時最寄階自
動着床機能や、地震発生や火災発生時に対処し、地震感
知器や火災検知器に連動して同様に最寄り階に速やかに
着床し、かご内乗客を安全に避難させる機能がある。
【0004】また、特に乗用エレベータでは、上記のよ
うな乗客の安全確保とともに、より快適な乗り心地を目
指して、精度の高い制御運転が行われ、着床誤差が±2
0mm以内、あるいはさらに±5mm以内という高精度
の着床制御も実現されている。
うな乗客の安全確保とともに、より快適な乗り心地を目
指して、精度の高い制御運転が行われ、着床誤差が±2
0mm以内、あるいはさらに±5mm以内という高精度
の着床制御も実現されている。
【0005】そこで、従来のエレベータ着床制御装置
は、図9に示すように構成図されている。すなわち、エ
レベータ制御盤1はエレベータの故障を検出する故障検
出器11とコンピュータ12とで構成され、故障検出器
11は、エレベータ全体の主要な制御を司るコンピュー
タ12に接続されている。
は、図9に示すように構成図されている。すなわち、エ
レベータ制御盤1はエレベータの故障を検出する故障検
出器11とコンピュータ12とで構成され、故障検出器
11は、エレベータ全体の主要な制御を司るコンピュー
タ12に接続されている。
【0006】また、エレベータの着床制御は、着床検出
板と着床スイッチの組み合わせ構成からなる図示しない
着床検出器の操作によって行われるが、それと同時に昇
降路2内の各停止階に対応する位置には、乗りかご3が
戸開可能な着床位置に着床したかどうかを検出する戸開
位置検出器4が設けられいて、その戸開位置検出器4は
エレベータ制御盤1のコンピュータ12に接続されてい
る。戸開可能な着床位置とは、いわゆるドアゾーンの範
囲内の位置を言い、例えば±30cmの範囲内とされ
る。なお、乗りかご3は主索21を介して図示しない巻
き上げ機に連結されている。
板と着床スイッチの組み合わせ構成からなる図示しない
着床検出器の操作によって行われるが、それと同時に昇
降路2内の各停止階に対応する位置には、乗りかご3が
戸開可能な着床位置に着床したかどうかを検出する戸開
位置検出器4が設けられいて、その戸開位置検出器4は
エレベータ制御盤1のコンピュータ12に接続されてい
る。戸開可能な着床位置とは、いわゆるドアゾーンの範
囲内の位置を言い、例えば±30cmの範囲内とされ
る。なお、乗りかご3は主索21を介して図示しない巻
き上げ機に連結されている。
【0007】乗りかご3の上には、かご扉31及び乗り
場5の扉51の開閉を制御するドア開閉制御器31が設
けられ、戸開位置検出器4が着床したかご3が戸開可能
な位置であることを判断したとき、エレベータ制御盤1
のコンピュータ12は、乗りかご扉32及び乗り場扉5
1を開けるようにドア開閉制御器31を制御していた。
場5の扉51の開閉を制御するドア開閉制御器31が設
けられ、戸開位置検出器4が着床したかご3が戸開可能
な位置であることを判断したとき、エレベータ制御盤1
のコンピュータ12は、乗りかご扉32及び乗り場扉5
1を開けるようにドア開閉制御器31を制御していた。
【0008】平常運行時は、乗りかご3は例えば着床誤
差±20mm以内に着床し、戸開位置検出器4からの信
号を受けたコンピュータ12も、ドアゾーンにあるから
戸開動作になんら支障がないものとしてドア開閉制御器
31を制御していた。
差±20mm以内に着床し、戸開位置検出器4からの信
号を受けたコンピュータ12も、ドアゾーンにあるから
戸開動作になんら支障がないものとしてドア開閉制御器
31を制御していた。
【0009】しかしながら、正常運転時とは異なり、上
記のような事故やトラブル発生時には、まず乗客の安全
が第一とされることから、必ずしも正常時の着床精度が
得られない場合でも、ドアゾーンにあれば戸開し、乗客
を安全にかつ迅速に避難させることが要求される。
記のような事故やトラブル発生時には、まず乗客の安全
が第一とされることから、必ずしも正常時の着床精度が
得られない場合でも、ドアゾーンにあれば戸開し、乗客
を安全にかつ迅速に避難させることが要求される。
【0010】従って、乗りかごの走行不良等の故障が発
生した場合、しばしば正常な着床が行われず、乗りかご
の床面33と乗り場床面52との間に着床誤差範囲を越
えた高さの段差を有して停止した場合、それがいかなる
原因によるものであっても、その段差が戸開動作が可能
な範囲であれば、乗客はそのまま戸開されたドアから乗
り場5に降りることができた。
生した場合、しばしば正常な着床が行われず、乗りかご
の床面33と乗り場床面52との間に着床誤差範囲を越
えた高さの段差を有して停止した場合、それがいかなる
原因によるものであっても、その段差が戸開動作が可能
な範囲であれば、乗客はそのまま戸開されたドアから乗
り場5に降りることができた。
【0011】このように、従来のエレベータでは、規定
の着床誤差の範囲を越えて着床し、乗りかご床面33と
乗り場床面52との間に相当の段差があったとしても、
戸開操作が可能と判断された場合は、平常時と同様に戸
開されたから、かご内乗客はその段差に気付くか否かに
かかわらず降車していた。
の着床誤差の範囲を越えて着床し、乗りかご床面33と
乗り場床面52との間に相当の段差があったとしても、
戸開操作が可能と判断された場合は、平常時と同様に戸
開されたから、かご内乗客はその段差に気付くか否かに
かかわらず降車していた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
エレベータでは、エレベータ乗りかごの走行時の不具合
や故障等により、着床時の精度が満足されない場合で
も、自動的に戸開し降車できたので、乗客はかご床面と
乗り場床面との間の段差につまずく等の問題点があっ
た。
エレベータでは、エレベータ乗りかごの走行時の不具合
や故障等により、着床時の精度が満足されない場合で
も、自動的に戸開し降車できたので、乗客はかご床面と
乗り場床面との間の段差につまずく等の問題点があっ
た。
【0013】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、着床時に、かご床と乗場床との間
に、予め定めた高さを越えた段差があることを、音声あ
るいは視覚による表示等により、かご内の乗客に知らせ
て認識させることにより、乗客の降車時の安全性を向上
させるようにしたエレベータの着床表示装置及び着床制
御装置を提供することを目的とする。
てなされたもので、着床時に、かご床と乗場床との間
に、予め定めた高さを越えた段差があることを、音声あ
るいは視覚による表示等により、かご内の乗客に知らせ
て認識させることにより、乗客の降車時の安全性を向上
させるようにしたエレベータの着床表示装置及び着床制
御装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、エレベー
タの着床表示装置において、エレベータ乗りかごが停止
階に停止して戸開するとき、かごの床面と乗り場床面と
の間の段差を検出する段差検出手段と、この段差検出手
段により検出された段差の高さが、予め設定された範囲
を越えたときに、「段差有り」の信号を生成する信号形
成手段と、この信号形成手段に接続され、前記「段差有
り」の信号を前記かご内に表示する表示手段とを具備す
ることを特徴とする。
タの着床表示装置において、エレベータ乗りかごが停止
階に停止して戸開するとき、かごの床面と乗り場床面と
の間の段差を検出する段差検出手段と、この段差検出手
段により検出された段差の高さが、予め設定された範囲
を越えたときに、「段差有り」の信号を生成する信号形
成手段と、この信号形成手段に接続され、前記「段差有
り」の信号を前記かご内に表示する表示手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0015】この第1の発明によれば、表示手段が、段
差が予め設定された範囲を越えたときに、「段差有り」
の信号を生成して、かご内にその旨表示するするので、
かご内乗客はかご床と乗り場床との間に平常時の許容範
囲を越えた段差があることを予め認識し、注意して降車
できるので、つまづき等の事故を未然に防止することが
できる。
差が予め設定された範囲を越えたときに、「段差有り」
の信号を生成して、かご内にその旨表示するするので、
かご内乗客はかご床と乗り場床との間に平常時の許容範
囲を越えた段差があることを予め認識し、注意して降車
できるので、つまづき等の事故を未然に防止することが
できる。
【0016】第2の発明は、エレベータの着床制御装置
において、エレベータ乗りかごが停止階に停止して戸開
するとき、かごの床面と乗り場床面との間の段差を検出
する段差検出手段と、この段差検出手段により検出され
た段差の高さが、予め設定された範囲を越えたときに、
「段差有り」の信号を生成する信号形成手段と、この信
号形成手段に接続され、前記「段差有り」の信号によ
り、前記戸開の動作が自動ドア戸開から手動ドア戸開へ
のつながりを経て完了するように、かごの扉及び乗り場
扉を制御するドア開閉制御手段とを具備することを特徴
とする。
において、エレベータ乗りかごが停止階に停止して戸開
するとき、かごの床面と乗り場床面との間の段差を検出
する段差検出手段と、この段差検出手段により検出され
た段差の高さが、予め設定された範囲を越えたときに、
「段差有り」の信号を生成する信号形成手段と、この信
号形成手段に接続され、前記「段差有り」の信号によ
り、前記戸開の動作が自動ドア戸開から手動ドア戸開へ
のつながりを経て完了するように、かごの扉及び乗り場
扉を制御するドア開閉制御手段とを具備することを特徴
とする。
【0017】この第2の発明では、ドア開閉制御手段
は、同様に「段差有り」の信号により、前記戸開動作は
自動ドア戸開と手動ドア戸開とのつながりを経て戸開す
るように制御する。
は、同様に「段差有り」の信号により、前記戸開動作は
自動ドア戸開と手動ドア戸開とのつながりを経て戸開す
るように制御する。
【0018】このように、乗客の降車時は、戸開動作は
途中まで自動で行なわれ、その後は手動に切り替わるの
で、正常時とは異なり、乗客は降車に際して、扉が半開
きの状態から手で開けて降車することになる。従って、
乗客はエレベータの異常に気付き足元に注意して降車す
るようになるので、つまづき等の事故発生を未然に防止
することができる。
途中まで自動で行なわれ、その後は手動に切り替わるの
で、正常時とは異なり、乗客は降車に際して、扉が半開
きの状態から手で開けて降車することになる。従って、
乗客はエレベータの異常に気付き足元に注意して降車す
るようになるので、つまづき等の事故発生を未然に防止
することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるエレベータの
着床表示装置及び着床制御装置の一実施の形態を図1乃
至図8を参照し詳細に説明する。なお、図9に示した従
来のエレベータと同一構成には同一符号を付して詳細な
説明は省略する。
着床表示装置及び着床制御装置の一実施の形態を図1乃
至図8を参照し詳細に説明する。なお、図9に示した従
来のエレベータと同一構成には同一符号を付して詳細な
説明は省略する。
【0020】図1は第1の発明にかかるエレベータ着床
表示装置の第1の実施の形態を示した構成図である。
表示装置の第1の実施の形態を示した構成図である。
【0021】すなわち、図1において、エレベータの着
床表示装置は、エレベータ制御盤1には故障検出器11
とコンピュータ12が構成され、エレベータの故障を検
出する故障検出器11はコンピュータ12に接続されて
いる。
床表示装置は、エレベータ制御盤1には故障検出器11
とコンピュータ12が構成され、エレベータの故障を検
出する故障検出器11はコンピュータ12に接続されて
いる。
【0022】一方、昇降路2内の各停止階に対応する位
置には、乗りかご3が戸開可能な着床位置に着床したか
どうかを検出する戸開位置検出器4と、着床時にかご床
面33と乗り場床面52との間の段差を検出する段差検
出器6とが設けられ、これらはともにエレベータ制御盤
1のコンピュータ3に接続されている。
置には、乗りかご3が戸開可能な着床位置に着床したか
どうかを検出する戸開位置検出器4と、着床時にかご床
面33と乗り場床面52との間の段差を検出する段差検
出器6とが設けられ、これらはともにエレベータ制御盤
1のコンピュータ3に接続されている。
【0023】また、乗りかご3の上には、かご扉及び乗
り場扉の開閉を制御するドア開閉制御器31が、またか
ご室には表示灯34a及び音声出力器34bからなる表
示手段34が設けられ、これらも同様にエレベータ制御
盤1のコンピュータ3に接続されている。
り場扉の開閉を制御するドア開閉制御器31が、またか
ご室には表示灯34a及び音声出力器34bからなる表
示手段34が設けられ、これらも同様にエレベータ制御
盤1のコンピュータ3に接続されている。
【0024】エレベータ制御盤1のコンピュータ12
は、故障検出器11により故障が検出され、戸開位置検
出器4からの信号により着床したかご3が戸開可能な位
置であることを判断し、段差検出器6により着床時のか
ご床面33と乗り場床面52との間の段差が所定範囲を
越えたと判定したときに、ドア開閉制御器31よる戸開
操作に先立ち、「段差あり」の意の表示を行うよう表示
手段34を制御するよう構成されている。
は、故障検出器11により故障が検出され、戸開位置検
出器4からの信号により着床したかご3が戸開可能な位
置であることを判断し、段差検出器6により着床時のか
ご床面33と乗り場床面52との間の段差が所定範囲を
越えたと判定したときに、ドア開閉制御器31よる戸開
操作に先立ち、「段差あり」の意の表示を行うよう表示
手段34を制御するよう構成されている。
【0025】以上のように構成されたこの実施の形態に
おけるエレベータの着床表示装置の動作手順を、図1の
構成図及び図2のフローチャートを参照して説明する。
おけるエレベータの着床表示装置の動作手順を、図1の
構成図及び図2のフローチャートを参照して説明する。
【0026】まず、故障が発生すると(ステップ2
A)、故障検出器11で故障が検出されコンピュータ3
に入力される(ステップ2B)。また、停止階に着床し
た昇降路2内のかご3の戸開位置検出器4は、かご3が
戸開可能な位置、すなわちドアゾーンにあるかどうかを
検出し(ステップ2C)、可能な場合(YES)は、段
差検出器6は、乗り場床面33と着床した乗りかごの床
面52との間に予め設定された範囲を越える段差がある
かどうかを判定する(ステップ2D)。
A)、故障検出器11で故障が検出されコンピュータ3
に入力される(ステップ2B)。また、停止階に着床し
た昇降路2内のかご3の戸開位置検出器4は、かご3が
戸開可能な位置、すなわちドアゾーンにあるかどうかを
検出し(ステップ2C)、可能な場合(YES)は、段
差検出器6は、乗り場床面33と着床した乗りかごの床
面52との間に予め設定された範囲を越える段差がある
かどうかを判定する(ステップ2D)。
【0027】ステップ2Cにおいて、戸開不可能な位置
の場合(NO)は、コンピュータ12は戸開可能位置ま
で走行するよう制御する(ステップ2E)。
の場合(NO)は、コンピュータ12は戸開可能位置ま
で走行するよう制御する(ステップ2E)。
【0028】ステップ2Dにおいて、段差検出器6がか
ご床面33と乗り場床面52との間の段差が所定範囲、
例えば±20mmを越えたと判定した場合(YES)に
は、コンピュータ12から表示手段34の表示灯34a
に対し、「段差に注意」等、「段差あり」の点灯指令を
出力し(ステップ2F)、点灯する(ステップ2G)。
ご床面33と乗り場床面52との間の段差が所定範囲、
例えば±20mmを越えたと判定した場合(YES)に
は、コンピュータ12から表示手段34の表示灯34a
に対し、「段差に注意」等、「段差あり」の点灯指令を
出力し(ステップ2F)、点灯する(ステップ2G)。
【0029】またコンピュータ12は、必要に応じて、
同様に表示手段34の音声出力器34bに対し、同様に
「段差あり」のアナウンス指令が出力され(ステップ2
H)、たとえば「段差があります。降車時にご注意下さ
い」との音声によるメッセージがかご3内に出力される
(ステップ2I)。
同様に表示手段34の音声出力器34bに対し、同様に
「段差あり」のアナウンス指令が出力され(ステップ2
H)、たとえば「段差があります。降車時にご注意下さ
い」との音声によるメッセージがかご3内に出力される
(ステップ2I)。
【0030】このようにして、かご3内の乗客は、表示
灯34aの点灯または音声出力器34bからのメッセー
ジにより、かご床面33と乗り場床面52との間に相当
の段差があることを知った状態で、ドア開閉制御器31
によりご扉32及び乗り場扉51が戸開され(ステップ
2J)、乗客は乗り場5へ安全に降りることができる。
灯34aの点灯または音声出力器34bからのメッセー
ジにより、かご床面33と乗り場床面52との間に相当
の段差があることを知った状態で、ドア開閉制御器31
によりご扉32及び乗り場扉51が戸開され(ステップ
2J)、乗客は乗り場5へ安全に降りることができる。
【0031】なお、ステップ2Dにおいて、着床誤差内
の±20mmの範囲に着床した場合は、通常どおり戸開
さる(ステップ2J)。
の±20mmの範囲に着床した場合は、通常どおり戸開
さる(ステップ2J)。
【0032】このように、着床誤差を越えて着床し、相
当の段差があった場合には、乗客は表示手段34の表示
を受け、足元に注意して乗り場5に降りることができ
る。
当の段差があった場合には、乗客は表示手段34の表示
を受け、足元に注意して乗り場5に降りることができ
る。
【0033】上記第1の実施の形態では、コンピュータ
12は、表示灯34aに対し「段差あり」の点灯指令
を、また必要に応じて、音声出力器34bに対し「段差
あり」のアナウンス指令が出力されることを単に説明し
たが、かご扉32及び乗り場扉51が戸開動作が完了す
るまで、音声出力器34aからの音声によるメッセージ
等を継続して出力するようにしても良い。
12は、表示灯34aに対し「段差あり」の点灯指令
を、また必要に応じて、音声出力器34bに対し「段差
あり」のアナウンス指令が出力されることを単に説明し
たが、かご扉32及び乗り場扉51が戸開動作が完了す
るまで、音声出力器34aからの音声によるメッセージ
等を継続して出力するようにしても良い。
【0034】すなわち、かご扉32及び乗り場扉51が
戸開動作を終了してから扉が閉まりきるまで、音声出力
器34aから音声によるメッセージを出力し続けるよう
にした第1の発明装置における第2の実施の形態の動作
手順を、図1の構成図及び図3に示したフローチャート
を参照して説明する。
戸開動作を終了してから扉が閉まりきるまで、音声出力
器34aから音声によるメッセージを出力し続けるよう
にした第1の発明装置における第2の実施の形態の動作
手順を、図1の構成図及び図3に示したフローチャート
を参照して説明する。
【0035】まず、故障が発生すると(ステップ3
A)、故障検出器11は故障を検出しコンピュータ12
に入力する(ステップ3B)。次ぎに、戸開位置検出器
4は、着床したかご3が昇降路2内において戸開可能な
位置にあるかどうかを検出し、コンピュータ12に入力
する(ステップ3C)。そして、コンピュータ12は戸
開位置検出器4からの信号により戸開可能なとき(YE
S)、ドア開閉制御器31に戸開指令信号を送り、かご
扉32及び乗り場扉51の戸開動作を行なう(ステップ
3D)。
A)、故障検出器11は故障を検出しコンピュータ12
に入力する(ステップ3B)。次ぎに、戸開位置検出器
4は、着床したかご3が昇降路2内において戸開可能な
位置にあるかどうかを検出し、コンピュータ12に入力
する(ステップ3C)。そして、コンピュータ12は戸
開位置検出器4からの信号により戸開可能なとき(YE
S)、ドア開閉制御器31に戸開指令信号を送り、かご
扉32及び乗り場扉51の戸開動作を行なう(ステップ
3D)。
【0036】ステップ3Cにおいて、戸開不可の場合
(NO)はコンピュータ12はかご3を戸開可能な位置
まで走行させ(ステップ3E)、戸開動作を行なう(ス
テップ3D)。
(NO)はコンピュータ12はかご3を戸開可能な位置
まで走行させ(ステップ3E)、戸開動作を行なう(ス
テップ3D)。
【0037】つぎにほぼ同時に、段差検出器6は乗り場
床面52とかご床面33との間に予め設定された範囲を
越えた段差があるかどうかを判定し(ステップ3F)、
その段差の値が所定範囲、例えば着床誤差とした±20
mmを越えたと判定した場合(YES)は、コンピュー
タ12は音声出力器34aに対し、アナウンス指令を出
力し(ステップ3G)、「段差あり」のメッセージがか
ご3内に出力される(ステップ3H)。
床面52とかご床面33との間に予め設定された範囲を
越えた段差があるかどうかを判定し(ステップ3F)、
その段差の値が所定範囲、例えば着床誤差とした±20
mmを越えたと判定した場合(YES)は、コンピュー
タ12は音声出力器34aに対し、アナウンス指令を出
力し(ステップ3G)、「段差あり」のメッセージがか
ご3内に出力される(ステップ3H)。
【0038】上記「段差あり」のメッセージは、戸開動
作が完了するなど、一定の戸開時間が経過するまで出力
され続け(ステップ3I)、一定の戸開時間経過後(Y
ES)は、コンピュータ12はドア開閉制御器31を制
御し、かご扉32及び乗り場扉51は閉じられる(ステ
ップ3J)。
作が完了するなど、一定の戸開時間が経過するまで出力
され続け(ステップ3I)、一定の戸開時間経過後(Y
ES)は、コンピュータ12はドア開閉制御器31を制
御し、かご扉32及び乗り場扉51は閉じられる(ステ
ップ3J)。
【0039】この結果、この実施の形態によれば、かご
3内の乗客は音声出力器34aからの継続したメッセー
ジにより、かご床面33と乗り場床面52との間に、少
なくとも着床誤差を越えた段差があることを認識しつ
つ、足元に注意して乗り場に降りることができる。な
お、ステップ3Fにおいて、予め設定された範囲よりも
段差が小さい場合(NO)には、一定時間経過を経て
(ステップ3K)、戸閉される(ステップ3J)。
3内の乗客は音声出力器34aからの継続したメッセー
ジにより、かご床面33と乗り場床面52との間に、少
なくとも着床誤差を越えた段差があることを認識しつ
つ、足元に注意して乗り場に降りることができる。な
お、ステップ3Fにおいて、予め設定された範囲よりも
段差が小さい場合(NO)には、一定時間経過を経て
(ステップ3K)、戸閉される(ステップ3J)。
【0040】なお、上記第1及び第2の実施の形態で
は、表示手段34を表示灯34aや音声出力器24bに
より構成したが、表示手段34に代えあるいは表示手段
34と併用して、かご敷居または乗り場敷居の上面を照
らす照明具を設置しても、同様に乗客を安全に降車させ
ることができる。
は、表示手段34を表示灯34aや音声出力器24bに
より構成したが、表示手段34に代えあるいは表示手段
34と併用して、かご敷居または乗り場敷居の上面を照
らす照明具を設置しても、同様に乗客を安全に降車させ
ることができる。
【0041】図4は第1の発明にかかる装置の第3の実
施の形態を示す構成図である。
施の形態を示す構成図である。
【0042】すなわち、各乗り場5には乗り場敷居照明
具53が、また乗りかご3には乗りかご敷居照明具35
をそれぞれ設け、これら乗り場敷居照明具53及び乗り
かご敷居照明具35は、エレベータ制御盤1のコンピュ
ータ12に接続され、コンピュータ12からの指令によ
り、それぞれ乗り場敷居54及びかご敷居36を照射す
るように構成したものである。
具53が、また乗りかご3には乗りかご敷居照明具35
をそれぞれ設け、これら乗り場敷居照明具53及び乗り
かご敷居照明具35は、エレベータ制御盤1のコンピュ
ータ12に接続され、コンピュータ12からの指令によ
り、それぞれ乗り場敷居54及びかご敷居36を照射す
るように構成したものである。
【0043】この第1の発明にかかる第3の実施の形態
の動作手順を図4の構成図、及び図5のフローチャート
を参照して説明する。
の動作手順を図4の構成図、及び図5のフローチャート
を参照して説明する。
【0044】まず、故障が発生すると(ステップ5
A)、故障検出器11は故障を検出しコンピュータ12
に入力する(ステップ5B)。次ぎに、着床した昇降路
2内のかご3が戸開可能な位置にあるかどうかを戸開位
置検出器4が検出し、コンピュータ12に入力する(ス
テップ5C)。戸開可能な場合(YES)、コンピュー
タ12は、段差検出器6からの乗り場床面52とかご床
面33との間に所定範囲、例えば±20mmを越えた段
差があるかどうかの検出信号を受ける(ステップ5
D)。なお、ステップ5Cで戸開不可の場合(NO)
は、コンピュータ12は戸開可能な位置まで走行させる
(ステップ5E)。
A)、故障検出器11は故障を検出しコンピュータ12
に入力する(ステップ5B)。次ぎに、着床した昇降路
2内のかご3が戸開可能な位置にあるかどうかを戸開位
置検出器4が検出し、コンピュータ12に入力する(ス
テップ5C)。戸開可能な場合(YES)、コンピュー
タ12は、段差検出器6からの乗り場床面52とかご床
面33との間に所定範囲、例えば±20mmを越えた段
差があるかどうかの検出信号を受ける(ステップ5
D)。なお、ステップ5Cで戸開不可の場合(NO)
は、コンピュータ12は戸開可能な位置まで走行させる
(ステップ5E)。
【0045】ステップ5Dで、段差検出器6が段差が所
定範囲を越えていると判定した場合(YES)には、コ
ンピュータ12は各照明具35,53に対し、照射指令
が出力され(ステップ5F)、照明具35,53はかご
敷居36上面及び乗り場敷居54上面を照射する(ステ
ップ5G)。
定範囲を越えていると判定した場合(YES)には、コ
ンピュータ12は各照明具35,53に対し、照射指令
が出力され(ステップ5F)、照明具35,53はかご
敷居36上面及び乗り場敷居54上面を照射する(ステ
ップ5G)。
【0046】従って次ぎに、ドア開閉制御器31による
扉32及び乗り場扉51の戸開の際(ステップ5H)、
かご敷居36の上面及び乗り場敷居54の上面が明るく
照射されたことから、かご3内の乗客は、平常時と異な
り、かご床面33と乗り場床面52との間の段差に気付
き、乗客は足元に注意して降りることができる。
扉32及び乗り場扉51の戸開の際(ステップ5H)、
かご敷居36の上面及び乗り場敷居54の上面が明るく
照射されたことから、かご3内の乗客は、平常時と異な
り、かご床面33と乗り場床面52との間の段差に気付
き、乗客は足元に注意して降りることができる。
【0047】なお、ステップ5Dにおいて、段差が所定
範囲内にある場合(NO)は、直ちに戸開される(ステ
ップ5H)。また、この実施の形態では、かご敷居36
上面及び乗り場敷居54上面の双方を照射するように構
成したがいずれか一方でも良い。
範囲内にある場合(NO)は、直ちに戸開される(ステ
ップ5H)。また、この実施の形態では、かご敷居36
上面及び乗り場敷居54上面の双方を照射するように構
成したがいずれか一方でも良い。
【0048】上記各実施の形態では、音声あるいは照明
により「段差あり」の状況を乗りかご3内の乗客に認識
させるようにしたものであるが、予め昇降路2内に面し
た乗り場側敷居54から下方の壁面に「段差あり」とし
て注意を促す表示板を設けることができる。この表示板
によれば、乗りかご側が乗り場よりも低く着床したとき
に、乗りかご3内の乗客はその表示板を認識できるか
ら、安全に降車するよう注意を払うことができる。
により「段差あり」の状況を乗りかご3内の乗客に認識
させるようにしたものであるが、予め昇降路2内に面し
た乗り場側敷居54から下方の壁面に「段差あり」とし
て注意を促す表示板を設けることができる。この表示板
によれば、乗りかご側が乗り場よりも低く着床したとき
に、乗りかご3内の乗客はその表示板を認識できるか
ら、安全に降車するよう注意を払うことができる。
【0049】図6は、乗り場側敷居54の昇降路2に面
した壁に、表示板を設けた第1の発明の第4の実施の形
態を示す構成図である。
した壁に、表示板を設けた第1の発明の第4の実施の形
態を示す構成図である。
【0050】すなわち、この実施の形態では、昇降路2
に面した乗り場敷居54またはその下方の壁面に、乗客
の注意を引くような注意板55、例えば表面に黄色の蛍
光塗料を施した横長のカラー板を予め壁に取り付けたも
のである。
に面した乗り場敷居54またはその下方の壁面に、乗客
の注意を引くような注意板55、例えば表面に黄色の蛍
光塗料を施した横長のカラー板を予め壁に取り付けたも
のである。
【0051】乗りかご3の床面33が乗り場床面52よ
りも低い位置に停止したとき、かご内の乗客は戸開され
たかごドア32越しにその注意板55に気付き、かご内
床面33と乗り場床面52との間の段差を認識できる。
りも低い位置に停止したとき、かご内の乗客は戸開され
たかごドア32越しにその注意板55に気付き、かご内
床面33と乗り場床面52との間の段差を認識できる。
【0052】この第1の発明の第4の実施の形態の動作
について、図6の構成図、及び図7のフローチャートを
参照して説明する。
について、図6の構成図、及び図7のフローチャートを
参照して説明する。
【0053】まず、故障が発生すると(ステップ7
A)、故障検出器11は故障を検出してコンピュータ1
2に入力する(ステップ7B)。次ぎに、戸開位置検出
器4は、かご3が昇降路2内において戸開可能な位置に
あるかどうかを判定し、コンピュータ12に入力する
(ステップ7C)。戸開可能なとき、ドア開閉制御器3
1は、かご扉32及び乗り場扉51を戸開する(ステッ
プ7D)。このとき、乗り場床面52がかご床面33よ
りも上に位置して段差をなして着床していた場合、かご
3内乗客は、乗り場敷居54から下部の壁に設けられて
いた注意板55に気付き注意して降りることができる。
A)、故障検出器11は故障を検出してコンピュータ1
2に入力する(ステップ7B)。次ぎに、戸開位置検出
器4は、かご3が昇降路2内において戸開可能な位置に
あるかどうかを判定し、コンピュータ12に入力する
(ステップ7C)。戸開可能なとき、ドア開閉制御器3
1は、かご扉32及び乗り場扉51を戸開する(ステッ
プ7D)。このとき、乗り場床面52がかご床面33よ
りも上に位置して段差をなして着床していた場合、かご
3内乗客は、乗り場敷居54から下部の壁に設けられて
いた注意板55に気付き注意して降りることができる。
【0054】なお、ステップ7Cで戸開不可の場合は、
戸開可能な位置まで走行を行うようコンピュータ12は
制御する(ステップ7E)。
戸開可能な位置まで走行を行うようコンピュータ12は
制御する(ステップ7E)。
【0055】以上のように、この実施の形態によれば、
着床誤差を越えて着床し戸開し、かつかご床面33が乗
り場床面52よりも低く着床した場合、乗客はかご床と
乗り場床との間に段差があることを注意板55により認
識できるので、つまづく等の危険を回避できる。
着床誤差を越えて着床し戸開し、かつかご床面33が乗
り場床面52よりも低く着床した場合、乗客はかご床と
乗り場床との間に段差があることを注意板55により認
識できるので、つまづく等の危険を回避できる。
【0056】以上のように、第1の発明によれば、故障
が発生した際に、段差検出器6等の段差検出手段が「段
差あり」の信号を生成するので、かご内乗客は表示灯や
照明具等の表示手段等により、その段差を認識するの
で、扉が開いた際に、注意深く乗り場に降りることがで
き、つまづく等の危険を回避できる。
が発生した際に、段差検出器6等の段差検出手段が「段
差あり」の信号を生成するので、かご内乗客は表示灯や
照明具等の表示手段等により、その段差を認識するの
で、扉が開いた際に、注意深く乗り場に降りることがで
き、つまづく等の危険を回避できる。
【0057】また、上記第1の発明による各実施の形態
では、表示手段により、着床時の「段差あり」を乗り場
乗客が認識できるように構成したが、ドア開閉制御を平
常時と異ならせることにより、乗客に「段差あり」の認
識を持たせることができる。
では、表示手段により、着床時の「段差あり」を乗り場
乗客が認識できるように構成したが、ドア開閉制御を平
常時と異ならせることにより、乗客に「段差あり」の認
識を持たせることができる。
【0058】図8は、第2の発明にかかるエレベータの
着床制御装置による一実施の形態による動作手順を示し
たフローチャートであり、その構成は図1に示した構成
と同様であるので、図1及び図8を参照して以下説明す
る。
着床制御装置による一実施の形態による動作手順を示し
たフローチャートであり、その構成は図1に示した構成
と同様であるので、図1及び図8を参照して以下説明す
る。
【0059】この第2の発明にかかる装置の一実施の形
態では、段差検出器6により段差が検出された際に、ド
ア開閉制御器31により、かご扉32及び乗り場扉51
を途中までは自動で開くようにし、その後は乗客等によ
る手動で扉をさらに押し開け降車するように制御したこ
とを特徴とする。
態では、段差検出器6により段差が検出された際に、ド
ア開閉制御器31により、かご扉32及び乗り場扉51
を途中までは自動で開くようにし、その後は乗客等によ
る手動で扉をさらに押し開け降車するように制御したこ
とを特徴とする。
【0060】すなわち、図8において、故障が発生する
と(ステップ8A)、故障検出器11は故障が検出され
たことをコンピュータ12に入力する(ステップ8
B)。戸開位置検出器4は、かご3が昇降路2内におい
て戸開可能な位置にあるかどうかを検出し、コンピュー
タ12に入力する(ステップ8C)。戸開可能なとき
(YES)、段差検出器6は、乗り場床面52とかご床
面32との間に少なくとも着床誤差を越える段差がある
かどうかを判定し、コンピュータ12に入力する(ステ
ップ8D)。なお、ステップ8Cにおいて、戸開不可の
場合(NO)は戸開可能な位置まで乗りかご3を走行さ
せる(ステップ8E)。
と(ステップ8A)、故障検出器11は故障が検出され
たことをコンピュータ12に入力する(ステップ8
B)。戸開位置検出器4は、かご3が昇降路2内におい
て戸開可能な位置にあるかどうかを検出し、コンピュー
タ12に入力する(ステップ8C)。戸開可能なとき
(YES)、段差検出器6は、乗り場床面52とかご床
面32との間に少なくとも着床誤差を越える段差がある
かどうかを判定し、コンピュータ12に入力する(ステ
ップ8D)。なお、ステップ8Cにおいて、戸開不可の
場合(NO)は戸開可能な位置まで乗りかご3を走行さ
せる(ステップ8E)。
【0061】そして、段差が所定範囲を越えた(YE
S)と判断された場合、コンピュータ12は、ドア開閉
制御器31に対し、かご扉32及び乗り場扉51を途中
まで開ける指令を出力し(ステップ8F)、各扉は、途
中、例えば半開きまで開くよう制御される(ステップ8
G)。そこで、かご3から乗り場に降りようとするかご
3内の乗客等は、平常とは相違し、手動でかご扉32及
び乗り場扉51をさらに開けようとすることから、かご
床面32と乗り場床面51との間に相当の段差があるこ
とに気付くことができる。なお、このとき、かご3内に
「手でドアを開けて下さい」との音声によるメッセージ
あるいは表示を行っても良い。
S)と判断された場合、コンピュータ12は、ドア開閉
制御器31に対し、かご扉32及び乗り場扉51を途中
まで開ける指令を出力し(ステップ8F)、各扉は、途
中、例えば半開きまで開くよう制御される(ステップ8
G)。そこで、かご3から乗り場に降りようとするかご
3内の乗客等は、平常とは相違し、手動でかご扉32及
び乗り場扉51をさらに開けようとすることから、かご
床面32と乗り場床面51との間に相当の段差があるこ
とに気付くことができる。なお、このとき、かご3内に
「手でドアを開けて下さい」との音声によるメッセージ
あるいは表示を行っても良い。
【0062】なお、ステップ8Dにおいて、段差が所定
範囲内にある場合(NO)には、途中まで自動戸開する
ことなく、自動全開される。
範囲内にある場合(NO)には、途中まで自動戸開する
ことなく、自動全開される。
【0063】このように、この第2の発明によれば、戸
開動作が途中で停止することからエレベータの異常に気
付くことに加え、かご内の乗客による手動操作で戸開を
行うので、かご床と乗場床との間に段差があることを乗
客は気付き、安全に乗り場に降りることができる。
開動作が途中で停止することからエレベータの異常に気
付くことに加え、かご内の乗客による手動操作で戸開を
行うので、かご床と乗場床との間に段差があることを乗
客は気付き、安全に乗り場に降りることができる。
【0064】なお、上記各発明の実施の形態では、いず
れも何らかの故障に起因して、かご床面と乗り場床面と
の間に着床誤差を越えた「段差」が生じたものとして説
明したが、この発明によれば、「段差」発生の原因如何
にかかわらず、乗りかご内の乗客が、「段差あり」を認
識して、安全に降車することをねらいとしたものである
から、必ずしも何等かの故障による「段差」でなくとも
良い。
れも何らかの故障に起因して、かご床面と乗り場床面と
の間に着床誤差を越えた「段差」が生じたものとして説
明したが、この発明によれば、「段差」発生の原因如何
にかかわらず、乗りかご内の乗客が、「段差あり」を認
識して、安全に降車することをねらいとしたものである
から、必ずしも何等かの故障による「段差」でなくとも
良い。
【0065】また、上記実施の形態では、着床誤差を越
えた段差を段差検出器6が検出し、判断し、コンピュー
タ12にその判断結果を伝送するように説明したが、段
差検出器6が検出した段差量から、コンピュータ12に
おいて、着床誤差を越えた段差であるかどうかを判定す
るようにしても良い。
えた段差を段差検出器6が検出し、判断し、コンピュー
タ12にその判断結果を伝送するように説明したが、段
差検出器6が検出した段差量から、コンピュータ12に
おいて、着床誤差を越えた段差であるかどうかを判定す
るようにしても良い。
【0066】いずれにしても、これらの上記発明によれ
ば、乗客の降車時のつまづき等を回避し安全に乗り場に
降りることができるので、実用に際し顕著な効果を得る
ことができる。
ば、乗客の降車時のつまづき等を回避し安全に乗り場に
降りることができるので、実用に際し顕著な効果を得る
ことができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、故障
が発生した際にかご内の乗客は、かご床と乗り場床との
間のに所定範囲を越えた高さの「段差がある」ことを降
車の際に、かご内のアナウンスや表示灯等により認識で
きるので、注意深く乗り場に降りることができ、つまづ
く等の危険は回避され、安全な降車を果たすことができ
る。
が発生した際にかご内の乗客は、かご床と乗り場床との
間のに所定範囲を越えた高さの「段差がある」ことを降
車の際に、かご内のアナウンスや表示灯等により認識で
きるので、注意深く乗り場に降りることができ、つまづ
く等の危険は回避され、安全な降車を果たすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明にかかるエレベータの着床表示装置
の第1乃至第4の実施の形態、及び第2の発明にかかる
エレベータの着床制御装置の一実施の形態をそれぞれ示
す構成図である。
の第1乃至第4の実施の形態、及び第2の発明にかかる
エレベータの着床制御装置の一実施の形態をそれぞれ示
す構成図である。
【図2】図1に示す装置の第1の発明の第1の実施の形
態の動作手順を示すフローチャートである。
態の動作手順を示すフローチャートである。
【図3】図1に示す装置の第1の発明の第2の実施の形
態の動作手順を示すフローチャートである。
態の動作手順を示すフローチャートである。
【図4】第1の発明にかかるエレベータの着床表示装置
の第3の実施の形態を示す構成図である。
の第3の実施の形態を示す構成図である。
【図5】図4に示す装置の動作手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図6】第1の発明にかかるエレベータの着床表示装置
の第4の実施の形態を示す構成図である。
の第4の実施の形態を示す構成図である。
【図7】図6に示す装置の動作手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図8】図1に示した第2の発明にかかるエレベータの
着床制御装置の一実施の形態の動作手順を示すフローチ
ャートである。
着床制御装置の一実施の形態の動作手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】従来のエレベータを示す構成図である。
1 エレベータ制御盤 11 故障検出器 12 コンピュータ 2 昇降路 21 主索 3 かご 31 ドア開閉制御器 32 かご扉 33 かご床面 34 表示手段 34a 表示灯 34b 音声出力器 35 乗りかご敷居照明具(表示手段) 36 かご扉敷居 4 戸開位置検出器 5 乗り場 51 乗り場扉 52 乗り場床面 53 乗り場敷居 54 乗り場敷居照明具(表示手段) 55 注意板
Claims (3)
- 【請求項1】 エレベータ乗りかごが停止階に停止して
戸開するとき、かごの床面と乗り場床面との間の段差を
検出する段差検出手段と、 この段差検出手段により検出された段差の高さが、予め
設定された範囲を越えたときに、「段差有り」の信号を
生成する信号形成手段と、 この信号形成手段に接続され、前記「段差有り」の信号
を前記かご内に表示する表示手段とを具備することを特
徴とするエレベータの着床表示装置。 - 【請求項2】 前記表示手段は、生成した前記「段差有
り」の信号により、乗りかごの敷居または乗り場の敷居
の上面を照射する照明具で構成したことを特徴とする請
求項1記載のエレベータの着床表示装置。 - 【請求項3】 エレベータ乗りかごが停止階に停止して
戸開するとき、かごの床面と乗り場床面との間の段差を
検出する段差検出手段と、 この段差検出手段により検出された段差の高さが、予め
設定された範囲を越えたときに、「段差有り」の信号を
生成する信号形成手段と、 この信号形成手段に接続され、前記「段差有り」の信号
により、前記戸開の動作が自動ドア戸開から手動ドア戸
開へのつながりを経て完了するように、かごの扉及び乗
り場扉を制御するドア開閉制御手段とを具備することを
特徴とするエレベータの着床制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9004832A JPH10194641A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | エレベータの着床表示装置及び着床制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9004832A JPH10194641A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | エレベータの着床表示装置及び着床制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10194641A true JPH10194641A (ja) | 1998-07-28 |
Family
ID=11594678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9004832A Pending JPH10194641A (ja) | 1997-01-14 | 1997-01-14 | エレベータの着床表示装置及び着床制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10194641A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007186324A (ja) * | 2006-01-16 | 2007-07-26 | Mitsubishi Electric Corp | エレベータ制御装置 |
CN115123895A (zh) * | 2021-03-24 | 2022-09-30 | 三菱电机株式会社 | 唤起注意装置以及电梯装置 |
Citations (5)
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JPS6278152U (ja) * | 1985-11-05 | 1987-05-19 | ||
JPS62152406A (ja) * | 1985-12-26 | 1987-07-07 | 株式会社 日本アカデミツクセンタ− | 健康寝具類 |
JPH04128656U (ja) * | 1991-05-16 | 1992-11-24 | 株式会社チヤコール | 弾縮性袋体 |
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JPH08173292A (ja) * | 1994-12-27 | 1996-07-09 | Retsu Sanhongi | 枕 |
-
1997
- 1997-01-14 JP JP9004832A patent/JPH10194641A/ja active Pending
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JP2022148488A (ja) * | 2021-03-24 | 2022-10-06 | 三菱電機株式会社 | エレベーター装置 |
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