JPH10194546A - 印刷版積載装置 - Google Patents

印刷版積載装置

Info

Publication number
JPH10194546A
JPH10194546A JP254897A JP254897A JPH10194546A JP H10194546 A JPH10194546 A JP H10194546A JP 254897 A JP254897 A JP 254897A JP 254897 A JP254897 A JP 254897A JP H10194546 A JPH10194546 A JP H10194546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing plate
unit
driving
posture
support
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP254897A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Kushima
宏毅 久島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP254897A priority Critical patent/JPH10194546A/ja
Publication of JPH10194546A publication Critical patent/JPH10194546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置から排出された印刷版を、特に複雑
な機構を設けることなく良好に搬送する。 【解決手段】 この装置は、現像装置からの印刷版を案
内するガイドレール6と、印刷版を吸着保持しかつガイ
ドレール6に沿って上下方向に移動可能な吸着保持部5
と、吸着保持部5により搬送されてきた印刷版を縦姿勢
で支持する支持板8と、吸着保持部5を駆動する駆動モ
ータ25と、駆動モータ25の駆動力を吸着保持部5に
伝達または遮断する伝達部27と、印刷版が現像装置か
ら排出されたか否かを検知する上部センサ21と、制御
部80とを備えている。制御部80は、印刷版が現像装
置から排出中である場合には駆動モータの駆動力が遮断
され、印刷版が現像装置から排出された場合には駆動モ
ータの駆動力が吸着保持部5に伝達されるように伝達部
27を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷版積載装置、
特に印刷版処理装置から排出される印刷版を積載する印
刷版積載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷版の現像装置の下流側(印刷版排出
側)には、現像が終了した印刷版を積載する印刷版積載
装置が配置されている。この装置は、下部が水平軸回り
に回動自在な滑り台部と、滑り台部からの印刷版を受け
取って載置可能な載置台とを備えている。滑り台部は、
その下端部を中心に回動することにより、現像装置から
排出されてくる印刷版を縦姿勢で支持する支持姿勢と、
印刷版を載置台に受け渡す受け渡し姿勢とを取り得る。
載置台は、受け渡し姿勢の滑り台部に対向して配置され
ており、受け渡し姿勢の滑り台部から移される印刷版を
載置する載置部を有している。
【0003】この種の印刷版積載装置では、滑り台部に
おいて、現像装置からの印刷版をその自重によって落下
させているので、印刷版が勢いよく落下し、その先端が
衝突により折れ曲がる場合がある。そこで、このような
問題を解決するために、実開平4−94354号公報及
び特開平2−8144号公報に示されるような従来技術
が提案されている。
【0004】前者の公報に示された技術は、現像装置か
ら排出されてきた印刷版の先端を受け部材によって受
け、この受け部材を印刷版の現像装置からの排出速度に
合わせて下方へ移動させるものである。また後者の公報
に示された技術は、下方への案内路を湾曲させるととも
に、印刷版の先端をフックにより支持し、このフックを
チェーンを介して駆動して湾曲案内路に沿って下方に案
内するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の受け部材やフッ
クを移動させる構造では、これらの速度を現像装置から
排出されてくる印刷版の搬送速度に合わせなければなら
ない。速度が異なれば、印刷版が積載装置側でたわんだ
り、あるいは逆に引っ張られて正常な搬送が行えないか
らである。
【0006】このため、受け部材等を駆動するためのモ
ータの回転速度を、現像装置側の搬送モータの回転速度
と合わせる必要がある。これを実現するためには、電気
的又は機械的な速度同調機構が考えられるが、このよう
な機構は構成が複雑になる。特に、積載装置と現像装置
とは別々に調達が可能で、別のメーカのものが使用され
る場合があるので、装置間の電気的又は機械的な接続が
困難な場合が多い。
【0007】さらに、前記のような速度同調機構を設け
たとしても、印刷版の種類や状態により印刷版の排出さ
れる速度が異なるため、現像装置側の搬送速度と積載装
置側の受け部材等の移動速度とを正確に合わせることは
困難である。本発明の課題は、現像装置から排出された
印刷版を、特に複雑な機構を設けることなく良好に搬送
できる印刷版積載装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る印刷版積
載装置は、印刷版処理装置が処理した印刷版を積載する
印刷版積載装置であって、印刷版処理装置から排出され
る印刷版を下方に案内する案内手段と、印刷版を保持可
能でかつ案内手段に沿って上下方向に移動可能であり印
刷版を案内手段の下方に搬送する搬送手段と、搬送手段
及び案内手段により搬送されてきた印刷版を縦姿勢で支
持する支持手段と、搬送手段を駆動する駆動手段と、駆
動手段の駆動力を搬送手段に伝達しまたは遮断する伝達
手段と、印刷版が印刷版処理装置から排出されたか否か
を検知する検知手段と、制御手段とを備えている。制御
手段は、検知手段の検知結果を受けて、印刷版が印刷版
処理装置から排出中である場合には駆動手段の駆動力が
遮断され、印刷版が印刷版処理装置から排出された場合
には駆動手段の駆動力が搬送手段に伝達されるように伝
達手段を制御する。
【0009】本装置では、印刷版処理装置により処理さ
れた印刷版は搬送手段によって保持され、案内手段に沿
って下方に案内される。ここで、印刷版が印刷版処理装
置より排出されているときには、駆動手段からの駆動力
は遮断され、搬送手段に伝達されない。このため、搬送
手段は印刷版処理装置が印刷版を排出する速度で案内手
段に沿って移動する。この搬送の際、検知手段によって
印刷版が印刷版処理装置から排出され終えたか否かが検
知されている。ここでは、印刷版が印刷版処理装置によ
って搬送されているときはその搬送速度で搬送されるの
で、印刷版積載装置側の搬送速度(移動速度)を同調さ
せる必要がない。
【0010】印刷版の印刷版処理装置からの排出の終了
が検知手段によって検知されると、伝達手段は駆動手段
の駆動力を搬送手段に伝達し、搬送手段を駆動手段の駆
動力で移動させる。すなわち、搬送手段は駆動手段によ
って駆動される速度で案内手段に沿って移動し、印刷版
を搬送する。したがって、駆動手段による搬送手段の移
動速度を印刷版の自重落下速度よりも遅く設定しておけ
ば、印刷版の自重落下に対してブレーキがかかる。これ
により、印刷版の折れ曲がり等の損傷が防止される。
【0011】請求項2に係る印刷版積載装置は、請求項
1に記載の装置において、伝達手段は、駆動手段の駆動
力を搬送手段に伝達させまたは遮断するためのクラッチ
を有している。請求項3に係るの印刷版積載装置は、請
求項1または2に記載の装置において、支持手段は、搬
送手段によって搬送されてくる印刷版を受ける支持姿勢
と、支持された印刷版を受け渡す受け渡し姿勢を取り得
るように、下部が水平軸周りに回動自在であり、支持手
段を支持姿勢から受け渡し姿勢に変更するための姿勢変
更手段と、支持手段に対向して配置され支持手段からの
印刷版を積載可能な載置台とをさらに備えている。
【0012】この装置では、印刷版処理装置から排出さ
れてくる印刷版は支持姿勢の支持手段に支持される。印
刷版が支持手段に支持された後は、姿勢変更手段によっ
て支持手段は受け渡し姿勢に切り換えられる。これによ
り、支持手段の印刷版は載置台側に移される。
【0013】
【発明の実施の形態】
[全体構成]図1及び図2は本発明の一実施形態による
印刷版積載装置の概略断面構成図を示している。この印
刷版積載装置は、現像装置(図示せず)から排出されて
きた印刷版を複数枚積層して収納することが可能であ
り、ベース部1と、ベース部1上に配置された印刷版搬
送部2と、印刷版搬送部2によって搬送されてきた印刷
版を縦姿勢で支持する支持板8と、最終的に印刷版を載
置する印刷版載置台(以下、単に載置台と記す)3とを
有している。
【0014】[印刷版搬送部]印刷版搬送部2は、現像
装置から本装置に搬送されてきた印刷版の先端部を吸着
して保持する吸着保持部5と、吸着保持部5を下方に案
内する左右1対のガイドレール6と、吸着保持部5を駆
動する駆動機構7とを有している。吸着保持部5は、図
2に示すように、移動部10と、この移動部10に固定
された2つの真空シリンダ11とを有している。移動部
10は、印刷版搬送方向と直交する方向に延びるシリン
ダ取付部10aと、搬送方向に沿って延びる1対のガイ
ドベース10bとを有している。2つの真空シリンダ1
1は、シリンダ取付部10aに所定の間隔をあけて取り
付けられている。また、1対のガイドベース10bのそ
れぞれの上部には2つのガイドコロ12が回転自在に装
着され、下部には1つのガイドコロ13が回転自在に装
着されている。これらのガイドコロ12,13によって
ガイドレール6を上下から挟み込んでいる。したがっ
て、2つの真空シリンダ11を備えた移動部10は、1
対のガイドレール6に沿って装置の上部から下部の間で
移動することが可能である。また、2つの真空シリンダ
11のロッド先端には、それぞれ吸着盤15が設けられ
ている。吸着盤15と真空シリンダ11とは図示しない
排気系を介して真空ポンプに接続されている。
【0015】吸着保持部5は、印刷版が搬送されてきて
いない初期状態では、図1に示すように、最も上部でか
つ現像装置側(図の右側)に位置している。この吸着保
持部5の初期位置よりさらに搬送方向上流側(現像装置
側)で、吸着保持部5の上方側には、現像装置からの印
刷版を受ける受け部20が配置されており、この受け部
20には、搬送されてきた印刷版を検出する上部センサ
21が設けられている。
【0016】1対のガイドレール6は、図1から明らか
なように、上部に水平部を有し、この水平部に連続して
下方に延びるような湾曲部を有し、さらにこの湾曲部に
連続して直線的に下方に向かう傾斜部を有している。ま
た図2から明らかなように、1対のガイドレール6は、
搬送方向と直交する方向において所定の間隔をあけて配
置されている。前述のように、1対のガイドレール6に
は移動部10のガイドコロ12,13が係合している。
【0017】ベース部1の平面図である図3に示すよう
に、駆動機構7はベース部1に固定された駆動モータ2
5と、ベース部1に回転自在に支持された駆動軸26
と、駆動モータ25の回転を駆動軸26に伝達する伝達
部27と、駆動軸26と吸着保持部5とを連結する駆動
連結部28とを有している。伝達部27は、第1スプロ
ケット35と、駆動軸26に装着された第2スプロケッ
ト36と、第1スプロケット35と第2スプロケット3
6との間に掛け渡されたチェーン37とを有している。
また第1スプロケット35の側には電磁クラッチ38が
配置され、電磁クラッチ38を介して第1スプロケット
35は軸39と連結されている。軸39はカップリング
40を介して駆動モータ25に連結されている。この電
磁クラッチ38は、軸39の回転を第1スプロケット3
5に伝達する状態(以下、この状態を電磁クラッチのオ
ンという)と、軸39の回転を第1スプロケット35に
伝達しない状態(以下、この状態を電磁クラッチのオフ
という)の両状態をとることができる。
【0018】駆動連結部28は、駆動軸26の両端に固
定された1対の第3スプロケット50と、図1に示すよ
うに受け部20の下方に配置される1対の第4スプロケ
ット52と、これらの両スプロケット50,52間に掛
け渡されたチェーン53とを有している。このチェーン
53の一部はガイドレール6に沿って配置され、その一
部が吸着保持部5の移動部10に固定されている。ま
た、チェーン53の一部はチェーン押さえ54に当接し
ており、このチェーン押さえ54によりチェーン53の
張力が適切に保持されている。このような駆動連結部2
8により、チェーン53が駆動されれば、このチェーン
53は循環し、それに固定されている吸着保持部5もガ
イドレール6に沿って上下に移動する。このときの吸着
保持部5の移動速度は、印刷版及び吸着保持部5がガイ
ドレール6を自重落下する際の速度よりも遅くなるよう
に設定されている。
【0019】[支持板]支持板8は、吸着保持部5及び
ガイドレール6によって下方に搬送されてきた印刷版を
支持するためのものであり、図1の支持板8を左側方か
ら見た図4に示すように、下部が連結板60によって連
結された2本の細板61から構成されている。2本の細
板61は所定の間隔をあけて配置されているが、吸着保
持部5の移動の妨げとならないようになっている。ま
た、この支持板8はガイドレール6の直線状の傾斜部に
沿って配置されており、その下端部は水平軸62の回り
に回動自在となっている。図4に示すように、連結板6
0には孔60aが形成されており、この孔60aに対応
して、印刷版を検出するための下部センサ63が設けら
れている。
【0020】[支持板の姿勢変更用リンク機構]支持板
8の下部には、支持板8の姿勢を、図1に示す支持姿勢
と図5に示すような受け渡し姿勢とで切り換えるための
リンク機構70が設けられている。ここで、受け渡し姿
勢とは、支持板8に支持された印刷版を載置台3側に受
け渡すための姿勢であり、載置台3に対向する程度に回
動された姿勢である。
【0021】このリンク機構70は、図3及び図6に示
すように、一端がベース部1に回動自在に装着された第
1リンク部材71と、一端が第1リンク部材71の他端
に回動自在に装着されるとともに他端が支持板8の下端
部に装着された軸73に回動自在に装着された第2リン
ク部材72とを有している。第1リンク部材71の先端
部(支持板8側の端部)にはばね73の一端が係止され
ており、ばね73の他端は、図5に示すように、装置の
フレーム75に係止されている。このばね73により、
第1リンク部材71の先端部は常に上方に付勢されてい
る。したがって、特に外力が作用しない場合は、第1リ
ンク部材71及び第2リンク部材72は、図6に示すよ
うに、逆V字状となっており、両リンク部材71,72
の連結部が最も上方に位置している。そして、両リンク
部材71,72の連結部には、下方に移動してきた吸着
保持部5の移動部10、詳しくはシリンダ取付部10a
が当接し、押圧されるようになっている。このため、吸
着保持部5が図6に示す状態からさらに下方に移動する
と、両リンク部材71,72の連結部が押されて下方に
移動し、両リンク部材71,72の水平方向の投影長さ
が長くなり、第2リンク部材72の先端部(載置台3側
の端部)が載置台3側に移動する。これにより、支持板
8が受け渡し姿勢に切り換えられるようになっている。
【0022】[印刷版載置台]載置台3は、傾斜して配
置された載置部3aを有している。また、載置部3aの
下端部には、印刷版搬送部2によって下方に搬送されて
きた印刷版を載置部3a側に案内するための案内板76
が設けられている。 [移動位置検出機構]本装置には、吸着保持部5の移動
位置を検出するための機構が設けられている。吸着保持
部5の移動部10には、図5及び図6に示すように、当
接部材77が設けられており、この当接部材77は、ガ
イドレール6の上端部分に設けられた上部リミッタ78
及び下端部分に設けられた下部リミッタ79に当接可能
となっている。
【0023】[制御部]この積載装置は、図7に示すよ
うに、制御部80を有している。制御部80は、CP
U、RAM、ROM等から構成されたマイクロコンピュ
ータを含んでいる。この制御部80には、上部センサ2
1、下部センサ63、上部リミッタ78及び下部リミッ
タ79が接続されている。また制御部80には、真空ポ
ンプ81、真空シリンダ11、駆動モータ25、電磁ク
ラッチ38及び他の入出力部が接続されている。そし
て、この制御部80は、図8に示すフローチャートにし
たがって各部を制御する。
【0024】[制御処理及び動作]次に、図8に示すフ
ローチャートを参照し、制御動作及び動作について説明
する。まず、ステップS1では、上部センサ21がオン
したか否かを判断する。印刷版が現像装置から排出され
本装置に搬送されてくると、上部センサ21が印刷版を
検知してオンとなるので、この場合はステップS2に移
行する。ステップS2では真空ポンプ81を駆動し、吸
着保持部5に設けられた吸着盤15による吸引を開始す
る。次にステップS3では、前記真空ポンプ81により
真空シリンダ11を駆動して吸着盤15を上昇させると
ともに、電磁クラッチ38をオンする。ステップS4で
は駆動モータ25を駆動する。ここでは、電磁クラッチ
38がオンしているので、駆動モータ25の駆動力は伝
達部27及び駆動連結部28を介して吸着保持部5に伝
達され、これにより吸着保持部5は下降を開始する。こ
のステップS3及びステップS4の処理より、吸着保持
部5は、印刷版とともに搬送方向に移動し、その移動の
途中で印刷版を吸着保持する。
【0025】ステップS5では吸着保持部5による印刷
版の吸着保持が完了したか否かを判断する。この判断
は、例えば真空配管路中に真空スイッチ(図示せず)を
設けておき、真空配管路中の真空圧が予め設定した所定
の値になった場合に吸着が完了したものと判断する。こ
の吸着が完了すると、ステップS6に移行し、電磁クラ
ッチ38をオフにする。これにより、駆動モータ25の
駆動力は吸着保持部5には伝達されなくなる。したがっ
て、印刷版は現像装置側の搬送力のみにより搬送される
ことになる。
【0026】次にステップS7では、印刷版が現像装置
から排出され終えたか否かを、上部センサ21がオフに
なったか否かによって判断する。上部センサ21のオフ
が検出されればステップS8に移行し、電磁クラッチ3
8をオンする。これにより、駆動モータ25の駆動力
が、伝達部27及びスプロケット等の駆動連結部28を
介して吸着保持部5へ伝達され、吸着保持部5は駆動モ
ータ25の駆動力によって所定の速度で下方に移動す
る。印刷版は、この吸着保持部5に吸着保持されている
ので、吸着保持部5とともにガイドレール6に沿って下
降する。このときの印刷版の搬送速度は駆動モータ25
に支配されることになる。
【0027】ステップS9では、下部センサ63がオン
したか否かを判断する。吸着保持部5により保持された
印刷版が支持板8の下端部にまで到達すると、下部セン
サ63がオンする。これによりステップS10に移行
し、駆動モータ25の回転を停止させて吸着保持部5の
移動を停止させる。また、ステップS11では、真空ポ
ンプ81を停止させるとともに真空シリンダ11を駆動
させて吸着盤15を印刷版から退避させる。ステップS
11の処理により印刷版は吸着盤15から離れる。この
状態を図6に示している。ここでは、印刷版の下端部は
案内板76に沿って載置部3a側に案内され、実線で示
すような姿勢となる。
【0028】次にステップS12では、駆動モータ25
の搬送方向への回転を再開し、吸着保持部5をさらに下
方へ移動させる。吸着保持部5がさらに下方に移動する
ことにより、図6に示すように、吸着保持部5の移動部
10のシリンダ取付部10aが第1リンク部材71と第
2リンク部材72との連結部に当接する。この状態から
さらに吸着保持部5が下降すると、前述のように、リン
ク機構70によって支持板8が支持姿勢から図5に示す
ような受け渡し姿勢に回動する。すなわち、リンク機構
70による押し出し処理が行われ、支持板8に支持され
ていた印刷版が載置台3の載置部3a側に移される。な
お、このリンク機構70による押し出し処理は制御部8
0の処理ではないので、図8では、処理ブロックを一点
鎖線で示している。
【0029】次にステップS13では、下部リミッタ7
9がオンしたか否かを判断する。吸着保持部5がガイド
レール6の最下端まで到達すると、吸着保持部5に設け
られた当接部材77が下部リミッタ79に当接するの
で、下部リミッタ79がオンする。下部リミッタ79が
オンするのを待ってステップS13からステップS14
に移行する。
【0030】ステップS14では、駆動モータ25の回
転を停止し、先とは逆方向(逆搬送方向)へ回転させ
る。これにより、吸着保持部5はガイドレール6に沿っ
て上昇を開始する。ステップS15では上部リミッタ7
8がオンしたか否かを判断する。吸着保持部5が上昇し
て初期位置に戻り、上部リミッタ78がオンした場合
は、ステップS15からステップS16に移行する。ス
テップS16では駆動モータ25の回転を停止するとと
もに、電磁クラッチ38をオフする。これにより吸着保
持部5が初期位置で停止する。
【0031】なお、吸着保持部5が上昇し、リンク機構
70から離れると、ばね73の付勢力によりリンク機構
70は初期の姿勢に戻る。これにより、第2リンク部材
72の先端に装着された支持板8は支持姿勢に戻る。以
上の処理により、現像装置から排出されてきた印刷版を
載置部3aに載置することができる。この一連の処理が
終了すれば、次に印刷版が搬送されてくるのを待ち、搬
送されてきた場合は上述の処理を繰り返す。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、現像装置
側の搬送速度と積載装置側の搬送速度を一致させる必要
はなく、簡易な構成で印刷版を良好に搬送できる。ま
た、印刷版の自重落下時に、その速度を規制できるの
で、印刷版の衝突による先端部の損傷を抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による積載装置の縦断面概
略構成図。
【図2】図1の断面側面図。
【図3】図1の断面平面部分図。
【図4】支持板の一部を示す図。
【図5】支持板が姿勢を変化させた場合の図1に相当す
る図。
【図6】図1の部分拡大図。
【図7】前記装置の制御ブロック図。
【図8】前記装置の制御フローチャート。
【符号の説明】
3 載置台 5 吸着保持部 6 ガイドレール 7 駆動機構 8 支持板 25 駆動モータ 26 駆動軸 27 伝達部 28 駆動連結部 38 電磁クラッチ 80 制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷版処理装置が処理した印刷版を積載す
    る印刷版積載装置であって、 前記印刷版処理装置から排出される印刷版を下方に案内
    する案内手段と、 印刷版を保持可能でかつ前記案内手段に沿って上下方向
    に移動可能であり、印刷版を前記案内手段の下方に搬送
    する搬送手段と、 前記搬送手段及び案内手段により搬送されてきた印刷版
    を縦姿勢で支持する支持手段と、 前記搬送手段を駆動する駆動手段と、 前記駆動手段の駆動力を前記搬送手段に伝達しまたは遮
    断する伝達手段と、 印刷版が前記印刷版処理装置から排出されたか否かを検
    知する検知手段と、 前記検知手段の検知結果を受けて、印刷版が前記印刷版
    処理装置から排出中である場合には前記駆動手段の駆動
    力が遮断され、印刷版が前記印刷版処理装置から排出さ
    れた場合には前記駆動手段の駆動力が前記搬送手段に伝
    達されるように前記伝達手段を制御する制御手段と、を
    備えた印刷版積載装置。
  2. 【請求項2】前記伝達手段は、前記駆動手段の駆動力を
    前記搬送手段に伝達しまたは遮断するためのクラッチを
    有している、請求項1に記載の印刷版積載装置。
  3. 【請求項3】前記支持手段は、前記搬送手段によって搬
    送されてくる印刷版を受ける支持姿勢と、支持された印
    刷版を受け渡す受け渡し姿勢を取り得るように、下部が
    水平軸周りに回動自在であり、 前記支持手段を前記支持姿勢から前記受け渡し姿勢に変
    更するための姿勢変更手段と、前記支持手段に対向して
    配置され前記支持手段からの印刷版を積載可能な載置台
    とをさらに備えている、請求項1または2に記載の印刷
    版積載装置。
JP254897A 1997-01-10 1997-01-10 印刷版積載装置 Pending JPH10194546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP254897A JPH10194546A (ja) 1997-01-10 1997-01-10 印刷版積載装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP254897A JPH10194546A (ja) 1997-01-10 1997-01-10 印刷版積載装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10194546A true JPH10194546A (ja) 1998-07-28

Family

ID=11532443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP254897A Pending JPH10194546A (ja) 1997-01-10 1997-01-10 印刷版積載装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10194546A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001122502A (ja) 用紙の搬送方法およびこの方法を実施する装置
JPH10194546A (ja) 印刷版積載装置
US5727917A (en) Magazine conveying device
CN214568957U (zh) 一种自动上料装置
JP4583242B2 (ja) 製本機の冊子搬出装置
US7364151B2 (en) Plate supplying apparatus
JPH10194545A (ja) 印刷版積載装置
JP3494544B2 (ja) 印刷版積載装置
JP2000118755A (ja) 給紙機
JP3725814B2 (ja) 印刷版集積装置
EP0329872A1 (en) Apparatus for transporting lithographic plates
JPH1045306A (ja) 印刷済み製品を別の処理箇所まで搬送するための装置
JP3691860B2 (ja) 段ボール箱の製函方法
CN216104331U (zh) 送料装置与包装机
JPH0692492A (ja) シートオートフィーダー
JPH0376247A (ja) ウエハの移し替え方法
JPH08292543A (ja) 写真焼付け装置
JP2000272842A (ja) 枚葉シート供給方法及び枚葉シート供給装置
JP6910233B2 (ja) シート状搬送物の搬送装置
JPH07102907B2 (ja) シートの縦集積供給装置
JP3810021B2 (ja) 段ボールシート供給装置
JP4001483B2 (ja) 容器受け渡し装置
JP3596098B2 (ja) ガラス板の積み重ね装置及びその方法
JP3281041B2 (ja) 用紙供給装置
JPH11171344A (ja) 本用連続切出し装置及びその使用方法