JPH10193141A - リニアフリクション溶接方法 - Google Patents

リニアフリクション溶接方法

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JPH10193141A
JPH10193141A JP9354328A JP35432897A JPH10193141A JP H10193141 A JPH10193141 A JP H10193141A JP 9354328 A JP9354328 A JP 9354328A JP 35432897 A JP35432897 A JP 35432897A JP H10193141 A JPH10193141 A JP H10193141A
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collar
stub
area
friction welding
linear friction
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JP9354328A
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Inventor
Richard D Trask
ディー.トラスク リチャード
Susan H Goetschius
エイチ.ゴエトシウス スーザン
Stephen A Hilton
エイ.ヒルトン ステファン
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Original Assignee
United Technologies Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • B23K20/129Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding specially adapted for particular articles or workpieces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • B23K20/1205Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using translation movement
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D5/00Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
    • F01D5/30Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers
    • F01D5/3061Fixing blades to rotors; Blade roots ; Blade spacers by welding, brazing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K2101/00Articles made by soldering, welding or cutting
    • B23K2101/001Turbines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2230/00Manufacture
    • F05D2230/20Manufacture essentially without removing material
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部材の最終形状に損傷を与えることなく、強
固なリニアフリクション溶接を行う。 【解決手段】 リニアフリクション溶接方法であって、
リニアフリクション溶接によって接触面を介して互いに
結合することで一つの最終生成物へと溶接される、二つ
の部材(42、28)を用意し、これら各部材は、他方
の対応する面と接触される面を有し、前記部材の一方
は、スタブ部材(42)である。スタブ部材の接触面の
少なくとも一部にカラーを接触させ、スタブ部材に対し
て、その外表面にどの手段からも実質的に拘束力が与え
られるないようにして、拘束力を与え、前記二つの部材
に圧力をかけて相対的に運動させることで、これらの部
材をともにリニアフリクション溶接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアフリクショ
ン溶接に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、構造体をリニアフリクション溶接
を用いて行う技術が知られている。このプロセスにおい
ては、構造体の表面は、他の構造体の表面に接触する
(対向する)状態となる。これらの対向する面どうし
は、通常、相補的な特性を有し、即ち長さや幅が同じも
のとなっている。二つのパーツは、ある程度振動させた
状態で、互いに前後にすり合わされる(rubbed)。振動
の軸は、通常、界面即ち接触面の長手(長さ方向)軸、
つまり端部から端部に沿ってある程度整合するよう、ラ
フに定められる。パーツがすり合わされる際に、高圧下
において、パーツ間の界面に圧縮力がかけられる。界面
においては、摩擦熱が生成され、各パーツの材質は溶融
状態、好ましくは流動性を有する状態となる。この材質
の一部は、パーツ間から流れだし(フラッシュフロ
ー)、その結果厚み、即ち、パーツの圧力がかけられて
いる方向(接触面に垂直な方向)が徐々に薄くなる。プ
ロセスが終了し、フラッシュフローが終わり、界面にお
いて、各パーツの残留している流動状態の材質が冷却さ
れて固体状態に戻ると、結合状態が生成されて二つのパ
ーツが結合される。
【0003】しかし、このプロセスでの問題点は、接触
面の各端部において、通常は結合が不完全となる、即ち
不良となる点である。この欠陥の特性はボイド、あるい
はノッチである。これは、部分的に、接触面の各端部
は、大まかに振動の軸に乗っており、振動サイクルの間
に、交互に大気中にさらされてしまう点にある。大気中
にさらされている間、端部はこすられず、従って摩擦熱
は発生しない。従って、交互に大気中にさらされる結
果、端部は断続的にしか加熱されず、その温度は、完全
な結合が形成されるに十分高くはならない。
【0004】生成物の最終形状の外周における欠陥を抑
えるために、種々の努力がなされている。もとの装置の
製造において、外周部位の欠陥が最終生成物の形状から
はずれるように、パーツを予め大きくすることが知られ
ている。この場合、生成物が最終形状に機械加工される
際に、不良部位が除去される。しかし、既存の製品の修
理を行う場合等の状況においては、損傷した部位は除去
されるが、残りの部位は既に最終形状及び寸法となって
いるので、上述のようにサイズを予め大きくしておくと
いう手法は適用できない。
【0005】リニアフリクション溶接の用途のひとつと
して、ブレード(エアフォイル)をロータに取り付け
て、ブレード一体型のロータ(integrally bladed roto
r:IBR)を形成することが知られている。この場
合、ブレードのベースの面は、ロータのわずかに盛り上
がった面と接触する。しかし、ブレードのエッジにおい
て、結合が不良となるおそれがあり、このことは回避す
る手段がない。何故なら、ブレードのエッジは、接触面
の端部表面にあり、振動軸に大まかにのっているので、
ブレードのエッジは交互に空中にさらされ、断続的にし
か熱せられない。その結果、エッジの温度は、十分かつ
適切な結合ができるまでには上昇しない。この不良部分
は、クラックを構成するわけではないが、エンジンの動
作によってクラック等に成長するおそれがある。従っ
て、IBRには、不良部分が存在してはならない。
【0006】従来、IBR修復でのエッジにおける欠陥
を防ぐ方法として、修復されているブレードの損傷部分
の除去、例えば長手のセクションを除去し、除去されな
かった残存部のエッジ周囲に、フランジ、カラー等を設
けることが行われている。一対のジョー(jaw)が残存
部(損傷していない)部位(その最終形状において、修
理されるパーツの最終形状を有する)と、このジョーに
関連するフランジと、をグリップし、リニアフリクショ
ン溶接のために、それぞれを所定の位置に固定する。
【0007】損傷していない部位は、既にIBRに結合
されている(リニアフリクション溶接等により)が、こ
の損傷していない部位は、サイドからサイドにわたって
十分に剛性を有するわけではない。かつ、片持式に高く
支持されているので、ジョーのサポート即ち支持部材
や、その他のこれに類する装置を用いなければ、リニア
フリクション溶接には耐えられない。交換部位のグリッ
プを行うためにも、同様のフランジやジョーが用いられ
ており、これらは、損傷されていない部位にリニアフリ
クション溶接を行うように、その最終形状即ち修復され
る部位の最終形状を有している。各部位の周囲のフラン
ジによって、その他の部位のブレードエッジが大気中に
に露出しなくなる。したがって、実際に結合を行うのに
十分な熱が生成される。フランジは、交互に待機に露出
されることから、フランジ領域内に不良部位が形成され
得る。しかし、フランジはその後に機械加工により除去
されるので、このような不良部位も除去される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の手
法では、最終形状にダメージを与えることなくブレード
をジョーによって固定することは困難である。第一に、
ジョーは、通常、個々のブレードの形状に正確には一致
しない。何故なら、ブレードの形状は、製造時における
許容公差等により、個々にある程度変動し、従って、き
つくグリップした場合、ジョーによって個々のブレード
に損傷を与えるおそれがある。更に、高性能ブレードに
は、比較的柔らかく容易に表面に傷がつきやすい金属で
あるチタンが用いられている。このような傷は、ブレー
ドの空力特性に悪影響を与えることから、非常に望まし
くない。更に、ジョーは、通常ブレードと同じ組成を有
してはいないので、化学的な残留物を残すおそれがあ
る。このような残留物は、表面仕上げに混入してしま
う。用途によっては、表面仕上げは非常に重要なので、
ブレード表面仕上げへのコンタミネーションを防ぐため
に、ブレードを取り扱う際には、たいていの場合グロー
ブが着用される。
【0009】加えて、交換部位は、その最終的なエアフ
ォイルをグリップするジョーによって孤立して支持され
るので、ほぼ確実に、実質的に損傷される。残存部位と
は異なり、交換部位は、支持体となるブレードディスク
等の大きな構造体と一体化してはいない。従って、ジョ
ーは、数万トンの圧力に耐えるに十分に、最終仕上げさ
れた表面を強くグリップする必要があるので、ほとんど
確実に、エアフォイルに深い痕跡が残ってしまう。
【0010】従来技術における他の問題点としては、フ
ランジが大きくなる傾向が挙げられ、ブレードにおける
接触面よりもフランジにおける接触面が大きくなること
が挙げられる。このことは、ブレードエッジ内での不良
部分の形成の抑制とはなるものの、フランジのみによる
摩擦に打ち勝つために過剰なプロセス入力エネルギーが
必要となり、リニアフリクション溶接の間に、フランジ
に対して大きな負荷がかけられてしまい、特に、同じ一
対のジョーが、フランジとブレードの双方をグリップす
る必要があることから、フランジを固定することが非常
に困難となる。従来のフランジは、エッジが鋭くかつ直
交しており、リニアフリクション溶接中におけるクラッ
キング及び応力により鋭敏となっている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した問題を解決する
ために、本発明に係るリニアフリクション溶接プロセス
は、二つの部材を提供し、これらは、最終生成物に接合
される。これらの各部材は、主外表面と接合面とを有
し、二つの部材の一方は、スタブ(stub)であり、少な
くともその一部は、カラーによって囲まれている。この
スタブは、ツーリングによって、その外主表面に実質的
に制限的接触や拘束的接触なくして概略的に拘束力を受
けている。その後、上記の部材に圧力及び相対運動がか
けられて、両者が互いにリニアフリクション溶接され
る。
【0012】このようなプロセスによって、最終パーツ
形状の表面のどの部分に対しても、表面をグリップする
ための手段やツーリングを用いる必要がなくなり、した
がって、このようなツーリングによる、最終形状に対し
ての物理的または化学的損傷をなくすことができる。ス
タブの表面の少なくとも一部を、最終生成物の表面と略
同一の広がり即ち略同一の外延とすることも可能であ
る。スタブ部材は、実質的にジョーその他のツーリング
即ち工具等による拘束のための支持がなくても、リニア
フリクション溶接に耐えるに十分な硬度を有する必要が
ある。スタブは、通常、径方向の厚みが、スタブの幅の
3倍未満であり、好ましくは、約1インチ以下、より好
ましくは上記幅よりも薄い。カラーは、他方の部材の接
触面が交互に大気中にさらされる現象を防ぐものであ
り、曲がった主内側面及び主外側面をそれぞれ備えたバ
ンドを有する。カラーの内側面及び外側面は、互いに略
平行であり、カラーの幅が略均一となるようにしてい
る。カラーは、更に、ベースを有し、このベースから上
述したバンドが立ち上がるようになっている。スタブと
の接触面及びカラーは、好ましくは、互いに同一平面に
のるようになっている。他方の部材の接触面は、大きめ
になっていて、カラーと一体あるいはカラーを有するよ
うになっており、好ましくは、スタブの接触面と相補的
になっていて、スタブの接触面が交互に大気にさらされ
る現象を抑えるようにしている。
【0013】本発明の第二の形態によれば、カラーは、
主内側面及び外側面を有し、主内側面は、リニアフリク
ション溶接される部材の主外側面の一部と接触する、好
ましくは取り囲む。部材は、リニアフリクション溶接に
おいて相補的な部材と接触する面を有し、カラーの径方
向外表面は、接触される部材の表面の面積を広げる。カ
ラーの外側面は、リニアフリクション溶接の間における
カラーに応力やクラックが生じることを防ぐために、カ
ーブした曲線状となっている。カラーの外側面と内側面
とは略平行になっていて、カラーの径方向外表面の面積
を小さくし、更に、幅を均一としている。これにより、
カラーにより生じる摩擦力に打ち勝つために必要とな
る、プロセスへの入力エネルギーを小さくし、かつ、リ
ニアフリクション溶接の間にカラーにかかる負荷を小さ
くして、カラーの固定を容易としている。カラーの径方
向の厚みは、1インチ以下としてもよい。カラーの径方
向外表面の面積は、通常、接触される部材における接触
面の面積よりも小さく、好ましくは、部材における接触
面の面積の1/2よりも小さい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図1に示すタイプの第1ス
テージ一体化ブレード付きファンロータを用いて、本発
明を説明する。
【0015】図1を参照すると、一体化ブレード付きフ
ァンロータ20はディスク22を有し、径方向の外表面
26を備えたプラットフォーム24が設けられている。
ブレード(エアフォイル)28は、ディスク22の径方
向の外表面26からのびる。ブレード28は、ディスク
22に設けられた多数のディスクのうちの二つを示した
ものである。各ブレード28は、ベース30とチップ3
2とを有し、ガスフロー通路35に関しての前縁33と
後縁34をも有している。参照符号38は、ブレード2
8の損傷部位を示す。
【0016】図2を参照すると、ブレード28は、複雑
にねじれて曲がった形状を有しており、これにより、ブ
レードに所望の空力学的特性が得られる。ブレードの一
方のサイド36は、凸面であり他方は凹面となってい
る。理想的には、各ブレードは、正確に同じ形状となっ
ているはずであるが、実際には、ブレードの形状は、通
常の製造誤差や公差等により、ブレードどうしで多少異
なっている。
【0017】ブレード28は、通常は、比較的軽量であ
るが機械的に十分強い材質、例えばチタン合金よりな
る。しかしながら、ブレード28は、ブレードが歪んだ
りねじれたりしないように製造時及び修復時において十
分に注意深く扱う必要がある。更に、残留化学的付着物
及び表面仕上げのコンタミネーションを防ぐために、ブ
レード28に接触する金属ツールは、好ましくは、すべ
て、ブレードの材質と同じもしくは類似した組成とす
る。
【0018】図1を参照すると、ブレード28の圧力側
37は、プラットフォーム24の表面26に向けて片持
ち状態となっている。この片持ち状態は、理想的には、
各ブレードで同じ状態となるべきであるが、実際には、
この片持ち状態も、ブレード間で異なる。
【0019】本発明は、ブレードの表面損傷の問題や、
上述した従来のカラーにおける非能率性を解決するもの
である。本発明の第一実施例においては、点線41上に
位置するブレード28の主部位が除去される。図3を参
照すると、損傷した部位をも含めて、ブレードの主部が
除去され、ブレードのスタブ部位42、即ち、実質的に
ジョーその他のツールにより実質的に拘束あるいは支持
を行うことなくリニアフリクション溶接に耐え得るに十
分強度のある部位が残される。このスタブの径方向の厚
み43、即ち高さは、その幅31の約3倍の高さよりも
薄くなっている。ここで、スタブの径方向の厚さ43
は、好ましくは約1インチ以下、より好ましくは、幅3
1よりも薄くなっている。
【0020】スタブ(ブレードの残存部)42は、好ま
しくは、前縁33から後縁34までのびており、その径
方向の厚さ43即ち高さは、好ましくは、均一となって
いる。スタブ42は、径方向の外表面44を有し、これ
は接触面の一部を構成し、最終生成物を形成するための
延長部材のリニアフリクション溶接は、この部位でなさ
れる。
【0021】また、スタブ42は、主外(横方向)側面
45を有する。この主外(横方向)側面45は、好まし
くは、最終生成物の外(横方向)内側とほぼ重なり(即
ち外延が等しい)、正圧面及び負圧面36、37(図
1、2)と、前縁33及び後縁34と、を有する。
【0022】カラー46、47は、スタブ42の前縁3
3及び後縁34に設けられている。カラー46、47
は、それぞれ部分バンド48、49及びバンドベース5
0、51を有する。好ましくは、各バンド48、49
は、略V字型で、分岐端部52、53、主内側面54、
55、主外側面56、57、及び径方向外表面58、5
9を有する。内表面は、好ましくは、スタブ42の対応
するエッジ33、34及び側面36、37(図1、2)
と実質的に均一に接触するように調整されている。径方
向外表面58、59は、リニアフリクション溶接におけ
る接触面の他方の一部をなし、これらは、好ましくは、
スタブ42の径方向外表面44と実質的に面一、即ち同
一平面をなしている。即ち、径方向外表面58、59
は、互いに、プラットフォーム面26に対してそれぞれ
同じ高さとなっている。主外側面56、57は、分岐端
部52、53において曲線状となっており、角が鋭くな
らないようにしている。角が鋭いと、リニアフリクショ
ン溶接の間に応力がかかり、クラックに至るおそれがあ
る。
【0023】バンド48、49の幾何形状は、リニアフ
リクション溶接によってスタブ42に結合される延長ブ
レード部材のエッジが交互に露出することが起こり難い
ように、あるいは全く露出しないようになっている。こ
れは、延長部材のエッジとなる端部が完全に結合される
に十分高温となるように、即ち、エッジに不良が生じな
いようにするためである。加えて、バンド48、49
は、好ましくは、スタブ42に対して、周方向(横方向
で、正圧面から負圧面への)における支持を提供し、片
持ち状態となっているスタブが、プラットフォーム24
の表面26に対して曲がることのないように支持してい
る。
【0024】しかし、バンドの形状は維持することが望
ましく、特に、径方向の外表面58、59の領域に影響
するパラメータはできるだけ小さくすること、即ち必要
以上に大きくしないことが望ましい。これは、リニアフ
リクション溶接を行う際にバンドに係る負荷の大きさ
は、径方向の外表面58、59の領域の大きさに比例す
るからである。負荷が大きくなると、バンドを所定の位
置に維持することが更に困難となる。その結果、外側横
方向面56、57は、内側面54、55と略平行にな
り、バンド48、49が幅60、61と略均一となっ
て、スタブ42の主外側面45にほぼ一致するようにな
る。これにより、バンドの径方向の外表面58、59の
領域が小さくなり、入力エネルギーが小さくてもバンド
による摩擦に耐えられるようにんり、これにより、リニ
アフリクション溶接の間にカラーにかかる負荷が小さく
なり、固定が容易となる。径方向の外側面58、59の
総面積は、通常、スタブ42の径方向外側面44よりも
小さく、好ましくは、スタブ42の径方向外側表面44
の1/2よりも小さく、より好ましくはスタブ42の径
方向外側面44の1/4よりも小さい。理想的には、径
方向外側面44においてバンドにより部分的に囲まれる
領域よりも小さい。
【0025】バンド48、49は、径方向厚さ(高さ)
62、64を有し、この厚さは、リニアフリクション溶
接の間に徐々に薄くなる。径方向厚さ62、64の初期
厚みは、好ましくは、少なくとも、リニアフリクション
溶接の間に薄くなると予想される減少厚み以上の厚さと
し、リニアフリクション溶接における接触面が、ベース
50、51の径方向外側面66、68に達することがな
いようにする。しかし、この厚さ62、64は、リニア
フリクション溶接の間にバンド48、49が壊れたり曲
がったりし易くなるまでに厚くはしない。例えば、好適
実施例では、径方向厚み62、64は約0.175イン
チで、厚みの予測減少量は約0.075インチであり、
予測される厚みの減少量よりも、径方向厚み62、64
が約0.100インチ厚くなるようにしている。更に、
リニアフリクション溶接パラメータを容易にするため
に、厚みが減少していっても、スタブエッジとカラーバ
ンドとを合わせた長手断面領域が一定のままとなるよう
にすることが好ましい。このことは、外側面56、57
をスタブ42の径方向外側面44に対して略垂直とす
る、即ち、リニアフリクション溶接における接触面の平
面(溶接平面)に対して略垂直とすることで達成され
る。
【0026】各バンド48、49は、それぞれのベース
50、51の径方向外側面66、68によって支持され
る、即ち、径方向外側面66、68から直立して伸びる
ようになっている。図3、4、5を参照すると、ベース
50、51は、ある程度長方形に近いプレート状の幾何
形状を有し、かつ、スタブ42を受容するためのV字型
スロット69、70を有する。V字型スロット69、7
0は、スタブ42とベース50、51との接触が避けら
れるよう、十分大きくなっている。従って、バンド4
8、49は、スタブ42お接触するが、ベース50、5
1は、スタブ42とは接触しない。ベース50、51
は、更に、径方向内側面71、72を有し、これらは、
プラットフォーム24の径方向外側面26上に、面どう
しが一致するように調整される。
【0027】各ベース50、51は、好ましくは、それ
ぞれに設けられたツーリング73、74(図6)によっ
て所定位置に保持される。これらのツーリング73、7
4は、端部面75、76のベースに対して長手方向の支
持となり、対向する周方向面のペア77、78に対して
横方向の支持となる。ツーリング73、74(図6)
は、ディスク22を保持する固定部材79、80(図
6)に堅固に固定されている。径方向内側面71、72
は、参照符号81、82で示されるように、好適にはノ
ッチが形成されて凹んでいる、即ち貝殻状に凹んでお
り、プラットフォーム24に対するクリアランス83、
84が提供され、固定部材79、80(図6)によるプ
ラットフォーム24へのアクセスが可能となっている。
【0028】バンド48、49は、コストを低減するた
めに、鑞付け等の手段によって、各ベース50、51に
結合して一つの部材として一体に製造されてもよい。好
ましくは二つのステップで製造する。第一に、ラフに機
械加工したカラーを、ワイヤ放電加工(ワイヤEDMで
あり、コンピュータやカラーのコンピュータモデルが必
要となる)等の適当な手段によって製造する。このラフ
なカラーを、その後に例えばフライス加工等によって精
密機械加工して、個々のブレードに最適にフィットする
形状を得る。用途に応じて、鋳造、機械加工、鍛造、圧
延加工、打ち抜き加工、及びこれらの組み合わせを用い
てもよい。個々のブレードは、形状及び方向等がそれぞ
れある程度異なっていることから、2ステップでの製造
を行うことが好ましい。勿論、用途によっては、このよ
うな精密加工は不要である。
【0029】カラーは、好ましくは、ある程度固い材質
で、スタブの組成に類似する組成を有する。この組成と
しては、チタン合金、ニッケル合金等が挙げられるが、
勿論これらに限定される訳ではない。これにより、物理
的及び化学的な損傷を伴うことなく、カラーをスタブの
ブレード部位42に固定することが可能となる。勿論、
コンプライアント材(compliant material)即ち緩衝材
を用いる場合や、ブレードとの接触が望ましくない場合
には、精密機械仕上げのステップは必要ではなくなる。
【0030】図6を参照すると、延長部材90は、ブレ
ード92を有し、その最終形状は、修復されるブレード
の最終形状となっており、フランジ94と端部96は、
すべて延長部材90と一体化されている。損傷したブレ
ード28の損傷部38(図1)の修復においては、フラ
ンジ94は、延長部材90の保持手段となり、端部96
は、スタブ42と結合される。フランジ94は、リニア
フリクション溶接における圧力がかけられる径方向外側
面98、一対の周方向面100、好適にはリニアフリク
ション溶接の振動料を受ける一対の対向する長手面10
2、及び径方向内側面をそれぞれ有し、これらのすべて
は、実質的に互いに直交する。
【0031】端部96は、径方向内側面108を有し、
この径方向内側面は、バンド48、49(図7)とスタ
ブ42の径方向の外表面44、58、59の集合体と相
補的な形状、あるいは同様な形状(正確に同じにする必
要はない)を有する。これらの面が相補的でない場合、
リニアフリクション溶接振動は、パーツの厚みが薄くな
る部位で滑らかに行われなくなり、接触面が傷つくおそ
れがある。
【0032】相補的な形状を得るために、端部96は、
好ましくは大きめにして一体的に作られる。しかし、そ
の代わりにカラーを用いてもよい。端部96の径方向の
厚さ110は、フランジ94の径方向内側面104にリ
ニアフリクション溶接面が接触することのないように十
分大きくすべきである一方、端部96がリニアフリクシ
ョン溶接の間に壊れたり曲がったりしない程度に小さく
する。ブレード28の修復(図1)においては、径方向
の厚さ110は、リニアフリクション溶接による厚さ1
10の予想減少量よりも約0.100インチ程度厚くな
っている。
【0033】図8に示すように、リニアフリクション溶
接の用意においては、延長部材90がスタブ42とバン
ド48(図3、4、6)、49と接触される。リニアフ
リクション溶接の間、ツーリングは、どの最終仕上げさ
れた面に対しても、ツーリングが拘束力を加える(rest
rain)ことがないので、このツーリングによってブレー
ドが物理的にも化学的にも損傷されることはない。従来
の手法で用いられたものに比較すると、カラーを用いる
ことで、小さくかつ容易に保持を行うことができる。点
線112間の物質はすべて、徐々に流動性を有する状態
に変化して、パーツ間から流れ出る(フラッシュフロ
ー)ので、延長部材90、スタブ42及びバンド48
(図3、4、6)、49の径方向の厚さが減少する。カ
ラーを用いているので、延長部材のエッジが交互に大気
にさらされることはない。延長部材90の大きく作られ
た端部96は、スタブ42のエッジ33、34が交互に
大気にさらされることを防ぐ。点線114は、大きく作
られた延長部材90の最終形状を示す。
【0034】図9を参照すると、リニアフリクション溶
接プロセスが完了した後に、パーツは、点線112にお
いて結合される。この結合は、ブレードのエッジ33、
34(図1、2、3)で完了する、即ち、欠陥がない。
ブレード部位は、カラー以外のツーリング部材との接触
による物理的、化学的損傷はない。フラッシュフロー1
16は、図の片側にのみ示されているが、実際には、溶
接部位の全周にわたって生じるものである。延長部材9
0の点線114の外側における材質は除去される。これ
は、バンド48(図3、4、6)、49及びベース50
(図3、4、6)、51及びフラッシュフロー116に
関しても同様である。
【0035】図10を参照すると、カラー118の後縁
は、バンド120のみを有する、即ちベースがない状態
となっている。バンド120は、好適には、冷間成形可
能な材質よりなる。バンド120は、ツーリング124
内にフレキシブルかつ運動可能に一体化された、1セッ
トのジョー122によって、スタブ42のエッジ34と
一致するように固定される。ツーリング124は、ジョ
ー122どうしが互いに近づく方向に力をかけるための
アクチュエータ126を更に有し、これにより、バンド
120をエッジ34と一致させる。
【0036】図示されないが、ツーリングは、ディスク
22(図6)を保持する固定部材80(図6)に設けら
れている。バンド120の径方向の厚みは、リニアフリ
クション溶接の接触面がツーリング124の接触面に届
なくなるように十分大きくなっているが、リニアフリク
ション溶接の間にバンド120がおれたり曲がったりす
るまでに長くはない。また、図示されていないが、ツー
リングを有する他のカラーもまた前縁33に設けられて
いる(図1〜3)。第一の実施例に関しては、この実施
例は、仕上げ面上のどの部材にもツーリングによる力を
加える必要はなく、従って、このようなツーリングによ
る物理的又は化学的損傷を受けるおそれがなくなってい
る。
【0037】図11を参照すると、ジョー132を作動
させる手段130は、それぞれ二つの端部134、13
6を有するクランプのセットであり、これらはピボット
138に回動可能に設けられている。これらのクランプ
は、セパレータ140によって、その一方の端部136
で互いに分離する方向に力がかけられており、その結
果、他方側の端部134がピボット作用によって互いに
近づく方向に力がかかり、これにより、図10に示され
るジョー122と同様に、ジョー132が互いに近づく
方向に力がかけられる。図示しないが、ディスク22
(図6)を保持する固定部材(図6)には、他方のツー
リングが設けられている。他のツーリングを有するカラ
ーもまた、同様に、前縁33(図1〜3)に設けられて
いる。
【0038】以上の実施例では、カラーは、スタブに接
触するとともに、プラットフォームの径方向外側表面に
あるとして説明したが、本発明はこの構成に限定される
ものではない。カラーがスタブの近くにあって固定され
ている限りにおいては、カラーはスタブと接触する必要
はない。カラーとスタブとの間に小さなギャップがあっ
ても、接触面からの流動状態の材質によってこのギャッ
プが埋められるからである。カラーは、プラットフォー
ムの表面に接触しないように位置させることもできる。
この構成は、ブレード部位が単なるスタブ以上に大きい
ときに、特に適している。しかし、リニアフリクション
溶接の歳の圧力が大きくなることから、径方向のサポー
ト物が必要になる場合もある。
【0039】更に、本発明の最適実施例を、ブレードス
タブとその延長部材とを用いて説明したが、本発明は、
用途及び使用できるツーリングに応じて、ディスク上の
どのようなサイズのブレード部位及び延長ブレード部位
にも用いることができる。スタブは、必ずしもそれぞれ
同じ高さとする必要はない。また、延長部は、必ずしも
交換する部位である必要はない。例えば、本発明は、使
用開始時のブレードにおいて、ロータディスク上に盛り
上がったサイズの大きい面を提供することができないと
いう、OEMの状況においても、適用することが可能で
ある。
【0040】本発明は、エッジを有するブレードのリニ
アフリクション溶接に関して説明したが、本発明は、ど
のような形状及び構造においても適用可能である。
【0041】また、本発明を一体型ブレード付きファン
ロータの修理に関して説明したが、この説明は、本発明
を限定するものではない。上述の実施例には、当業者に
よれば、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨を逸
脱することなく、種々の修正、付加等が可能である。従
って、上記実施例に対する上述のような修正等は、本発
明にすべて包含されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る方法及びカラーが修復に用いられ
る、ガスタービンエンジンの一体化ブレード付きファン
ロータの部分斜視図。
【図2】図1のブレードの一つの斜視図。
【図3】図1の一体化ブレード付きファンロータの部分
斜視図。
【図4】図3の前縁カラーの斜視図
【図5】図3の後縁カラーの斜視図。
【図6】図3の一体化ブレード付きファンロータ、スタ
ブ及びカラーを、カラーを保持するための延長部材及び
ツーリングとともに示した部分斜視図。
【図7】図3のカラー及び一体化ブレード付きファンロ
ータを、図6の延長部材のエッジの相対形状を点線で強
調して示した平面図。
【図8】図3の後縁カラーと一体化ブレード付きファン
ロータと、図6の交換ブレードの、8−8線による斜視
部分断面を、リニアフリクション溶接のために交換ブレ
ードをカラーに整列させて状態で示した説明図。
【図9】図8の一体化ブレード付きファンロータ、後縁
カラー、交換ブレードの、リニアフリクション溶接後に
おける8−8線での部分斜視断面図。
【図10】図3の一体化ブレード付きファンロータ及び
ツーリングに関する本発明のカラーの第二の実施例を示
す部分平面図。
【図11】一体化ブレード付きファンロータ及び図10
の第2実施例を他のツーリングとともに示した部分平面
図。
【符号の説明】
20…ファンロータ 22…ディスク 24…プラットフォーム 26…径方向の外表面 28…ブレード(エアフォイル) 30…ベース 32…チップ 33…前縁 34…後縁 42…スタブ 43…スタブの厚み 44…径方向の外表面 45…外側面 54、55…主内側面 56、57…主外側面 58、59…径方向外表面
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
フロントページの続き (72)発明者 スーザン エイチ.ゴエトシウス アメリカ合衆国,コネチカット,マールボ ロウ,ジョーンズ ハロウ ロード 93 (72)発明者 ステファン エイ.ヒルトン アメリカ合衆国,コネチカット,ヴァーノ ン,レンジ ヒル ロード 93

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 リニアフリクション溶接方法であって、 リニアフリクション溶接によって接触面を介して互いに
    結合することで一つの最終生成物へと溶接される、二つ
    の部材を用意し、これら各部材は、他方の対応する面と
    接触される面を有し、前記部材の一方は、スタブ部材で
    あり、 前記スタブ部材の前記接触面の少なくとも一部にカラー
    を接触させ、 前記スタブ部材に対して、その外表面にどの手段からも
    実質的に拘束力が与えられるないようにして、拘束力を
    与え、 前記二つの部材に圧力をかけて相対的に運動させること
    で、これらの部材をともにリニアフリクション溶接する
    ことを特徴とする方法。 【請求項2】 前記スタブは、径方向の厚みと、幅と、
    を有するとともに、前記径方向の厚みは、前記幅の3倍
    未満であることを特徴とする請求項1記載の方法。 【請求項3】 前記スタブの径方向の厚みは、その幅よ
    りも薄いことを特徴とする請求項1記載の方法。 【請求項4】 前記スタブと前記カラーとは、それぞ
    れ、径方向の外表面を有し、この径方向の外表面どうし
    は、実質的に同一の平面をなすことを特徴とする請求項
    1記載の方法。 【請求項5】 前記カラーは、曲がった主内側面を備え
    たバンドを有することを特徴とする請求項1記載の方
    法。 【請求項6】 前記バンドは、主内側面を更に有し、こ
    の主内表面は、前記バンドの前記主外表面に略平行であ
    ることを特徴とする請求項5記載の方法。 【請求項7】 前記カラーは、ベースと、このベースか
    ら立ち上げられてのびるバンドと、を有することを特徴
    とする請求項1記載の方法。 【請求項8】 前記部材の他方は、最終形状の表面にど
    の手段からも実質的な拘束力が与えられないようにして
    前記一方の部材に拘束力を与えるためのフランジを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の方法。 【請求項9】 前記バンドは、前記スタブの前記外表面
    の一部と略一致することを特徴とする請求項8記載の方
    法。 【請求項10】 部材の主外表面の一部と接触して、リ
    ニアフリクション溶接での接触面の面積を広げるための
    カラーであって、 前記部材の前記主外表面の一部と接触する主内側面と、 カーブしている主外側面と、 前記主内内側及び前記主外側面と結合する径方向外表面
    と、を有し、前記径方向外表面によって、リニアフリク
    ション溶接における接触面の面積が広げられていること
    を特徴とするカラー。 【請求項11】 前記主内側面及び主外側面と、前記径
    方向外表面と、によってバンドが画定され、前記カラー
    は、ベースを有し、このベースから前記バンドが径方向
    外側にのびていることを特徴とする請求項10記載のカ
    ラー。 【請求項12】 前記カラーの前記主内側面及び主外側
    面は、互いに略平行であることを特徴とする請求項10
    記載のカラー。 【請求項13】 前記カラーの前記径方向の外表面の表
    面積は、前記部材の前記接触面の面積よりも小さいこと
    を特徴とする請求項10記載のカラー。 【請求項14】 前記カラーの前記径方向の外表面の表
    面積は、前記部材の前記接触面の面積の1/2よりも小
    さいことを特徴とする請求項10記載のカラー。 【請求項15】 前記カラーの前記径方向の外表面の表
    面積は、前記部材の前記接触面の面積の1/4よりも小
    さいことを特徴とする請求項10記載のカラー。 【接触面16】 部材の主外表面の一部と接触して、リ
    ニアフリクション溶接での接触面の面積を広げるための
    カラーであって、 前記部材の前記主外表面の一部と接触する主内側面と、 主外側面と、 前記主内側面及び前記主外側面と結合する径方向の外表
    面と、を有し、前記径方向外表面によって、リニアフリ
    クション溶接における接触面の面積が広げられており、
    更に、前記径方向の外表面は、前記部材の接触面の面積
    よりも小さいことを特徴とするカラー。 【請求項17】 前記カラーの前記径方向の外表面の前
    記面積は、前記径方向の外表面の前記カラーにより部分
    的に囲まれる一部の面積よりも小さいことを特徴とする
    請求項16記載のカラー。
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