JPH10192142A - 斜軸型カッター付攪拌機 - Google Patents

斜軸型カッター付攪拌機

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JPH10192142A
JPH10192142A JP198597A JP198597A JPH10192142A JP H10192142 A JPH10192142 A JP H10192142A JP 198597 A JP198597 A JP 198597A JP 198597 A JP198597 A JP 198597A JP H10192142 A JPH10192142 A JP H10192142A
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JP
Japan
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shaft
cutter
bearing
stirring
oblique
Prior art date
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Pending
Application number
JP198597A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Ishii
滋 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
INUI KEIKAKU KK
Original Assignee
INUI KEIKAKU KK
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Publication date
Application filed by INUI KEIKAKU KK filed Critical INUI KEIKAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斜軸を有する加熱釜で攪拌と粉砕とを同一回
転軸上で同時に行う高能率の攪拌機を提供することを課
題とする。 【解決手段】 斜軸は加熱釜1内の上部に設けた回転分
離器4で斜軸の回転中心線に沿ったカッター軸5とカッ
ター軸の両側に一定距離だけ平行に離間して一体化した
二本構成の攪拌軸6に分離され、攪拌軸は加熱釜の底部
の第三軸受3で保持されて下端部に攪拌用の支杆9と攪
拌羽根10を設け、カッター軸は回転分離器内の第二軸
受14及び上部の第一軸受15で保持されて下端部に円
盤状のカッター12を設け、それぞれは加熱釜上部の専
用のモーターで攪拌軸は低速回転、カッター軸は逆方向
の高速回転するように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は食品の煮詰め加工を
行う加熱釜の攪拌機に関し、特に攪拌内容物を細かく裁
断しながら煮詰める攪拌機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に使用されている斜軸型の攪
拌機は上側半分が円筒部で、下側半分がこの円筒部に連
設している半球部の底部で形成されている加熱釜の上側
の蓋を約45°の傾斜角で貫通して半球部の底部に設け
られた軸受までの斜軸の下端部に半球部から一定の距離
だけ離間している円弧状の支杆と、この支杆の外側に半
球部に接触するように複数の攪拌羽根を分散配置したも
のが使用されている。
【0003】この場合、攪拌羽根は或る程度の接触圧で
半球部に付着した加熱される食材を掻き落すことによ
り、焦げ付きを防止すると共に、内容物の攪拌により温
度の均一化を図るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、支杆の攪拌羽
根で斜軸との取付部に近いものは動作する回転範囲が小
さく、この部分の攪拌及び掻き落としは不充分であるた
め、一般には斜軸攪拌部分の動作に支障のない位置に補
助攪拌軸を設け、上述の攪拌及び掻き落としの不足分を
補充していた。
【0005】又、食材が液体だけでなく、ポタージュ類
のように固形物も入り、これを砕いて全体として液状と
するものや、餡類等のようなペースト状のものは、事前
に細かく砕いておくか、又は上述の補助攪拌軸にカッタ
ーを設け、煮詰めながら高速回転させて液状又はペース
ト状にすることが行われていた。
【0006】しかし、これらの補助攪拌軸は回転中心部
の攪拌動作の補助はあるものの、一方では全体の攪拌の
流れが阻害される結果ともなる。
【0007】本発明は上述の問題を解決して、攪拌と粉
砕とを同一回転軸上で同時に行う高能率の攪拌機を提供
することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、上側半分が円筒部1aで、下側半分がこの円筒部
1aに連設している半球部1bの底部で形成されている
加熱釜1の上側の蓋2をその外周、即ち円筒部1aの周
辺に近い位置から円筒部1aの上下の中心線に30°乃
至35°で交差するように傾斜貫通して半球部1bの底
部に設けられた第三軸受3までの斜軸の下端部に半球部
1bから一定の距離だけ離間している円弧状の支杆9
と、この支杆9の外側に半球部1bに接触するように複
数の攪拌羽根10を分散配置した斜軸型攪拌機におい
て、斜軸は蓋2を貫通した直下に設けられた回転分離器
4までは互いに逆回転する同軸で形成されており、回転
分離器4で回転中心線上のカッター軸5と、このカッタ
ー軸5の両側に一定距離だけ平行に離間して一体化した
二本構成の攪拌軸6とに分離され、カッター軸5は回転
分離器4内の第二軸受14及びこの第二軸受14と駆動
源との間に設けられた第一軸受15とで回転中心線に一
致するように保持され、このカッター軸5の先端に複数
の刃で形成されているカッター12を高速回転するよう
に構成され、回転分離器4で分離された二本構成の攪拌
軸6は支杆9及び攪拌羽根10をカッター12と逆方向
に低速回転するように構成されている。なお、カッター
軸5は回転分離器4の出力側で一直線上で連結して二本
で構成しているものがある。更に、第三軸受3はセラミ
ックス製の超硬軸受を使用しているものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の斜軸型カッター付
攪拌機を設けた加熱釜の構造説明図で、(イ)は側面の
一部断面図、(ロ)は平面図、図2は第三軸受及びカッ
ター部の拡大部分断面図である。加熱釜1は上側が円筒
部1aで下側がこの円筒部1aに連設している半球部1
bの底で、この半球部1bの外側に密接して高温蒸気を
通す加熱室1cが設けられている。円筒部1aの上端は
投入口2aを設けた取外し可能な蓋2で閉鎖されてお
り、この蓋2の外周、即ち円筒部1aの周辺に近い位置
から円筒部1aの上下の中心線に30°乃至35°で交
差するように傾斜した同軸構造の斜軸が貫通している。
蓋2を貫通した直下の斜軸に設けられた回転分離器4で
回転中心線に沿ったカッター軸5と、このカッター軸5
の両側に一定距離だけ平行に離間して一体化した二本構
成の攪拌軸6とに分離されている。
【0010】上述の回転分離器4の上側の斜軸は加熱釜
1で蓋2の中心側に位置するように固定されている高速
回転のカッター用モーター7と低速回転の攪拌用モータ
ー8で駆動されている同軸構造で、それぞれ逆方向に回
転しているものである。
【0011】二本構成の攪拌軸6の下端には、第三軸受
3で保持されて攪拌軸6で回転するように加熱釜1の半
球部1bから一定距離だけ離間している支杆9が第三軸
受3を挟んで固定されている。なお、この支杆9には半
球部1bの内面に一定圧力で接触するように構成された
攪拌羽根10が分散配置されている。
【0012】上述の第三軸受3は回転部、固定部とも接
触部分が半球状の超硬のセラミックスで構成されてお
り、水中で特に給油しない状態でも磨滅し難い構成のも
のが使用されている。
【0013】回転中心線上のカッター軸5は回転分離器
4の内部に設けられた第二軸受14と、この第二軸受1
4と駆動源との間に設けられた第一軸受15で保持され
ており、下端にはカッター12が取付けられている。即
ち、カッター軸5は攪拌すべき内容物に接触しない位置
で二つの軸受14、15で保持されている構造である。
上述のカッター12は円盤状で、円盤の両面に複数の円
周列(図では3列)上に複数の刃12aが分散配置され
ている。
【0014】これらの支杆9と攪拌羽根10及びカッタ
ー12は逆方向に回転し、しかも支杆9と攪拌羽根10
は低速回転、カッター12は高速回転するように構成さ
れている。
【0015】なお、この他に加熱釜1内には回転部分の
邪魔にならない位置で底辺近くに内容物の温度を検出す
る温度センサー13aと、加熱室1c内に蒸気温度を検
出する温度センサー13bが設けられている。
【0016】次に、上述のカッター付攪拌機の動作につ
いて説明する。先ず、内容物(食材)と適量の水とを蓋
2の投入口2aから投入し、加熱室1cに高温蒸気を吹
き込み、加熱釜1全体を食材を煮詰めるのに適した温度
に保持すると共に、低速回転の攪拌軸6及び高速回転の
カッター軸5をそれぞれ逆方向に回転させる。
【0017】このようにして食材を煮詰めてゆくと、食
材は支杆9及び攪拌羽根10によって一方向にゆっくり
と攪拌されるが、同時に逆方向に高速回転しているカッ
ター12によって食材は細かく刻まれて液状又はペース
ト状となる。この場合、内容物(食材)の種類や製品の
種類により加熱温度や時間を設定しておけば、所要の程
度まで煮詰めることが可能である。
【0018】
【発明の効果】上述のように、同一の回転中心線によっ
て支杆9と攪拌羽根10及びカッター12が逆方向に回
転するため、攪拌効果と粉砕効果とが重畳して高い攪拌
及び粉砕効果を得ることが出来る。
【0019】支杆9及び攪拌羽根10は内容物によって
大きな抵抗を受けるが、支杆9は平行な2本構造の攪拌
軸6で保持されているので、それぞれの回転動作が確実
である。
【0020】攪拌軸6とカッター軸5とはそれぞれ別の
攪拌用モーター8及びカッター用モーター7で駆動して
いるので、攪拌だけで良い場合にも順応可能である。
【0021】カッター軸5は内容物と接触しない回転分
離器4内の第二軸受14と更にこの上部の第一軸受15
とで保持されており、内容物の中には軸受が存在しない
ので、加熱釜1の清掃が容易である。
【0022】更に、2本の連結構成のカッター軸5は内
容物に接触する部分だけ取り外して清掃が可能であるの
で、カッター12の清掃が極めて容易である。
【0023】攪拌用モーター8及びカッター用モーター
7は何れも蓋2の中心側に位置しているので、釜自体の
設置バランスが良く、更に余分な設置面積を必要としな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜軸型カッター付攪拌機を設けた加熱
釜の構造説明図で、(イ)は側面の一部断面図、(ロ)
は平面図である。
【図2】第三軸受及びカッター部の拡大部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1 加熱釜 1a 円筒部 1b 半球部 1c 加熱室 2 蓋 3 第三軸受 4 回転分離器 5 カッター軸 6 攪拌軸 7 カッター用モーター 8 攪拌用モーター 9 支杆 10 攪拌羽根 12 カッター 12a 刃 14 第二軸受 15 第一軸受

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上側半分が円筒部で、下側半分がこの円
    筒部に連設している半球部の底部で形成されている加熱
    釜の上側の蓋をその外周、即ち円筒部の周辺に近い位置
    から円筒部の上下の中心線に30°乃至35°で交差す
    るように傾斜貫通して前記半球部の底部に設けられた第
    三軸受までの斜軸の下端部に前記半球部から一定の距離
    だけ離間している円弧状の支杆と、この支杆の外側に前
    記半球部に接触するように複数の攪拌羽根を分散配置し
    た斜軸型攪拌機において、前記斜軸は前記蓋を貫通した
    直下に設けられた回転分離器までは互いに逆回転する同
    軸で形成されており、前記回転分離器で回転中心線上の
    カッター軸と、このカッター軸の両側に一定距離だけ平
    行に離間して一体化した二本構成の攪拌軸とに分離さ
    れ、前記カッター軸は前記回転分離器内の第二軸受及び
    この第二軸受と駆動源との間に設けられた第一軸受とで
    前記回転中心線に一致するように保持され、このカッタ
    ー軸の先端に複数の刃で形成されているカッターを高速
    回転するように構成され、前記回転分離器で分離された
    二本構成の攪拌軸は前記支杆及び攪拌羽根を前記カッタ
    ーと逆方向に低速回転するように構成されていることを
    特徴とする斜軸型カッター付攪拌機。
  2. 【請求項2】 前記カッター軸は前記回転分離器の出力
    側で一直線上で連結して二本で構成していることを特徴
    とする請求項1記載の斜軸型カッター付攪拌機。
  3. 【請求項3】 前記第三軸受はセラミックス製の超硬軸
    受であることを特徴とする請求項1記載の斜軸型カッタ
    ー付攪拌機。
JP198597A 1997-01-09 1997-01-09 斜軸型カッター付攪拌機 Pending JPH10192142A (ja)

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JPH10192142A true JPH10192142A (ja) 1998-07-28

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ID=11516798

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000107580A (ja) * 1998-09-30 2000-04-18 House Foods Corp 攪拌装置
JP2000107579A (ja) * 1998-09-30 2000-04-18 House Foods Corp 攪拌装置
JP2013236869A (ja) * 2012-05-17 2013-11-28 Kajiwara:Kk 攪拌調理装置
CN103920446A (zh) * 2014-04-29 2014-07-16 张家兴 球形多功能一体机
CN104887058A (zh) * 2015-06-16 2015-09-09 上海理工大学 自动炒菜锅

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A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050607

A02 Decision of refusal

Effective date: 20051018

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02